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木の葉燃朗の「たほいやと俺」2012年の記録

広辞苑 第六版 (普通版)

 2012年に遊んだ「たほいや」の記録です。日付が新しいものを上にしています。
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【本日のたほいやレポート】2012年11月24日@全ファミ協会

 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます。

なお、久々のたほいやだったので、自分がどこに投票したかのメモを忘れてしまった。印象的な場面は覚えていますが、それ以外は思い出せず。また、得点や順位にはまったく頓着しない性格なので、どなたが何点取って勝ったかも思い出せず。遊んだ後にすぐレポート書けば思い出せたかもしれないが、なにしろ一ヶ月近く経ってしまった上に先日宇宙船で金星まで旅行をしてきたので、色々記憶が曖昧で。
 とりあえず、レポートします。


 今回は二回戦。どちらもお馴染みたほいや仲間の皆さん(通称「たほいやーず」)と。一回目は五人。

「どべら」

1.イカ漁で使われる特殊な針。
2.釣り具の一種。
3.しゃもじの別称。(2)
4.ドベラ科の常緑低木。(2)●
5.こどものあやし方のひとつ。★


 4.は「常緑低木」で終わっているのが怪しくて回避。「常緑低木樹」ならあると思ったのですが。しかも「ドベラ科」。1.の「特殊な」というのもなんとなくしっくりこなくて外す。2.の「一種」というのも気になる。
 ということで3.に投票して外す。そうか「常緑低木」で文章が終わる場合もあるのか。

「わいおく」

1.中国唐代の地理歴史書。
2.低く小さい家。小屋。(1)●
3.ロシアの画家・詩人。★
4.事実と異なった記憶。(2)
5.東の一種か。(1)


 「ふすさに」が回答案重複で没収しての再出題。ちなみに「ふすさに」の意味は「多く、たくさん」。重複した偽回答は「つぶさに」だったとのこと。
 「わいおく満タン」とか言った記憶もあるが、嘘記憶かもしれない。なにしろ金星まで行っていて(もういいかこのネタ)。5.の「○○か」という表現も気になる(広辞苑ではそういう終わり方をする場合がある)。
 しかしここは4.に投票。「歪憶」で。しかし正解は「矮屋」で2.でした。むう、ここまで二問不正解で、自分の回答案でも得点できず。

「てんてんはんそく」

1.思い悩んで、幾度も寝返りして、眠られないこと。●
2.中国明代の天文書。(1)★
3.膝蓋腱反射を調べるためのハンマー。(2)
4.江戸時代、着物の裾を折る着こなしの総称。(1)
5.流浪するさま。インド・クシャナ朝のハンソク王に由来。


 5.はあまりに怪しくて除外。4.は「江戸時代」という広いくくりが怪しくて除外。元禄時代など、もう少し絞っていても良いかと思っていたので。そして、なんとなく3.がいいなあと思って投票するも、「そういうハンマーは変わった名前だけれど、『てんてんはんそく』じゃなかった気がする」という意見が。すごいなみんな。そしてあのハンマーに特殊な名称があるのか。すごいなハンマー。
 てなことをやっているうちに、親の総取りになる。

 ちなみに自分の偽回答は、前問の他の方の偽回答に乗る。その上で次の出題につなげてみたのだが、果たしてどうなるか。

「うんこんし」(木の葉出題)

1.アクチウム原子を生成する際の触媒のひとつ。
2.博物学書。(2)●
3.死者の霊魂を来世に運ぶ人。
4.荷物を運ぶために用いる棒の一種。(1)
5.供物を乗せる際に使う紙。(1)


 「こんくらーべ」を出したらみんな知っているというので、ムキになって(ムキになるなよ)普段出題しない傾向の(ある意味中二的な)単語を出題。
 博物学書というのは、前の二問にも共通する回答案なので、繰り返しだと思って回避する人がいるかと思いきや、二人に投票される。難しいものですね。たほいやって、難しいものですね。そして人生って、難しいものですね(今その話関係ない)。

「まりこ」

1.蹴鞠の鞠を作る職人。(1)
2.弓の一種。(1)
3.鞠。(1)
4.イタリアの彫刻家。★
5.静岡市駿河区の地名。(1)●


 「上から!」というコメントが出ましたが、俺はあまり知らない。むしろ「スーパーまりこ」や「まりこ・デラックス」くらいまでだな。「まで」というのが自分でもよく分からないけれど。
 そして、投票が割れて自分だけ投票が入らないという結果に。マルコとかマリオみたいな感じで、マリコもいそうだと思ったんだけれどなあ。

 ということで第一戦は終了。勝利はたしか、「てんてんはんそく」で総取りをした方。私はあまり芳しい成績ではなかったはずです。こりゃあ、今夜はこの惨敗に輾転反側(てんてんはんそく)だな(すぐ取り入れてみる)。


 しばらく時間を置いて、夜になってからの第二戦。全ファミ協会では複数のゲームが同時に遊ばれているので、タイミングの関係で四人でのたほいやとなりましたとさ。

「ふぉっくすとろっと」

1.身を隠すための塹壕。
2.ソ連の戦闘機のNATOでの愛称。
3.狩猟犬の一種。(1)★
4.アメリカの社交ダンス。(2)●


 「これは、なんか知っている!」と思ってその旨発言するも、出題者の方は「まあ、そのまま行きます」ってことでそのまま出題。回答案を聞いたらピコンと来たので(思い出したので)、ここは勇気を持って三点掛け。あわせて自分の偽得回答でも得点し、幸先のいいスタート。

「ふくしもの」

1.結納の際に食するもの。(1)★
2.魚。(1)●
3.モグラのこと。(1)
4.占いに使う動物の骨。


 「おちあいの、むすこの」などと言った記憶がある。そして、お互いにそこそこのたほいや経験値のある方同士なので、なかなか通好み(たほいや観戦の通好み)の戦いになっている気がする。絶妙な回答案が多いのよね。
 それにしても、正解2.かよ! どうやら、酒の肴などの肴のようです。勉強になりますわね。

「ばかあな」(木の葉出題)

1.地盤沈下で突然出来た穴。(1)
2.水抜きの穴。(1)
3.ボルトを通す穴で、直径をボルトより多少大きくしたもの。(1)●
4.フランスの政治家。


 単に語感が面白いと思って、出題してみました。しかし、穴に関する回答案がそろい、総取りはできないものの投票が割れて最少失点で乗り切る。そして「フランスの政治家」(笑)。

「おおたくみ」

1.かんくに水をくむこと。
2.火の見櫓の近畿地方での別称。(2)
3.大工の長。(1)●
4.鎌倉時代、主に寺社仏閣を手掛けた大工の総称。★


 前回対戦の「まりこ」に続き、「人名に読めるシリーズ」。シンガーソングライターかバレーボール選手か。
 それはさておき、自分の偽回答が正解に近かった(大工という点で)のだが、投票は2.にしてしまう。1.は「タンク」かなと思ったけれど、後にうかがったら「かんく」という言葉があるそうです。
 結局自分の偽回答は正解のカムフラージュになってしまった気が。

 というのが第二戦の結果。どなたが勝った方は、私は記憶がありません。覚えているのは、みんな完全燃焼して疲れ果てて、床にへばっていたような気がすることだけ。たほいやが終わった後には草木も残らんねえんだよ!
 ……諸々表現が大げさで誇張が含まれていることをお詫び致します。

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【本日のたほいやレポート】2012年9月29日(土)〜世紀の乱戦を、君は目撃する〜

 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます。


 この日は二試合。最初は五人で。初めての方もいらっしゃるので、デモンストレーション問題も含めて六問。

「たげり」
(デモンストレーション)

1.下駄蹴り(げたげり)の略。
2.イランの政治指導者。(2)★
3.田畑の害虫を駆除すること。
4.若者が興奮する様子。
5.チドリ目チドリ科の鳥。(2) ●

 デモンストレーションがあると、他の方の偽回答を一度は見てからゲームに臨めるので、いきなり本戦に入るより作戦が立てやすい気がする。もちろん、それを見越してデモでは当たり障りのない偽回答を書いたりするので、戦いは既に始まっているんだ!(たげり:若者が興奮する様子←使い方間違っている

「あきのうなぎつかみ」

1.非常に難度が高い様子。
2.タデ科の一年草。(2)●
3.自制を外し、滑稽なさま。
4.宮島に奉納するための行事。
5.マツ科の常緑低木樹。(2)★

 「春のパン祭り、秋のウナギ掴み」と言ってややウケる。幸先良いぞ、俺(大事なのはそこか。ウケることか)。
 それはさておき、これは植物の名前だろうと予測して、自分もそんな偽回答を書く。そして、もうひとつ植物についての回答案があったので、その2.に投票。これを当てる。他にも植物の回答案が出ていたら悩むところだったが、今回は一拓で。
 自分の偽回答も「常緑低木樹」という表現が効いて得票する。

「ついだんな」

1.歌舞伎の役柄のひとつ。★
2.若旦那。番頭。
3.越中褌。ついだん。つりだんな。(1)●
4.跡取り。(3)
5.ドイツ語で裁縫針の意。

 まず、2.は若旦那と番頭が同義ではないと考えて除外する。5.も「ドイツ語で」という部分が気になったのと、裁縫針というのがやや細かい(そこまで『広辞苑』に載るだろうかという)気がして除外。ということで自分の偽回答1.を除く3.と4.の二拓だが、3.の三つの単語の羅列が怪しくて、それに対し4.は「追旦那」なら意味が合うかもと思い投票。そして外す。むう、やられた。

「こうきせっこく」

1.大勢が王を称える様子。(1)
2.ラン科セッコク属の一種。(1)●
3.中国明代の自然科学百科。(1)★
4.縄文時代に伝わる伝説の武将。
5.日の出。(1)

 自分の偽回答は「民明書房っぽい」と言われて敬遠される。
 1.は漠然としている気がするし、4.は「縄文時代に伝わる」ってことはもっと前の時代でしょってことで除外。2.が「らんかせっこく族」という部族だと思って、中国辺りの部族かと思い投票。これを当てる。
 しかし、植物のランだった。そしてこうきせっこく(高貴石斛)にはデンドロビウムという別名があるとのこと。デンドロビウムはガンダムにモビルスーツの通称としても登場しているらしいのだが、この話題は富野チルドレンとそうでない人の間に温度差が。いずれにしても、勉強になりますわね。
 ちなみに民明書房とは、『魁!!男塾』に登場する架空の出版社。漫画の中で時折、この出版社の本から、参考文献っぽく引用されるのだが、全部(出版社含めて)フィクションという。これまた勉強になりますわね。

「ひこじ」

1.摂津国(現在の大阪)の道。
2.立派な夫。(1)●
3.山びこ。(1)
4.明治神宮への裏参道の異称。(2)★
5.男色家。

 自分は「○○路」だと思って4.の偽回答を書く。ということで、道に関する回答案があればそれが怪しいと思ったのだが、1.は「(現在の大阪)」という部分が気になる。「摂津国の道」だとしても、ちょっと漠然としている。ということで1.は除外することに。残りから、3.は「ひこじ」の音からの連想かと考え、除外。残りは2.と5.。ここは無難な2.を選ぶ。そして当てる。今回、ここまでコツコツと正解を当て、自分の偽回答でも少しずつ得点し、最終問題を前に一位を狙えるポジションに。
 なおこの問題の前に、「あれ、今日下ネタないですね」という声が。いやいや、なぜ下ネタあることが前提なのよ。まあこれは、面子によるというのが正直なところ。その話の後で5.の回答案。そういうことならと、次の出題者の俺が出した問題は。

「ほもめん」(木の葉出題)

1.荷物を覆う布。(1)
2.木綿の一種。
3.最上級の木綿生地。
4.帆に用いる厚く丈夫な木綿地。(1)●
5.木綿、純木綿。(2)

 最近たまたま見つけていた単語を、ここまでの流れに乗って出題する。もしも正解が浮き上がったら当てられるかもと思ったが、逆に木綿に関する単語が並ぶ。俗に言う「煙幕になる」ってやつですな。おかげであまり失点せずに済み、わずかの差ながら一位を獲得。
 しかし、この試合は後に続く波乱の展開の幕開けであることに、この時は誰ひとり知る由もないのであった。


 一回目の後、他のボードゲーム、カードゲームなどをしばらく遊び、夜になって「じゃあ、もう一回たほいややりますか」ということで二回目。比較的おなじみの面々による試合となりました。

「おりしき」

1.右足を折り曲げて尻の下に敷き、左膝を立てた身の構え。●
2.織物敷物全般を指す言葉。(1)
3.烏口(からすぐち)のこと。(2)
4.寺社の外壁の装飾様式のひとつ。(1)★
5.四季折々。
6.死期を悟って近辺整理をすること。(1)

 ここでは、まず6.の「近辺整理」が気になって除外する。「身辺整理」かなと思って。そして5.や2.も「おりしき」からの音の連想だと思って除外。残った1.と3.では、1.の説明文が謎で、3.を選ぶ
 しかし、正解は1.。いきなりの親の総取り!

「さすかちゅわん」

1.妖精の住む木。
2.カナダ中部の州。●
3.ロシアの政治家。(2)
4.アステカ朝の遺跡。★
5.アメリカ、アリゾナ州の湾。
6.スイスの外交官。(3)

 みんなで「さーすかちゅわーん」と叫ぶ(叫んではいない)。これは外国語の回答案が並ぶ。その中で、1.はちょっとそぐわない気がして除外。「きっと、その木に住んでいる妖精が『さすかちゃん』なんだ」という意見もあったけれど、除外。6.は「外交官」というのが『広辞苑』の説明文に出てくるのか分からず除外。
 ただ、どの回答案もいずれも聞き覚えがないので、ほとんど勘で3.を選ぶ。そして外す。正解は2.。
 それから、他の方の投票理由の中に、「アリゾナ州は内陸で、たしか海に面していないはず」という指摘が。私は地理には疎いのだが、言われてみればそうかもしれない。勉強になりますわね。
 で、すっかり忘れていましたが、ここでも親の総取り。二連続か!

