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燃朗のがらくた古本日記
2009年7月
2009.07.04(土)@恵比寿 2009.07.05:初音ミクのゲーム 2009.07.08(水): 『TV Bros.』 2009.07.12(日):「六本木で買った本」 2009.07.13:林芙美子『放浪記』を買う 2009.07.19(日):青森でCDを買う 2009.07.22(水):『TV Bros.』 2009.07.23(木):bk1より本が届く 2009.07.25(土):夜9時過ぎ、銀座のブックファーストへ 2009.07.26(日):mona recordsの通販とiTunes Storeで音楽を買う 2009.07.29(水):渋谷で色々買い物
@有隣堂・アトレ恵比寿店
荒俣先生監修による人物伝。活字の大きさ、ルビなどで、小学校高学年くらいから読める本。
ただし、人物の選定になかなかクセがあって面白い。聖徳太子や松尾芭蕉、西郷隆盛に福沢諭吉といった超有名人から、宮武外骨、星一、押川春浪、今和次郎に岡本太郎などなど、「おお、おお!」と言いたくなる人物まで。
荒俣 宏:監修『アラマタ人物伝』(講談社) amazon.co.jp・オンライン書店bk1
PSP『初音ミク -Project DIVA-(特典なし)』(SEGA) Amazon.co.jp・楽天市場
俺が初音ミクのゲームを買ったっていうのは、意外ですかね? でも、発売が発表された頃から、初音ミクが歌って踊る音ゲーって、なんとなく面白そうと思っていたのです。曲をクリアするたびに、色々コレクション(衣装とかアイテムとか、キャラクターも)が増えるというのも、気になります。
初音ミク -Project DIVA- http://miku.sega.jp/
ちょっと遊んだ感想としては、なんというか、アイドルのコンサートで踊る(最近は「オタ芸を打つ」って言うんですかね?)ファンになったような気分になる。初音ミクが色々な背景で歌って踊るのに合わせてリズムを刻むと、どうにもそんな気分。まあ、そういう感じも含めて面白い。音ゲーとしては、リズムを合わせるためのカーソルが画面外から飛んできて、ボタンを叩く場所も一定ではないので、その感覚に慣れるまでは難しいかもしれない。音ゲーの主流である、「画面を一定のテンポで流れるバーが特定の場所に来たらボタンを叩く」という形式とは異なるので。でも、あまりカーソルであわせようとせずに、リズム、メロディーに乗ってボタンを叩けば、そんなに大外しはしない(ある程度のリズム感は必要だけれど)。
あと、時々背景とカーソルが混ざって、カーソルを見失うこともある。それと、リズムを合わせるのに集中すると、初音ミクの踊りを見ている余裕がない。まあこれは、一定以上の成績でクリアすると曲を通して見ることの出来る「PV鑑賞」が出てくるので、それを目指してプレイ中はカーソルに集中するしかないかな、と思う。
『TV Bros.(テレビブロス)2009年7月11日号』
・細野晴臣さんとサケロックの星野源さんの連載で、最近流行している安易なボサノヴァ(JPOPをボサノヴァでカバーしているようなの)に嫌悪感を表明しているのには、「さすが!」と思った。私もあの手のJPOPカバーがあんなに流行する理由が分からないので。
なお、細野さんは「本物のボサノヴァ」はお好きのようなので、念のため。
・CDコーナーで気になるのは下記4枚。やはりサラーム海上さんのレビューしているCD。
・音楽コーナーで、イギリスのソロミュージシャン「ミカチュー」へのインタビュー。インタビューは興味深いのだが、インタビュアー井上由紀子氏の「何とロンドンのご自宅にお招き下さっての感激のインタビュー」(p.27)という前置きは、いらないよね。なんとなく自慢気なニュアンスを感じてしまう。
・映画コーナーのインフォメーションにて。演劇集団キャラメルボックスの舞台『光の帝国』(原作:恩田陸)、『すべての風景の中にあなたがいます』(原作:梶尾真治)が映画館で上映される。
キャラメルボックスの舞台を生で見たことはないのだが、テレビで上映された劇場中継は何度か見ている。
HALF TIME THEATER 2009 CARAMELBOX:
http://www.livespire.jp/half-time-theater/index.html
・投稿コーナーに、『ぶらり途中下車の旅』で店主が歌を聴かせたパンが普通のパンより高い、という店についてのツッコミがあったが、間違いがある。
歌を聴かせたから、だけでなく、材料が違うという話は、番組中にも紹介されていた。もちろん番組でも、歌のことを強調する演出はしていたけれど、それをそのまま受け取るというのは、素直というか単純というか。
編集部からこんにちは
いやはやフェスの季節になってまいりましたね。早くもROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009のHPでは、「チケット完売」のアナウンスが。し烈なチケット争奪戦・・・おいらもご他聞にもれず、ネット予約&一般応募ともに外しましたさ。あ〜ぁ・・・と、悲観ばかりもしてられず。じゃあ、ブロスでフェスを開いてしまえ!と、 創刊22周年を祝しつつ「TV Bros.コラムフェス09」という名の誌上フェスを開催しちゃいました。参加いただいたのは、横山剣(クレイジーケンバンド)、セイジ(ギターウルフ)、サイプレス上野とロベルト吉野、志摩遼平(毛皮のマリーズ)、砂十島NANI、増子直純(怒髪天)、斉藤和義・・・個性豊かな7名の執筆陣による、夢の共演をどうぞお楽しみアレ! 絶賛連載中・Perfumeのニューアルバム発売記念インタビューもあり〜の、そんな音楽一色な今号のブロスも、よろしく〜ね♪最新号
2009年7月11日号(2009年7月11日〜2009年7月24日)
2009年7月8日発売 特別定価210円
■アビル×HALLO KITTY アビルキティTシャツ発売!
