木の葉燃朗のがらくた書斎 >>レポート >>2012年10月名古屋旅行記


名古屋旅行記(2012年10月)

  10月13日(土)、14日(日)と名古屋に行ってきました。普段旅行なんて滅多にしない俺が、今年は6月の大阪(出張絡みだけれど)に続いて二回目という、なかなかすごいこと。だって、今年の前は2009年の青森、更に前は2005年の名古屋と、約四年に一回の割合だったので。『こち亀』の日暮さんが登場するくらいのペースだったのに、急に両さんの親父さんの登場くらいのペースになったような(分かりにくい上に正しいのかもよく解らないたとえ)。
 なかなか充実した二日間で、色々書きたいこともありますので、ちょっとずつ書いていきます。


●新幹線の切符の買い方 / ●ヴィレッジヴァンガード本店へ /  ●ゲームストアバネストへ  / ●矢場町ココイチの限定カレー / ●大須商店街 / ●大須・鶴舞古本屋巡り / ●東京から聴きに行ってよかった:「ソフテロのこっそり15周年!!」(10/13(土)名古屋・鶴舞 K・Dハポン)を聴く / ●深夜のコメダ珈琲店作戦 / ●モーニングではなく宮本むなし / ●ナディアパーク / ●mozoワンダーシティ / ●あんかけスパゲッティ NEW!! / ●名古屋東急ハンズ NEW!! / ●そして東京へ NEW!!


●新幹線の切符の買い方

121013nagoya01

 10月13日(土)、7時30分に東京を出発する新幹線のぞみに乗車。

「いやあ、失敗だった」

 いきなりかよ!
 ただし、失敗だったのはあくまで新幹線の切符の買い方。今回の名古屋旅行、直前まであれこれ予定を考えていたのと、朝起きられなかったら困るなあと思って、新幹線の指定席券を買っていなかった。周囲の人からは「自由席で行けば?」と言われていたのだけれど、自由席ってなんだか落ち着かないんだよね(これが俺の旅慣れていないところ)。
 取りあえず、前日に乗車券だけでも買っておこうと思ったのだけれど、券売機で「乗車券特急券」というのを見つけてしまう。「あ、これがあれば特急券を指定席特急券に替えればいいのかも」と思って買ったのだが、これが失敗。
 東京駅に着いて、新幹線乗り場の前にある券売機に特急券を入れるも、戻ってしまう。近くの係員の方に聞くと、
「あ、これを指定席券に替えるには窓口ですね」
 という回答。
 ということで、新幹線の切符の窓口に並ぶ。でも、券売機があるのに窓口に並ぶ人って、自分で色々決めていなかったり考えていなかったりする人たちなんだよね。だからやたら時間がかかる。結果、7時には東京駅に着いていたのに、乗れる新幹線は7時30分になってしまう。窓口で俺の並んでいた、九州に法事に行くらしい(そういう話が分かるくらいの時間並んでいたし二人でしゃべっていた)中年ご夫婦は、「時間かかるわねー。これだからJRはだめなのよー」、「機械で買えるのかな」、「やめときましょうよ分からないから」という会話をしていたけれど、JRがだめというよりも(それもあるのかもしれないが)、よく分からないので券売機を使わない人が多いことが問題じゃないかと。券売機は全然行列がなかったからね。
 ということで俺が得た教訓。

・新幹線の切符は、券売機で買おう。
・先に券を買っておく場合は、乗車券だけ買おう。あるいは乗車券と「指定席特急券」のセットを買おう。
・窓口で買うのは並ぶし時間がかかるよ。

 そんなことを考えながら、新幹線に揺られる俺。前回の大阪行きでは車内であまり眠れなかったけれど、今回は直前までの仕事が忙しかったことと、5時頃に起床したこともあって、結構寝た気がする。あわせて、今回はモバイル端末を持参したので、ブログにアップしたいと思っていた記事をがしがしと書く。他にやることもないので、集中できてはかどるわあ。

