がらくたフリートーク
最新の月へ戻る    前月のトーク

2006年1月
2006.1.7(土) 2006年大予想(前編):まずは2005年の予想の結果検証

●♪てん、てけてけてけ、てん。てん、てけてけてけ、てぇん。ぶぉーお……
■えー、新年あけましておめでとうございます。へっぽこでございます。
  昨年はがらくた放送局を応援していただき、誠にありがとうございました。

●♪てん、てんてんてーん。ぶぉーお、てんてんてん、てけてんてんてん。
  てけつくてんてん、すってんてん。てけてけてけてけ……
■長いよ。それに途中から「六段の調べ」じゃなくなっているぞ
●♪てけつくてけつく、てん! てんてん、てん!
▲♪ぱらっぱー、ぱらっぱー、ぱらぱぱっぱー。
■うお、ブラス隊まで! 誰なんだ。
●♪どんじゃ、どんじゃ、どんどんど、どんじゃ。ででっでっでーん!(ドラム)
■♪べべべん、べんべ、べっべべべー!(ベース)
●あ、それ! ♪とぉーしぃのー、はぁーじめのー、たっめっしっと……
■ばかー。なんで新年早々ビッグバンドジャズに合わせて熱唱なんだよ!
●演奏は木の葉燃朗楽団でした。
■そんな楽団ないです。
●今日は2006年を大予想しようかね。
■今までの盛り上げはなんだったんだ。
●じゃあ予定を変更して新春ミュージックフェスティバルにしよう。
 ♪いえぁあ、お正月、お正月、年越しおそばの、残ったおつゆに、
  おもちを入れたらお雑煮だ、へい!

■なんだそのラップ! それなら大予想の方がいいです。
●あら、さっきまで「予想はよそうよー」なんて言ってたくせに。
■言ってねえよ。
●じゃあ最初に、誰も覚えていないと思いますが、2005年1月3日に行った
  2005年についての予想の結果を検証しよう。ちなみに、下のページに投稿しました。
   ・日刊耳カキ > アーカイブス > お題場 http://mimi33.com/odaiba/diary.cgi?date=20050101
■そういうところは律儀だよね。えー、まずは「純愛ブームが続きますね。そして潔癖なまでに
  健全な交際をする中高生が増えます」
、と。純愛ブームは意外や意外続きましたね

●でも、健全な交際をする中高生は別に増えませんでした。その一方で、なぜか方言を話す
  中高生が増えました。これは伊奈かっぺいさんのブームの影響です。
■ブームではないだろう。
●あ、リバイバルブーム。
■リバイバルでもねえよ。次の予想です。「理系、論理的な雰囲気の人がもてはやされますね。
  例:ラーメンズ小林健太郎、CMプランナー佐藤雅彦、明和電機」
。特にブームはなく、
  独自の世界を構築して、安定した人気があったというところですね。

●あ、リバイバルブーム。
■お前、「リバイブルブーム」の意味を理解していないだろ。えー、次。
  「細木数子が起訴されますね。脱税か詐欺で」お前はなにを予想しているんだ。

●あー、これはおしい! あと一歩!
■そんなことばっかり言っていると狙われるぞ。
●逆に呪えるもんなら呪ってみろと思うけれどね。
■あの人は呪術師じゃないけれどね。
●♪人を呪わば穴二つ、おすぎとピーコは瓜二つ、おっぺけぺっぽー、ぺっぽっぽ。
■どんな「オッペケペー節」だよ。それに、ふたりは双子だけれど、
  瓜二つまでは似ていないからね。

●あ、じゃあ、じゅんとネネ。
■双子じゃねえ! えー、次。「インターネットで、mixiみたいな会員制のサービスが
  人気になりますね。でも、参加者が相当増えたところで、一度トラブル(情報流出とか)
  が起きて、参加者の数が落ち着きます」

●mixiは人気になったけれど、トラブルは今のところないなあ。うまくやってんだなあ。
■「うまくやってる」って、よく分からん表現だけれどね。
●次はこれだ。「サッカー日本代表の監督が交代しますね。後任は日本人・外国人を問わず、
  日本サッカーを良く知る人でしょう」

■今もジーコ監督ですね。
●ここまできたら、ジーコ監督でに任せるしかないよなあ。しかし、カズがオーストラリアの
  リーグでプレーするとは想像も出来なかった。
■次が最後ですね。「流行語大賞は、お笑い芸人のギャグですね。両手をひらひらさせながら、
  腰を振ってギャグを言う様子が目に浮かびます」

