木の葉燃朗のがらくた書斎>>木の葉燃朗の「手帳と俺」>>2014年7月20日(日)ぷんぷく堂×日本手帖の会コラボオフ会レポート


日本手帖の会主催「春の恒例手帖オフ会・文具アドバイザー土橋さんを囲んで」レポート(20150531)

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2015te06  5月31日(日)、日本手帖の会のオフ会に参加してきました。今回は文具コンサルタントの土橋正さんを招いての講演、そして参加者同士の交流会の二本立て。今回も10:00〜17:00の開催でした。
 日本手帖の会は2010年設立の手帳ユーザーの団体。現在は市民団体として、オフ会や手帳・文房具に関するイベントを開催している。
 私も半年以上ぶりに参加したのですが、その間口の広さと奥行きの深さは相変わらず。当日の模様をご報告します。

 

■市民団体「日本手帖の会」 | 手帖文化を広めるために・・・
  http://nippon-techo.com/

◆第一部:土橋正さん講演

 午前中は土橋さんによる手帳術、注目文房具、整理術などのお話。なお、土橋さんのwebサイトもご覧いただくと、お話の内容がより深く分かるかと思います。
 ■文具ウェブ マガジン 文具で楽しいひととき :
  http://pen-info.jp/index.html

【台湾の手帳・文具事情】

【手帳・時間管理】

●使っている手帳

●手帳に書く三つの予定

  1. アポイント:誰かとの約束→マンスリー手帳に記入。
  2. ToDo(タスク):自分との約束→ToDo全集=ATOMA(アトマ)のメモ帳を使用。取り外しできるメモ帳。
  3. プロジェクト:長期的なもの→Excelでつくる工程表。

●手帳の書き方

●手帳とともに使う文房具

●過去の手帳

【文房具】

●ドイツのテープディスペンサー(プロバーの「フィックスオン・ループ」)。
 メンディングテープ用だが、マスキングテープを入れている。
 ■テープディスペンサー [プロバー/ フィックスオン ループ] | 受賞対象一覧 | Good Design Award :
  http://www.g-mark.org/award/describe/32554

●台湾のマスキングテープ

●黒鉛芯

pencil

#鉛筆ユーザーの方は参加者にも多く、絵画用鉛筆を使う方、ダーマトグラフを使う方、鉛筆を削るのにボンナイフ(ミッキーナイフ)を使う方のお話なども。

●万年筆

●オリジナルの原稿用紙:満寿屋でオーダーメイド。万年筆の定着の良い紙質。
 万年筆を使う方は、ホームグラウンドとなる紙を持つのが良い。
 ■原稿用紙・ノートの浅草「満寿屋」 : http://www.asakusa-masuya.co.jp/

●ポストイット:全面強粘着のタイプ。机の上の消しゴムのカスを取るのにちょうどいい。

●ペーパーエイド:本の補修道具。破れた手帳のページの補修に使える。紙に貼るとほぼ透明になり、上からペンでも書ける。
 ■パーソナルシリーズ - フィルムルックス株式会社 :
  http://www.filmolux.co.jp/index.php/personal

●ノート

#手帳の廃棄に関して参加者に確認したところ、廃棄する人は少数派。私がその時言ったのは「まあ、手帳って一年一冊ですから」というコメント。そして一斉に「まあ、普通の人はね」という返事が。「普通の人は」(笑)。
 なお日本手帖の会では、使い終わった手帳やこれから使う手帳を祈祷する「手帖供養」という催しも行っています。

●ねり消しゴム:文房具を物撮りする時の固定用に使う。

●アイデアメモ:ダイゴーの小型メモ「ジェットエース」を使用。現在はアシュフォードブランドのレザーカバータイプ「IDEA piece」を使用。小型の鉛筆、専用の削り器もある。
 
【ミニマリズム】

モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術 ミニマリズムについては著書『モノが少ないと快適に働ける 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術』(東洋経済新報社)でも紹介されている。

●ミニマリズム:建築、音楽、芸術の用語。そぎ落とした結果としてのシンプル。必要なものを決めて、それ以外のものを外していく。

●デスク:一つずつの仕事を順番に片付けていく。余白があると生まれるものがある。余計なものはない方がアイデアが出る(例えば会議室の方が仕事がはかどる、など)。

●書類の整理

●本の管理

●質疑応答

Q.ToDoをアナログで管理する理由は?
A.物理的に量が分かるから。ToDoはもらさず全部書く。
 デジタルとアナログでは、スケジュールは基本的にデジタルで(メールなどで)予定がやってくるのでデジタルで管理した方がいい気もするが、今は手帳に転記。

Q.一日のToDoは書ききれるか?
A.使える時間は限られている。ToDoスペースに書ける数が出来る数。サイズを認識すると、自分にできる限界も分かる。

Q.ルーチンワークもToDoに入れているか?
A.すべて入れている。例えば毎週ではないゴミの日や髪を切る時期も。自分のやりたいことを、ルーチンを考えることで邪魔したくない。

