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燃朗のがらくた古本日記  2007年1月の購入本

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2007年1月の古本日記

 新年早々買いまくっています。そんな感じの2007年1月です。


2007.01.01(月)

 ちなみにこの日は本やCDを買っていないので、古本日記というより買い物日記になっていますが、ご了承ください。

 2006年の大晦日に買い納めでお茶の水へ行ったのに、元旦から買い物に行くというのもせわしないのですが、1月2日からしばらく仕事なので、「ここで行っておかねば」と思い、出かけました。
 まずは、地元の葛飾区亀有にあるArio亀有へ。無印良品の文房具の福袋がすごいという噂を去年聞いたので、あれば欲しいと思って行ったら、既に売り切れていました。福袋って、どうやら行列をつくって買うものなのね。そういう意識が全然ないもので、完全に出遅れました。

 とりあえず、Ario亀有の中をぶらぶらする。元旦の午前中から結構な数の人でした。
 そんな中、まず雑貨と文具のMO+(エム・オー・プラス)で文房具の福袋とカラビナを買う。雑貨だと、置けないものとか使いようが難しいものが入っている可能性もあるけれど、文房具はあまりそういうことがないだろうと思いまして。
 それから、francfrancが初売りの割引をしていたので、以前から買おうかどうしようかと思っていたダンベルボールを買う。ソフトボールくらいで、中に砂が入った1kgのビニールのボールが二つ。
 あとはUNIQLO(ユニクロ)でもセールをしていたので、冬物のシャツを買う。
 書店のBOOKS KIDDYLANDやタワーレコードなども見て歩くが、購入はなし。

 かなりの荷物になりましたが、これで帰るのかというと、帰らないのですねえ。そのまま上野へ。

 一旦駅のコインロッカーに荷物を預け、御徒町のディスカウントショップ多慶屋へ。ここで、5000円でくじを買う「初夢五千本引き」を買う。当たれば商品か同額程度の商品券が、末等でも半年間有効の5000円分の多慶屋商品券と、ちょっとした商品(入浴剤とか、お菓子とか)がもらえる。だから、普段多慶屋で買いものをする自分にとっては損ではないので、購入。
 当然というかなんというか、末等でした。その商品券で、年末に買いそびれていた日用品や、歩数計を買う。
 歩数計は下のもの。色々な機能がついていないシンプルなタイプ。どちらかというと、見た目のデザインに惹かれて購入。

YAMASA 万歩 クリア MP-100C
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 ちなみに、東京東部に住む人(私含む)にとって、この多慶屋というお店への信頼感というのは意外な程高いと思う。今年で創業60周年の老舗だからねえ。わりと年齢が高い人も、喜んでくじを買っているのが見受けられました。このブランド力って、すごいなあ。

 御徒町では、JEANS MATEでネックウォーマーも購入。
 ネックウォーマーって、「輪っか状になっているマフラー」というか、「首に巻く腹巻き」とでも言えばいいのか。首に巻く防寒具(↓)です。

 私はマフラーだと隙間ができて(巻き方が下手なのだと思いますが)、長いのもちょっと邪魔なので、少し前から「ネックウォーマーいいなあ」と思っていました。
 で、本格的に寒くなってきたので、購入しました。特にスポーツ用などではなく、シンプルな感じのものを。

 これは、いいですね。あったかいし、伸び縮みするので脱ぐのも簡単だし、持ち運びも楽だし、重宝しています。
 洋服とのコーディネートによっては、「やっぱりマフラーじゃないと」という場合もあると思いますが、私なんかは今の時期はコートやジャンバーを着てしまうので、その下にネックウォーマーをしていても、特に違和感ありません。

 で帰るかといえばまだ帰らない。ここから秋葉原まで歩く。営業しているお店もちらほらとあり、歩いている人も結構いました。私はあまりうろうろするのもなんなので(秋葉原で働いている人間が元旦の休みに秋葉原に買い物に来るのはどうもばつが悪い)、あきばお〜で福袋とUSBメモリを買うに止める。あきばお〜は、ちょっと変わったパソコンのパーツやグッズを売っている店。なんというか、「本とCDがなくて、デジタルグッズと雑貨を置くヴィレッジヴァンガード」みたいな雰囲気の店。
 福袋は、中身はほとんどが明らかにされていて、更にもう一品がお楽しみという形式。値段からすると、なかなかの内容だと思う。『剣神ドラゴンクエスト』という、テレビに向かって剣を振るう体感ゲームのセットが入っていて、これだけでも人によっては充分元が取れるのではと思う(今秋葉原だとわりと安く手に入りますが)。

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 USBメモリは下記を購入。1GBで2,000円くらいだったかな。USBメモリも、随分安くなったものです。

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 このあたりでそろそろ終わりにして帰る。かなりの荷物を抱えて、くたびれながら家路についたのでありました。


2007.01.03(水)
■「Amazon.co.jp」より [CD]
 Amazon.co.jpからギフト券をもらっていたので、せっかくだからという感じで使用してCDを購入。

Electric Spanish 175
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塚本功
スザクミュージック (2002/04/17)
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1. ジャニーギター
2. エデンの東
3. アヴェ・マリア
4. 太陽がいっぱい
5. ダムダム dumb dumb
6. 恋のアランフェス
7. ロシアより愛をこめて
8. ’77
9. ニーナ feat.小島麻由美
10. トゥ・ラブ・アゲイン
11. サマーボーイ
12. 嘆きのトロンボーン
13. 誇り高き男
14. ソー・ロング

 塚本功氏は、「ピラニアンズ」・「ネタンダーズ」・「Sly mongoose」などのバンドや、小島麻由美さんのサポートなどで知られるギタリスト。このCDはソロ名義のアルバム。
 11月に見たソロでのライブがかっこよくて、ずっとCDを買おう買おうと思っていて、ようやく購入。
・塚本功 official site

宙-伊福部昭 SF交響ファンタジー
広上淳一 日本フィルハーモニー交響楽団 伊福部昭
キングレコード (1995/11/22)
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伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ
ヤブロンスキー(ドミトリ)
アイヴィー (2004/12/01)
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 伊福部昭氏のCDを前から欲しいと思っていて、まずは二枚購入。
 まだどちらも聴き込んでいないのですが、『宙-伊福部昭 SF交響ファンタジー』の、「SF交響ファンタジーNo.3」の最後、「『海底軍艦』マーチ〜『地球防衛軍』マーチ」から、「倭太鼓とオーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク」へとつながる部分は、ものすごくかっこいいです。
 「倭太鼓とオーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク」、一部のメロディーが格闘家佐竹雅昭氏の(現役選手時代の)テーマ曲「闘志天翔」と同じなんですよね(もちろん「闘志天翔」も伊福部氏の作)。佐竹氏のファンとしては、このメロディーは胸に染み入ります。


2007.01.04(木)
[新刊]

・雑誌『TV Bros.(テレビブロス) 2007.1.6-1.9』(東京ニュース通信社)
 主な特集です。
■'07年新春ドラマはルーが決め手! カレーなる一族
 ドラマ『華麗なる一族』にかけてカレーと新ドラマの特集。ルー大柴氏インタビューもあり。
■こんなスパイでよかったら
 2007年が「007」の入る年、ということで、スパイ映画・スパイ漫画・スパイグッズなどの紹介。
■これでいいのか!最終回
 ドラマ最終回批評。『セーラー服と機関銃』、『たったひとつの恋』ほか全8作品。

 連載も一部リニューアルしています。川崎和哉さんのネット探偵団が半ページから一ページに増えて、取材コラムになったり、Comicレビューのコラムができたり。

■「タワーレコード渋谷店」にて [CD]

