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燃朗のがらくた古本日記

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2010年5月


2010.05.02(日)-4(火):「ラ・フォル・ジュルネ」で買ったCD

 ゴールデンウィーク中の5月2日から4日まで行ってきたクラシックの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」では、出演者のCDをはじめ何枚かのCDを買いました。

『ラ・フォル・ジュルネ2010公式CD ショパンの宇宙』

 会場限定発売のCD。音楽祭ディレクターのルネ・マルタン(ラ・フォル・ジュルネを設立し、現在も全世界のラ・フォル・ジュルネの公演プログラムを作っている方)による選曲で、ショパン、シューマン、リスト、メンデルスゾーンなどの曲を収録。

『La Roque D'Antheron -Festival International de Piano』(MIR-046)

 ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバルというのは、ルネ・マルタンさんがラ・フォル・ジュルネ(1995年)よりも10年以上前の1981年から南フランス・プロヴァンス地方の小さな村で行われているピアノの音楽祭。このCDは2007年の模様を録音したライブ盤のようで、ブリジット・エンゲラー、ボリス・ベレゾフスキー、アンヌ・ケフェレック、イド・バル=シャイ、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェなどなど、ラ・フォル・ジュルネでもおなじみのピアニストの演奏が収録されている。

Maria Pomianowska and froends『Chopin on 5 Continents』(CM-1009)

Zespol Polski『Oj cbmielu...』(MTHJ-CD-005)

 ショパンの音楽、そして彼に影響を与えたポーランドの民俗音楽を演奏し、各公演で大人気だったゼスポール・ポルスキのCDも二枚買う。
 『Chopin on 5 Continents』のクレジットはMaria Pomianowska and froendsとなっていますが、これも実質はゼスポール・ポルスキ。Maria Pomianowskaがグループのリーダーなのです。これは、ショパンの曲を各国の民俗音楽でアレンジしたという珍しいCD。アラビア風だったりジャズだったり日本や中国の旋律を合わせていたり。
 『Oj cbmielu...』は、ポーランドの伝統的な民俗音楽や民謡を集めたもの。こうした輸入盤は、その後購入できるか分からないので、なるべく会場で見かけた時に買っておくようにしました。

Motion Trio、Michael Nyman『Acoustic Accordions』(MNRCD117)

 ゼスポール・ポルスキとともに、各公演で大人気だったアコーディオン三重奏のモーション・トリオ。なんとマイケル・ナイマンの曲をアコーディオンで演奏するCDを出していました。今回の公演とは曲調が異なりますが、多分マイケル・ナイマンの曲との相性も良さそうで面白そうなので買うことにする。

『Mendelssohn Edition 3 - Paulus・Elias・Lieder』(2564-69269-9)

 ミシェル・コルボ指揮による、メンデルスゾーンのパウロ、エリアス、歌曲を収録した五枚組。この日聴いた「パウロ」が素晴らしかったので、オーケストラとコーラスは違うようだけれどコルボ指揮のこのCDを買う。

『Mozart: Requiem; Faure:Requiem』(VBD5623252)

 ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ・声楽アンサンブルによる、モーツァルトとフォーレのレクイエムの二枚組。最終公演前のホールA内の販売ブースで、公演後は販売がないということなので、先に買う。


2010.05.07(金)

@ヴィレッジヴァンガードお茶の水

GAMARJOBAT(が〜まるちょば)『STREET LIVE SHOW in NEW ZEALAND! World Buskers Festival 2007』(NB-GA-1-2007)
http://vgvd.jp/vv/goods/00000nb002/

 が〜まるちょばは日本人の二人組。パントマイムによるコメディーで、国外でも人気がある。
 彼らの、ニュージーランドでのコメディーフェスティバルやストリートでのパフォーマンスを収録したもの。公式サイト限定のDVDらしいが、一部のヴィレッジヴァンガードで取り扱っているらしい。
 彼らの名前は知っていたけれど(パフォーマンスの映像も何度か見たことがある)、デモで映像を流しているのを見て、改めて面白くて買うことにする。

が〜まるちょば オフィシャルサイト:http://www.gamarjobat.com/

素晴らしい世界suzumoku『素晴らしい世界』(APPR-2004)

 suzumokuは名前しか知らなかった。しかもPE'Zとのユニットpe'zmokuの時の病気による失踪で名前を知ったくらい。
 店内のスピーカーから音が流れていて、誰の曲かは分からないけれどいい曲だった。そしてCDを確認したらsuzumokuだった。

suzumoku Official Web Site:
http://www.worldapart.co.jp/suzumoku/

レイルロードジャン・ピエール・フーケ『レイルロード』(PDCD-037)

