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燃朗のがらくた古本日記

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2007年6月の古本日記


2007.06.01(金)


(画像のリンク先は楽天市場)

・「サウンドロップ ナムコクラシックス」

 ガチャガチャ(カプセル型の自動販売機)で見つけて、思わず一個購入。キーホルダーなのですが、ボタンを押すとゲームの効果音が流れます。全8種類。

  1. ゼビウス スタートBGM
  2. マッピー 敵に捕まった音
  3. ファミスタ.A ホームラン音
  4. ファミスタ.B チェンジの時の音
  5. パックマン MISS! 敵に捕まった音
  6. パックマン EAT IT! クッキーを食べる音
  7. ディグダグ 敵を倒す音
  8. ギャラシアン ミサイル発射音

 今回は「パックマン」の敵にやられた時のBGMが出ました。


2007.06.05(火)

[新刊]

エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集
長嶋 有
エンターブレイン (2007/05/31)
売り上げランキング: 42661

<収録作品>
○「エロマンガ島の三人」(モデル小説・中篇)
○「女神の石」(SF短編)
○「アルバトロスの夜」(SF短編)
○「ケージ、アンプル、箱」(官能小説・短編)
○「青色LED」(書き下ろし短編)

 長嶋有氏の短編集です。


2007.06.06(水)

[新刊]
雑誌『TV Bros.(テレビブロス) 2007年6月9日号(2007年6月9日〜2007年6月22日)』

 主な特集は下記のとおり。

  • ブロスの広告批評
     ネットで広告・マーケティング関連の記事やブログを読んでいる人には、いまさら感がある内容かもしれませんが。でも、苦情が殺到したり放送中止になったりしたCMの紹介は興味深かった。
  • シブ菓子の世界にどっぷり浸かろう企画 シブ菓子劇場  
    ドラ焼き、ようかん、柿ピーなどのお菓子の特集。お菓子を俳優に見立てたドラマ紹介のパロディは、面白かった。
  • DVD『一番大切な人の怒らせ方』がおもしろい  
    たまにCDショップやDVD売場で流れているのを見ます。失礼ながらなにが面白いのか分かりませんが。
    ||
 その他気になった記事など。
  • エキゾ、ワールドミュージックのライター、サラーム海上さんが、文化放送(とNACK5による)デジタルラジオ局UNIQue the RADIOで番組を担当されているとのこと。でもこのラジオ局、ネットでは聴けなくて本当にデジタルラジオ専門のようです。TBSもニッポン放送もパソコンでの聴取に対応しているのに。
  • ピエール瀧さんがドラマ初主演にしておじいさん先生を演じるドラマ「おじいさん先生」(まあ、始まっても見ないのですが)。
  • 「ピピピクラブ」内の「テレビ検定ドリル」。テレビに関するマニアックなクイズ。今回のテーマは「自粛番組」。

 といった感じでしょうか。
 あと、映画「舞妓Haaaan!!!」の宣伝に関連して、表紙が柴咲コウ・阿部サダヲ・宮藤官九郎の三氏なのだが、最近の柴咲コウさんかわいい。今の髪形は特に似合っていると思う。

 この日は仕事が休みだったので渋谷へ。映画を二本・展覧会を一件見るという、なかなかの強行軍。

●映画『ロストロポーヴィチ「人生の祭典」 』@シアター・イメージフォーラム

 

 旧ソ連のチェロ奏者・指揮者のムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏と、夫人でソプラノ歌手(オペラ歌手)であるガリーナ・ヴィシネフスカヤ氏の半生を追ったドキュメンタリー。二人の金婚式のパーティ、ロストロポーヴィチのウィーン・フィルとの公演のリハーサル風景、ガリーナによる若手歌手への歌唱指導、二人へのインタビュー、過去の映像などが断片的につなぎあわされる。

 といっても、見ていて混乱するような複雑さはなく、ふたりのこれまでの活動と現在の考えが少しずつ分かるようになっている。1970年代に祖国ソ連を追われ、1990年までその地を踏むことのなかった二人の人生の過酷さや、その中で第一線の音楽家として活躍してきたポジティブな考えと自信(それは時にユーモアとなって表れる)が印象的だった。

