燃朗のがらくた古本日記 2007年2月の購入本
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2007年2月の古本日記
●2007.02.01(木)[新刊]
特集は「日本サッカー 2007年の設計図。Tha Beginning of New Era」。主な内容は次のとおり。
- ロングインタビュー:イビチャ・オシム「あえて率直に言わせてもらう」
- インタビュー「主力は目覚めたか」:巻誠一郎「順風と逆風と」・今野泰幸「静かなる激情家」・阿部勇樹「決断の重み」
- インタビュー「未来を背負う者:森本貴幸は野生児になる・梅崎司はひたむきに前へ・平山相太はどうなるのか
- インサイドストーリー「オレなりの事情」:松田直樹「反骨心よ、再び」・三浦淳宏「涙のキャプテンシー」・城彰二「プライドを捨てた時」
- オシムジャパン38選手「当落全予測」(戸塚啓&日本代表招集情報センター)
- 日本“らしい”サッカーって何だ?(吉崎エイジーニョ)
桜庭和志選手へのインタビュー「僕がいちばん言いたかったこと」も掲載されています。秋山成勲戦についてのインタビュー。
やはり、オシム監督のインタビューが印象に残る。特に「もし説明が必要なら、私はいつでも話すつもりだ。私は正しくないと侮辱されても怒らない。もっと議論しよう」(p.26)という言葉が印象的。このインタビューでも、聞き手の杉山茂樹氏の意見を訪ねる場面もある。
オシム監督が日本代表の監督であることで、日本のサッカーに関わる人すべて(というのは選手もJリーグのクラブの関係者も日本サッカー協会もメディアもサポーターも)が、日本代表についての考えを持ち、場合によってそれを表明する準備をしておくことが常に必要になるのではないかと思う。これは個人的には、望ましいことだと思います。
●2007.02.02(金)
久々に会社帰りにお茶の水・神保町に寄り道。 書店も、書泉グランデに寄るが、やはりメインはCD屋。ディスクユニオンやジャニスに行く。ヴィレッジヴァンガードも。
下記のとおりCDを買ってきました。
■「ディスクユニオンお茶の水駅前店」にて[中古CD]
SMRYTRPS
インディペンデントレーベル (2002/04/26)
売り上げランキング: 122025
2002年発表のサムライトループス(SMRYTRPS)のファーストアルバム。サムライトループスは5MC+1DJのHIP HOPユニット。
最近の作品に比べて、私がイメージするHIP HOPに近い曲が多い。なんというか、やんちゃな感じ。
■神保町「ジャニス2」にて[中古CD]
オムニバス ジグ・ジグ・スパトニック ジョン・フォックス バージン・プルーンズ
ザ・フォール オルタナティブ・TV ソフト・セル
ミュージックマイン・アイディー (2002/02/27)
売り上げランキング: 125387
1. LOVE missile F1-11 / SIGUE SIGUE SPUTNIK
2. Underpass / JOHN FOXX
3. Baby Turns Blue / 7Inch Version) / VIRGIN PRUNES
4. Bingo Masters Breakout / FALL
5. Action Time Vision / ALTERNATIVE TV
6. Bedsitter / SOFT CELL
7. Inside Outside / CLASSIX NOUVEAUX
8. Spiritual cramp / Christian Death
9. God Star / PSYCHIC TV
10. The Anal Staircase / COIL
11. evergreen / Into a circle
12. Prime Mover / Zodiac Mindwarp and The Love Reaction
13. Jonny (du lump) / HOLGER HILLER
14. Ghost Rider / SUICIDE
15. DECIEVER / Napalm Death
16. I Feel Love / ロマンポルシェ。
ロマンポルシェ。選曲による1980年代のNEW WAVEコンピレーション。なんというか、ダークサイド・オブ・ニューウェーブって感じです。個人的にはこれはこれで好き。
ちなみに、コンピレーションは全部で三枚出ています。
・DJロマンポルシェ。のNEW
WAVE愚連隊 Vol.2(邦楽編)(Amazon.co.jp)
・DJロマンポルシェ。のNEW
WAVE愚連隊Vol.3(洋楽篇2)(Amazon.co.jp)
・dj Erimaki Tokage『Electro Lizard999』(2005年,CLAY0002)
例によってレンタル落ちの特価CDコーナーから見つけ出しました。ケースもボロボロだし、ライナーもなかったが、なんとなくピンときて購入。
チップチューン(chiptune。テレビゲームの内蔵音源のような音色を使った音楽)というか、そうした音源を使ったエレクトロニカというか。エレポップみたいなピコピコした曲もあれば、デジロックみたいな曲もあり、バラエティに富んでいます。
こういう音源、好きです。私はファミコンで育った世代だからね。これは結構めっけもんかもしれない。
■神保町「ジャニス3」にて[中古CD]
アナム&マキ 河島亜奈睦 根岸孝旨 本夛真季 中村きたろう 松岡モトキ
ワーナーミュージック・ジャパン (2001/11/07)
売り上げランキング: 76590
1. 明日が見えない
2. 9の位置
3. 走るだけ
4. ただ私のそばに
5. 確認
6. HA・NA・GE
7. 背中
8. 殴るように
9. THANK U BABY
10. 月の花まつり
11. 雨(あめ)(NAKED Ver.)
