[ 倉橋ヨエコライブレポート ]

 2005年8月23日(火)

 「The 2nd anniversary」 at 新宿 紅布(red cloth)

レポート目次へ戻る

 行ってまいりました、倉橋ヨエコさんの参加するライブ「The 2nd anniversary」。
 新宿のライブハウス紅布(red cloth)の二周年記念イベントのひとつ。共演(対バン)は、ChesterCopperpot、HARCOの二組。
 ヨエコさんのセットリストは下記のとおり。

[ 倉橋ヨエコ : ボーカル・ピアノ ]
[ 古城康行 : ベース ]
[ 一ノ瀬久 : ドラム ]

1.盗られ系
2.感謝的生活
3.ロボット
【 MC1 】
4.線を書く(新曲)
5.春の歌(新曲)
6.昼の月(新曲)
【 MC2 】
7.人間辞めても
8.花いちもんめ
9.東京
【 MC3 】
10.ラジオ
11(アンコール).白い旗

 ※新曲に関しては、漢字表記が
異なる可能性もあります。


新宿 紅布(red cloth)

 red clothは、その名のとおり赤を基調とした内装が印象的なライブハウス。会場の雰囲気にあわせ、ヨエコさんの衣装も赤が主体。ピンクのドレス(胸元はゴールド)に赤い羽織、髪には花といういでたち。

 #1、初めの「タッタラ・タラ・トゥー」というかけ声が印象的な「盗られ系」からスタート。そのままのノリで盛り上がったまま#2「感謝的生活」へ。CDに収録されているバージョンよりもテンポがやや速いアレンジで、リズムも力強い。
 #3「ロボット」の前半はピアノソロの弾き語り、後半は再びバンドのリズムとのセッション。アップテンポな曲が続き、会場全体のテンションも上がる。

 MC1ではred clothの思い出とメンバー紹介。リズム隊の二名もメンバーであるバンド「MeganeWrench」(メガネレンチ)の紹介など。

 その後の3曲はいずれも新曲。#4「線を書く」は切ない感じの曲調。歌詞からは失恋の歌をイメージさせる。#5「春の歌」は自らを励まし、#6「昼の月」は怒りにも似た強い感情を感じさせる。
 これらの曲、次回のアルバムに収録されると思うが、今からアルバムが楽しみになる曲ばかり。

 MC2のはじめで、客席に新曲の感想を尋ねるヨエコさん。客席から掛け声や指笛が。指笛を聞いたヨエコさん、「ペーター、ペーターに憧れるんです」とアニメ「アルプスの少女ハイジ」の話。会場から笑いが起こる。チラシやアンケートについて案内。
 歌っているときの迫力・力強さと、MCでのちょっととぼけた感じのギャップが、また魅力的。これはライブを見て初めて分かる魅力である。

 #7「人間辞めても」は2002年発表のマキシシングルの収録曲。久々に歌うということだったが、聴く方も懐かしかった。愛する男性への情念にも近い思いを歌う歌詞なのだが、迫力こそあれドロドロした雰囲気はない。これもまた不思議な魅力。
 そのまま#8、#9へ。#8「花いちもんめ」も、子どもの持つ疎外感を歌詞にしているのだが、それが力強いボーカル、リズムとともに、なんともファンキーな曲になっている。客席からの手拍子と一体となって盛り上がる。

 最後のMCはライブ告知。
 
 ラストは#10「ラジオ」をピアノの弾き語り(ソロ)でしっとり歌い、アンコールで登場した#11「白い旗」も同じく弾き語りでゆっくりと、そしてしっかりと歌い上げる。

 こうして約1時間のステージは、あっという間に終了したのであった。

 全体としての感想は、やはりいつもながらヨエコさんの存在感そのものが非常に魅力的である。これは以前にもライブの感想でも書いたが、彼女がピアノを弾き、歌う。もうそれだけで感動して、彼女を全肯定したい。
 次回のライブ予定は下記のとおり。東京のライブは、時間が許す限り見に行きたいと思う。

[ 10月10日(月) 「ボロフェスタ’05」 at 京都大学西部講堂 ]
(共演 Sheena & The Rokkets、of montreal(from U.S.A)、rei harakami、
 Chocolat & Akito、赤犬、髭(HiGE)、ロボピッチャー、idea of joke、HALFBY、
 
エレキベース、ママスタジオ、MC mogura 他)
[ 10月15日(土) at 青山 月見ル君想フ ] (共演 タテタカコ)
[ 10月19日(水) at 名古屋今池 TOKUZO ]

 ライブ情報の詳細は、今後下記の公式サイトに掲載されると思いますので、気になる方はどうぞ。

2005.08.26 木の葉燃朗

【 参考 】
[ 倉橋ヨエコ公式ページ http://www.kurahashiyoeko.com/
[ 倉橋ヨエコ CD ( リンク先はAmazon.co.jp ) ]



レポート目次へ戻る

inserted by FC2 system