 後半、ロストロポーヴィチとガリーナの、それぞれの音楽の映像が交互に映し出されるシーンは、その音の迫力に圧倒された。
ロストロポーヴィチ「人生の祭典」 映画公式ページ

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●「大辻清司の写真 出会いとコラボレーション」展@松涛美術館

 

 多くの写真から、機械や物に対する思いを感じた。飛行機を接写した作品とか、ローブを着た女性がガスタンクの下にたたずむ写真とか、印象に残る。
 住んでいた代々木上原近くの住宅街で、ビデオカメラを設置して午後の数分を定点観測した映像作品も興味深かった。
大辻清司の写真 出会いとコラボレーション

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●映画『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』@Bunkamuraル・シネマ

 私の想像と違ったのは、インタビューに重点がおかれていたこと。私が想像(というか期待)していたのは、もっと建築物の映像をたくさん映すような内容だったので。

 フランク・ゲーリーの話も、もちろん興味深いのだが、いかんせん氏のことをあまり知らない私には、基礎知識というか共通理解というか、映画の内容の前提となる知識がなかったのが、見ていてちょっと難しかった。ただ、建築物の映像は、期待通りインパクトがあって、目を奪われた。

 逆に、フランク・ゲーリーについてよく知っている人には、非常に興味深い話だろうと思う。

スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー(音が出ます)

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 その後、買い物もしようと渋谷をぶらぶらするが、東急ハンズ、picnic on picnic、Three Minutes Happinessなどで、文房具や雑貨をちょっと見て、書店やCDショップには寄らずに帰ってきました。 さすがに映画や展覧会で色々とインプットすると、それ以上本やCDを見てインプットを、という気分にはならないのだと実感。


2007.06.07(木)

 この日は久々に有楽町へ。会社帰りに有楽町に行くのって、我ながら珍しい。
 まずは無印良品へ。
 一部店舗限定の「感謝祭」(6月11日まで)の対象店舗となっています。特別割引や限定商品の販売があると、無印良品のメールマガジンで読んでいたので、見に行く。
 まず、ステーショナリーの「中身が見えるお楽しみ袋」は買うことにする。税込1,050円ですが、中身はそれ以上の金額だし、中身を見て納得できる品物が入っていたので、買うことにする。
 紳士服の「お楽しみ袋」も欲しかったのですが、サイズがSのみになってしまったのでこれは断念。靴と靴下の「お楽しみ袋」もありましたが、靴は何足もあっても、と思い、これは購入をやめておく。
 その他に、シャツや下着、タオルなども買う。普段無印良品では、こまごましたものを少しずつ買うので、久々にたくさん買った気がする。

 それからビックカメラでDVDレコーダーを見る。iPodの防水スピーカーも欲しいと思い探してみるが、防水スピーカーという商品自体があまり需要がないようで、ほとんど並んでいなかった。
 そんなこんなで色々見ていたら、CREATIVEが出したポータブルオーディープレーヤー「ZEN STONE 1GB」が目に留まって、1GBの容量で5000円くらいという価格と、あの小ささに思わず欲しくなるが我慢する。

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 東京国際フォーラムにもちょっと立ち寄る。「ラ・フォル・ジュルネ」から一ヶ月経ちまして、建物は全然変わらないのだが、雰囲気は随分違うなあということを実感する。そこから、せっかくなので東京駅まで歩いて帰ってくる。


2007.06.09(土)

SHARP AQUOS 地上・BS・110度CSハイビジョンレコーダー 250GB DV-AC52
シャープ (2007/03/20)
売り上げランキング: 3333

 探していたDVDレコーダーですが、結局シャープのシンプルなタイプのモデルを購入。
 私の使い方は、「ビデオデッキの代わりにHDDやDVD-Rに録画+DVDを見る」という使い方なので、このくらいシンプルで問題ない。そもそもテレビが14インチのブラウン管タイプなのだから、DVDレコーダーが高性能でもつりあわないのです。


2007.06.13(水)

 この日は六本木に行ってきました。久々に青山ブックセンター六本木店と、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIで色々と本を見てくる。残念ながら購入はありませんでしたが。

