がらくたフリートーク

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2005年8月

2005.8.28(日)  読書感想文必勝法の巻
●夏休みの宿題といえば、数学の問題集が嫌で嫌でたまらなかった木の葉燃朗です。
■もうその話は何度も聞いたな。
●だいたい、夏休みに入った7月の後半に、結構頑張って宿題を進めるのな。でも、
  8月に入ってからだらだらして、8月後半に残っているのを嫌々片付けてた。
  で、数学は分かんなくて手付かずで、大体最後に途方にくれるんだ。
  日本テレビの24時間テレビとか見ながら。

■そんなおまえも、読書感想文は得意だった、と。
●いいえ。
■なんでだよ。
●だってまともに本を読んで感想を書いたっていい点数がもらえないんだもの。
■あ、そう。それは意外。
●要するに、学校の宿題の読書感想文って評価するポイントが決まっているじゃないか。
  いわゆる国語の作品鑑賞と同じで、ある一定の考え方に沿った文章を書いた方が
  誉められる。まあ、今はそうじゃないのかもしれないが、俺が中学生の頃はそうだった。
 あとさあ、あまり変わった本を題材にもできないじゃない。
■それはあるかもな。課題図書とか、推薦図書とか。悪い本ではないんだけれどね。
●比較的王道なんだな。俺も中学一年のときに川端康成「伊豆の踊り子」を読んで
  感想文を書いたんだけれど、あんまり評価されなかった。正直言って、
  当時は「伊豆の踊り子」はよく分からなかった。

■じゃあ、読書感想文も苦手だったと。
●いや、次の年から必勝法を考え出して、それ以降は楽になった。
■なんだよ必勝法って。あ、そういえば昔、伊集院光が「架空の文学作品を読んだことにして
  感想を書けばいい」って言ってたなあ。私家版で出た本ということにして、
  普通は手に入らないとかいって。お前のもそういう方法か。

●そんなチンケなインチキじゃなーイ!
■そのテンションの上がり方はどうかと思うぞ。
●もっと正攻法で、なおかつ苦しまずに読書感想文を書く方法があるのです。それは、

「あなたが興味を持っている分野についての、

ノンフィクション・ルポルタージュを読んで

感想文を書きなサーイ」

■はあ。
●はあ、じゃねえ! 俺はこの方法で、中学二年、三年は非常にスムースに書けたんだ。
■なるほど。もう少し詳しく説明をしてくれるか。普通の声の大きさでな。
●この方法についての利点を挙げると、まあ下のような感じになりますかね。

・ある程度自分が読みたい本を読める。
・あらかじめ自分に予備知識があるので、本の中身が把握しやすい。
 そのため、実感のある感想文が書ける。
・本以外からも、書かれた内容についての情報を得ることができる。
 そしてそれがパクリにならない。

■「ある程度自分が読みたい本が読める」というのは、なんとなく分かる。
●文学作品よりも、自分が読みたいテーマの本を探すのが容易だと思う。例えば、
  野球部の君はイチローの自伝を読んでもいいのだし、バスケットボール部の君は
  マイケル・ジョーダンについての本でもいい。マイコン部の君には、
  ちょいと古いがNHKの「電子立国」シリーズなどがおすすめだぞ。

■マイコン部って呼び名、今でもあるのかなあ。
●とにかく! キミが興味を持っている、好きな人・物・出来事について書かれた
  ノンフィクションというものは、大抵あるものです。まあ、タレント本はさすがに
  遠慮した方が良いかもしれんがね。
■いつのまにか生徒や学生に語りかける口調になってるよ。
●で、好きで、あらかじめ知っていることなら、本の内容の理解の度合いが違うわけだよ。
  これはびっくりするくらい。
■最後の「本以外からも、書かれた内容についての情報を得ることができる」
  というのも、ビデオの映像だったり、雑誌や新聞だったりするわけだな。

●そうです。しかも、本で取り上げられた事実について、ビデオや雑誌の記事などを
  参考にすることは、決して悪いことではない。その事実についての理解を
  深めるわけだから。ただし、他の人が書いた紹介文や感想文をパクるのはだめです。
■それは文学作品の解説を借用するのと同じですからね。
●そんなふうにして、中学二年生の時には、生徒会の運営についての
  本を読みましたよ、俺は。

