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燃朗のがらくた古本日記  2006年12月の購入本

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2006年12月の古本日記

 思い返すと、12月は色々なところに行ったし、本もCDも買ったし読んだという感じです。前の月までちょいとうつうつするようなことが多かったので、それを振り払うように、という感じで。
 12月がどんなだったかは下記に書いていきますのでどうぞ。


●12月3日(日)

【新刊】■「明正堂書店アトレ上野店」にて
オンライン書店ビーケーワン:ひとりたび1年生・たかぎ なおこ著『ひとりたび1年生』(2006.12,メディアファクトリー)
「道に迷ってオロオロ、人に話しかけられてアワアワ。でもオトナの女のひとりたびって、けっこう楽しいですよ…。たかぎなおこが描く、引っ込み思案な人のひとりたび。旅の写真も満載。『リラックスじゃらん』連載に大幅加筆」(オンライン書店bk1の紹介文)
 たかぎなおこさんの新刊が出ていたので 購入してきました。一人旅、したことないなあ。東京都内は一人でぶらぶらしているけれど(友達いないし)、旅行って感じで出かけたことはない。

オンライン書店ビーケーワン:書物漫遊記・種村 季弘著『書物漫遊記』(1986.5,ちくま文庫)

(出版社の紹介ページhttp://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480020482/より引用)

この本の内容
書物の頁を繰ると、そこから不思議な幻想世界への旅がはじまっていた。戦中から焼跡へ、さらに未来へと、失われた都市の相貌を求めて、通り過ぎた奇人、変人、そして凡人たちの顔を探して、書物めぐりの旅は続く。名著、奇書、珍本…博覧強記の筆者による異色の読書案内。

目次
名前と肩書の研究―『潮文化人手帖』
不思議な節穴―武井武雄『戦中気儘画帳』
畸人ぎらい―色川武大『怪しい来客簿』
猫が食いたい―石堂淑朗『好色的生活』
吸血鬼入門―種村季弘『吸血鬼幻想』
見えない人間―『定本山之口貘詩集』
開かれた箱―坂根巖夫『遊びの博物誌』
悪への郷愁―高垣眸『豹の眼』
泥棒繁盛記―野尻抱影『大泥棒紳士館』
分家開き―谷崎潤一郎『秘密』
二階の話―古今亭志ん生『2階ぞめき』
我が闘争―吉田健一『流れ』
逃げた浅草―『正岡容集覧』
九段の怪談―内田百(けん)『遊就館』
見世物今昔考―江戸川乱歩『パノラマ島奇談』
大食のすすめ―武田百合子『富士日記』
接続法第二式―『木村・相良独和辞典』
ベルリッツ・スクール―イヨネスコ『授業』
書かれなかった本―四方八郎『ビルマ革命の内幕』
Kilroy was here―ドウス昌代『東京ローズ』
留学の成果―久生十蘭『新西遊記』
何でもないものの魅力―武田泰淳『新・東海道五十三次』

(引用終わり)

 ちくま文庫、今年も復刊フェアを行っています。昨年は翻訳が主でしたが、今回は下記のラインナップ。好き嫌いはあるかもしれませんが、村松友視『百合子さんは何色』とか、古川緑波『ロッパの悲食記』とか、いい本が復刊されているなあという感じ(私は両方とも古本屋を歩いて入手した)。

  • 種村季弘『書物漫遊記』
  • 種村季弘『贋物漫遊記』
  • 谷川俊太郎『谷川俊太郎の33の質問』
  • 鶴見俊輔・中川六平:編『天皇百話(上・下)』
  • 佐野洋子『私の猫たち許してほしい』
  • 矢川澄子『わたしのメルヘン散歩』
  • 谷崎潤一郎『美食倶楽部』
  • 伊藤俊治『裸体の森へ』
  • 古川緑波『ロッパの悲食記』
  • 村松友視『百合子さんは何色』

 とはいえ、ふたたび品切れになるのも早いかもしれませんので、気になる方はお早めに。
・筑摩書房 ちくま文庫 復刊2006
http://www.chikumashobo.co.jp/special/fukkan2006/

【新刊】■「オンライン書店bk1」より
 で、 帰ってきたらbk1に注文していた本が届きました。
オンライン書店ビーケーワン:会計士の父が娘に贈る32+1の手紙・山田 侑著『会計士の父が娘に贈る32+1の手紙』(2006.9,新風舎)
「お金という生き物は、尊くすばらしい面と醜く恐ろしい面という、ふたつの矛盾する顔を持っている。どちらの顔と付き合うかは、あなた次第。「お金とともに歩む、幸せな人生への道」を教えてくれる、お金の哲学書」(オンライン書店bk1の紹介文)
 早速読みました。3時間くらいで読めてしまうのですが、色々と考えさせてくれる、深みのある本だった。詳しくは感想を書こうと思いますが、お金は本来、手段(道具)なのに、それが目的(人を計るものさし)になってしまうと、人とお金の関係がおかしくなる、という話が、印象に残った。

オンライン書店ビーケーワン:イビチャ・オシムの真実・ゲラルト・エンツィンガー著 / トム・ホーファー著 / 平 陽子訳『イビチャ・オシムの真実』(2006.12,エンターブレイン)
「ワールドカップイヤーである2002年にオーストリアで出版されたイビツァ・オシムの独白半生記に、ジェフ〜日本代表監督時代を加筆した日本語版。その生い立ちから選手時代、また監督としての輝かしい躍進などを収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
 オシム監督や周囲の方へのインタビューをまとめた本。ジャーナリストが取材を元に書いた本とか、記者会見での言葉を分析した本など、オシム監督については色々な本が出ていますが、この本が最も監督の肉声に近いのではないかと思いい購入。さっそく読んでみます。


●2006年12月5日(水)

【新刊】■「ブックファースト渋谷店」にて

オンライン書店ビーケーワン:日本ぶらりぶらり・山下 清著『日本ぶらりぶらり』(1998.4,ちくま文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨーロッパぶらりぶらり・山下 清著『ヨーロッパぶらりぶらり』(1994.9,ちくま文庫)

 ブックファースト渋谷店で、「日本作家をちくま文庫で読む」というフェアをやっていて(ちょうど12月5日で終了)、品切れだと思っていた山下清氏の旅行記があったので購入。

