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燃朗のがらくた古本日記

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2007年5月の古本日記


2007.05.01(火)〜2007.05.06(日)

 この5日間は、有楽町の東京国際フォーラムを中心に行われていたクラシックの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LA FOLLE JOURNEE au JAPON) 熱狂の日音楽祭 2007」に通いつめると言っても過言ではないくらい通いました。
 その様子は下記のレポートに書きましたのでご覧ください。

「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LA FOLLE JOURNEE au JAPON)熱狂の日音楽祭 2007」極私的レポート


2007.05.08(火)
[CD]「タワーレコード渋谷店」にて

Manuel Gottsching(マニュエル・ゲッチング)『Live at Mt. Fuji(ライヴ・アット・マウント・フジ)』
@TOWERAmazon.co.jp
発売日: 2007/04/18
レーベル: ミュージックマイン
組枚数: 1 ・規格品番: IDCQ-1001

  1. sunrain
  2. Saint and Sinner
  3. Drunky Groove
  4. Zerfluss (Die Mulde)
  5. Shuttle Cock
ジャーマン・ロックの生きた伝説にして現在のエレクトロニック・ミュージック・シーンを形成する上でも絶大な影響力を持つ孤高のアーティストにてリヴィング・レジェンド、マニュエル・ゲッチングが2006年4月末富士山麓にて開催された野外フェスティバル『PRISM』にて行ったライブ・パフォーマンスが何とCD化! 富士山の雄大な自然をバックに「Shuttle Cock」「Sunrain」などの名曲が、現代的なエレクトロニクスとアレンジで蘇っていく圧巻のパフォーマンスを体験した方もそうでない方も、是非その耳と肌で感じてみて下さい。

(@TOWERの紹介ページより引用)

 Manuel Gottsching(マニュエル・ゲッチング)のライブ盤。以前ソロ・ユニットであるAshra(アシュラ)のCDを買ったのですが、それはすっかり忘れていて、今回も試聴して「お、これはいい」と思って購入。
 なんというか、単調なのに聴いていると気持ちが盛り上がる。不思議な音楽。特に1曲目の「Sunrain」はすごいです。

(参考エントリ)・061020-02 10-16購入CD:Ashra『New Age of Earth』

..

 この日はこのCDを買った後、シネマライズで映画を見てきました(↓)。仕事帰りだったし、映画が終わると結構な時間だったので、他には立ち寄れず。
ダフト・パンク(daft pank)の二人が監督した映画「エレクトロマ(ELECTROMA)」、見てきました。


2007.05.09(水)[新刊]

雑誌『TV Bros. 2007.05.12-2007.05.25』(東京ニュース通信社)

 主な特集は下記のとおりです。

  • 「悩み相談」で5月病をぶっとばせ!
    町田康インタビューや、「悩み相談回答者スター名鑑」、「悩み相談模範回答集」など。町田氏は下の悩み相談本(毎日新聞の連載がもとのようです)を出しています。
    人生を救え!
    人生を救え!
    posted with amazlet on 07.05.23
    町田 康 いしい しんじ
    角川書店 (2006/03)
    売り上げランキング: 17714

  • モテる男最新版 2007年のモテ男はオトメン【乙男】です
    劇団「Studio Life」へのインタビューもあり。
    オトメン(乙男) 1 (1)
    オトメン(乙男) 1 (1)
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    菅野 文
    白泉社 (2007/01/19)
    売り上げランキング: 373

  • 健気なヒーロー ピクトさん
    ピクトグラム(非常口のマークのような、案内用の画像について)
    ピクトさんの本
    ピクトさんの本
    posted with amazlet on 07.05.23
    内海 慶一
    ビー・エヌ・エヌ新社 (2007/04)
    売り上げランキング: 405
 その他に気になる記事ですが、ありませんでした! 表紙は『ウゴウゴルーガ』ですが、これは本誌では2ページの広告記事になっています(DVD化に伴う記事です)。
ウゴウゴルーガおきらくごくらく15年!不完全復刻DVD-BOX(完全予約限定生産)
メディアファクトリー (2007/10/05)
売り上げランキング: 22

2007.05.11(金)
[CD]「タワーレコード 池袋店」にて

自作自演集「8つの演奏会用エチュード」
カプースチン(ニコライ) カプースチン
インディペンデントレーベル (2004/11/17)
売り上げランキング: 2968

 一回試聴して気になっていたCD。やはりじっくり聴きたいので購入しました。
 なんというか、ジャズとクラシックがクロスオーヴァーしているようなピアノ曲。ものすごく複雑なメロディーがものすごいハイテンポで演奏される。演奏の様子の映像を見てみたくなる。

..

 この日は、ちょっとした用事があり池袋へ。帰りに、東口のまわりをうろうろする。
 まずは西武の中のWAVE・loft・リブロ・無印良品を見る。リブロの中には、古書(古本)のコーナーもできているのね。
 他にも西武の中で、屋上のいかにも「デパートの屋上」って感じの飲食コーナーとベンチ(さすがに屋上遊園地はないけれど)を眺めたり、地下で「デパチカって、おいしそうな食べ物がいっぱいありますなあ」と、「今ごろそんな感想かよ!」という感想を抱いたりする(でも、デパチカなんて普段行くことないからねえ)。

 それから、ジュンク堂にも。7階の特設スペースに設けられた「赤瀬川原平書店」も覗いてくる。赤瀬川さんの著作から、路上観察系、ライカなどの写真系、更には難解そうな自然科学の本まで、幅広い本が並んでいました。

 ジュンク堂からさらに南に歩いて、古書 往来座も覗いてくる。購入はなかったのですが、ちくま文庫や中公文庫などの棚や、映画関係の棚など、じっくり見てきました。

 で、今度はもう一度北上してディスクユニオンとビックカメラをちょっと見る。で、タワーレコードで上のCDを買ったわけです。
 最後に東急ハンズにも行こうかと思ったが、時間と体力が無くなってきたのであきらめる。


2007.05.12(土)

 この日は特別買い物はしていないのですが、午後、代々木公園のタイフェスティバルへ行ってくる。
タイフェスティバル

 タイ料理の屋台やタイの衣類・雑貨・雑誌やCDの販売、タイの音楽の無料コンサートなどが行なわれました。ちょっと驚くくらいの人出で、「こんなにか!」と思うくらいでした。
 タイ料理、色々と食べてきました。写真で紹介しておきます。

 

 

