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2006年1月購入本:年の初めは、こんなでした(2006.08.21更新)

 年始から使っていたパソコンが壊れたり、自分の体が壊れたり、新年早々色々ありましたが、そんな中でもあちこちぶらぶらして、本を買いまくりました。そんな2006年1月の古本日記です。

1月1日(日)
 新年早々パソコンが壊れる。いきなり電源が落ちたり、いきなり電源が入ったりする。ひえー。

1月2日(月)
 この日から仕事。会社に届いた1,000枚近い年賀状を仕分けながら、いったい俺はなにをしているのかと、ふと自分と向き合ってしまう。
1月4日(水)
 自由が丘に行く。しかし、本は買わず。CDを買ってくる。
【CD】
■ヴィレッジヴァンガード 自由が丘店にて

Kings of the Blues・Robert Johnson『Kings of the Blues』
Drums, Drums, Drums・Gene Krupa『Drums, Drums, Drums』 (Amazon.co.jpの紹介ページ)
 どっちもヴィレッジヴァンガードで1,050円だったというのが大きな購入の決め手でした。
 ロバート・ジョンソンは別のCD一枚持っていて、かっこいいと思っていたけれどね。

1月6日(金)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 特集はサッカーワールドカップ、冬の新ドラマと中華まん(?)など。ケンドーコバヤシさんのインタビューもあります。

 パソコンが本格的にどうにもならないので、買い換えることにする。

1月7日(土)
【古本】 ■ディスクユニオン 新宿本館にて

・雑誌『レコードコレクターズ 2003年2月号 特集YMO・2002年リイシュー・ベスト10/5・私の収穫2002・ストーンズ』(ミュージックマガジン)
 YMO特集と聞いたら買わずにはいられないです。当時のCD再発に伴う特集だったようです。
 前・中・後期のYMOに影響を及ぼした他ミュージシャンのレコード紹介や、ライブ盤・ベスト盤も含めた解説など、興味深い内容です。

【新刊】 ■オンライン書店bk1より
オンライン書店ビーケーワン:テクノ・ポップ エレポップ・鈴木 祐:監修 / ストレンジ・デイズ:編 / 鈴木 祐 他:著『テクノ・ポップ エレポップ』(2000.9,エクシードプレス)

「テクノ・ポップ/エレポップを中心に、その周辺に位置したと考えられる80年代のアルバム367枚を集めたエレポップ・ガイドブック」(オンライン書店bk1の紹介文)
 洋楽限定で紹介されています。ネットで検索している途中に見つけて購入。やっぱりこのジャンルの本は気になる。

 この日は新宿へ。タワーレコードで倉橋ヨエコさんのインストアライブを見る。その様子は下記でどうぞ。
■ミニレポート「倉橋ヨエコインストアライブ@タワーレコード新宿店」 2006.01.07

 他に無印良品・東急ハンズ・ディスクユニオンなどにも寄る。CDも買いましたよ。

【CD】 ■タワーレコード 新宿店 にて

スパイラル(初回限定盤)・上原ひろみ『スパイラル(初回限定盤)』
 ジャズピアニスト上原ひろみの、ベース・ドラムとのトリオで収録したアルバム。
 実はこの方のことはあまり知らない。でも、前に渋谷のタワーレコードで、DVDを見て「すげー」と思って、今回買いました。
 「すげー」というのは、初回限定盤についてくる「カンフー・ワールド・チャンピオン (2004年11月26日横浜BLITZにて) 」のライブ映像。ピアノとともにキーボード(シンセサイザーだと思う)を使ったエレクトリックなジャズなのだが、とにかくめちゃめちゃ高速で、ドラム・ベースも含め「うおー、これ全部手弾きかよ!」と衝撃的だった。素人が見てもすごいテクニックだということは感じた。
 そのDVDが特典についたCD。CDも楽しみなので、買ってきました。