■渋谷「Bunkamuraザ・ミュージアム」にて

オンライン書店ビーケーワン:エッシャーに魅せられた男たち・野地 秩嘉〔著〕『エッシャーに魅せられた男たち 一枚の絵が人生を変えた』(2006.11,光文社知恵の森文庫)

http://www.kobunsha.com/book/detail/4-334-78449-6.htmlより引用)

羽生善治氏推薦!
「芸術家の生涯は波瀾にとんだ一生が多いがその作品も数奇な運命をたどって行くものが多い。この本では美術の世界のそんな奥深さも語ってくれているようだ」(「解説」より)

「エッシャーの魔術とは、作品上に表現された不思議な図像だけではない。(中略)彼の魔術とは、人々の心と関心をからめとってしまう力なのだ」(本文より)――アウトサイダーとしての生き方を選び、エッシャーの絵に魅せられ東京で夢を追い続けた3人の男たちの青春群像。感動のノンフィクション、待望の文庫化。解説・羽生善治

〈目 次〉
はじめに――「一枚の絵は人生を変える」
1 不思議なポスター
2 ミック・ジャガーが愛した絵
3 誰も来ない展覧会
4 『少年マガジン』の表紙
5 初めてのエッシャー展
6 西武美術館の冒険
7 観客が多過ぎる
8 コレクター
9 チューリヒへ
10 反響
11 十年後
12 百年の魔術
あとがき
文庫版あとがき
解説 羽生善治
M・C・エッシャー年譜

著者・野地秩嘉
1957年、東京生まれ。ノンフィクション作家。編集者、美術プロデューサーを経て作家に。’94年『キャンティ物語』(幻冬舎)でデビュー。以後、『ビートルズを呼んだ男』(幻冬舎)、『サービスの達人たち』(新潮社)、『企画書は1行』(光文社)など著書多数。
(引用終わり)

 Bunkamuraザ・ミュージアムで行われている「スーパーエッシャー展」の会場で購入。

【CD】■「タワーレコード渋谷店」にて

WEEKEND SHUFFLE
WEEKEND SHUFFLE
posted with amazlet on 06.12.05
土岐麻子
エル・ディー・アンド・ケイ (2006/12/06)
売り上げランキング: 139

1. 君に胸キュン。
2. 夢で逢えたら
3. DOWN TOWN
4. Take Me Out To The Ballgame
5. 土曜日の恋人
6. 夏の思い出
7. September
8. SUNDAY MORNING
 土岐麻子さんの新しいカバーアルバムが発売されたので、買ってきました。今回は、YMO「君に胸キュン」、吉田美奈子「夢で逢えたら」、シュガーベイブ「DOWN TOWN」、山下達郎「土曜日の恋人」、ケツメイシ「夏の思い出」など、日本の曲もカバー。「Take Me Out To The Ballgame」は、アメリカの野球の試合中に流れる「私を野球場へ連れてって」だし、「September」はEarth Wind & Fireのカバーだし、馴染みのある曲が並ぶ。
 これらの曲が、土岐麻子さんの優しい感じの声で歌われるのが、聴いていて気持ちいい。
 ちなみに、「September」は『"STANDARDS"〜土岐麻子ジャズを歌う〜』にも収録されていましたが、バージョン違い(おそらく新録音)になっています。

【本+DVD】

ピタゴラ装置DVDブック1
ピタゴラ装置DVDブック1
posted with amazlet on 06.11.25
ポニーキャニオン (2006/12/01)
売り上げランキング: 13


 以前ブログで紹介した『ピタゴラスイッチ』のDVD、買ってきました。店頭で流れていた画像を見ていたら、思わずずーっと見続けてしまい、「こ、これは買おう」と思って買ってきました。

・2006年11月26日:NHK教育『ピタゴラスイッチ』のいちコーナー、「ピタゴラそうち」のDVDが出ます。
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/4593591.html

 この日は、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「スーパーエッシャー展」を見てきました。人が多すぎたのには閉口したけれど、エッシャーの作品を、有名なだまし絵以外の作品も含め、全般的に見ることができたのが興味深かった。
 音楽を図像化する「図式化されたJ.S.バッハの平均律(クラヴィーア曲集第1巻第1曲のプレリュード最初の4小節(半分))」とか、同じ絵(図形)を何枚も敷詰めて描く「正則分割」の作品とか、フラクタル図形のような「円の極限」、「正方形の極限」とか。
 風景のスケッチや版画も、写実的なのだが、直線で描いている部分に人工的な雰囲気を感じて、不思議な印象だった。
 CGがない時代に、これらの(CG的な)作品を作っていたことを思うと、改めてエッシャーのすごさを感じる。

・スーパーエッシャー展
 http://www.ntv.co.jp/escher/
・Bunkamuraサイト内の紹介ページ
 http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/06_escher/

 あとは例によって、いつも行くようなブックファースト、東急ハンズ、タワーレコードなどをうろうろ。


●2006.12.06(水)

【新刊】
・雑誌『TV Bros.(テレビブロス)』(東京ニュース通信社)
 主な特集は下記のとおり。

  • 映画『鉄コン筋クリート』公開記念 マイケル・アリアス×田中泯 ハードボイルド対談
    井上三太(漫画家、原作者松本大洋の従兄弟)のコメントもあります。
    オンライン書店ビーケーワン:鉄コン筋クリート・松本 大洋『鉄コン筋クリート』(小学館)
  • もうすぐ年越し どっこいしょ! ディナーショー!
    マイケル・ジャクソン初のディナーショーが日本で開催される話、など。
  • ユースケ・サンタマリア×友近
    対談。映画『酒井家のしあわせ』での共演に伴う。
 個人的に気になった記事。
・Musicのサラーム海上氏のコラムで、イ・パクサの新譜(『Highway Rap Dancing』)が出ていることを知る。
 ほ、欲しい。国内盤が出るのは期待できないが、韓国盤はタワーレコードとかAmazon.co.jpとかで買えるのだろうか。

●12月9日(土)

 この日は新宿へ。映画『パプリカ』を見ようとテアトル新宿に行くも、予定していた回がすごい人で立ち見になりそうなので、次の回のチケットを買って、時間をつぶすことにする。