セレブ修行中の仲里依紗さんにアビルキティTシャツの感想をもらったよ。Tシャツ読者プレゼントもあるぜよ!
■TRY THE TRIANGLE!
Perfumeのニューアルバム発売記念インタビュー。「I still love U」Video Clip制作秘話も!
■祝創刊22周年 音楽とTV Bros.
創刊22周年を記念して、ミュージシャンの方々の連載、音楽インタビューの振り返りを。また、この夏限定(!?)コラムフェス開催!
この日は乃木坂の新国立美術館と、東京ミッドタウンの中のデザインハブで展覧会を見る。新国立美術館のミュージアムショップとかミッドタウンの中に出来た伊東屋の新店舗「itoya topdrawer」などもぷらぷらする。そういえば、六本木交差点のアマンドが入っていたビルが(ビルごと)なくなっていた。
六本木の青山ブックセンターで下記の本を買う。
うめ『大東京トイボックス 4』(幻冬舎コミックス) Amazon.co.jp
ゲーム制作会社を舞台にしたマンガ。まだ物語の全貌が見えてこなくてやきもきするのだが、物語が大きく広がっていきそうな予感がして面白い。
川本 三郎『我もまた渚を枕―東京近郊ひとり旅』(ちくま文庫) Amazon.co.jp
東京近郊(千葉・埼玉・神奈川など)の街に、1泊2日の旅に出た様子をつづったエッセイ。それほど有名ではない街の中に面白さを見つける様子が興味深い。
丸善の日本橋店へ寄り道する。一冊購入。
林芙美子『放浪記』(新潮文庫) オンライン書店bk1・amazon.co.jp
前から『放浪記』は読んでみたかったんですよ。昔日経ビジネスのサイトで紹介されていたのを読んで、気になっていた。色々な職を転々としながら、貧しいながら力強く生きた頃の日記を元にしているという内容に惹かれて。
それから1年以上経っていたのだが、この度旅行することになって、車中で読めそうな本ということで買いました。
7/18・19と青森の十和田湖に旅行に行っていたのです(その旅行記はこちらにアップしています)。なぜそこでCDを買ったかというと、十和田湖のお祭の音楽イベントに出演したミュージシャンから直接買った、というわけ。
ソフテロ『泣かないで』 オンライン書店bk1・@TOWER.JP
1 ELEVEN
2 泣かないで
3 セバスチャンと苦い飴玉
4 世界の天気
ソフテロは、男性シンガーソングライターのソロユニット。二日間のライブ(結局5ステージあった)で必ず歌われた曲が数曲入っていて、買うことにする。表題曲も良いし、「ELEVEN」もいい曲。
雑誌『TV Bros. 2009年8月8日号』
以下、興味を惹かれた部分。
・ブラザートムの息子は俳優。
・漢字についての特集と、ミュージアムについての特集は面白かった。
どっちもぜんぜんテレビ雑誌らしくないけれど。
・清水ミチコさんに何度も「好かれたがらないのがすごい」と言ってイラっとさせたという「若い文化人」は、誰なのだろうか。
・俺はブロスの音楽コーナーでは、青木優さんとサラーム海上さんを信頼していて、井上由紀子さんを信用していないのだとつくづく思う。
今号には井上さんによるDiane Birchのインタビューが載っている。ページをぱっと見ると興味を惹かれるのだが、読んでいると聴く気がだんだんそがれていく。
それから、名前にカタカナ表記がない(これはまだ仕方ない)上に、アルファベットが筆記体みたいなフォントで、「名前、読めねー」と思ってしまう。レイアウトやフォント指定までインタビュアーがしているとは思わないけれど、なんとなく「坊主憎けりゃ袈裟まで」みたいな気になる。
