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燃朗のがらくた古本日記

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2009年8月

2009.08.03:bk1に注文していた本が届く 2009.08.05(水):雑誌『テレビブロス』 2009.08.09(日):新宿タワーレコードへ 2009.08.14(金):日本橋の丸善に寄り道 2009.08.16(日):新宿ディスクユニオンのクラシック館へ 2009.08.18(火):初めてディスクユニオンの通販に注文してみる 2009.08.19(水):下北沢へ 2009.08.21(金):吉祥寺で本と古本を買う 2009.08.29(土):日比谷と渋谷へ


2009.08.03

 bk1に注文していた本が届く。

都筑道夫『都筑道夫の読ホリデイ 上巻』(フリースタイル) オンライン書店bk1amazon.co.jp

 ミステリーなどのエンタテインメントを中心とする海外文芸時評。1990年代の頭から、亡くなる前頃まで『ミステリマガジン』に連載されたもの。
  翻訳へのこだわりから来る厳しい批評も多い。小説の翻訳家には小説家と同じか、それ以上の日本語へのこだわりが必要。そして日本語の小説・ノンフィクションへの厳しさはそれ以上。あわせて、注釈の重要性についても説明される。この説明も説得力がある。
 スティーブン・キングへの高評価、『羊たちの沈黙』や『24人のビリー・ミリガン』への賛辞が印象的。海外文学に限れば、ベストセラーにはベストセラーになる理由があるのだろう。
 この本を読みながら、海外の小説を読んでみたくなる。

好田タクト『世界一楽しいタクトのクラシック音楽館』(実業之日本社) オンライン書店bk1amazon.co.jp

 クラシック音楽の指揮者の物真似をする芸人、好田タクトさんが、クラシック音楽の魅力を分かりやすく紹介する本。

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2009.08.05(水)

090808tvbros 雑誌『テレビブロス(TV Bros.) 2009年8月8日号』

・麺類特集で、エヴァンゲリオンのパロディをやっているのだが、元ネタへの敬意を感じない、小馬鹿にした感じが面白かった。特集の内容自体は本当に大したことがないのだが。

・『STUDIO VOICE』休刊に寄せて特集。力入っています。
 ちなみに、私は『STUDIO VOICE』は気になるバックナンバーを古本で買っていた。新刊を毎号買うのはコストパフォーマンスが悪い、という気はしていた。まったく興味の持てない特集も多かったし、特集も全部が興味深いわけではなかったし。
 『STUDIO VOICE』という雑誌があることを知ったのは1990年代後半だったが、当時大学生の自分にとっては、(A5サイズの)『別冊宝島』の方が、まだ興味を引く号が多かった。今のサイズの『別冊宝島』はほとんどチェックしなくなっちゃったけれどね。あんまり関係ないがついでに書いておくと、『Quick Japan』も昔から興味を持てない。

・清水ミチコさんのコラムですが、中村玉緒さんと「売れっ子の若手芸人(男性)」(p.19)と比較して、「なんで男はいつまでも脆弱なのだろうか」(p.19)と結論付ける乱暴な内容。個人をサンプルに、男女の性差を語ってしまうというのは愚かです。中村玉緒さんの魅力を紹介する内容としてはいい文章なのに、後半で台無し。

・ニュー・オーダーのアルバムがリマスターされて再発していますよ。

・アダモちゃんファミリー「アダモちゃんのテーマ」は、絶対買わないけれど聴いてみたい。パソコンにCDを入れると、Autorunで動画ファイルが再生されるらしいよ。
 島崎俊郎さんは、今もアダモちゃんに扮することに抵抗がないのが、なんとなく好感が持てる。

・映画『グッド・バッド・ウィアード』、予告編を見た時から気にはなっていたが、面白い模様。ミルクマン斉藤さん絶賛。

・宣伝記事だけれど、ブルーマンの舞台は面白そう。色々な人(濱田マリとか)が言及していたのや、六本木の駅の広告は見ていたけれど、この記事で初めて行ってみたくなった。