 どこに行こうかと考えるが、まずはディスクユニオンの新宿本館へ。地下のJ-POP・日本のインディーズのコーナーが少しリニューアルしていました。壁沿いの棚が変更になって、通路が少し広くなった。あそこはもともとすごく狭いので、少し通路が広くなっただけでもありがたい。
 それから、新宿通り沿いの無印良品へ。なぜなら、持ってきていた折りたたみの傘の骨が折れたから。ユニクロで600円くらいで買ったのですが、一年もたなかったなあ。常にカバンに入れて持ち歩いているからなあ。
 今度は丈夫そうなものを2000円くらいで買う。

 そのまま通りの並びのディスクユニオン新宿中古センターと紀ノ國屋書店も見る。
 それから三越アルコット内のLoftへ。2007年の1月14日で閉店だそうです。店内一部製品を除き20%オフのセール中でした。だからってわけじゃないが、欲しかった文房具を購入。
 そうこうするうちいい時間になったので、テアトル新宿へ。この回もすごい数の人だったが、整理件の番号が早かったのでなんとか入場。映画の感想は下記に書いた通り。

・映画『パプリカ』(監督:今敏・原作:筒井康隆・音楽:平沢進)を観てきたよ
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/4682168.html

 映画館でサントラのCDも買う。

【CD】■テアトル新宿にて

パプリカ オリジナルサウンドトラック
サントラ
インディペンデントレーベル (2006/11/23)
売り上げランキング: 321

 帰る前に、タワーレコードとヴィレッジヴァンガード、ブックファーストに寄り道。タワーレコードで、新宿店では普段あまり行かないクラシックやアヴァン・ギャルドのコーナーに行ったら、欲しいCDがどんどん出てきてしまった。とりあえず、厳選してそれでも四枚購入。

【CD】■タワーレコード新宿店にて
・V.A.『Touch the Sound Original Soundtrack』(N 267 CD)
 エヴリン・グレニー(Evelyn Glennie)が出演したドキュメンタリー映画のサウンドトラック。エヴリン・グレニーは、8歳の頃から徐々に聴力を失いながらも、世界的に活躍しているパーカッショニスト。彼女を題材にした映画のサントラ。公開当時、映画は見ているのですが、サントラは買い逃していた。
 演奏だけではなく、彼女の操る打楽器や、彼女があるいた街の音など、色々な音が流れる。日本の小売店の店頭呼び込みなんかもありますよ。
 フレッド・フリス(Fred Frith)とのセッション「A Little Prayer」は、静かできれいな音楽。印象的。フレッド・フリスはイギリスの作曲家・音楽家で、前衛音楽では有名な人のひとり。

・ブログ:2006年04月21日:060421-03 映画『Touch the Sound』を見てくる
 http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/3260224.html
・『Touch the Sound』(日本語公式サイト)http://www.touchthesound.jp/

Electricity in Your House Wants to Sing
I Am Robot and Proud
Darla (2006/04/04)
売り上げランキング: 7125

1. Electricity in Your House Wants to Sing
2. When I Get My Ears
3. Work
4. Save Your Neck, Save Your Brother
5. Scholars and the Travellers
6. Neil Lake
7. Me vs. Heidi
8. Good Sleep
9. Man That Runs Too Fast
10. Places We're Trying to Find
11. Center Cities

 ミュージシャンもアルバムも全然知らなかったのですが、コーナーのBGMで流れていて、いい雰囲気の曲が多く、欲しくなって購入。キラキラした感じのエレクトロニカ。とはいえ、テンポは比較的ゆったりしているので、部屋でゆっくりと聴く方が似合うCD。
 曲の雰囲気はminikon(ミニコン)に近いけれど、エレポップ寄りのミニコンに比べ、アヴァンギャルド寄りという感じ。

Steve Reich: Octet; Music for a Large Ensemble; Violin Phase
Judith Sugarman Lewis Paer Chris Finckel Michael Finckel Mort Silver Richard Cohen Virgil Blackwell Steve Reich
ECM (2000/04/18)
売り上げランキング: 23843

1. Music for a Large Ensemble
2. Violin Phase
3. Octet
 Steve Reich(スティーヴ・ライヒ)ですね。試聴して、気持ちいい雰囲気だったので購入。
 ミニマルミュージックとしての反復の気持ちよさと、かといって単調にならない聴きやすさが、バランスがいいです。私個人の印象では、ライヒはかっこいい曲もあれば、やや難解な印象の曲もある。このCDの曲は、かっこいいなあ。

Cage: Prepared Piano Works
Cage: Prepared Piano Works
posted with amazlet on 06.12.14
John Cage
Brilliant Classics (2006/11/20)


 ジョン・ケージのPrepared Piano(プリペアド・ピアノ)の作品集。プリペアド・ピアノというのは、ピアノの弦に木や金属をおいた状態で演奏する方式。これがなんとも奇妙な感じの音楽になって、個人的には好き。
 とはいえそう思ったのは聴いてからであって、最初は三枚組みでえらくお買い得な価格だったので、買ってみたのです。

 最後にヴィレッジヴァンガードでプラモデルを。

■ヴィレッジ ヴァンガード 新宿ルミネにて

・『ガンプラコレクション vol.1』(バンダイ)

ガンプラコレクション vol.1

 初代の「機動戦士ガンダム」1/144スケールのプラモデルを1/2サイズにしたミニプラモデル。買うまで中身が分からない、というタイプのトレーディングフィギュア形式です。
  中に入っている箱も、かつてのプラモデルと同じという芸の細かさ。プラモも、サイズは小さいですが接着剤不要で組み立てができます。
 今回は「グフ」が出ました。ちょっと集めてみたくなるなあ。

・バンダイ > ガンプラコレクションhttp://bandai-hobby.net/collection/placolle/
ガンプラコレクション1 (BOX) Amazon.co.jp で詳細を見る

ガンプラコレクション2 (BOX)
バンダイ (2006/12/29)
売り上げランキング: 9514



●2006.12.13(水)

【新刊】
■BOOKSりんご屋清澄白河店にて

オンライン書店ビーケーワン:まだある。 玩具編・初見 健一著『まだある。 玩具編 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ 』(2006.12,大空出版・大空ポケット文庫)
 子どものころが思い出されて懐かしく、かつ今でも買える商品を紹介する「まだある。」シリーズの最新作。ひとりの著者が書き続けることには、年代や地域が限られるという意味でそろそろ限界を感じる。複数の担当者が書く形式の方が、より面白くなるような気もする。
 ただ、自分が子どもの頃に持っていた、欲しかったものを思い出させてくれるという意味では、やはり貴重な本。
・大空出版 > まだあるなびhttp://www.ozorabunko.jp/arunavi/