 東京は終了してしまいましたが、全国で下記のとおり予定されています。

■2007年5月26日(土)・27日(日) in 名古屋
■2007年6月10日(日) in 京都
■2007年7月22日(日) in 和歌山
■2007年8月上旬 in 兵庫
■2007年8月下旬 in 奈良
■2007年9月29日(土),30(日) in 大阪

 で、その後下記のとおり、ライブを見てきました。

MOTOCOMPO「CHIPTOP LIPS Release Party」(2007.05.12@原宿Ex'realm)に行ってきました


2007.05.16(水)
[CD]「タワーレコード 渋谷店」にて

サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」/フランク:交響曲ニ短調
アンセルメ(エルネスト) サン=サーンス スゴン(ピエール) スイス・ロマンド管弦楽団 フランク
ユニバーサルクラシック (2001/04/25)
売り上げランキング: 22

 下の記事で紹介されているのを読んで、気になって買う。それから、1,000円という価格もあって。

第5回 給料日前、ゴージャスな音の饗宴に身をゆだねてみよう (今週のお薦めCD):NBonline(日経ビジネス オンライン)

 我ながら「なんと単純な理由なんだ」と思うが、それでいいと思っている。クラシックには全然詳しくないから、とりあえず色々なきっかけで聴いて、そこから自分の好みを固めていけば。
 クラシックって、廉価版は1,000円くらいからあって、気になる曲や作曲家のCDをとりあえず買うにはありがたい。少しずつ聴いていきたいと思います。

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 ちなみにこの日はエリック・サティのCDも買ったのだが、2週間前に(「ラ・フォル・ジュルネ」の会場で)買ったものとまったく同じCDだった。2週間前に買ったことすら忘れていた。これはショックだったなあ。
 なお、この日は会社帰りに下のライブを見て、その後閉店時間ギリギリまでタワーレコードでCDを探していました。

5/16、ライブ『Tokyo Link P.7〜Family〜』@渋谷「多作」を見てきました


2007.05.21(月)購入
「有隣堂 ヨドバシAKIBA店」にて

パラレル
パラレル
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長嶋 有
文藝春秋 (2004/06/26)
売り上げランキング: 110618

泣かない女はいない
泣かない女はいない
posted with amazlet on 07.05.27
長嶋 有
河出書房新社 (2005/03/15)
売り上げランキング: 96407

 長嶋有氏の単行本のうち、まだ持っていなかったものを購入。いずれも小説です。
 先日、大江健三郎の受賞記念対談(大江氏と長嶋氏の対談)を聴いて、長嶋氏の出ている本は全部読んでおこうと思って購入。
第一回大江健三郎賞記念対談(大江健三郎・長嶋有)に行ってきました(2007.05.18@講談社)

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2007.05.22(火)

 この日は仕事帰りに神保町へ。ただし、時間が遅かったこともあり、CD屋(ディスクユニオンやジャニス)には寄らず、久々に小川町から書店をいくつか回るルートを取る。

 ということでまずは小川町駅前の古本屋澤口書店へ。
・澤口書店 - BOOK TOWN じんぼう

 マンガと文庫が中心ですが、ときどき覗くと結構面白い本を買うことができる。本日も一冊購入。

まぼろし万国博覧会
まぼろし万国博覧会
posted with amazlet on 07.05.31
串間 努
筑摩書房 (2005/04)
売り上げランキング: 180443


 元の単行本も、文庫化されてからも、見ているはずなのだが、なぜかという感じで未購入だった本。

 それから靖国通りを神保町方向に歩き、通り沿いの新刊書店時代屋へ。
歴史時代書房 時代屋

 ここは、日本の時代・歴史ものの専門店。時代小説・歴史小説はもちろん、研究書やDVD、グッズなど、ジャンルを絞って揃えている。落語の本やCDのコーナーもあります。
 一方で、店頭ワゴンに古本があったり、入口まわりに一般雑誌や書籍もあるので、それほど時代・歴史ものに興味がない人も大丈夫です。オリジナルのTシャツや缶バッチなんかは、歴史に詳しくない人でも、デザインで好きなのを選べるし。
 ここでも、店頭から一冊古本を購入。

近鉄消滅 新生パリーグ誕生
佐野 正幸
長崎出版 (2005/08)
売り上げランキング: 465424

 著者はかつての近鉄バファローズのファンとしても知られており、バファローズ関連の著作もいくつかある。
 この本は、2004年の近鉄バファローズ消滅を受けて、パ・リーグの歴史、日本プロ野球への提言をまとめたもの。

 最後はヴィレッジヴァンガードで締めることにする。わがままを言えば、最近品揃えに大きな変化がないのは珠に傷だが、仕事帰り(特に休みの前の日)の夜に寄り道するには恰好のお店なので、頑張っていただきたい(なんだこのはげまし)。
 この日は高野文子さんのマンガを一冊購入。

ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事
高野 文子
マガジンハウス (1998/02)
売り上げランキング: 59332

 
  で、帰りにふと思い立って、神保町→三越前→日本橋と地下鉄を乗り継いで、九州じゃんがららあめんに行く。なぜ日本橋店かというと、ここでしか食べられないメニューがあるのです。普段は、帰り道に日本橋で乗り換えるときなどに行くのだが、今回はわざわざ行く。
 行った甲斐のある味でした。


2007.05.23(水)購入
[新刊]

・雑誌『TV Bros. 2007年5月26日号(2007年5月26日〜2007年6月8日)』(東京ニュース通信社)
 主な特集は下記のとおり。

  • 『大日本人』いよいよ公開!! 大日本人は考える。
    松本人志(監督)インタビュー・高須光聖(共同脚本)インタビューなど。
    大日本人オフィシャルガイド
    日経エンタテインメント!
    日経BP出版センター (2007/06/01)
    売り上げランキング: 479
  • 知力 体力 あだ名力
  • 連載100回記念インタビュー! 生涯俳優、津田寛治。
    津田さんは、あの年齢不祥な感じがかっこいい。
  • TV Bros.創刊20周年特別企画
    漣と源 高田漣、星野源(fromサケロック)のふたりが、オリジナルの曲を作成。プレゼントしています。