・町山智浩さんが紹介している映画『ザ・ハングオーバー』は面白そう。日本でも公開するらしいよ。
 あと、町山さんが、マイケル・ジャクソンが死んだ途端ににわかファンが増えたことに憤り、その代表例として『SPA!』でファンだと書いていた坪内祐三に「ウソつけ、オッサン!」(p.91)と突っ込んでいたのが面白かった。

編集部からこんにちは
 ラーメン、つけ麺、ボク冷やし麺が好きだっちゃ! ということで、今号のブロスですは、冷やし麺の最強王座を決定しちゃいます! ザルよりモリ、ソーメンにマヨネーズ・・・冷やし麺の食べ方の趣向が合うと、一気にその人とのシンクロ率が上がる感覚ってありますよね。さて、シンクロ率といえばヱヴァンゲリヲンでございますが、出版界においてはスタジオボイス休刊・・・というセカンドインパクトが。はぁ?古くからみたらセカンドどころの数じゃないだろ、という冷静なご意見は胸にしまっていただきつつ(汗)。残された私たち人類としまして、スタジオボイスを今号、研究してまいりましたので、ご興味があるかたも、そうでない方も一読いただけると幸いです。「パターン青!」冷やし麺を食べるブルーマングループが目印、今号のテレビブロスもどうぞ宜しくお願いします。

最新号
2009年8月8日号(2009年8月8日〜2009年8月21日)
2009年8月5日発売 特別定価210円
■冷やしめん最強王座決定戦
様々な”つけ汁”をつけて検証。この夏、一番ツルっと美味しい麺は? オススメ冷やし麺レシピも。
■ADIOS! STUDIO VOICE
雑誌「STUDIO VOICE」の惚れてまうやろ!な道程を。様々な関係者コメント&インタビューも。
■星野源と行く鶯谷そぞろ歩き
サケロックDVD『ラディカルホリデーその1』発売を記念して(?)鶯谷を散策してみました。

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2009.08.09(日)

 新宿で映画を見て、帰りにタワーレコードへ。

1975: The First AlbumThe Bothy Band『1975』 @TOWER.JPAmazon.co.jp

 「トラッド」と呼ばれる、イギリスのフォーク・バンドのCDを。フォークといっても、民謡・民俗音楽の要素も色濃い。

Screamin' Jay Hawkins『Cow Fingers & Mosquito Pie』 @TOWER.JP

 スクリーミン・ジェイ・ホーキンズのベスト盤。実は全然知らなかったのだが、試聴してノリがよく、楽しげな曲が多かったので買うことにする。

David Zinman(cond)/Zurich Tonhalle Orchestra『Schumann:Symphonies No.1-No.4』 @TOWER.JP

 ジンマン指揮による、シューマンの交響曲1番〜4番。セールだったこともあって、買う。

収録内容
【収録曲】シューマン:交響曲全集
【演奏】デイヴィッド・ジンマン指揮 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
【録音】
2003年10月13〜17日、チューリヒ、トーンハレ

これまた、大注目の一枚!
2003 年10月の僅かな期間における録音セッション。ジンマンは、この全集を録音するにあたって、大きな成果を残したベートーヴェンやR.シュトラウスの集中録音同様、非常に明晰で理知的な解釈を行っています。所謂、後期ロマン派の交響曲における一般的な演奏とは一線を画し、またグッドマン、ガーディナー、ヘレヴェッヘなどのオリジナル楽器オーケストラによる演奏様式をも十分に踏まえた演奏を展開しています。
ナチュラル・ホルン、トランペットを使用するなど、当時演奏されていたであろう語法、様式を強く意識した指揮ぶりに大注目!
2001年に完成したブライトコプフ新全集版を採用している点でも話題性十分。繊細、鋭敏にオーケストレーションのテクスチュアを浮き彫りにした”新しいシューマン作品像”を構築することに成功した画期的な録音と言えるでしょう。昨今、大変評価の高いバレンボイム新録盤と共に、熟聴の価値ありでございます。

曲目
DISC [1]
1.Robert (Alexander) Schumann (1810 - 1856) : Symphony No. 1, 'Spring' in B flat, Op. 38
2.Robert (Alexander) Schumann (1810 - 1856) : Symphony No. 2 in C, Op. 61
3.Robert (Alexander) Schumann (1810 - 1856) : Symphony No. 3, 'Rhenish' in E flat, Op. 97
4.Robert (Alexander) Schumann (1810 - 1856) : Symphony No. 4 in D minor, Op. 120