▲ページの一番上へ


nagoya2_01

●ヴィレッジヴァンガード本店へ

 新幹線は定刻通りに名古屋に到着。駅の地下で朝ご飯を食べようと思うが、場所が把握できないままに歩いていたら、目的の地下街とは別の地下鉄の名古屋駅の方に来てしまう。いったん戻るのも面倒だし、地下鉄の駅の側の地下街はまだ開いていない店もあるしで、取りあえず名古屋駅での朝食はあきらめる。地下鉄に乗る前に、土日を含む特定の日に乗り放題の「ドニチエコきっぷ」を買う。

nagoya2_02

 地下鉄を乗り継いで塩釜口駅へ。なぜかといえば、ここにあるヴィレッジヴァンガードの本店を、訪ねたかったんだね。ヴィレッジヴァンガード、東京発祥とお思いの方もいらっしゃるようですが、名古屋が発祥です。そして本店は、塩釜口、または隣の植田から歩いて15分くらいの、倉庫を改装したという場所にある。東京のヴィレッジヴァンガードに通っている身としては、聖地巡礼みたいなものですな。しかし、国道沿いをひたすら歩くと、本当に店があるのか若干不安になる。目印みたいなものがないもので。しかし、しばらく歩くとありました。時刻はちょうど10時くらい。
 だが、店の前にはお客さんらしき人たちが数名待つ。そして、店の前に自転車を品出しするお店の人たち。どうやらまだ開店準備中らしい。ということで自分もしばし待機。しかし、開店前のヴィレッジヴァンガードを待つなんて生まれて初めての経験ですよ。

nagoya2_04 nagoya2_05

nagoya2_06

 5分くらいで入店可能になったので中へ。面積だけを言えば、最近のショッピングモールに入っている店の方が大きい。でも、この店はこれぞヴィレッジヴァンガードらしいと思う。正面の奥の階段を上がったところの2階の雰囲気とか、本や雑貨がぎっしり並んだ感じとか。
 印象的だったのは、バイクや車に関する本や雑貨を置いているスペースが目立ったこと。さすが名古屋。それから、自分の趣味と合う商品が多いとも思った。雑誌『シューティングゲームサイド』のバックナンバーがそろっていたり、小林大吾さんのCDがジュークボックスから流れていたり。このヴィレッジヴァンガードが近所にあったら、これは通うと思う。
 結局、なんだかんだで一時間近く店内をうろうろする。購入したのはヴィレッジヴァンガード本店グッズ。クリアファイル、ポストカード、ステッカーと。まさに聖地巡礼。店員さんには、「この人ヴィレッジヴァンガードのグッズばかり買っている」と思われたかも。

nagoyavv  nagoya2_03

 ヴィレッジヴァンガードを出て駅に戻る間、朝は開いていなかったいくつかの店が開いている。この駅は大学が近いようで、学生向けらしき店がちらほら。CDと楽器の店「楽YA(がくや)」とか、古本(マンガ中心)と中古ゲームの店「まめぞう」など、ちょこっとだけれど覗く。
 昼食は(というか朝食も食べていない)、駅前に定食屋があったのでここでもと思ったのだが、なんとなくボリュームがありそうだった(食べきれなさそうな)のと、できれば名古屋らしいものを食べてみたかったので次の駅で探すことにする。
 そして、地下鉄を乗り継いで次の目的地黒川へ。

 

▲ページの一番上へ


nagoya03_02

●ゲームストアバネストへ

 しかし、普段生活している場所から遠く離れたところで、観光地というわけでもない場所を地下鉄で移動するというのは、なんだか不思議な感じ。旅行をしているというよりは、東京であちこち買い物をしているのと近い感覚。地下鉄で外の風景が見えないので、余計にそう感じるのかも。
 なんて考えているうちに黒川駅に到着。ここは、駅前に少し商店があって、その周囲は住宅街という雰囲気の町。その住宅街の中をとことこ歩いていく。もはやここが名古屋なのかどうかも分からなくなるような心境で歩くが、それでもきちんとお目当てのお店はありました。それが、アナログゲームの店「ゲームストアバネスト」。
 お店はこぢんまりとしているが、中にはカードゲームやボードゲームがぎっしりと並んでいる。店主さんもゲームが好きということが伝わってくる方で、少しお話しさせていただきましたが、面白かったです。
 ここではダイスとカードゲームを購入。

ゲームストア・バネスト |:http://banesto.shop6.makeshop.jp/

nagoya03_01

 駅までの帰り、駅の近くにはGEOやBOOK OFFもあったが、時間の都合でパス。どんな雰囲気かを見てみてもとは思ったけれど、そのための時間を予定していなかったのでね(ややリサーチ不足だったが、そうしたお店まではチェックしていなかった)。
 それでも、オレンジという、東京近辺では見かけない100円ショップを見つけたのでちょっと入って見てみる。あとで検索したら、キャンドゥの系列店のようです。とはいえあれこれは買わず、お茶だけ買う。