「いりいち」(木の葉出題)

1.一本立てること。
2.一方通行の入り口(はいりぐち)。(1)
3.オーストリア生まれの思想家。(1)●
4.山口県で取れる果実いりしか扱っていない市場。(1)
5.夕方に開かれる市場。(1)
6.熱の放散値を求める値。(1)

 続いては私の出題。最初「かばさんじけん」を出しのだが、ご存じの方がいて再出題。
 他の参加者の方に、「木の葉燃朗はほとんど人名を出題しない」という印象があるようで、また外国語らしくない語感ということもあって、正解と近い偽回答はなし。正解が浮き上がったかとも思ったが、3.も「よくある偽回答」と思ってもらったようで、回答案を読むと笑いも起こる。
 これは、俺も総取りかと思いきや、一人に投票されて総取りならず。くうー。

「しゃあ」

1.それでは。(1)
2.かけ声。(1)★
3.ポリエステルの一種。(2)
4.傾斜面で用いられる履き物。
5.ドイツの哲学者。(1)
6.大分県の海部(あまべ)地方に居住する、水上の稼ぎのみをしてきた人たちの通称。●

 こりゃもうアズナブルしか思い浮かばん。偽回答を考えるのに悩み、時間がなく、「かけ声」というひどい偽回答に。
 回答案を眺めると、6.だけ異質に感じる。ただ、これは怪しい。いかにも偽回答の香りがする。ということで除外。1.も私と同じように思い浮かばずに出てきた偽回答かなあと思って除外。4.もかんじきとかスキーみたいなものかと思ったのだが、そうすると「シャー」と滑ることから考えたのかと思って、これも除外。残る3.と5.なら、ここは3.と思って投票。
 だが、6.が正解。むう、これが正解であったか。そして、ここでも親の総取り! 今日は明らかになにかがおかしい。ここまで4人中3人総取りって! 
 そして今思うと、この問題「擬態語。あずなぶる様子を表す」という偽回答はありだったかもしれない。いや、ないか。

「まくらかたさる」

1.めくらじまの一種。(1)
2.マクラカタサル目マクラカタサル科。★
3.目の不自由な人のこと。(2)
4.カタツムリの一種。(1)
5.枕を床の片側に寄せて寝る。●
6.山形県枕潟(まくらがた)の猿。(1)

 奇襲のように2.の偽回答を書いてみるが、苦笑いが起こるのみという結果に終わる。
 さて、他の回答案。1.と3.は似たような連想からの偽回答と判断し除外。残りの4.〜6.から、4.を選ぶ。5.が「枕」からそのままの回答案だったことと、6.は「まくらがたの猿」という部分が文章として変だと思って。
 しかし5.が正解。そしてこれまた親の総取り。みんな総取りで点数をキープする中、俺一人ジリ貧という素晴らしい展開。しかしなんというか、「泥で泥を洗う」ような戦いだ。意味不明だ。
 そして最終問題。

「だーちゃ」

1.ブルボン朝フランスの領主。
2.ロシアの文学者。
3.チェザーレの雄志を称えた吟遊詩人。(1)
4.別荘。●
5.三弦の弦楽器。(3)
6.ロシアの女性詩人。(1)★

 最初に出題された「ふぁらんどーる」を私が知っていたので、再出題。ファランドール、上手く説明できずに「説明できないけれど歌える!」といって歌ったら、「あ、ビゼーの『アルルの女』だ」と思い出す。なにやってんだ俺。
 そして、「ジャングルの王者だーちゃ」とか、「ラムちゃんの語尾」とか、色々出た後に「あ、だーちゃファイター」と言ってちょっとウケる。よし、面白偽回答一位は「だーちゃファイター」で。なにも出ないけれど。
 そして、単語を見た時から、これはロシアっぽいと思っていた。そこからの6.の偽回答です。で、他にロシアに関するものがあれば投票しようと思ったが、それがよりによって2.。「文学者」という表現はあまり見かけないので、ここは避けることにする。そうすると、フランスに関する1.、チェーザレ・ボルジアだとするとイタリアだけれど、それに関する3.を除外。残りは4.と5.で、どちらもロシア語だとするとありうる。そうすると、より聞き覚えのない5.に投票したくなり、投票。
 しかしそちらではなく4.だった! ここでも親の総取り。結果として、6人で5人が総取りをするという、乱戦もいいところの乱戦に。
 ……おやおや、一人だけその流れに乗れなかった方がいますね。ああそうさ、俺さ。俺だけ総取りできなかったさ! むー、「いりいち」で一人に投票されていなければ俺も総取りだったのに。そして勝利したのは、その俺の総取りを阻止し、最終問題で総取りを達成した方。おめでとうございます。

 しかし、熱かったな。

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【本日のたほいやレポート】第三回全ファミ協会たほいやトーナメント(2012.09.15)後編

 9月15日(土)は、全ファミ協会による第三回たほいやトーナメント。全ファミ協会の中でも、特にたほいや好きの人が集まる日。今回は13名が参加。二グループに分かれて予選を行い、上位三名によりその後決勝。前編では準決勝二試合をレポートしましたが、後編では決勝と、その後行われた「延長戦」の様子をレポートします。


 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます。


 決勝です。私はレポートのため観戦。かつて作家の山口瞳氏が書いた将棋の対局の観戦記のような感じになるよう、頑張ります(心意気は立派)。

●こんがーる

1.スペインの詩人、文学者。
2.フランスのカトリック神学者。 ●
3.イタリアの海洋学者。
4.セルジューク・トルコの帝国。(2)
5.コールガール。(1)
6.コンサバガールの略。(2)

 人名の回答案が続き、みなそれを避ける。しかし、その中の2.が正解であった。いきなりの親の総取り。
 決勝になると自分の得点とともに「親の総取りをさせない」という戦略で投票する人も。そこで5.や6.にも投票が。でも、6.は「コンサバ」も「コンサバティブ」の略だから、これはちょっと怪しいと思っていた。せめて「コンサバティブ・ガールの略」かなあ。

●のこんの

1.針葉樹林の森。
2.工具の名称。のこぎりのこと。(1)
3.まだ残っている。(2) ●
4.よっぱらい。
5.脱穀機の別称。(1)
6.ショウガの別称。(1)

 やはり決勝はレベルが高い。回答案の傾向が分かれていて、答えを絞りにくい。それでも、1.は「樹林」で「森」なのがしっくりこない。「針葉樹の森」か「針葉樹林」じゃないか。2.と5.も「のこんの」の語感からかと思う。残った中だと6.を選びたい。
 しかし、答えはけっこうストレートな3.。

●ふんく

1.ドイツの哲学者。
2.円舞曲。剣舞。
3.西ドイツの生物学者。(1)
4.コガネムシの一種。(1)
5.怒った時に発する荒げた声。怒声。(2)
6.ポーランド生まれのアメリカの生物学者。(1) ●

 「シャ乱Qの?」と言おうとしたが、決勝で真剣なみなさんを邪魔するのがはばかられて黙っていることにする。
 これは、6.が正解かもしれないと気になった。というのは、「東欧の国(ポーランド)生まれで別の国(アメリカ)の○○」は、社会主義の時代に亡命した例があるだろうと思ったから。これが正解でした。でも5.やシンプルな1.も気になった。難しい問題だと思う。

●あんぺらい

1.カヤツリグサ科の多年草。(1) ●
2.家賃を滞納する人。(2)
3.帆船のマストの先に付いているランプ。
4.ちょっと素敵。(1)
5.電圧を表す単位。アンペアの別称。
6.電流ヒューズの性能を測定する装置。(1)

 アンペアからの連想の5.6.のうち、5.は「電圧はボルトだろう」ということでみな除外。3.もマストではなく舳先だろうという意見が。しかし残った回答案もそれぞれ特徴的。2.も気になりますね。しかしそれ以上に4.も気になる。
 だが正解は1.。ここまで、ありがちな(それゆえ敬遠したくなる)回答案が正解という傾向が続く。
 でも、俺にとっては「あんぺらい=ちょっと素敵」が染み付いてしまった。

●ほつたか

1.優れた鷹。(1) ●
2.小高い丘。
3.ほったたかのじょうの略。
4.絵画での表現方法のひとつ。高低差をつけること。
5.雪国で屋根から降ろした雪を集めて処分する溝。(2)
6.天井裏の別称。(2)

 「ほったたかのじょう」ってなんなのさ。堀田高野城か堀田鷹乃丞か。いずれにしてもこれは正解ではありませんでした。それ以外だと、傾向がバラバラで難しい。素直に鷹から1.を選べば良いのだが、裏をかいて、裏の裏をかいてと考えるとなかなか素直に選べないのもたほいやの難しさであり面白さ。

●よろしめ

1.ほどほどに美しい女。(1) ●
2.干しいかのこと。あたりめの別称。(1)
3.しめ縄の締め方の一種。(1)
4.しめ縄の一種。
5.勝利を確定させること。(1)
6.するめの京言葉。(1)

 2.と6.に似た意味が並ぶ。ただ、あたりめもするめの別称なので、それに更に別称があるのかというのは怪しい。そうなると6.も怪しいのかも。そして3.と4.も似た意味に。この四つで迷うと難しいが、思い切って除外すれば1.と5.の二択。そうなると1.はありうるとは予想できる。そしてこの1.が正解。古語で「宜し女」と書くそうです。勉強になりますわね。
 ちなみに「あんぺらい」、「ほつたか」、「よろしめ」は三問続けて1.が正解でしたが、これをすべて当てて総取りを防いでいたのは同じ方でした。

 結果、初問で総取りをした方が、そのリードをキープして優勝。おめでとうございます。
 なぜかセガマークIIIの麻雀ゲームが商品として贈呈されていました(なぜだ? いや本当になぜだ?)。


 で、大会が終わってたほいやセットを片付けようとしていたら、今回は決勝進出を逃したが、常に高い点数をキープし、たほいやマスターの異名を持つ方が、「決勝に行けたら出題したかった単語があるんですよねえ」とぽつり。

「じゃあ、やりますか、たほいや!」

 まさかのもう一試合。決勝進出の方は三試合連続。私のように予選敗退した方も二試合目。みんな好きだよねたほいや。本当に好きだよね。

●てんこうかいぶつ

1.インドの修行僧。(1)
2.粗悪品。
3.中国の産業技術書。(1) ●
4.回転塔、シーソー等の、稼動部品のある遊具の総称。(1)
5.易経のひとつ。(1) ★
6.伝奇。全二巻。(1)

 「これは、『てんこう怪物くん』の略ですね」という私のボケをきっかけに、実写版『怪物くん』についてここでは若干書きにくい話題があれこれ。
 それはさておき、私は1.はあり得るかと思って投票。モンゴルの耶律楚材(やりつそざい)みたいな感じで。ただ、インドの人だとちょっと考えにくい。そのことを忘れていた。その他の選択肢もどれもありそうで、でんきも「伝記」だと意味が通じないがおそらく「伝奇」で、それならあっても不思議ではない。4.のなんだか説明が多いような少ないような文章も、むしろありそうに思えてくる。
 ちなみに私の5.は、中国文化に詳しい方がいて、「これは易経の中にはないですね」と見抜かれる。
 正解は3.で『天工開物』。明代に書かれたものとのこと。勉強になりますわね。

●ぐりざいゆ

1.フランスの振付師。
2.グリザイユ宮殿。
3.灰色の濃淡、明暗によって描く単色画。(2) ●
4.温泉の名称。
5.ドイツの経済学者。(1)
6.フランス人。(2) ★

 「てーたむ」を片仮名で記入してしまったことで(外来語であることが分かってしまうため)、出題者の方に提案し再出題に。
 さすがに三試合連続の皆さんはお疲れのようで、2.や4.のような今日はこれまでなかった傾向の回答案も。そのあたりを除外すると、5.はドイツ人っぽくない。1.は「振付師」が気になる。6.は「誰が書いたんだー!」(俺です)ということで3.に絞って当てる。
 ちなみにみなさんを困惑させようと書いてみた「フランス人」はそれなりの効果があり、得点をもらう。

●けこみ

1.隠語。無銭飲食。 ★
2.神事における牙。(1)
3.気配を感じ振り返るさま。(1)
4.死化粧。送り化粧。
5.階段の踏み板と踏み板との間。(3) ●
6.相手の出方を伺うこと。

 どれもありそうなのですが、不思議と5.かなと思ったんですよね。多分、あまりに細かな部分の名称だったことだからかと思う。これを偽回答で書ける人がいたら、強敵だという感じの回答案。

●とりのふんだまし

1.コバネグモ科のクモ。(2) ●
2.スズメカ目スズメ科。(2)
3.枯れ木などに生える白いキノコ。
4.江戸時代に流行した子供の遊び。(1)
5.ハツカオオスギの別称。 ★
6.少林寺拳法の技のひとつ。

 「のこるかも」が没収となって再出題。回答案にまったく同じ「カモの一種」が重複したため。「のこるかも」の回答案は他に「ミクロネシア東部の島国」、「おしなべて」、「オーストラリアの天文台」が出る。ちなみに正解は「春遅くになっても北へ帰らず、水辺にとどまっている鴨」。そのまんまかい。
 そして再出題。ここは4.を選ぶも外れる。こどもの遊びって、ありそうだと思ったんだけれどなあ。というのも、1.〜3.から絞るのが難しくて。冷静に考えれば、2.は「スズメカ目スズメ科」で終わるのが怪しいし、3.は説明が漠然としているけれどね。