SAA-60012
SAA-60012
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前田栄達
インディペンデントレーベル (2007/01/01)
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 エレクトリックギュインズの前田栄達氏のソロアルバム。

  1. 花を飾る
  2. マエダエイタツ
  3. ハロー、ハロー
  4. ありがとうさようなら
  5. 毎日エブリデー
  6. 花を飾る〜reprise(冬の帰り道クリームシチューVer.)
  7. 海の底

 この日は、会社帰りに渋谷のユーロスペースで映画『合唱ができるまで』を見てきました。パリのアマチュア合唱団(子どもから老人までがそれぞれのグループで)の練習と公演の様子を記録したドキュメンタリー。
 ドキュメンタリーという時にイメージする、インタビューとか、参加者・指導者の日常などのシーンはなく、ただただ練習の様子をカメラが捉える。
 でも、このシンプルな映像に惹かれた。グループごとの練習を重ね、ラストの方で皆であわせて歌うシーンなどは、音楽のもつ力を感じた。
・合唱ができるまで
・ユーロスペース
・ブログに書いたもう少し詳しい感想:映画『合唱ができるまで』感想:あえてドラマチックな演出をしなくても、印象に残る映画になっている

 その後、ちょっと時間が遅かったけれどブックファーストとタワーレコードへ。タワーレコードでCDを一枚購入。


2006.01.08(月)

 この日が今年の初神保町でした。ディスクユニオンのお茶の水駅前店と、ジャニス2・ジャニス3、ヴィレッジヴァンガードと回ってくる。CDを買ってきました。

■神保町「ジャニス2」にて[中古CD]

Plaktron
Plaktron
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Geodezik Denty One
インディペンデントレーベル (2005/07/25)
売り上げランキング: 130024

1. Aslan
2. Feb.gui.
3. Return to nowhere
4. Ayana
5. Love theme
6. Mos
7. Plaktron
8. No tears
9. No tears(mini mix:Denty One)

ディープリー・フォルテッド・エリア・リゼンブリング・アン・デック・オブ・カーズ
エレクトロニック・バーナクル・アイランド(e.b.i.)
インディペンデントレーベル (2005/07/25)

1. mortal hood clip
2. colourfloor
3. mheragain
4. chance to be hollow
5. reset
6. servo paw
7. hand wounds
8. the failed embrace

 ジャニス2のレンタル落ちCDを500円で放出してくれるコーナー。この日も漁ってきました。BasixレーベルのCDが結構出ていて(Minikon(ミニコン)のCDもあった)、その中から気になっていたけれど持っていなかったCDを二枚購入。
 Basixレーベルは、エレクトロニカのCDを主にリリースしている日本のレーベルです。

 Geodezik(ジオデジック)はBasixレーベルの主催者。アンビエントというかニューウェーブというか、Minikonみたいなキラキラしたポップではないのだが、個人的にはこういう音楽、好きです。
 エレクトロニック・バーナクル・アイランド(略してe.b.i.)は、アメリカのフロリダで「キラキラ・ディスク」というレーベルを主催している。MinikonのCDも、元々「キラキラ・ディスク」からリリースされているようです。
 e.b.i.も、暗めのエレクトロニカなのだが、これもいいなあ。

・Basix
・AllAbout>>テクノポップ>>四方宏明氏によるGeodezikインタビュー

・V.A.『BabeStar Label with MINAMI WHEEL 2005』(BSIL-10001)
〜MINAMI WHEEL TRACK〜
 1.WOMAN RECORD / ANATAKIKOU
 2.君と笑った / 堀下さゆり
 3.忘日 / POMERANIANS
 4.さよならFreedom〜地図の指す場所へ〜 / ガガーリン
 5.random / SPECIAL OTHERS
 6.Slip Out Of Darkness / shango comedown above me
〜NEXT RELEASE TRACK〜
 7.東京 / 倉橋ヨエコ
 8.ハルカナカナタ(pre-productuon track) / エレクトリックギュインズ
〜AND MORE TRACK〜
 9.ニューロマンサー / goatbed
 10.DRIVIN'COWGIRL / マキ凛花

 BabeStarのコンピレーション、というかレーベルサンプラーのような意味合いを持つCD。
 2005年10月に大阪の複数のライブハウスで行われたライブイベント「MINAMI WHEEL 2005」のためにリリースされたCD。「〜MINAMI WHEEL TRACK〜」は、ライブに出演したミュージシャンの曲、「〜NEXT RELEASE TRACK〜」は、(2005年10月当時)BabeStarでCDをリリース予定だったミュージシャンの、「〜AND MORE TRACK〜」は、MINAMI WHEELには出演していなかったけれどBabeStarからリリースしているミュージシャンの、それぞれ曲を収録しています。

 2005年の11月から、私が好きな倉橋ヨエコさんがBabeStarでCDをリリースするようになってから、BabeStarのミュージシャンの曲を聴いたりCDを買ったりするようになったのですが、今改めてこのコンピレーションを聴いてみると、BabeStarってレーベル自体の魅力というか、ミュージシャンの共通した特徴を感じる。
 それから、エレクトリックギュインズの「ハルカナカナタ」のアルバム収録とは違うバージョンを聴けたのも、個人的には収穫。

・BabeStarレーベル
・BabeStar>>『BabeStar Label with MINAMI WHEEL 2005』(CD紹介)

■神保町「ジャニス3」にて[中古CD]

・LONG VACATION「LONG VACATION'S TOUCH Vol.2」(SW-004)

  1. PARADE #1
  2. IRRESISTIBLEMENT #1
  3. ロシフォールの恋人達
  4. WINTER MUTE
  5. IRRESISTIBLEMENT #2
  6. IRRESISTIBLEMENT #3
  7. PARADE #2
  8. 唯一度だけ

 KERAさん(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が1990年代に結成していたLONG VACATION(ロング・バケーション)のアルバム。「IRRESISTIBLEMENT」はSylvie Vartan(シルヴィ・バルタン)の「あなたのとりこ」のカバー。「#1」は後にライブ盤(『After Summer Lovers』)に収録されたバージョンに近いが、「#3」はアレンジされたバージョン。「#2」は歌詞もフランス語でボーカルも女性、曲の雰囲気も原曲に近い。ひょっとして原曲かも? 原曲を聴いたことはあるが、音源を持っていないのでなんとも言えないのですが。
 「ロシフォールの恋人達」や「唯一度だけ」も日本語の歌詞をつけたカバー。

 こういう、ヨーロッパの雰囲気を感じさせる曲たちって、LONG VACATIONらしいなあ。


2006.01.11(木)
■「ヴィレッジヴァンガードYahoo!店」にて

・ヴィレッジヴァンガードPOPカードゲーム(カルタ)

 これはなにかといいますと、ヴィレッジヴァンガードで販売されている商品の写真と、その商品のPOPがカードになっているもの。
 これで、カルタみたいにPOPの文面から商品を探したり、色々なゲームができる、というもの。
 ヴィレッジヴァンガードの取り扱い商品(とPOP)カタログにもなっているわけで、ヴィレッジヴァンガードのファンにとってはたまらないですね。


2007.01.12(金)

■「オンライン書店bk1」より[新刊]
 気になっていた本をbk1に注文していて、到着しました。

オンライン書店ビーケーワン:グーグル八分とは何か・吉本 敏洋著『グーグル八分とは何か』(2007.1,九天社,\900)
「「グーグル八分」とは、グーグルで本来なら上位に表示されるはずのサイトが検索結果に出てこない状況を言い、現在も続いている問題である。サイト『悪徳商法? マニアックス』を運営する著者が、グーグル八分の本質に迫る」(オンライン書店bk1の紹介文)
 著者は、自らのサイトもGoogle八分に遭っている「悪徳商法マニアックス」の管理人さんです。
・悪徳商法マニアックス