■それは、よく分からねえけれどなあ。
●俺もよく考えると分からねえが、当時生徒会にいたので、前の年に「伊豆の踊り子」の
  訳の分からない感想を書いた
俺に、国語の先生が見かねて薦めた気がする。
■それは結局ど真ん中の推薦図書を読んだんじゃ……。
●でも、いい出来だったと誉められた記憶があるぞ。
■そんな結果オーライの話で説得力があるのかよ。
●でも、中学三年生の時は大島育雄『エスキモーになった日本人』(1989年,文藝春秋)
  を読んだぞ。
■これは、グリーンランドへエスキモーの調査へ行き、そのまま猟師として永住をしている
  著者による本ですね。しかし、なぜこの本を? 北極探検でも夢見ていたのか?

●たしかこの本には植村直己さんの話も出てきて。
■ほうほう。
●植村直己さんに興味を持っていた親父が先に読んでいて、読めといわれた気が。
■結局この本も自発的に選んだわけじゃねえのかよ。
●まあそれでもノンフィクションならきちんとした感想が書けるということで。
■なんだかこのトークの前半の信憑性に疑問を感じてきたぞ。
●いや、ノンフィクションを読むのはおすすめします。ただ本当は、読書感想文よりも、
  他人がその本を読みたくなるような紹介文を書く練習をした方がいいような気も
  するんだよなあ。今はそういう風に変わっているのかなあ。
■最後はよく分からない提言で終了です。


2005.08.26(金) 気になるニュース−ピアノマンとゴールドマン
●久々に、気になるニュースを拾ってだらだらとしゃべろうかと思います。
■いきなり「だらだらと」かよ。
●あー、あちー。
■だらだらしてますね。

・「沈黙のピアニスト」芝居だった? 英紙報道(asahi.com-gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20050822/K2005082201370.html

・「ピアノマン」が沈黙破る…同性愛者のドイツ人(読売新聞-gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20050822/20050822it04-yol.html

●ピアノマンってエルトン・ジョンでしょ。
■それ、多分何万人もの人が同じこと言ったと思う。
●しかし、精神科医をそんなに簡単にだませるものなのかねえ。あと、最初に
  ピアノでどんな曲も弾いたという話だったのが、「実際には、ピアノは同じキーを
  たたき続けるだけで、ほとんど演奏できなかった」(読売新聞記事)というのは、
  なんなんだろうか。
■後の報道では、ピアノは弾けたという話もありますが、たしかにそこも謎だなあ。
●♪んなぞが、なぞんよぶ、さっつじん、じけんんー
■いや、殺人事件じゃないし、まして林檎殺人事件でもないから。
●♪はーんあ、パイップー、くーわえてー、たんていー、とうじょうー
■お前ただ歌いたいだけだろう。
●はっ、ボクは誰? 記憶がない。覚えているのは今の歌だけ。リンゴマン。
■「リンゴマン」って、青森のリンゴ販売促進のためのイメージキャラクターみたいだぞ。
●もしくはフィンランドあたりのサッカー選手にいそう。
 さて、ピアノマンの次はゴールドマンの話です。

・利益はタイガースの成績次第、「六甲おろしバスケット eワラント」(nikkeibp)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/money/392398

■えー、ゴールドマン・サックス証券が発売する金融商品のニュースですね。しかし、
  「ピアノマンの次にゴールドマン」って、別にうまくないからな。

●しかし、タイガースファンでデイトレーダーのへっぽこ君は気になるんじゃないのかね。
■いや、俺はタイガースファンじゃないし、デイトレーダーでもないし、この商品は
  デイトレーダー向けじゃないだろう。

●♪デーイトレーダー、でーでででで、でーででー、ででで
■お前今日歌ってばっかりな。その変な歌い方で、それがビートルズの
  「デイ・トリッパー」の替え歌だってどれくらいの人がわかるんだよ。

●ところでデイトレーダーってなに?
■知らないで言ってたのかよ! デイトレーダーとは、主にパソコンのネットで
  一日のうちに頻繁に株の売買をして利益を得る人のことです。