●うどんぶるい(木の葉出題)

1.平安時代の歌人。(2)
2.目の粗いザルでふるいにかけること。(1)
3.うどんを茹でた後、水にさらす際に入れるざる。
4.うどんの部類。
5.饂飩粉をふるうふるい。 ●
6.着物の袖の形状のひとつ。(2)

 これまで、「うどんくらい」、「うーどん」などのうどん問題を出題してきた俺、木の葉燃朗(35歳)。今回は「うどんぶるい」を出題。
 やはりうどんに関係する回答案が並ぶ。ということで、敢えてそれを除外して1.と6.の二択に絞った方がほとんど。おひとり、「うどんに関係してそうだけれど、うどんという単語が出ていない」ということで2.を選んだ方も。
 しかし正解はそのまんまの5.。ここで親の総取りを達成し、トップに。これは勝てるかもと思ったが、気になるのが最終出題者。「決勝に行けたら出題したかった単語があるんですよねえ」という、その単語を出題するので、いったいなにが出るのかと思ったら。

●まつもとじゅん

1.江戸時代後期の儒学者。
2.幕末明治期の医師。 ●
3.明治時代の詩人。(2)
4.大正時代の女性社会活動家。キリスト教徒。(2) ★
5.カセット式ビデオデッキの開発者。(1)
6.長野県産の日本酒。

 出た。みな、度肝を抜かれる。ただ一人、「僕、まつもとじゅんって知らないんですけれど、有名な方なんですか」ときょとんとする人を除いて。そして「まつもとじゅん」と書かれたホワイトボードを持って、他のゲームを遊んでいる方たちに(ラウンドガールみたいに)見せに行く出題者の方。
 回答案は、やはり人名が並ぶ。ここで、1.〜3.に絞り、一番素直な文章の3.に投票。1.の「江戸時代後期」、2.の「幕末明治期」が漠然としている気がして。
 しかし2.が正解。ここで親の総取り。私は偽回答でも得点するが、総取りには追いすがれず、この問題の出題者が勝利。さすがはたほいやマスター。
 ちなみに松本順(まつもとじゅん)は、良順先生という名でも知られ、幕末好きの方は「ああ良順先生!」と言うくらい知名度が高い方とのこと。さ・ら・に、オランダの軍医ポンペの元で学んだ方らしい。
 はっ! ポンペって聞いたことがある! 意味はたしか「ちょっと素敵」(それは「あんぺらい」の偽回答だ)。いや、予選碧組の最初に出た問題だ。そしてその問題を出題したのは「まつもとじゅん」を出題した方と同じ。恐るべし、たほいやマスター! そして『おそるべしっっ!!! 音無可憐さん』(関係ない)。

 ということで、たほいやは何度遊んでも面白いし、新しい発見がありますね(こんなまとめでいいかしら)。

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【本日のたほいやレポート】第三回全ファミ協会たほいやトーナメント(2012.09.15)前編

  120915tahoiya

 9月15日(土)は、全ファミ協会による第三回たほいやトーナメント。全ファミ協会の中でも、特にたほいや好きの人が集まる日。私は第一回は、予選を突破して決勝まで進むも決勝で最下位に沈む。第二回は別件あり欠場。第三回は果たして。果たして!

 今回は13名が参加。二グループに分かれて予選を行い、上位三名によりその後決勝。その模様をレポートします。なお今回全ファミ協会主催者の方は別のゲームに夢中で(本当に夢中で)不参加。大会を企画した主催者だろうと他に遊びたいゲームがあればそれを遊ぶ! それでこそ全ファミ協会!


 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます。


予選紅組(名前は便宜上)。こちらが私が参加したグループ。

●ちょろけん

1.行商をするこども。(1) ★
2.台湾の政治家。
3.海外の犬種。毛が少ない。
4.広島県南部で行われる、酒の席での遊び。(1)
5.江戸時代、京阪地方で、数人一組となり、大きい張抜き籠に目鼻を描いたものをかぶり、黒塗りの大笠を戴き、町々を歩き銭を乞うた者。(3) ●
6.木工用具。

 初問なので難しいのだが、これはやはり5.が特異な感じで、ここに投票。そして当てる。出題者の方は、広辞苑に載っている図版が気に入っての出題とのこと。
 結構悩んで、でも3.は「海外の」ってところが気になって(具体的な地域くらいはあるだろうと)除外、4.も「広島県南部」が気になって。そこまで限定することはないのではと。2.は人名としては短いので除外。そうなるとシンプルな6.も気になったが、やはり5.だろうと。
 なお、このちょろけんをアレンジした踊りが、ちょろけんサンバですね。勉強になりますわね。嘘ですわね。♪おーおー、おーおー、ちょろけんサーンバー(だから嘘だって)。

●こやさん

1.中国で仙人が住む山。 ●
2.ケニアの政治家。
3.カイコの一種。(4) ★
4.ベルギーの小説家、劇作家。
5.佐渡島南部にある標高326mの山。(1)
6.カクテルの一種。

 私は5.を選ぶも、これは外れ。そして他の方は全員私の偽回答に投票し、親の総取りに。むう、ここで自分が正解を当てていれば得点を稼げたのだが。これが後々運命を分けることになる。

●どどん(木の葉出題)

1.歌舞伎用語。雷、雷鳴を表す。(1)
2.どのう。
3.でんぷんと灰でつくる炭。(2)
4.蒸気圧力を使用して、一瞬のうちにもち米を膨らませるお菓子。
5.才が鈍く、知恵の足りないこと。(1) ●
6.民族衣装の一部、または衣装そのもの。

 もちろん、出題を書いた紙を出す時は「どどん!」と大きな声で言いました。いい具合に回答案の傾向がばらけるが、当てられてしまう。5.をぐどん(愚鈍)ではないかと避ける人が多い中、敢えて投票した方に当てられる。

●ぶんいった

1.イングランドの思想家。
2.北欧のマメ科の植物。春に白い小さな花が咲く。
3.明治時代の思想家。社会主義思想。 ●
4.中国の詩人、文学者。 ★
5.一反の半分。(2)
6.女性用の下着の編目。格子柄の模様。(3)

 この問題は、なぜか一文で終わらずにちょい足しの回答案が並ぶ。
 俺の3.は北一輝からの連想だと今気づきました。そして、6.に投票。これだけ異質だったので。参加者の中に女性がいたので、正解かこの方の偽回答かと。1.は「イギリスじゃなくてイングランドなのか」と思って除外。2.も「北欧の」が不要と思い、また「春に白い小さな花が咲く」というような説明文も広辞苑ではあまり見慣れないので。詩的な感じで個人的には好きですけれどね。
 そうしたら6.は偽回答! しかも男性の方が適当に書いたとのこと。そしてそちらに投票が集中して、二回目の親の総取り発生!

●なわやすし

1.あわてふためく様子。
2.動物学者。美濃生まれ。 ●
3.ケバネズミの別称。(1) ★
4.ひどく簡単なこと。(2)
5.山形県の市。
6.大正時代の挿絵画家。『それいゆ』などで活躍した。(2)

 これも前の問題から人名に見える。だがあえて人名は除外する! 2.は「美濃生まれ」が気になったし、6.は中原淳一のことなのかと思って。5.の市も聞いたことがなかった。で、4.に投票して外す。これは人名で正解であった。そしてここでも親の総取り!
 この時点で、総取りを達成した三名が上位三位に。私が同点三位。最終問題が重要になる。
 そういえばこのあたりで、「たほいや」の偽回答を考えるのは伊集院光さんのウソチクというネタ(嘘のウンチク)に似ているという話が出て、ひとしきり伊集院さんの話題で盛り上がる。ちなみに俺、ベースボールクイズ出たことあります。今では典型的な「昔は好きだったなあ」という存在になってしまったが。

●つづしろう

1.時代祭で旗を持ち、先頭を歩く人。
2.さんばそうの人形の別称。
3.少しずつ少しずつ食べる。(2) ●
4.歌舞伎の役名のひとつ。 ★
5.井戸を再利用した牢屋。(2)
6.明治時代の経済学者。千葉生まれ。

 そこでまたも人名的なこれ。しかし、6.はさすがにない、と思って除外。「意味から単語を探したのでは」とおっしゃっていた方もいましたが、今回使った電子辞書(私所有)ではその機能はないので(「逆引き」は「○○で終わる単語」を探す機能)。
 5.が「牢」で終わるとすればあるかなと思って投票。1.や2.はなんとなく説明文がしっくりこなかった。3.も、なぜ「少しずつ」を繰り返すのか分からずに避ける。
 しかし、3.が正解。私と同点三位だった方がこれを当て、しかも私が投票した5.はその方の偽回答。

 ……ということで、木の葉燃朗無念の予選敗退。くわー。♪おーおー、おーおー、ちょろけんサーンバー(実はこのネタちょっと気に入っている)。


 予選碧組(名前は便宜上)。こちらのグループの記録は、参加された方からメモをお借りしました。ありがとうございました。こちらは関西からの参戦組がお二人。

●ぽんぺ

1.オランダの軍医。(1) ●
2.心臓カテーテル。(1)
3.イタリアの天文学者。
4.からせき、あさいせき。(3)
5.奈良県の郷土料理。(1)
6.イタリア出身の彫刻家。
7.半導体製造工程のひとつ。

 出題した方が紙をこちらに掲げて見せたので、「知っています、ローソンで貯まるポイントです」と答える俺。それはポンタだ! そして俺も予選中だ! 集中しろ俺!

●ぺいとんつ

1.煙突の幼児語。
2.キッチンのコンロに付着した油汚れ。
3.38線駐屯地。
4.ルーマニアの哲学者。(2)
5.中国景徳鎮産の白陶土。(2) ●
6.鬼門に掲げる魔除け。(2)
7.韓国の家庭料理。

●ふぇで

1.投資準備金。(1)
2.ボルトとナットのファイ数。
3.ルーマニアの都市。
4.フェデレーション。(1)
5.パスタの類。(1)
6.フランスの映画監督。(1) ●
7.活火山が活動している状態。(2)

 上二問は私も自分の予選問題に集中していたので、特にコメントはなし。

●ちんぶらり

1.香草の一種。シソ科の多年草。(1)
2.地鎮祭の時に用いられる神具。
3.オーストラリア、ミルウォーキー州南西部に位置する商業都市。
4.校内写生。(1)
5.もののない様。(1) ●
6.ちんぶらるの口頭語。
7.丁稚奉公の関西での呼び方。(3)

 これは以前出題されたことがあるので知っていた。それはいいとして、こちらのグループでみんなが「ぶんいった」の回答案を考えていた時に、ちょうど隣のグループで回答案読み上げ中で、それが面白くて集中できない。思わず「『ぶんいった』の意味、『ちんぶらるの口頭語』って書こうかな」と言ったら、読み上げていた人に「こら!(笑)」と怒られる。てへぺろ((c)日笠陽子)。

●わたみ

1.ナマコの内臓。(1)
2.サメの精巣。
3.裁縫針を補完する道具。
4.日本国民。(3)
5.わだつみの略。
6.トンネルの中間地点。(1)
7.流れが入り曲がって溜まっている水。(2) ●

●かえるあした

1.はしだこういち作。(1)
2.男が女に会って帰る翌朝。(1) ●
3.フランスの画家。
4.やなり。(2)
5.古代ギリシアの都市。(1)
6.イタリアの彫刻家。
7.旅費。(1)

 自分たちのグループが先に終了したので、ここから二問を見学。こちらに参加していた方が「この問題を見て『カエルコール』って言ったけれどみんな知らないんですよー」。懐かしいすな。「『ポケベルが鳴らなくて』もみんな知らないんですよー」。これまた懐かしいすな。
 ……いや、そこはクールポコよろしく、「なーにー、やっちまったなー!」と言えば良かったか。「男は黙って、たほいや!」
 正解は2.。そのままなんだ。まあたしかに朝のことを「あした」と言いますし。そして謎の三文字「やなり」に票が集まる。この偽回答を書いた方曰く「適当にひらがな三文字を組み合わせてみました」

●ねこのした

1.ざらざらしているもののたとえ。(2)
2.ネコノシタ科の硬骨魚。
3.ハマグルマの別称。(2) ●
4.人がいない場所。(1)
5.ススキの別名。
6.おしめ、おむつ。
7.戦で死んだ武者から刀や兜をはいで売る者のこと。

 猫舌に類する答えはなかったようで(出題者の方が「8番、猫舌のこと」と言って「本当にメモしちゃうでしょー」と言われていたけれど)。これ、1.に投票したい気持ち分かるなあ。2.や3.は怪しいんですよねえ。なんだか分からなくて。でも、その3.が正解。
 碧組(名前は便宜上)からは、関西から遠征した二人が揃って決勝進出。

後編へ続く。後編では決勝と延長戦の様子をレポート。

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【本日のたほいやレポート】8月5日(土)@全ファミ協会

 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます。


 7月は仕事が忙しく、全ファミ協会にもなかなか行けず。たほいやもできず。この日も休日出勤でしたが、夜に会場へ向かう。おなじみのたほいや好きの方と、初めてという方と、四人で遊ぶ。


ざんばけん

1.既視感の意。 (1)
2.前漢の名剣の名。 ● (1)
3.サウジアラビアの港湾都市。 ★ (1)
4.砂丘に残った波の跡。


 1.を選ぶ。2.は「名犬」だと勘違いしていて、そんなに歴史に名を残す犬がいるだろうかと思って除外。そもそも犬の名前(品種ではなく)に「○○犬」とつけるだろうかとも思う(ちなみに、後にみんな犬だと思っていたことが判明)。4.も「残波」だとすると意味は通じるが、じゃあ「けん」はなんなのか、謎で除外。
 1.の「きしかん」もなんのことだか分からず。司令官や管制官みたいな「○○官」のことかと。そもそもその前に「氣志團」がちらついて。しかしそこにあえて賭ける! そして外す!