◆第二部:手帳オフ会

 今回は三つのテーマごとに順番にグループに参加する形式。紹介された話題を紹介します。

【1:手帳のおとも】
 手帳と一緒に使う筆記具以外の文房具について。

●ペンホルダー:テープでキャップにあたる部分を手帳に貼り付けるタイプ。

●ペンケース

●ロールふせん:カンミ堂の「ペントネ」
 ■「PENtONE(ペントネ)」商品紹介TOP | カンミ堂 :
  http://www.kanmido.co.jp/products/pentone.html

●クリアファイルを適度な大きさに切って、しおり代わりに使用。マスキングテープも貼れる。
 クリアファイルはページリフターとして使う方法もある。

●まな板立てに手帳を立てる。ToDoなどはふせんに書いて貼っている。
 おたま立てにクリップや輪ゴムも入れる。菜箸立てもついているので、ペンを指している。

●バイブルサイズのシステム手帳と一緒に持ち歩ける定規:二つ折りのタイプ、または17センチの定規。

●手帳とは別にスケッチブックを持ち歩く。メモとして使うと、面積が大きいので書いていて広がりがある。下敷きなしで、経ったままでも書ける。書いたものや、印刷した紙を貼って、プレゼンにも伝える。

●モレスキンの水彩用スケッチブックにイラストを書く。消せる色付きのシャーペン芯。

●ダーマトグラフを蛍光ペンの代わりに使う。
#ダーマトグラフは他にも、通常のペンで書けないもの(パソコンの保存用HDDとか)などにも書いている方がいらっしゃいました。

【2:手帳について】

●ほぼ日手帳カズンに、その日の自分の服のコーディネートを記録している方。

●システムダイアリーユーザーの方。システム手帳は、リフィル以外のパーツの組み合わせが特徴。ということで、リフィルケースやシステムダイアリーを収納できるベスト(かつて発売された純正品!)などが登場。
 システム手帳という名称の期限:1968年にシステムダイアリーが発売された後、特集本が出た時には使われていた(バインダー式、冊子式のシステム手帳の総称)。ファイロファックスが日本に入ってくるよりも前から使われていた名称。
 ■システムダイアリー公式サイト|株式会社システムダイアリー :
  http://system-diary.jp/

●四冊を使い分ける方。

  1. EDiT:仕事用。マンスリーに予定、デイリーにメモ。ほぼ日は仕事場で出しづらく、EDiTを使用。
  2. トラベラーズノート+ほぼ日手帳weeks:勉強の記録。
  3. ほぼ日手帳カズン:思い出用。なんでも書いてある。
  4. ほぼ日手帳プランナー(英語版):勉強の振り返り。英語版にしているのは、ほぼ日手帳だと「日々のお言葉」を読んでしまうから。
     ■手帳ラインナップ - ほぼ日手帳 2015 :
      http://www.1101.com/store/techo/2015/lineup/

●デルフィーノ(コーテッド)のレフト式手帳:予定の管理、ToDo。
 ■キャラクター手帳ならデルフィーノ :
  http://www.e-delfino.com/index.html

●ジブン手帳mini:日々のログ。ただし、フォントへの違和感、フリクションでの書きにくさ、罫線の濃さなど、気になる部分が色々ある。
 ■ジブン手帳2015│コクヨS&T :
  http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/feature/jibun_techo/

●ほぼ日手帳weeks:就活に使用。分割して項目ごとの週間の予定。
 元々はオリジナルを使っていたが、書けなかった。weeksは週のどこかに書ければ埋めた感じがある。

●ダブルスケジュールダイアリー:月間の予定。
 ■DOUBLE SCHEDULE DIARY ダブルスケジュール カジュアル ダイアリー | MIDORI DIARY COLLECTION 2015 :
  http://www.midori-japan.co.jp/diary2015/item/double_casual.html

●5年手帳:スケジュールに特化。マンスリーの枠は大きい。ノートはデルフォニックのノートに書く。
 ■5年手帳|不二精機株式会社 :
  http://www.fuji-seiki.net/notebook/index.html

●仕事用にツイン手帳(学研ステイフル)を使用。マンスリー(予定)とウィークリー(ToDoを付箋で)を一緒に見るため。ウィークリーは日曜日を付箋置き場にして、ルーチンワークは来週に。

●プライベートではトラベラーズノートにマンスリー、ウィークリーを。
 その他ジブン手帳や、出かけた記録用のワナドゥ手帳の朱印帳、日々の記録・日報としてのノートを使用。
 ■トラベラーズノート オフィシャルサイト :
  http://www.midori-japan.co.jp/tr/
 ■wanado_diary|LoFt :
  http://www.loft.co.jp/pages/wanado_diary

【3:筆記具について】

●蛍光ペンはゲル式を使用。
 ■製品紹介(Products):蛍光ペン | STAEDTLER Japan website! :
  http://www.staedtler.jp/products/01_writing/12-fluorescence-pen/