●八百屋さんもデイトレーダー。なぜならかぶを売って……。
■くだらねえよ。この「六甲おろしバスケット eワラント」は、「阪神タイガースの成績によって
  価格が上下すると思われる銘柄を集めた」(上記記事)とのことです。阪神電気鉄道・
  阪神百貨店・京阪神不動産の他、アサヒビール・松下電器産業・上新電機などの株が
  含まれています。

●まあ、取り上げたわりには、我々株式の知識も興味もないんですけれどね。
■しかし、こういう商品が出るということは、やはり阪神タイガースというブランドの強さを
  表していますね。兵庫県の尼崎信用金庫でも、昨年タイガースの成績に応じて
  金利が上昇する定期預金を販売していましたから。

・2月2日、がんばれ阪神タイガース定期預金「Let's Go V2 HANSHIN Tigersを新発売」(平成16年1月7日 尼崎信用金庫ニュースリリース)
http://www.amashin.co.jp/news/n160107a.htm

●以上、社会から経済までカバーするフリートークでした。
■そんな大したもんじゃないだろう。


2005.08.23(火) ニューウェーブの話だよ
●イカ天、ホコ天、ノイバウテン。♪どん、がん、ぎゅいーん。
■いきなりだな。しかもノイバウテンで「♪どん、がん、ぎゅいーん」って、
  イメージの貧しさを感じさせますね。

●いやあ、最近ニューウェーブのCDを買いまして。
■はあ。
●この間渋谷のタワーレコードに行ったら、「タワレコ良盤発掘隊」というフェアを開催していて、
  ニューウェイブのCDをプライスダウンしてそろえていたんだよ。
■で、買ってきたんだ。
●そうです。僕くらいにこう音楽を聴きまくっている者から言わせてもらうと
  いいものもある、悪いものもある。

■なんでスネークマンショーの真似なんだよ?
●ニューウェーブだから。
■お前、ニューウェーブがなにかをいまいち理解しきれていない気がするぞ。
●そんなことないよ。ちゃんとニューウェーブのCDを二枚買ってきましたから。
■リンク先はAmazon.co.jpになっています。

・ULTRAVOX『Vienna』
Vienna (Enh) 

■まずはウルトラボックスの1980年のアルバムですね。
●ウルトラボックス ノイ
■たしかに初期は「ULTRAVOX!」と表記されていましたが、そこで力を入れて読む必要は
  ないだろう。
あと、「ノイ」は「NEU!」というドイツのバンドで、これもニューウェーブに
  分類されることが多いです。

・M『New York-London-Paris-Munich』
New York-London-Paris-Munich 

■これは、「M」の1979年のファーストアルバムですね。
●Mっつったら「ポップ・ミューヂック」(POP MUZIK)ですね。
■我々はリアルタイムで聴いた世代ではないですが、とにかく流行したことは聞いていました。
●このCD、新品でも中古でもなかなか見つからなくて、俺にとっては幻の一枚の
  一つだったので、即買いしました。
 あと、他にも下のようなCDも並んでいまして、欲しかったのですが、
  「いかんこのままでは際限がない」と思って我慢しました。


■なんというか、見る人が見たら「いかにも」という感じのラインナップだな。
●そういうけれど、このあたりのジャンルのCDをまとめて手に入れるのは意外と難しいぞ。
■たしかに、洋楽のロック&ポップスの棚を探してもなかなかないですからねえ。
●バグルズなんかは、何度かアルバムが再発されているし、
  デペッシュ・モード(DEPECHE MODE)なんかも手に入りやすいけれども。

●テクノだとちょっと違うし、テクノポップとかエレポップとかのジャンル分けもないし。
  一部はアヴァンギャルドや現代音楽に並んでいたりするし。
■ドイツのバンドだとジャーマンプログレにあったりしますよね。
●しかも僕なんかね、リアルタイムで経験していないから色々調べて苦労して
  CDを探しているわけ、そんな僕から言わせてもらうと、いいものもある、悪いものもある。
■またスネークマンショーかよ。
●先日もニューウェーブのCDを買ってきました。これはお茶の水の中古CD屋で買いました。

【神保町 ジャニス3にて】
DEVO『Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!』
Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!