 「めいけん」は「名剣」だった。「斬馬剣」と書くらしい。はっ! つまり「斬鉄剣」と同じだ! ちなみに「るろうに剣心」に「斬馬刀」という刀が出てくるらしい。勉強になりますわね。更にちなみに「きしかん」は「既視感(デジャヴ)」のことだった。勉強になりますわね。


たらせんそう

1.アウグストゥスが勝利を収めた戦争。 (2)
2.チェコの作家チャベックの短編小説。
3.アイスランドの周辺海域の鱈漁場をめぐるアイスランド・イギリス間の紛争。 ● (1)
4.キク科の単年草。 ★


 この問題が結構波乱の展開。まず、2.はチャペックなら『山椒魚戦争』だよねと思って除外。もしかしたらシリーズで『鱈戦争』もあるのかもしれないが、不勉強にして知らなかったので。
 そして、この問題は出題者の方の読み上げが「かみかみ」で、どれもご本人が書いたっぽくない感じが。出題者の方とは何度かたほいやを遊んだことがあったので、私はこれを作戦と予想し、より読み方がたどたどしかった1.を選ぶ。

 ちなみに、あまりに迷って自分の番号以外の投票カードをシャッフルして(何番か分からずに)出す人も登場する。たほいやでカードシャッフルする場面に遭遇するなんて!
 結局正解は3.。読むのがかみかみだったのは作戦ではなくたまたまだったとのこと。そして、中世くらいの出来事かと思っていた鱈戦争、20世紀に入ってからの出来事です。なんと! 勉強になりますわね。


ねぬなわ

1.ヤツメウナギの稚魚。 ★
2.山陰地方に伝わる踊り。
3.泥縄。 (1)
4.ジュンサイの古名。ぬなわ。 ● (1)


 これもまた、なんのことだか分からない単語。先程シャッフルした方は別の(たほいやではない)ゲームを遊んでいた方に「どれだと思います?」。ざ、斬新だなー。
 しかしここは、4.を選んで当てる。3.は泥縄に更に別の表現があるだろうかと思い、2.は「山陰地方の」というのが偽回答で比較的定番の表現なので。


ちびっちょ(木の葉出題)

1.ちびを強めていう語。ちびっこ。 ●
2.小さいこどもの呼び名。近畿地方で使われる。
3.小柄のおちょこ。 (1)
4.せわしく動き回るさま。 (2)


 俺「『ちょびっツ』ってありましたよね」、みんな「知りません」なんていうやりとりを挟みつつ。実はほぼそのまんまの意味、という単語を出題してみる。こういう出題を、私は「チェンジアップを投げる」と呼んでいます。たほいやを遊んでいる経験が多い人ほど裏の裏の裏の……、と考えて迷うかと思って。

 今回は作戦が吉と出て、親の総取りに。偽回答にも、また絶妙に迷うような良い文章が揃って、正解がうまく隠れました。
 この問題で2×3=6点を獲得し、同点首位に駆け上がってゲーム終了。いやあ、四人たほいやも白熱します。

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【本日のたほいやレポート】6月23日(土)@「全ファミ協会」大阪支部(たほいや大阪初夏の陣)

 6月23日(土)、大阪の西淀川区民ホールで行われた、全ファミ協会の大阪ゲーム会に参加してきました。そこでももちろんたほいやを遊ぶ。いやあ、しかしまさか大阪でたほいやに参戦するとは自分でも思わなかったよ。
 今回は8人でのたほいや。中には東京在住で、東京での全ファミ協会でお会いしている方が、今回の大阪ゲーム会に参加していたりもする。会場は住宅街の中にある区民向けの交流センターのような場所で、大阪っぽさはあまりない。ここがどこなのか分からなくなる、なんだか不思議な感覚のままスタート。
 しかしまあ、どこでどんな人とでも同じルールで遊べてしまうというのは、ゲームの面白さだと改めて思うよ。


 たほいやについては、各自検索していただくか、前に書いたこの記事をご参照ください。簡単に言うと、「言葉の意味を推理するゲーム」です。
 それから、全ファミ協会はカードゲーム、ボードゲーム、テーブルゲームといったアナログゲームをみんなで遊ぼうというサークル。更にはファミコンも遊べてしまう。mixiのコミュニティは、東京の会はhttp://mixi.jp/view_community.pl?id=5591226。大阪の会はhttp://mixi.jp/view_community.pl?id=5608004


 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます。


「すたうと」

1.中世のドイツの哲学者。
2.イギリス風の黒ビール。 (1) ●
3.物事が定まらない様子。 (2)
4.素人の異称。
5.ラテン語で物事の始まり。 (1) ★
6.素人のこと。
7.ギリシアの哲学者。スタルト。 (1)
8.トコロテンの意。 (2)

 初戦に相応しい響きの出題。私もそれに呼応するような偽回答を書く。「スタート」っぽいということで。が、あまり気づいてもらえず。
 それはさておき。初問はそれぞれの方が書く偽回答の傾向が分からず、難しい。1.と7.の人名は、なんとなくドイツ語やギリシア語っぽくなかったので除外。2.は、ビールにスタウトというのがあるのはなんとなく記憶にあったけれど、イギリス「風」ってのが気になって除外。「風」ってなによと言うことで。4.と6.の素人がかぶったのも「すたうと」の語感からの連想っぽいし、8.は初問から飛び道具に飛びつくのは危険かと思って3.に投票。
 そうしたらなんと2.が正解。まさか。しかしこれをきっちり選んだ人がいて、親の総取りは阻止される。


「むさか」


1.地中海東部地域の料理。 (1) ●
2.江戸時代の麦を売る問屋のこと。
3.アオダイショウの異称。 (3) ★
4.岸辺の異称。
5.アフリカ南部の部族。 (1)
6.平原、平地。 (2)
7.フィリピンの英雄。フマフテの戦いで、スペイン艦隊を一隻沈めた。
8.なにも考えないこと。

 俳優さんの名前とか(六平直政さんですね)、「ラピュタ」の登場人物とか(それはムスカだ)、色々な意見がひとしきり出たこの問題。6.は「無坂」、8.は「無策」からの連想かもしれないが、さすがにこれはないだろうと、外す。4.や5.も、もう少し説明文のボリュームがあっていい気がして外す。2.は江戸時代に「麦の問屋」というのが産業として成立したか疑問で除外。1.と7.で悩むが、フィリピンとスペインが戦争をしたイメージがなくて、ここも除外。広辞苑には結構料理の名称があるという経験則で1.に投票。これを当てて、親の総取りを防ぐ。さらに三人の方を騙して、序盤は比較的順調に得点を重ねる。


「かいだんだんす」
(木の葉出題)

1.段々畑の異称。 (1)
2.棚田に同じ。 (1)
3.豊作を祈願する踊り。
4.東北地方で作られる、階段状の桐箪笥。 (1)
5.階段の段差を利用して、引き出しを組み込んだ箪笥。 (2) ●
6.泥棒の俗語。 (1)
7.東海地方に伝わる伝承のひとつ。
8.行ったり来たりすること。 (1)

 久々に、面白い単語を出題したくて書いてしまう。しかも意味はそのままの3.。直球というか、チェンジアップを投げるような出題。それが意外だったのか、比較的投票は割れる。しかし二人の方にきっちり当てられてしまう。ダンスや箪笥に関する選択肢を除外した方は悩まれたようですが、逆にそれがありだと踏んだ方もいらっしゃったようです。


「べとー」


1.フランスの思想家。 (2)
2.拒否権。 (2) ●
3.インドの政治指導者。 (1) ★
4.南米の農作具。
5.フランスのロレーヌ地方で栽培している葡萄の一種。
6.ドイツの哲学者。 (1)
7.サウジアラビアの政治家。
8.キク科の一年草。 (1)

 人名の選択肢が多い中で、そうでない2.、4.、5.、8.に着目してみる。そうしたのは、人名の選択肢が、いずれもなんとなく名前の響きと国が合致しなかったので。4.は「農作具」という単語がピンと来ずに除外。8.は定番の偽回答でもあるのでここは外す。5.も気になるが、「栽培している」という表現が気になり除外。「栽培されている」ではないかと思ったので。
 ということで残った2.に投票。これだけ違和感があって浮き上がる感じもしたので。そして、これを当てる。


「とこまんざい」


1.資産が多い人のこと。
2.こどもがくしゃみをした時、まじないに言う語。 (1) ●
3.こどもを寝かしつける際に語る説話。 ★
4.通夜の際に振る舞われる料理。 (1)
5.江戸時代の遊びのひとつ。 (2)
6.平安時代のふすまを貼り付ける接着剤。 (1)
7.北海道の郷土料理。 (2)
8.モンゴル相撲の二代目横綱。

 私は3.を作成。「床漫才」という、昔話的に聞かせる話を連想して。あえて「説話」という表現も使ってみるが、投票は得られず。
 そして自分では5.に投票。7.の料理は先程から選択肢に続いて登場しているので偽ものっぽと思って外し、6.はふすまではなくて障子ではないかと思って外す。4.も聞いたことがないし、1.は「床満載」だとするとそれっぽいが直感的に除外。結果5.を選ぶも外れ。
 正解はやや意外な2.。しかしやはり当てる人がいて、ここでも総取り阻止。総取りだと2×7=14点、一人でも正解がいれば1×6=6点なので、この差は大きい。なかなか独走する人が出て来ない好ゲームに。


「ちゃつね」


1.インド料理の薬味。 (3) ●
2.インドネシアの都市。
3.トリニダード・ドバコの北部の島。 (1)
4.着物の着付け。 (2)
5.手招きの意。
6.人を呪うときに用いる語。
7.正直者。 ★
8.物陰に隠れているさま。 (1)

 最初に出題された「けべっく」を私が知っていたため、再出題となったこの問題。出題の際は分からなかったが、選択肢を聞いていて、「チャツネ」って香辛料かなにかで見聞きした記憶あると思って1.に投票。これを当てる。
 たほいやって、出題の時点では気が付かなくても、選択肢を聞いていると思い出すことがある。これが怖いところでもあり、面白いところでもある。
 あと、私はぼそっと「ちゃつねミク」と言ってみましたが不発に終わる。かぶせて「ちゃっつね」(具志堅用高さんね)と言った方も同じく不発。二人とも東京からの参戦組。やっぱり大阪は笑いのレベルが高いな!(そういうことではないと思う)


「しんぼるすか」


1.中南米に伝わる民族音楽。
2.イギリスの政治家。
3.トルコの建築様式の一種。 (2)
4.ポーランドの女性詩人。 (3) ●
5.ポルトガル南部の料理。
6.ルーマニアの政治家。 ★
7.ロシアの民族衣装。 (1)
8.ロシアの玩具。木彫りの車。 (1)

 言葉の響きで連想したのは、「東欧っぽい、でもロシアやソ連以外の国ではないか」ということ。そこで自分は偽回答6.を書いてみる。
 そして出てきた選択肢に「ポーランド」があったので、ここに掛けて4.に投票。これを当てる。「女性詩人」という表現に違和感を感じた方もいたようですが、中にはご自身の出題語を探す中で「女性○○」という表現を見ていて、これだと思われた方も。今回は電子広辞苑ではなく普通の広辞苑を使ったので(あの分厚い本を東京から大阪まで持参した主催者の方には頭が下がります)、それゆえの展開。電子広辞苑も手軽だけれど、本の広辞苑を使うのも大事なんだなあ。


「ちんかつ」


1.中国の西南部の都市。 (1)
2.返り討ちにあうこと。 (1)
3.沖縄の郷土料理。 ★
4.人口の少ない村。 (2)
5.活動が収まること。また、そのさま。
6.賃金カットの略。 (1) ●
7.賃金向上活動の略。 (1)
8.はりばりの異称。 (1)

 この問題の出題者の方と私が同点で並んで、この最終問題。そしてよりによってこの出題。私はついつい、これまで正解や偽回答があった料理シリーズの選択肢を書いてしてしまい、投票を得られず。
 そして投票は8.を選ぶ。「はりばり」がなんのことだか分からなかったが、魚じゃないかと予想したのです。しかしこれを外す。しかもこの選択肢を書いた方に、「はりばりってなんすか?」と聞いたところ、答えは「さあ」。そのパターンかっ! 「○○の異称」に謎の単語を入れるパターンかっ! そして、正解はよもやの6.。みんなネタだと思ってくすくす笑った6.。それでも当てる人がいる! そしてこれを当てた方はご自身の偽回答でも得点し、逆転で見事二位に。逆転されたのは俺。そして私と同点だった最終問題の親の方が、着実に点数を増やし勝利。いやあ、熱い戦いでした。8人だけれども総取りが発生しないというのが、面白さを増す大きな要素だったと思う。


 というのが、たほいや大阪初夏の陣(勝手に命名)の記録。私は都合により、ここまででゲーム会を退出となりましたが、その後もたほいやが行われたかもしれません。それは、誰かレポートしてくれると嬉しい。

 しかし、色々な所に行ってたほいやを遊ぶというのは、面白いと思う。そうそう機会は無いかもしれないが、広辞苑を持って各地を転戦するのって、マンガやドラマっぽくてちょっと良いかもしれない。六法全書を持ったミスター梅介さんみたいな感じで(若い人は付いて来れないネタかも)。

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【本日のたほいやレポート】2012.06.02@全ファミ協会

 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます。


 第一戦は7人が参加。

「まんがち」

1.あらゆることを疑う様子。
2.人を差し置いて、我勝ちにことをするさま。 ● (2)
3.岐阜県にある池。まんがいけ。釣り堀として有名。
4.物事の進行が遅々として進まないこと。 (2)
5.フェザンヌの漆器。 (1)
6.幸運が続く様子。
7.幸運であること。またそうした人。 ★ (1)