 その他気になった記事は下記のとおり。

  • 映画コーナーで紹介されていた『COMANDANTE』。オリバー・ストーン監督がキューバのカストロを撮影したドキュメンタリーとのこと。今号の巻頭で6ページ使って紹介されている映画よりも興味深い
    ・-COMANDANTE-コマンダンテ
  • アルフィーの高見沢さんは53歳!
  • 今夏放送予定のドラマ『裸の大将』で山下清を演じるのはドランクドラゴン塚地武雅!
  • 木村佳野がテレサ・テンを演じるドラマ『テレサ・テン物語〜私の家は山の向こう』が6月2日(土)、テレビ朝日で放送!
  • 「ピピピクラブ」内の、テレビ番組ディレクターがプレゼンをする「ディレクター魂」で「日本初! 『眼鏡党』結成!」という企画が! 既にメガネスーパーのCMで「日本メガネ党」ってのがあるぞ大丈夫か!
    日本メガネ党

[新刊]「gallery5」にて

・図録『藤森建築と路上観察』展
 ヴェネチア・ビエンナーレで販売されたカタログを再販。日本語訳の冊子はあるし、写真なども多いので、イタリア語はおろか英語もほとんど読めない私ですが、購入しました。
藤森建築と路上観察 ─ 第10回ヴェネチア・ビアンナーレ建築展帰国展

建築探偵の冒険〈東京篇〉
藤森 照信
筑摩書房 (1989/12)
売り上げランキング: 99413

この本の内容

日本近代建築史の研究者たちが、ある日街を歩いていて由緒ある西洋館や古い街並を発見した。その娯しみに病みつきとなった人々が「東京建築探偵団」をつくり、都内を徘徊し、古い建物、変った建物を探し、記録する作業をはじめた。本書はこの探偵団の主唱者による東京の建物にまつわる面白い話の発掘記である。楽しく読みすすむうちに、世界に例のない構造をもつ東京という都市空間が鮮やかに見えてくる。稀有な東京論・都市論の本でもある。

目次
正しい建築探偵のやり方―今和次郎のフルコース
犬も歩けば…―看板建築
街角にダダイズムが立っていた―東洋キネマ
全長335メートルの秘境―東京駅
皇居が見つかった―皇居前広場
ネクラのマッカーサー―横浜ニューグランドHと第一生命館
病院は流血と笑いの図像だらけ―聖露加国際病院
西洋館は国電歩いて3分―鏡子の家
東京を私造したかった人の伝―兜町と田園調布

出版社の紹介ページより引用)

 藤森氏が、東京の建築物から東京の歴史を見る本。これまでも書店で見かけてはいたが、ちょっと難しそうで手が出なかった。
 しかし、「藤森建築と路上観察」展を見て興味が湧いたので購入。

林丈二的考現学―屁と富士山
林 丈二
INAX出版 (2000/09)
売り上げランキング: 331898

路上観察学会でも特異な存在として知られていた林丈二。「じぶん考現学」ともいえる数々の仰天記録とコレクションに、仲間の赤瀬川原平・藤森照信・南伸坊もあらためて驚嘆。
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座談会
純度100%の子ども? いや宇宙人? それとも神様? 赤瀬川原平+藤森照信+南伸坊

図版構成
林丈二のタイムカプセル 切符のパンチ屑
プラットホームの白い線
アイスキャンディーの当たりクジ
きつねうどん・そばの油揚げ
英字ビスケット
パチンコ玉の模様
理想的なコーヒーサービスを求めて
路上探偵事務所
化粧石
狛犬の尾
水々流転
植物・自転車
フェイス・ハンティング
石文
ミニ鳥居
一日で五県を歩く
面白地名散歩
車窓からの牛
ホテルの部屋調査
靴底の小石
毎日出す手描き絵葉書
放屁採集

エッセイ
林丈二という不思議   松田哲夫
楽天家との生活   林節子
神様からの絵葉書   一木努

インタビュー
自分の好きなことしかできない、それって楽なんです。
林丈二

執筆者紹介

出版社の紹介ページより引用)

 2000年〜2001年に、名古屋・東京・大阪のINAXギャラリーで行なわれた林丈二氏の古典の図録。私は展覧会を見ることはできなかったのですが、この図録だけ読んでも面白そうです。
 林丈二氏は、イラストレーター・エッセイストであり、路上観察学会の会員でもある。マンホールの蓋の形の収集などで知られています。

[CD]「タワーレコード新宿店」にて

・Luc Ferrari「Acousmatrix III」(Bvhaast 9009)

  1. Petite Symphonie Intuitive Pour Un Paysage De Printemps
  2. Strathoven
  3. Presque Rien Avec Filles
  4. Heterozygote

diskunion>>LUC FERRARI -ACOUSMATRIX - HISTORY OF ELECTRONIC MUSIC 3(一部試聴可能)

 なぜか@TOWER.JPでは品切れなので、ディスクユニオンのwebショップのリンクを貼っておきます。
 「Acousmatrix」というのは、ヨーロッパの電子音楽のシリーズ。このパート3が、Luc Ferrari(リュック・フェラーリ)の作品集になっています。

『J.S.Bach: Well Tempered Clavier Book.2 / Bob Van Asperen』(@TOWER.JP)
発売日: 2007/04/02/レーベル: Virgin Classics/Veritas x 2/組枚数: 2/規格品番: VBD3857952

『Medieval & Renaissance Music / David Munrow, Early Music Consort Of London』(@TOWER.JP)
発売日: 2007/04/02/レーベル: Virgin Classics/Veritas x 2/組枚数: 2/規格品番: VBD3858112

 クラシックの2枚組CDがお買い得な価格で並んでいたので、試聴してきました。その中から、バッハの作品集と、中世・ルネサンス期の楽器の演奏を収録したコンピレーションを購入。

・『FAMOUS MARCHES』(NAXOS CLASSICAL,8.553596)

他ではちょっと買えない凝ったクラシック・マーチ集

コレクション
COLLECTION

威風堂々 - 有名行進曲集

[「アイーダ]行進曲(ヴェルディ)/「カトリア」組曲 - 行進曲風に(シベリウス)/弦楽のためのセレナーデ - 行進曲(ヴィレーン)スラヴ行進曲/「くるみ割り人形」行進曲(チャイコフスキー)/行進曲「ラッパと太鼓」/「カルメン」 - 密入国者の行進(ビゼー)/ハンガリー行進曲(ベルリオーズ)/葬送行進曲(ショパン/ブレイナー編)/「魔笛」 - 僧侶の行進(モーツァルト)/楽しい行進曲(シャブリエ)/ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウスI/軍隊行進曲第1番(シューベルト/ブレイナー編)/ナイツブリッジ(コーツ)/忠誠行進曲(グリーグ)]