オンライン書店ビーケーワン:いいたかないけど数学者なのだ・飯高 茂著『いいたかないけど数学者なのだ』(2006.12,日本放送出版協会・生活人新書,\735)
「数学に生きた奇人・変人、そして数学に燃え、殉じたS君など、生身の数学者の日々を愛情を込めて描写。また、自分で色々やってみると面白さを感じる「数学の講義生中継」も紹介する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:VANストーリーズ・宇田川 悟著『VANストーリーズ』(2006.12,集英社新書,\714)
「「ファッションの神様」の名をほしいままにした石津謙介。生前の彼を知る人々の証言をたどり、VANが生まれた時代背景や、知られていなかった虚実をも交えその生涯を描き切った、VANと石津謙介伝説の決定版」(オンライン書店bk1の紹介文)
 故・石津謙介氏の評伝であり、氏が創業したVANの歴史の記録でもある。
参考:石津謙介オフィシャルサイト

オンライン書店ビーケーワン:グラモフォン・フィルム・タイプライター 上・フリードリヒ・キットラー著 / 石光 泰夫訳 / 石光 輝子訳『グラモフォン・フィルム・タイプライター 上』(2006.12,筑摩書房,\1,365)
オンライン書店ビーケーワン:グラモフォン・フィルム・タイプライター 下・フリードリヒ・キットラー著 / 石光 泰夫訳 / 石光 輝子訳『グラモフォン・フィルム・タイプライター 下』(2006.12,筑摩書房,\1,365)
「蓄音機、映画、タイプライター−メディア史を彩る三つのテクノロジーの登場から、その展開とともに文字文化が解体してゆく歴史を、フーコーの系譜学的手法とラカンの精神分析を用い、戦争まで視野に収めて描き出すメディア論」(オンライン書店bk1の単行本時の紹介文)
 書店でぱっと見た時に、「グラモフォン・フィルム・タイプライター」という単語の連なりがかっこよくて、内容をよく分からないのに買いそうになってしまった。
 調べてみますと、フリードリヒ・キットラーはドイツのメディア論者とのこと(下記の松岡正剛氏の解説参照)。題名は、グラモフォン(蓄音機)・フィルム(映画)・タイプライターについて取り上げた本だから、ということらしい。
 なんとなく、面白そうな気がして、購入しました。
 元は1986年に刊行された本。最初の見出しが「ケーブルによるネットワーク化」(p.17)で、これはインターネットによる情報の動きの変化の話らしい。面白そう。

・松岡正剛の千夜千冊>>『グラモフォン・フィルム・タイプライター』フリードリヒ・キットラー


2007.01.17(水)

[新刊]
・雑誌『TV Bros. 2007年1月20日号』(東京ニュース通信社)
 主な特集は下記のとおり。

  • 若者よ、書は捨てなくてもいいから、旅に出ろ
     ライター森知子氏の2年3カ月にわたる旅の記録。ヨーロッパ・南米・中東・インドと回っている。
     アルゼンチンのブエノスアイレスがいい町だったとか、中東ではイエメンがいい国だったとか、面白いなあ。ちょっと旅してみたくなった。
     たしか前にも海外旅行の様子を『TV Bros.』の特集で書いていたと思うのだが、個人的には書籍化して欲しい。
     ちなみに今は帰国していて、再びライターをされています。
    ・ブログ:ライター 森知子(もりともこ)の旅
  • 就活シーズン到来間近! おかしなおかしな会社案内
  • 海洋堂フィギュアでめぐる「美しい国」ニッポン紀行

 この日は久々に吉祥寺へ。よみた屋・古本センター・バサラブックス・藤井書店・IGGYなどの古本屋とヴィレッジヴァンガードを回る。下記のとおり、久々に古本も買ってきました。

■吉祥寺「よみた屋」にて [古本]
オンライン書店ビーケーワン:アオシマプラモの世界・はぬま あん著 / スタジオ・ハード編『アオシマプラモの世界 超絶プラモ道2』(2001.11,竹書房,\2,415)
「「合体」「ミニモデル」など、アオシマ文化教材社が現在まで世に送り出してきた、キャラクター関連のプラモデルを一堂に会した初めての図鑑。伝説のイデプラが復活! アトランジャーからデコトラまで、アオシマを語り尽くす」</i>(オンライン書店bk1の紹介文)
 私はアオシマのプラモデルを買った記憶はないのですが、立ち読みしてみて掲載されている箱やキットの味のある写真に惹かれて購入。オリジナルプラモだけでなく、キャラクターをプラモ化したものも、結構渋いラインナップがあって面白い。『GU-GU-ガンモ』のプラモなんてあったんだ! すげー。
・青島文化教材社

オンライン書店ビーケーワン:学問の仕事場・別冊宝島167『学問の仕事場 これが知の立ち上がる瞬間だ!』(1992,JICC出版局,\1,030)(オンライン書店bk1)  JICC出版局って、今の宝島社です。
 この本は、社会・人文科学系の学者へのインタビューをまとめたもの。登場するのは下記の方々。
阿部謹也・藤森照信・鶴見良行・多木浩二・白川静・網野善彦・江川卓・廣松渉・大野晋・加藤秀俊・奥出直人・加藤尚武
 人によっては「ふーん」という感じでしょうが、個人的にはこのメンバーは結構すごいと思います。

オンライン書店ビーケーワン:「ガロ」編集長・長井 勝一著『「ガロ」編集長』(1987.9,ちくま文庫,\630)
「1964年夏、奇妙な誌名のマンガ雑誌が、ちっぽけな出版社から創刊された。この「ガロ」のともした小さな炎は、またたくうちに大きく燃えあがり、驚異的なマンガ文化隆盛へとつながっていった。名物編集長が綴る戦後マンガ出版の裏面史」(オンライン書店bk1の紹介文)
第一章 『ガロ』創刊のころ
第二章 大陸での夢と現実
第三章 特価本と赤本の世界
第四章 三洋社の時代
第五章 『ガロ』売れだす
第六章 個性豊かな新人たち

 青林堂を創業し、雑誌『ガロ』を刊行した長井勝一氏の回顧録。去年の12月に、南伸坊氏の青林堂編集者時代をテーマにした講演を聴いたので、読みたいと思っていたのだが、なかなか見つからずようやく購入。
 しかし、bk1の紹介ページを見ると、新刊でも購入可能のようです。なんと! ちくま文庫の目録で品切れとなっていたので古本を探していたのだけれど、流通在庫(出版社以外の、書店や取次などの在庫)はあるのかなあ。

■「吉祥寺古本センター」にて [古本]
オンライン書店ビーケーワン:格闘ボーダレス・『格闘ボーダレス 最強を決める男たちの証言!』(2000.5,ソフトガレージ,\1,575)
「日米に点在する格闘技道場。その多くがボーダレス化し「強くなる」という意識と合言葉のなかで選手同士が交流を始めた。そこにはどんな意識の変化が起きているのか。桜庭和志、藤田和之、田村潔司らが激白」(オンライン書店bk1の紹介文)
 インタビューに登場している面々が、結構豪華です。最近格闘技に改めて興味が出てきているので、読もうと思って購入。
 出版社のサイトからも紹介文を引用します。
http://www.softgarage.com/prowres/book/より引用)