 やはり、初問は他の方の偽回答の傾向も分からないので、難しい。しかもどれもありそうな説明文。
 とりあえず、3.は「釣り堀として有名」という部分が気になって外す。評価や評判は、ずっと変わらない内容が書かれると思ったので。時代によって変化しそうな内容は載らないと判断。5.もフェザンヌがなんのことか分からず除外。2.も「我勝ち」という表現が気になって外したが、これが正解だった。ちなみに私は4.に投票。

「るいせんこ」

1.イタリアの天文学者。 (1)
2.ソ連の育種学者。 ●
3.鉄道での列車の引込み線。 (3)
4.チェコスロバキアの政治家。
5.ノルウェーのガラスメーカー。 (2)
6.イエスズ会の修道士。 ★
7.かせいきのきょうかし。


 3.と5.に投票が集中する中、私は1.に投票。3.は、「鉄道での」という部分が余計かなと思った。5.も、「メーカー」という表現がなさそうだと思って。「ガラス製造会社」、「製造業者」などならまだあるかとも思ったのですが。
 ということで人名のうち、自分が書いた6.以外で四択。7.がどういう文字なのか分からなかったので、ここは除外。2.も「いくしゅ学者」が分からず除外し、1.と4.から1.を選んだのですが、まさかの2.が正解。親の総取りに。
 余談ですが、3.を選んだ方が解釈の際に「先週の『タモリ倶楽部』でやってました」と言っていたのが良かった。今度真似したい。

「りぐろいん」

1.奈良県にある寺院。 (1)
2.石油を蒸留して得られる液体。 ● (2)
3.吉野にある神社。
4.滋養強壮剤。商品名。大正時代に流行した。 ★
5.南アフリカ東部の都市。 (1)
6.牛肉の部位のひとつ。
7.解熱剤。 (2)


 あ、俺の書いた偽回答は「りげいん」からの連想だ。そして「さーろいん」からの連想のような6.を書いた方も。残りの選択肢から7.を選んでみる。なんとなく薬品の名前っぽかったので。しかし正解は2.。そういうものにも名前があるんだねえ。

「しのじ」

1.ご飯をよそうための道具。しゃもじの別名。
2.香典の文字のこと。薄墨で書くのが一般的。
3.オーストリアの音楽家。
4.女の髪の結い方。 ● (4)
5.細く曲がった路地。
6.戒名のこと。 (1)
7.三途の川へ続くといわれる道。 ★ (1)


 「しの」を「死の」と連想した方は多いようで(自分もそうでしたが)、それは外す。その上で、1.は前半が余計に感じて、また「別名」という表現にも違和感を感じて除外。広辞苑の文章では「異称」とか「別称」が多くて、「別名」はあまり見ない。3.は、一応それなりにクラシック音楽を聴いている者としての知識の範囲では知らなかったので外す。残る4.、5.で、感覚的に「らしい」方として4.を選んで当てる。

「こじみ」

1.夕方の鐘を鳴らすこと。 ● (4)
2.ヤギの乳。 (1)
3.ガーデニングで、砂利を敷いて、水はけを良くする技法。
4.顔にできる小さな文班。
5.ちょうつがいのこと。 (1)
6.3ミリメートル以下のしじみ。
7.小さなしみ。 ★


 3.は「ガーデニング」が気になって外す。「園芸」ならあるかと思ったのですが。6.も3ミリ以下は小さ過ぎるってことで外す。4.は「もんはん」はちゃんと文班だろうと分かりましたが(私は「西京味噌」を「最強味噌」だと勘違いした前科を持つ男)、これも文章がくどい気がして除外。残りから5.を選ぶが外す。

「ふるくさす」(木の葉出題)

1.鉱石のひとつ。
2.ローマ帝国の将軍。
3.ギリシアの哲学者。
4.アメリカの作曲家。
5.1960〜70年代に活躍した、前衛芸術家の集団。 ● (2)
6.硫酸の別称。 (2)
7.ものごとを悪く言うこと。悪口。 (2)


 現代美術が好きな人には著名な単語なので、ばれるかもと思いつつ、ご存じの方がいなかったので出題。しかし、二人に当てられてしまう。それも、「5.は読み方がちょっと他と違う」という理由で投票した方も。おおう、心理戦。しかし、それでも被害は最小限というところでしょうか。人名シリーズが続いたので、ここに投票が集まるかとも思ったんだけれどね。

「たんなるびん」

1.玉付きの瓶。 (1)
2.速達郵便。
3.明治時代、四国のみで行われていた郵便制度。 (1)
4.カミキリムシの異称。 ★ (2)
5.実験器具のひとつ。
6.止瀉剤のひとつ。 ● (2)
7.オーロラが通常とは異なる形で観察される現象。


 この、聞いたことがあるけれどどういう意味か分からないというのが、良い問題だと思う。私は真っ先に「ゼルダの伝説」に出てくる空のビンを連想する。
 ここはあえて「瓶」や「郵便」以外の選択肢から選ぶことにする。6.と7.なら6.だと思いこれを当て、あわせて自分の偽回答4.でも得点を得る。

 なお余談ですが、今回は点数がマイナスになった時に点数を借りるための質草を、なんの気なしに「じゃあ、一発ギャグをお願いします」としてみる。二人の方がマイナスとなりましたが、まさかのビートたけしのモノマネ二連発となり、盛り上がりを見せる。「次の回も質草は一発ギャグにしよう」と思う俺。まさか後に自分の首を絞めることになるとは、この時は思いも寄らないのでした。


 第二戦は少し時間をおいて、メンバーを入れ替えつつ。

「ひむかし」

1.30年前のこと。ひと昔。
2.秘める、潜むという意味。公にできないことを隠している様。 (1)
3.氷室に入れて貯蔵すること。 (1)
4.ひむかしの意。東の古語。 ● (1)
5.臆病者。 ★
6.ねび。 (2)


 4.は、出題語が「ひむかし」なのに「ひむかしの意」が謎過ぎて除外。しかしこれが正解。「(日向風(ひむかし)の意)」というカッコ書きだった。これには一本取られましたが、それを突いて当ててきた方も。それから、「ねび」も分からずに除外しましたが、これを「寝火」と判断し投票、そして騙された方も。
 ちなみに1.は「30年前」がなくても良いかと思って除外、2.も文章が落ち着かない気がして、3.に投票するも外れる。

「むぶくのしょう」(木の葉出題)

1.住人のいなくなった里。廃村。 (2)
2.金をためられないさま。
3.7歳以下で死ぬこと。 ● (3)
4.手の内をさらすこと。
5.中国盆地。
6.ドリームファクトリーの社長。


 「ムブクノ賞」のような、なんらかの賞の名前が出てくれば正解が紛れるかと思ったら、正解が浮き出てしまう選択肢に。ここで一度に点を失う。
 なお今回に限り、一度投票したものを6.になら代えられるという特別ルールを提案しましたが、黙殺されてしまいました。ちぇっ。
 当てられてしまったことも去ることながら、選択肢を読む際に噛み噛みになってしまったことも反省。
 そういえば本日の一回戦でも読む時の滑舌が話題になって、俺が「じゃあどの選択肢も噛み噛みで読んだらいいんじゃないですかね」と言って、そこから芸人のハムの諸見里さんの話題でひとしきり盛り上がったのでした。で、帰ってきて検索したら、ハム解散していたよ!(以上、たほいやとは関係ないエピソードでした)

「べにぇ」

1.ドイツの古城。 (2)
2.フランス料理の揚げ物の一種。 ● (2)
3.シンガポールの音楽家。
4.フランスの詩人。 ★ (1)
5.女性の下着のひとつ。
6.スペインの都市。


 フランス語っぽいと思って4.を書き、投票を得るも、自分では1.に投票してしまう。2.はあまりに意外な内容だったので除外してしまう。3.、6.はちょっと名前の響きが違うと思ったのと、5.も聞き覚えがなかったので。
 思ったのは、『広辞苑』には料理の名前は意外と載っているということ。洋の東西を問わず。これ、今後たほいやを遊ぶ際の個人的なポイントにしたい。

「うんどんこん」

1.幸運と愚直と根気。 ● (2)
2.衣服の繊維のひとつ。 (2)
3.点心の一種。揚げワンタン。
4.ニシキヘビの異称。 ★
5.うどん粉。
6.小麦粉の東北弁。 (1)


 1.は愚直がどんじゃないよなあと思って外すが、これがまさかの正解。「運鈍根」と書くらしい。6.は「の東北弁」が気になって除外(「東北弁で」と来るかと思ったので)、3.や5.もさすがにないだろうと思っての2.への投票だったのですが。
 そしてここで私は無念のマイナス点に。一発ギャグを披露して10点を借り受ける。一発ギャグは「マイナス点になって、すみませんでした!」と、隣の部下(架空)の頭を押さえて一緒に下げる代わりに自分の頭を押さえて下げるという、言葉で説明するとなんだか全然分からないもの。まあ、ややウケで、「一発ギャグ披露のハードルを下げてくれました」という評価ももらったので良しとします。

「ちんぶらり」

1.地鎮祭のひとつ。巫女がぶらりの祝詞を唱えていた。 (1)
2.辺りを見渡しながら歩くさま。 (1)
3.突然やってきた珍しい客のこと。 (1)
4.もののないさま。 ● (1)
5.そぞろ歩き。 ★
6.地名。日本アルプスに属する。 (1)


 ここにきてこの出題。2.もありそうだが、「ちい散歩」からの連想っぽかったので除外。6.も説明文がぎこちない感じがして外す。
 最終問題が近づくと、皆さんの偽回答もこなれてくるので、あえて4.を選ぶ。1.や3.もありそうだけれど、一番シンプルな選択肢を選んで当てる。

「おばがさけ」

1.木の葉を裂くこと。 (1)
2.ささいな原因で絶交すること。 ★ (2)
3.祭りの翌朝の静けさ。
4.崖が深い様子。
5.狂言。 ● (2)
6.熟練を積んださま。


 最終問題。これは、5.を聞いたときに「あ、狂言の演目ってことかな」とひらめく。日本語っぽいけれど聞きなれない言葉は、落語や狂言、歌舞伎などの演目の可能性があるので。これを当てて、かつ自分の偽回答でも点数を稼ぎ、なんとかマイナス点を返上する。いやあ、個人的には非常に熱い戦いでした。

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【本日のたほいやレポート】5月26日(土)@全ファミ協会

 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)

 ちなみに、前回は何人が何番に投票したかを書きましたが、今回はメモを忘れました。


「おんどまるとの」(デモ・木の葉出題)

1.ブードゥー教の司祭。アーリマンを神としてあがめる。
2.宴会などで、音頭を取るのが得意な人のこと。
3.瀬戸内地方で行われる祭のひとつ。
4.江戸時代にいた殿様の名称。
5.新潟県中越地方に伝わる伝統芸能。
6.1928年、フランスの音楽家マルトノが発明した電気楽器。●

 デモは前回も出題した単語で。初めてたほいやを遊ぶ方がいらっしゃる場合は、やはりデモで一度流れを体験してもらって本戦に入る方がいいかと思いまして。あと、他の方の回答の傾向が分かるのも良さかなと思う。詳しくは分からなくても、ストレートな意味を書く方、変化球で行く方、剛速球の暴投をする方など、ある程度の雰囲気は分かるかなと。


「ひすまし」


1.夜、焚き火が消えた後に現れるとされる妖怪。
2.ホトケノザ。
3.まじないの一種。★
4.平安時代に、便所掃除をしていた女。●
5.ひすます、ひすまされると使われる。おいしい。
6.藁葺き屋根のひとつ。

 初回から良い問題が。しかも、回答案もどれもありそう。
 とりあえず、5に投票。「ひすます、ひすまされると使われる」が()に入っているのではと思って。しかしこれは外してしまう。


「ひすし」


1.ひさし。
2.ひすい。●
3.ひすしい。
4.まったく悪びれることのないさま。★
5.平安時代以降、水まわりの修理をしていた人のこと。
6.パワーストーンのひとつ。紫色をしており、仕事運を上げる効果があるとされている。

 「ひすまし」から前後の項目を見ていったら見つけたということで出題がされました。
 しかし、出題者の方が「(一問目の回答案に比べて)ひどいぞー」という上の回答案。そしてみな口々に「二択だなあ」とつぶやく。
 私は2に投票。まあ、6以外の五択として、5は前問からの連想として除外(もしかしたら正解の可能性も捨てきれず、ちょっと怖かったが)。4は自分の回答で、残る1〜3は悩むが、半分勘で2を選ぶ。そしてこれを当てる。

 ちなみに「ひすい」とは「翡翠」のことではなく、「わるがしこい。こすい」という形容詞でした。それも意外だった。


「にこぽん」(木の葉出題)


1.薬の一種。怪我の治療などに使われる。
2.リベアの都市。
3.建築現場で、二輪の手押し車のこと。
4.天、仏、如来などの、仏教におけるあがめたてまつるものの尊称。
5.ルーマニアの物理学者。1894〜1946年。
6.にこにこして相手の方をぽんと叩き、親しそうに打ち解けて人を懐柔する態度。●

 ここで、久々に親の総取りを獲得しました! 正解である6を敢えて最後に読んで、「オチのネタっぽい」と思わせることに成功。笑いが起こる。最後に「6をもう一回読んでください」と言われてちょっとドキっとしましたが、後で聞いたら「もう一回読ませたら面白いかと思って」ということだったようです。
 回答は2と5に集中。2を避けた方は「リベアという国はないはず。リビアとかの間違いではないか」と考えた模様(この案を書いた方は、「語感から適当に書いた」とのこと)。そして「人名にもうひとつ文章が続くのが気になる」ということで5を選んだとのこと。
 ちなみにこれは、明治・大正の政治家桂太郎の手法が語源の当時の流行語。言われて思い出した方がいらっしゃって、いたく悔しがっておられました。