【中古CD】 ■ディスクユニオン新宿 中古センター にて
・村上ユカ 『はなうたち。』
 村上ユカ(現:村上由香)さんがどういう人かも知らなかったのですが、カバーされた収録曲を見て、「こ、これは!」と思い、買ってきました。
1.待ちぼうけ/2.安里屋ユンタ/3.お嫁においで/4.砂山/5.小さな空/6.プリオシン海岸
 アレンジやジャケットのデザインも本人が手がけています。アレンジがまたテクノポップで、声は遊佐未森さんみたいで、しかもこの選曲。これはすごくいい。

【中古DVD】 ■ディスクユニオン新宿 中古センター にて
・ゲルニカ『ゲルニカ:リライティング・ヒストリー 1982 1989』
 ゲルニカのライブを収録したDVD。ゲルニカは映像で見たことがないからなあ。この機会にと思い買ってきました。


1月8日(日) ・1月9日(月)・10日(火)
 夜から急に腹痛。9日は祝日だったが仕事なので出勤。しかし、どうにもならず午前中で早退。風邪のようで、10日は医者に行ってから一日寝込む。
 当然本やCDを買っている場合ではない(この体調でも買っていたら、それは多分別の病気です)。

1月12日(木)
【新刊】 ■ヴィレッジヴァンガード お茶の水店 にて
オンライン書店ビーケーワン:モッドイースト・コモエスタ八重樫:文 / 伊藤 慎一:写真『モッドイースト』(2004.4,TOTO出版)
「過去と未来が見えるモダンな街へ、ジカンを超えたMOD EASTの旅に出発! 喫茶店、オフィスビル、学校、オブジェ、東京オリンピック、ホテル、住宅などを収めた日本モダン建築写真集60’s−70’s」(オンライン書店bk1の紹介文)
 なんというか、ミッドセンチュリーモダン(で合っていると思う)の雰囲気漂う建物の写真が多数掲載されている本。これはちょっとかっこよくて、気になって買ってきました。
 コモエスタ八重樫氏のCDもセットになっています。

■明正堂書店 アトレ上野店 にて
オンライン書店ビーケーワン:150cmライフ。 3・たかぎ なおこ『150cmライフ。 3』(2006.1,メディアファクトリー)
「150cmの日常生活の、ちっちゃな出来事たちを描きました。バランスぴったりのヘアスタイル、大人っぽくみえるメイクテクなど、150cmな女の子向けのお役立ち情報もたっぷり!」(オンライン書店bk1の紹介文)
 身長150cmの日々をつづったエッセイまんが。俺は著者のたかぎさんのファンなので、発売されていることを店頭で知り買ってくる。

 しかし、体調が戻ったらいそいそと会社帰りにお茶の水と神保町へ寄り道ししまう俺。やっぱりある種の病気だわ。本とCD買いたい病、

【中古CD】 ■神保町 ジャニス2 にて
・細野晴臣『メディスン・コンピレーション』(1993年,ESCB-1302)
 YMO再生直前、細野さんがアンビエントミュージックのCDを多く出していたころの作品ですね。

 いつも行っていたジャニス3が、火事のためしばらく休業になってしまい(ショックだ)、久々にジャニス2へ行く。ここもやっぱりマニアックなCDが多くて面白いなあ。

【CD】 ■ヴィレッジヴァンガード お茶の水店 にて
・TAMORI GRAPHIC『LOVE GROOVY COVERS』
 MIX CDです。店内のジュークボックスでかかっていたのを聴いてかっこよかったのと、値段がお手ごろだったので買ってくる。

【中古ビデオ】 ■ディスクユニオン お茶の水駅前店 にて
・YMO『TV‐YMO』(1995年,ALVA-9707)

 名前の通り、テレビでオンエアされたYMOの映像をまとめたビデオ。
 「トリオ・ザ・テクノ」が入っているんですよ。「'82スペシャル THE MANZAI」(1982/3/30)の分です。これだけでも「買い」でした。