(@TOWER.JPより)

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2009.08.14(金)

@丸善・日本橋店

 仕事帰りに日本橋の丸善に寄り道し、下記の本を買ってきました。

ゲームセンターCX COMPLETE『ゲームセンターCX COMPLETE』(太田出版) Amazon.co.jp で詳細を見る

 フジテレビのCSで放送されている『ゲームセンターCX』の番組本。この番組、よゐこの有野さんがかつて(ファミコンやスーパーファミコンなど)のゲームのエンディングを見るために挑戦したり、懐かしいゲームの置いてあるゲームセンターをめぐったりする番組。
 CS放送ということもあって、元々は知る人ぞ知る番組だったようですが、今ではDVDも売れているし、番組から生まれたゲームもあったりと、人気のようです。その番組を振り返るという内容。

山口 昌男『学問の春 〈知と遊び〉の10講義』(平凡社新書) オンライン書店bk1

 文化人類学者山口昌男が、札幌大学学長時代の1997年に行った講義をもとに書籍化したもの。ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』をテキストにした比較文化学の講義、とのこと。私はこう見えても大学時代山口氏の著作を卒論の参考文献にしたこともあるので、気になって購入。
 ところで平凡社新書って、いつの間にか表紙のデザインが変わったんですね。

ポケットの中の宇宙 (中公新書ラクレ)アニリール・セルカン『ポケットの中の宇宙』(中公新書ラクレ) Amazon.co.jp で詳細を見る

 著者のことはまったく知らなかったのだが、著者紹介と立ち読みした内容に惹かれて買う。
 著者はドイツ生まれのトルコ人。イリノイ工科大学・バウハウス大学・東京大学で建築を学び、一方で宇宙飛行士候補になる。宇宙構造物の研究・開発が専門とのこと。
 そして帰ってくると、bk1に注文していた本が届いていた。

オンライン書店bk1より

都筑道夫『都筑道夫の読ホリデイ 下巻』(フリースタイル) オンライン書店bk1amazon.co.jp

 早川書房の『ミステリマガジン』に連載された海外文学時評。

バイトくん 9 (双葉文庫 い 17-43 ひさいち文庫)いしいひさいち『バイトくん9 滞納するは我にあり』(双葉文庫)Amazon.co.jpオンライン書店bk1

 双葉文庫のいしいひさいち傑作選。

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2009.08.16(日)

 新宿へ。ディスクユニオンのクラシック館でCDを3枚。

伊福部昭=作曲家の個展指揮:井上道義・演奏・新日本フィルハーモニー交響楽団 『伊福部昭 作曲家の個展』(FOCD-3292)amazon.co.jp

1. シンフォニア・タプカーラ
2. 管弦楽のための「日本組曲」

 先日、井上道義氏指揮の「日本組曲」をコンサートで聴いたので、改めて聴いてみたくなり購入。

P. グラス:ヴァイオリン協奏曲/カンパニー/アクナーテンより前奏曲Adele Anthony, Takuo Yuasa, Ulster Orchestra『Glass: Violin Concerto; Company; Prelude from Akhnaten』amazon.co.jp@TOWER.JPオンライン書店bk1

アデーレ・アンソニー(vn)・湯浅卓雄(指揮)・アルスター管弦楽団『P. グラス:ヴァイオリン協奏曲/カンパニー/アクナーテンより前奏曲』
収録内容
【曲目】
P.グラス:
カンパニー
ヴァイオリン協奏曲
アクナーテン〜前奏曲,踊り(第2幕 第3場)
【演奏】
アデーレ・アンソニー(vn)
湯浅卓雄(指揮)、アルスター管弦楽団

ご存知、現代ミニマル音楽の中でも最もポピュラリティを獲得している、フィリップ・グラスの素晴らしいヴァイオリン協奏曲の登場です。ミニマル音楽特有の何か呪文のような音型の繰り返しは、聴くものの気分を心地よい安寧で満たしますが、その無機的な装いもある音型による音楽に、ヴァイオリンという自由度の高いイントネーション付けやヴィブラートといった必殺武器を持つ、旋律表出力の極めて強力な楽器をソロとする協奏曲という形式を適用したこと自体、この曲の大いなるミソといえましょう。どことなく物悲しい、単純でも説得力のある和声パターンの繰り返しの中で絡み合うソロとオーケストラは、貴方を静かで深い瞑想と感動の世界に誘います。

