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燃朗のがらくた古本日記  2006年11月の購入本
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2006年11月の古本日記

 11月は、個人的にはかなり色々なことがありました。正直言って、主としてあまりいいことがなかった。しかし、そんな中だからこそ本を買った、という感じですかね。最終的に自分が大事にしたいのは、本を買い、読み、それについて書くことだと改めて思いました。
 そんな11月の購入記録です。

●11月1日(水)

【新刊】■定期購読誌

定期購読しているゲーム専門誌です。特集は「『王道RPGの伝説』後編」。1993年から2001年までのRPGの振り返り。

●11月3日(金)

【新刊】■「オンライン書店bk1」より
オンライン書店ビーケーワン:明和電機の広告デザイン・中村 至男著 / 土佐 信道著『明和電機の広告デザイン』(2006.10,NTT出版)
「アートユニット「明和電機」の13年間にわたるユニークなデザインの発想と制作過程を解剖するヴィジュアル・ブック。アーティストとデザイナーの協同作業のヒューマン・ドキュメントとしても、読み応えのある本」(オンライン書店bk1の紹介文)
 1993年、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)在籍時から、明和電機のグラフィックデザインを手がける中村至男氏による回想。これまでのポスター・CDジャケットなどがカラーで多数掲載されていて、見ているだけでも非常に楽しい。
 また、それぞれの作品が作られた際に、明和電機がどのような状況だったかなども紹介されており、これも興味深い。なんとなくペーソスを感じさせる広告には、それなりの理由があることも分かる。

●11月5日(日)

【CD】■「青山・月見ル君想フ」にて

LOVE&HATE
LOVE&HATE
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アナム&マキ
インディペンデントレーベル (2005/02/09)
売り上げランキング: 14,368

1. 無口な夜
2. 優しさの声
3. ばかにしないで
4. 君はかげろう
5. ケセラセラ
6. つつじ
7. ひとつだけ
8. 泣きっ面に鉢
9. I HATE U
 月見ル君想フは、青山にあるライブハウス。この日ここで初めて見た二人組「アナム&マキ」のパフォーマンスが素晴らしかったので、CDを購入。ライブでは、二人がそれぞれアコースティックギターを持っての弾き語り。とはいえ、いわゆるフォークではなく、ステージ上を動き回りながら、アヴァンギャルドな感じだったり、じっくり聴かせるメロディーだったり、多彩な曲を披露してくれた。二人の声のハーモニーも印象的で、「ギター二本とふたりで、これだけのことができるんだなあ、すごいなあ」と思いましたよ。
 CDでは、ドラムやベースの入ったバンドスタイルの曲もあり、これもまたかっこいい。
 ちなみに、アナムこと河島亜奈睦さんは、故・河島英五さんの次女。というのをさっき検索していて知りましたので、一応書いておきます。

アナム&マキ公式サイト:http://www.amiru.net/hole-roll/

●11月6日(火)

audio-technica インナーイヤーヘッドホン [ATH-CK5 WH]
オーディオテクニカ (2005/05/20)
売り上げランキング: 669


  iPod用のイヤホン、先日カナル(耳栓)タイプのものを買ったのですが、結構がしがし使っていたので、中で断線したようで、音が出なくなってしまいました。
 で、しばらくiPod付属のイヤホンを使っていたのですが、今日新しいのを買ってきました。そこそこの値段で(2,500円くらい)、そこそこよさそうなものを。
 まだ少ししか試していませんが、耳にイヤホンがぴったり入るので、余計な音は入らなくて、本体の音が小さくてもはっきり聴こえます。なかなかいいかも。

●11月7日(火)

【新刊】 ■「beBit社」より
オンライン書店ビーケーワン:ユーザ中心ウェブサイト戦略・武井 由紀子著 / 遠藤 直紀著『ユーザ中心ウェブサイト戦略』(2006.10,ソフトバンククリエイティブ)
「ウェブビジネス成功のカギはユーザ行動特性の理解にある。ユーザビリティテストで業界一の実績をもつ著者が、ユーザの視点に立ったウェブサイト戦略立案と、サイト設計の具体的方法論を紹介する」
(オンライン書店bk1の紹介文)
 下記ブログ記事で紹介した勉強会にて頂いた本。買うつもりだったので、とてもありがたかった。自分のサイトやブログを変える参考にすべく、少しずつ読みながら勉強中。これまでとはちょっと違った意識でブログやサイトをつくって行こうと思います。