 みっつ、展覧会を見てきました。

 ・スキン+ボーンズ-1980年代以降の建築とファッション:国立新美術館(THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO)
会期 2007年6月6日(水)− 8月13日(月)火曜日休館
会場 国立新美術館


(国立新美術館より六本木ヒルズを臨む)

 

・MORI ART MUSEUM [ル・コルビュジエ展]
会期 2007年5月26日(土)〜9月24日(月・祝)
会場 森美術館(六本木ヒルズ森タワー 53F)

・ねむの木のこどもたちとまり子美術展〜ねむの木学園創立40年記念〜
会場:森アーツセンターギャラリー


(森ビル 展望台 東京シティビューより、東京タワーを)


2007.06.17(月)購入
[新刊]「オンライン書店bk1」より

最後から二番目の真実 (創元SF文庫)
フィリップ・K.ディック著・佐藤 竜雄訳

bk1Amazon.co.jp
税込価格 : \1,008 (本体 : \960)
出版 : 東京創元社
サイズ : 文庫 / 373p・ISBN : 4-488-69618-X・発行年月 : 2007.5

世界を二分して終わりなくつづく核戦争。地上を汚染する放射能をのがれて人々は無数の巨大な地下塔にひそみ、過酷な生活を送りつつ戦闘用ロボットの生産に追われている。ときおり地上の模様が上映されるが、戦争は帰趨を決する気配もない──だが、これはすべてまやかしだった。戦争は10年以上前に終結しており、少数の特権階級の支配する世界ができあがっていたのだ。新訳決定版。解説=牧眞司(サンリオSF文庫版の同題作品を新訳)

出版社の紹介ページより引用)

 最初は、ディックの小説の改訂訳ということで気になったのですが、あらすじを読んで「こ、これはまるで『アンダーグランド』ではないか!」と思って注文しました。
 映画『アンダーグランド』(1995年フランス,エミール・クストリッツァ監督)は、舞台の設定が似ているんです。私も大学生の頃にNHK-BSで放送されたのを見たきりなので、細かな部分は忘れているのですが。

アンダーグラウンド
アンダーグラウンド
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角川エンタテインメント (2001/07/21)
売り上げランキング: 4434

 

アンダーグラウンド サウンドトラック
サントラ
ユニバーサルインターナショナル (2002/10/23)
売り上げランキング: 17876

 

ユーアーマイ参議院 (双葉文庫 ひさいち文庫) PNN(ポッキリ・ニュース・ネットワーク)
いしい ひさいち著

bk1Amazon.co.jpの紹介ページ
税込価格 : \600 (本体 : \571)
出版 : 双葉社 サイズ : 文庫 / 159p・ISBN : 4-575-71335-X・発行年月 : 2007.6


安倍が、小沢が、ブッシュが、金正日が、回り舞台で歌って踊る一大ニュース・ショウ! ひねくれ漫画の雄・いしいひさいちが、朝日新聞ホームページにひそかに連載中の超辛口時事漫画が、ついに登場!政治評論家・宮沢喜一の迷解説や、現地レポート「金正男の世界の街角から」など、名物コーナーも満載! 単行本初収録作品を中心に、政治・社会からスポーツまで、最新ニュースを笑いとばす!!

出版社の紹介ページより引用)

 帯には「内憂と外患とひさいち文庫/選ばれし者の恍惚が不安」。日本や世界の政治に対して、右も左もなく、ネタになりそうな人は茶化しておちょくる。このスタンスが、真にアナーキーな立場だと考える。だからいしい先生って好きです。
 いしいひさいちが好きか嫌いかは、私がその人を信用できるかどうかのひとつのポイントになるかもしれない。

メイド・イン・トーキョー
貝島 桃代著・黒田 潤三著・塚本 由晴著

bk1Amazon.co.jp
税込価格 : \1,995 (本体 : \1,900)
出版 : 鹿島出版会
サイズ : A5判 / 191p・ISBN : 4-306-04421-1・発行年月 : 2001.8
鋭い眼差しで「東京」のリアルな都市状況を据えた異色の都市論。徹底的なフィールドワークにより採集された70の事例で「東京の都市的特質」をリアルに描き出している。英文併記。 」(オンライン書店bk1の紹介文)