■お、DEVOのファースト。
●これは、なんかいいねえ。20年以上前のアルバムとは思えない。

【ディスクユニオン 御茶ノ水店にて】
・有頂天『カラフルメリィが降った街』
・ケラ&ジ・インディーズ『シャイコナ・ボックス』

■お、有頂天。
●ボーカルは現在劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチのケラさんです。
  『シャイコナ・ボックス』は、今月出るナゴムレコード音源の編集盤にも収録されていますが、
  欲しかったので買ってしまいました。
■ああ、出るね、「ナゴムコレクション」。8月24日、下記5枚が発売されます。
 収録曲などはナゴム再生委員会ブログhttp://nagomu.exblog.jp/で知ることができます。

・空手バカボン『空手バカボン ナゴムコレクション』(DDCH-2503?2504)
・ケラ『ケラ ナゴムコレクション』(DDCH-2501-2502)
・たま『たま ナゴムコレクション』(DDCH-2505)
・ミンカ・パノピカ『ミンカ・パノピカ ナゴムコレクション』(DDCH-2507)
・マサ子さん『マサ子さん ナゴムコレクション』(DDCH-2506)

●ともあれ、ケラさんのコレクションは欲しいなあ。
■しかし今回のトーク、読んで面白い人が非常に限られるのではなかろうか。
●その代わり、好きな人は喜んでくれるでしょう。まあいいさ、
  このサイトは、普段からほとんど反応がないから。
■そういうことを言ってはイケマセーン。
●なお、分からない固有名詞は各自調べてみてください。じゃあ、
  最後は再びノイバウテンでお別れです。♪どん、がん、ぎゅいーん。
■「ノイバウテン」は、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einsturzende Neubauten)という、
  ドイツの前衛的ノイズバンドです。

●♪ぎゅるるるーん、ぐわぁん、どん!
■燃朗の真似はかなり適当なので、「ノイバウテンってそういうものだ」と思わないように
  ご注意ください。


2005.08.18(木) iPodにまつわるささいな問題、の巻
●iPodに限らず、イヤホンをつけて外に出るときは、コードが延びてじゃまだったり、
  絡まってしまったりしますよね。そんな時はこちら!
■え、いきなり通信販売の番組みたいな始まり方だけれど。

フォーカルポイントコンピューター
TUNECLIP TUN-IP-000015(リンク先はAmazon.co.jp)

TUNECLIP

●「どうだい、ジェニー?」、「おーお、コードがじゃまにならなくてとっても楽ちん」
■ますます夜中にやっている通信販売のテレビみたいになってるじゃないか。
  それに、ジェニーは「とっても楽ちん」って言わないだろ。

●ジェニーはご機嫌。
■ご機嫌ななめじゃないんだ。
●はい、通信販売番組ごっこはおしまい。
■気が済んだか。
●ええ。ただ、「iPodのコードがじゃまなのをどうするか問題」には、俺も悩んでおりまして。
■そんな名前を付けるほどの問題か?
●イヤホンと、もうタイヘンなんすから。
■なんで林家三平師匠の物真似なんだよ。しかもそれ、無理がないか。
●イヤホンのコードがびよびよと延びていたり、カバンから取り出したら
  コードが絡まっていたら、モテないよう。
■おまえ普段そんなしゃべり方しないだろうが。それから、モテるかどうかを
 そういう些細なポイントに見出している時点で、おまえは既に恋愛ゲームで
  アドバンテージを取られている!

●(棒読みで)おーさすが恋愛の教祖は言うことが違うねー。
■(無視して)で、この「TUNECLIP」の話ですが。
●話ですが。この商品の便利な点として「裏面にクリップが付いていて洋服やカバンの
  ストラップに留められるところ」(下記記事)があるそうだ。
■なるほど、シャツの胸ポケットに留めておけば、じゃまにならないんじゃないか。
●あと、個人的には、「イヤホンを最後まで巻き取ってクリップで留めておけば
  カバンの中で絡まる心配がない」(下記記事)というのが便利そうで気になる。