1月13日(金)
【新刊】 ■ヴィレッジヴァンガード 下北沢店 にて
オンライン書店ビーケーワン:のだめカンタービレ 限定版 14・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 限定版 14』(200601中旬,講談社)
「パリ編キャラしおり5点&しおり収納ファイル付」(オンライン書店bk1の紹介文)
 「のだめ」の最新巻です。「限定版」というのは、しおりのセットと専用ケースがついてくるもの。漫画の内容には違いはありません。
オンライン書店ビーケーワン:のだめカンタービレキャラクターBOOK・二ノ宮 知子『のだめカンタービレキャラクターBOOK』(2005.10,講談社)
 あわせてキャラクターブックも購入。

【古本】 ■自由が丘 西村文生堂 にて
・都筑 道夫『蓋のとれたビックリ箱』(1985.6,集英社)
 均一台から都筑氏の短編集を見つけて買ってくる。

 そういえば、西村文生堂は、今もともと均一本を専門にしていた店の方だけ営業していますね。
 すぐそばにある店がもともとはメインだったけれど、今は改装中なのか閉まっていました。

 休みだったので下北沢と自由が丘へ行ってきました。下北沢は、12月末にもライブを見に行ったのですが、その時は買い物をする時間がなかなかなかったので、昨日は色々と買ってきました。CDも買ってきましたよ(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです)。

【CD】 ■ヴィレッジヴァンガード 下北沢店 にて
・『almost 80's Mega Mix(MIX BY DJ YOSHII)』

 1980年代のヒット曲のMIX CD。収録されている曲目は分からなかったのだが、なんとなく興味を惹かれて購入。

・ジャッキー・デシャノン『ブレイキン・イット・アップ・オン・ザ・ビートルズ・ツアー』
 「Break Away」のオリジナルがこの人というPOPが気になって購入。俺はトレイシー・ウルマンのバージョンで初めて聴きましたが、あれもカバーだったんだねえ。

【中古CD】 ■ディスクユニオン 下北沢店 にて
・戸川純『昭和享年』

 戸川純によるカバー曲集。収録されているのは下記の通り。
1.星の流れに/ 2.東京の花売娘/ 3.アカシアの雨がやむとき/ 4.ヴァージンブルース/ 5.リボンの騎士/ 6.夜が明けて
 それほど珍しいCDではないが、中古でも結構いい値段がついているのです。少なくとも俺がこれまで見た限りではね。
 それが、かなりのお買得価格で並んでいたので即買ってくる。

1月15日(日)
 Amazon.co.jpに注文していたCDが届きました。

【CD】 ■Amazon.co.jpより

 いずれもコンピレーションアルバムです。なぜ買ったかといえば、倉橋ヨエコさんのアルバム未収録曲が収録されているから。
 多分、これらの曲がヨエコさんのアルバムに収録される可能性は低いと思うし(ベスト盤が出たりすればボーナストラックで入るかもしれないけれど)、これらのCDもいつ手に入らなくなるかも分からないので(後から中古でプレミアがつくのも嫌だし)、今のうちにと思い買いました。

V.A.『光合成』(2001年,KGSR-01)
 倉橋ヨエコ「降り月」収録。
V.A.『音の穴5』(2002年,XYCA-00060)
 倉橋ヨエコ「金魚想う」収録。アルバム『婦人用』収録曲のオリジナルバージョンです。『婦人用』収録版は”スペシャル古城ミックス”なので。

V.A.『*EVER POP〜NEXT BREAK* ALL SEASON LADY'S VOCAL COLLECTION』(2002年,SSDF-7003)
 倉橋ヨエコ「見てるだけ」収録。

V.A.『RARE&NOSTA』(2003年,TACD-002)
 倉橋ヨエコ「迷い猫」収録。

 ネットショッピングでCDを一気買いするのって、楽しい反面怖い。珍しく、思い切って四枚も買ってしまいました。どれもなかなかCDショップで見かけないし、中にどうしても聴きたい曲が入っていたので、思い切って買ったのですが。とはいえ四枚で8000円弱だけれどね。