内容
世界中の都市と比較しても、明らかに異質な風景をつくり出している都市、「東京」。 この異質性は何なのか?建築的な意図とはかけはなれた所でさまざまな状況に愚直なまでに応えてできあがった「建築家なしの建物」たち。徹底的なフィールドワークにより採集された70に及ぶ建物がつくり出す「メイド・イン・トーキョー」な風景は「東京の都市的特質」を見事なまでにリアルに描き出している。

主要目次
「メイド・イン・トーキョー」東京の都市空間と建築/メイド・イン・トーキョーの方法/メイド・イン・トーキョーを考える10のキーワード/メイド・イン・トーキョー:ガイドブック/ホンマタカシとの対話/地図/沿革/略歴

出版社の紹介ページより引用)
 東京(及び周辺の県)の建築物を写真と図面で紹介する本。パラパラと見ていると、いずれにも「狭い土地をいかに使うか」という工夫の結果を感じる。


2007.06.20(水)

[新刊]

雑誌『TV Bros.(テレビブロス)2007年6月23日号(2007年6月23日〜2007年7月6日)』(東京ニュース通信社

 特集は、下記のとおり。

  • 搾りたて! 夏の乳ドラマガイド やっぱり牛が好き!
     今クールのドラマに、『牛に願いを Love&Farm』というのがあるらしく、それだけでドラマ紹介の前に2ページ使って牛を特集(マザー牧場に取材に行っている)。牛を「モゥ娘。」、牛マニアを「モゥヲタ」って。いくらなんでも無理があるだろ。
  • 格安な俺らのためのWILD AIRLINE!
     エコノミークラスの視点から見た航空会社の特集。これが6ページ。なぜこの時期に6ページ使って。
     ただ、サラーム海上氏と森知子氏の対談はちょっと面白かった。
 なんと特集はこのふたつのみ。  その他気になった記事は下記の通り。
  • ロマン優光のド〜ンと生きてみよう
     声優プロダクションの社長がわいせつ容疑で逮捕されたことに関連して、アイドルの聖域性を声優が受け継いでいたが、それも崩れたのではないかという話。ロマン優光さんは、相変わらず、みんなが思っているけれどあんまり表明しないことをはっきり口に出しているのがかっこいい。
    (参考エントリ)1/31購入本:雑誌『TV Bros.』:ロマンポルシェ。のロマン優光氏がコラムで秋山成勲氏のインタビュー記事に噛み付いたよ!
  • 音楽コーナーでサラーム海上さんが紹介していたCD。「ストリングス・カルテットとパーカッション、電子音とピアノによる音数少なくも厳かなインスト集。まるで異境のオペラ、異教の教会音楽、または遠い未来の環境音楽か?」(p.24)。むむ、一度聴いてみたい。
    ヨハン・ヨハンソン『エングラボルン』
  • 「チョロQ デッキシステム」という、カードに部品が入っていて、それを組み合わせてマシンを作るチョロQ。こういうのは、とりあえず買ってみたくなってしまう。
  • 『ドリフ大爆笑』のDVD-BOXが出るんですね。
    ドリフ大爆笑 30周年記念傑作大全集 DVD-BOX (初回限定版)
    ポニーキャニオン (2007/07/07)
    売り上げランキング: 17962
  • テレビ番組ページの柱の投稿欄「P3 Club」の、「カロリーメイトのCMを見るたび、松本ハウスを思い出す」。ハウス加賀谷と荒川良々が似て蝶ってことな
 なんだ結構今号は楽しんだなあ、『TV Bros.』。
 それから、HDDレコーダーを買ってからテレビ欄の見方が変わりました。これまでは、面白そうな番組に丸をつけておいて、前日の夜か当日の朝にビデオ録画をセットしていた(そして、よく忘れていた)のだが、今はHDDレコーダーに二週間分の面白そうな番組を一括で予約しています。
 これは、見たい番組を欠かさずキープできて、便利だわ。