2006年11月09日: 「人はサイトのどこを見てるのか」をbeBit(ビービット)社に学ぶ(2006.11.07@「100SHIKI PR Board」ユーザビリティ会議)
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/4495735.html

●11月8日(水)

【新刊】
・雑誌『TV Bros.(テレビブロス)』

 主な特集。
●秋の夜長に・・・お笑い漫画どうじょ〜!!:タケカワユキヒデ氏インタビュー、ジャンル別ギャグマンガガイド。昔は『TV Bros.』でも、読書の秋というと小説の特集などをやっていたものですが、今はマンガなのね。
●Shall we ハッスル?:プロレス『ハッスル』の紹介。インリン・オブ・ジョイトイインタビュー他。
●『魁!セレソンDX』のひみつ:深夜ドラマの紹介。俳優宅間孝行=脚本家サタケキミオ(劇団・東京セレソンデラックス主宰)インタビュー。
 あと、表紙が『Dr.スランプアラレちゃん』で、二ページの記事もありますが、目次には記載なし。これはつまり、ページ丸ごと買い取っての広告(下記のDVDの広告)なんだろうな、多分。ちなみに、それが悪いとは思わない。テレビブロスのコーナーのパロディとしてうまく出来ているしね。

Dr.スランプ アラレちゃん DVD-BOX SLUMP THE BOX んちゃ編
ハピネット・ピクチャーズ (2007/03/23)
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Dr.スランプ アラレちゃん DVD-BOX SLAMP THE BOX ほよよ編
ハピネット・ピクチャーズ (2007/09/14)
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【新刊】 ■「オンライン書店bk1」より
オンライン書店ビーケーワン:女(わたし)には向かない職業 1・いしい ひさいち著『女(わたし)には向かない職業 1』(2006.10,東京創元社)
 いしいひさいち氏のマンガ。文庫版です。『ののちゃん』に登場した藤原先生が、推理小説作家になるという四コマ連作。他にミステリー小説を題材にした四コママンガも収録されています。

オンライン書店ビーケーワン:便利屋みみちゃん 1・吾妻 ひでお『便利屋みみちゃん 1』(2006.10,ぶんか社)
 吾妻ひでお氏の新刊。ぶんか社の『みこすり半劇場』、『みこすり半劇場増刊』に掲載されたギャグマンガをまとめたもの。
 「便利屋みみちゃん」は時事ネタをからめたギャグ、「あづま童話」は古今東西の童話を元ネタにしたギャグ。どちらもシュールとちょっとのエロも含まれている。
 巻末には『失踪日記』の番外編、「放浪日記」も収録。やっぱりこの手の『失踪日記』関連のマンガがあると、あづま先生の本は売り上げが伸びるのかなあ。あとがきマンガにも、編集さんとの「でも/俺のギャグ漫画/古いし/売れますかねー」、「大丈夫ですよ」、「表紙をオレンジにすれば」(p.193)なんていうやり取りも書かれている。
 私はシュールなギャグ漫画も好きですよ。

オンライン書店ビーケーワン:アンチ・オイディプス 下・ジル・ドゥルーズ著 / フェリックス・ガタリ著 / 宇野 邦一訳『アンチ・オイディプス 下』(2006.10,河出文庫)
 上巻を読みかけて一ヶ月近く経っているのだが、未だ読了せずの『アンチ・オイディプス』。難しいけれど、先が読みたくなる不思議な本。結局下巻も買いました。
 でも、下巻には注釈や訳者あとがきもついていたのね。上巻とセットで買っておけばよかったとちょっと後悔。

●11月12日(日)

【ミニコミ】「第五回文学フリマ」にて
・『Melbourne1(メルボルン1)』(公式サイト:http://www.ecodec.com/melbourne1/
 柴崎友香・名久井直子・長嶋有・福永信・法貴信也の五氏による同人誌。
 この号にはゲストとして中原昌也・ほしよりこ・穂村弘の三氏も参加。
・『アロハ嗚咽』
 ゲームクリエイター飯田和敏氏と、デジタルハリウッド大学院の飯田ゼミの面々によるミニコミ。内容は、9割がた小説です。
・『2006文学フリマ五周年記念文集』
 文学フリマ事務局による五年間の振り返り。私も、青山ブックセンターでやっていた頃から存在は知っていたが、行ったのは今回が初めてだったので、どういう歴史のある催しか興味があり購入。
・『町田スケール』:法政大学の文芸サークルのミニコミ。
・『ASOV34』:東洋大学のSF研究会のミニコミ。クトゥルー神話についての解説特集。