「わめ」


1.草花の芽が出たことを家族と喜ぶ様子。
2.こざかしい女。
3.江戸時代、薬品を量るのに用いた量目で、230匁を1斤とするもの。●
4.女学生の隠語。ヒステリー。★
5.イタリアの彫刻家。代表作「天を仰ぐ子供」。
6.平安時代の女性の一人称。


 一度出題した「もぼ」を私が知っていたため、再出題となってのこの問題。こういう短い単語は、そもそも日本語か外国語か、日本語ならどういう漢字なのか分からないので、結構難しい。
 「わめ」の「め」が「女」のことかと思って、2と6に絞る。もしかしたら、年齢や身分で一人称が違うのではないかと思って、6を選ぶ。しかし正解は3。文章が詳しいのが逆に怪しいと思って(適当な文章だとしても分からない)外したのだが、ストレートにこれで良かったのだった。
 ちなみにこのあたりから、「『もぼ』は分かるけれど『もぼげー』だったら分からない」とか、「『わめ』は『ラスト・クリスマス』のグループですかね」など、俺のテンションがおかしくなり始めました。


「はしりどころ」


1.ナス科の多年草。●
2.今すぐにでも駆けつけたい気持ちを表した言葉。駆けつけどころともいう。
3.ギリシアの哲学者。★
4.うまや。
5.明治時代にあった、橋の下で商品を売っていた商人のこと。
6.12月の異称。

 あえて「ギリシアの哲学者」という定番の偽回答を書いてみるが、投票は得られず。
 4に投票。2は「を表した言葉」というのが余計に感じたし、5も、もしそうなら商人ではなくその場所を表すと思ったんだよね。6は読まれた時にざわめきが起こりましたが、師走をはしりどころというのは聞いたことがなかったので。
 しかし答えは1。「○○の多年草」は良くある偽回答だったので避けたのですが、これが正解。


「つぁら」


1.地方でのつららの呼び名。
2.ロシアの皇帝。ツァーリ。ツァー。★
3.ハンガリーの民芸品。指人形。
4.ロシアに生息するネコの一種。
5.アルゼンチンの都市。
6.フランスの詩人。ルーマニア生まれ。●

 最初は「わかつり」でしたが、以前出題されたことがあり、私が覚えていたので再出題に。6に投票。1は「地方」とだけあるのが気になって除外。3は、そこまで聞き覚えのない民芸品の名前が『広辞苑』に載るだろうかと思って除外(マトリョーシカくらい知名度がないと載らないのではと思ったのです)。4、5、6は悩みましたが、ヨーロッパの人名なら「○○生まれの□□の」という別の国が入ることはあると思ったので。そして最後に見事当てる。
 ちなみにツァーリ(ツァー)がロシアの皇帝の尊称であることは本当なのですが、ネタだと思われてか笑いが起きる。そして「これは木の葉さんぽい」と見抜かれる。


 親の総取りが効いて、今回は見事トップを獲得することができました。たほいやでは笑いが取れれば勝ち負けにはこだわらないのですが、それでもトップは嬉しいものです。しかしなにより、笑いがありつつも真剣勝負ができることが楽しい。
 一緒に遊んでいただいた皆さん、ありがとうございました。

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【本日のたほいやレポート】 4月29日(日)@全ファミ協会

 レポートは次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)
 ・何人の人がその回答案に投票したかも、文章の最後に数字を書きます



第一回(四名)

「ふろまんたん」(例題・木の葉出題)

1.フロマン炭。レキセイ炭に次いで品質の高い石炭。主に製鉄に用いられる。
2.並ぶものがない高い山
3.ツバルの地名
4.フランスの画家、作家 ●

 この問題は投票の状況のメモを忘れました。たしか1.を選ばれた方が2名、4.を選ばれた方が1名だったかな。
 取りあえず、過去にご存知の方がいて出題できなかった「ふろまんたん」が、デモとはいえ出題できて満足でした。それから、偽回答の書き方がバラエティに富んでいて、かつ辞書っぽい表現をされているので、この対戦は面白くなりそうな予感。


「あしきしゅうきゅう」(木の葉出題→再出題)

 知っている方がいたので別の問題に。ただ、その方が思われていた意味は、正しい意味とは若干違っていたので、無理矢理出題するのもありだったかもしれない。しかし、結果としては問題を変えて良かったと後に思う。なぜなら、(続く)


「おんどまるとの」(木の葉出題)

1.大奥の前の控えの間 (2)
2.元服前の大名の子息の住居 (1)
3.1928年、フランスの音楽家マルトノが発明した電気楽器 ●
4.平安時代の建築様式

 (続き)なぜなら、チェンジしたこの問題で親の総取りを達成したので! ので! 他の方は日本の建物に関する内容で、自分の文章だけ西洋の楽器になり浮いてしまったが、そのことで逆にノーマークになったようです。
 ちなみに「オンドってどういう意味ですかね?」と聞かれて、その場では答えが分からなかったのですが、フランス語で電波という意味のようです。勉強になりますね。


「ゆるふん」

1.陰口 ★
2.ロシアの経済学者。スターリンに計画経済を進言したことで有名。 (1)
3.史書に登場するが、現存が確認されていない古墳 (2)
4.ふんどしの締め方がゆるいこと ●

 ここで二問続けて親の総取り。まさか4人のたほいやで二問連続で総取りが出るとは(*説明しよう(声:富山敬)。親の総取りは、参加者が多いほど答えが分散するため、発生しやすいと考えられているのだ。四人では三択になるため、連続で起こるのは珍しい)。
 出題者の方が、4.を読む時に若干笑ってしまったこともあり、みんな「ないな、4.はない」と思ったが、それが意外な形で裏を書かれた。そもそもこんなそのままの意味の単語があるとは!
 私も2.と3.の二択で、「スターリンに計画経済を…」という部分が広辞苑っぽくなかったので3.にしたのだが、見事にだまされました。


「つむれ」

1.鶏肉をすりつぶし、団子状にした料理 ★
2.ムツゴロウの古語 (1)
3.小高くなった土地 (1) ●
4.津軽方言で、だめになってしまった稲 (1)

 ここは前問の流れに乗って、「つみれ」っぽい説明文を考えてみる。しかしよく考えたら、つみれって鶏肉じゃなくて魚だよね。つくねと勘違いしていました。
 ということが影響していたわけではなく、ストレートな意味を避けようということで、他みっつに投票が割れる。私は4.は「津軽方言」というところが気になって除外し、二択で「の古語」という表現に惹かれて2.を選ぶがまたもや外す。今日二択に弱いなあ。


「くがいゆ」

1.遊郭の中の湯屋 (1)
2.主に日本海側の海に面した場所にわく温泉 ★
3.仏教の僧侶が、お茶を指して言う言葉
4.ニガヨモギから製した暗緑色で強い臭気のある油。リキュール製造に用いる (2) ●

 3.は「言う言葉」という文末が気になって除外。さあ、また二択だ。文章が詳しい4.ではなく、1.を選ぶ。ただ、「郭外湯」だとすると遊郭の外になるしなあと悩みながらの投票。そして外す。
 そして、参加者の中で薬学を勉強していた方が、ニガヨモギは漢字で苦艾(くがい)ということから見事に当てる。こういう意外な出来事があるから、たほいやはやめられませんよね。


 むう。最初の問題で幸先よく総取りしたものの、以降はことごとく正解は当らず、自分の偽回答への投票も取れずで点数を減らし続ける展開でした。


第二回(六名)

 メンバー代わっての第二回戦。これがまた色々と波乱の展開で、大爆笑の連続でしたよ(なに!?)。


「うどんくらい」(例題、木の葉出題)

1.悲しまないこと
2.ギリシアの哲学者 (1)
3.仕事の下手な人をののしる語 (1) ●
4.大工用語でどんくさい (1)
5.大喰らいである様 (1)

 例題は前回自分が出題した問題を再出題。
 なお例題の段階で5名でしたが、お一人追加で参加されて、6人でのたほいやとなりました。
 そして1.は「どんくらい」ですね。


「ずっけり」

1.ゴボウとカブを、西京味噌で煮た郷土料理 (1)
2.はきもの、つっかけ
3.兵庫県北部の伝統料理 (1)
4.瓦を止める金具のこと (1)
5.他人を大声でののしること ★
6.無遠慮に言う様 (2) ●

 まず、1.を「さいきょうみそ」と読んだのを「最強味噌」だと思ったんだよねえ。それを解釈時にしゃべって、一斉につっこまれる。時々登場する俺の超天然ぶり、早くも発揮。
 ここでは、料理関係の1.と3.を外し、残りから自分の偽回答に似ている6.も外し(今思うとこれにはなんの根拠もなかった)、2.と4.からしっくりきた4.を選んだんですがねえ。
 よく考えると「ずけずけ」ということなのだろうね。


「うーどん」(木の葉出題)

1.うどん
2.香川県の方言で仕事を遅らせる様
3.インド西部クシャール朝、第三代国王 (2)
4.フランスの彫刻家 (2) ●
5.フランスの詩人
6.ポルトガルの伝統料理。うどんに形状、味ともに似る (1)

 例題が「うどんくらい」だったし、いいかなと思って。「どんだけうどん好きなんすか」とつっこまれるが。
 しかし、まさかの偽回答1.に笑いが止まらない。これは我ながらいかんなあ。前回も笑ってしまったし。たほいやでは、読み上げの際に笑わないことを今後の課題にしよう(なにか方向性が間違っている気もするが)。
 4.と5.のフランス人名かぶりで煙幕が張れたと思ったが、ふたりの方に当てられてしまう。そしてみんなが投票しないまでも意外に迷ったのが2.。うどんが伸びることと仕事が延びることをかけているのでは、とか。


「つぶざめ」

1.明け方、わずかに光がさしこむ様 (1)
2.雨が降った後、植物が芽吹くこと (1)
3.漁師言葉でコバンザメ (1)
4.大粒の雨 ★
5.サメ科の一種。東北近海に生息する
6.老人の異称 (2) ●

 回答を聞いているうち、急に3.を「これだ、これしかねえ!」と思い始め(今思うとこれにはなんの根拠もなかった)、なぜか三点をかけてしまう。しかし、なぜその回答を選んだのか解釈をしゃべる段になって、急に熱が冷めたように「なぜこれに三点かけたのか、よく分かりませんねえ」と発言。なんだか今日は天然ぶりのアクセルが止まらない感じ。
 これは外れ。結局、言葉から意味がイメージできなさそうな6.が正解。肌が鮫のように粒だっていることから来ているそうです。


「ねこはち」(→再出題)

 意味をご存知の方がいて、再出題に。猫に関する単語は、みんなチェックしているのね。


「あくさふ」

1.イタリアの音楽家
2.左大臣藤原頼長の異称 (2) ●
3.ガラガラヘビ (1) ★
4.あくそう (1)
5.あわてて駆け抜ける様子
6.インド南西部プレジャヤール州の州都 (1)

 もう問題の単語がファミスタの選手名にしか見えねえ。ただここは、出題者の方と以前もたほいやを遊んだことがあって、その時と出題傾向が似ていると思って2.に投票し当てる。そして出題語からイメージできず、元の意味とも全然関係ない3.の偽回答でも得点を取る。こういう偽回答は、「それはないな」と真っ先に除外される場合と、疑心暗鬼を誘ったり、親の総取り防止のために選ばれる場合がある。今回は後者だったようです。


「いのき」

1.古典落語の一
2.イノシシの牙 ●
3.のらねこ ★
4.内装や設備をそのまま転売する物件。居抜き (2)
5.イタリアの画家 (3)
6.居抜きに同じ

 ここにきてこの問題。俺は前の問題と同じ傾向の偽回答3.を書くが、今回はかすりもせず。4.と6.で同じ答えが出てきたのに悩むが、ここは外して一番意外性のある5.に投票。
 そうしたらなんと2.が正解。変化球が来ると思ったら、120km/hくらいのストレートがすーっと来て、みんな見逃して三振、みたいな。この終盤にきて親の総取り!


