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振り返れ2007


※本の話は下記で書いています。
2007年木の葉燃朗が読んだ本ベスト5

※元はブログで公開しています。
2007年振り返り(映画編) / 2007年振り返り:展覧会編


2007年振り返り(映画編)

 まずは映画編。ベスト5ってことで書いておきます。

1.『世界最速のインディアン』(2007.03.08@テアトルタイムズスクエア)
 一生懸命生きるってのはどういうことなのか、ということを強く強く感じた。それから、年齢とか色々な理由を持ってきてあきらめてはいけない。

2.『夕凪の街 桜の国』(佐々部清 監督)(2007/07/31・2007/08/15@池袋シネリーブル):7/31・8/15
 2007年唯一、映画館で二回見た映画。普通の人が普通に生きることが、実はどのくらい尊いことなのかを実感する。

3.「アリア」(坪川拓史監督。第20回東京国際映画祭)(2007/10/25@TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)
 偶然が重なって東京国際映画祭で見ることの出来た映画。ユーモアがありながらも、美しい物語、映像、音楽が印象的。坪川拓史監督のことを知ったのは、2007年で印象的だったことの出来事のひとつ。

4.『ロストロポーヴィチ「人生の祭典」』(2007/06/07@シアター・イメージフォーラム)
 過酷な状況でも自分の信念を貫くにはなにが必要なのか。自信と、前向きな考えと、ユーモアなんだろうな。

5.「once ダブリンの街角で」(2007/11/09@渋谷シネ・アミューズ)
 盛り上がりそうな(別の言い方をすれば「分かり易すぎる」)ドラマの仕掛けをあえて排したことで、非常にドラマチックになるという、不思議な魅力のある映画。音楽を通じた男女の友情を、友情で描ききったところが清々しかった。


2007年振り返り:展覧会編

 特に順位はなく、見に行った日付順でご紹介。

5/23 [展覧会]「藤森建築と路上観察」展@東京オペラシティアートギャラリー
 路上観察のパートも興味深かったし、住宅建築・都市計画に関する展示も興味深かった。途中、靴を脱いでゴザ展示を見たり、竹と縄で作られたドームの中で映像を見たりと、見方自体も面白かった。

6/13 [展覧会]「ル・コルビュジエ展」@森美術館
 ル・コルビュジエの、人が生活する場としての住宅・都市のデザインに惹かれた。

8/7 [展覧会]「アンリ・ミショー展 ひとのかたち」@東京国立近代美術館
 アンリ・ミショーの絵は、意識しないと単なるシミのようにも見えてしまうが、なにかを感じようとして見ると色々な解釈ができる。見る側の意識や想像力が作品の見え方に影響するのが面白かった。

8/10 [展覧会]「森村泰昌−美の教室、静聴せよ Bi-Class,Be Quiet」展@横浜美術館
 音声ガイド(ポータブルの音声プレイヤー)で森村氏の話(講義)を再生しながら展示を見るというスタイルがまず面白かった。
 展示内容も、その時点での森村氏の集大成のような内容。森村氏の笑いに対する希望と、美術への情熱のふたつを感じた。

10/13 [展覧会]「植草甚一/マイ・フェイヴァリット・シングス」@世田谷文学館
 私は植草甚一氏がリアルタイムで人気者だった頃の記憶はない(私は1977年生まれなので)。ただこの展示を見て、色々なジャンルについて追求し、かつオープンに自分の知っていることを紹介し、教えてくれた人だったのだろうと、改めて思った。


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