・イヤホンコードがだらしないのはイヤ!「TUNECLIP」
(nikkeibp デジタルARENA iPod情報局)

http://blog.nikkeibp.co.jp/arena/ipod/archives/2005/08/tuneclip.html

■値段もAmazon.co.jpで\990と、割合手頃ですから、いいかもしれないですね。
●ただ、iPodに関してはもうひとつ懸案事項が。
■まだあるのかよ。
●名付けて「iPodはどこに入れるか問題」です。
■多分その名付け、いらないと思う。
●いや、「名は体を表す」と言うだろう。
■なんとなく使い方が違う気がしますね。
●とりあえず話を聞け。まず、俺は普通のiPodを持っていまして、
 通勤にもプライベートにも持って歩いています。このうちプライベートでは、
 長いベルトのついたトートバッグの中に入れて持ち運んでいます。
 トートバッグをたすきがけにして、イヤホンを伸ばせば問題がない。
■なるほど。
●しかし、通勤時はたすきがけのできないカバンを使っています。カバンに入れておいて、
 イヤホンを伸ばすのでは長さが足りない。
 冬はスーツの上着やコートの内ポケットに入れれば問題ありませんが、
 今の時期はそれもできない。
■で、どうしてるの?
●なかば仕方なくズボンの前ポケットに入れて、イヤホンを伸ばしています。
 しかし、これがどうもイヤホンのコードがひっかかりそうで気になる。
■じゃあ、例えばベルトにつける携帯電話ケースとか小物入れがあるじゃないか。
  あれに入れれば?

●やだ。あれはモテなさそう。
■だからそんなところにこだわるな!
●真面目な話、あのケースそのものもじゃまな感じがする。
 なにかいいグッズがあればなあと思うのです。あ、銃を差しておくようなホルダーもいいなあ。
■刑事ドラマでよく見る、上着の下につけるホルダーだろ。
●「西武警察」に出てきたような。
■別に西武警察に限定するなよ。でも、そうしたらフィッシングベストでもいいかもよ。
  モテるかもよ。

●モテるかあ? あ、そうか、もしかしたら女の子がたくさん釣れるかも。
■そういううまいことは言わなくてもいいです。
●いや、やっぱりやめておこう。
■そうですか。
●フィッシングベストでナンパするのは縁起が悪い。
■だからうまいことは言わなくてもいいから。
●じゃあ、iPodの持ち歩きに便利そうなグッズを教えてください。
■結局そういうまとめか。「じゃあ」って、適当だなあ。

■というところまでを、8月14日にあらかじめ書いたのですが。
●まさか本当にホルダーが発売されるとは思わなかった。

・iPod情報局: 拳銃か?それともiPodか? Urbantool」の“ホルスター”をチェック
(nikkeibpデジタルARENA)

http://blog.nikkeibp.co.jp/arena/ipod/ archives/2005/08/urbantool.html

・アクシーズクイン、ポータブルプレーヤー用ホルダ3種 −ホルスター型ケースや
 iPod収納Tシャツ。モニターも募集(impress AV WATCH)
http://www.watch.impress.co.jp/ av/docs/20050805/axes.htm

■どうですか、これは?
●なかなかいいんじゃない。ボクらみたいなトーキョーのシティーボーイには
  しっくりくるんじゃなーい。

■誰だおまえ。
●ちょっと欲しいです。便利そう。
■でも、Yシャツにつけていたら違和感がないか?
●そうしたらどっかの社長みたいにTシャツで出勤するよ。
■本末転倒だよ。


2005.08.15(月) 久々にオリジナルの曲リストをつくった、の巻

■世の中は夏休みですが。
●「お盆をふるさとや行楽地で過ごす人々の」。
■ああ、そのフレーズはニュースでよく聞くなあ。
●あと、新聞の社会面の大手町や霞ヶ関ががらーんとした写真な。
■「電車が空いて通勤が楽です」なんていうサラリーマンのコメントも、一緒に載ったりするよな。
●そんな夏休み……。浮かれ気分でRock'n Rollか!
■いきなりだな。それに、「ふられ気分でRock'n Roll」な。TOM★CATの。
●なあ〜、夏休みなんてどうやったら取れるんだよ〜。
■俺に訊くなよ。
●そもそも8月中に連休が一回しかないってどういうことさ。しかもそれだって二連休だぜ。
■だいたいおまえ夏休み取ったって行くところないだろうが。
●あるよー。海! 山! 遊園地! プラネタリウム!
■全部行きそうにない場所ですね。
●まあ、そのとおりです。しかし、世の中が夏休みで浮かれているのが悔しいので、
  どこにも行かなくても夏気分になれる曲リストをつくってみました。
  題して「居残り組のためのワールドリゾートミュージック」。曲目は下記のとおり。
■ちなみに、「ミュージシャン『曲名』(収録アルバム)」となっています。