 ジャン・ピエール・フーケ(ピアノ)、マーク・ジョンソン(ベース)、ピーター・アース(ドラム)のトリオによる1986年の作品。
 これまた全然知らなかったし、普段ジャズのピアノトリオのCDもあまり聴かないのですが、やはりスピーカーから流れているメロディが良かったので買う。


2010.05.09(日)

 新宿に映画を見に行った帰りに買い物。ディスクユニオンの中古センターにも行くが、ここでは購入はなし。

@タワーレコード新宿店

Zespol Polski Ensemble『Muzyka Nizin』(MTJ10024)

 ゼスポール・ポルスキは、ポーランドの民俗音楽を古いポーランドの楽器で演奏する楽団。私も、今年のラ・フォル・ジュルネでコンサートを聴いて強く印象に残った。
 このCDは、ショパンのマズルカとポーランドの伝統的な音楽を収録したもの。

 ルミネのヴィレッジヴァンガードにも行くが、人が多過ぎてゆっくり見るのは断念する。

@ブックファースト新宿ルミネ2

いしい ひさいち・広岡 達三『ヘン GHIBLI COMICS SPECIAL』(徳間書店)

 いしいひさいち先生の新刊。著書名に「広岡達三」とあるのは、漫画の中に登場する作家。かつてヤクルトや西武で監督を勤めた方に良く似た風貌の文学者のキャラクター。この本は、いしい先生の四コマ漫画と広岡先生の随筆を収録した、という体の本。広岡先生の文章は「[ヘン]企画・構成協力/峯正澄」(p.4)とあるので、この方によるものなのでしょう。私は四コマのみの方が好きなんですけれどね。


2010.05.10(月)

@bk1

 注文していた本が届く。イビチャ・オシムさんが日本代表の監督だった時に通訳を務めた千田善さんの本。少し前に出た『オシムの伝言』(みすず書房)がオシムさんの人間性なども含めて紹介しているのに対し、この本ではオシムさんのサッカーに重点を置いて紹介する内容。

千田善『オシムの戦術』(中央公論新社)


2010.05.12(水)ブロス

100515tvbros雑誌『TV Bros.(テレビブロス) 2010年5月15日号』

●詳しいことはよく分かりませんが、音楽コーナーが4ページに戻っている。途中(音楽コーナーと離れた部分)に掲載されたトクマルシューゴさんのインタビューを含めると6ページ。コラム連載陣も、文字数が減ったりリニューアルしたりして存続。でも次号以降どうなるかは不明。
 そんな音楽コーナーで、LONG VACATIONの音源がiTunes Storeで買えることを知る。言わずと知れたケラ、中野テルヲ、みのすけによるユニット。有頂天とはまた違ったおしゃれなポップさは、個人的には好きで、一時期一生懸命中古CDを集めた。

 そして気になるCD。「一世紀前のアメリカ大衆音楽を用いて、架空の物語を紡ぐフランスの5人組楽団」(p.22、サラーム海上さんレビュー)。下記のアルバムには「美しき青きドナウ」、「ワルキューレの騎行」なども収録されているらしい。
http://www.myspace.com/moriartylands
モリアーティ・ランドの長靴を履いた猫モリアーティ『モリアーティ・ランドの長靴を履いた猫』(PLANKTON)

 あと、5/30に有楽町で石見神楽の公演があるそうですよ。
美川西保存会石見神楽東京公演:http://iwamikagura.com/tokyo/

・山田広野監督が宇田川町に「喫茶SMiLE」をオープンされたそうです。
喫茶SMiLEのブログ:http://udagawasmile.blogspot.com/


2010.05.15(土)

川端 康雄『ジョージ・ベストがいた』(平凡社新書)
 マンチェスター・ユナイテッドで活躍し、スターとして良い面でも悪い面でも注目を浴びたサッカー選手ジョージ・ベストの評伝。

『2010FIFAワールドカップ南アフリカ共和国大会公式認定ガイドブック ジュニア公式認定ガイドブック』(岩崎書店)
 子ども向けのW杯アフリカ大会のガイドブック。


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