木の葉燃朗のがらくた書斎>>青森旅行記(2009年7月)


青森旅行記

 7月18日(土)-20日(月・祝)に行ってきた青森旅行の様子をレポートします。ちょこちょこと箇条書きを重ねたような内容ですが。

 なお、十和田湖湖水まつり内の音楽ステージ「いぶき祭り」に出演したミュージシャンの方々も、ブログや日記で旅について書いているので、読んでみると面白いです->エレキベースサカモトさん・亀田さん(12)、ソフテロゆーきゃん前野健太さん(2009.07.29の部分)

2009.07.18(土)

●8時28分、定刻どおり新幹線はやてが東京駅を出発。
新幹線@東京

●東京->上野->大宮という駅の距離は感覚として分かるけれど、大宮の次が仙台って、すごいね。距離の見当がつかない。

●仙台到着。近くのカップルの女性が、「都の西北だ」。
 うん、それは早稲田大学だね。仙台は「杜の都」だね。
 しかし、八戸まで3時間の道のりを乗っていると、仙台まで1時間30分が近く感じられるから不思議

●盛岡にてしばらく停車。駅の表示板だけ写真に撮る。駅の売店で買い物をしようかとも思ったけれど、時間が気になって断念。これはきっと、子どものころから「買い物(主に弁当)をしていて新幹線の発車に間に合わない」というシーンを、マンガやドラマで散々見せられてきた効果だと思う(効果?)。
盛岡にて一時停車

●11時31分、八戸駅着。想像では涼しいと思っていたけれど、かなり暑い! 十和田湖に向かうバス、おいらせ号に乗車。
八戸駅到着

●この辺りが車社会ってことが良く分かる。建物の間隔が広い。案内の看板も、「この先5km」とか、そういう単位。密集している市街地もあるけれどね。
 あと、住宅や会社の密集地を除くと、県道沿いの店や会社はちらほらと閉めていたりもする(土曜日だからかもしれないけれど)。

●雨が降りそうで天気が心配だー。

●バスが十和田市現代美術館前を通る。ここか。興味を惹かれるが、途中下車ってわけにも行かないので、車内から何枚か写真を。
▼真ん中の黄色いのは草間彌生作品のはずだ!
十和田市現代美術館01 十和田市現代美術館02

●途中の奥入瀬ろまんパークでトイレ休憩。なにしろ八戸〜十和田湖は2時間だからね。ちなみにおいらせ号は路線バスなのだが、車としてはいわゆる観光バス。
奥入瀬ろまんパークにて休憩01  奥入瀬ろまんパークにて休憩02

●雨、道中では降ったり止んだり。

●市街地を超えて、バスは山と渓流の間を、豪雨と言っていい雨の中走る。

雲井の滝  雲井の滝02 子の口駅到着

●そしてバスは終点、十和田湖駅に到着。
十和田湖到着


 十和田湖駅に着いたのだが、雨、止まず。それでもライブは開催されるようでひと安心。
遊覧船03

 少し湖の周りをぶらぶらしてから、ライブ用の特設会場へ。下記の6組が雨の中ライブを行う。

 とにかく、雨、それも時には豪雨に近い天候だったが、そういう中で野外でライブを聴くというのは、なかなか得がたい経験。
 音響の設定も難しかっただろうし(天候や、会場は特設の、元々ライブを行う場所ではないため)、雨のためお客さんも多くなかったのだが、その中でもいい内容のライブだった。こういう環境だったからこそ、ライブの内容が奇跡的に素晴らしくなることがあるのかもしれない。エレキベースのメンバーの息の合いっぷりのすごさとか、雨の降る会場の雰囲気を含めてサウンドインスタレーションみたいだったゆーきゃんなど、貴重な経験だった。

いぶき 小田晃生 ゆーきゃん

ソフテロ 前野健太 エレキベース
 あまり画質が良くないけれど、ライブのダイジェスト映像(↓)。

 夜は、十和田湖に打ちあがる花火を見に。遊覧船に乗って、湖上から眺める。

遊覧船  遊覧船02

 花火は、写真や映像を撮る間もなく、「おー」と思いながら見ていたので、写真も動画もありません。花火との距離が近かったので、光も音もすごい迫力だった。
 そして、夜はメンバーが宿泊していたホテルの好意により、ホテルのロビーでアコースティック・ミニライブを行うというサプライズも。こちらも野外とは違った趣もあり、老若男女さまざまなお客様が耳を傾け、と、昼とはまた違った面白さのあるライブだった。