(@TOWER.JPより)

 グラスのヴァイオリン協奏曲。Naxosの中古盤で安かったのと、CDの帯の解説に惹かれて買う。

シベリウス:交響曲第2番/劇音楽「テンペスト」第1組曲(アイスランド響/サカリ)Petri Sakari, Iceland SO『Sibelius: Symphony No. 2; 'The Tempest', Suite No. 1』amazon.co.jpオンライン書店bk1@TOWER.JP

収録内容
【曲目】
シベリウス:
交響曲 第2番 ニ長調 Op.43
付随音楽「テンペスト」第1組曲 Op.109-2
【演奏】
ペトリ・サカリ(指揮)、アイスランド交響楽団

 先日読んだ好田タクトさんの本で、シベリウスの交響曲が推薦されていたのを読んで、聴いてみたいと思って。

 そういえば、新宿に新しく出来たマルイカレンの中のヴィレッジヴァンガードに行った。現時点での店の様子を表現すると、いろんな意味で女性向け。並んでいる商品も、ヴィレヴァンのいわゆる女性向けコーナーにあるようなものの比率が高い。他のフロアのテナントが若い女性向けということで、それに合わせているのかもしれない。それから、店全体のサイズも、通路のサイズも、一般的なヴィレヴァンより縮小した印象。だから私には通路が通りにくい。
 個人的には、ここよりも新宿ルミネのヴィレヴァンの方がいいな。もっと言えば、ビル内のテナントではない、もっと広い面積の店(お茶の水店・下北沢店・吉祥寺店、などなど)の方が、私は好きです。

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2009.08.18(火)

 初めてディスクユニオンの通販に注文してみる。店舗はお茶の水・新宿を中心にお馴染みなのですが、通販は初めて。
 なぜなら、ディスクユニオン限定で特典が付くから。

ディスクユニオン・オンラインショップ

ユピトーク『the pillow books of yupitalk』(BBRJ-001)
http://diskunion.net/portal/ct/detail/IND3565
1.低空飛行船
2.恋をしてるということ
3.LAST HUMAN
4.アモルフォファルス・ギガス
5.gift
6.とかげの街
7.シャングリア

 特典は未発表曲1曲入りのCD-R。
 ユピトークさんのことは、Lodgeというバンドのキーボードだった頃に、一回ライブを聴いている。その後ソロで活動を始めて、MySpaceに公開していた音源を聴いて、以来気になっていた。このCDが1st。
 なんとなく、アメリカやイギリスのフォークトロニカを彷彿とさせる曲。歌詞は日本語なのだが、音はそんな雰囲気。

 その他のショップで欲しい方は、下記のリンク先をご参照あれ。
 ->Amazon.co.jpオンライン書店bk1@TOWER.JP

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2009.08.19(水)

 下北沢440にロボピッチャーのワンマンライブを聴きに行く。

絶望の中の大きな希望:ロボピッチャーCD廃盤記念ライヴ@下北沢440
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/8686636.html

 会場限定のCDを買う。

ロボピッチャー44『ロボピッチャー÷4×4』

有田さとこ 「夜からの風」
伊藤忠之 「シルバーキャッスル」
加藤隆生 「美しきかなこの世界」
TAKASHI MORI 「Up-up ( feat. Cepo )」
有田さとこ 「crossing」
TAKASHI MORI 「Kiss Me again ("Blue" version.)」
加藤隆生 「三角定規が見てた夢」
伊藤忠之 「Before Day-Lights (Short Ver.)」

 メンバーのソロ作品を集めたコンピレーション。それぞれの音楽の傾向は、バラバラ。こうした人たちがひとつのバンドで音楽活動をしていることが、ロボピッチャーの魅力だと思う。