オンライン書店ビーケーワン:スケッチは3分・山田 雅夫著『スケッチは3分』(2006.11,光文社)
「速ければ速いほど、絵はうまく描ける! えんぴつで下描きすることなく、いきなり黒のペンで線描写を始める線画主体の絵。3分から5分程度で完成する「ちょいとスケッチ」、略して「ちょいスケ」の技法をご紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
 気になっていたスケッチ指南の本、買ってきました。実は下の本も読みかけなので、合わせて読みながら勉強しようと思います。スケッチブックと黒の色鉛筆も買ってきました。
オンライン書店ビーケーワン:えんぴつ1本ではじめるイラスト手習い帖・兎本 幸子著『えんぴつ1本ではじめるイラスト手習い帖』(2006.5,エムディエヌコーポレーション)
「イラストレーターの入り口にようこそ。「図解」と「らくがきレッスン」で、イラストレーションの基礎技法を楽しく、簡単に学びましょう! らくがき感覚で本に直接描きこめる「TRY」ページ付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

清澄白河SHUGOARTS(シュウゴアーツ)

 この日は、清澄白河へ。隅田川のそばにあるギャラリー「SHUGOARTS(シュウゴアーツ)」で行われていた 「森村泰昌展『烈火の季節 / なにものかへのレクイエム・その壱』」を見てきました。
 このギャラリー自体がなかなかすごくて、倉庫を改装して作られています。かつて、そんなニュースを聞いた記憶があったが、ここだったのかあ。周りにも、いかにも倉庫って感じの建物が多く、ギャラリーの入っている建物も、下のフロアは別の会社が倉庫として使っています。5階から上が、SHUGOARTS他ギャラリーとして使われている。なんだか、ギャラリーの佇まい自体がインスタレーションのような感じ。

清澄白河SHUGOARTS(シュウゴアーツ)

 森村氏の展示は、頂いたパンフレットによると「『20世紀的なるもの』と『男たち』をキーワードに」した写真展。例えば、社会党の浅沼稲次郎委員長が刺殺された事件、ケネディ大統領暗殺犯の銃殺、三島由紀夫の市ヶ谷駐屯地での演説などを模した写真が展示されている。いずれも、登場人物は森村氏が演じている。それはメインの人物だけでなく、写真に写る人物はすべて森村氏になっている。顔だけをコラージュしているのか、全身写真を撮影してコラージュしているのかは私が見た限りでは判断できなかったのですが、とにかく奇妙な印象を受ける写真だった。だって、被害者も加害者も傍観者も同じ人の顔なのだもの。これはなんとなく不気味。

 三島由紀夫を模した作品では、映像も制作されたようで、モニタで流れていました。演説の内容は、今の日本の芸術を憂えるというもの。この森村氏の演説の様子が、三島由紀夫に見えるのが面白かった。森村氏というと、「女優シリーズ」など、女性に扮した作品が多く、女性的なイメージを持っていたので、この男らしさは意外に感じた。それから、この映像のラストは、誰も森村氏の演説を聞いていない平和な雰囲気の公園を、森村氏の後ろから撮影した俯瞰の映像になっている。それまでの氏の演説の内容を無にしてしまうような映像。初めに見た時はちょっと笑ってしまったが、もう一度見ると(あまりにインパクトがあって二回見てしまった)、今の日本の弱さのようなものを感じた。
 展覧会初日には、森村氏が映像と同じ内容のパフォーマンスを披露したらしい。これは見たかった。

・SHUGOARTShttp://www.shugoarts.com/jp/
・森村泰昌 芸術研究所
http://www.morimura-ya.com/

 その帰りに、清澄白河駅のすぐそばのBOOKSりんご屋という書店に入ってみる。平凡な町の本屋さんかと思ったら、なかなかいいお店だった。入口のすぐそばには東京の本が並び、雑誌の棚の前に、単行本・文庫本にかかわらず関連本を並べるという、独特な棚づくり。
 店内の半分くらいは漫画だし、店としてもそれほど大きくはないが、いい雰囲気の書店だと思った。自分の住む町にこういう書店があればいいなあと思わせてくれる。


●2006.12.16(土)
 この日は、まず新宿へ。

■「ブックファーストルミネ新宿2店」にて 【新刊】
オンライン書店ビーケーワン:よつばと! 6・あずま きよひこ著『よつばと! 6』(2006.12,メディアワークス)
 単行本が出れば即買っている数少ない漫画の一つ『よつばと!』、最新刊を買ってきました。

 その後、タワーレコードへ。土岐麻子さんのインストアライブを見てきました。
 披露してくれたのは、ニューアルバム『WEEKEND SHUFFLE』からのカバー曲と、オリジナル曲。ライブで土岐さんの歌を聴いたのは初めてでしたが、つくづく、きれいな声だと思った。もちろん、声だけでなく、ご本人の佇まいも含めて素敵なのだが、やはりあの声をライブで聴けたというのが、嬉しかった。

・土岐麻子オフィシャルホームページ:http://tokiasako.com/
WEEKEND SHUFFLE土岐麻子『WEEKEND SHUFFLE』(Amazon.co.jp)

 それから、JR中央線で中野へ。久々に中野ブロードウェイに行く。目的は、中にある音楽のセレクトショップ「shop MECHANO(ショップ・メカノ)」。テクノポップ、エレポップ系のCDが、洋・報を問わず、また自主制作のCD-Rなども含めて揃っている。

shop MECHANO(ショップ・メカノ)

 一度行ってみたいと思っていたのだが、なかなか機会がなく、初めて行ってきた。
 いやあ、すごかった。個人的にはものすごく好きな音楽のCDが多数ありました。あまりたくさんは買いませんでしたが、それでも6枚購入。
・shop MECHANO:http://members3.jcom.home.ne.jp/mecano/