“格闘技界を揺るがす超ド級14大インタビュー!!”
桜庭和志 「グレイシーはただの幻想です」
前田日明 「格闘技に絶対はない!」
エンセン井上 「プロレスのリングにあがる可能性はある」
佐竹雅昭 “世紀末空手バカ一代宣言”
田村潔司 「リングス対高田道場対パンクラスをやりたい!」
藤田和之 新“闘魂伝承”へ
高阪剛 「UFCよりKOKのほうがハードです」
アレクサンダー大塚 「新日に参戦したい!」
山本宜久 “前田道場論”
ヘンゾ・グレイシー 「負けることが一族の勝利になるのです!」
小路晃 「ウクライナに修行に行きたい!」
オバケ(ティム・カタルフォ) 「選手達はグレイシーを尊敬すべきだ!」
宇野薫 「桜庭選手みたいになりたいです」
ケビン・ヤマザキ 「田村選手をトレーニングしたい!」

ホンモノの“強さ”を目指して、桜庭、高阪、藤田など、団体の壁を飛び超え、 様々な試合に出場し、国内外を問わず技術交流に励む格闘家たちの姿は、 3年前にはとても考えられなかった。 そんな“ボーダレス”な格闘技界のキーパーソンたちが 「技術交流」「グレイシー柔術」「プロレスと格闘技」「道場論」を激白した、 超豪華14大インタビュー!! ここでしか読めないコメント満載の新格闘聖書。 21世紀の格闘技界はこの本なしでは語れない!
(引用終わり)

・雑誌『pen 2003年8月1日号 No.111』(阪急コミュニケーションズ)
 特集は「クリエイティブ・ディレクター 36人の仕掛け」と「タフな機能美 欧州工具にこだわる」。100円均一コーナーから見つけたので、買いでした、これは。

[ゲーム]

いただきストリート2
いただきストリート2
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エニックス (1994/02/26)
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 スーパーファミコンのゲーム。これも100円均一コーナーにソフトだけ(箱や説明書なし)で置いてありました。吉祥寺古本センターの100円均一コーナーって、本以外にもCDやゲームなどがひょいと置いてあることがある。よく考えたらすごいコーナーだよなあ。
 ボードゲームのソフトです。ちゃんと動くかどうか分からないけれど、とりあえず購入。

■「ヴィレッジヴァンガード吉祥寺店」にて
[CD]

ギルティ・プレジャーズ
アリスター
バウンディ (2006/11/29)
売り上げランキング: 8303

1.Intro
2.Cherry(「チェリー」スピッツ)
3.To Be With You(Mr.Big)
4.Tsunami(サザンオールスターズ)
5.I Saw Her Standing There(Beatles)
6.Sakura(「さくら(独唱)」森山直太郎)
7.Heaven Is A Place On Earth(Belinda Carlisle)
8.Shimanchu Nu Takara(「島人ぬ宝」ビギン)
※( )内はオリジナルミュージシャン。

 ヴィレッジヴァンガードで試聴してよかったので買ってくる。
 曲目から分かるように、カバー曲集。アリスター(Allister)はアメリカのパンク・バンドらしいのですが、2・4・8は日本語でカバー。しかもちゃんとした日本語の歌になっていて、かつノリのいいアレンジがされている。
 「TSUNAMI」や「さくら(独唱)」の原曲はそれほど好きではないのだが、このカバーはいいなあ。その他の曲も、原曲のよさを損ねていない。ビギンの「島人ぬ宝」をエレクトロなアレンジに乗せて歌うのもかっこいい。
 それから、「1.Intro」は、JR総武線の出発メロディーをアレンジしたインスト。これもちょっとプログレっぽくて面白い。
・Allister Official Site(英語)
・ALLiSTER in JAPAN(日本語・ベースのスコットScott Murphyによるブログ)

[新刊]
オンライン書店ビーケーワン:アメリカの鱒釣り・リチャード・ブローティガン〔著〕 / 藤本 和子訳『アメリカの鱒釣り』(2005.8,新潮文庫,\540)(オンライン書店bk1)
 なぜいきなりブローディガンかというと、先日まで読んでいた植草甚一氏の本(↓)の中で、訳者藤本氏の翻訳も含めて推薦していたから。
 名前は知っていたけれど、未読だったので気になっていて購入。
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一の読書誌・植草 甚一著『植草甚一の読書誌』(1994.9,晶文社,\1,529)
「待ってました! 極め付き植草流読書術のエッセンス。「鬼平犯科帳」からシムノンまで、江戸川乱歩からカルヴィーノ、ポール・レオトーまで、元祖活字中毒者の決定版「本とつきあう法」。」(オンライン書店bk1の紹介文)

■「吉祥寺・藤井書店」にて [古本]
 藤井書店には、1階と2階をつなぐ階段の壁面に200円均一コーナーがある。結構急な階段で怖いのだが、ここはいい本が安く出ていて見逃せない。本日も3冊購入。

オンライン書店ビーケーワン:笑う茶碗・南 伸坊著『笑う茶碗』(2004.9,筑摩書房,\1,680)
「青梅の由来、なまけものの節句働き、草笛光夫さんのこと、自家製グリンピースなど、ツマとの夫婦生活を赤裸々に綴る。『月刊日本橋』2000年3月号〜2004年5月号の連載分から48編を選び、加筆・修正して単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
 夫婦生活をつづったエッセイ。

オンライン書店ビーケーワン:ゲームのルール・ピエルルイジ・コッリーナ著 / 石川 顕啓監修 / 山口 英雄訳『ゲームのルール』(2003.8,日本放送出版協会,\1,680)
「審判には勝利も敗北もなく、まして栄光などない。2002年サッカーワールドカップ決勝・ブラジル対ドイツ戦ほか、名ゲームを裁いてきた世界で最も敬愛されるイタリア人審判が、その職業に関する様々なエピソードを描く」(オンライン書店bk1の紹介文)
 スキンヘッドと鋭い目つき、一貫性のあるジャッジで知られるサッカーの審判、コッリーナ氏の自伝。

オンライン書店ビーケーワン:おススメ博物館・小泉 成史著『おススメ博物館』(2002.5,文春新書,\725)(オンライン書店bk1)
 「『ユニーク』、『マイナー』、『新しい』、『応援したくなった』、『つくりたいという個人の意思が感じられた』」(p.16)などを基準に、著者が選んだ博物館を紹介する本。
 関東近郊の施設の紹介も多く、実際に行く参考にもなりそうだし、読んでいるだけでも面白そう。明治大学博物館とか昭和の暮らし博物館とか、大阪のワッハ上方とか、気になる。
 逓信総合博物館や船の科学館のような、子どもの頃に行ったことのある博物館も懐かしいなあ。

■「吉祥寺・IGGY(イギー)」にて [古本]
オンライン書店ビーケーワン:20世紀命日大事典・蕪木 和夫著『20世紀命日大事典』(1999.8,風塵社,\1,680)
「元旦から大晦日まで、毎日が誰かの命日。20世紀に亡くなった著名人366人を命日順にまとめ、その生涯やエピソードを紹介する」(オンライン書店bk1の紹介文)
 タイトルと紹介文どおりの本。ある日付に、何年に誰が何歳で亡くなったか、そしてその人にまつわるエピソードを掲載している。個人の著作なので、人選などは著者の意向があると思うが、それでも興味深い本。