[CD]「タワーレコード秋葉原店」にて

シロツメクサ咲いた夏堀下さゆり『シロツメクサ咲いた夏』
発売日: 2007/06/20 /レーベル: BabeStar /組枚数: 1 /規格品番: VICB-60025
@TOWER.JPAmazon.co.jp
1. いつも二人で~ハッピー・マリッジ~
2. image machine
3. ありがとう
4. Milky Way
5. 桜、風桜
6. 心ひらいて
7. ごめんね
8. 瞬くあした~POWER HOUSE→SCHOOL←Ver.~
9. あいのうた
10. 優しい花

 堀下さゆりさんのニューアルバム。私は彼女が歌う、恋するときの様々な思い(ドキドキとか切なさとか)が好きなのですが、今回はその歌の世界が更に広がっている印象を受ける。盛りだくさんという感じで、聴いていて楽しい。
レーベルBabeStarの特集ページ
@TOWER.JPの特集ページ

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)・小澤征爾 (指揮)・ボストン交響楽団 『ドヴォルザーク:チェロ協奏曲』
@TOWER.JPAmazon.co.jp
・ドヴォルザーク (Antonin Dvorak): チェロ協奏曲ロ短調 作品104
・チャイコフスキー(Peter Ilyich Tchaikovsky):ロココ風の主題による変奏曲 作品3

3  ロストロポーヴィチのチェロによるドヴォルザークの「チェロ協奏曲」と、チャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」を収録したCD。  先日ロストロポーヴィチの映画を見て、その中に少しだけ登場した演奏シーンが気になって、聴いてみたいと思い購入。

The Jazz Album - A Tribute to the Jazz Age
John Harle Michael Collins Michael Collins [clarinet] Felix Bernard Leonard Bernstein Henry Creamer Walter Donaldson Ernie/ Meyers, Billy/ Schoebel, Elmer Erdman George Gershwin Lindsay McPhail
EMI Classics (2007/06/05)

 サイモン・ラトル(Simon Rattle)の指揮よるジャズの演奏を集めたCD。サイモン・ラトルのことは知らなかったのですが、「おっ」と思うような価格だったため、思わず購入。


2007.06.23(土)
[新刊]「オンライン書店bk1」より

北尾トロ『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』
bk1Amazon.co.jp
出版 : 風塵社/サイズ : B6判 / 222p/ISBN : 4-7763-0034-6/発行年月 : 2007.6
「フリーライターであり、ネット専門の古本屋店主である著者が、全国各地へ出掛けては古本屋を訪問していった旅の顛末。ストレスなし、計画性なしのオフビートな古書店めぐり」(オンライン書店bk1の紹介文)
 北尾トロ氏の久々の古本本(古本にまつわる本)は、全国の古本屋を旅する様子を綴ったもの。登場する古本屋ももちろん魅力的なのだが、北尾さんの店への興味の持ち方や、旅先の古本屋ではどの本を買い、どの本を買わないか、というチョイスが、東京近郊とは微妙に違ってくるのも面白い。

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奇想科学の冒険―近代日本を騒がせた夢想家たち長山 靖生『奇想科学の冒険 近代日本を騒がせた夢想家たち』(平凡社新書)
bk1Amazon.co.jp
出版 : 平凡社/サイズ : 新書 / 226p/ISBN : 4-582-85379-X/発行年月 : 2007.6
 私は日本史はからきし弱いのですが、こういう人物伝は気になる。村井弦斎や西村真琴については、横田順彌氏や荒俣宏氏の著作で読んだこともあって興味を持っていたので、購入。

「明治から昭和初期には、人類の進歩、豊かな未来、理想社会の実現のため、科学に取り組み、発明に熱中した人たちが数多くいた。「奇想科学」に邁進した人たちの思考と生涯を通して、近代日本を動かした社会的夢想を掘り起こす」(オンライン書店bk1の紹介文)

内容
■「BOOK」データベースより
時代の変化が激しかった明治から昭和初期には、人類の進歩、豊かな未来、理想社会の実現のため、科学に取り組み、発明に熱中した人たちが数多くいた。
文学の世界でも、理想社会を描いた空想小説が多く発表された。
今から見ると、これらは珍奇なものではあるのだが、ここには、近代を動かした精神のうねりが刻まれている。
「奇想科学」に邁進した人たちの思考と生涯を通して、近代日本を動かした社会的夢想を掘り起こす。