 まあ、ネットショッピングに限らず、時々は一気に買い物をするのも楽しいし、気分が晴れることもある。でも、ネットショッピングはやっぱりちょっと怖いね。俺は未だにカード決済だとお金を使ったという実感が薄いし、商品もその場で手に入らないので、買ったという実感もしづらい。

 どちらかといえば、あちこち歩き回って、偶然色々見つけて、財布から現金を出して商品と交換して、徐々に荷物が重くなって、という方が、買い物の醍醐味を感じるなあ。古い人間かもしれませんが。
 重いものとか、なかなか売っていないものは、ネットで買っちゃいますけれどね。


2005.1.16(月)
【古本】
オンライン書店ビーケーワン:死言状・山田風太郎『死言状』(2005.12,小学館文庫)
 この本、多分下の角川文庫版と同じ本だよなあ。解説とか、収録された文章とか、違いがあるのだろうか。
 角川版もまだ購入できるので、違いが気になる。とりあえず読みたいので買ってきました。
オンライン書店ビーケーワン:死言状・山田風太郎『死言状』(1998.1,角川文庫)
「古今東西の有名人は死に際してどんな最後の言葉を残しているだろうか。ゲーテは「もっと光!」。勝海舟は「コレデオシマイ」。近松門左衛門「口にまかせ筆に走らせ一生さえずりちらし、いまはの際に言うべく思うべき真の大事は一字半言もなき当惑」。そして、風太郎の死言状は?本書は、天才にして鬼才である菊池寛賞受賞の著者が、折々に書き綴ったアフォリズムあふれる現代の徒然草」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:タンノイのエジンバラ・長嶋 有『タンノイのエジンバラ』(2006.1,文春文庫)
「「なんか誘拐みたいだね。脅迫状書いてよ」「嫌だよ。おまえが俺を脅迫してるんじゃないか」 失業中の俺が預かるはめになった隣家の女の子。何をしても不満気な彼女だが、スピーカーから歌が流れ出した時…。全4篇の短編集」(オンライン書店bk1の紹介文)
 新刊で買おうと思っていたのですが、並んでいたので思わず買ってしまいました。
 長嶋さんごめんなさい。次の本は新刊で買います。長嶋有さんは特に知り合いじゃないけれど(当たり前か)、なんとなく申し訳ないのでここでお詫びしておきます。

オンライン書店ビーケーワン:内田百間集成 12・内田 百閨w爆撃調査団 内田百闖W成12』(2003.9,ちくま文庫)
 「百關謳カのこだわりが満喫できるものづくし随筆集」(裏表紙の紹介文より)とのこと。
 「爆撃調査団」って、すごいタイトル。これに惹かれて買った部分も大きいです。

オンライン書店ビーケーワン:日本で初めてカーブを投げた男・鈴木康允・酒井堅次『日本で初めてカーブを投げた男 道楽大尽平岡煕の伝記物語』(2000.12,小学館)
「野球殿堂入り第一号。野球のほかにも広範な趣味を楽しみ、悠然と歩みながら一生を遊び尽くした道楽の天才がいた。幕末に生まれ、明治・大正の激動期を楽々生き抜き、忽然と昭和に逝った鉄道大尽の一代記」 (オンライン書店bk1の紹介文)
 下の文庫の元本の単行本。
オンライン書店ビーケーワン:ベースボールと陸蒸気・鈴木康允・酒井堅次『ベースボールと陸蒸気』(2005.4,小学館文庫)

 いずれも、会社帰りに家の近くの古本屋(新古書店)で買ってきました。

1月18日(水)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 今号の主な記事。
・ロマンポルシェ。が温泉に行く。/ ・杉作J太郎監督の映画について。/ ・二ノ宮知子(『のだめカンタービレ』)×おおひなたごう対談。
 ……なんの雑誌なんだ。