 あとは、駅の近くにあった金融機関(大垣信用金庫)のポスターが目を惹いたので、写真を撮ってみる。帰ってから検索したら、このモデルさん、他の会社の広告で見たことがある。でも結構雰囲気が違うので驚く。
 そんなことを考えながら、再び地下鉄に乗る。次の目的地は、大須です。

nagoya03_03

 ちなみにまだ食事はしていない。駅の近くに回転寿司屋があって惹かれたけれど(回転寿司好きだし)、家族連れが多そうで気後れしたのと、「ここで寿司というのもどうかなあ」という思いもあって、寄らず。結局朝からなにも食べていないなあ。

▲ページの一番上へ


yabacho01

●矢場町ココイチの限定カレー

 駅は矢場町で降りる。ホテルの最寄駅なので、ここでコインロッカーに荷物を預けようかと思いまして。しかし、ロッカー見つけられず。仕方ないので、リュックを背負って大須方面に歩く。別の駅でコインロッカーに入れればいいかと思い(しかしこれは判断ミスだったことが後に分かる)。
 途中、食事をしようと思っていた店のひとつが見つかる。カレーハウスCoCo壱番屋の中区矢場町店。座れそうだったので入る。「なぜココイチ」と思う方もいるだろうが、この店だけの限定メニューがあるのです。それが「名古屋赤みそカレー」。これは頼むしかあるまいと思って、注文。これがまた不思議な味で。ネットでは「麻婆豆腐っぽい」という感想が多い。たしかに豆腐と挽き肉が入っているので、そういう感想を持つ人がいるのも分かる。でも、麻婆豆腐でもなくて、ちゃんとカレーなんだよなあ。でも味噌の甘みもある。というようなことを考えて夢中で食べていたら、瞬く間に食べ終わる。
 さて、食べ終わったし出るかと思っていたら、店の貼り紙に驚くべきものを見つけてしまう。

限定メニュー第二弾 豚みそカレー

 うおーなんだそりゃ知らなかったぞ。そしてこちらは、写真を見る限りカレーの上に回鍋肉(ホイコーロ)が乗っているようなカレー。
 き、気になる。でも既に赤味噌カレー食ってお会計しようとしているのに、「じゃあ次は豚味噌カレーで」なんて注文できない。そもそもおなかいっぱいでもう食べられない。これは、また今度だな。

【ぐるなびファミレス・ファーストフード】カレーハウスCoCo壱番屋の店舗オリジナルメニュー- ぐるなび http://ff.gnavi.co.jp/limited/ichibanya/BRN3030_0514.html
【ぐるなびファミレス・ファーストフード】カレーハウスCoCo壱番屋の店舗オリジナルメニュー- ぐるなび http://ff.gnavi.co.jp/limited/ichibanya/BRN3030_0519.html

▲ページの一番上へ


●大須商店街

nagoya05osu08

 ココイチ(カレーハウスCoCo壱番屋の中区矢場町店)を出て、とりあえず上前津の駅を目指して歩く。しかし、ここでもコインロッカー見つからず。仕方ないのでそこそこ重いリュックを持ったまま大須の商店街を歩く。大須は2005年にも来ましたが、その時は大きな通りを歩いて観音様を拝むというコースだったので、今回は商店街を一通り歩いてみようと思う。特に電気街、ゲーム関係のお店の集まるあたりを重点的に。
 まず最初に入ったのは第一アメ横ビル。電気屋を中心に、色々な店が入っている。ここで密かに注目していたのは、大須マニアックスという店。ゲームやアニメ関係の商品を中心とした、名前の通りマニアックな品ぞろえの店。同人CDなども結構揃えてあって、面白い。
 ここでは、『ムジマニア』というミニコミを書う。『ペンマニア』というペンに関するミニコミを発行している方が、無印良品の文房具についてレビューしている。誌面のデザインやレイアウトも無印良品のデザインを模していて面白いです。それから、サッカー選手のフィギュアがいくつかあって、ジーコジャパンの頃の日本代表選手のものを二セット購入。巻、阿部、藤田、久保という組み合わせ。
 第一アメ横ビル内のその他の店も見て回る。レンタルボックスもあったりするし、老舗の電気屋、パソコン屋もある。このなんでもある感じは、秋葉原のラジオ会館を連想させる。そもそも、大須の商店街自体が、東京で例えるとなんとなく浅草と秋葉原を一緒にしたような、そんな雰囲気のある町だと思う。