●これ、住谷さんだよ!
■えー、レイザーラモンHGね。
●当時は、ペナルティのこんな新しいギャグがあればいいなあと思って、適当に
  書いたけれど。
レイザーラモンHGの「フォー!」は、いい線行っているんじゃないだろうか。
■まあ、大賞じゃなくて流行語のトップテンだったし、両手ひらひらはちょっと違うけれどね。
●お笑い芸人が腰振ってギャグ言ってんだよ! これはかすってんだよ!
■なんでそんなにテンション高いんだよ。
●この勢いのまま、2006年の予想に突入だ!
■えー、2006年の予想は次回に持ち越しです。
●なにー、なんでだよー!
■お前が前半で余計な歌や音楽をやったからだ!

2005.1.4(水) 2005年振り返り:iTunes再生回数に見る聴いたCD編

 2005年の振り返り企画(企画ってほどでもないけれど)。今回は聴いたCDについて。これは、iTunesの再生回数データを元に見てみました。
 結構分かりやすく結果が出ました(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。
 一番聴いたのは、倉橋ヨエコさんの下のCD。

・倉橋 ヨエコ『東京ピアノ』
東京ピアノ
 買ったのは去年の11月です。一年間コンスタントに聴いていたんだなあ。
 二位は下のコンピレーション。テクノ歌謡の三枚組。これもよく聴いているなあ。

・ V.A.『イエローマジック歌謡曲』
イエローマジック歌謡曲

 三位はなんと12月16日に買ったばかりの倉橋ヨエコさんのニューアルバム。

・倉橋 ヨエコ『ただいま』
ただいま
 『ただいま』は来年もめちゃめちゃ聴くと思う。とにかくなにか音楽を聴こうかと思ったときに、まず思い浮かぶので。
 他には下のようなCDもよく聴いています。

・ HARCO『Night Hike』
Night Hike
 HARCOは青木慶則さんのソロユニット。夏にライブで見てから、その歌のよさによさに惹かれて何枚かCDを買っています。『Night Hike』は今年発 売されたアルバムです。

・細野 晴臣『はらいそ』
はらいそ
 復刻された細野さんの『はらいそ』も、よく聴いています。
 なお、購入したCDの数は、数え切れそうにないのであきらめました。
 さて、いつまでも去年の話をしていられないので(来年の話をすると鬼が笑いますが、去年の話をするとなにが笑うのだろう? あるいは泣くのか怒るのか?)、次回は2006年の話をしようかと思います。久々にあの男とのフリートークで。

2006.1.3(火) 2005年を振り返る:ライブ・イベント・展示会編
 2005年の振り返り。今回は訪れたライブ・イベント・展覧会を思い返してみようと思います。
 2005年の自分を振り返って画期的だったのは、「当日券ではなく前売券を買ってライブに行くようになった」ことが挙げられます。特に夏以降。
 これまでは、休みに合うイベントやライブに、当日券を買って行っていました。しかし、「ライブにあわせて休みを取る」ようになったのは、自分にとって大きな変化です。

 そんな風にして訪れた音楽のライブから、トークライブ、美術館やギャラリーでの展覧会まで、有料・無料を問わず、まとめて思い返してみようと思います。漏れがあるかもしれませんが、ブログに書いた記録を元にしているので、ほぼすべてかと思います。
 ライブの中で一番印象に残ったのは、12月29日「ヨエコの部屋2005総集編〜ヨエコとうめ吉」@下北沢440かなあ。つい一昨日見たという印象の強さもありますが。倉橋ヨエコさんのライブは、どれもよかった。
 あとは8月24日「明和電機ライブツアー『SWITCHED ON KAPPA 2005』」@原宿アストロホールもよかった。初めての明和電機のライブは、楽しかったなあ。
 トークライブでは、9月5日「ムダな抵抗はやめよ。 おじさん対談!」(出演:夏目房之介・南伸坊)@新宿のネイキッド・ロフト11月4日「ぜんじろうの教室 vol.1」(出演:ぜんじろう・明和電機 土佐信道社長)@世田谷ものづくり学校 2年A組(IID 3F)が印象に残っています。でも、全部で四回行った岡崎武志さんのトークライブ(うち一回は角田光代さんとのトーク)や、糸井重里さん・川上弘美さんの二人によるトークショーもよかったなあ。

 では、2005年に訪ねた訪れたライブ・イベント・展覧会の一覧です。ほとんど自分用のメモなので、他の方に読んでいただいて面白いかどうかは不明ですが、一応記録としてね。