1月19日(木)
【新刊】 ■ヴィレッジヴァンガード自由が丘店にて

・エムディエヌ・ムック インプレスムック『プロとして恥ずかしくないPhotoshopの大原則 正しいPhotoshopの使い方を知っていますか?』(2005.1,エムディエヌコーポレーション)
「あなたはデザインに関わる者としてPhotoshopの使い方や、機能についての原則を正しく理解できていますか? デジタル画像の基礎知識、選択範囲の種類と手法、画像補正・画像合成の原理などについて解説」(オンライン書店bk1の紹介文)
 勉強せないかんと思って、買って来ました。

1月20日(金)
 銀座のギャラリーをいくつか歩いてきました。
 規模は小さいながら、面白い展示が多かったり、なにより入場無料の場所が多く(企業のショールームを兼ねていたりね)、面白かった。

●第236回企画展「亀倉雄策 1915-1997 日本デザイン界を牽引したパイオニア」
 1月11日(水)〜1月31日(火)・11:00-19:00(土曜日は18:00まで)、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)(東京都中央区銀座7-7-2DNP銀座ビル1Fにて)・入場無料http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/

 亀倉雄策(1915〜1997)氏は、東京オリンピック・大阪万博のポスターや、企業・団体のロゴマークで知られるグラフィックデザイナー。
 不勉強にして知らなかったのだが、初めて見た作品は印象的だった。色や図形の配置など、無機質な感じを受けるのだが、作品全体を見ると非常にかっこいい。図版も手ごろな値段のものがあったので、買ってきました。

●紙百科ギャラリー第16回企画展「新しい紙「タントセレクト」による私的装幀デザイン展」
 〜2月25日(土)定休日:日・月・祝 営業時間 10:30〜19:00、紙百科ギャラリー(中央区銀座2-4-9 三幸ビル1F)にて・入場無料http://www.sppcl.co.jp/kami100/

 仲條正義・羽良多平吉・工藤強勝・松田行正・古平正義のグラフィックデザイナー5氏による、本の装丁の展示。
 実際に出版されている本ではなく、架空というか、各氏が作りたい本の装丁で、実際に本を作っている。中のページにはなにも印刷されていませんが、各氏が使用したい紙を使った本の形になっている(一般に「束見本」と呼んでいますね)し、表紙やカバーは実際の本のようにつくられている。
 本を手に取って見ることができるので、質感も含めて本の様子が分かり、興味深かった。

●「トリッキング・ポップ 秋山祐徳太子 展」
 1月16日(月)〜2月4日(土)日曜休廊・12:00〜19:00(最終日〜17:00)、Galley-58(東京都中央区銀座4-4-13琉映ビル4F)にて・入場無料http://www.gallery-58.com/

 秋山祐徳太子氏の作品、登場した雑誌・新聞の記事などの展示。都知事選出馬の頃の記事も多く、興味深かった。
 Galley-58では、夜に秋山祐徳太子と赤瀬川原平の両氏のトークショーもあり、聴いてきました。面白かったなあ。武蔵野美術学校(現:武蔵野美術大学)の頃の話とか、秋山氏が都知事選に出馬した時のエピソードとか。赤瀬川さんの千円札裁判の話も面白かった。

【新刊】 ■Galley-58にて
オンライン書店ビーケーワン:泡沫桀人列伝・秋山 祐徳太子『泡沫桀人列伝』(2002.6,二玄社)
「泡沫のソムリエ、秋山祐徳太子が愛をこめて綴る、純正泡沫烈士50名の恐れ入る人生。タイヤ・アート「足跡を芸術化」した石橋別人などについて掲載。赤瀬川原平、山下裕二との泡沫鼎談も収録。『読書人』連載を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
 「秋山祐徳太子展」が行われたギャラリーで購入。秋山氏のサインもいただきました。

■ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて
・世界のグラフィックデザインgggBOOKS No.3『亀倉雄策』(トランスアート)
 ギャラリーで見たデザインやポスターが印象に残ったので購入


