ぼくのDecember Soccer Life −2004年12月、サッカー関連レポート−

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 タイトルは適当につけました。
 さて、2004年12月には、サッカーの試合を二試合、サッカー関連の展示会をひとつ見てきま
した。その様子を紹介しましょう。

●KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2004
 なでしこジャパン(日本女子代表)対チャイニーズ・タイペイ女子代表
 12月18日(土)14:00 東京・西が丘サッカー場にて

 結果は11-0という大差での勝利でした。
 試合に関しては、俺は素人なのであまり書けないけれど、FWの荒川選手(日テレ・ベレーザ
所属)がパワーがあった。相手選手に囲まれても簡単にはボールを渡さない力強さが印象に
残った。
 他には、中盤の右サイドに入った宮間選手(岡山湯郷Belle所属)も、身長はそれほど大きく
ない(157cm)のだが、ドリブルで相手を抜くプレイも多く、うまいと思った。
 それぞれハットトリック(三得点)を決めた大野選手(日テレ・ベレーザ)・北本選手(さいたま
レイナスFC所属)の両FWも、もちろん印象に残った。

 それから、この日は久々にスタジアムでサッカー観戦した。寒いけれどやっぱりいいなあ。西
が丘サッカー場は、初めて行ったけれど、客席とグラウンドも近いし、なんとなくのどかな雰囲
気が漂う。
 国立競技場のような雰囲気もいいけれど、このスタジアムもいいなあ。

 帰りにJR赤羽駅のまわりをちょっと歩いたが、商店街があちこちにあって、面白かった。もう
少し時間があればゆっくり見たかった。 

【参考】 日本サッカー協会 女子サッカー公式サイト http://www.jfa.or.jp/w/

●日本サッカーミュージアム、特別企画「TOYOTA CUP 栄光の歴史」

 12月25日(土)に行ってきました。日本サッカーミュ
ージアムに来るのは今回で2回目。

 会場はJR御茶ノ水駅から徒歩10分くらいです。
 ミュージアムの前の通りは、サッカー通りという名
前になっていました。ちょっとびっくり。

 特別企画展以外は、前回来たときとほぼ同じ展示
内容だった。もちろん、様々な大会の結果などは、随
時展示に追加されていくし、改めて見て歩くと、前回
とは違った発見がある。

 例えば有料展示の「Zone1:ヒストリー・ウォール」。
ここは日本サッカーの歴史を年表形式で見ることが
でき、その時々にあわせた品々の展示もある。
 ここで流れている当時の映像は、前回も見たのだ
が、改めて見てもやっぱり面白かった。今監督や解
説者になっている方々の選手時代の映像とか、Jリ
ーグ開幕当時の試合の映像とか。

 それから、特別企画「TOYOTA CUP 栄光の歴史」は、南米・ヨーロッパのクラブチームチャン
ピオン同士が世界一をかけて戦うトヨタカップの試合結果や、大会ゆかりの品々の展示。あわ
せて、歴代大会の様子をビデオで放映しており、俺はこれに見入ってしまう。結局、第1回から
24回までのダイジェストを全部見てしまった。

 また、1階のヴァーチャルスタジアムでは、2002年のワールドカップのダイジェストが無料で見
られるのだが、これはやっぱり何度見てもいいわ。

【参考】
 日本サッカーミュージアム http://www.11plus.jp/
 燃朗のレポート「日本サッカーミュージアム」訪問記(2004.7.17)
  http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/page133.html

●第26回全日本女子サッカー選手権大会準決勝 観戦
 〜西が丘サッカー場は俺の心のホームグラウンドだ〜

 12月29日(水)、東京は日中の気温が2℃前後、途切れることなく雪が降っていました。
 そんな中俺は、北区の西が丘サッカー場でサッカーを観戦してきました。第26回全日本女子
サッカー選手権大会準決勝、さいたまレイナスFC vs 伊賀フットボールクラブくノ一、TASAKIペ
ルーレFC vs 日テレ・ベレーザの二試合。

 家を出るときに小雨が降っていたので、「試
合開始の頃には止むといいなあ」と思いなが
ら向かったら、JR赤羽駅で雪になっていた
(←)。

 とりあえず、駅構内のコンビニエンスストア
で昼食用のおにぎりと、合間に食べるための
チョコレートを購入。そして、駅前にあるユニ
クロで、急遽ひざ掛けを購入。その後、バス
に乗っていざ西が丘サッカー場へ(↓)。天候
を考えると、想像よりも観客は多い。しかし、
寒い。