【新刊】「オンライン書店bk1」より
オンライン書店ビーケーワン:アマゾンのロングテールは、二度笑う・鈴木 貴博著『アマゾンのロングテールは、二度笑う』(2006.10,講談社)
「なぜイトーヨーカドーはダメになったのか? トヨタ、スターバックスはなぜ勝者となれたのか? 会社自体を生き残らせる戦略力を磨くには? 戦略論を8分野に絞り実例を取り入れ解説。難しい経営戦略論を気楽に学べる入門書」(オンライン書店bk1の紹介文)
 ビジネス書です。でも、下の目次を読むとちょっと興味が湧きませんか? 私は著者が日経BPのサイトで連載しているコラムのファンなので、この本も注文していました。

第1章 なぜイトーヨーカドーはダメになったのか―外部環境から始めるベーシック戦略論
第2章 なぜ松下はマネシナクなったのか―同質化と差異化を考える
第3章 なぜ小川直也はインリン様に負けたのか―オンリーワン戦略で勝つ
第4章 なぜ外資系金融マンはBMWを買うのか―上流市場ビジネスを成功させる
第5章 なぜスタバはアメリカンコーヒーを駆逐したのか―下流市場を制するために
第6章 なぜローソンとファミマは上海のコンビニに勝ったのか―中国で成功する鍵
第7章 なぜアマゾンはロングテールで二度笑うのか―Web2.0で儲けるビジネスモデル
第8章 なぜウィンドウズには欠陥があるのか―あえて選んだ不完全戦略

 この日は、秋葉原で行われた「第五回文学フリマ」に行ってきました。活字のミニコミ・同人誌の販売会。ミニコミを何冊か購入。この時の様子は下記のブログの記事でどうぞ。

2006年11月14日:11/12、文学フリマと長嶋有(ブルボン小林)・飯田和敏の両氏のイベントへ
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/4526008.html

 秋葉原では、久々にゲームも買う。

【ゲーム】■「スーパーポテト秋葉原レトロ館」にて
・『GAME JOY』&『6-PAK』
『GAME JOY』&『6-PAK』
 これ、セガのメガドライブの互換機です。とはいえ、海外で無許可で作られた製品のようです。コントローラはプレイステーションぽいし。
 でも、ジェネシス(海外版メガドライブ)のソフトも動かせるし、デモ機を動かしてみたらボタンの動きもそこそこよいので買ってきました。うちには動くメガドライブもあるのですが、買ってしまいました。
 実際に動かしてみると、メガドライブ特有のノイズ音(なぜかゲームをしているとテレビから出てしまう)もなく、なかなかいいのではないかと思います。安かったし。
 ソフトの『6-PAK』は、海外版の「SONIC THE HEDGEHOG」、「REVENGE OF SHINOBI」、「GOLDEN AXE」、「COLUMNS」、「STREETS OF RAGE」、「SUPER HANG-ON」が収録されたソフト。ソフトに貼られているシールを見ると、海外向けだがライセンス商品っぽい。これは『GAME JOY』とセットでした。

 その後、渋谷へ。タワーレコードと、HMVの中にできた青山ブックセンターへ。青山ブックセンターは、そんなに売り場は大きくないけれど、ジャンルを絞って本を揃えているという印象。思想書の棚とか、デザインの棚は面白い。夜の11時まで営業しているので、ブックファーストなどと一緒に回るのも面白いと思う。
 しかし、本の購入はなし。タワーレコードでCDを買ってきました。

【CD】■「タワーレコード渋谷店」にて

BEATNIKS
BEATNIKS
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Samurai Troops WISE
トイズファクトリー (2006/10/25)
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 Samurai Troops(サムライトループス)は5MC+1DJのHIPHOPユニット。私はメンバーにSUIKAのタカツキさんがいることもあって、買ってきました。ジャズやらブレイクビーツやら沖縄民謡やら、とにかく色々な音楽に乗って、5人のMCが掛け合う。