nagoya91 nagoya92 nagoya05ys

 その後、赤門通をぐるりと回って大須観音を目指す。この通りは、イエローサブマリン(秋葉原ほか各所にあるカードゲーム・ボードゲームショップを中心に扱う店)があったり、中古ゲームショップがあったり、デジタル系の雑貨を扱う店があったり。面白いなあ。その通りの最後あたりにあるのが第二アメ横ビル。ここも電子部品の店があり、プラモデル店あり、飲食店あり、衣料品の店あり、なかなかバラエティに富んでいる。
 それから、この日は商店街の各地で大道芸が行われていて、にぎやか。第二アメ横ビルでは、「OS☆U」というアイドルのイベントもありました。SKE(栄)だけでなくてOSU(大須)もいるのか。

nagoya05osu05 nagoya05osu04

 大須観音にもしっかりお参りして、今度は上前津に戻るようにして、仁王門通・東仁王門通・観音通 万松寺通を行き来して東へ歩く。こちらは、新天地通や赤門通とはまた雰囲気が違って、土産屋などが並ぶ仲見世通のような趣も。
 一通り歩いたところで駅についたので、一旦ホテルにチェックインするため地下鉄で矢場町へ。

nagoya05osu03 nagoya05osu02 nagoya05osu01

nagoya05osu06 nagoya05osu07

▲ページの一番上へ


●大須・鶴舞古本屋巡り

 ホテルでいったん荷物を置いて、少しテレビを見て少し休憩してから鶴舞へ。ここか今回聴きに来たライブハウスの最寄駅なのです。しかし、ライブハウスの前に少し駅前を歩く。ここには古本屋街があると聞いていたので。
 古本屋の数は減ったという話も聞いていたものの、それでも数店舗が近い場所にまとまっていた。それぞれ特色があり、老舗という大学堂書店、サブカルチャー系の本が多いNETWORKなど、他にも千代田書店、山星書店があり、時間があればじっくりと見たかった。
 古本屋といえば、時間は前後するが先ほど歩いた上前津も、駅前に古本屋が数店舗。つたや書店、三松堂書店、海星堂書店(二店舗)。こちらも見て回りました。神保町などと比べるとこぢんまりとしていますが、近くにあったら通うかもしれないと思う。鶴舞と上前津は地下鉄で一駅だし、歩こうと思えば歩ける距離のようですし。

nagoya05osu09

▲ページの一番上へ


▲ページの一番上へ


●東京から聴きに行ってよかった:「ソフテロのこっそり15周年!!」(10/13(土)名古屋・鶴舞 K・Dハポン)を聴く

121013softero01

10/13(土) 名古屋・鶴舞 K・Dハポン
ソフテロのこっそり15周年!!
出演:ソフテロ、Sasatica。オープニングアクト:斉藤憲八。DJ:板屋(Re:verves)


 名古屋・鶴舞K・D Japon(K・Dハポン)で、「ソフテロのこっそり15周年!!」を聴く。softero(ソフテロ)の活動15周年を記念するライブ。学生時代に名古屋でバンドとして結成し、その後ソロユニットとなって、東京でへ移って今年で15年。それを記念したライブを、故郷の名古屋のみで行った。

 私がソフテロを知ったのは2009年。場所はなんと青森。青森の十和田湖で行われたライブイベントを聴きに行って、ソフテロもそこに出演していた。その後ライブやCDを聴くようになって、更にUstreamの放送を見るようになって、という、おそらく多くのソフテロファンとはちょっと違ったルートでファンになったのではないかと思う。そんなアウトサイダーで、かつファン歴三年くらいの私ですが、なんだか面白いライブになりそうなので行ってきました。初めて聴いたのが青森だったように、私にはソフテロのライブを東京以外で聴く縁があるのかもしれない(次はおそらくニューヨークあたりでのライブではないかと思います)。
 K・Dハポン、色々なミュージシャンの方がいいライブハウスと言っていたのを見聞きしたことがあるけれど、たしかに独特な魅力がある。それほど大きくはないが、その分ステージと客席は近いし、場所はJR線の高架下で、鉄道が通ると多少音がするのだが、それも含めて味になっている。木を多く使った内装の雰囲気もあって、東京のライブハウスで言うと月見ル君想フをもう少し小規模にしたような、そんな感じかな。