 メインスタンド側に席を確保。席にビニール を置き、その上に新聞紙を置いて座る。気休 め程度には暖かい。しかし、雪は降り続け る。このまま傘をささずに観戦するのはさす がに風邪をひいてしまうと思い、傘をさしたま ま観戦。あまりに寒くて、チョコレートをあっと いう間(第一試合の前半のうち)に食べてしま う。あとはアメを少しずつなめて、寒さを紛ら わせる。

・第一試合 さいたまレイナスFC vs 伊賀フットボールクラブくノ一
 ベンチのすぐ後ろなので、監督やコーチの指示、レフリーへの文句などが良く聞こえる。俺の
座ったのは伊賀のベンチのそばだったので、伊賀の監督のエキサイティングぶりが熱かった。
思わずひいきしたくなる。
 また、第四審判などの試合運営スタッフの様子も分かって、貴重な経験ができた。

 第一試合は、両チームとも天候に合わせて、サッカーのスタイルを変えていたように見受けら
れた。とにかく前線にボールを上げるサッカーで勝負をする展開。
 前半はさいたまペース。先制もさいたま。しかし、この状況での試合は過酷だろうなあ。見て
いる方でさえも過酷なのに。俺はハーフタイム中、寒さに耐え切れず、売店でホットコーヒーを
買う。温かさが身に染みる。
 後半に入ると、伊賀が同点に追いつく。その後は一進一退の攻防。伊賀は日本代表でもあ
る背番号5番の山岸選手を、MFからFWあたりの位置に上げ、点を取りに行く。
 しかし、その後は延長でも両チーム点を奪えず、PK戦へ。

 PK戦は、最後に伊賀の11番小山選手が止められてさいたまの勝利。11番は、後半から切り
札のように途中交代で入って、声出しもしていてムードメーカー的な雰囲気があったので、かわ
いそうだった。ペナルティスポットで倒れこんでしまい、チームメートが抱き起こしにいく。その後
も泣き通しだった。
 他に印象に残ったのは、レイナスの6番木原選手と伊賀の16番堤選手。堤選手は背が小さ
い(あとで調べたら152cm)けれどよく動いていた。伊賀の17番のDF藤村選手のフィード(前線
へのボールの蹴り出し)も効果的だった。
 結果は、レイナス1 PK4-3 1くノ一。

 第二試合まで15分しかインターバルがなかったので、急いで売店でカップラーメンを買って食
べる。食料というより、熱を吸収した感じ。

・第二試合 TASAKIペルーレFC vs 日テレ・ベレーザ
 第二試合は、天候の悪い中でも、両チームともいつもどおりパスをまわすサッカーをしようと
いう印象を受けた。実力は拮抗していたが、ベレーザが先制後、前半終了間際に二点取って
勢いをつけたのは大きかった。
 選手で印象に残ったのは両チームのFW。ベレーザの荒川選手は、日本代表でのプレート同
じくパワフルだった。ペルーレの大谷選手も、プレーや雰囲気がりりしくて素敵。日本代表でも
あるペルーレの8番川上選手は、怪我をしていたようで、出場もなかった。
 試合は後半ペルーレが1点返すも、時間が40分近く。やや反撃が遅かった。
 結果は、ベレーザ3-1ペルーレ。

 何人かの選手がベンチに戻るとき、客席のすぐそばを通ったが、みんな戦う選手の顔だっ
た。インタビューの時などのリラックスした雰囲気とは随分と違う。こうした姿を見ることができ
るのも、客席とグラウンドが近い西が丘サッカー場ならでは。

 試合終了後、寒さのためそうそうにスタジアムを出る。体がおかしくなるんじゃないかと思っ
た。震えが止まらず。バスに乗って、JR赤羽駅に戻り、駅構内でうどんを食べる。実は朝もうど
んを食べたのだが、同じものを食べているのも気にならず、食料というより、熱の吸収という感
じだった。帰りの電車の中も暖房が効いているのだろうが、それでもコート・ズボンがびしょぬ
れでつらかった。家に帰ってきて風呂に入り、ようやく落ち着く。

 しかし、今日のような条件の下での試合は、選手にとって大変だったろうなあ。選手だけでな
く、チームのスタッフ、審判、競技場のスタッフ、そして観客と、みんな大変だったと思う。
 でも、スタジアムで観戦するとやっぱり盛り上がる。なんとなく、普段ない状況だけにスタジア
ムにも一体感があった。いいプレーを見ている間は、寒さを忘れることもできたし。
 貴重な経験であった。

 という感じで、日本のサッカーシーズンのラストである12月は、自分なりに充実した時間であり
ました。
 これを書いているのは2005年2月で、一応シーズンオフですが(海外サッカーや日本代表の
試合はあるけれどね)、3月下旬からはクラブチームの試合も始まるので、またスタジアムに行
きたいと思うのであった。


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