江ノ島ラプソディ
江ノ島ラプソディ
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HARCO
インディペンデントレーベル (1999/03/24)
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スローモーション
スローモーション
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HARCO
インディペンデントレーベル (1999/12/01)
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 未所有だったHARCOさんのシングルを二枚。HARCOさんはインディーズ・メジャーを問わず、色々なレーベルでリリースしていて、いつ廃盤になるとも限らないので購入。事実、廃盤になっている(そして中古CD屋でも見つからないんだこれが)CDもあるので。

 その後は、青山へ行き、ライブハウス「月見ル君想フ」でライブ「relax#8」を見てきました。
 relax#8@月見ル君想フ
 出演は、SUIKA・ALOHA(f.福岡)・高森ゆうき・ミンガス・塚本功(ネタンダーズ/SLY MONGOOSE)。目当てはSUIKAでしたが、五組それぞれの魅力という感じで、お得なライブだった。

●2006.11.15(水)

 恵比寿の模型店でプロレスラーの高山善廣選手を見ました。最初、金髪の長髪で、ものすごい大きな男の人がいて、「うわ、高山選手みたい」と思ったら、なんとご本人だったという。
 ……本の話は特にありません。

●2006.11.16(木)

【古本】 ■「渋谷古書センター」にて
オンライン書店ビーケーワン:読むことからの出発・現代新書編集部編『読むことからの出発』(1984.3,講談社現代新書)
 下記の全29名による読書についての文章をまとめたもの。好き嫌いは別として、かなり豪華な面子です。

新井素子・糸川英夫・飯田経夫・江田五月・板坂元・大山康晴・岩田慶治・栗本慎一郎・小此木啓吾・小林克也・小田島雄志・佐治敬三・落合恵子・三遊亭円楽・加藤秀俊・杉浦康平・河合隼雄・鈴木健二・澤地久枝・高田宏・田辺聖子・中野孝次・外山滋比古・日高敏隆・村上龍・南伸坊・山田太一・安岡章太郎・渡部昇一

【新刊】 ■「渋谷古書センター」にて

彷書月刊 248 (248)
彷書月刊 248 (248)
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彷徨舎
売り上げランキング: 259631

 特集は「古本屋さんができたので」。彷書月刊は、時々の特集で気になる号を買っているのですが、ここのところチェックしていなかったので、この号は買い逃していました。
 目次を版元のサイトから引用しておきます。

http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/より引用)

■特集■
荻原魚雷さん  日本で二番の古本街!?高円寺・阿佐ヶ谷の新しい古本屋
狩野 俊さん  古本酒場はんじょう記
前野久美子さん ブックカフェは終の住処
田中美穂さん  らしからぬ古本屋
中島 潤さん  大阪ハイセンス古書店案内
中尾 務さん  ブックカフェ・ワイルドバンチ
前田和彦さん  本に呼ばれて京都を歩く
志賀浩二さん  輝け、南部古本星! サザン・オールドブック・スターズ・ガイド
阿部麗奈さん+
柳ヶ瀬和江さん リコシェと筆豆班のよりみち営業日誌
川原理子さん  谷根千、本めぐり

■連載■
河内 紀さん   尋ね人の時間(28) ショプロンとアムステルダムの古本屋さん
岡崎武志さん   均一小僧の気まぐれ古書店紀行(102) 
        「腹の立つ時見るための海」を目指し逗子へ――逗子市・海風舎
橋爪紳也さん   紙屑のモダニズム(48) 正しい政治
近代ナリコさん  ハルミン&ナリコの読書クラブ(59) 『なにたべた?』
南陀楼綾繁さん  ぼくの書サイ徘徊録(59) 〈海野弘〉の星の下に
グレゴリ青山さん ブンブン堂のグレちゃん(36)
石田 千さん   踏切趣味(47) 踏切や うなぎ大好き 肉のつぎ
長谷川郁夫さん  日だまり図書館(33) アカシアの花の季節に
nanakikaeさん  本の海で溺れる夢を見た(3) 漫画文庫は風呂敷に包んで
成瀬正祐さん   執心ぐら(18) 高い勉強料にうなだれる
青木正美さん   古本屋畸人伝(78) 石川書店・石川光太郎(一)

(引用終わり)

■「ブックファースト渋谷店」にて
オンライン書店ビーケーワン:天才になりたい・山里 亮太著『天才になりたい』(2006.11,朝日新聞社)
「南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太の青春記。好きなことを実現するために戦略をたて努力する山ちゃんの姿が、ニートやフリーターの若者、その親たちの共感を呼び勇気を与える一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)
 ちょっと立ち読みをしたのですが、結局買ってしまいました。南海キャンディーズ前史と、最近までの何回キャンディーズの歴史という感じの内容。この人が「足軽エンペラー」時代にTBS「ガチンコ!」の「漫才道」で優勝した頃のことなど、知らないので、ちょっと興味があって。
 でも、紹介文の「ニートやフリーターの若者、その親たちの共感を呼び勇気を与える」って、それは評価し過ぎじゃないか?