12. 21
アナム&マキのセカンドアルバムです。去年見たライブ以来、ずっと印象に残っていて、CDを見つけては買っています。なんというか、骨太な感じが好き。
なお、「11.雨」は、正確な表記では「雨」の下に「沐」で「あめ」となります。
・HOLE&ROLL(アナム&マキ公式サイト)
●2007.02.03(土)
この日は本やCDを買っていないですが、一応。
三軒茶屋へ。「Grape Fruit Moon」へROCOのライブを見に行く。半年ぶりくらい。ROCOさんは相変わらず魅力的。なんというか、人を笑顔にする力があるのだ、と思う。
でも、そろそろカフェのような会場は収容人数の面で小さくなってきているかなあと思う。カフェのようなリラックスできる場所でのライブも似合うんだけれどね、ROCOさん。でも私は、ライブハウスでROCOさんをスタンディングで見たい気持ちもある。
・ROCO公式サイト「キマグレノゾキアナ」
その後、ちょっとだけ三軒茶屋の駅の周りをうろうろ歩く。大通り(世田谷通りや国道246号線)沿いだけでなくて、商店街があちこちにあって、面白かった。
時間がちょっと遅かったので(とはいえ夜の8時過ぎくらいだけれど)、あまり歩き回りませんでしたが、昼間に歩くとまた雰囲気が違っていて面白いかもしれない。
●2007.02.06(火)
休みだったのですが、どうにも家でぐずぐず(ぐでぐで)してしまう。しかし、購入したいものもあったし、思い切って渋谷へ出かける。出かければそれなりに元気になる。
書店では、ブックファーストと古本屋の渋谷古書センターによる。でも、今日は本の購入はなし。
他には、タワーレコード(これが第一の目的だった)や東急ハンズ、無印良品などに行く。DELFONICSやThree Minutes Happiness、picnic
on picnicなどの雑貨屋も見て歩く。
それからApple StoreでiPod shuffleを見る。驚くほど小さくて、欲しくなる。でも、隣にあったiPod nanoなら容量倍で値段も倍で、液晶もついているので、iPod
shuffleを買おうと思う気持ちが揺らぐ。iPod nanoも前に見た印象より小さくて持ち運び易そうだし。
そしてさらに隣のiPodも、大きさこそ私の持っているタイプ(第四世代)と同じながら、厚みが約半分。iPodの買い替えも視野に入る。
タワーレコードで買ったのは下記のCDです。
■「タワーレコード渋谷店」にて[CD+DVD BOX]
細野晴臣
日本クラウン (2007/02/07)
売り上げランキング: 41
細野晴臣さんが、1970年代に日本クラウンからリリースしたアルバムと、当時の音源・映像を収録したCD・DVDとの四枚組のセット。ちょうど、細野さんがマーティン・デニーの影響を受けて、エキゾチック・サウンド(東洋や中南米や南国情緒がごちゃまぜになった感じの音楽)を作られていた頃の音源です。ちなみにこの傾向は、『はらいそ』(1978年)やYMOのファーストアルバム(1979年)あたりまで続きます。
私は、細野さんの音楽の中で、この頃が一、二を争うくらい好きかもしれない。その時々で好きな時期は変わるけれども、この頃の音楽は特にかっこいいなあ。
セットの内容は、下記のとおり。
Disc1:CD 『トロピカル・ダンディ』(1975年)
01.チャタヌガ・チュー・チュー
02.ハリケーン・ドロシー
03.絹街道
04.熱帯夜
05.北京ダック
06.漂流記
07.ハニー・ムーン
08.三時の子守唄
09.三時の子守唄〜instrumental
10.a漂流記〜instrumental b S.E
Bonus Tracks
11.チュー・チュー・ガタゴト‘75 (from キャラメル ママ <1975>)
12.イエロー・マジック・カーニバル (from キャラメル ママ <1975>)
13.薔薇と野獣 (from TIN PAN ALLEY2 <1977>)
14.アヤのバラード (from キャラメル ママ <1975>)