 出演はソフテロの他、ゲストミュージシャンにSasatica(ササチカ)、オープニングアクトに斉藤憲八。憲八さんはソフテロとふたりでのUstreamを通じて知ったミュージシャンなのだが、この人は常に自分らしさを出しつつ、客席を楽しませる。曲の長さと同じくらいしゃべっていて、途中からソフテロも登場してのトークと演奏で、オープニングアクトというか前説みたいになっていましたが、曲でも十分に盛り上げる。歌詞をこの日のために替えたり、アドリブのセリフ入りの歌があったりしてもリズムを外さないのは、さすがベーシスト。そして憲八さんといえば名言ですが、この日も「ロックの神様、ポップの仏様、そして聴きにきてくれたみんなにありがとう」と、いい言葉が聞けました。
 続いてSasatica。ボーカル佐々木良(ex.キンモクセイ)、キーボード澤近泰輔によるデュオ。それぞれにキャリアのあるお二人で、その経験があってこその深みを感じる音楽。ただし、経験に寄りかかっているのではなく、これまでの蓄積がありつつ、今、リスナーにどんな音楽を伝えるか、それを考えた中で生まれた音楽なのだろうという印象を受けました(これは今回出演した三組にも共通しているし、自分が好きなミュージシャンはほとんどがそうした人たち)。
 それから、意外とお茶目なところもあって、オープニングアクトで憲八さんとソフテロが行っていた掛け合いを自分たちでもやってみたりして、MCでは随所で客席からの笑いも起こる。
 トリはソフテロ。やはり記念のライブということで気合いが伝わってくる。一見するとクールな雰囲気もあるけれど(それもまた魅力なのだと思うけれど)、実は熱いのがソフテロらしさだと思う。そのバランスというか。新曲に始まり、そこから名古屋時代に作った曲、東京に出てから作った曲と、時代を追うように演奏していく。15周年を記念するのにふさわしいようなセットリスト。ただ、以前作られた曲も最近作られた曲も、共通する良さがある。これは、音楽性がぶれていないということなのだろう。MCの中で、「自分で言うのもなんですが、以前のCDを聴いていても、いい曲だと思う」と言っていたけれど、それは本当にそうだと思う。ただ先程も書いたように、それは決して変化がないということではないと思う。ぶれない芯はあって、その上でその時点での魅力的な音楽をつくる、ということだと、私は思っている。
 それから、客席との一体感も印象的だった。それはこのライブハウスの持つ魅力ということがまずある。それから、やはり15周年ということで、名古屋時代からのファン、東京に進出してからのファンと、きっかけは様々ではあってもソフテロが好きな人が集まったことも要因だろう。名古屋以外から来た人も多かったようです。だから手拍子やコール&レスポンスも、促さなくても自然に起こる。いいライブに立ち会うことができたと思いますし、東京から聴きに来て良かったとも思いました。

ソフテロ、滲み出た:10/13(土)こっそり15周年!
http://blog.livedoor.jp/softero/archives/51958377.html


121013softero02

..

..

..

▲ページの一番上へ


●深夜のコメダ珈琲店作戦

naogya_komeda

 さて。今回の旅行の一番の目的であったソフテロのライブも聴き終わり、鶴舞からホテルの最寄駅に戻ってきたのが夜11時。この時点で夕飯を食べていない。というか、今日赤味噌カレーしか食べていない。なんとなくタイミングを逸してしまったのと、街を歩くとあまり腹が減らないという体質(というか習性)、知らない店に一人で入るのは躊躇してしまう性格などもあって。
 この時間は店も終わっているかと思い、ホテルの近くのコンビニエンスストアでおにぎりかパンでも買って、部屋で食べようかと思う。でも、ラーメン屋かチェーン系の定食屋でもないかと、念のためホテルのまわりをうろうろ。居酒屋はいくつか開いているけれど、飲めないし一人だしどうするかと思っていたら、なんとホテルのそばに深夜まで営業しているコメダ珈琲店を見つける。今朝は立ち寄れず、明朝モーニングでも行くかと思っていたコメダが、今、ここに!(おおげさ)
 でも、駅の近くの別のコメダ珈琲店は20時くらいで閉店していたし、勝手に朝早く開店して夜も早く閉まると思っていたので、ちょっとびっくり。深夜は料金が少し上がるようだが、ここは行くしかあるまい。