「おまん」

1.お万の方
2.こまんの異称
3.明治時代の犯罪者。橋本おまん。 (1) ★
4.九州の方言。おまえ
5.大奥六代目御台所
6.まんじゅうのこと (4) ●

 ここにきてこの問題。実は、会場からの撤収時間が近づく中での最終問題だったのですが、その時間が迫ることへの焦り、これまでの参加者の疲労度、そして出題語などから、カオスな状況に。
 まず4.は九州の方言じゃない、四国っぽいと思って除外。1.と5.は、人名はフルネームで項目になるだろうと考えて除外。2.は「ちょっと何言ってるか分かんないです」(サンドウィッチマン)で除外。6.を当てる。
 ただ、「人名はフルネームで項目になるだろう」は私の偽回答にも当てはまりますね。誰だよ「橋本おまん」って。

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たほいやレポート(2012.04.07@全ファミ協会)

 4月7日(土)、全ファミ協会に遊びに行ってきました。カードゲーム、ボードゲーム、テーブルゲームといったアナログゲームをみんなで遊ぼうというサークル(mixiのコミュニティは:http://mixi.jp/view_community.pl?id=5591226)。更にはファミコンも設置されていて、これも遊ぶことができる。この日は主催者の方が9時間ファミコンをぶっ続けで遊ぶという、素晴らしい光景も拝見できました。
 この日も色々なゲームに参加したのですが、まずはたほいやのレポートから。たほいやについては、各自検索していただくか、前に書いた下記の記事をご参照ください。簡単に言うと、「言葉の意味を推理するゲーム」です。

木の葉燃朗の「本と音楽の日々」: 「たほいや」を遊んできた!:
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/10629476.html



 レポートは、次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)


「うどんこびょう」(デモ、木の葉出題)

1. 植物の病気。葉を枯らす
2. 植物の病害 ●
3. 植物の葉にできる白い斑点状の紋様ができる病気
4. 植物の病気のひとつ
5. 小麦によるアナフィラキーショックが起きる症状
6. 皮膚病の一種の俗称。見た目が白っぽい粉をふいたように見えるため、そのように呼ばれる
7. うどん粉に反応するアレルギー病

 デモは有名な単語で。単語の意味を知っている方がいる場合は再出題も可能ですが、ここはデモなのでそのままで。
 ルールの説明の際、必ずしもデモの出題を行う必要はないのだけれど、行うと他の方の説明文の書き方などが垣間見えるので、その後のゲームの面白みが増すのかもしれないということも感じました。そういう意味では有名ではない単語を出題すれば良かったのかと、ちょっと反省。面白い単語を書いて出題したいだけ、という悪い癖が出てしまいました。


「むほうとう」

1. 信心のないさま
2. 平安時代の仏教建築の一様式
3. ネパール南部の山岳地帯
4. エスペラント語で木曜日のこと
5. 夜明け前 ★
6. 卵塔に同じ ●
7. 1961年に設立された政治団体。党員はモヒカンとカタパルトショルダーを着ける義務となっている

 一問目は他の方の説明文の傾向が読めないので、結構難しい。そしてバラエティ豊かな説明文が並ぶ。その中で、7.の説明文はいいオチだったなあ。説明文でウケを狙うことには賛否両論ありましょうが、今回は場が和みました。みんなで「第一問は、六択になりましたね」とか言って。


「すむつかり」

1. 古くはおろし大根に炒り大豆を加え、酢醤油をかけた郷土料理の一種 ●
2. 死後七十七日目に行われる葬礼
3. アラビア語。お疲れ様の意
4. 赤子の無邪気にむずかる様子
5. 演劇で、舞台袖奥のこと
6. 頑固者 ★
7. 丁稚

 この問題は親の総取り(誰も正答を見抜けない)となる。なんとなく文章としてまとまりを欠く感のあった1.を外してみたのだが、それがまさかの正答。ちなみに、北関東の郷土料理「しもつかれ」と同じもののようです。
 私は消去法で5.を選んでみるが外れる。2.は、七十七日目に弔事を行うことがしっくり来ずに外し、3.は固有名詞でなく、日本で使われていない外国語が載っているだろうかと疑問に思って除外。4.もむずがることからの連想がストレート過ぎたし、7.も自分の説明文と同じ考えで書かれたのではないかと思って、残った5.を選んだのですが。
 ちなみに私は一問目に続いて、出題語と関連のない単語を書いてみましたが、早くも「これは木の葉さんぽい」と見破られる。ピンチ、俺!


「どんよう」

1. 些細なことで腹を立てること ★
2. にぶいさま
3. ぐいのみ、ちゃわん、ゆのみ
4. 芽だしの柔らかな葉。若葉 ●
5. 台湾の思想家
6. 中庸
7. シャンデリアのこと

 むう、いい問題が続く。単語から漢字や意味が推測できないので、難しいです。ストレートな2.や6.、三つの単語が並ぶ3.など、説明文の傾向も分散される。


「なかつあし」

1. 季語。みずとりにかかる
2. 北陸地方に自生する葦の一種
3. ムカデの異称 ★
4. 能楽で、芸の程度が中等であること。二流 ●
5. 豊後
6. 明治時代の随筆家
7. 踏みとどまること、たたらを踏む

 4.か5.か7.かで絞り込む。日本の人名の場合、原則としてフルネームを書くだろうと思い6.は除外。2.は「北陸地方に自生」という部分が文章として気になって除外。1.は季語が他の単語にかかることがあるか疑問で除外。7.は「踏みとどまること」よ「たたらを踏む」が必ずしも同一の意味ではない気がして外し、残った二つから勘で4を選択。これは当てました。


「らんどるとかん」

1. りっすいじょうの試験管
2. 硫化水素から作られる塩基 ★
3. 膵液を分泌する器官
4. 視力測定に用いられる環状指標 ●
5. 排水溝などに用いる、S字に曲がった管
6. 元素周期表
7. さんきょくしきの真空管

 ここまでなかった自然科学っぽい単語が出題される。とりあえず、3.はランゲルハンス島から連想して書かれたのかなと思って除外。1.と7.は「りっすいじょう」、「さんきょくしき」がどういう字なのか分からず。それを敢えて選ぶという考えもあるのですが、ここは除外。6.も、元素周期表に「〜かん」という名前をつけるだろうかと思って外して、のこりは4.と5.。素直に管のことだと思って5.を選ぶ。
 しかし正答は4.。ランドルト環で、視力検査の「C」などの記号のことだそうです。


「うどんくらい」(木の葉出題)

1. 小麦に発生する害虫
2. 落語の演目のひとつ。古典
3. ギリシャの哲学者
4. 台湾の政治家
5. 無駄飯ぐらいで役に立たない人物を指していう言葉
6. 仕事の下手な人をののしる語 ●
7. ネパール山岳地帯に生息するネコ科の動物

 実は「うどんくらい」の前に、「ふろまんたん」を出題したら知っている方がいて問題チェンジ。チェンジした「あほろーとる」は、更に多くの方が知っていて再チェンジという波乱の展開。あわてて出題したい単語をメモした「たほいやメモ」を開いたら、「ネタ帳だ! ネタ帳を持っている人がいる!」と、本来の方向とは違う部分で盛り上がる。
 しかし、選んだ甲斐あって、ここで親の総取りを獲得。絶妙に説明文の傾向が分かれて、3.と4.の人名シリーズとか、正答の6.に似た5.とか、色々なカモフラージュができました。
 ただし、反省点としては、3.と4.を続けて読む際に笑ってしまったこと。これには伏線があって、みなさんの説明文をどういう順で読むか並べ替えていた時に、「うどんくらい。香川」と言った方がいて、しかもある方の説明文が「香川県民」を消して別の説明になっていて、あまりに面白くて吹いてしまいました。
 あと、「立花理佐に『キミはうどんくらい』という歌がありまして」と発言し、みなさんにぽかんとされたことも切に反省しています。


「ていしりゅう」

*「台湾の政治家」という答えが三つ重複したため、再出題に。
 ちなみに正解は「明末の海賊」。
 更にちなみに、私も「台湾の政治家」と書きました。前の問題でその説明文を書いた方の出題だったので、「ここはかぶせてみよう」と思ったら、同じようなことを考えた方が他にも二名いたという。


「おうりゅう」

1. 琉球舞踊の一流派 ★
2. 中国の思想家
3. 粘土層の上を流れる地下水流
4. 水か川道を外れて溢れ流れること ●
5. 茶道の流派
6. 南宋の書家
7. 刺青を入れること

 最終問題。「ていしりゅう」からの再出題ということもあり、どのような正答の単語なのか悩む。再び人名なのか、最後の単語が「流」なのか、その場合は水の流れなのかなんらかの流派なのか。
 という思考が現れたような説明文の並び。しかし、中に上のいずれでもない説明文が。ここは、「これで親の総取りをされたら後悔する」と思って、7.を選ぶ。しかし外れ。
 このミスで点数を失うものの、なんとか二位の方と一点差で一位になる。


 という感じでした。なお、この日は私がゲームのインスト(ルール等説明)を担当しましたが、我ながらあたふたした感じになってしまいました。参加者の方の半分くらいが、ゲームに慣れている方だったので、フォローしていただきながらなんとか出来たかなと思います。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

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たほいやレポート(2012.03.31@全ファミ協会)

 3月31日(土)の全ファミ協会で遊んだたほいやのレポートです。たほいやについては、各自検索していただくか、前に書いたこの記事をご参照ください。簡単に言うと、「言葉の意味を推理するゲーム」です。
 それから、全ファミ協会はカードゲーム、ボードゲーム、テーブルゲームといったアナログゲームをみんなで遊ぼうというサークル(mixiのコミュニティは:http://mixi.jp/view_community.pl?id=5591226)。更にはファミコンも遊べてしまう。



 レポートは例によって次のような内容で書いています。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)

 しかし、半月しか経っていないけれど、メモした以外のことはすっかり忘れています。個人的に印象的だった問題を除き、自分が正解を当てたのかとか、親の総取りだったのかとかも忘れています。ということで、私の記憶が違っている部分があれば教えてください。次回からは細かい点もメモを取ろう。


「てんたさん」

1.江戸時代に発明された算術法。
2.誘惑。試練。 ●
3.傘の一種。日よけに用いられる。
4.働き者。 ★
5.お蚕様のこと。

 第一問はこちら。何度か遊んだことのある方も参加しているとはいえ、最初は他の方の書く偽回答の傾向がつかみきれないので難しい。
 ここは、1.の「算」、3.の「傘」がストレートだと思い、あえて除外。第一問は、敢えて単語から連想できない意味を選ぶというのが個人的な戦略なので(出題する方にもよりますが)。5.は「蚕のこと」ではなく「お蚕様」となっているのが気になって外し、2.を選んで当てました。


「ぱんそり」

1.十六世紀ヨーロッパで流行した髪形の一種。
2.盗人の隠語表現。★
3.中国地方に伝わるすごろく。
4.朝鮮の民俗芸能。 ●
5.シリア南部の都市。

 これは説明文を聞いていて、4.にピンと来た。韓国に、「サムルノリ」という音楽のジャンルがあって、それと音が似ている。3.と5.の可能性も捨て切れなかったが、ここは4.に三点掛け。これを当てることができました。


「てくしー」(木の葉出題)

1.アメリカの画家。
2.沖縄の方言。金目鯛。
3.沖縄でかんざしの意。
4.自動車に乗らずに、てくてく足で歩くこと。 ●
5.人力車。

 「てくしー」と長音記号が入っているけれど、日本語の俗語というところが面白いかと思って出題。2.と3.のような沖縄の言葉という説明文の重複や、正解と似た雰囲気のある5.なども揃うが、これは当てられてしまう。


「かつかんぱく」

1.脈拍。
2.神輿を彩る金箔。
3.中国戦国時代の越の統治法。後の孔子などに影響を与え、儒教の礎となった。
4.粗い布でつくっただぶだぶの服。 ●
5.卑怯者を罵る語。 ★

 「勝新太郎の亭主関白ぶり」という、偽にも程がある答えを思いついて、単語を見た途端に思わず言ってしまう。それを書くわけにはいかないし、他に書く人もいなかろうと思って。
 シンプルな意味が並ぶ中、やけに長い3.が気になって投票するが、見事にだまされる。「ぱく(はく)」という表現が入っていない説明文から3.と4.に絞り込んだが、外す。


「たかさん」

1.娼婦の古語。
2.一年に三世代営む蚕。 ●
3.薬草入りの酒。
4.鷹狩りの技法のひとつ。
5.重水素から抽出される酸素。 ★

 最終問題。とりあえずみんなで、ひととおり知っている限りのとんねるずに関する単語を発する。「ちょっと待ったー!」とか、「みなさんのおかげです」とか。
 これは、それらしい説明文が並んで難しい。4.は、もしその意味なら鷹という言葉は入ってこないのではと思って除外。3.も「アブサン」からの連想かと思って除外。1.と2.の二択になるが、なんとなく辞書の説明文っぽい1.を選ぶ。しかし正解は2.。
 実はこの問題、一問目で「てんたさん」に「お蚕様のこと」と書かれた方の出題。まさかここで蚕に関する単語を出題するとは。しかも「○○さん」という単語で。
 私は自分の出題の単語の面白さとか、各問題の偽回答とか、問題単位であれこれかbが得るのですが、上級者の方になるとゲーム全体の流れを読んで出題したり偽回答を書いたりする、ということなのかもしれない。すごいな。

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2012年3月3日:「全ファミ協会」主催の「たほいや」トーナメント参加レポート

 3月3日(土)、全ファミ協会に遊びに行ってきました。カードゲーム、ボードゲーム、テーブルゲームといったアナログゲームをみんなで遊ぼうというサークル(mixiのコミュニティはこちら)。更にはファミコンも設置されていて、これも遊ぶことができる。
 この日も色々なゲームに参加したのですが、それとは別に、今回は企画として「たほいや」トーナメントも行われた。たほいやについては、各自検索していただくか、前に書いたこのエントリをご参照ください。簡単に言うと、「言葉の意味を推理するゲーム」。トーナメントには、17人が参加。6人、6人、5人の三組に分けて予選を実施、上位2名が決勝進出のルール。


 私も参加してきました。どんな様子だったかをレポートしておきます。ただ、どなたがどのような単語を出題し、偽回答を書いたかを披露してしまうと、みなさんの今後のたほいやの戦い方に影響があるかもしれないので(考え過ぎかもしれないけれど)、次のような内容で書くことにします。
 ・出題された単語を書きます
 ・各自から出された偽回答+正解を書きます
 ・正解と、私が書いた偽回答を分かるようにします(正解は●、私の偽回答は★)

 では、私が参加した予選の様子から。


予選

「ぽぽさま」
 回答群は下記のとおり。最初の問題は、他の方がどのような偽回答を書くかという傾向が分からないので、難しい。
 外国語のような印象だったので1と2を除外。そして、王様の名前というのは「○○様」からの連想かと思って4と6も除外する。そうなると、5は私の偽回答なので3を選んで投票。しかし正解は2。

1.お日さまのこと
2.かいこのこと。おしらさま ●
3.エクアドルの都市
4.ハワイ王国の王
5.アステカ朝の遺跡 ★
6.パプアニューギア王国の国王。同国独立に貢献