8.553596

クラシック音楽には結構マーチが出てきて、たまに聞くと胸がスッキリします。この1枚では「威風堂々」や「ラデツキー行進曲」など、誰もが聞いたことがある有名曲から、「スラブ行進曲」のような本格的管弦楽曲、そして相当の通でも知らないヴィレーンやコーツの曲まで聞くことができます。マニア向けの注目株には、ナクソスが誇る名アレンジャー・ブレイナー氏編曲によるショパンの「葬送行進曲」も。殆どが既出のナクソス音源からの抜粋ですが、これでCDを取り替えずに本格的行進曲を思う存分楽しめる、収録時間78分を超えるお徳用です。

レーベルの紹介ページより引用)

01.Aida: Grand March(ヴェルディ GIUSEPPE VERDI)
02.Karelia Suite, Op. 11: III. Alla marcia(J. シベリウス JEAN SIBELIUS カレリア組曲 Op. 11 - 第3楽章)
03. Serenade for Strings, Op. 11: IV. Marcia(DAG WIREN)
04. Marche Slave, Op. 31(P.I. チャイコフスキー PYOTR IL'YICH TCHAIKOVSKY スラヴ行進曲 Op. 31)
05. Jeux d'enfants: I. March(G. ビゼー GEORGES BIZET 子供の遊び (管弦楽小組曲) - 行進曲)
06. La damnation de Faust (The Damnation of Faust), Op. 24: Hungarian March, "Rakoczy March"(H. ベルリオーズ HECTOR BERLIOZ ファウストの劫罰 Op. 24 - ハンガリー行進曲 「ラコッツィ行進曲」)
07. The Nutcracker: March(P.I. チャイコフスキー PYOTR IL'YICH TCHAIKOVSKY)
08. Piano Sonata No. 2, Op. 35: Funeral March (arr. for orchestra)(F. ショパン FRYDERYK CHOPIN ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op. 35 - 第3楽章「葬送行進曲」 (管弦楽編))
09. Die Zauberflote (The Magic Flute), K. 620, Act II: March of the Priests(W.A. モーツァルト WOLFGANG AMADEUS MOZART 歌劇「魔笛」 K. 620 - 第2幕 僧侶の行進)
10. Carmen: Smugglers' March(G. ビゼー GEORGES BIZET)
11. Military March No. 1 in D major, Op. 39, "Pomp and Circumstance"(E. エルガー EDWARD ELGAR)
12. Marche joyeuse (E. シャブリエ EMMANUEL CHABRIER)
13. Radetsky March, Op. 228(ヨハン・シュトラウスI世 JOHANN STRAUSS I ラデツキー行進曲 Op. 228)
14. Military March No. 1 (arr. for orchestra)(F. シューベルト FRANZ SCHUBERT 軍隊行進曲第1番 (管弦楽編))
15. London Suite (London Everyday): III. Knightsbridge: March(E. コーツ ERIC COATES)
16. Sigurd Jorsalfar, Op. 56: Homage March(E. グリーグ EDVARD GRIEG
組曲「十字軍の戦士シーグル」 Op. 56 - 凱旋行進曲)

行進曲名曲集 - 8_553596 - ナクソス・ミュージック・ライブラリーより引用)

 行進曲を集めたナクソス(NAXOS)のコンピレーション。行進曲って、気分が盛り上がっていいんですよね。
 最初のヴェルディ(GIUSEPPE VERDI)の「Aida: Grand March」(凱旋行進曲)は、サッカーの応援でも使われているメロディー。11曲目は、「威風堂々」の呼び名で知られている曲です。

TOWER RECORDS ステッカ−シ−ト(@TOWER.JP)
 タワーレコードオリジナルのステッカーです。

「ヴィレッジヴァンガード ルミネ新宿」にて

Girl Crazy (CCCD)
Girl Crazy (CCCD)
posted with amazlet on 07.05.26
Various Artists
Emi Gold (2004/08/16)
売り上げランキング: 121266


1. The Ronettes - You Bet I Would
2. The Chiffons - He's So fine
3. The Shangri-las - Leader Of The Pack
4. The Shirelles - Will You Love Me Tomorrow?
5. The Three Degrees - I Do Take You
6. Martha Reeves - Heatwave
7. The Angels - My Boyfriends back
8. The Chantels - Maybe
9. The Exciters - Tell Him
10. The Cookies - Chains
11. The Honeys - The One You Can't Have
12. The Toys - Can't Get Enough Of You Baby
13. The Essex - A Walkin' Miracle
14. The Cinderellas - Baby baby I still love you
15. The Dixie Cups - Chapel Of Love
16. The Ronettes - Sihouettes
17. Little Eva - The Locomotion
18. The Girlfriends - My One and Only Jimmy Boy
19. Sharon Marie - Thinkin' Bout You Baby
20. The Chiffons - One Fine Day

 THE THREE DEGREESなどが入った、1960年代のガールズポップのコンピレーション。

アレッポの石鹸(画像のリンク先は楽天市場)
 前にもヴィレッジヴァンガードで買った「アレッポの石鹸」をもう一回買う。普通の石鹸よりはちょっと値段は張るが、これで体や頭を洗うとさっぱりするのは事実。結構いいと思います。洗っている間は、オリーブの香りがちょっと独特だけれど、洗った後は香りは残らず、気にならないです。

 この日は、初台の東京オペラシティアートギャラリーに「藤森建築と路上観察 ─ 第10回ヴェネチア・ビアンナーレ建築展帰国展」展を見に行く。途中、靴を脱いでゴザ(?)の上を歩きながら展示を見たり、竹で枠を組んで、縄を巻いて壁にしたドームの中で路上観察の映像を見たり。
 同時に開催されていた収蔵品展も見る。絵画がほとんどで、私は絵画作品は苦手なのだが、今回の展示品は見ていて興味深いものも多かった。長い時間見たくなるというか。野又穫・川口起美雄・加藤清美・奥山民枝の諸氏の絵画、コイズミアヤ氏のオブジェに、特に興味を惹かれた。

 帰りにギャラリーの前にあるショップ「gallery5」で図録や本を購入。ここはナディッフ(NADiFF)の運営で、いわゆるミュージアムショップというよりも、もっと幅広くアート系の本やCDを並べている。ちなみにギャラリーに入館しなくても買い物は可能です。

 帰りに新宿へ。世界堂の一階で文房具を見てから、ディスクユニオンのJAZZ館・クラシック館・中古センターを覗く。
 それからタワーレコードへ。9階(ビルの7階〜10階がタワレコです)のジャズ・クラシック・ワールドミュージック・現代音楽のフロアで、CDを購入。7階のJ-POPフロアは、時間の都合もあってパスしてしまった。
 それからヴィレッジヴァンガードに寄って帰ってくる。