2006.12.16(土)購入
■中野「shop MECHANO」にて 【CD】

・THE ELECTRICK LOVE『エレクトリックラヴ登場』
 THE ELECTRICK LOVEは、女性三人組(らしき)ユニット。AllAboutのテクノポップ(ガイド:四方宏明)の記事を読んでいて気になっていたのですが、自主制作のCD-Rで、ブログからの通信販売かショップメカノでの扱いのみのため、この機会に購入。
 ジャケット(ブログで見ることができます)がドット絵の二頭身女性キャラなので、YMCKみたいな音楽をイメージするかもしれませんが、どちらかというとニューウェーブっぽい。かっこいい。

・THE ELECTRICK LOVEhttp://electrick.seesaa.net/(公式ブログ・試聴も可能)
・AllAbout > テクノポップ(ガイド:四方宏明)> アーティスト・インタヴュー:謎の女性トリオ、エレクトリックラヴ登場
 http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20060612A/index.htm

・デジタルス『ベータビデオの悲劇』
・デジタルス『ホップ・ステップ・テクノポップ』

 デジタルスは札幌のアマチュアテクノポップユニット。どちらもテクノポップのパロディ。CD-R。
 『ホップ・ステップ・テクノポップ』は、YMOやクラフトワークなどをパロディした曲があり、他にも聴いたような曲が色々。音も、いかにも「テクノポップ」という感じで、でもいい意味で間が抜けていて、面白い。
 『ベータビデオの悲劇』は、レコードのシングルサイズのジャケットを作ったCD-R。このジャケットが、曲タイトルどおりバグルス(The Buggles)『ラジオ・スターの悲劇』のパロディ・ジャケで、最高。DEVOがバグルスしているジャケ。そうとしか表現しようがない。ちなみに二曲入りで、B面(敢えてそう呼ぶ)は「アナル・ゲイの悲劇」。これは「エノラ・ゲイの悲劇」のパロディですね。こういうの、好きだなあ。
・ホタテクノ(レーベル)http://web.mac.com/hotatekno/

AISSLE
AISSLE
posted with amazlet on 06.12.18
有頂天
ポニーキャニオン (1987/06/21)
売り上げランキング: 103816

1. カーテン
2. MEANING OF LOVE
3. FINE
4. 本当は彼が一番利巧なのかもしれない
5. 僕らはみんな意味がない
6. スリーパー
7. みつけ鳥~グリム童話より~
8. ダンス
9. 俗界探険隊
10. KARADA
11. インサート
12. 一進法パレエド
13. 隠れん坊
14. ナチュラル・カタストロフィー
15. カーテン
16. シュート・アップ

 有頂天の『AISSLE』は既に廃盤なのですが、メーカー在庫だった新品らしく、定価で販売。
 昔新品を見つけながら購入せず、その後中古で見つけてもプレミア価格ばかりだったので、購入を決める。

【中古CD】

HIMALAYA
HIMALAYA
posted with amazlet on 06.12.18
ROCO
インディペンデントレーベル (2001/09/26)
売り上げランキング: 116592

1 こわい夢
2 オーバーヒート
3 またひとつ
4 キャッチ
5 ねーねーどっち

 ROCOの廃盤となっているファーストアルバムを偶然見つける。なかなか見かけないCDなので、即購入を決意。今のような、色々な音を使ったジャズというよりも、多彩な曲調のアルバムなのが、逆に新鮮。
・ROCO公式サイト「キマグレノゾキアナ」http://www.worldapart.co.jp/roco/

TINY LACK’N’ROLL
TINY LACK’N’ROLL
posted with amazlet on 06.12.18
MOTOCOMPO
インディペンデントレーベル (1999/10/08)
売り上げランキング: 318551

 MOTOCOMPO(モトコンポ)のマキシシングル。初めて発売されたCDのようです。まだ四人組のユニットの頃。CDケースも厚手のビニールジャケットになっていて、CDもソノシートっぽい色使いがされていて、凝っています。
・motocompo onlinehttp://www.motocompo.com/

 その後、ブロードウェイ内の書店やCDショップを見て歩く。もう一枚CDを購入。

■中野「recomints PART-1」にて 【中古CD】
・LONG VACATION『LONG VACATION'S TOUCH Vol.1』

 元有頂天のケラさん(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が1990年代に結成していたLONG VACATIONのCD。大瀧詠一の「君は天然色」のカバーや、有頂天の『オードリー・ヘップバーン泥棒』の(ケラさんにとってはセルフ)カバーも収録されている。

 これで終わりかというと、今度は渋谷へ。ただ、渋谷では食事だけして地下鉄で外苑前へ。ライブハウス「月見ル君想フ」でライブを見る。

SUIKA夜話@青山「月見ル君想フ」

■青山「月見ル君想フ」にて 【CD】
・SUIKA『HARVEST FOR THE STRIPES』(フランス盤)

 ライブを主催し、出演したHIP HOPユニットSUIKA(スイカ)のCD。1stアルバムをフランスでリリースしていて、そのフランス盤。収録曲は1stと同じ(もちろん日本語のまま)なのだが、リリック(歌詞)は仏語訳されてブックレットに掲載されている。それから、リミックスCDもついているので、個人的にはこちらがより楽しみで購入。
 SUIKAのことは何度か紹介していますが、MC・ポエトリーリーディング・MC+ウッドベース・エレピアノ(ウーリッツア)・パーカッションという五人組。DJはいなくて、すべて生演奏。いわゆるHIP HOPやラップのイメージとは違っていて、それがまたかっこいい。

 この日は、約9ヶ月ぶりの主催ライブ「SUIKA夜話」。共演は、小林大吾・Romancrew(ロマンクルー)・降神(オリガミ)というラップ・ポエトリーリーディングのパフォーマー。小林大吾さんのリリックの文学性にしびれ、Romancrewのノリでテンションが上がり、降神の独特の空気感に圧倒され、SUIKAではひたすら盛り上がるという、そんなライブだった。
 SUIKAは、これからもできるだけライブに行きたいミュージシャンのうちの一組。

・SUIKA公式サイトhttp://www.suikaweb.com/
・月見ル君想フhttp://www.moonromantic.com/


●2006.12.17(日)

 この日は、森下文化センターへ、講座「編集者が語る マンガの世界」を聴講に行く。講師は南伸坊氏。ガロの編集者だった頃のお話。初代の編集長だった長井勝一さんのエピソードなど、色々と興味深いお話を聞くことができた。
 それから、久々に神保町へ行く。日曜日だし、夕方だし、あまり古本屋が営業していないのは承知の上で。靖国通りを九段下側から小川町(お茶の水)側に向かって歩きながら店を覗く。