15.“宵待草”のテーマPart1〜漂流記 (サウンド・トラック <1975>)
16.“宵待草”のテーマPart2〜漂流記 (サウンド・トラック <1975>)
Disc2:CD『泰安洋行』(1976年)
01.蝶々さん
02.香港ブルース
03.“サヨナラ”ザ・ジャパニーズ・フェアウェル・ソング
04.ルーチュー・ガンボ
05.泰安洋行
06.東京シャイネス・ボーイ
07.ブラック・ピーナッツ
08.チャウチャウ・ドック
09.ポンポン蒸気
10.エクゾティカ・ララバイ
Bonus Tracks
11.北京ダック〜Single Version(1976)
12.Harry’s talking in Radio(1976)
Disc3:CD「ハリー細野 & TIN PAN ALLEY IN CHINATOWN」
01.つめたく冷して
02.香港ブルース
03.絹街道
04.チャタヌガ・チュー・チュー
05.ボレロ(メンバー紹介)
06.ハリケーン・ドロシー
07.ブラック・ピーナッツ
08.トーク・トゥ・ミー
09.北京ダック
10.蝶々さん
11.アヤのバラード
12.熱帯夜
13.ファイアークラッカー
14.“サヨナラ”ザ・ジャパニーズ・フェアウェル・ソング
・1976年5月8日横浜中華街レストラン「同發新館」にて収録
・参加ミュージシャン: 細野晴臣(Vo., Marimba)鈴木茂(E-G., Banjo)林立夫(Dr.)浜口茂外也(Perc.)矢野顕子(Pf.)坂本龍一(Syn.)田中章弘(B.)羽鳥幸次(Tp.)新井英治(Tb.)村岡建(Sax.)
DISC4: DVD 「ハリー細野 & TIN PAN ALLEY 1975-1976」
オープニング
01.ハリー”ザ・ライオン”ホソノ
中華街ライヴ / ハリー細野
02. 北京ダック *
03. 香港ブルース *
04. 蝶々さん *
リハーサル風景 / 鈴木茂
05. 砂の女
06. ソバカスのある少女
パラダイス・ツアー / 鈴木茂
07. ソバカスのある少女 **
宣伝映像 / ハリー細野
08.『泰安洋行』プロモーショナル・フィルム
パラダイス・ツアー / ハリー細野
09.“サヨナラ”ザ・ジャパニーズ・フェアウェル・ソング **
特典映像
・ハリケーン・ドロシー Hurricane Dorothy ***
・メリー・ゴー・ラウンド Merry Go Round
*1976年5月8日 横浜・中華街レストラン同發新館にて収録
**1976年6月24日 神田・共立講堂にて収録
***1975年3月 蒲田・日本電子工学院講堂にて収録
■BOOKLET(132ページ)
・「クラウン盤のBOX化に際して」 by 細野晴臣
・「クラウン時代の細野晴臣」 by 北中正和
・インタヴュー:細野晴臣/長門芳郎/日笠雅子
・細野晴臣が当時寄稿した貴重なコラム集
・オリジナル・ライナーノーツ
・全オリジナル歌詞
・長門芳郎による詳細な年表
・制作当時のヤギヤスオ<八木康夫>のラフスケッチや桑本正士と制作した架空ジャケットなど未公開図版や、未発表写真など多数掲載
私は、『トロピカル・ダンディ』も『泰安洋行』も持っているのですが、これは有無を言わさず買いました。両アルバムとも、細野さん自身の監修によるリマスタリング。なんとなく、音がクッキリしている印象があります。また、ボーナストラックも嬉しい。『泰安洋行』発売時のラジオ番組出演時の音声とか、貴重だなあ。
ライブのCDとDVDも、まとめて見聞きするのは初めて。以前、NHK-BSで、「北京ダック」の映像をちょっとだけ見た記憶はありますが、これだけまとめてというのは嬉しい。
価格が6,825円なので、人によっては躊躇するかもしれませんが、少なくとも私はまったく後悔していません。一枚あたりなら約1,700円だし、これだけの内容なら充分満足です。
・dwww>>topics>>細野晴臣リリース情報「ハリー細野 クラウン・イヤーズ
1974-1977」詳細発表!