2007.05.24(木)購入
[新刊]


◆特別取材◆文◎木村元彦 オシム「日本サッカーを再生できるか」
◆核心インタビュー◆文◎佐藤俊 巻誠一郎「代表は強くなったのか」
◆直撃インタビュー◆文◎戸塚啓 小野伸二「このまま招集されないのか」
◆独白インタビュー◆文◎田村修一 松井大輔「試練を生かせるか」
◆クロス・トーク◆文◎浅田真樹 水野晃樹と家長昭博「日本の未来を託せるか」
◆クローズアップ◆文◎白瀬まゆ美 藤本淳吾「日本の10番になれるか」
◆指導者たちの眼◆オシム学集中特別講座 山本昌邦/石崎信弘/信藤建仁
◆徹底討論◆◎西部謙司×田村修一 オシムイズムを問い直す
◆誌上再現◆文◎三浦憲太郎 日本代表スタッフ会議の全貌
◆大規模アンケート◆メディアはオシムジャパンをこう見ている
◆言いすぎ御免◆オシム語録再入門 辛酸なめ子/枡野浩一/蝶野正洋
◆あなたはジーコ派? オシム派?◆文◎吉崎エイジーニョ サッカー脳力クリニック
◆本音インタビュー◆文◎佐藤岳 久保竜彦「甦るか、ドラゴン」

 特集は「日本代表の論点 オシムに問う。Questions on Osim Japan」。サッカーの日本代表特集ですが、オシム監督へのインタビューはありません。
 最初の「特別取材◆文◎木村元彦 オシム『日本サッカーを再生できるか』」というのは、あたかもオシム監督へ取材したような印象を受けますが(私はそう思って買った)、実際は祖母井秀隆氏(うばがいひでたか。ジェフのGMだった当時にオシム氏を監督として呼んだ方)への取材をまとめたもの。
 また、表紙の「オシムに問う」の右に、色々なテーマが書かれているが(「巻誠一郎はなぜ必要とされるのか」、「小野伸二はこのまま招集されないのか」など)、これもオシム監督に直接訊いているわけではありません。関係する選手へのインタビューや、特定のテーマに関する原稿を掲載している。こうした記事を載せて、オシム監督に「読んでください、どうですか?」とメッセージを発することが「オシムに問う」ということの意味のようです。

 特集が先に決まっていたが、オシム監督へのインタビューが断られたのではないかと思うような内容。正直に言えば、インタビューや記事の質以前の問題として、看板に偽りありという感じのつくりかたに嫌悪感を覚えます。
 一応、読むけれどね。
 それから、特集以外で気になる記事は下記のとおり。

◆Jリーグ・ヒストリー◆文◎小齋秀樹 浦和レッズ×ガンバ大阪「15年目のナショナルダービー」
◆全日本主将が語る◆文◎西岡研介 竹下佳江「特別なシーズン」

 実際に読んで、上記以外に興味を惹かれたのは、大月隆寛氏の「ナンバーノンフィクション 最後の花道。忘れられたアラブのために」、アングロアラブ(サラブレットとアラブの混血)が走るアラブ競馬についてノンフィクション。


2007.05.27(日)

 この日は、午後にまず渋谷へ。CDショップ・書店など、いくつかの店を見るつもりが、タワーレコードの6階(クラシックフロア)・5階(ジャズ・ワールド・現代音楽)ではまってしまう。試聴していると欲しいCDがぼんぼん出てきて、結局10枚くらい買ってしまう。それでも、輸入盤は比較的価格が安いし、一部輸入盤のセールが行われているので、使ったのは1万5000円くらいだったけれど。
 購入したCDは下記のとおり。

【CD】「タワーレコード渋谷店」にて

 まずはクラシック。

Elgar: Coronation Ode; The Spirit of England
Gwynne Howell Edward Elgar Alexander Gibson John Currie Wilfred Wilson Gibson Scottish National Orchestra Teresa Cahill Anthony Rolfe Johnson
Collect (2003/07/21)
売り上げランキング: 25600
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1. I. Introduction. Crown The King
2. II. (A) The Queen
3. (B) Daughter Of Ancient Kings
4. III. Britain, Ask Of Thyself
5. IV. (A) Hark, Upon The Hallowed Air-(B) Only Let The Heart Be Pure
6. V. Peace, Gentle Peace
7. VI. Finale. Land Of Hope And Glory
8. I. The Fourth Of August
9. II. To Women
10. III. For The Fallen

 エルガー(Edward William Elgar)の作品集。「威風堂々」の中盤のメロディーに歌詞が付き、合唱されている曲も入っている。

アーティスト:Gustav Holst (1874 - 1934)
タイトル:Holst: Orchestral Music / Pople, London Festival Orchestra

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輸入盤 CD・発売日: 1996/12/07・レーベル: Arte Nova ・ 組枚数: 1 ・規格品番: 7432134022

1.Gustav Holst (1874 - 1934) : St Paul's Suite for Strings, Op. 29 no 2/H 118
2.Gustav Holst (1874 - 1934) : Lyric Movement for Viola and String Orchestra, H 191
3.Gustav Holst (1874 - 1934) : Brook Green Suite, H 190
4.Gustav Holst (1874 - 1934) : A Fugal Concerto for Flute, Oboe and Strings, Op. 40 no 2/H 152
5.Gustav Holst (1874 - 1934) : Scottish Airs (7) for Piano and Strings H 93
6.Gustav Holst (1874 - 1934) : Morris Dance Tunes
7.Gustav Holst (1874 - 1934) : In the bleak mid-winter

 組曲『惑星』作品32(その中でも特に第4曲「木星」)が有名なホルスト(Gustav Holst)の作品集。
 ちょっとずつクラシックを聴いてくると、初心者なりに好みが分かってきて、私はホルストやエルガーの(特に行進曲に感じられる)ような勇ましさが、好きだということが分かってくる。

アーティスト :Guillaume de Machaut (c1300-1377)
タイトル:ギョーム・ド・マショー:ノートル・ダム・ミサ曲/ルネ・クレマンシック、クレマンシック・コンソート

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国内盤 CD ・発売日: 2006/12/20 ・レーベル: ARTE NOVA Classics ・組枚数: 1