■「@ワンダー」にて【古本】
オンライン書店ビーケーワン:パプリカ・筒井 康隆著『パプリカ』(1997.4,中公文庫)
 先日アニメ化された映画を見て気になっていた『パプリカ』、原作を購入しました。

 あとは書店では東京堂書店(本店とふくろう店)、神保町古書モールを見た程度。CDショップは、ディスクユニオン神保町店、ジャニス2・ジャニス3を回る。ヴィレッジヴァンガードにも行きました。
 購入したCDを紹介します。

■「ジャニス3」にて【中古CD】

That's Entertainment
That's Entertainment
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Cymbals 沖井礼二 土岐麻子 矢野博康
ビクターエンタテインメント (2000/01/21)
売り上げランキング: 10550

1. Show Business
2. What A Shiny Day
3. So You Want To Be A ROCK’N’ROLL STAR 4
4. Rain Song
5. So What?
6. So You Want To Be A ROCK’N’ROLL STAR 5
7. RALLY
8. Air Guitar
9. ANSWER SONG(alternate mix)
10. Mach 0.8~亜音速による移動~
11. So You Want To Be A ROCK’N’ROLL STAR 6
12. My Brave Face
13. Muzak Cycle
14. What’s Entertainment?

 土岐麻子さんがボーカルを務めていたCymbals(シンバルズ)のファースト。Cymbalsは聴いたことがないので、どんな感じなのか興味があって購入。

St.Wonder
St.Wonder
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METALCHICKS
インディペンデントレーベル (2006/07/21)
売り上げランキング: 39644

 METALCHICKS(メタルチックス)は、「buffalo daughter」のギター、シュガー吉永と、元「DMBQ」・「OOIOO」のドラム、吉村由加によるユニット。このアルバムはMETALCHICKSのセカンドアルバムであり、映画『笑う大天使』のサントラでもある。

イキって生きろ!
イキって生きろ!
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アナム&マキ 河島亜奈睦 松岡モトキ 本夛真季
ワーナーミュージック・ジャパン (2000/11/22)
売り上げランキング: 163159

1. バーカ!!
2. 愛のテレパシー
3. Good Night(オリジナルヴァージョン)
4. さぼてん
5. 眠れない
6. おもちゃ
7. 春
8. 戦え!野良犬
9. 存在
10. オモテウラ
11. 2人だけの
12. あいまいな関係

 11月にライブで見て、結構衝撃を受けたアナム&マキのファースト・アルバム。

■「ジャニス2」にて【中古CD】
 ジャニス2では、レンタルで使用していたCDを格安で並べている棚があり、意外なCDが見つかっ楽しいのですが、今回も3枚購入。

ひとつやふたつ
ひとつやふたつ
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ベベチオ
インディペンデントレーベル (2004/10/20)
売り上げランキング: 61394

1. 12月の晴れの日
2. くだものをください
3. はちみつハウス
4. ノンノン
5. ララバイ
6. 月もまあるい
7. 橋をわたれば

 ベベチオも、以前ライブで演奏を聴いて、気になっているバンドのひとつ。このCDはセカンドアルバムです。

New Visions of Electro
New Visions of Electro
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Various
Under One Sun (1999/03/26)

 エレクトロのコンピレーションです。参加しているミュージシャンも知らない名前ばかりだったのだが、思い切って買う。店が独自につけていた帯に、「80S系と踊らす系がバランス良く収められている」とあったのが気になって。
 ちなみに、スペインのレーベルのコンピレーションのようですが、詳細はよく分からない。サイトもURLを入れたら、別の(というか宣伝用リンクだけの)全然関係ないサイトになっていました。

Creative Playthings
Creative Playthings
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Electric Company
Tigerbeat6 (2004/10/05)
売り上げランキング: 242960

1. Stand Close, Don't Flatter Yourself
2. Rainbow of Traction
3. Crab Eating Fox
4. Early Teeth
5. Theme from the Mushroom Shaped Tongue
6. Is There Another Door to Door?
7. Cancer and My Name Is Larry
8. Crates of Dead Orange Markers
9. Last Anus for 17 Miles
10. Jarhead
11. Vernal Blue Extract
12. Recalcitrant Remote Comptroller
13. Eighteen Hard Feelings
14. She'll Be in Foal Again
15. Murexes and Sacoglossans
16. Purveyor of Delusion
17. Other Numbers Besides Locomotion
18. Little Chachalaca

 このCDも詳細不明だったのだが、エレクトロニカのCDという紹介の帯(これもお店独自の帯)があったので、買ってみる。Electric Companyというユニット名もいい。レーベルのTigerbeat6は、アメリカのテクノ・エレクトロ系のレーベルのようです。

■「ヴィレッジヴァンガードお茶の水店」にて【CD】
・arthur『Rakuda』(SDCM730-18)
 これまた全然知らなかったのですが、ヴィレッジヴァンガードのBGMになっていて、曲の雰囲気が印象的で買ってくる。arthur(アルチュール)は男女二人組のユニットのようです。
 ボーカルの女性の歌声は、ROCOをもう少しはかない感じにしたような雰囲気。曲の感じは、色々な音を使っているけれど、きちんと印象に残るメロディーもある。なんとも不思議な感じ。一曲目の「pipo」は、パッヘルベルのカノンをモチーフにしているのかな、と思わせる部分もある。これが上手く溶け込んでいる感じで、いい曲になっています。
 下の*rakuda*公式ページで、全曲の試聴が可能です。
・arthurhttp://arthur.pinoko.jp/
・*rakuda*公式ページhttp://dididodada.com/(音が出ます)

 そして、家に帰ってきたらbk1に注文した本が届いていました。

■「オンライン書店bk1」より【新刊】
オンライン書店ビーケーワン:バイトくん 6・いしい ひさいち著『バイトくん 6 禁じられたあくび (双葉文庫 ひさいち文庫)』(2006.12,双葉社,\600)
(出版社の紹介ページhttp://www.futabasha.co.jp/?isbn=4-575-71329-5より引用)