・クラウンレコード>>細野晴臣
New Relaese
ところで、細野さんのソロアルバム、今年はそろそろ出るのかなあ。去年あたりからレコーディング中という情報は、公式サイトや音楽ニュースのサイトで何度か出ていますが、正式なリリース情報はまだなので、気になる。
細野さんのトリビュートアルバムは出るみたいだけれどね。
・VAN
DYKE PARKS、坂本龍一、コーネリアス、矢野顕子ほか、超豪華アーティストが参加した細野晴臣のトリビュート・アルバムが発売 - bounce_com
[ニュース]
オムニバス
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ (2007/04/25)
売り上げランキング: 898
[CD]
・V.A.『GB/V.A.』(inr008)
チップチューンのコンピレーション。ゲームボーイの音源を使った曲が全22曲。で、1,050円。
この値段と、視聴していい感じだったので購入。
いわゆるゲームミュージックっぽい曲もありますが、ベースやドラム用のノイジーな音源を使ってドラムンベースっぽくしているような曲もあり、インストだけでなくボーカル入りの曲もあり、この内容でこの値段なら私は買ってよかったと思う。
また、CDに書かれているレーベルのサイトがMySpaceというのもちょっと面白い。自分たちの作りたいものをつくって発表する方法として、ひとつの可能性を感じる。公式サイトがMySpeceでも(日本なら例えばASP提供のブログやクローズドなSNSでも)、活動はできるってことを感じさせてくれる。
サイトで視聴も可能です。
・Intikrec:http://myspace.com/intikrec
オムニバス
インディペンデントレーベル (2007/01/10)
売り上げランキング: 23683
・REDISCOVER『CALL ME WHEN YOU GET THIS』(2007年,BIGMJ-0062)
1.BABY’S GOT HER GUN OUT
2.SHAKE IT
3.DO YOU THINK?