 タイトルどおり、ギョーム・ド・マショーの作品を中心に、フランスのミサ曲を集めたCD。しかし、試聴したらいわゆるミサ曲のイメージと異なるので、面白いと思って購入。「ワールドミュージック好きの方もぜひ」というようなPOPが書いてあったのですが、まさにそんな感じ。

■詳細
『ギョーム・ド・マショー: ノートル・ダム・ミサ〜中世のマリアの祝日』
【曲目】
教会入口でのミンストレルの乞食芝居
 1. ギョーム・ド・マショー: ヴィルレ 「帰りに」
 2. ル・ロワ・デ・ナヴァル: 愛のシャンソン
 3. マショー: 「我が身をささげる恋人よ」
 4. プルゴーニュの乞食の歌 「サン・ラゾのギニョがいる」
 5. マショー: ヴィルレ 「甘美な苦痛が」
教会への入場
 6. ファエンツァ写本(1400年頃): 「キリエ」
 7. フライブルクのアウグスチノ修道会聖務日課書(14世紀): 聖母マリアへの賛歌 「めでたし、海の星」
 8. 作者不詳(1300年頃、フランス): コンドゥクトゥス 「めでたし、誉れ高き」
ノートル・ダム・ミサ
 9. キリエ
 10. グロリア
 11. ル・ロワ・エ・ナヴァル: 「おとめマリアの優しき御名から」
 12. 作者不詳(1300年頃、フランス): 聖母マリアの賛歌 「めでたし乙女、女王」
 13. クレド
 14. 賛歌 「めでたし、女王」
 15. 作者不詳(1320年頃、フランス): 聖母マリアの賛歌「よき言葉、快き言葉」
 16. マショー: ヴィルレ 「恋人よ、あなたの優しい姿が」
 17. 作者不詳(1320年頃、フランス): 「そばにいる」
 18. サンクトゥス
 19. ファエンツァ写本(1400年頃): 「サンギリオ」
 20. アニュス・デイ
 21. 作者不詳(14世紀、フランス): 「やさしきもの」/作者不詳(13世紀、フランス): 「めでたし海の」
 22. 聖母マリアのための賛歌(1200年頃): 「めでたし、名高い」
 23. 作者不詳(11世紀頃、フランス): 「天の声」
 24. イテ・ミサ・エスト
【演奏】
ルネ・クレマンシック&クレマンシック・コンソート
【録音】
1999年5月5日 ルッカ,聖ミケーレ音楽院(イタリア)
[DDD/STEREO]

*歌詞対訳・日本語解説付き

(@TOWER.JPより引用)

タイトル:Pachelbel: Canon & Gigue, etc /Goebel, Musica Antiqua Koln
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輸入盤 CD ・発売日: 1995/08/15 ・レーベル: DG Archiv Masters ・組枚数: 1 ・規格品番: 4472852

バロック界の風雲児ゲーベル率いるムジカ・アンティクヮ・ケルンのカノン。数ある演奏の中でもかなり快速の部類に入るでしょう。そのほかヘンデル、ヴィヴァルディのトリオ・ソナタ、バッハの管弦楽組曲を収録。5番は偽作ですが結構名曲です。
■詳細
【曲目】
Johann Pachelbel (1653 - 1706): Canon and Gigue in D major
George Frideric Handel (1685 - 1759):Trio Sonata for 2 Violins and Continuo in G, Op.5, No.4, HWV 399
Antonio Vivaldi (1678 - 1741):Trio Sonata in D minor for 2 Violins and Continuo, Op.1/12 , RV 63 "La Follia"
Johann Sebastian Bach (1685 - 1750):Suite No.2 in B minor, BWV 1067
Johann Sebastian Bach (1685 - 1750):Suite No.5 in G minor, BWV 1070 (attributed to Bach)
【演奏】
Musica Antiqua Koln, Reinhard Goebel

(@TOWER.JPより引用)

 一曲目がパッヘルベルのカノンなのですが、これがこれまで聴いたことのあるどの演奏よりもテンポが速い。これも曲を試聴してのインパクトで購入を決める。

タイトル:Classics - American Piano Classics / Kunzel, Cincinnati Pops
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輸入盤 CD ・発売日: 2001/12/31 ・レーベル: Telarc ・組枚数: 1

■詳細
【曲目】
アメリカン・ピアノ・クラシックス
1.アンダーソン:ピアノ協奏曲 ハ長調
2.ガーシュウィン:セカンド・ラプソディー
3.ゴットシャルク:ピアノとオーケストラのためのグランド・タランテラ 作品67
4.ボウマン:12番街のラグ
5.ジョプリン:ジ・エンターテイナー
6.ジョプリン:ソラース
7.ジョプリン:メイプル・リーフ・ラグ
8.M.グールド:インタープレイ
(ピアノとオーケストラのためのアメリカン・コンチェルテット)
【演奏】
スチュアート・グッドイヤー(P;1、2)、キース・ロックハート(P;6)
ウィリアム・トリット(P;3、4、5、7、8)
カンゼル(指揮)、シンシナティ・ポップス・オーケストラ

(@TOWER.JPより引用)

 ルロイ・アンダーソン、ガーシュウィン、ジョプリンなどなど、アメリカの作曲家のピアノ協奏曲を集めたCD。なんとなく、明るさや軽快な雰囲気(ジャズにも通じる雰囲気)があって、私は好きです。

 続いてジャズを一枚。

アーティスト:Bonerama(ボノラマ)
タイトル:Bringing It Home(ブリンギング・イット・ホーム)

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国内盤 CD・発売日: 2007/05/23・レーベル: バッファロー・レコード・組枚数: 1 ・規格品番: LBCY-509

1.Intro
2.Bayou Betty
3.By Athenish
4.The Ocean
5.And I Know
6.Mr.Go
7.Sprung Monkey
8.Gekko Love
9.Yer Blues
10.Epistrophy
11.Equali
12.Helter Skelter
13.Louis Perch
14.Cabbage Alley

ロック魂溢れる強烈なファンクネス!

ステージで一線に並んでブリブリと吹きまくる5人のトローンボーン部隊。そこに弾けまくったスーザフォンが、まるでウッドベースのように絡んでくる。さらにエレキ・ギターとリズム隊も加わって、ファンク度120%の演奏が炸裂!超個性派ニューオリンズ・ブラス・ファンク・バンド、ボノラマがハリケーン・カトリーナの傷跡が今なお色濃く残るホームタウンの復興を願って2006年に行った、ニューオリンズ名門クラブ「ティピティーナ」でのライヴ音源を収録した熱〜い作品。ファンクのみならずロック・スピリットをも感じさせるガッツィーなプレイがサイッコー!ビートルズやツェッペリンのカヴァーも収録した血沸き肉踊る傑作ライヴ・アルバム!ゲストにはスタントン・ムーアも参加してるぞ!