格差社会もなんのその、笑うてなしゃあないビンボな日々をまったりと描く大河4コマ!! これを読まずして平和ボケを語るなかれ!! 第54回菊池寛賞受賞!! 巨匠いしいひさいちのデビュー作にしてライフワーク『バイトくん』シリーズ文庫決定版、瞠目の第6弾!! ああ、そうだった。人生はこんなに安直だったんだ。
(引用終わり)
オンライン書店ビーケーワン:女(わたし)には向かない職業 2・いしい ひさいち著『女(わたし)には向かない職業 2 なんとかなるわよ』(2006.11,東京創元社,\500)
(出版社の紹介ページhttp://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3639より引用)
ミステリ作家・藤原瞳はいかにして形成されたのか? 高校生時代、小学校教師時代にも垣間見える、作家としての輝く文才。そして今もかわらず超テキトーな「なんとかなるわよ」的性格。豪放磊落大胆不敵。ちょっとやそっとじゃ動じない、そんな藤原先生の自由気ままな日常生活を、ドタバタ四コマ漫画でお贈りします。おなじみホームズとワトソンに、A先生や(依願)退職刑事など、充実のおまけ漫画も嬉しい、文庫化第二弾!
(引用終わり)
オンライン書店ビーケーワン:ライ麦畑でとっつかまえて・いしい ひさいち『ライ麦畑でとっつかまえて いしいひさいち選集 39』(2006.11,双葉社・アクションコミックス ドーナツブックス,\450)
 気になっていたいしいひさいち氏の文庫・新書、まとめて注文したのが届きました。

オンライン書店ビーケーワン:ネオ・アズマニア 2・吾妻 ひでお著『ネオ・アズマニア 2 ハイパードール』(2006.12,早川書房・ハヤカワコミック文庫,\651)
(出版社の紹介ページhttp://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20873.htmlから引用)

〈二次元ツンデレ美少女登場!〉表題作全話、「プリティギャルズ」全話他、とてもかーいくてとても危うい美少女作品集

2次元から飛び出した美少女ランジェが活躍する「ハイパードール」、個性的でわがままいっぱいの少女たちが勢ぞろいした「プリティギャルズ」、少女の奇怪な日常を描く「パンドラ」、女子高生ヒロコを襲った異常な災難「蛮人ヒロコの逆襲」他、「島島ランド」「狂乱星雲記」を収録。とってもかーいいのに、すっごく危うい美少女たちのオンパレード! これがツンデレなのだ! 描き下ろし「らくがきBook」「あとがき」
(引用終わり)
 吾妻ひでお氏の文庫も出ていたので、あわせて購入。

オンライン書店ビーケーワン:声をなくして・永沢 光雄著『声をなくして』(2005.5,晶文社,\1,890)
「インタビューの名手として知られる著者は43歳の或る日、下咽頭ガンの手術で声を失ってしまう。その闘病生活を1年にわたり赤裸々に綴った日記。何があっても生きる。だから、みんなも生きて欲しいというメッセージを贈る」(オンライン書店bk1の紹介文)
 先日亡くなられたノンフィクション作家永沢光雄氏の著作。下咽頭ガンで声を失い、その他にも体や心のあちこちに病を抱えた著者の、2004年の日記。
 ちょっと読み始めています。体の具合がかなりつらそうで、でも失礼ながらなんだか情けなすぎて笑うしかない気持ちになってきて、徐々に永沢氏が好きになってくるような、そんな内容。そして、もう著者が既にこの世にいないのだと思うと、なんだか無性に切なくなる。


● 2006.12.21(木)
■「タワーレコード新宿店」にて【CD】

ENTER THE FUNNIEST TEMPLE
ENTER THE FUNNIEST TEMPLE
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シンドバット feat.タカツキ
インディペンデントレーベル (2006/12/20)
売り上げランキング: 13575

1. Enter the Funniest Temple
2. Take Us There
3. Counterattack of Django the Drunken
4. The Weir Kitchen Range is an Inside
5. The BUS (The Great BUS a.k.a The BUS)
6. My Island's Name
7. Welcome to the Mature Side
8. Parallel Music
9. Around'n'Round
10. Ms. Blue Daisy and Mr.Oaktree

 SUIKAのタカツキさんがリリックを、DJ・トラックメイカーユニットSINDBADの鳥井本英樹さんがトラックを作成したCD。

■「ヴィレッジヴァンガード新宿ルミネ」にて【CD】

Ska: The Second Wave
Ska: The Second Wave
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Various Artists
Beloved (1998/09/15)

Best of British Ska: Live
Best of British Ska: Live
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Various Artists
Action Replay (1995/08/16)

 SKAのコンピレーションCDを二枚

 この日は、仕事を定時で終わらせて新宿へ。東急ハンズとか、Loftとか、無印良品などに立ち寄って、文房具などを色々と買い込む。タワーレコードとヴィレッジヴァンガードにも行く。
 本当は、この日細野晴臣さんのCD+DVD4枚組セットの発売予定日で、これを買うのも目的のひとつだったのだが、残念ながら2007年2月に発売が変更になったようです。むー。
 でも、欲しかったシンドバット feat.タカツキのCDも買えたし、ヴィレッジヴァンガードでSKAのCDも安く手に入ったのでよしとしよう。

新宿南口の高島屋タイムズスクエア

 新宿南口の高島屋タイムズスクエアのあたりでは、毎年恒例のイルミネーションが。でも、私クリスマスイブも大晦日も朝6時起きで仕事なのよね。くー。


●2006.12.23(土)

■「オンライン書店bk1」より【新刊】

オンライン書店ビーケーワン:NICE AGE・田山 三樹編著『NICE AGE YMOとその時代』(2007.1,シンコーミュージック・エンタテイメント,\2,100)
「日本が生んだ世界のイエロー・マジック・オーケストラ、YMOとはなんだったのか。YMOと同じ時代を駆け抜けたミュージシャン、制作スタッフ、関係者らによる証言で、YMOが活動した「狂熱の時代」を再検証する!」(オンライン書店bk1の紹介文)
  気になっていた本、購入しました。

・出版社の紹介ページ:http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=0630807
(上記URLより引用)