4.KISS ME
5.I CONSUME YOU
6.MY PRETTY EYES
7.Skin Like Cinnamon(未発表ボーナストラック)
8.Standing On Edge(未発表ボーナストラック)
タワーレコードの店舗で書かれていたPOPによると、「daft punk(ダフト・パンク) meets WEEZER」って感じらしい。視聴してみてなんとなくそのイメージは分かる。ボーカルにボコーダーを使っていて(たぶん)、曲はデジタルなロックという感じ。
私は普段あまり聴かない感じの音楽ですが、これはこれでかっこいい。中にはギターをあまり使っていない、まさにエレポップというかNEW WAVEという感じの曲もある。
・@TOWER_JPの紹介ページ
・STMonlineの紹介ページ(視聴ページへのリンクあり)
●2007.02.11(日)
■「明正堂書店アトレ上野店」にて[新刊]
・『クイック・ジャパン(QuickJapan)Vol.70』(2007.2,太田出版,\945)(オンライン書店bk1)
主な内容は下記のような感じ。それから、倉橋ヨエコさんのインタビューとグラビアも掲載されているので、久々に買う。
- カンニング全記録 ──The Long And Winding Road 1992-2006
- 70号記念総力特集 Next Quick Japanese100
- 特集 宮川大輔
- ■TV・オブ・ザ・イヤー2006 現役放送作家22人が選ぶ本当に面白い番組 エンタテイメント大賞
- ■マッスル―変化するプロレス界の落とし子 いま、プロレスに何が起こっているのか!?─マッスル登場の背景
・QuickJapan公式サイト>>Vol.70内容紹介
話は変わりますが、上野の明正堂書店の中通り店(中央通りとアメ横の間の通り、御徒町から上野に向かうところ。ここが本店です)って、三階にGEOがテナントとして入っていた。GEOって、ゲームやCDの中古販売のあのゲオね。全然知らなかったのでちょっとびっくり。
●2007.02.13(火)
■オンライン書店bk1より[新刊]
気になって注文していた二冊が届きました。
・『ゲームセンターCX
3』(2007.2,太田出版,\1,260)(オンライン書店bk1)
「ゲームセンターCX」は、よゐこの有野晋哉さんが、懐かしの難関テレビゲームに挑んだり、ゲームセンターやゲームショップを巡ったりする番組(フジテレビのCS放送で放映)。今回の番組本の内容は、「たまにいくならこんなゲームセンター」(趣のあるレトロなゲーセンの紹介コーナー)と「ゲームセンターCX大百科」(有野さんが挑戦したゲームや、スタッフ、名セリフなどの紹介)が中心。前作のような、有野さんの挑戦の模様をテキスト化したレポートなどはありません。
朝、会社に行く前にポストを覗いたら、この本が入っていたので、持って出る。
そしてもう一冊は下記の本。これも近いうちに読もう。
・パオロ・マッツァリーノ著『つっこみ力』(2007.2,ちくま新書,\735)
「四角四面な議論や論理が性にあわない日本人におあつらえ向きの、「つっこみ力」を紹介。謎の戯作者による本邦初の「つっこみ力」講演会。世の中を「正しく」ではなく「おもしろく」します!」(オンライン書店bk1の紹介文)
で、『ゲームセンターCX3』を読んでいたら、番組を見たくなる。地上波で時々編集されて放送されるバージョンは見ていたのだけれど。
ということで買ってきた。「ガメオペラ」や〜。
■「タワーレコード秋葉原店」にて[DVD]
ハピネット・ピクチャーズ (2006/12/22)
売り上げランキング: 207
全部で7時間近く収録されているので、当分楽しめそうです。見終わったら1と2も買うつもり。
ちなみに、「ガメオペラ」というのは、ゲームに挑戦していて「GAME OVER」になった時に有野さんが叫ぶ言葉。これ、流行語になったらいいなあ。
●2007.02.14(水)
この日は、川崎市市民ミュージアムへ行く。お目当ては、「企画展:藤子・F・不二雄ミュージアム(仮称)開館に向けた みんなのドラえもん展 ―魅力(みりょく)の秘密―」。ブログに書いたことと重複しますが、掲載しておきます。
自宅から電車で一時間くらいで武蔵小杉駅へ。そこからバスで10分くらいで川崎市市民ミュージアムに到着。等々力陸上競技場や、とどろきアリーナなどの施設がある「等々力緑地」の一角。