目次
■「BOOK」データベースより
第1章 それでも地球は動じない−佐田介石
第2章 「進歩」の発見、「啓蒙」の歓び−近藤真琴
第3章 進化論は帝国主義を讃美するか−加藤弘之と丘浅次郎
第4章 人権を乗せた軍艦−矢野龍溪
第5章 ユートピアの発明家−村井弦斎
第6章 森鴎外が畏れたメスメリスト−渋江保
第7章 ロボットは聖君子の夢を見るか−西村真琴

Webcat Plusの図書情報より引用)


2007.06.24(日)

 浦和美園に行きました。
 「なんで」って思われるかもしれませんが、埼玉スタジアム2002へサッカーを見に行ったんです。その最寄駅が浦和美園です。

 駅のそばにイオン浦和美園ショッピングセンターがあるので、サッカーを見る前に寄ってみる。古本日記的には、旭屋書店・HMV・ヴィレッジヴァンガード・new style(ヴィレッジヴァンガードの、雑貨の比率を高くした店)などが注目かな。
 時間がなかったのでヴィレッジヴァンガードとnew styleを覗いてきましたが、ショッピングセンターの中とはいえ、ちゃんと「ヴィレッジヴァンガードしてる」感じでした。でも、女性向け、子ども向けのコーナーが明確に作られているのは、一番多いのであろう家族連れに向けた配慮かな、という気がしました。

 ただ、この日は購入はせず。あとにサッカーを見るということもあって、購入意欲にブレーキがかかってしまった。

 サッカーの話は下記に書いています。
埼玉スタジアムでサッカーを見てきたよ(なでしこリーグ:AS狭山対市原千葉)


2007.06.26(火)

[CD]

・Asoviva!「imaginary numbers vol.1」
 この日は、パーカッションユニット「Asoviva!」のワンマンライブ、「〜imaginary numbers vol.1〜」(2007.06.26@渋谷 SUPPER LOUNGE Obi)を見てきました。 
 「Asoviva!」は、高橋結子(from GOMES THE HITMAN・SUIKA・タマコウォルズ)をリーダーに、朝倉真司(from ヨシンバ)、中北裕子(from UooMoo)と、パーカッショニスト三人によるユニット。

 即興性の強い、面白いライブだった。演奏を収録したCD-Rを買ってきました。
(参考)Asoviva!blog
(ライブ感想) パーカッションユニット「Asoviva!」のワンマンライブ、「〜imaginary numbers vol.1〜」(2007.06.26@渋谷 SUPPER LOUNGE Obi)を見てきました。


2007.06.28(木)

 この日は銀座へ。映画を見てから、伊東屋で文房具を見て、Apple StoreでiPodやMacBookを見て、ブックファーストで本を見て、ユニクロでシャツを買って、ビックカメラでイヤホンとコードを買って、無印良品をうろうろして、帰ってくる(映画の感想はブログに下記のとおり書きました)。
映画感想『サイドカーに犬』:俳優の魅力が強く表れている

Victor インナーイヤー・ヘッドホン HP-F220-W ライチホワイト
ビクター
売り上げランキング: 19164


プッシャーリンク iPod用USBケーブル(ホワイト)
USB充電用ケーブル
プロテック PP-IWH
(画像のリンク先は楽天市場)

 なお、イヤホンはインナータイプに慣れてしまった私の耳にはすぐに取れそうで不安で、結局もう一度インナータイプに戻るのであった(この話はまた今度書きます)。
 帰ってきたらAmazon.co.jpに注文していたスピーカーが届いていました。

「Amazon.co.jp」より

 欲しいと思っていた防水スピーカーですが、なかなか現物を見つけられず、思い切って現物を見ずにAmazon.co.jpへ注文してしまいました。

TWINBIRD AV-J122W FMラジオ付防水スピーカー x ZABADY ホワイト
ツインバード (2006/06/21)
売り上げランキング: 186

 本体が前後に分かれるようになっている。一旦前の部分(シリコン製のパネルが付いている部分)を取り外して、iPodなどを挟むようにセットしてもう一度前後をくっつける。取り外しや取り付けは、外枠のプラスチックを引っ掛けるようになっています。特別な道具は不要です。