日本が生んだ世界のイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)。
いまだ熱狂的な人気を誇るYMO、その彼らを支えたミュージシャンや制作スタッフ、関係者らによる貴重な証言で、YMOが活動した“狂熱の時代”を再検証する。渡辺香津美、鮎川誠、土屋昌巳、クリス・モスデルらの取り下ろしロング・インタヴューを始め、松武秀樹(マニピュレーター)と寺田康彦(レコーディング・エンジニア)との対談、北中正和(音楽評論家)と著者との対談など、読み応えタップリのYMO本。巻頭には70ページ以上にわたる詳細なリーディング・ヒストリーを掲載。

(引用終わり)


2006.12.25(月)
■「下北沢440」(ライブの物販)にて [CD]

・MeganeWrench『SPECIAL DEMONSTRATION DISC』
 この日ライブで見たMeganeWrench(メガネレンチ)のCD-R。しっとりめの曲とノリノリの曲と、それぞれ一曲ずつ購入。MeganeWrench(メガネレンチ)をライブで見たのは二回目ですが、かっこいい。ベース・ボーカルの古城氏とドラムの一之瀬氏は、いつも倉橋ヨエコさんのライブをサポートしているのだが、MeganeWrenchではまた違った魅力がある。


2006.12.26(火)
■「ヴィレッジヴァンガード・下北沢店」にて [CD]
・V.A.『THE BIG BAND ERA』

BIG BAND 10 CD WALLET
BIG BAND 10 CD WALLET
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V/A
DOCUMENTS (2006/08/31)
売り上げランキング: 241458

CD 1: Benny Goodman & His Orchestra
CD 2: Count Basie & His Orchestra
CD 3: Glenn Miller & The Army Force Band
CD 4: Duke Elington & His Orchestra
CD 5: Tommy Dorsey & His Orchestra
CD 6: Woody Herman & His Orchestra
CD 7: Artie Shaw & His Orchestra & Gramercy Five
CD 8: Harry James
CD 9: Benny Carter
CD 10: Gene Krupa

 Big Band Jazzの10枚組コンピレーション。どうですかこのメンツ。けっこうすごいですよね。これがまた安くて、「うひょー」と思って買ってきました。

・Django Reinhardt(ジャンゴ・ラインハルト)「Out Of Nowhere」

Out of Nowhere
Out of Nowhere
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Django Reinhardt
Gfs


 ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt)の音楽を聴いていると、私はサイレントのコメディ映画(バスター・キートンとか、ローレル&ハーディ)や、あとはなぜか料理番組を思い出す。なんとなく、GMに使われていそうな雰囲気があります。

・V.A.(V-NECK AFTERNOON)「PEEK-A-GROOVE!」

 mixCD。ノリのいいジャズを中心にした曲をつないでいる。V-NECK AFTERNOONや、その前身であるTAMORI-GRAPHICのmixCDは、ヴィレッジヴァンガードで見かけては買っているのですが、いずれもかっこいい。今回もいい感じです。

 12月25日、26日は、両日とも下北沢へ。25日は、恵比寿で映画も見てきました。それぞれの様子はブログに書きましたので、興味をお持ちの方はどうぞ。

・「いちファンによる倉橋ヨエコ応援ブログ」
 12/25:http://blog.goo.ne.jp/yoekofan/e/863ad35e416ba288eef0526ff07967fc
 12/26:http://blog.goo.ne.jp/yoekofan/e/3d44f44e0d20e66c39ab436791b838a5

・ブログ「本と音楽の日々」>>アニメ映画『時をかける少女』感想:原作をうまくアレンジした良作
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/4790487.html


2006.12.29(金)
■定期購読雑誌 [新刊]

GAME SIDE (ゲームサイド) 2007年 02月号 [雑誌]

マイクロマガジン社
売り上げランキング: 1983


 定期購読しているゲーム雑誌。特集は、「今、本当に遊びたいファミコン」。任天堂のWiiで、過去のゲーム機のゲームを遊べる「バーチャルコンソール」というサービスが行なわれているので、そこで遊びたいファミコンのゲームを紹介する。ファミコンの『アイドル八犬伝』を制作した、現(株)ニックナックの安藤君平氏へのインタビューや、結構マイナーなファミコンゲームの紹介など、熱い。
 他にも、PS2の『レッスルエンジェルス サバイバー』(女子プロレスを題材にしたゲーム)発売を記念して、「レッスルエンジェルス」シリーズのクリエイターへのインタビューなど、結構熱の入った内容。

 ここ数号の中では、最もいい内容のように思う。2006年の初め頃は、雑誌としてちょっと迷走した感もありましたが、安定してきた気がする。とりあえず、次の定期購読も申し込みます。
・マイクロマガジン>>ゲームサイド:http://www.microgroup.co.jp/gs/

■「ヴィレッジヴァンガード・Yahoo!店」より [雑貨]
・「ヴィレッジヴァンガード福袋2007年版」
 ヴィレッジヴァンガードの福袋、今年はネットショップから購入しました。
 オレンジの袋、結構派手です。お店で買う人は、目立っていい感じだろうと思います。

 中身は秘密。個人的には、結構細かい雑貨が多かったのが嬉しい。インテリアは部屋には置ききれないので、雑貨の方が使いやすい。

・「ウルトラウェーブクリーナーブルー」

 メガネや金属製のアクセサリーの洗浄機。中に水を入れて、電池で振動させて洗う仕組みのようです。レンズというよりも、フレームの汚れやホコリを取り除くタイプのようです。
 私は時々メガネを水洗い(普通に水道水だけで洗う。眼鏡屋さんでその方法は「あり」だと聞いたので)しているのですが、この機械は便利そうなので購入。
 水だけで洗剤は使わないそうなので、メガネが痛むこともなさそうです。


2006.12.31(日)
 思えば、2005年の大晦日も仕事で、帰りに御茶ノ水のディスクユニオンとヴィレッジヴァンガードへ行ったのでありました。
 「2005年の大晦日も」ということは、2006年の大晦日も行ってきました。ただ、年末結構仕事でへろへろだったので、見る気力はあっても、買う気力を欠いてしまう(「持って帰るの重そうだし」などと思ってしまう)。
 でも、ヴィレッジヴァンガードでステッカーを買ってくる。

 「TIME AND TIDE WAIT FOR NO MAN」。ステッカーの台紙には訳が書いてあって、「時間は誰も待ってくれない」とありました。「歳月人を待たず」の英訳がこれ、というのが一般的な認識のようです。

 ということで、2007年も時間に負けないように突っ走りたいと思います。


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