[ 倉橋ヨエコライブレポート ]

 「ヨエコとチェスタでムジカ」 2005年11月18日 at 渋谷O-West

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 2005年11月18日、渋谷O-Westで行われたライブ「ヨエコとチェスタでムジカ」へ行ってきました。
 出演は、倉橋ヨエコ、Chester Copperpot、ムジカラグーの三組。
 倉橋ヨエコさんのセットリストは下記のとおりです。


[ 倉橋ヨエコ : ボーカル・キーボード ]
[ 古城康行 : ベース ]
[ 一ノ瀬久 : ドラム ]

0.「楯」プロモーションビデオ上映
1.楯

 MC:シングル「楯」とそのPVについて
2.流星
3.ロボット

 MC:バンド紹介・今回のイベントと共演者について・シングル・アルバムについて
4.線を書く
5.春の歌

 MC:ヨエコクラブについて・ライブ告知・メガネレンチのCDについて
6.シーソー
7.昼の月

 MC:改めて、シングル「楯」とアルバム『ただいま』の告知
8.ここにいる
9.花いちもんめ

MC:アンケートとグッズ販売について
10.盗られ系
11(アンコール).東京


 先に共演(対バン)の2バンドについて。
 Chester Copperpot(チェスターコパーポット)は、キーボード・ベース・ドラムの三人編成。メロディアスであり、時には激しい曲もあり、かっこいい。
・Chester Copperpot『スクラップ』
スクラップ

(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 ムジカラグーは、ヴォーカル&キーボード、ギター、ベース、ドラム、パーカッションの5人。音楽は、エキゾチックな感じの、中南米っぽい音楽。
 完全に初めて曲を聴いたのですが、俺の好みに合っていて、ライブ会場で販売されていたCD(CD-R)も二枚買ってきました。
 全体的にいいのだが、特にエフェクトをかけたギターとか、パーカッションとか、特に印象に残った。
・ムジカラグー『デイドリーム』 (Amazon.co.jpの紹介ページ)


 さて、ヨエコさんの演奏の感想を。
 まず、会場の前面が椅子席(60席くらい)になっていたのが、オールスタンディングだと思っていたので意外だった。

 そして、ライブの最初は11月30日発売のシングル「楯」のプロモーションビデオ上映。
 歌詞の意味を、改めて感じさせてくれた。「死と再生」のイメージが強く残った。悲しい内容なのだが、最後に救われる。
 レーベルのBabeStarのサイトで、期間限定で(2006年1月末まで)ビデオを見ることができます。
 http://www.babestar.net/babestar/-/Artist/A020110.html

 その後ヨエコさんのピアノ弾き語りによる「1.楯」。プロモーションビデオを見た後で聴くと、また泣ける。ヨエコさんの強さやりりしさに、一曲目から泣けた。
 ヨエコさんの衣装は、紫のロングスカート、黒のキャミソールの上にピンクの羽織。黒い髪と白いコサージュの対比も印象的だった。

 「楯」について紹介するMCの後、バンドとともに「2.流星」「3.ロボット」
 バンド形式のライブは、8月の新宿紅布(red cloth)以来だったが(10月の青山月見ル君想フではソロの弾き語りだったので)、ベース・ドラムとの息もやっぱりぴったりで、ノリもよくて、どんどんステージに引き込まれていく。
 その後のMCで、バンドの紹介。そして今回のライブについて。共演者の紹介の後、今日はシングル、アルバムの発売前夜祭として、新曲を続々披露することを発表。

 そのまま新曲の「4.線を書く」「5.春の歌」。「線を書く」は、歌詞もメロディーも切ない。そして「春の歌」は、バンドの入ったアレンジだとまた違ったノリのよさがあり、「元気は出るまで出すな」というフレーズが力強く聴こえてくる。

 その次のMCでは、まずライブ告知。2006年2月の、ワンマンを含むツアーが発表される。
 実はこれは最後に言おうと思った大ニュースだったらしく「物事には順番があるのだった」の言葉に会場が笑いに包まれる。しかし、そんな中でもあわてずに、12月のライブの告知、バンドのメガネレンチのCDリリースについて告知を行う。
 そんな様子を見ながら、歌や演奏とともに、MCでもヨエコさんは落ち着いていたなあと思った。ヨエコさんのライブでのMCといえば、あわてているというイメージがこれまであったが、今はそうではなくなっている。このことは書いておきたい。

 その後も新曲「6.シーソー」「7.昼の月」の二曲を披露。
 「シーソー」は、ゆっくりしたテンポで、孤独を歌う。「女一人の恨み節」とでも言おうか。

 次のMCで、改めてシングル「楯」とアルバム『ただいま』を告知。そして「8.ここにいる」「9.花いちもんめ」
 「ここにいる」は前回聴いたのはピアノ弾き語りバージョンだが、今回はバンドアレンジ。この歌も孤独がテーマだが、それに対する反発や開き直りが激しく歌われる。バンドアレンジでは更に力強さを増す。
 そのまま同じような雰囲気の「花いちもんめ」につながるところは、かっこよかったなあ。「はないちもんめ」の途中では、間奏で水を飲み、一フレーズ歌えなくなってしまったが、それも含めてリラックスした自然体の雰囲気を感じさせた。

 最後のMCでアンケートとグッズ販売について、そして12月のライブ告知を再度行った後、「10.盗られ系」で盛り上がり、更にアンコールの「東京」でライブが終わった。

 ライブ全体を通じて、10月に引き続き、アルバムを作り終えたという達成感、充実感が感じらせた。また、演奏・歌・MCとも自信と落ち着きが印象に残った。

 次回ライブは2005年年末の下北沢440での4days。さらに2006年2月のツアーと続きます。
 また、ニューシングル「楯」、ニューアルバム『ただいま』も発売中です。

2005.12.17 木の葉燃朗


【 参考 】
[ 倉橋ヨエコ公式ページ http://www.kurahashiyoeko.com/
[ BabeStar(所属レーベル)内アーティストページ
  http://www.babestar.net/babestar/-/Artist/A020110.html
[ 倉橋ヨエコ CD ( リンク先はAmazon.co.jp ) ]




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