居残り組のためのワールドリゾートミュージック
01.LONG VACATION「ぼくの叔父さんの休暇」(東京ポーキュバインコレクション2)
02.細野晴臣「東京ラッシュ」(はらいそ)
03.かぼちゃ商会「365歩のマーチ/タラのテーマ/ライディーン/ジャンプ」(チキチキドンドン)
04.ケラ&ザ・シンセサイザーズ「ハウ・トゥ・スウィム?」(ナイト・サーフ)
05.Checkred Cabs「La Bamba」(Best Hit S.K.A.)
06.Force "B"「浪漫飛行」(スカでヒッパレ! 昭和歌謡 Vol.2)
07.松野有里巳・宮前真樹・今井佐知子・LONG VACATION「夏の扉」
  (1979 ORIGINAL SOUND TRACK)
08.BEGIN「Stand By Me」(ビギンの一五一会 ドライブ イン シアター)
09.土岐麻子「(I Can't Get No) Satisfaction」(Standards On The Sofa)
10.LONG VACATION「いつか聴いた歌」(SUNSHINE NOTE)

11.Martin Denny「Fire Cracker」(Exotic Sounds - The Very Best Of Martin Denny)
12.東京パノラママンボボーイズ「マンボのビート」(マンボ天国)
13.葉加瀬太郎with 小松亮太「情熱大陸」(The Best Track)
14.Tommy february6「ふたりのシーサイド」(Tommy airline)
15.小島麻由美「真夏の海」(Songs For Gentlemen)
16.THE BOOM「風になりたい」(極東サンバ)

17.スピッツ「青い車(Album Version)」(空の飛び方)
18.真心ブラザーズ「Endless Summer Nude」(I Will Survive)

■インストが多いな。

●なんつったってワールドリゾートミュージックですから。
■あまり関係がないと思うが。
●なに言ってんだ! ワールドリゾートといえば無国籍風なチャンキーだろうが!
■おまえこそなに言ってんだ。ちなみにチャンキーは、「チャンプルー+ファンキー」で、
  細野さんの『はらいそ』なんかはまさにそんな音楽です。あ、でもチャンキーって
  無国籍なサウンドを意味するから、「無国籍風なチャンキー」は意味が重複してないか?
  それと、なぜインストが多いのかの答えにもなっていないぞ。

●暑くて頭がボーっとしてるんだ。あまり緻密なツッコミはしないでくれ。
■まあ、愛用のiPodで曲を聴きながら、頑張って東京で働きたまえ。
●あいよっ!
■くだらねえよ。
●あと、それぞれの曲を収録したアルバムを紹介しておきます。Amazon.co.jpへの
  リンクもしておきますので、気になる方はご覧ください。
・LONG VACATION『東京ポーキュパインコレクション Vol.1~3』(TECN-35809-10)
TOKYO PORCUPUPINE SYNDICATE~LONG VACATION~INUYAMA IKUKO-VACATION POP MANIA-東京ポーキュパインコレクション Vol.1~3
・細野晴臣&イエロー・マジック・バンド『はらいそ』(MHCL-509)
はらいそ
・かぼちゃ商会『チキチキドンドン』(KICS-631) ・ケラ&ザ・シンセサイザーズ『ナイト・サーフ』(BMFD-1001)
ナイト・サーフ
・V.A.『ベスト・ヒット・スカ』(CTCR-14357) ・V.A.『スカでヒッパレ!昭和歌謡 Vol.2』(AMCM-10034)
スカでヒッパレ!昭和歌謡 Vol.2
・LONG VACATION『1979 ORIGINAL SOUND TRACK』(PR-004) ・BEGIN『ビギンの一五一会 ドライブ・イン・シアター』(TECN-20922)
ビギンの一五一会 ドライブ・イン・シアタ△洋楽カバー編]
・土岐麻子『STANDARDS on the sofa 〜土岐麻子ジャズを歌う〜』(LDCD-50002)
STANDARDS on the sofa~土岐麻子ジャズを歌う~
・LONG VACATION『サンシャイン・ノート』(TDCT-1034) ・マーティン・デニー『エキゾティック・サウンズ〜ベリー・ベスト・オブ・マーティン・デニー』(TOCP 3237)
ベリー・ベスト・オブ・マーティン・デニー
・東京パノラママンボボーイズ『マンボ天国』(TECN-30093)
・葉加瀬太郎『The Best Track』(ESCL-2331 )
The Best Track
・Tommy February6『Tommy Airline(通常盤)』(DFCL-1143)
Tommy Airline (通常盤) (CCCD)
・小島麻由美『ソングス・フォー・ジェントルメン』(PCCA-01412)
Songs For Gentlemen
・THE BOOM『極東サンバ』(SRCL-3095)
・スピッツ『空の飛び方』(POCH-1392)
空の飛び方
・真心ブラザーズ『I will Survive』(KSC2-220)
I will Survive
   