オンライン書店ビーケーワン:思い出の昭和こども新聞 続・昭和こども新聞編纂委員会編著『思い出の昭和こども新聞 続 誰もが知ってたアニメ、ゲーム、マンガよもう一度!』(2007.1,日本文芸社・にちぶんMOOK,\1,000)
「昭和54年から平成元年までの「昭和」最後の歳月を新聞形式で綴る「こども文化」の集大成。巻頭特集は80’s流行語コレクション、スーパー戦隊シリーズリストなど。懐かしいあの頃の自分がいま鮮やかによみがえる」(オンライン書店bk1の紹介文)
 1979(昭和54)年から1989(平成元)年までの子どもにとっての色々な出来事を、(子ども向けの)新聞形式で紹介する本。ちょうど自分が小学生から中学生の頃なので、懐かしい。写真などもモノクロだが数多く掲載されていて、面白そう。すがやみつる先生(『ゲームセンターあらし』他)による書き下ろし四コマなども掲載されている。
 ただ、当時の世間のニュースを紹介する「この年おとな新聞は」というページは、事故や殺人などを(おそらくわざと)セレクトしていて、気楽な感じの子ども新聞との落差に、ちょっと嫌な気分になる。
 ちなみに前作に当たる本として下記があるようです。
オンライン書店ビーケーワン:懐かしの昭和こども新聞・昭和こども新聞編纂委員会編著『懐かしの昭和こども新聞 大好きだったテレビもマンガもおもちゃも大集合!』(2005.12,日本文芸社,\1,000)
「昭和38年から昭和53年までの「こども文化」の重大ニュースを新聞形式で大紹介。巻頭特集は昭和こども大年表、昭和オヤジレベルイエス&ノーテストなど。懐かしいあの頃の自分がいま鮮やかによみがえる」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:東京の美術館ガイド・朝日新聞社編『東京の美術館ガイド』(2001.5,朝日文庫,\600)
「この10年の間に、急増した美術館や各種の記念館、資料館。東京を中心にして首都圏250以上のミュージアムを紹介する。個人コレクションから国立公立の大規模館にいたるまで、これ一冊でOKの実用的カルチャー案内」(オンライン書店bk1の紹介文)
 東京・神奈川・千葉・埼玉の美術館を写真・地図・文章で紹介する本。

・『カラーブックス出版目録』(保育社)
 昭和55年1月時点での保育社カラーブックスの目録。こういう目録って、なかなか手に入らないから貴重だよなあ。
・保育社
・オンライン書店bk1>>検索「保育社 カラーブックス」

 そして、帰ってきたら通販で注文していた冊子とグッズが届いていました。

■「雑誌『GAME SIDE』通信販売」より [新刊]
・『GAME SIDE ULTIMETE GUIDE』(マイクロマガジン)
 元々は2006年8月のイベントで限定発売された冊子。
 キルタイムコミュニケーション発行時代の『ユーズド・ゲームズ』、『ナイスゲームズ』から、両誌が融合した『ユーゲー』(途中でマイクロマガジン発行に変更)、そして現在の『GAME SIDE』まで、各号の紹介。
 連載陣や編集部による書き下ろしのページなどもある。
・マイクロマガジン>>『GAME SIDE』>>『GAME SIDE ULTIMETE GUIDE』

・「ゲームサイド&G-navi」ロゴ付きオリジナルストラップ
 オリジナルのストラップも一緒に通信販売で購入。
・マイクロマガジン>>『GAME SIDE』>>「ゲームサイド&G-navi」ロゴ付きオリジナルストラップ 


2007.01.20(土)

 この日は久々に新宿へ。ディスクユニオンやブックファースト、ヴィレッジヴァンガードなどをぶらぶらする。

■「ディスクユニオン新宿本館」にて [中古CD]

姫SKA~PRINCESS SKA~
姫SKA~PRINCESS SKA~
posted with amazlet on 07.01.21
オムニバス GOLLBETTY Yum!Yum!ORANGE SKULL CANDY レトロ本舗 ナナマーラ Witchery SKANK
日本クラウン (2006/08/23)
売り上げランキング: 43250

01. WAY to YOU / GOLLBETTY
02. プレゼント / Yum!Yum!ORANGE
03. PARTY!! / SKULL CANDY
04. 走れ!スクーター! / レトロ本舗
05. How does it feel / ナナマーラ
06. JOYJOYJOY / Witchery SKANK
07. 二人のメロディー / ネコベッド
08. petite bad / マタニTV
09. リズム / 舞丹旅
10. Happy Smile / D-snick
11. THANK you for... / FRESH CHERRY SOURCE

 女性ボーカルのスカ・バンドのコンピレーション。どのバンドもノリノリでいいです。買うときはYum!Yum!ORANGE(ヤムヤムオレンジ)くらいしか知らなくて、「どうかなあ」と思っていたけれど、想像以上にいいCDだった。
 このコンピレーションには参加していないけれど、オレスカバンド(女子高校生六人組のスカバンド)などもいるし、女性ボーカル+SKAって、今年流行るかもしれないね。
・日本クラウン>>『姫SKA』

Lost and Found
Lost and Found
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YUKARI FRESH
インディペンデントレーベル (1999/07/07)
売り上げランキング: 165300

01. lost & found -hideki burger mix remixed by kaji hideki
02. lost & found -original
03. sweet mouth -short wavy edit Released
 Yukari Fresh(ユカリフレッシュ)の3曲入りマキシシングル。
 最近(というか2006年は)リリースのなかったYukari Freshですが、今年はアルバムを出すかもしれないそうです(下記のJanuary 08, 2007の日記を参照)。
・ESCALATOR RECORDS>>YUKARI FRESH
・ESCALATOR RECORDS 
・i-Radio Yukari Fresh - Radio Active Man(ネットラジオ) 

■「ディスクユニオン新宿中古センター」にて [中古CD]

sweet montage A
sweet montage A
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ANATAKIKOU
Babestar/ビクターエンタテインメント (2005/01/19)
売り上げランキング: 20158

1. WOMEN RECORD
2. 不思議なイト
3. ヌルイ雨
4. いけないところで
5. ポストマン
6. モーターガール
7. “SO”CHIME IN
8. 眠たい電車
9. パンとホープ
10. 幻想港町
 三人組のバンド、ANATAKIKOU(アナタキコウ)のメジャーデビューアルバム。松浦氏・北條氏のそれぞれが作詞作曲(そしてボーカル)を担当した曲で、雰囲気がガラっと変わるのが面白い。どちらもいい曲のだが、個人的には北條氏のコブシがきいた感じのボーカルが好き。
・ANATAKIKOU公式サイト
・レーベルBabeStar>>アーティスト>>ANATAKIKOU

Roochoo Gumbo y2k
Roochoo Gumbo y2k
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KALABISA
インディペンデントレーベル (2000/04/07)
売り上げランキング: 143563

1.Roochoo Gumbo y2k
2.肝にかかてぃ(アコースティックバージョン)
3.Roochoo Gumbo y2k〜Chatan Reggae mix〜
4.Roochoo Gumbo y2k〜Mix on the Beach〜
5.Roochoo Gumbo y2k〜カラオケバージョン〜

 KARABISA(カラビサ)は、細野晴臣・久保田麻琴・照屋林賢の三人によるユニット。りんけんバンドの上原知子も参加。「カラビサ」って、沖縄の方言で裸足のことらしいです。
 細野さんのソロアルバム『泰安洋行』に収録されていた「ルーチュー・ガンボ」と、りんけんバンドの「肝にかかてぃ」をカバー。

[古本]
・雑誌『レコード・コレクターズ 1997年11月号』

 特集はローリング・ストーンズ、ザ・バンド、伊福部昭、バッファロー・スプリングフィールド。表紙もストーンズとゴジラのコラージュ。
 伊福部昭特集が読みたくて買いました。この日、新宿のディスクユニオン全店で、一部商品を除きセールだったこともあり、お手軽な値段で手に入った。