http://www.myspace.com/dianebirch
・で、サラームさんがレビューを書いている下記のCDに惹かれる。
V.A.『Unicprosmo(ウニコリスモ):Selected
By Shhhh』
・音楽コーナーではもう一枚、インタビューが掲載されたエミー・ザ・グレイトのインタビューも気になる。UKのアンチ・フォーク(アコースティックなパンク、という意味らしい)のシンガーソングライター。
歌もいいし、中国人とイギリス人のハーフなので、ルックスも親しみやすくていい。
http://www.myspace.com/emmythegreat
日本語盤は9月に吉本のレーベルからリリースされるそうです。
・映画『サマーウォーズ』の細田守監督インタビュー。『サマーウォーズ』は楽しみなのだが、インタビューを読むとちょっと軽い感じで心配になる。あと、村上隆の依頼でルイ・ヴィトン店頭用PVを作ったという履歴が、ちょっと嫌。
・映画コーナーで紹介されている中では、『キャデラック・レコード〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜』と『ココ・シャネル』、『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』が見てみたい。『ココ・シャネル』は意外でしょ?
あと、『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』はミルクマン斉藤さんレコメンド。斉藤さん(とは呼ばないか)のコラム「邦題つけたい放題」、好きです。
キャデラック・レコード http://www.sonypictures.jp/movies/cadillacrecords/
ココ・シャネル http://coco-chanel-movie.jp/index.html
ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 http://www.ososhiki.jp/
・やきそばかおるさんのコラム(いわゆる「VOW!」的な写真投稿)って、葛飾区の人の投稿が多い。投稿が少ない(特定の常連さんしか投稿していない)のか、やらせなのか。
・川勝正幸さんのコラムで取り上げられていた映画『空気人形』は気になる。是枝裕和監督、ペ・ドゥナ主演・業田良家原作。む、結びつかねえ。秋に公開。
http://www.kuuki-ningyo.com/index.html
・ダミー&オスカーのコラムで取り上げられていた西村知美さんのブログの写真は、確かにヴィジュアル系バンドみたい。
・掟ポルシェ。さんのコラムでせんだみつお->浦島みつおの改名を知る。で、「せんだみつお」で検索するとダーティーな話が出てきてびっくりする。
・今号は充実の内容。「10点さしあげる」。
編集部からこんにちは
おいっす!風呂入れよ!歯みがけよ!風邪ひくなよ!宿題やったか? いよいよ世間様は夏休みですね。休みスタート時の浮かれ具合から一転、終わりに近づく時の絶望感。前述のドリフの言葉に「もっと早く(宿題)終わらせておけば・・・」と、省みる少年少女は今も昔も少なくないはず。漢字の書き取り練習とか特に面倒でね・・・・・・と、ハイ!出ました!ハイ!今号の特集キーワード(前置き長すぎ)!
今号は、身近にありすぎて逆に知らない事がいっぱい!? “漢字”を大特集しております。身近といえば人名漢字だけど『星』と書いて『ティアラ』と読むのもOKなんだねぇ・・・・・・おっと、続きはWeb、もとい本誌で!