(@TOWER.JPより引用)

 まったく知らなかったが、試聴して購入を決める。
 トロンボーン5人というのは、迫力があります。こういうバンドは、ライブ盤の方がかっこいいと思う。
 ちなみに、レーベルBuffalo Records(アメリカの音楽を紹介する日本のレーベル) のサンプラーCD-R(レーベルコンピレーション)を特典としてもらう。「Acoustic Swing」・「Americana」・「Jam Band」・「Texas」・「New Orleans」をキーワードにしているそうで、ハイテンポで突っ走るような曲だけでなく、ゆっくりした渋い曲も多い。

 そしてワールドミュージックを三枚。

アーティスト:Balkan Beat Box
タイトル:NU★MED

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国内盤 CD・発売日: 2007/05/13・レーベル:PLANKTON・組枚数: 1 ・規格品番: VIVO-331

NY生まれの“NU★MED(新しい地中海)サウンド”、バルカン・ビート・ボックスの第2弾が登場!ジプシーブラス、クレズマー、アラブ、ブルガリアン・ヴォイス、グナワ…など地中海周辺の音楽と、ヒップホップ、レゲエ/ダブ、ジャズを、NYならではのセンスでミックスした、ファンキーなゴッタ煮サウンド!1作目を超えるパワー・アップした内容。

(@TOWER.JPより引用)
1.Keep 'Em Straight (Intro)
2.Hermetico
3.Habibi Min Zaman
4.Bbbeat
5.Digital Monkey
6.Ballcasio
7.Pachima
8.Quand Est-Ce Qu'on Arrive
9.Mexico City
10.Delancey
11.Joro Boro
12.Gypsy Queens
13.$20 for Boban
14.Baharim (Outro)

 厳密には、ワールドミュージックの音をサンプリングしているようです。感じとしてはHIP HOPに近い。ともあれ、なんでもありという感じで面白い。

アーティスト:Fanfare Ciocarlia
タイトル:クイーンズ&キングス〜ワイルドで行こう

国内盤 CD ・発売日: 2007/04/08 ・レーベル: PLANKTON ・組枚数: 1
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1.あの娘を叩く(ゲスト:ダン・アルメアンカ)
2.ああ、つらい(ゲスト:カルーム)
3.サンダーラ(ゲスト:シャバン・バイラモビッチ)
4.あなたを愛する以前(ゲスト:ミツー)
5.恋人よ戻ってきておくれ(ゲスト:カルーム)
6.2:2(ゲスト:ミツー&フローレンティナ・サンドゥ)
7.イブラヒム(ゲスト:エスマ)
8.僕をいじめないで(ゲスト:シャバン・バイラモビッチ)
9.あなたを閉め出すわ(ゲスト:フローレンティナ・サンドゥ)
10.たわむれの愛はやめて(ゲスト:エスマ)
11.泣かないで(ゲスト:リジジャナ・バトラー)
12.ミグ・ミグ(ゲスト:ジョニー・イリエフ)
13.別れのマーチ(フィーチャリング:イオン・イヴァンチャ)
14.ワイルドで行こう

ルーマニアが誇る世界最高最強のジプシー・ブラス、ファンファーレ・チォカリーアがさらに豪快にパワーアップ!多数のバルカン・ジプシーの強者ミュージシャンたち〜エスマ、シャバン・バイラモビッチ、ミツー、KALなどが参加!ジプシー音楽史に残る名響演がてんこ盛り!最高傑作の誕生!!

(@TOWER.JPより引用)

 Fanfare Ciocarlia(ファンファーレ・チォカーリア)は、ルーマニアのジプシー音楽でタラフ・ドゥ・ハイドゥークスと人気を二分しているらしい。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスが弦楽器中心なのに対し、こちらはブラスをふんだんに使っている。これもかっこいい。
 ワイルドで行こう(Born to be wild。Steppenwolfのカバー)は映画の主題歌になっているようですが、そのあたりのタイアップとは関係なく聴いても、いいアレンジです。

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アーティスト:BLACK VELVETS
タイトル:ブラックベルベッツの宇宙〜イン・ザ・スペース

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国内盤 CD ・発売日: 2007/05/23 ・レーベル:delight records・組枚数: 1 ・規格品番: XBCD-2003

1.コパカバーナ
2.ビギン・ザ・ビギン
3.バチュカーダ
4.アマポーラ
5.テイク・ファイヴ
6.踊り明かそう
7.ルビーの指環
8.おもちゃのチャチャチャ
9.ムーン・リバー
10.別れても好きな人
11.ロシアより愛をこめて
12.銀河鉄道999
13.蛍の光
14.マック・ザ・ナイフ

 ブラックベルベッツは、田中邦和(saxophone)、ヲノサトル(organ、明和電機の「経理のヲノさん」)、テラシィイ(guitar、元「東京スカパラダイスオーケストラ」ほか)、山口とも(percussion)の四人組。
 上にあるような曲の数々を、独特な楽器、独特な音色でカバーしている。
(ブログの参考エントリ)気になるCD:『ブラックベルベッツの宇宙~イン・ザ・スペース』

 タワーレコードは1階と2階がリニューアルしていて、1階(ニューリリース)にはテーマ別の試聴コーナー(座って聴ける)ができたり、2階(J-POP)の棚の配置も変わったり(棚も少し背が高くなっていた)。でも、J-POPコーナーは探しているCDがなければもう行かないだろうなあ。そんな気がする。
 それから、リニューアルセールを行なっていて、オリジナルのパスケースをもらいました。

 

 タワーレコードでは、偶然鈴木大介氏のインストアライブも見る。クラシックギターで、スペインの音楽を演奏。

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 その後、渋谷から表参道へ移動。まもなく(5/31に)閉店のNADiffを覗いてくる。ちょうど中でパフォーマンスが終わった直後だったようで、人がすごい数だった。一部の洋書・雑貨・輸入盤CDは半額でした。

 それから、原宿のユニクロのTシャツ専門店「UT」にも行ってくる。店が独自のコンセプトを持っていることは面白い。ただ、人が多いと商品が選びにくい。Tシャツが透明なプラスチックボトルに入っているので、中身を確認するにはボトルに貼られたラベルを見るか、周囲に下げられているサンプルから商品を確認しないといけない。
 あと、ユニクロのTシャツのデザイン(というかプリント)は、ややいまいち。また、同じシャツを買っている人が多いだろうと思うと、買うのを躊躇してしまう。