・1月20日:(トーク)「ぜんじろうの処方せん・一回め」@新宿歌舞伎町ロフトプラスワン

・2月13日:「『日刊 耳カキ』プレゼンツ バレンタインデー企画〜 ワンデイ冥土カフェ 『ミミィ』」@荻窪 『ガレリア☆アノニマ』
・2月15日:(トーク)「岡崎武志フォークとトークの会 前編」@高円寺「古本酒場コクテイル」
・2月22日:(展覧会)「design∞(デザイン無限大)くらしを創るデザインの力―くらしの夢 デザインの力―」@新宿リビングデザインセンターOZONE
・2月22日:(トーク)「ぜんじろうの処方せん 2回め」@新宿歌舞伎町ロフトプラスワン

・3月6日:「ぜん自動〜ぜんじろうピンチ〜」@新宿プーク人形劇場
・3月15日:(トーク)「岡崎武志 フォークとトークの会 後編」@高円寺「古本酒場コクテイル」
・3月29日:「すうさい堂プロデュース《バリヤバい映像の夕べ》」@吉祥寺「kiss cafe」

・4月12日:(音楽)「SlowSound〜渋谷にて〜」(出演:ビアンコネロ・明星-Akeboshi-・Clingon・倉橋ヨエコ)@渋谷O-WEST
・4月27日:(展覧会)「メディアとしての建築──ピラネージからEXPO'70まで」展・「『Systema naturae』〜標本は語る〜」展・「蒙古高原の旅 江上波夫コレクション」展@本郷 東京大学総合研究博物館
・4月27日:(展覧会)「タイムスリップ昭和展 〜EXPO’70とその時代〜」@新宿タカシマヤ
・4月27日:(展覧会)『よしもと芸人Tシャツ展』@新宿ルミネtheよしもとロビー
・4月30日:「すうさい堂プロデュース《バリヤバい映像の夕べvol.2》」@吉祥寺「kiss cafe」

・5月8日:(トーク)「角田光代×岡崎武志トークショー『古本道場』実況篇”『古本道場』(ポプラ社)刊行記念」@神保町 東京古書会館

・6月10日:(音楽)「青山 月見ル君想フPRESENTS 青山ピアノナイト7DAYS FINAL『月下の鍵盤』」(出演:SUIKA・倉橋ヨエコ・リクオ)@青山 月見ル君想フ

・7月15日:(音楽)「ヨエコとアナタ」(出演:ANATAKIKOU・倉橋ヨエコ)@渋谷O-WEST・7月16日:「スタジオクリエイト公演 ALIVE!」@銀座博品館劇場
・7月16日:「古本すうさい堂プレゼンツライブ『あんぷらぐど頂上対決』」@吉祥寺KISS CAFE
・7月25日:(展覧会)写真展「定点観測による『山手線29駅の32年』山手線・1973年夏」@JR上野駅 ギャラリースペースガレリア

・8月23日:(音楽)「The 2nd anniversary」(出演:ChesterCopperpot・HARCO・倉橋ヨエコ)@新宿red cloth
・8月24日:(音楽)「明和電機ライブツアー『SWITCHED ON KAPPA 2005』」@原宿アストロホール
・8月27日:(音楽)「『キメクルしってる?フェスタ』内 小島麻由美ライブイベント」@六本木ヒルズアリーナ

・9月2日:(トーク)「ケラ インストアトークライブ」@新宿タワーレコード
・9月5日:(トーク)「ムダな抵抗はやめよ。 おじさん対談!」(出演:夏目房之介・南伸坊)@新宿のネイキッド・ロフト
・9月23日:(音楽)「コジマ・ロックンロール・キャラバン ワンマンツアー」(出演:小島麻由美)@渋谷 クラブクワトロ
・9月28日:(展覧会)「ローリー・アンダーソン『時間の記録』展」@初台 インターコミュニケーションセンター(ICC)
・9月28日:(音楽)「FastSynQue vol.7”」(出演:HARCO・Clingon・SUIKA・DJ:新田誠一郎(nitt))@下北沢、CLUB Que