 あとは、いつもどおりのテレビブロスも買う。

080922tvbros『TV Bros 2009年8月22日』

・電気グルーヴ20周年。しかし、雑誌インタビューでの下らなさは変わらないなあ。電気のオールナイトニッポンを聴いて育った世代としては嬉しい。インタビュアーが天久聖一という組み合わせも嬉しい。
 それから、電気の歴代アーティスト写真は、何枚か「これ、嘘でしょ。今回のために作ったでしょ」と思ってしまいそうだが、実は全部本物。ピエール瀧長髪時代なんて、たしかに今見ると冗談としか思えない。

・そしてもうひとつの特集はアニメDVDになる『伝染るんです。』。この組み合わせの妙も良かった。マンガ版のキャラクター紹介、いいなあ。DVDを買う気はありませんが。
  

・その次のCM特集もまずまず。オーソドックスなつくりだけれどね。

・音楽コーナーで気になったのは、まずエイフェックス・ツインのCDの再発。『Selected Ambient Works 85-92』と『Classics』。

・あとは、中南米のチープなダンスミュージック「クンビア」のCDをリリースしたディック・エル・デマシアドへのインタビュー。

・映画『幸せはシャンソニア劇場から』は見たいね:http://www.chansonia.jp/

・広告ページだけれど、『CMキャラコレ』はちょっと気になる。
CMキャラコレ 2009 (TOKYO NEWS MOOK)

・天久聖一さんの「寺門ジモン自答!」(改めて、しょうもないタイトルだ)が良かった。「アタック25」から広がる妄想。ちょっといい話にもなっているし。

編集部からこんにちは
8 月も後半ですが、暑い日が続きますね。こんにちは編集部です。年始よりガリガリ君シリーズばかりを食べ続けてきてまいりましたが、今年の夏は「アイスの実」一色。発売中のパウチ容器のやつ、あれ美味過ぎ!勝手にブロスから賞あげたいくらいですよ。本作を超えるコンビニアイスは登場するか?秋冬の新発売組が今から待ち遠しいところです。…さて、今号のブロスはおめでた続き。20周年を迎える我らが電気グルーヴ&漫画『伝染るんです。』を特集しております。吉田戦車先生書下ろしの『電気グルーヴ』×『伝染るんです。』×『電人ザボーガー』のトリプルコラボなイラストもいただきましたんで、よかったら手にとって読んでみてね。こっそり展開中のCM特集もお忘れなく〜。ではでは、今号ブロスも何卒宜しくお願いします。
最新号
2009年8月22日号(2009年8月22日〜2009年9月4日)
2009年8月19日発売 特別定価210円
■祝!結成20周年 電気グルーヴインタビュー
もはや恒例となった、天久聖一画伯によるインタビュー。20周年目にして明らかになった驚くべき事実とは?
■祝!誕生20周年 『伝染るんです。』
電気と同じく20周年! 『伝染るんです。』アニメDVD化を記念して吉田戦車×まんきゅう監督の対談も。
■ハイ!コマーシャル
一日に人はCMを何本観るの?などCM周りの疑問を追いかける。完全視聴者目線な特集。

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2009.08.21(金)

 吉祥寺にライブを聴きに行く。開演までしばらく時間があったので、本屋に行く。

@啓文堂書店・吉祥寺店

あずまんが大王 3年生 (少年サンデーコミックススペシャル)あずまきよひこ『あずまんが大王 新装版 3年生』(小学館)Amazon.co.jp

 10年位前(もうそんなになるか)に出た、女子高校生の日常を描いた四コマ漫画の新装版。加筆修正もされている。単行本の文庫化に近い位置づけなのかもしれない。

友達100人できるかな 1 (アフタヌーンKC)とよ田みのる『友達100人できるかな』(講談社)Amazon.co.jp

 『ラブロマ』、『FLIP-FLAP』のとよ田みのる先生の最新作。地球の危機を救うため、主人公が1980年代の小学生時代に戻り、友達を100人作る、という話。

島田虎之介『ダニー・ボーイ』(青林工藝舎)オンライン書店bk1amazon.co.jp

 島田虎之介先生の作品は、独立した物語がやがてひとつの大きな物語になるのを読むのが醍醐味。今回の作品でも、時代ごとの様々な歌にまつわるエピソードが、実はひとつの物語につながっていく。