 夜は青山のライブハウス「月見ル君想フ」で堀下さゆりさんのワンマンライブを見る。

 その帰り、少し時間があったので、リブロ青山店へ。ここもリニューアルしました。
 以前は店の手前と奥を分けるように壁があった。壁の途中途中に通路があり、壁のところに棚が配置されていた。その壁を取り払ったので、ずいぶんすっきりした印象。ただ、逆に店全体が見渡せるので、以前よりも店が小さく感じた。これは不思議な感覚。
 本は、棚の配置こそ変更していますが、以前と変わらぬ品揃え。美術関係の本が、入口入って右の奥にあるのはこれまで通り。

 で、帰ってくる。帰りに九州じゃんがららあめんの日本橋店に寄って遅い夕食。日本橋店は、じゃんがらのなかでも夏季以外に「ホットつけちゃん」が食べられる唯一の店なので、それを理由に一番行っている店だと思う(最近は秋葉原の本店より行っているはず)。「ホットつけちゃん」は、「つけちゃん」の魚ダシに太麺を入れたラーメン。夏はつけ麺になってしまうので、しばらくは食べられなくなります。


2007.05.30(水)

[新刊]「オンライン書店bk1」より

 気になっていたけれど、そこそこの大きさの書店でも見つからなかったので、bk1に注文していたマンガです。いずれもサッカーがテーマ。

GIANT KILLING 1 (1)綱本将也:原作・ツジトモ:絵『GIANT KILLING 1』(2007年,講談社)  bk1Amazon.co.jp
 『GIANT KILLING』は監督を主人公にしている。イングランドの5部リーグ(アマチュア)のチームを率いて、カップ戦で2部(プロ)のチームを破る番狂わせ(="GIANT KILLING")を演じた達海猛が、自らの古巣であるJリーグの弱小クラブETU(East Tokyo United)の監督に就任して、というストーリー。
 派手な必殺シュートなどはないですが、監督が試合に勝つために考える戦術が面白い。本当に通用するかどうかは別として、ストーリーの中で説得力を感じさせる内容となっている。
 まだ第一巻のみの刊行ですが、これは続けて読んでいこうと思う。

U-31 1 (1)綱本将也:原作・吉原基貴:絵『U-31 1』(2003年,講談社) bk1Amazon.co.jp
U-31 2 (2)綱本将也:原作・吉原基貴:絵『U-31 2』(2003年,講談社) bk1Amazon.co.jp
 『GIANT KILLING』と同じ原作者によるマンガが、『U-31』。こちらは、1996年のアトランタオリンピックに出場した世代の選手を主人公に、2002年〜2006年を描いている。

 主人公は、アトランタオリンピックで活躍し、スターと持ち上げられた河野敦彦。しかし2002年に所属クラブから戦力外通告を受け、かつて去るように出て行った古巣クラブへ戻ることになる。

 この古巣クラブというのが、その名も「ジェム市原」といって、ジェフユナイテッド千葉・市原をモデルにしている。また、チームメイトや相手チームの選手の中にも、実在の選手をモデルにしていることが分かる人が何人もいる(性格などは違うけれど、チームにおける位置付けなどで)。

 河野は、アトランタオリンピックに出場した世代の象徴のような選手。下のジェフサポーターサイトに掲載された作者陣インタビューによると、モデルとしてメインになっているのは前園真聖氏のようです。
 20代前半にスタートして持ち上げられながら、20代後半にかけて輝きを失いつつあると評価された選手がいかに復活していくか。これが説得力を持って描かれている。試合の様子をスポーツニュース形式で(ダイジェスト映像と各選手のコメントで)振り返る部分などもあるのだが、リアリティがある。

 ただ、掲載誌が途中で変わったり、最後は打ち切れらたり(雑誌のアンケートの結果のようです)ということもあって、最後がかなり急ぎ足になっているのは残念(ちゃんと話としてはまとまっていますが)。

イヌゲノム:U-31 インタビュー#1

 ちなみに、この日はもうひとつ荷物が。中身はファミコンソフト。
 これはなにかというと、雑誌『ゲームサイド』サイトのweb動画、「第一回チキチキ!どっちのゲームでショー」のプレゼントに当選したのです(ありがとうございました!)。

ゲームサイドTV:第一回チキチキ!どっちのゲームでショー

 頂いたのは下記3本。

  • ファジカルファイター
     
    これはシューティングゲーム。雰囲気はちょっと「ファンタジーゾーン」に似ている。ステージの前には、町(といっても一画面だけれど)を歩いて、稼いだスコアで武器や防具を買ってパワーアップする。ちょっとRPGっぽい。
     もうひとつ大きな特徴は、「ファジィ」システム。「ファジィ」というのは、もともとはコンピュータにあいまいな表現をさせる理論だったかな。0か1かではなく、その間もあるという。
      このゲームでは、「自機が勝手に動く」という、バグみたいな部分でファジイが活かされています。
     ……ぜ、全然活きてねえ。一応「敵を攻撃する」、「敵の攻撃を避ける」という行動を取っているようですが、実際は自機がふらふらしているようにしか見えないぞ。
  • キン肉マン マッスルタッグマッチ
     
    なつかしいなあ。 私は持っていなかったけれど、小学生の頃に友達が持っていて、よく対戦しましたよ。一応格闘ゲーム(プロレスゲーム)なのだけれど、試合中にリングに投げられるパワーアップアイテムを取ると、非常に威力のある必殺技が使えて、ほぼ勝利となる。
     中でもブロッケンJr.の必殺技はゲームバランスが崩れるほどに強いというのは、当時誰もが知っていた。当時の小学生くらいの子どもがみんな知っている(20年近く経った今でも通じる!)というのは、すごい影響力だよなあ。
  • ファミリーマージャン
     マージャンのルールは全然分からないのですが、せっかくもらったことだし、ちょっと遊んでみようかなあ。
GAME SIDE (ゲームサイド) 2007年 06月号 [雑誌]

マイクロマガジン社 (2007/05/02)

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 という感じでした。

 自分でもびっくりしたのは、買うCDのジャンルの変わりっぷり。とにかくクラシックやワールドミュージックに一気に方向転換した5月でした。「ラ・フォル・ジュルネ」の影響力はとにかく大きい。このままだと、今年の出来事ベスト3にも入ると思います。


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