 で、なにを注文するか。シロノワールは食べたいが、他にも気になるメニューが色々。その中に味噌カツサンドを見つけてしまう。おお、食べたいと思いつつチャンスがなかった味噌カツ。ここで食べられるとなればやはり食べてしまおう。
 ということで味噌カツサンド、シロノワールは念のためミニにする。そしてホットコーヒー。店員さんに「シロノワールと味噌カツサンドは一緒にお持ちしていいですか」と聞かれて、深く考えずに「はい」と答える。そして、少し先に味噌カツサンド、続いてミニシロノワールが来た時に、なぜ質問されたかが分かる。
 シロノワールは、温かいパンの上にアイスクリームが乗っている。だから、ぼんやりしているとアイスがどんどん溶け出す。だが、先に味噌カツサンドを食べ始めてしまったので、とりあえず一切れだけでも食べてしまいたい。しかし、味噌カツサンドも結構量が多い。そしてあつあつ。口の中が熱い。そして一切れ食べて、水を少し飲んでからシロノワールへ。アイスは冷たい。パンは温かい。味噌カツサンドは熱い。コーヒーも熱い。そしてどれも旨い。お水は冷たい。この絶妙な組み合わせ。

 結局、味噌カツサンドとシロノワールを交互に食べるようにして完食。そんな深夜0時過ぎ。どちらもボリュームがあったので、シロノワールはミニにしておいてよかった。普通の大きさだと、「食べ過ぎたー」となったかもしれない。

 そしてホテルへ帰還。風呂に入ってから、ぼんやりテレビを見る。ホテルのインターネットは有線LANで、私は無線LAN対応の機器を持参していたので、ネットもできず。無線LAN用の小型ルーターを持参してもよかったのだが、荷物が多いのが嫌でだったのと、そんなに使わないかと思って置いてきてしまった。
 旅行先で地方のテレビ番組を見るのは面白いけれど、この日はなんとなく疲れていて、ぼんやりとなでしこリーグの録画中継を見つつ、気が付いたらスイッチを消して寝ていました。

▲ページの一番上へ


●モーニングではなく宮本むなし

 二日目。ホテルはチェックアウトが昼まででよいサービスだったので、いったん朝食を食べに出てもよかったのだけれど、「これを食べたい」というものもなかったし、昨夜夕食を食べたのが遅かったので(というか深夜0時近かったよな)、なんとなく早い時間からの朝食は遠慮しておこうかなと思う。ということで10時前くらいにチェックアウト。今回のホテルは、部屋は(建物全体も)小さいけれど清潔だったし、レストランがないとか、自動販売機が一部フロアのみにあるとか、人によっては気になるだろうが、まわりに飲食店やコンビニもあるし、私は特に気にならなかった。フロントの方の対応もよかったし。

nagoya6_03

 ホテルを出て、向かったのはナディアパーク。ここはギャラリーや展示スペース、オフィスなどがあり、テナントとしてloftやジュンク堂書店なども入っている。この二店舗を見たいと思っていた。
 しかし、開店時間を10時と勘違いしていた。10時30分開店なので、30分ほど待たなければならない。そうなるとおなかが減ってきて、なにか食べようとなった。しかし、10時だとまだ開いているお店は少ない。その中で名古屋らしいお店を探して、ぎりぎり名古屋らしいお店を見つける。

nagoya6_01

 宮本むなし。西日本を中心とした定食チェーンです。大戸屋とかやよい軒みたいなお店。しかし、「宮本むなし」、いい名前だ。色々なメニューがあって迷うが、豚しゃぶ定食にする。ごちそうさまでした。

nagoya6_04


●ナディアパーク

 そしてナディアパークへ。まずは栄loftを一通り見る。いかにも名古屋らしい、というものがあれば買おうかと思っていたら、ひとつ見つけました。B-SIDE LABELという大阪のメーカーのステッカー。このメーカーのステッカーは、東京でも東急ハンズやloftなどに並んでいて、値段が手頃でデザインが面白いので時々買っている。
 そのB-SIDE LABELの、名古屋限定ステッカーがあったので他のステッカーとともに買うことにする。

nagoya6_06

 しかし、でらべっぴん。世代的には聞き覚えがある言葉で。まあいいのか。名古屋の方言で超かわいいって意味だからね。

 その後、他のフロアのギャラリーやアートショップなども覗いて、地下のジュンク堂も見る。ジュンク堂の雑誌コーナーは、名古屋のタウン誌などがあって面白かった。特集コーナーも、名古屋関連の本が並ぶ。

nagoya6_05

▲ページの一番上へ


●mozoワンダーシティ

201210sakae

 ナディアパークを出て、さてどうしようかと思う。次に行く場所は決めているのだけれど、その前に栄で興味を惹かれる場所があったら行ってみようかと。しかし、栄って地下鉄の駅なので、お店も地下街に多いようで。地上は普通のオフィス街という雰囲気。駅の北側には色々な施設があるようなのだけれど、あまり事前に調べていなかったので、とりあえず地下鉄に乗ることにする。