公式16連射ブック 高橋名人のゲームは1日1時間 (ファミ通ブックス)高橋名人『公式16連射ブック 高橋名人のゲームは1日1時間』(エンターブレイン・ファミ通ブックス)Amazon.co.jp

 高橋名人が、これまでと現在を語ったインタビュー集。あの「おはようスタジオ」の志賀ちゃんこと志賀正浩さんとの対談もあります。
 ちなみに、今何気なく「高橋名人」と書いたが、これでほとんどの人に「ハドソンの(あるいはファミコンの)高橋名人」と伝わるのって、すごいことだと思う。それはつまり、「カズ」と書けばほとんどの人に「サッカーの三浦知良選手」と伝わるのと同じようなもので。
 もうひとつ、現在もハドソンの社員として仕事をしていることも、なんとなくゲーム業界では珍しい堅実さを感じて好感が持てる。まあ、独立するのはクリエイターの方が多いので、広報担当の名人が勤務を続けているのは自然ではあると思うのですが。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2009年 9/3号 [雑誌]雑誌『Number 2009年9月3日号』(文藝春秋)

 特集は「'09-'10欧州サッカー開幕特集 欧州最強の経営戦略。」。レアル・マドリードへクリスティアーノ・ロナウドやカカへのインタビューを中心に、スペイン、イングランド、イタリアのサッカーの現状を取り上げる。

 あれだけ一気に選手を補強したレアル・マドリードはどうなるのかとか、ヨーロッパのクラブに在籍する日本人選手は今シーズンはどれくらい活躍するのかとか、読みながら色々考えることはある。

 でも一番考えるのは、最近若くして実力を発揮し、スターになる選手はどのくらい現役を続けるのか、ということ。10代から世界的に活躍する選手は多数いるけれど、20歳〜25歳くらいまでにお金も栄光も手に入れてしまって、燃え尽きてしまうのか輝きを失ってしまった選手というのも、また多数いる(私は中田英寿選手もその一人だと思っている)。カカ、C.ロナウド、メッシあたりがあと数年でそうならないとも限らない。

 若くして活躍するのを肯定する意見は多いけれど(もちろん私も否定しない)、怪我などのアクシデントがなければ、ある程度の年齢(30代半ばくらい)まで活躍し続けて欲しいと思う。特にサッカーを見る子どもたちにとっては、人間としてもある程度成熟した選手が活躍するのを見ることが、手本になると思うので。

@古本すうさい堂

本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言366日水木しげる『本日の水木サン―思わず心がゆるむ名言』(草思社)Amazon.co.jp

 水木しげる先生の言葉を編集した本。最近テレビで水木先生と荒俣宏先生が(おそらく東南アジアを)旅をするドキュメンタリーを見て、「この人はやっぱりすごい」と思って気になっていたので、買う。

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2009.08.29(土)

 日比谷で映画を、渋谷でライブを見る。その合間に、銀座と渋谷の東急ハンズに寄り道。「ハンズメッセ」というバーゲン中なので。以前はデッドストックを特価で販売するという印象があったけれど、今回はハンズメッセ用の特価品を準備し、あわせて一部値下げ品もあり、という構成のようです。
 下記の品を買ってくる。

@東急ハンズ渋谷店

・小型ショルダーバッグ
・クリアファイル用のリフィル(A4サイズ・100枚)
・蛍光ペン5色セット
・クリアケース(A6・A5・A4の三個セット)

 それから、渋谷のタワーレコードでCDを1枚。

Fantastic Explosion『Soundtrack From Time Evaluation Tactics Hyperion』(EXT-0011)@TOWER.JP

1.Wecker's Theme
2.Blue Flash
3.Hyper Orion
4.Pendel's Theme
5.Time Evaluation Tactics
6.Ares
7.Strange Appearance
8.Shrike's Army Corps
9.Wecker & Pendel
10.Two Emotion
11.It Crosses Each Other
12.Desire that Springs Up

 今年公開の『時空警察ハイペリオン』という映画のサウンドトラックなのだが、試聴してみると曲は1990年代を髣髴とさせるテクノ。私が10代の頃に聴いていた、「これぞテクノ」という感じの音。

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