エレキベース02 ソフテロ02  前野健太02

小田晃生02  いぶき02


2009.07.19(日)

●って今日もすごい雨だぞ。雨というか、暴風雨。テレビでニュースを見ていたら、東北地方には大雨・波浪・洪水の警報・注意報が軒並み出ている。

●色々見物に出たいのだが、いかんせん雨と風が。ということで、天候が落ち着くまで2時間くらい動画や写真の編集、ブログの更新に費やす。ホテルのロビーがネットにつながるのがありがたい。
 結局東京とやってること同じか俺!

●11時くらいになると、ようやく雨が落ち着く。風は相変わらず強いけれど。
 ということで周辺の散策へ。

●まずは、十和田神社とその近くの乙女の像(高村光太郎作の彫刻)を見に。神社への往路は、山側の道を歩く。その鬱蒼とした木々に、なんとなく神秘的な空間に来たのだという思いがする。もう少し若い頃は、森林とか神社とかお寺にはさほど興味がなかったのだけれど、30歳近くになってから、行った先にそうした場所があれば立ち寄るようになった。庭園なんかもそうですね。とはいえ、まだそうした所を目当てに出かけることはないのだけれど。

十和田神社01  十和田神社02

●神社から5分くらい歩くと、乙女の像。この頃、雨は降っていないものの、とにかく風が強い。その風で、十和田湖の湖水も海の波打ち際のように湖畔に寄せてくる。なにしろ、一晩ホテルの部屋で干しておいてもなかなか乾かなかったジーンズのすそが、ここでの風で一気に乾いたからね。

乙女の像01  乙女の像02

 乙女の像からの帰りは、湖側の道(というか湖の脇)を歩く。風と波を見ながら、「人間は自然の前では無力だ」とか、ありきたりなことを思う。
 でもそういうありきたりな言葉しか出てこないくらいすごい風だったんだってば

十和田湖01  十和田湖02

●神社寄りの土産物屋をぶらぶらして、適当なところで昼食にして、適当なところでお土産を買う。

●それから、十和田湖科学博物館と、ビジターセンターに。どちらも、十和田湖の自然科学について展示する、入場無料の施設。
 科学博物館は、秋田杉の年輪にその年輪が出来た時代の出来事を書いてあったり、その地方の動植物が展示されていたり、奇をてらっていない内容が興味深かった。十和田湖に生えているキノコとか、魚や昆虫の標本などは、結構インパクトがありますが。
 ビジターセンターも、十和田湖の動植物を紹介している。鳥の模型とその鳴き声を聴けるコーナーとか、季節ごとの風景の映像・写真の上映などが面白い。

●運行休止になった遊覧船が停泊しているのはを眺めたり、ステージで行われていたよさこいのラストをしばらく見て、いよいよ2日目のライブ。
19遊覧船01  19遊覧船02  19遊覧船03

19遊覧船04  19遊覧船05


 2日目のライブは、雨こそ昨日より弱いものの、風が強い。なんども傘が「おちょこ」になる。
 そんな中でも2日目出演の4組は2ステージを歌いきり、駐車場の車の中や、風雨の中ステージ前まで来たり、厳しい環境の中でも聴いてくれるお客さんも。

 2ステージ目の途中からは、ようやく雨・風ともに少し弱まる。これがもっと早ければ、あるいはお祭りの日程が天候に恵まれていればというのが、残念でならない。

19小田晃生01 19小田晃生02 19いぶき01

19いぶき02 19エレキベース01 19エレキベース02

19ソフテロ01 19ソフテロ02 19ソフテロwithエレキベース

 というのも、この日もメンバーが宿泊していたホテルのロビーでのサプライズ・ライブを行ったのだが、やはり聴きに来てくれる人、足を止めてくれる人が多い。聴いてもらえれば届くメンバーなので(実際、渋谷や下北沢でこのラインナップでライブを行ったら、なかなか豪華ですよ)、いかに歌を聴いてもらうかが大事だと思う。
 特に2日目のこの日は、打ち上げ予定の花火も強風で翌日に延期になってしまい、遊覧船の運航も中止。ということで、人が外になかなか出歩かない。この環境で野外でライブをして、人を集めるのは容易ではないですよ。