2005.08.10(水) テレビ感想トーク「ニューカマーズ:笑え! 仮面ライバー」

●この間見たテレビ番組を紹介します。

フジテレビ「ニューカマーズ:笑え! 仮面ライバー」(2005年6月9日)

■これは、芸人・有名人が普段とは違うキャラでネタを披露する番組です。
  しかし、なぜ放送から2ヶ月も経ってから紹介するんだ?

●ビデオに録画したまま見るのを忘れていたんです。
■しょうもないな。で、番組の内容ですが、つまり「尾崎豊の真似をしない井上マー」とか、
  「素のハローケイスケ」とか、「ドスの効いた声でしゃべる安田大サーカスのクロちゃん」とか、
  そういうネタが見られたということですか。

●また難しいところをついた例えだなそれも。実は俺もそう思っていましたが、
  ちょっと違いました。まずは登場した方のラインナップをご覧ください。それが一番早い。
■では。登場したのは下記6組です。

・松竹ミュージック:ますだおかだ岡田とカンニング竹山の漫才。
・北海ピンクレディ:ほっしゃん。とシャ乱Qまことのコント。
・スチールボーイ:俳優酒井敏也の写真漫談。
・トラメガシロー:つぶやきシロー。
・オール阪神阪神:松村邦洋と川藤幸三による野球漫談。
・長州大力小力:神無月と長州小力。

■ああ、なんとなく分かった。
●俺、「北海ピンクレディ」って、絶対南海キャンディーズがいつもと違う雰囲気で
  漫才すると期待していたのに
、違いました。
■じゃあ、それぞれのネタの感想を教えてください。
●「松竹ミュージック」は、二人がスーツを着て、オーソドックスな漫才をしようとします。
  途中竹山さんがキレそうになると、二人で「キレてなーい」と、
  どこかのCMで聞いたようなフレーズをポーズつきで披露します。
■なんか、面白そうだな。
●面白かった。「岡田さんがダジャレや物真似をふられてすべる」というネタも
  盛り込まれていた。あ、あれアドリブかな。まあ、どっちにしても面白かった。
■で、次はほっしゃん。とシャ乱Qのまことのコント「北海ピンクレディ」。
  まことさんが登場する時点で、既に芸人さんではないですね。

●美容師のまこととお客さんのほっしゃん。という設定です。トークコーナーでの話によると、
  ほっしゃん。は前日にオファーを受けて、ネタもまことさんが考えたらしいです。
  だから、ツッコミは本当に疑問に思ったことを言っていたそうです。
  でも、そう思えないくらいうまかったなあ、ほっしゃん。。
■なんだか、お前がひとりでしゃべればいいような気がしてきたが、次は「スチールボーイ」です。
●俺、酒井敏也さんって知らなかったけれど、やっぱり俳優さんだけあって間が上手かった。
  自分の撮影した写真を見せながらの漫談です。
■で、次の「トラメガシロー」が、なんとなく事前の想像に近い感じだったような気がするが。
●そうだな。つぶやきシローさんが、学生運動みたいにヘルメットにサングラス、
  そしてトラメガ(拡声器)を持って、大声でしゃべります。
■お、それはキャラが違う。
●でも、途中でいつものつぶやきさんのしゃべり方でいつものあるあるネタをやります。
  そのキャラクターの行ったり来たりが面白かったなあ。
■そして、次が「オール阪神阪神」ですか。
●「松村邦洋と川藤幸三による野球漫談」だけど、実際は
  松村さんが阪神のマニアックな話をするのを、川藤さんが隣で聞くだけ。
 