オンライン書店ビーケーワン:ネオ・アズマニア 1・吾妻 ひでお著『ネオ・アズマニア 1』(2006.11,ハヤカワコミック文庫)
 「メチル・メタフィジーク」・「どーでもいんなーすぺーす」・「るなてっく」・「大いなる除草」・「ホーキ売りの季節」収録。あとがきは書き下ろし。
 吾妻先生の文庫版作品集、買って来ました。

 この日はまず、代官山へ。ギャラリーで展示を見てきました。その時のことは、ブログに書いています。

・2006年11月17日:インスタレーション「奥まゆみ×HARCO『ワイルドピクニック』」@代官山GALLERY it'sを見てくる
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/4542404.html

 ここで一枚CDを購入。今回のインスタレーションで使用された音楽とドローイング(ブックレットに印刷)が収録されたCD。

【CD】「GALLERY it's」にて
・奥まゆみ×HARCO『ワイルドピクニック』


1.Music for "Shibubg cactus"
2.Music for "Back of leaf"
3.Music for "Round living thing"
4.Music for "Fog and birds"

 その後、行きは渋谷駅から歩いてきたので、帰りは代官山から電車で渋谷に戻ろうと思い、歩いていたら道を間違えて、結局馴染みのある渋谷駅の南口あたりに出てしまう。いやしかし、別の意味で正しい方向に歩いていてよかった。途中、完全に分からなくなって、とりあえず商店の多い方へ多い方へ歩いていたので。ちなみに、渋谷では道が分からなくなったら、とりあえず低い方へ低い方へ歩いていくと、駅に着くようになっています(逆方向に低い方に歩くと、全然違うところに出る可能性もありますが)。

 安心のついでに、アニメイトに吾妻ひでお先生のマンガを探しに入ってみるが、不慣れな店なので見つけられず。
 じゃあブックファーストに行こうと思うが、せっかく南口に出たので、まずは「渋谷古書センター」へ。店頭の均一で一冊、店内一階で一冊、それぞれ見つけて購入。

 それからブックファーストへ。結局30分近く店内をぐるぐるして、二冊購入。
 更にタワーレコードにも。CDを購入。

【CD】 ■「タワーレコード渋谷店」にて

BE MY GIRL~君のデイリーニュース~
HARCO
ピーエスシー (2006/09/20)
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winter sports rainbow (CCCD)
winter sports rainbow (CCCD)
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HARCO 青木慶則 高野寛
ADI受託その他メーカー (2002/11/27)
売り上げランキング: 64889

 HARCOさんのシングルを、またまた購入。とりあえず今入手できるものは買っておこうと思います。

 これで終わりかと思いきやまだまだ続く。地下鉄で表参道へ。NADiff(ナディッフ)へ行き、美術書やグッズなどを見る。ただ、今日は購入はなし。

 これでさすがに終わりかと思いきやまだ続く。そのまま歩いて外苑前へ。ライブハウス「月見ル君想フ」でSUIKAの前売ライブチケットを購入。SUIKAのライブは先日も見たけれど、今回の分は久々に主催のライブ「SUIKA夜話」なので、より楽しみ。

 それから、駅前のリブロ青山店へ。一冊欲しい本があって探したのだが(ブックファーストにもなかった)、やはり見つからず。
 仕方なく帰ろうかと思った時、入口そばで低価格のクラシックのCDを見つけ、「おっ」と思い気になるものを四枚購入。音質が悪いわけでもなく、ちゃんとしたオーケストラの演奏です。

【CD】 ■「リブロ青山店」にて

・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団『メンデルスゾーン(MENDELSSOHN WORLS)』(RPC-614)
・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団『シュトラウス(STRAUSS WORLS)』(RPC-620)
・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団『シューベルト(SCHUBERT WORLS I)』(RPC-612)
・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団『シューベルト(SCHUBERT WORLS II)』(RPC-613)

