[ 倉橋ヨエコライブレポート ] 2005年10月15日(土) 「ヨエコとタカコとジャパネスク」 at 青山月見ル君想フ 2005年10月15日、青山 月見ル君想フで行われた倉橋ヨエコさんとタテタカコさんのツーマンライブ「ヨエコとタカコとジャパネスク」、行ってきました。 1.白い旗 また、MCでは非常に緊張していて、最初のMCが「お足元の悪い中、ようこそお越しくださいました」(当日は雨でした)とか、「ご気分の悪くなった方はお申し出ください」など、開演前のアナウンスのような内容で、それがまた真剣に一生懸命しゃべるので、なんとも微笑ましかった。この歌とMCのギャップも、また印象に残った。 そして、倉橋ヨエコさん。衣装は、紫のロングスカート、キャミソールに、黄色の羽織。 登場した時点で、今日のライブへの並々ならぬ意気込みを感じた。なにしろステージに持参した水のペットボトルが、いつもよりでかい。まあこれは、ツーマンなので普段より多く歌うからかもしれないけれども。しかし、そんなところにも注目してしまうほど、期待が高まる。 「1.白い旗」→「2.泣き止め剤」。俺は「泣き止め剤」はライブでは初めて聴いたが、歌はもちろんイントロからのピアノもまたすごい。ヨエコさんの歌が生で聴けることを、本当にうれしく思う。 最初のMCは、今回のライブイベントについての説明。タイトルに「ジャパネスク」とあるとおり、今回は和モノの雰囲気を前面に出している。下北沢の和モノ古着屋P.maxが特別に出店していたり、和装で来たお客さんにはステッカーを配布したりなどの企画があった。 また、タテタカコさんとこれまで共演したライブの話など。ヨエコさんはタカコさんの歌を聴くと感動して泣いてしまうので、今日は最後にちょっとステージを見るだけで我慢したそうな。 続いて「3.ラブレター」→「4.帰りたい家」。「ラブレター」の軽快でファンキーな感じのアレンジがよかった。 次のMCでは、会場の青山 月見ル君想フについて。一周年ということで、「青山 月見ル君想フといえば」と言った後、ヨエコさんが急にうれしそうな表情に。 そして次の言葉が「まかないが」。会場が笑いに包まれる。月見ル君想フでは出演者とスタッフにまかないごはんが出るそうで、それが非常においしかったという話。そして店で注文できる料理のおいしさも紹介。 また、12月16日にニューアルバム『ただいま』が発売されることも発表される。ヨエコさん自身も「これ以上どうやっていいものをつくったらいいのか」と思うくらいの素晴らしいアルバムに仕上がっているとのこと。今から楽しみである。 「5.線を書く」→「6.朝焼け」→「7.雨降り」。なんというか、歌もピアノも、レコーディングが終了した解放感というか達成感をひしひしと感じた。すごくのびのびと、活き活きと歌っているようで、見ている方も幸せになった。 その次のMCでは、改めて特別出店のP.maxを紹介し、また物販も紹介。次回ライブ(2005年11月18日、渋谷O-west)の告知もされた。 「8.ここにいる」は、「人間辞めても」や『モダンガール』の頃に言っていた「やさぐれ系」というジャンルを思い出させる歌だった。でも、あの頃より更に、内に秘めた強さやかっこよさが表われているんじゃなかろうか。 2005.11.08 木の葉燃朗 【 参考 】 ・ニューシングル「楯」(2005.11.30発売予定) |