1月21日(土)
 東京は朝から雪であった。そんな中仕事。

1月22日(日)
【古本】 ■神保町 東京古書会館 がらくた市
・丸谷 才一:編『ポケットの本 机の本 楽しみと冒険10』(1979.5,新潮社)
・北 杜夫:編『乗らない・乗る・乗れば 楽しみと冒険7』(1979.12,新潮社)
 どうやら、新潮社が出していたテーマ別のアンソロジーのようです。
 目次を眺めてみますと、『ポケットの本 机の本』には植草甚一「こんな本を読んでいた昔から現在へ」とか中野重治「古本の始末」、内田魯庵 「新著を閑却するはホントウの読書家に非ず」などの文章が収録されています。
 『乗らない・乗る・乗れば』の方は内田百間「特別阿房列車」・山口瞳「夜行列車」・武田泰淳「飛行機のはなし」など。これも面白そう。

 東京古書会館は、今回は20日から24日まで5日間連続で古書展が開催されています。普段は土日の二日間なんですけれどね。俺も通りかかって初めて知りました。で、2冊買ってきました。

 この日は、まず文京区水道にある印刷博物館に行ってきました。JRの飯田橋駅から雪の残る道を15分くらいとことこ歩いて、TOPPAN小石川ビルに到着。この中にあります。下の二つの展覧会を見てきました。

●「プリンティング・オデッセイ2000‐2005―印刷博物館コレクション展」
 会期: 1月22日(日)まで(休館日:毎週月曜日)、開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)・入場料:一般500円
●ドイツの表現力:「ドイツの最も美しい本2004」と「ドイツの企業報告書デザインの現在」
 会期:1月29日(日)まで(休館日:毎週月曜日)、開館時間:10時〜18時・入場料:無料
 いずれも、印刷博物館(http://www.printing-museum.org/jp/index.html、東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル)にて

 俺はあんまり印刷ということを意識しないのだが、改めて見ると面白かったなあ。
 「印刷博物館コレクション展」では、「生活を彩る」、「広く伝える」、「知識を広げる」、「美しく見せる」の四つのテーマにあわせて、さまざまな作品が展示されていた。
 フランスの『百科全書』なんて、迫力あったなあ。
 あとは、広告のポスターや、庶民信仰で作られた様々な紙が面白かった。ポスターは、サイズとかレイアウトとか色の配置とか、勉強になったなあ。
 庶民信仰というのは、江戸時代に疫病や地震を避けるためのまじないに使われた紙とか、中国で縁起物として家に飾る絵など。これも面白かった。
 常設展も含めて、三時間くらい見ていたなあ。また面白そうな企画展があったら見に行こうと思います。
 「ドイツの最も美しい本2004」と「ドイツの企業報告書デザインの現在」は、その名の通りドイツで出版された本と、ドイツの会社のいわゆる会社案内や事業報告の展示。実際に手に取って見ることができます。
 俺はこう見えても大学時代ドイツ語基礎の講義は受けたのですが、当然ながらほとんど読めません。でも、子供向けの絵本や教科書、写真や絵の多いヴィジュアル書も多く、見ていて面白かった。
 会社の事業報告書も、紙の使い方やレイアウトなど、しゃれているものも多かった。フォルクスワーゲン(Volkswagen)などの企業の資料が展示されていました。

 で、その後に神保町へ行ったわけです。CDも買いましたよ。
【CD】 ■ディスクユニオン お茶の水駅前店 にて
真空パック (紙ジャケット仕様)・SHEENA & THE ROKKETS『真空パック (紙ジャケット仕様)』
チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)・SHEENA & THE ROKKETS『チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)』
 シーナ&ザ・ロケッツの再発されたCDを買ってきました
 『チャンネル・グー』は、高校生か大学生の頃に近くの図書館で借りてきて、カセットテープに録音したのをよく聴いていたなあ。

1月25日(水)
【古本】

オンライン書店ビーケーワン:ごちそう探呉・赤瀬川 原平『ごちそう探検隊』(1994.2,ちくま文庫)
 食べ物についてのエッセイです。

オンライン書店ビーケーワン:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻・村上 春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻』(1988.10,新潮文庫)
 とにかく一度は村上春樹を読んでみようと思って、どうせなら自分のまわりの人が最高傑作だという『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読もうと思い、買ってきました。
 これが合わなければ、俺には村上春樹は合わないということで。