●0.03mmのコピック。小さい文字を書くための工夫。
 ■Too.com:COPIC コピック : http://copic.jp/

●芯が出し入れ出来るクレヨン。

●フリクションを使っているが、ノックオンが気になるので単色を芯を出しっぱなしで使う。
 ■こすると消えるフリクション | PILOT - パイロット :
  http://frixion.jp/

★この回には土橋さんもグループに参加されていて、シャープペンシルに関するお話をいくつか。

●フィルム付箋に書けるペンについて検討中。
#色々と情報が。マスキングテープの場合はコピックの油性ペンは相性がいい。シャープペンシルや鉛筆はフィルム付箋でも書ける、などなど。

●ラミーのローラーボールをシャープペンシルに改造。
 ■ラミー サファリ | ラミー・LAMY :
  http://www.lamy.jp/safari.html

 ということでオフ会は終了。あの土橋さんが「もう一時間経ったんでしたっけ」、「日頃使わない筋肉を使いましたね」とおっしゃるくらいの、充実の時間でした。



「ライターズカット版」2015年5月31日・日本手帖の会オフ会レポート

 5月31日(日)、日本手帖の会のオフ会に参加してきました。真面目なレポートも書いたのですが、それはこの上を読んでいただくということで、ここでは本筋からこぼれ落ちるような話を。

 まあ、持参した資料のタイトルが「私がリア充になれないのはどう考えても手帳が悪い!」って時点で、どう考えても俺自身が本筋じゃないのだが。

・日本手帖の会主催「春の恒例手帖オフ会・文具アドバイザー土橋さんを囲んで…」のまとめ - Togetterまとめ
 http://togetter.com/li/829216

 ということで、

「東京ー、有楽町ー、新橋! 新橋!!」

 って、山手線で会場の新橋へ(ごめんラーメンズのネタが書きたくて盛った。本当は今回は地下鉄で行った)。
 わりと開始ギリギリに到着したので、席が9割方埋まっている。そこで司会の方(前事務局長)から「木の葉さんはそこに座りなよ」と言われたのがここ。

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 司会の真正面、コの字型になった机の内側。それを見てとっさに出たのが、

「そこ、裁判だったら被告人が立つところですよね!」

 わりとウケる。これで今日は大丈夫だな(なにが)。

 午前中は土橋正さんの講演会。

 昼食はわりと昔から手帖の会のオフ会に参加されている方とともに。結構色々な話に花が咲き、テンションが上がる。その勢いで、午後の部が始まるまでにあらかじめ出そうと思っていたネタを披露して感触をたしかめたり、今日披露するチャンスがなさそうな「手帳・文房具擬人化計画」についてひとしきりしゃべったりする。

 で、午後の部の前に結構疲れちゃうという、ページ配分ができないいつものパターン。もう30代も後半なのにな、俺! 野球でいうなら、ブルペンで投げ込みすぎてバテる中継ぎ。そして前事務局長に「手帳界のブルペンエースだ」と言われる。

 ……。
 「ブルペンエース」って本番に弱い人の例えだよね!

 午後はユーザー同士の交流、情報公開。

 ここでもまあ、色々面白いやり取りがあったのですが、ハイライトはこんなやりとり。

 ある方の発表中、前事務局長が(またこの人か!)わりとしょうもないダジャレを飛ばし、一堂苦笑。

事「あれ、面白くなかったですか?」
俺「ええ。それ、みんな言いたかったけれど言わないようにしてましたよ」
事「しまったなー、木の葉燃朗みたいなこと言っちゃったなー」
俺「ちょっとー! どういうことですかー(立ち上がる)」

 そしてふたりまとめて他の参加者の方に、「○○さんの発表中ですから……」とたしなめられるという。

 ……これがハイライトかよ。

 あと、みんな「手帳のライトユーザーです」というブラフをかましていたので、俺は「ここで『てんどん』をかましてもインパクトが弱い」と思い、出てきたのが、
「体重がヘビーユーザーの、木の葉燃朗です」
 だったというね。

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 もうひとつ、今回は比較的「スライド手帳」をネタにさせてもらっていたのだが(「スライド手帳マン」とか)、他にも「流行には乗ってパロディ作っておきましょう」と思って準備していたネタが。本編では言うチャンスがなかったし、残念ながら二次会に行けなかったので、ここに書いておこう。

(その1)
「ちょっと待って ちょっと待って あたぼうさん スライド手帳って なんですのん?」
http://www.slide-techo.com/whats-slide/

※「あたぼう」さんはスライド手帳を販売する会社です。

(その2)
「♪システム 手帳の バーインダーだーけどー ひらたいーんだからあ」
http://www.slide-techo.com/download/a5-2.html

 まあ、そんな感じでした。


木の葉燃朗のがらくた書斎>>木の葉燃朗の「手帳と俺」>>日本手帖の会主催「春の恒例手帖オフ会・文具アドバイザー土橋さんを囲んで」レポート(20150531)

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