 ……なぜかスタッフみたいなことを書いていますが。でも、いちファンとして来たとはいえ、ステージをずっと見て、ライブ前後に出演者の方々と色々しゃべっていると、そういう気持ちになる。

 ちょっと話が脱線したけれど、2日目のホテルでのライブも、お客さんの楽しんでくれる好意を感じる内容。おそらく彼らの歌をはじめて聴くであろう人たちが。手拍子やコーラスで盛り上がる。大げさかもしれないが、音楽の力を感じたよ。

19いぶき03jpg 19エレキベース03 19エレキベース04

19エレキベース05 19ソフテロ03jpg

 ホテルでのライブを見た後で宿に戻る。7月とは思えないくらい涼しい。というか、寒い。ライブを聴く合間に休憩させてもらった喫茶店でも一時的にストーブを焚いていたし、宿でも一度暖房を入れたくらい。

 そんな気温なので、ホテルの温泉の大浴場は気持ち良かったです。そもそも、自宅の風呂には足が伸ばせる大きさがないので、足を伸ばしてお湯につかる気分を久々に味わったよ。

 風呂に入った後は、パソコンや携帯電話を開く気力もなく、テレビで青森の局の番組(音楽番組でSPEEDが沖縄で歌っていた)を見ているうちに眠くなり就寝。


2009.07.20(月)

●最終日になって、ようやく天気が良くなる。この中を帰るかと思うとちょっと悔しい。悔しいので、バスに乗るまでのわずかな待ち時間に晴れた十和田湖の写真を撮る。そこで出発直前の出演者達にも出会い、挨拶をして私は一人帰路へ。

0720十和田湖01 0720十和田湖02

0720十和田湖03 0720十和田湖04

▼この晴天の下のステージでのライブも聴きたかった!(それはまた次の機会に)
湖水まつりステージ

●バスは往路と同じルートを、JR八戸駅まで向かう。行きは雨でよく見えなかった景色も、今日ははっきり見える。奥入瀬の渓流もきれいでした。

0720十和田01 0720十和田02

0720奥入瀬01 0720十和田03 0720十和田04

▼バスの休憩所の奥入瀬ろまんパーク。晴れているとこんなに景色がいい。
0720奥入瀬ろまんパーク01 0720奥入瀬ろまんパーク02

0720奥入瀬ろまんパーク03 0720奥入瀬ろまんパーク04 0720奥入瀬ろまんパーク05

▼十和田市現代美術館に途中下車できない無念さに、またまた車内から写真を撮る
0720十和田市現代美術館01 0720十和田市現代美術館02

●バスが八戸に到着し、新幹線の時間まで30分弱あったので、行きに見られなかった東口の様子をちょっと見る。

▼これは西口
八戸駅

▼これが東口
八戸駅02

●10:57分発の新幹線は定刻どおり八戸を出る。
八戸駅03

●この辺で旅のまとめ的なことを書いておきます。
 お世辞とか抜きで、十和田湖にはまた機会があったら来たい。いわゆる観光地らしい、よくも悪くも「がつがつした」感じがないので、だらだらしたりぼけーっとできるのがいい。晴れていたら、一日外にいても気持ちがいいだろうと思った。「なにもしない」ができるというのは、時々旅行に行く場所としてはいいのかもしれない。

 あとは、ライブはぜひ今後も続いて欲しい。来年はいい天気の下で。ライブが定着すると、いい感じに「手作り感とゆるさ」のある音楽フェスみたいになっていくのではないかという気がする。

●ということを書いていたら、新幹線は上野駅に到着。終点の東京で降りるより、こちらの方が帰るには近いので、下車。
 東京は暑いなー。


木の葉燃朗のがらくた書斎>>青森旅行記(2009年7月)

inserted by FC2 system