それと、秋を先取り!? “ミュージアム特集”もどうぞお楽しみに!バーイ、サンキュー!最新号
2009年7月25日号(2009年7月25日〜2009年8月7日)
2009年7月22日発売 特別定価210円
■漢字物語 〜こうして僕らは漢字を書くように〜
漢字の発祥から日本における使用法の変異、そして未来まで。身近な漢字をちょっといい感じにご紹介してます。
■馬子にも衣装! ブロスにもアート!! 楽しいミュージアム入門
映画『ナイト ミュージアム 2』主演のベン・スティラーインタビューほか、実際にミュージアム関連の方にお話をいただいたり。ブロス特選ミュージアムリストもあるよ。
■細田守監督が語る“僕の真っ白な世界”
傑作アニメ『時をかける少女』の細田守監督に、新作『サマーウォーズ』について語っていただきました。
bk1より
ル・コルビュジェ (著), ポール・オトレ (著), 山名善之 (翻訳), 桑田光平 (翻訳) 『ムンダネウム』(筑摩書房) Amazon.co.jp で詳細を見る・オンライン書店bk1
ル・コルビュジェが構想していた都市計画についての本。
あずまきよひこ『あずまんが大王 2年生』(小学館) オンライン書店bk1・Amazon.co.jp
『よつばと!』のあずま先生の、一つ前の作品。私はこのマンガであずまファンになった。高校生の日常を描いているのだけれど、みんなちょっとずつ変わっていて、でもそれをことさら強調するのではなく、色々あるけれどのほほんとした日々を描いている。
メディアワークス版もまだ出ていますが、小学館から書下ろしを加えて新装刊。
@ブックファースト銀座店
夜9時過ぎ、展覧会と映画を見た帰り道に銀座のブックファーストへ。
ジョシュ・バゼル著、池田 真紀子訳 『死神を葬れ』 (新潮文庫) オンライン書店bk1・Amazon.co.jp
新潮社の新刊案内のメールを読んで、面白そうだと思っていた。
綱本 将也 (原作), ツジトモ (絵)『GIANT KILLING 11 』(講談社モーニングKC) Amazon.co.jp
おなじみ、新刊が出る度に買っているサッカーマンガ。今号は、レギュラー以外の選手のモチベーションとチーム全体の力、といったところ。
mona recordsより
下北沢のモナレコードの通販で、初めてCDを買ってみる。一般流通していない日本のインディーズ盤も取り扱っているし、私にとっては音源を入手する貴重なルートの一つ。
買ったのは下記2枚。
掘下さゆり『あしあと3』
http://www.mona-records.com/shop/2009/07/shop_405.php
現時点ではライブ会場とモナレコードのみ取り扱いのライブ盤。『1』・『2』も持っていて、この『3』は二枚組。初期ロットはパッケージも堀下さんのハンドメイドという貴重品。
小田晃生『まるかいてちょん』
http://www.mona-records.com/shop/2009/05/shop_60.php
ファーストアルバムのリマスター盤。
それから、久々にiTunes Storeで配信限定の音源を買う。
サカナクション「FISH ALIVE” 30min., 1 sequence by 6 songs - SAKANAQUARIUM 2009 @SAPPORO」
サカナクションのライブ音源。サカナクションはCDは聴いているのだけれど、一度ライブで聴いて踊ってみたい。そう思わせてくれる、約30分1トラックの音源。
こういう曲が流通できるのは、配信の利点だと思う。CDだったら、ある程度のボリュームを持ったライブ盤をつくるか、一曲だけカットしてシングルに収録するかになるだろうが、その間に位置するような作品もリリースできるのだから。
1.COLORS (ZEXY CM Long Ver.)
2.COLORS (Strings Ver.)
3.COLORS (TATAMI Remix)
テレビのCMで使われている曲。先日サキタさんのコンサートで聴いて、メロディーの綺麗ないい曲だと思っていたので、購入。せっかくなのでリミックスもまとめて3曲購入。
会社帰り、リフレッシュのために渋谷に寄り道。Bunkamura ザ・ミュージアムで『奇想の王国 だまし絵展』を見る。ミュージアムショップで一冊購入。
Rufus Butler Seder『SWING! A Scanimation Picture Book』
洋書。本を手に持って動かすと、中の絵が動く。それもアニメーションのように数コマの動きをする。この仕掛けをScanimation(スキャニメーション)と呼ぶらしい。手にとって眺めていて面白かったので、買ってしまう。
Bunkamuraの地下のNADiFFに寄ってから、loftへ。ここでふせんを買って、となりの無印良品でデオドラントスプレーを買う。
で、向かいのHMVへ。HMVで買い物するのって、久しぶり(5年ぶりくらい?)。それだけタワーレコード派。
なぜHMVで買ったかといえば、インストアイベント参加券が欲しかったから。
小田晃生『はつめい大大発表会!!』(WNDR000) HMV(オンライン書店bk1)・@TOWER.JP・Amazon.co.jp
シンガーソングライター小田晃生さんのライブDVD。前から数回ライブは聴いていたし、CDも持っているのだけれど、バンド編成でのライブは聴いたことがないので、楽しみです。
ついでに新しいイヤホンもHMVで買う。今使っているものは内部で断線した模様で、時々左からしか音が出なくなる。イヤホンはオーディオテクニカの2,000〜3,000円クラスのものをここ数年使っているので、今回もそのタイプを。
多分、以前にも使った記憶のあるイヤホンです。
そしてHMVのセンター街側の出口を出ると、ブックファーストの入っているビルへの入口が。こんな裏口みたいな入口があるのは初めて知ったよ。
せっかくなのでブックファーストにも寄り道するが、本は購入せず。
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