「あぷだいく」
 最初、たしかアメリカ現代文学の作家にアップダイクっていた気がする、と思って、自分は偽回答5を作成。
 正解予想は、「あっぷだいく」だったら悩まずに2を選んだのだが、3がありそうで悩む。1は「従事した将軍」という表現が気になって除外。将軍なら「率いた」などの表現の方がしっくり来るかと思って。
 最終的には、アップダイクの読み方の違いだろうという予想で2に投票し、正解を当てる。

1.南北戦争で、南軍に従事した将軍
2.アメリカの小説家、随筆家 ●
3.デンマークの画家
4.古代ローマの哲学者。市民の権利を提唱
5.アメリカの作家 ★
6.寝台の天蓋に吊るす装飾用の紐のこと



「あくしちびょうえ」
 どういう字を書くのかまったく思い浮かばず。とりあえず、なんらかの作品のような語感だったので偽回答6を作成。しかし、各自の投票後の予想を聞く中で「岡倉天心って画家でしたっけ?」という意見が出てあせる。そうだ岡倉天心は美術の研究家で画家じゃないじゃん!
 正解予想は、1は「あくしち」という作者名の表記が気になって除外。作者名ならフルネームが書かれる気がして。3も絵画群に付く名前としてはなんとなくしっくりこず、除外。4は「商人から多額の賄賂を受け取った」という説明がなんとなく怪しくて除外。2は「平影清ってテレビゲーム(『源平討魔伝』ね)のキャラクターだよな」と思って除外し、5に投票。
 しかし正解は2。平影清って実在の人物だったのか。勉強になりました。

1.江戸末期の屏風絵師、あくしちの作品
2.平影清の異称 ●
3.琉球王朝時代にあった、あくしちびょうに置かれた絵画群。現在は消失
4.江戸の同心。商人から多額の賄賂を受け取った
5.悪事を働くと、自分の身に帰るという戒め
6.岡倉天心作の絵画 ★



「ずでんどう」 ★
 私の出題。単語としては地味かもしれませんが、「○○堂」、「○○道」などの漢字が思い浮かんで偽回答の傾向が分かれるかなと思って出題。それなのに正解は擬音語の2という意外性を狙ってみました。
 バラエティに富んだ偽回答が揃う。しかし、2番を当てられた方がいて、親の総取り(全員が正解に投票しなかった場合、親は全員から2点をもらえる)を逃す。

1.いかめしいさま
2.人の激しく倒れる音 ●
3.青森県のいたこの住居。修行の場を兼ねている
4.広島県呉市にある鍾乳洞
5.仏教において、文字ではなく絵や記号を用いて教えを伝えること
6.背丈が同じくらいなこと



「だいもにおん」
 語感が外国語、それも古代ギリシアっぽかったので、偽回答3を記入。他に古代ギリシアっぽい回答があれば、それを選ぼうかと思ったのだが、それがよりによって4。ソクラテスという有名な人物名と内容のギャップが、偽回答じみていたので、除外する。他の参加者からも、「これはあまりにオカルト」という意見が。
 1は「山形県にある花園神社」という表現がなんとなくしっくり来ずに除外。2も「代々の」というのが怪しくて(「ローマ皇帝の言行録」でも良さそうだと思った)、そもそも皇帝ごとではなく代をまたいでの記録があるだろうかと思い除外。6は「だいもん」だったら素直に選んでいたが、直感で除外。
 消去法で5に投票をするが、思い返すと「4月上旬が見ごろ」って、すべての場所(日本全国、あるいは世界各地)でそうでなければ書かないし、よく考えればそれはありえないよね。
 なんと正解は4。これは全員が外し、親の総取りとなる。「なんだよーソクラテスー」という声。2000年以上の時を経て、異国の人々にとばっちりのような恨み言を言われるソクラテス。

1.山形県にある花園神社の祭
2.ローマ皇帝代々の言行録
3.古代ギリシアの哲学者。ディモニオン ★
4.ソクラテスがしばしば心内で聞いたという神霊からの合図 ●
5.アブラナ科の小高木。4月上旬が見ごろ
6.悪魔のこと



「さらいのし」
 予選最終問題。私は「サライの死」という文字をイメージして、偽回答1を記入。
 3と6は、「し」が「紙」だとするとありそうだと思ったのだが、紙そのものではなくて紙に関連するものを表す意味という点が気になって除外。例えば6が「高級和紙」とだけ書かれていたら、投票したかもしれない。5もフランス人らしい響きに聞こえなかったので除外。2と4で悩む。4は「再来の志」という感じだとすると意味とも合うのだが(「捲土重来」みたいな意味で)、「再会(あるいは再開かもしれない)」と意味が合致しない気がして、最終的に消去法で2に投票。これを当てました。

1.チェコの劇作家カレル・チャペックによる戯曲 ★
2.蔑んで与える食物 ●
3.和紙の製造工程のひとつ
4.再会を志すこと
5.フランスの画家
6.高級和紙で作った豪華なのしのこと



 最終問題の前までは、おそらく3〜4位の得点だったが、ここで得た得点で、3位と1点差で2位に滑り込む。なんとか決勝進出を決めました。
 ゲームの後時計を見たら、知らないうちに1時間45分が経過していました。そして、みんななんらかの競技や試合を終えた後のような疲れと充実感を感じる。以前に全ファミでたほいやに参加した時はもっとのんびりした感じだったのですが、今回は順位が決まるトーナメントなので、更なる真剣勝負ということなのでしょう。自分でも、様々な力を駆使した気がする。
 他のゲーム卓とは離れた(障子で仕切った)場所で行ったことも影響していたのかもしれない。なんだか、途中で将棋や囲碁の対局に参加しているような気分になった(会場は和室なのです)。


決勝
 決勝は、予選で同点二位が二名いた組があったとのことで、七名が参加。これが、ゲームの戦略に影響を与えることになるとは、私は考えもしなかったです。そして、他の参加者には歴戦の勇者が並ぶ。リトルリーガー(私)がメジャーリーグに挑むような戦いの様相を呈するのでした。

「えんくるま」
 今読み返して思い出しましたが、私が書いた偽回答6は、予選で他の方が書かれた偽回答と同じだった。まったく記憶になく書いていました。
 やはり第一問は、他の方の傾向が読めないので難しい。しかも1、2、4、7と人名が並び、そもそも回答が6つから7つにひとつ増えただけなのに、どれを選ぶか迷いが大きくなる。なんとなくドイツ語っぽい響きだったので2に投票するが、正解は4。ここでいきなり親の総取りが発生。2×6=12点が親に入るので、これは大きい。

1.イタリアの戯曲家
2.ドイツの作家
3.かえんげるまの略称
4.ガーナの政治家 ●
5.車輪
6.エクアドルの都市 ★
7.スウェーデンの物理学者



「まめうまし」
 これも迷う。ここでは、外国人名の1は前問の印象から書かれた偽回答かと思って除外。前問の「○○の略称」に続いて「○○の異称」が出てきたので、これも同じ方が書いた偽回答かと思って4も除外。植物の3も怪しい気がして除外し、5〜7の中から勘で7に投票するも外れ。正解は4。
 ただ、この問題あたりから、参加者の中に「自分が得点できなくても総取りを防ぐ」という考え方で、他の方が選ばなさそうな回答に投票するという戦略を取る方も登場。なるほど。たしかに人数が増えると、誰も投票しない回答が出る→親の総取りの可能性、があるし、総取りになった際の獲得点数も多い。私はこれまで5人か6人のたほいやに参加していたので、この意識はなかった。

1.フランスの作曲家
2.キク科の多年草 ★
3.マメ科の多年草
4.イカルの異称 ●
5.美しい国
6.夜がわずかに明けた状態
7.馬車を引くための馬の調教師



「はがすみ」
 出る問題出る問題レベルが高いよ! さすが決勝。回答群を見て、正解は出題語から連想しないような意味なのではないか予想を立てる。そうなると、霞を連想する1は除外、歯を連想する4と6も除外。7は「うどんこ病」のことではないかと思って除外。残るは3と5だが、敢えてありそうもない方を選んで5に投票。
 しかし正解は6。ここでも親の総取り! 総取りができるかどうかが勝敗を分けてきそうな予感。

1.わずかに空が霞がかっているさま
2.霧が立ち込めているさま ★
3.浄瑠璃の演目のひとつ
4.お歯黒、はずみ
5.ほうき置き場
6.歯に付着したかす ●
7.植物の病気。葉の表面に白く靄がかかった斑紋が広がる



「へしおどす」
 「ギリシアの哲学者」という完全一致の回答案が重複したため(三つあったらしいです)、無効問題(再出題)に。
 なお、正解は「古代ギリシアの詩人」。そして私が記入した回答は「古代ギリシアの哲学者」。


「へへ」
 「へしおどす」無効後の再出題。出題語から連想ができないので、逆に難しい。更に偽回答を考えていると、「へへ」が絵文字→ ^ ^ にしか見えてこなくなり、混乱してくる。
 回答予想は、「へへへ」から連想できる1、2、4を除外。5は自分なので、残りは3、6、7。たほいやでは、回答群は読み上げるので、6は聞いた時にはどういう単語、漢字なのか分からず、7は「山陰地方」というのがなんとなく怪しくて、3を選ぶ。赤ん坊のことを「やや」というような感じかと。
 しかし正解は6。ここでも親の総取り。

1.照れるさま
2.(文語)ええ
3.姉に同じ
4.自慢げにうすら笑うさま
5.狒々のこと ★
6.陰門の異称 ●
7.山陰地方で提灯の意



「すててこおどり」 ★
 私の出題。ここで私は、笑いが取りたくてたくて諸刃の剣のような出題をしてしまう。これで受けなかったら出題損だったが、受けたので嬉しかった。
 しかし、正解の文章が長くて細かいので、見破られる(偽回答の中で浮いてしまう)危険性がある。ただ、今回のゲームの参加者であれば、詳しい偽回答を書く人がいて、そこに紛れるかもしれないというところに賭けて、出題してみる。
 結果は、賭けには負けました! 正解だけ文章がやたらに長くて、浮いてしまう。それを偽回答っぽいと除外した人もいましたが、2人に三点投票で当てられ、持ち点0に。以後は点数を借りての借金生活。

1.嬉しさのあまり、我を忘れて踊るさま
2.はだかおどり
3.やすきぶし。ひょっとこのお面をかぶり、ステテコ姿で踊る
4.大阪堺発祥の民謡
5.1880年(明治13年)頃、初代三遊亭円遊が寄席で踊ってから流行した、宴会の騒ぎ踊 ●
6.ツバメ科の鳥
7.平安中期の歌集



「さいげんばい」
 中国の人名っぽいので、それはないだろうと思って1、6を外す。2と5は「ばい」から連想する意味でストレートすぎると思って除外。意味が近い4と7からいずれかを選ぶことになったのだが、「有価証券の空売り」という表現がなんとなく違和感があり、消去法で7に投票。
 そうしたら6が正解。出題者と回答者の読みあいが、もはや裏の裏の裏の……、という感じで、どっちが表なのか分からなくなる。単語から意味をイメージできる言葉なのか、その裏をかいて単語と意味にまったく関係がなさそうな言葉なのか、更に裏をかいて敢えて単語から意味をイメージできるなのか、一回り二回りしているような感じです。

1.台湾の国学者。中国との併合を主張した
2.修復された杯のこと
3.唐の時代の僧 ★
4.有価証券の空売りを繰り返すこと
5.火山灰
6.中国の学者、教育家 ●
7.繰り返し現物売りを行うこと



「びーえる」
 決勝最終問題はこちら。思い浮かぶ文字は「BL」で、みんな「BLといえばアレでしょ」という雰囲気になる。幸か不幸か、その偽回答を書いた方はいらっしゃいませんでしたが、回答群はバラエティに富んだ下記の7つ。
 ここで回答群を見ていて、自分でも思いも寄らない記憶の引き出しの中身が出てくる。その場でもお話したのですが、私は昔の勤め先で自分の会社の損害保険の手続きの仕事をした経験があるのです(損保の代理店資格も持っている)。そこで、貿易に関する保険に「BL保険」というのがあったような記憶がよみがえってきた。それがなんだったのか、細かい部分までは思い出せないのだが、ひょっとしてこれじゃないのかと思って3に三点投票することに決める。
 2はBlackの略で、実際プリンタのインクなどでは使われる略語という記憶があるけれど、まだ『広辞苑』には載っていないだろうと思って除外。5、6は「バックログ」、「ビーラウ」という単語が分からなかったので除外。7は日本語なら「びいえる」になるだろうと思って除外。残る3と4なら3だろう、ということを、0.02秒のうちに考えました(うそです)。
 これを当てました。更に、自分の偽回答に三点投票された方からも点数をいただき、なんとか借金を返済して持ち点を1点にする。

1.アンモニアが気化する際に生じる熱量を表す単位 ★
2.黒インクのこと
3.船荷証券 ●
4.オーストリアの作曲家
5.バックログの意
6.ビーラウの略。「積極的に笑おうよ」の意
7.漁師が船を出すさま。山陰地方で使用される方言



 というのが、私が参加した試合の模様。たほいやをご存じない方にはなんのことやら分からないかもしれませんが。
 最終的には、決勝で最下位(7名中同点6位)でしたが、悔いはありません。見せ場を作れたと思うので。これがたほいやの奥深くて面白いところだと思う。最多得点を獲得することだけでなく、自分なりに「なにかできた」という思いが残ると、「参加してよかった」と思えるのかなと。
 これからも、全ファミ協会には(たほいやだけでなく)参加したいと思いますし、私の周囲にたほいやに興味をお持ちの方もいますので、いつかはそうした方々ともたほいやを遊んでみたいと思います。ありがとうございました!

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