201210mozo02

 そして向かったのが上小田井。ここにあるmozoワンダーシティというショッピングセンターに興味があったので。文房具の通販を行うKDMの実店舗があることもあり、他にも色々なお店があるので。
 まあ、それなりに興味深くはありましたが、ショッピングセンターになるとどこでも同じなのかな、ということも感じてしまった。あと、ひとつひとつのお店が大きいので、わずかな時間で見て回るにはちょっと時間が足りなかった。書店と、古本・ゲーム・文房具・CDなどを揃えたフタバ書店テラなどは、面白かったですが。

 ちなみに、駅からショッピングセンターまでは歩いて5分ということだが、シャトルバスも出ている。行きは、「5分なら歩いても良いだろう」と思ったのだけれど、実際に歩いてみてバスがある理由が分かった。駅から、大きい道路沿いに住宅がある場所を歩くのですよ。これは、実際の所要時間よりも長く感じる。ということで、帰りはちょうど停車していたシャトルバスに乗っちゃいました。

201210mozo

▲ページの一番上へ


●あんかけスパゲッティ

 上小田井の駅に着いたら、ホームに名鉄の電車が止まっていた。これに乗っても良かったのだろうが、名鉄の名古屋駅とJR名古屋駅の位置関係が分からず、土日エコきっぷも使えないのかもと思って、一本待つ。正確には、ホームに着いてから悩んでいた10秒くらいのうちに電車が出てしまったのだけれどね。
 ともあれ、地下鉄を乗り継いで名古屋駅に戻ってくる。最後に東急ハンズに寄ろうと思うが、その前に地下鉄の駅を出たところの地下街の喫茶店に寄り道。メニューに「あんかけスパゲッティ」があったので。あんかけスパゲッティ、是非食べたいと思っていた。東京でも、一時期COCO壱番屋のあんかけスパゲッティの店が出店していたのだけれど、その店も今や新橋のあたりに一店舗あるくらいでなかなか機会がない。そしてできれば、一度名古屋で、本場の味を食べてみたかった。
 ということで入ってみる。この店、昔ながらの「大きな駅の地下街にある喫茶店」という感じの趣がありました。旅行途中、電車の移動途中の方が立ち寄って、食事したりコーヒー飲んで煙草吸ったりするような。
 あんかけスパゲッティは、とろみと辛みがあって、「これこれ」という感じの味でした。結構量があって熱々だったけれど、完食。これが今回の旅行の最後の食事だけれど、食べたいものはだいたい食べられたという感じです。味噌煮込みうどんとひつまぶしは食べられなかったけれど、それは次の機会ということで。

▲ページの一番上へ


●名古屋東急ハンズ

 最後は高島屋の東急ハンズ。かなりたくさんのお客さんでしたが、その中でひととおり見て回る。印象的だったのは、伊東屋のオリジナル文具が販売していたこと。考えてみれば、名古屋には伊東屋の店舗がないので、メーカーとしての伊東屋の商品を販売するのもありなのですね。これは実際に売場を見て分かったこと。
 名古屋のハンズはオリジナルの冊子なども作っていて、東京の店とはまた違ったところもあって興味深かったです。

▲ページの一番上へ


●そして東京へ

201210NagoyaSt

 ハンズを出て、切符を買って東京に帰る新幹線へ。帰りも切符を買っていなかったので、あまり席がなく三人掛けの真ん中になってしまいましたが、まあいいや。
 一ヶ月くらい前に行くことを決めて、あまり準備もせずに行った名古屋旅行ですが、色々な人に情報提供いただいて、自分なりには行きたいところに行けて、食べたいものを食べることができたかなと思います。また機会があれば、行ってみたいと思います。

▲ページの一番上へ


木の葉燃朗のがらくた書斎 >>レポート >>2012年10月名古屋旅行記

inserted by FC2 system