▼武蔵小杉駅にて
「みんなのドラえもん展」は、すごく展示が多いわけではないけれど、原画の展示とか、グッズなどに商品化されたものの展示とか。テレビ作品の上映などもあり、さっと見ると30分くらい、じっくり見ると一時間くらい堪能できます。平日の昼間だったので、子ども連れも少なく、ゆっくりと見る。
ただ、現代の写真・美術作家がドラえもんをテーマにした作品の展示もあったが、これは玉石混交という感じ。
他にも、 下記のような特別展や企画展、展示室があるので見てくる。
- 第3回アメリカンフットボールW杯2007 川崎大会記念展
- individuals −交差する4人 メイド・イン・カワサキ現代美術賞受賞者展 (出品者:元田典利、木沢和子、佐原路子、菅谷奈緒)
- 第28回「読売国際漫画大賞」受賞作品展
→ひとコマ漫画の展示。結構面白かった。
- 特別展示室:「岡本かの子・佐藤惣之助文学コーナー」「濱田庄司室(陶芸)」「安田靫彦室(日本画)」「円鍔勝三室(彫刻)」
→円鍔勝三氏の彫刻は初めて見たのだが(名前も初めて知った)、色の異なる素材を組み合わせていたり、動きが感じられたり、ユーモラスな感じで印象に残った。
- 特別資料室 :昔のくらし、今のくらしV−道具にみるくらしのうつり変わり−
→縄文時代の土器から、現代の電化製品まで、テーマごとに展示。初期のワープロ(机と一体になっているでかさ)やマッキントッシュも展示されていたのが興味深かった。
- 歴史民俗展示室
いずれも、展示スペースがものすごく大きいわけではないが、面白かった。
それから、ミュージアムショップも結構充実していた。川崎に関する本とか、「鉄腕アトム」のグッズとか。過去の図録を見ても、漫画関連の企画展なども頻繁に行っていることも分かる。
ここで一冊購入。
■「川崎市市民ミュージアム」にて[新刊]
・図録「藤子不二雄の世界展」
平成元年に川崎市市民ミュージアム行われた「藤子不二雄の世界展」の図録。薄いパンフレットだが、F・A両先生の年表や代表作の図版を収録していて、面白そうだったので購入。
上の写真は『鉄人28号』あたりに出てくるロボットではありません。「トーマス転炉」という、製鉄用の設備です。中庭に「でーん」とそびえ立っていて、かなり迫力がある。「トーマス転炉」っていう名前もいいよね。私は鉄鋼には詳しくないので、名前の意味はあまりよく分からないが、なんとなくかっこいい。
帰りに駅の売店でもう一冊購入。
[新刊]
・雑誌『TV
Bros.』(東京ニュース通信社)(出版社のサイト)
主な特集は下記のとおり。
- ロングロンガーロン毛スト! なぜかロンゲの特集。安斎肇さんのインタビューなど。
- 世界に誇れる日本の文化 素晴らしき自動販売機の世界
- 『14歳』千原ジュニアインタビュー
いやあ、今号は読みでがなかったなあ。それから、秋山成勲選手のインタビュー連載は前回で終了です。まあ、六回で終了というのは、通常と同じなので、逃げたとか編集部で打ち切ったとか、そういうことは思わないけれどね。
● 2007.02.19(月)
■「タワーレコード秋葉原店」にて[DVD]
ハピネット・ピクチャーズ (2005/12/23)
売り上げランキング: 120
DISC 1(vol.1):
・有野の挑戦「スターフォース」・「スーパーマリオブラザーズ2」・「アトランチスの謎」・「魔界村」
・特典映像:有野の挑戦「コンボイの謎」
DISC 2(vol.2):
・たまに行くならこんなゲームセンター
・有野の挑戦「プリンス・オブ・ペルシャ」・「スーパーマリオブラザーズ3」
・特典映像:「有野のリアクション」
ハピネット・ピクチャーズ (2006/06/23)
売り上げランキング: 221
DISC 1(Vol.3):
・有野の挑戦:「スーパーマリオワールド」・「高橋名人の冒険島」
・たまに行くならこんなゲームセンター「相模湖編」
・特典映像:有野の挑戦「いっき」
DISC 2(Vol.4):
・有野の挑戦:「たけしの挑戦状」・「ソロモンの鍵」・「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」
・たまに行くならこんなゲームセンター「妙法湯 のんびり温泉編」