■「ブックファーストルミネ新宿2店」にて [新刊]

オンライン書店ビーケーワン:逃亡日記・吾妻 ひでお著『逃亡日記』(2007.1,日本文芸社,\1,260)
「生い立ち・漫画家デビューから、失踪・アル中体験、そして大ブレイクと今日までの周囲の変化。誰も知らなかった吾妻ひでおがここにいる。口絵・失踪の地を行く&受賞フィーバーの顛末を描いた書き下ろしマンガも特別収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
 漫画は少しで、インタビューと写真(失踪時にホームレスとして暮らしていた場所の訪問記など)からなる本。
 『別冊漫画ゴラク』に連載していたインタビューに漫画などを書き下ろして本にまとめたものらしい。
 目次は下記のとおりです。

口絵 失踪の地を行く&妄想劇場
(失踪時に暮らしていた場所を訪ねる&メイド服のモデルさんとのグラビア写真)

MANGA 受賞する私

Chapter1 失踪時代
Chapter2 アル中時代
Chapter3 生い立ちとデビュー
Chapter4 週刊誌時代
Chapter5 『不条理』の時代
Chapter6 『失踪日記』その後
(上記はインタビュー。各章の扉や本文中に吾妻氏のカットあり。本文中には吾妻氏の写真もあり)

MANGA あとがきな私

Column
奥様アンケート
お嬢様アンケート
ファンクラブ代表が見た吾妻さん
漫画専門店店長が見た吾妻さん
逃亡された編集者が見た吾妻さん

あずま略史年表

オンライン書店ビーケーワン:ジャージの二人・長嶋 有著『ジャージの二人』(2007.1,集英社文庫,\450)(オンライン書店bk1)
 長嶋有氏の『ジャージの二人』、文庫化されましたので買ってきました。
 最初「買おうかなあ」と思いながらページをペラペラめくって立ち読みしたら、「バイオハザード」という文字が目に入った(気がした)ので、「よし、買おう!」と良く分からないところで勢いがついて、買ってきました(バイオハザードって、ゲームです)。
・長嶋有公式サイト


2007.01.23(火)

 この日は会社帰りに渋谷へ。TSUTAYA・HMV・タワーレコードなどでCDを見て、ブックファーストと青山ブックセンター(MHVの中の)を見て歩く。目的は下のCDの購入でした。

■「TSUTAYA渋谷店」にて [CD]

損と嘘
損と嘘
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倉橋ヨエコ 根上誠二 遠藤幹雄
ビクターエンタテインメント
(2007/01/24)売り上げランキング: 4040

1. 損と嘘
2. 流星(一人連弾 Ver)
3. 涙で雪は穴だらけ

 私がファンのミュージシャン、倉橋ヨエコさんのニューシングルです。
 倉橋ヨエコさんについては、下記の非公認ファンブログで日々つづっていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
・いちファンによる倉橋ヨエコ応援ブログ


2007.01.24(水)

 気になる本をbk1に注文していて、届きました。

■「オンライン書店bk1」より[新刊]

オンライン書店ビーケーワン:ネオ・アズマニア 3・吾妻 ひでお著『ネオ・アズマニア 3』(2007.1,早川書房,\651)(オンライン書店bk1)
 吾妻ひでお先生の傑作選。 収録作は下記のとおり。

ぐろぐろ動物ランド/宇宙の英雄マッド・ファンタスチック/ぱるぷちゃん/シャン・キャット/ドクター・アジマフ

 『失踪日記』も面白いけれど、この本のようなSFでナンセンス(でロリロリな)ギャグ漫画は、やはり吾妻先生の本領ではないかと思う。私はどちらも好きです。

オンライン書店ビーケーワン:イエローマジックオーケストラ・『イエローマジックオーケストラ』(2007.1,アスペクト,\2,625)(オンライン書店bk1)
 気になっていたYMOのインタビュー集、購入しました。
 CDの再発(※)の際、ライナーノーツに収録した三氏それぞれへのインタビューを収録したもの。したがって、それぞれのアルバム及び当時の状況について話を聞くような形になっている。※1999東芝EMIより、2002ソニー・ミュージックダイレクトより

 インタビュー・文は田中雄二氏(下記のような著作もあり)なので、信頼できる。
オンライン書店ビーケーワン:電子音楽in JAPAN・田中 雄二著『電子音楽in JAPAN』(2001.12,アスペクト,\3,780)
「ロックンロールの誕生と同じ1955年に生まれ、20世紀の音楽史の中でももっとも劇的だった日本の電子音楽の歴史を詳細に綴ったノンフィクション。アスキー1998年刊「電子音楽イン・ジャパン」の増補改訂版」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:電子音楽In The〈Lost〉World・田中 雄二著『電子音楽In The〈Lost〉World』(2005.3,アスペクト,\3,045)
「未来派、ミュージック・コンクレート、電子音楽、シンセサイザー音楽、ジョン・ケージからサンプリングまで電子技術を駆使した世界の音楽を記録した「レコード芸術」1600余枚を、一冊にまとめたオールカラーガイド」(オンライン書店bk1の紹介文)
・POP2*0(ポップにーてんぜろ):田中氏ブログ

出版社紹介ページより『イエローマジックオーケストラ』内容紹介を引用)

 「イエロー・マジック・オーケストラ」とは何だったのか?
 1978年からわずか5年間の活動期間ながら、日本のみならず世界中にその名を知らしめた「YMO」。
 細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏ロング・インタビューで「YMO」という時代を振り返る。
(中略)
著者からのメッセージ
インタビュー・文 田中雄二
 80年代のテクノポップブームを牽引した日本のロック史の最重要グループ、YMOの初の公式インタビュー集。02年のソニー復刻盤に収録された原稿を再構成したものだが、すでにCD所有者も多いリアルタイム世代組にとっては、嬉しい書籍化になるだろう。
 細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏という異なる個性の3人で結成され「日本のビートルズ」と呼ばれることもあった彼ら。ソニー、ホンダが海外制覇に着手を始める80年代初頭を背景に、コンピュータ・サウンドとエキゾティックな旋律で世界進出を成功させた唯一の日本人グループとしても看板に偽りはない。解散後の各人のソロ活動も、坂本のグラミー賞受賞など活躍の場は多岐に渡るが、本書のインタビューの収録場所も、サンフランシスコ(細野)、ニューヨーク(坂本)、東京(高橋)と3都市にまたがっている。自ずと話題も2回の世界ツアーの総括や海外進出で観じた軋轢など、国際色豊かなものになった。
 バブル期らしく実はピリピリしたムードもあったという93年の「再生」の相克を超え、結成25周年目のリラックスした中で行われたインタビューは各10時間。6年の活動期間の、レコード会社のビジネス的な思惑とメンバーの衝突など、今だから話せる裏話の連続には読んでいて思わず息を呑む。後期のメンバーの対立劇もファンにはよく知られているが、レノン/マッカートニーのビートルズ神話を連想させて、実にロックバンドらしい。
 ヒューマン・オーディオ・スポンジとして“再結成”を果たすのは、本書の取材の翌年。3者バラバラになったヒストリーが再び引き合い、当時の出来事がパズルのように組み合わさっていく様は本書の醍醐味といえるはず。(文:田中雄二)
(引用終わり)

2007.01.26(金)