 水の中に沈めるのはNGですが、水滴が付くくらいなら問題ありません。風呂場において音楽を聴くなら問題はありません。また、私の持ってる第三世代のiPod(今のものより厚みがある)でも収まります。

 早速使っています。音質は、すごくいいわけではないけれど、私は納得できるレベル。とにかく、風呂の中で自分が好きな音楽を聴けるというのが、けっこう嬉しい。カバーの上からホイールやボタンを操作できますし、一般的な大きさのイヤホンジャックがささる機器なら接続可能です。機器のサイズは、幅105×高さ105×奥行20mmまでとなっていますので、あまり大きいものはNGですが。

 風呂場以外でも、コンパクトなスピーカーとして使っています。

お風呂で音楽が楽しめるマルチ防水スピーカー。 FMラジオ付防水スピーカー x ZABADY(エックス ザバディ) AV-J122W-B ツインバード工業(メーカーのページ)


2007.06.30(土)

 夏の風物詩である、各出版社の夏の文庫フェアの冊子をもらってきました。新潮文庫・角川文庫・集英社文庫と。毎年この三社は定番。今年は他の出版社も参入するのだろうか。

 なお、各社サイトの特設ページは下記のとおり。

新潮文庫の100冊 2007 
 新潮文庫は、昨年同様自分用の本棚を作れたり、歴代の百冊やポスターを見ることができたりする。
 チャート式に質問に答えていくと、お薦めの本を紹介してくれるコンテンツもちょっと面白い。
 冊子での本の紹介も、スタンダードなもの(漱石や鴎外や)を頭に持ってきていて、正統派という感じ。

Web ナツイチ - 集英社 
 集英社文庫は、今年も蒼井優さんがイメージキャラクターです。昨年同様オリジナルのムービーもサイトから見ることができる。インタビューもあるし、夏目漱石『こころ』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、武者小路実篤『友情・初恋』は、ナツイチ2007限定で蒼井優さんの写真が表紙になっている(蒼井優さんのファンである大塚範一さんには三冊とも購入されることをお薦めしたい)。
 ただ、太宰治『人間失格』の表紙絵を小畑健のイラストに差し替えたのはいただけない。

発見。角川文庫 
 フェアの本のセレクト・特設サイトのつくりとも、最も「あちゃあ」という感じ。
 本のセレクトは、「せっかくのフェアなのでこういう本も読んで欲しい」というのではなく、「今売れている本をもっと売ろう」という感じがする。いわゆる渋めの本は少なく、中高生に人気のありそうな本を並べた印象。
 それから、特設サイトに掲示板を用意していますが、全然関係ない話題とか、しょうもない小さな揉め事とかで、ぐでぐでになっています。こういう、企業のキャンペーンサイトに掲示板を設置するのって、よほどうまく管理しないと失敗は目に見えていると思うんだけれどねえ。

[新刊]定期購読誌

GAME SIDE (ゲームサイド) 2007年 08月号 [雑誌]


マイクロマガジン社 (2007/07/03)

 メジャーではないが良作の新作と、中古ゲームを取り上げるゲーム雑誌。定期購読しているので、書店の店頭に並ぶよりちょっと早いタイミングで届くのが嬉しい。
 今回の特集は、

  • シリーズ特集「ゼルダの伝説」
  • ゲーム日本史
  • 「ドラッケン」

 「ドラッケン」、懐かしい響き。スーパーファミコンの初期に発売されたRPGです。元は海外のゲームだったと思う。これを特集に持ってくるって、さすがだ、『GAMESIDE』。
マイクロマガジン社:GAMESIDE(ゲームサイド) 最新号の紹介


 ということで6月の古本日記ですが、古本一冊も買ってないね。古本日記なのに。だいたい本屋にもあんまり行ってないし。
 ただ、 北尾トロさんの『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』を読んで古本屋に行く面白さを再度感じているので、7月は古本を買いたいと思っています。


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