・特典映像:有野の挑戦「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」(DVD限定! ディレクターズ・カット版)
この間買ってきた『ゲームセンターCX DVD-BOX 3』がものすごく面白かったので、今のところ出ているシリーズを全部買ってくる。
・「ゲームセンターCX」公式サイト
■「Amazon.co.jp」より
これは本を開いたまま固定する道具です。下の記事を読んで、便利そうだったので二個購入。
・ITmedia
Biz.ID:本のページを開いたまま固定する
実際に本を挟んでみるとこんな感じ。
この状態で手を触れなくても、重し(白い円筒形の部分)があるので本が閉じることはありません。
本の感想文を書くとき、これは便利になりそう。これまでは机の引き出しを少し出して、そこに本を挟んでいた。
▲こんな感じで。
でも、ページが見えにくかったり、大きい本は入らなかったり、けっこう不便だった。そうした問題が解消されそう。
● 2007.02.20(火)
この日は、そもそも新宿で買い物をするつもりだった。タワーレコードでCDを買って、ブックファーストやヴィレッジヴァンガードに寄って、東急ハンズや無印良品にも行ったりして、ディスクユニオンにも行っちゃったりなんかしちゃったりして、最後に新しくできたシネコンの新宿バルト9を見学して(映画は見ない)、世界堂で文房具を見て帰ろうかと思っていました。
が、JR新宿駅を出たら、タワーレコードの入っているビルが休館。あー、まさか正月以外に休館日があるなんて思ってもいなかった。どうしても新宿のタワーレコードで買う必要があった。HMVは、HMV新宿ではダメなのです(理由はいかに書きます)。
仕方ないので、そのまま改札に引き返す。新宿の滞在時間、約10分。ま、また来るさ! そして一路渋谷へ。ここでタワーレコード・HMV・TSUTAYAを回るが、早すぎた!
ええと、いったいなにがあったかというと、この日は2月21日発売のCDが、一部CDショップで一日早く店頭に並ぶんです。その中から、倉橋ヨエコさんのCDを買いたい、しかも一部店舗では特典が付くので、特典含めて欲しいと思っていたのです(これがHMV新宿ではダメだった理由だ!)。
しかし、渋谷についた昼の一時ごろではまだ品出し処理が完了しておらず、倉橋ヨエコさんのCDが並んでいない。「もうすぐ入荷」のポップはあるんだけれどね。ああ、同じく2月21日発売の椎名林檎のアルバムはすでにディスプレイばっちりで目立つ場所に並んでいたのに。
とりあえず、時間をつぶし、かつ心を落ち着かせるために、小雨の中青山ブックセンター(MHVの6F)・Loft・東急ハンズなどをぶらぶらする。
■「青山ブックセンター渋谷店」にて[新刊]
お目当ては倉橋ヨエコさんのインタビュー。
・こうの
史代著『夕凪の街 桜の国』(2004.10,双葉社,\840)
「昭和三十年、灼熱の閃光が放たれてから十年。ヒロシマを舞台に一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。戦争とは、原爆とは何だったのか? 渾身の問題作」(オンライン書店bk1の紹介文)
実はけっこう前から気になっていたマンガだったが、中身を見る機会がなくて、買うのを躊躇していた。
青山ブックセンター渋谷店(HMV渋谷の6F)は、マンガもカバーがかかっていないので(青山ブックセンターは私が記憶している限りでは六本木店もそうですね)、中を少し読むことができた。
で、「これはじっくり読みたい」と思って購入。やはりここは、中を読めるようにしておいてくれたこの店で買うことが礼儀だと思ったので購入。
■「東急ハンズ渋谷店」にて
・プラチナ プレピー万年筆 赤(プラチナ万年筆 商品紹介)
下の記事を読んで気になっていたので、買ってきました。黒の万年筆は、ペリカンのぺリカーノジュニアを持っているので、赤を。
線は細いので、色がちょっと薄い印象。太目の字を書きたい人はちょっと物足りないかもしれないが、ノートや手帳に書くにはこのくらいがいいのかも。
値段を考えれば充分な書き心地。
そうこうするうちにいい頃合いになったので、タワーレコードへ。無事購入。
■「タワーレコード渋谷店」にて[CD]
倉橋ヨエコ
ビクターエンタテインメント (2007/02/21)
売り上げランキング: 251