川藤さんは事前になにも聞かされていなかったそうです。
■それ、シュールな気もするが、面白いのか?
●いや、話がマニアックすぎて分からなかった。ただ、松村さんは嬉しそうだったぞ。
  次の「長州大力小力」も本人たちは嬉しそうだった。
■なんとなく出オチっぽい気もしますが。
●ええ、出オチでした。長州力のテーマに乗せて二人が出てきた瞬間が
  一番面白かった
なあ。あとは、どちらが本物かをかけて物真似対決。
■どっちが本物かって、どっちも偽者じゃん。
●それ、番組の中でも誰かがツッコんでた。たぶんほっしゃん。か岡田さんが。
■だいたいの内容は分かりました。そこまでしっかり見たということは、
  面白かったんだろうなあ。俺も見ればよかった。

●うーん、そうだね。司会のアナウンサーや、コメンテーターを変えれば、
  それなりに面白い番組になると思う。あ、今回のコメンテーターはつんく♂さんでした。
■それは、まことさんでびっくりさせたかったのかね?
●どうだろうか。実はつんく♂さんのことはあまり記憶に残っていないです。
■そして、唐突ですが本日はここまでです。


2005.08.05(金) 見てきた映画をご紹介!:
『亀は意外と速く泳ぐ』
★堀北ちゃん……。
■その話は前回終わった。
★どうも、木の葉萌美です。
■あ、燃朗じゃない。
★もう一本の映画はあたしがご紹介します。

●『亀は意外と速く泳ぐ』(三木聡 監督)
出演:上野樹里・蒼井優・岩松了・ふせえり 他
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■この映画は、上野樹里演じる平凡な主婦が……、
★夜というのに派手なレコードをかけて、朝までワンマンショーでふざける映画です。
■その紹介の方がふざけてるよ! それと、ひょっとして樹里とジュリーをかけてる?
★(無視して)上野樹里演じる平凡な主婦が、スパイ募集に応募し、スパイとして
  平凡に生活する、という話です。やだなーちゃんと紹介してくれなくちゃ。

■で、どうでした?
★いやあ、面白かったですよ。まず、役者さんの顔ぶれがいいんですよ。
■主な出演者は、岩松了・ふせえり・伊武雅刀・嶋田久作・岡本信人・緋田康人などなど。
  たしかに、個性的ですね。

★緋田康人さんは元ビシバシステムの西田康人さんです。そう考えると、
  なぜ住田隆さんは出演していないのか? この映画最大の謎です。

■えー、今の話を説明しますと、住田隆さんは、かつて西田康人さんと
  初代ビシバシステムを結成しており、現在はふせえりさんと二代目ビシバシステムを
  結成しているということです。でも、そこは「最大の謎」じゃねえよ。

★住田さんは「開運! なんでも鑑定団」のお仕事がお忙しいんですね。
■勝手に色々と決めるな!
★ビシバシステムの名付け親は中村ゆうじさんです。
■どんどん映画と関係ない話になってるじゃんか。
★その中でテンションの高い役を演じる蒼井優、引き気味ながら主人公としての存在感を示す
  上野樹里の二人の若手女優が魅力的だ。

■いきなり戻ったな。しかも評論家みたいな口調で。
★特に上野樹里さん演じるスズメが、映画全体ののんびりした雰囲気や、
  わくわくする感じにも影響しています。あと、舞台となる町も、都会ではないんだけれど、
  なんとなく魅力的。商店街が懐かしい感じで、歩きたくなるような。

■ふうん。
★それから、なんとなく演劇っぽい間が随所に見られます。
■まあ、監督さんは10年以上シティボーイズの舞台の演出をしていた人だからねえ。
★へえー、そうなんですか。
■そういうこともあまり知らないまま映画を見に行くのな、君は。
★つまりはそういう先入観なしでも面白かったということですね。
■じゃあ、おすすめだ。
★おすすめです。デートにもいいのでは? けっこうおしゃれな映画ですから。
■まあ、相手がいる方はご検討ください。



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