・10月1日:(音楽)「ROCO CAFE LIVE」@タワーカフェ恵比寿
・10月5日:(展覧会)「ジャン・プルーヴェ展 機械仕掛けのモダン・デザイン」・「スモール&ビューティフル:スイス・デザインの現在展」・「9坪ハウス展-こどもと暮らす9坪ハウス」@D-akihabara Temporary(D-秋葉原テンポラリー)
・10月10日:(トーク)@「第3回「新!読書生活」こころとことば 糸井重里・川上弘美 トークショー」丸ビルホール
・10月15日:(音楽)「ヨエコとタカコとジャパネスク」(出演:タテタカコ・倉橋ヨエコ)@青山月見ル君想フ
・10月19日:「スタジオクリエイト公演 STATION〜TAPATA VER.〜SHOW!!」@六本木 Velfarre

・11月4日:(トーク)「ぜんじろうの教室 vol.1」(出演:ぜんじろう・明和電機 土佐信道社長)@世田谷ものづくり学校 2年A組(IID 3F)
・11月18日:(音楽) 「ヨエコとチェスタでムジカ」(出演:ChesterCopperpot・ムジカラグー・倉橋ヨエコ)@渋谷O-West

・12月2日:(展覧会)「アート&テクノロジーの過去と未来」展@初台 インターコミュニケーションセンター(INTERCOMMUNICATION CENTER:ICC)
・12月6日:(展覧会)「チャールズ&レイ・イームズ〜創造の遺産〜」展@目黒区美術館
・12月11日:(音楽)「ROCO インストアライブ」@タワーレコード新宿店
・12月18日:(音楽)「SUIKA インストアライブ」@タワーレコード渋谷店
・12月23日:(音楽)「『mag*mania The 2nd Series』ROCOクリスマスライブ」@原宿LAPNET CLUB
・12月23日:(トーク)「岡崎武志の今年買った古本ベスト30」 @高円寺 古本酒場コクテイル
・12月26日:(音楽)「ヨエコの部屋2005総集編〜ヨエコと野狐禅」(出演:倉橋ヨエコ・野狐禅)@下北沢440
・12月27日:(音楽)「ヨエコの部屋2005総集編〜ヨエコとトモフ」(出演:倉橋ヨエコ・TOMOVSKY)@下北沢 440
・12月28日:(音楽)「ヨエコの部屋2005総集編〜ヨエコと雄一」(出演:倉橋ヨエコ・おおはた雄一)@下北沢440
・12月29日:(音楽)「ヨエコの部屋2005総集編〜ヨエコとうめ吉」(出演:倉橋ヨエコ・うめ吉)@下北沢440

 こんなところです。自分自身では、ずいぶん色々行ったなあ、という感じです。
 2006年も、色々なライブ・イベント・展覧会に行って、色々な影響を受けたいです。そしてそれを、なるべく文章にして紹介したいです。自分がいいと思ったものへの恩返しとして、自分が文章に記録して少しでも多くの人に読んでもらえればと思うので。

2006.1.1(日) 2005年を振り返る:見た映画・DVD編
 あけましておめでとうございます。木の葉燃朗です。
 さて、年が明けてしまいましたが、ちょっと2005年を振り返っておこうと思います。特に深い意味はなくて、なんとなく思い返してみたいな、と思いまして。

【DVD編】
 まずは2005年見たDVDの中のベスト1を。これは、俺個人にとっては間違いなく下のDVDです(リンク先はAmazon.co.jpの紹介文)。

・明和電機『メカトロニカ』
 2003年にパリで行ったライブのDVD。発売は2004年の夏で、買ったのも2004年の12月なんですけれどね。
 しかし、もう3回から4回見たなあ。これは俺にとっては異例のことです。そして、見るたびにそのかっこよさに涙が出てくる。特に後半、「地球のプレゼント」から「夢見るシャンソン人形」へとつながる部分は、泣ける。

 次点としては下のDVD。これも去年発売されたものなのですが。

・堀北真希「NONFIX その先の日本を見に。〜少女と鉄道〜」
NONFIX 「その先の日本を見に。 ~少女と鉄道~」 堀北真希
 これは、女優堀北真希さんが、新宿から鉄道で一筆書きの旅に出た様子を撮影したドキュメンタリー。
 堀北さんは今年映画やドラマに出演し、有名になりましたが、なんといっても昨年フジテレビで発売され、DVD化されたこの番組が素晴らしい。本当にかわいらしいです。
 と思っていたら第二弾もDVD化されました。か、買わなきゃ。
・堀北真希『NONFIX その先の私を見に。〜少女と鉄道 九州篇〜』
その先の私を見に。~少女と鉄道 九州篇~堀北真希