1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRA:「損と嘘」ライブ映像)
倉橋ヨエコさんのニューアルバムを買ってきました。倉橋ヨエコさんについては、私がつくっている下記のブログをご覧ください。
・いちファンによる倉橋ヨエコ応援ブログ
●2007.02.21(水)
bk1に注文していた本が届きました。
■「オンライン書店bk1」より[新刊]
・いしい
ひさいち著『近くて遠山の金さん』(2007.2,双葉文庫,\600) (オンライン書店bk1)
双葉文庫のいしいひさいち傑作選。今回は国際政治ネタの四コマを集めています。
タイトルは「近くて遠山の金(キム)さん」。表紙に書かれているのは、某国の某偉い方の似顔絵。
題材になっているのは、北朝鮮だけでなく、日本・中国・アメリカ・ロシアなどなどの、大統領や首相(かつての方を含む)がネタになっている。
・吉田
忠著『ハムサラダくん 上』(2007.2,マガジン・ファイブ,\1,365)(オンライン書店bk1)
藤子不二雄先生のアシスタントも務めた著者が、『コロコロコミック』に連載したもうひとつの『まんが道』。
・吾妻
ひでお著『ななこSOS 1』(2005.3,ハヤカワコミック文庫,\840)
・吾妻
ひでお著『ななこSOS 2』(2005.4,ハヤカワコミック文庫,\819)
・吾妻
ひでお著『ななこSOS 3』(2005.5,ハヤカワコミック文庫,\819)(オンライン書店bk1)
吾妻先生の1980年代の作品。各巻に描き下ろしのショートショートマンガ「ななこ1ページ劇場」と吾妻先生の描き下ろし「あとがき」もあり。3巻には、2001年以降自費出版の『産直あづまマガジン』に収録されたバージョンも収録されている。
ちょこっと読んでみましたが、吾妻先生が言う三大要素の「SF」・「ロリ」・「ナンセンス」が詰まっていて面白い。
●2007.02.27(火)
[新刊]■「オンライン書店bk1」より
bk1に注文していたマンガが二冊届きました。
・とり
みき著『時事ネタ』(2007.2,文芸春秋,\1,100)
「過去10年に新聞の三面を飾ったみょーな出来事を、毎月1本ピックアップ。塵も積もればあの頃の失われた日本が見えてくる漫画時評。『オール読物』連載「とり・みきの時事方眼」に、書き下ろし2本を加えて単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
こういう連載をしていたことを初めて知りました。ちなみに表紙の絵は某国の偉い方ですね。いしいひさいち『近くて遠山の金さん』(双葉文庫)に続き、某国の偉い方が表紙になっているマンガだ。
・吉田
忠著『ハムサラダくん 下 藤子不二雄物語』(2007.3,マガジン・ファイブ,\1,365)(オンライン書店bk1)
先日買った上巻をちょっと読んでいたら面白そうだったので、下巻も買って一気に読もうと思いまして。
・吉田
忠著『ハムサラダくん 上 藤子不二雄物語』(2007.2,マガジン・ファイブ,\1,365)(オンライン書店bk1)
●2007.02.28(水)購入 [新刊]
・雑誌『TV
Bros.(テレビブロス) 2007年3月3日号(2007年3月3日〜2007年3月16日)』(東京ニュース通信社)
特集は下記のとおり。
- 適当だっていいじゃない 高田純次、60歳:下記の DVDの発売記念。
- 男の花園 ヘイメン! イケメン! イエメン!
- 公共機関でお食事を:区役所などの食堂紹介。
意外とイエメンの特集が面白かった。
あとは、音楽欄で細野晴臣さんへのインタビューを掲載しているのと、映画『今宵、フィッツジェラルド劇場で』を特集しているのが面白かった記事。『今宵、フィッツジェラルド劇場で』は見に行こう。
ちなみにこの号は駅の売店で買ったのだが、値段を店員さんに見せるために表紙をぐっと突き出したら(表紙に定価が書いてある)ちょっと怪訝な表情をされた。
「あれー」と思ったのだが、その後表紙をちゃんと見て納得。なにしろ表紙は瞼に目を書いた高田純次だから。たしかに、いきなりこの高田純次さんの顔を見せられたら、怪訝な表情にもなるわ。
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