オンライン書店ビーケーワン:ナウのしくみ 1・泉 麻人『ナウのしくみ 1』(1993.11,文春文庫)
 1984年〜1987年の『週刊文春』連載コラムをまとめたもの。
 ちょっと読んでみて、「YMOの『トキオ』」(p.245)とか、「YMOのデビューLP『オルステート・サバイバー』」(p.245)なんていう記述がある。1986年7月31日号の記事だ。
 「トキオ」は多分「テクノポリス」のことで(よもやジュリーの「トキオ」ではあるまいな)、『オルステート・サバイバー』は『ソリッド・ステイト・サヴァイバー』で、これはファーストではなくセカンドLP。
 なんだか、書き飛ばされたコラムなのかなあと思ってしまう。半分資料として、流してよもうかなあ。

 この日は、近所の郵便局や図書館を回る。そのまま近所の古本屋へ。

1月27日(金)
 帰りに上野のヤマシロヤへ行く。ここで音の出るゲームのフィギュア「Nintendo ドットグラフ サウンド付フィギュア」を買ってきました。

 背景にキャラクターを付けて飾れるようになっています。また、ボタンを押すとゲームのBGMが一部流れます。これは、フィギュア単体よりも飾っておきやすいかもしれない。
Nintendo ドットグラフサウンド付フィギュア(BOX)『Nintendo ドットグラフサウンド付フィギュア』(15個セットBOX・税込\6,910) (Amazon.co.jpの紹介ページ)

・バンプレストの商品紹介ページ http://www.banpresto.co.jp/life/item/51990.html

1月29日(日)
【新刊】 ■紀伊国屋書店 新宿本店Forest にて
・桜玉吉『御緩漫玉日記(2)』(エンターブレイン)
 桜玉吉さんの漫画を読み始めたのは、小学生の頃、『ファミコン通信』(現『ファミ通』)に連載されていた『しあわせのかたち』を読んだのが最初。
 途中中断(こっちが読むのも、作者が描く方も)がありながら、それから20年近く読み続けている。改めて思うとすごいな。
(参考)
・桜玉吉『しあわせのかたち(Beam comix)全5巻 』(エンターブレイン)

【古本】 ■下北沢 DORAMA Part6にて
・山根一真『山根一真の素朴な疑問 あったかい生活の送り方 』(2002年,新潮OH!文庫)
 素朴な疑問に関するエッセイ集。山根氏の著作でも、この本は知らなかった。

 今日は下北沢と新宿へ行きました。下北ではヴィレッジヴァンガードとディスクユニオン、古本屋のドラマへ。

 

 新宿でも、ディスクユニオンの新宿本館と中古センターを回ってきました。ここでもCDを色々買ってきましたよ。

 

 そして、新宿紅布(red cloth)でライブを見てきました。Megane Wrenchレコ発記念ライブ「三匹が犬」(出演:Megane Wrench(ゲスト:倉橋ヨエコ)・ズータンズ・エアサウンド)を。

 CDやビデオも買って来ました(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです)。

【中古CD】 ■ディスクユニオン 下北沢店 にて
ラブレター・hal『ラブレター』(VICL-60185)
 このアルバムに収録されている「もう青い鳥は飛ばない」が聴きたくて購入。この曲、作詞・作曲:丸木戸定男(マルキド・サドのもじりですね)となっていますが、曽我部恵一さんなんですよね。

ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン・BOB DYLAN『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』(SRCS-8412)
 俺この年になるまでボブ・ディランをちゃんと聴いたことがなくて。「Blowin' In The Wind(風に吹かれて)」とか「Like A Rolling Stone」とかは聴いたことがあって、かっこいいなあとは思っていたのですが、なにしろちゃんと聴いたことがなかった。
 このCDは1997年に出た国内盤のベストで、「マスター・サウンド」という表記もあったので、買ってきました。