 今年出たDVDでは、下のプラスチックス(Plastics)のCD・DVDの二枚組みか、大阪万博の記録映画かなあ。

・PLASTICS『HARD COPY』
HARD_COPY
 1981年アメリカでのライブツアーの映像。画質はお世辞にも最良とはいえないけれど、当時の映像が見られるということがとにかく貴重だった。
・『公式長編記録映画 日本万国博』(2005年,GNBD-1101)

 名古屋の「愛・地球博」に行く前後に見ていた大阪万博の記録映画。
 なんというか、年齢も国籍も問わず、色々な人が会場の中を歩く様子を見ると、それだけで感動する。こういう催しがかつて日本で行われたということが、なんとなく嬉しい。
 実際に会場に行くと、色々大変なこともあっただろうとは思うけれどね。実際に行った「愛・地球博」でも、人の多さや暑さは大変だった。

【映画編】
 2005年に映画館で見た映画は全部で12本。やや少ないかな。まずは見た日付順にすべて紹介しましょう(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。

1/2
『僕の彼女を紹介します』
僕の彼女を紹介します

2/21
『moog(モーグ)』
MOOG

4/18
『ベルンの奇蹟』
ベルンの奇蹟

5/27
『江分利満氏の優雅な生活』
江分利満氏の優雅な生活
『月給泥棒』

5/28
『殺人狂時代』
殺人狂時代
『ああ爆弾』
ああ爆弾

7/21
『亀は意外と速く泳ぐ』
亀は意外と速く泳ぐ デラックス版
『逆境ナイン』
逆境ナイン かけがえのない通常版

8/3
『リンダリンダリンダ』
リンダリンダリンダ
『ノミ・ソング』
ノミ・ソング


 今年公開の映画は、どれも面白かった。逆に言うと、突出して面白い映画は決めかねるというか。
 実は、抜群に面白かったのは、池袋の新文芸坐で見た「追悼・岡本喜八監督の軌跡」の中の『殺人狂時代』だった。見た当時の感想文を再掲載します。

ブログ > 「5/28-02 本日もまた、池袋の新文芸坐で岡本喜八監督映画を」より再掲載
 都筑道夫氏の推理小説『なめくじに聞いてみろ』(当時のタイトルは『飢えた遺産』)を原作とした映画。天本英世演じる、殺人に美を感じる精神科医溝呂木とその刺客が、仲代達也演じるさえない犯罪心理学の教授桔梗信治に襲い掛かる。
 自分が狙われる理由も分からないまま、事件に巻き込まれた桔梗は、新聞記者鶴巻啓子、ひょんなことから子分になった大友ビルとともに、溝呂木一味に立ち向かうのであった!
 すっげえ面白かった! ファーストシーンの精神病院の描写から、狂気が画面からあふれ出す。基本的にサスペンスで、殺し屋達との対決が手に汗握る。一方で、随所に笑えるシーンも盛り込まれ、小気味よく最後まで楽しめる。
 クライマックスの溝呂木×桔梗の対決シーンも、かっこいいなあ。
 あとは、ラストに待ち構えるどんでん返しも、うまく出来ている。
 BGMも、なんとなくのんびりした感じのフランス、イタリアあたりのポップス風で、そのギャップもまた楽しい。
 あと、ヒロイン鶴巻啓子役の団玲子さんがかわいい。

 たしかに「すっげえ面白かった」のを覚えています。なんと『殺人狂時代』、来年2月に他の作品とともにDVD化されるようです。またDVD-BOXも出るようです。ほ、欲しい。
・DVD-BOX『岡本喜八 〜MODERNS〜』
岡本喜八 ~MODERNS~ DVD-BOX
「『江分利満氏の優雅な生活』『ああ爆弾』『殺人狂時代』『ブルークリスマス』『大誘拐 RAINBOW KIDS』の5作品を収録。特典ディスクには喜八組キャストのインタビューで明かされる、岡本喜八の素顔『岡本喜八ここに在り。 ~奇匠の素顔~』、『岡本喜八と共犯者たち』(『大誘拐』メイキング)を収録」(Amazon.co.jpの紹介文)
・DVD-BOX『岡本喜八 〜SOLDIERS〜』
岡本喜八監督作品DVD-BOX ~SOLDIERS~
「『独立愚連隊』『独立愚連隊西へ』『戦国野郎』『血と砂』『赤毛』の5作品を収録。特典ディスクには佐藤闘介監督による、喜八組関係者の証言、再現ドラマで綴る、詩情豊かな映像作品「喜八監督がいた。A Memory of Kihachi Spirit」を収録」(Amazon.co.jpの紹介文)




inserted by FC2 system