■「オンライン書店bk1」より[新刊]
オンライン書店ビーケーワン:ネットvs.リアルの衝突・佐々木 俊尚著『ネットvs.リアルの衝突 誰がウェブ2.0を制するか』(2006.12,文春新書,\840)
「インターネットは「ウェブ2.0」というパラダイムの出現で大きな岐路に立たされた。ネット社会の理想は国家権力と激突し、インターネットの覇権を巡って国家間の総力戦が開始された! 渾身のネット社会未来論」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:次世代ウェブ・佐々木 俊尚著『次世代ウェブ グーグルの次のモデル』(2007.1,光文社新書,\798)
「Web3.0のステージを制するのは、いったいどんなビジネスモデルなのか? その可能性と、今後の方向性を読み解く。ウェブのニュース媒体『ITメディア』連載を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:吉田電車・吉田 戦車〔著〕『吉田電車』(2007.1,講談社,\540)
「漫画家・吉田戦車が電車に乗って、日本全国津々浦々を巡る旅エッセイ。カラーイラストと写真が満載。2002年12月〜2003年5月「Web現代」他連載を加筆修正してまとめる。2002年刊「吉田自転車」の続編」(オンライン書店bk1単行本時の紹介文)
・講談社MouRa>>単行本『吉田電車』(単行本時の紹介ページ)
・小学館ビッグコミックスピリッツ・SPINET>>スピリッツ連載作家DIARY 吉田戦車日記(連載中)

 朝、bk1に注文していた上の本が届く。
 昼ごろに家を出て、乃木坂へ。新しくできた国立新美術館へ行く。

 下記展示を見る。

  • 国立新美術館開館記念展「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」
  • 文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」
  • 黒川紀章展 ― 機械の時代から生命の時代へ

 まず、美術館の大きさに驚く。「20世紀美術探検」は、たっぷり三時間くらいかけて見てきました。もちろん、じっくり見たのは展示が面白かったから、ということもあるのですが。M.デュシャンのレディメイド(あの「泉」も)だとか、フルクサスのメンバーの作品とか、ハイレッドセンターの三氏(高松次郎・赤瀬川原平・中西夏之)の作品がそろって展示されていたりとか。他にも、第III部「マテリアル・ワールドに生きる」というテーマでの、コーネリア・パーカー、田中功起氏などの作品も興味深かった。
 「日本の表現力」は、1950年代以降のテレビCM・アニメーション・マンガなどの展示。こちらは展示の性格上、人も多くて(入場無料ということもあってか)、若い人も多く、ちょっと落ち着かなかったけれど、ざっと見るだけでも面白かった。
・国立新美術館

 当初の予定では、六本木まで歩いても五分くらいなので、青山ブックセンターやTSUTAYA TOKYO ROPPONGIにいこうかと思うが、疲れてしまって断念。
 ということで、美術館の地下のミュージアムショップを覗く。美術関連書を中心に、本も結構充実しています。

 乃木坂から地下鉄千代田線に乗って、そのまま小田急線で下北沢へ。ライブを見るのが目的。だがその前に、ヴィレッジヴァンガードとディスクユニオンへ。ディスクユニオンでCDを二枚購入。

■「ディスクユニオン下北沢店」にて[中古CD]

FRANKENSTEIN
FRANKENSTEIN
posted with amazlet on 07.01.28
SATORU ONO
インディペンデントレーベル (2005/04/06)
売り上げランキング: 271699
  1. Ghosts(幽霊たち)
  2. A Run Tale(作り話)
  3. Wavered In Cambridge(ケンブリッジの揺らめき)
  4. To Be Loathsome(さようならブルー・マンデイ)
  5. You And Me(静かなやりとり)
  6. Conventional People(コンヴェンショナル・ピープル)
  7. One Thousand Step(千のステップ)
  8. Public Footpath(遊歩道)
  9. Donperi(ドン・ペリニヨン)
  10. Hascach(ハスカッチ)
  11. 6AM
  12. Only In It For Saturday(土曜日の夜だけは)

 正直に告白します。ヲノサトル氏(明和電機の「経理のヲノさん」や、ブラックベルベッツで御馴染み)のCDだと思って買いました。
 「SATORU ONO(サトル・オノ)」は、小野暁氏のソロユニット。HALFBY(ハーフビー)などもCDをリリースしているSECOND ROYALからのリリース。ヲノサトル氏とは別です。  でも、このCDもいい感じ。正確な表現ではないかもしれないけれど、フロア仕様な感じもありつつ、メロディアスな雰囲気を感じます。
・SECOND ROYAL

Last Manbo in Tokyo
Last Manbo in Tokyo
posted with amazlet on 07.01.28
コモエスタス
コロムビアミュージックエンタテインメント (2000/03/18)
売り上げランキング: 299500

1. ボッサ747
2. マンマミーア!メヒコ!
3. マンボNO.2000(ラスト・マンボ・イン・トーキョウ)
4. 黒猫のマンボ(レディー・メイド・ヴァージョン)
5. ビバ!ロック(ウィズ・タッカー・アンド・エノッキー・ヴァージョン)
6. ボッサ・バロッコ

 全然知らなかったけれど、「これはきっと東京パノラママンボボーイズのコモエスタ八重樫氏に関係あるCDに違いない」と思って買ってきたら、そのとおりでした。
・comoesta yaegashi web site

 それから下記のライブを見る。 "Mutant Pop Travellers Vol.2 -Sukpatch&Harcopatchリリースパーティ-"(@下北沢CLUB Que)。HARCO・Harcopatch・Sukpatch・Motocompoの四組が出演。Sukpatchはアメリカから来日の二人組。私は初めてライブを見た。シーケンサー(たぶん)とギターのシンプルな構成なのだが、トラックも凝っているし、メロディーもけっこうポップだし、面白かった。
 HARCOさんとのHarcopatchでも、シングルになった三曲をすべて披露してくれた。


2007.01.27(土)

■「有隣堂ヨドバシAKIBA店」にて[新刊]
オンライン書店ビーケーワン:ぼくの人生案内・田村 隆一〔著〕『ぼくの人生案内』(2006.12,光文社・知恵の森文庫,\760)
「「夢っていうのは痛みの代償なんだ」 人生の達人・田村隆一が、未熟者の悩みに答えて語る、田村流「人生作法」。面白くて、哀しくて、やっぱりオカシイ「人生」のエッセンスが満載」(オンライン書店bk1の単行本時の紹介文)

 私は田村隆一氏のことは、詩人としてよりも、翻訳家として親しんできた。例えばアガサ・クリスティの作品であったり、ロアルド・ダールの作品であったり。したがって、翻訳以外の氏の文章は、きちんと読んだ記憶がない。
 実は『ぼくの人生案内』も、単行本を書店(たぶん、ヴィレッジヴァンガードだったと思う)で見かけていて、ちょっと気になっていたのだが、そのまま未読になっていた。
 文庫化されましたので、これは、と思い、買ってきました。

オンライン書店ビーケーワン:アキハバLOVE・桃井 はるこ著『アキハバLOVE 秋葉原と一緒に大人になった』(2007.1,扶桑社,\1,575)
「アキバ発、夢を実現した少女が居た。「ダメおたく少女」はいかにして自らの居場所を見つけ、アーティストへと羽ばたいたか。通じ、信じあうことへの祈りを込めて、すべての若者に捧げる魂のバイブル」(オンライン書店bk1の紹介文)

 買ってきました。最初をちょっと読むと、子どもの頃の悲しかったり恥ずかしかったりした思い出が書かれていて、改めて腰を据えて読もうという気持ちになる。
 で、結構集中して読んでいるのですが、やっぱりこの人はすごいなあと、素直に思う。100%同意見でない部分も当然あるのだが、それでも彼女が自分の好きなものを信じて、信じ続けた行動の記録を読むと、すごいと思う。