■ディスクユニオン 新宿本館 にて
・YMO『FAKER HOLIC YMO WORLD TOUR LIVE』(ALCA-137/138)
 YMOの2枚組みのライブ盤です。1979年の「トランス・アトランティック・ツアー(第1回ワールドツアー)」の模様を収録したもの。『公的抑圧(PUBRIC PURESSURE)』では権利上の問題で削除されていた(後からギターの部分にシンセサイザーの演奏を録音した)渡辺和津美のギターもそのまま収録されています。
 探していたのだが、いつもプレミア価格がついていてあきらめていた。今回は妥当な価格だったので即購入。

・Pebbles『EAT THE PEBBLES』(ALCA-5041)
 Pebbles(ぺブルズ)って、どんなバンドなのか知らなかったのですが、アルファミュージックからCDが出ているのと、なんとなく古きよきかっこよさを感じさせるジャケットに惹かれて購入。
 昔のバンドの再発じゃなくって、現役のバンドだったんだね。
Pebbles公式サイト http://www.lds66.com/pebbles/

・GOMES THE HITMAN『夜明けまで』
 名前だけは知っていたGOMES THE HITMAN(ゴメス・ザ・ヒットマン)。SUIKAのパーカッションの高橋結子さんがパーカッションを担当しているということと、バンド名のかっこよさで気になっていたGOMES THE HITMAN。CD買ってきました。
GOMES THE HITMAN公式サイト http://www.gomesthehitman.com/

SPEEDER・MOTORWORKS『SPEEDER』(MUCT-5007)
 メンバーの豪華さが気になっていたMOTORWORKS。なんといっても石田ショーキチ(ex.Spiral Life・Scudelia Electro)・黒沢健一(ex.L⇔R)・田村明浩(fromスピッツ)・ホリノブヨシ(from modern-grey、F.E.O.D.、Raff-CuSS、curve509、etc)だから。
 このCDは3曲入りのマキシシングル。
MOTORWORKS公式サイト http://www.motorworks.jp/top.html

■ディスクユニオン 新宿中古センター にて
イエロー・マジック・オーケストラ(US版)・YMO『イエロー・マジック・オーケストラ(US版)』

 YMOのファーストアルバムのUS版ミックス。これまで「収録曲は日本盤と同じだしなあ」と思っていたのだが、YMOについて色々知るにつれ、違いがあることが分かったので、購入。

【CD】 ■新宿 red cloth にて
・ZUTANS『東京ズータンズ』
 ライブで初めて見たバンド、ZUTANSのCD。red clothはライブハウスで、その物販で買いました。ライブでは、特に女性のボーカルが、曲によってMCによって、雰囲気ががらりと変わるのが印象的だった。
ZUTANS公式サイト http://www.geocities.jp/zutans/

【中古ビデオ】 ■ディスクユニオン 新宿中古センター にて
・平沢進『エラー』(POVH-1002)

 1990年7月11日、渋谷公会堂でのライブを収録したビデオ。
 俺の好きなアルバム『サイエンスの幽霊』からの収録曲が多く、平沢進のライブ映像を見てみたかったので購入。


1月31日(火)
【古本】 ■吉祥寺 古本センターにて

オンライン書店ビーケーワン:明日を切り拓く手塚治虫の言葉201・手塚治虫『明日を切り拓く手塚治虫の言葉201』(2005.10,ぴあ)
「マンガ界の巨星が遺したメッセージを一冊に! 混迷の時代といわれる今だからこそ、日本文化に多大な業績をあげた巨星の言葉が、あらゆる分野にわたり大きく響く」(オンライン書店bk1の紹介文)
 手塚先生の残した言葉を抜粋して、まとめた本。ページをランダムに開くと、こんな言葉が出てくる。
「こっちが努力しがいのある
 時期に来たって思ったら
 もう、すぐイチ早くやるのが
 ぼくの主義なんですよ」
(p.130)
 これ、亡くなる前年の講演での言葉とのこと。勇気付けられるなあ。


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