2007.1.30(火)

■「タワーレコード・秋葉原店」にて[CD]

「PICNICS」-BEST OF HARCO-[1997-2006](初回限定盤)(DVD付)
HARCO
ピーエスシー (2007/01/31)
売り上げランキング: 37687

Disc1(CD)
01. お引越し
02. 世界でいちばん頑張ってる君に
03. Night Hike
04. winter sports rainbow
05. 君の髪にふれたい
06. 巻き戻す時間
07. BE MY GIRL 〜君のデイリーニュース〜
08. 愛されたいから
09. 江ノ島ラプソディ
10. プール
11. アパート
12. バッティングセンター
13. サプリメント
14. 1分の1の地図
15. カーブミラー
16. 愛するひとのため

Disc2 (DVD -music video-)
01. お引越し
02. Night Hike
03. 巻き戻す時間
04. winter sports rainbow
05. BE MY GIRL 〜君のデイリーニュース〜
06. 部屋でクイズ!
07. 君の髪にふれたい
08. 1分の1の地図
09. 世界でいちばん頑張ってる君に

 HARCOのベストアルバム(DVD付きの初回限定盤)を買ってきました。
 HARCOさんは、過去色々なレーベルからCDを出していて、V2 RecordsからのCDは既に廃盤になっている。だから、この時期の曲を聴くことができたのはうれしい。
 個々のアルバムも名曲ぞろいですが、選曲にもこだわった(単にリリース順に曲を並べたわけではないし、シングルだけを選んだわけでもない)このベストアルバムもいいなあ。
 初回限定のDVDも、面白い。私がHARCOさんのファンになったのはまだ2〜3年前なので、それ以前のHARCOさんは、曲はCDで聴いていたけれど、姿は写真くらいでしか見たことがなかった。DVDのビデオクリップに登場するHARCOさん、若いなー。髪が長い時期もあったんですね。
・ハルコレート(HARCO公式サイト)


■「ヤマシロヤ」にて
ぷちサンプルシリーズ お気に入りの文房具 1BOX (食玩) (Amazon.co.jpの紹介ページ)
 リンク先はセットですが私が買ったのは小箱一箱。文房具のミニチュアが入っている。買うまでは中身が分からなくて、今回は「目指せ!100点」。テスト用の文房具。
 かなり小さいが、けっこう良くできている。

 ノートや単語帳には本物の紙が使われている(プラスチックではない)ので、書こうと思えば文字や絵が書けます。ペンはさすがに模型だけれどね。
 メーカーでは、他にも色々なミニチュアを作っているようです。回転寿司とか駄菓子屋、家電商品のミニチュアもあるようです。

・RE-MENT(リーメント)>>お気に入りの文房具
・RE-MENT


2007.01.31(水)

[新刊]
・雑誌『TV Bros. 2007年2月3日号(2007年2月3日〜2007年2月16日)』(東京ニュース通信社)
 特集は下記のとおり。

  • 乙女チックはとまらない!
     1970年代から2000年代までの「乙女チック」の分析と、執事喫茶のリポート。
  • Wみっちゃんinフィジーwithなぜか平井堅
     清水ミチコ・光浦靖子・平井堅によるフィジー旅行の様子。
  • 進路に迷っているそこのキミ! 目指せ! 芸人への道
     島田洋七師匠の「芸人のススメ」他。「記事に見せかけた芸人養成学校の広告なのかも」と思うような内容。
  • 新ドラここがヘンだよ!第一回

 連載で興味深かったのは、川崎和哉氏の「ネット探偵団」で百式管理人田口氏のインタビューが掲載されていたことと(下記のリンク先でロングバージョンが読めます)、ハギワラマサヒト氏が科学者へインタビューする新連載「わらしべマッドサイエンティスト」や、一瀬大志氏の「男子システム青春白書」での納豆ブーム(執筆時は捏造発覚前のとにかく納豆が売り切れている時期だったようです)への疑問など。
 今号は特集よりも連載の方が面白かった。
・100SHIKI.COM/田口元氏 | ネット探偵団 annex

 そして中でも「ロマンポルシェ。」のロマン優光氏のコラム「ド〜ンと生きてみよう」が熱いです(掟ポルシェ氏の「TVの国からギラギラ」と交互に掲載)。
 前回のみうらじゅん氏(と思われる)「童貞文化」の批判に続き、今回は現在『TV Bros.』の格闘技コーナーで連続インタビューを掲載している秋山成勲氏を批判。引用しますと、

どこの誰がそんな言い訳信用すると思ってんだよ。わざとじゃなかったなんて、そんなねぇ。そんなの通用するわけないから。今に始まったことじゃないだろ、あんたのそれ! (中略) なにが気に喰わないって、散々汚いまねしてのしあがってきといて、そのくせ品行方正面して人に好かれようとしているところがほんとに嫌だ。
(p.18)

 いやあ、来たね。そして、あわせてこれまでも批判していたボクシングの亀田一家批判も書かれている。

「あいつベルト返上しやがったぞ。本来のあの階級の選手と一試合もしないで。いつまで弱い奴探して試合してけば気が済むんだ(中略)」という非常に重要な話ができなくてストレスが溜まって溜まってしょうがない。

(p.18)

 さらに、普段コラムに関係した写真が掲載されるスペースには、かつての『キン肉マン』への読者投稿よろしく「ぼくの考えた超人です」、「残虐超人ヌルヤマン」(いずれもp.18)という文字とともに(おそらくロマン氏による)イラストが。

 いや、このコラムだけで今号の『TV Bros.』を買った甲斐がある。

 ちなみに、今号の秋山成勲氏のインタビュー記事「書く闘技通信」(インタビュー・構成:橋本達典氏)は、秋山氏へのFEG主催大会(「HERO'S」他)への無期限出場停止処分決定の記者会見が行われた1月17日の取材を元に書かれている。記者会見の2時間前に20分程度の取材をしたとのこと。
(参考)スポーツナビ 格闘技|K-1|秋山成勲戦に関する桜庭和志会見 秋山に無期限出場停止の追加処分が決定

 個人的な感想を言えば、なんとも歯切れの悪い記事。最後に「テレビ情報誌としては、テレビ中継偏重主義からくる視聴者放ったらかしの諸問題にも対処していただきたいと思うところだが……さて?」(p.29)という、よく分からない締めで終わっていたり(上の文章は、主語もないし、具体的にどんな問題があるのかの指摘もない)。
 東京ニュース通信社としては、秋山氏の写真集を出版している手前、あれこれ書かないのではと勘ぐりたくなる。

 もう一度ロマン優光氏のコラムに戻ると、「こうなったらハッキリさせてもらおうじゃないか! 俺をとるか奴をとるかを! (中略)と、とにかく俺か奴か二つに一つだ!」(p.18)という文章で終わっている。

 俺は一読者として、ロマン優光氏を取ります。今回の件に関しては。『TV Bros.』の読者の何割かは思っていただろうもやもやを、はっきり表明してくれたわけだし(ちなみに他の連載陣やコーナーで、この問題に触れた人は誰もいない)。そして、このコラムを載せた『TV Bros.』も、現時点では評価します。

 さて、次号以降、どういう方向に進むか興味がある。万が一いきなりロマンポルシェ。の連載が終わったりしたら、私は『TV Bros.』買うの止めますよ。
 でも、ロマン優光氏のコラムはスルーされて、何事もなかったかのように秋山氏のインタビュー連載が終わるのかなあ。なんだかそんな気がする。


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