 で、帰ってくる。いや、実は風邪気味で、渋谷に着いた時点では結構体調がぼろぼろな感じだったのですが、うろうろ歩いていたら調子が良くなりました。

●2006.11.19(日)

【新刊】
オンライン書店ビーケーワン:フーコー・コレクション 〔別巻〕・ミシェル・フーコー著 / 小林 康夫編 / 石田 英敬編 / 松浦 寿輝編『フーコー・コレクション 〔別巻〕』(2006.11,筑摩書房)
 ちくま学芸文庫で刊行されていた『フーコー・コレクション』が完結し、別巻として『フーコー・ガイドブック』が刊行されました。ミシェル・フーコーに興味がありつつ、読んだことのない身としては、まずこの本を読んでみるのもいいかもしれないと思い購入。
・オンライン書店bk1 > ちくま学芸文庫 フーコー・コレクション

オンライン書店ビーケーワン:ファミダス ファミコン裏技編・鴫原 盛之著『ファミダス ファミコン裏技編(Family computer dictionary allround series)』(2006.10,マイクロマガジン社)
「ファミコンブームを語るうえで外せない裏技&隠れキャラの数々約170本を、やり方とともに豊富な写真で紹介。特別企画として、隠しキャラの創造主・遠藤雅伸氏と、「ウソ技」の創造主・MW岩井氏対談インタビューを収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
 ファミコンの裏技は、今は実用性はないかもしれないが、当時を思い出すという意味では貴重な記録。
 遠藤雅伸氏(『ゼビウス』・『ドルアーガの塔』などの作者)と、MW岩井氏(元『ファミリーコンピュータマガジン(ファミマガ)』の編集担当)による対談というのも、面白そうなので購入。

●2006.11.21(火)

【古本】 ■吉祥寺「よみた屋」にて
・とり・みき『吉田さん危機一発』(1986年,双葉社)
 各話のタイトルが「ドクター・ノオ(「吉田さん危機一発」改題)」、「私を愛したスパイ」、「ロシアより愛をこめて」、と続く。そう、スパイもの(というか「OO7シリーズ」)のパロディですね。そこに、とり・みき漫画でおなじみのキャラクターが登場する。
 探していた、未入手のとり・みき作品のひとつだったので、即購入。

■吉祥寺『IGGY』にて
オンライン書店ビーケーワン:サムライ達のプロ野球・青田 昇著『サムライ達のプロ野球』(1996.7,文春文庫)
 故・青田昇氏による、同時代の野球人たちの紹介。最初のところを読むと、台湾や韓国のプロチームも加えたアジアリーグを作るべき、という提言をしている。結構意外だ。

・興津要『古典落語(上)』(1972,講談社文庫)
・興津要『古典落語(下)』(1972,講談社文庫)
・興津要『古典落語(続)』(1972,講談社文庫)
・興津要『古典落語(続々)』(1973,講談社文庫)
・興津要『古典落語(続々々)』(1973,講談社文庫)
・興津要『古典落語(大尾)』(1974,講談社文庫)

 明治・大正・昭和の落語の速記本を元に、古典落語のネタを集めたもの。

・首都高速道路公団『首都高速ランプガイドブック』(1979年)
 当時の首都高速ランプの位置、首都高速道路公団の駐車場の位置など、さらに標識や運転心得なども掲載されている。値段などが記載されていないので、当時のドライバーなどに配布されたものでしょう。

・(社)日本レコード協会『Q盤(Quality Music)大辞典』(1994年)
 Q盤というのは、レコード会社各社が発売している低価格版CDの総称。「CD選書」とか「CD文庫」などが、特に有名かと思います。当時発売されていたCDのタイトル・曲目・コメントが掲載されている。非売品なので、これは貴重だと思う。

オンライン書店ビーケーワン:昔も今も笑いのタネ本・宇野 信夫著『昔も今も笑いのタネ本』(1985.3,旺文社文庫)
 日本の笑い話を集めた本。こういう本も、結構好きなんです。

オンライン書店ビーケーワン:奇商クラブ・G.K.チェスタトン著 / 福田 恒存訳『奇商クラブ』(1977,創元推理文庫)
オンライン書店ビーケーワン:詩人と狂人たち・G・K・チェスタトン著 / 福田 恒存訳『詩人と狂人たち』(1977,創元推理文庫)
 チェスタトンの推理小説のうち、未所有のものを購入。

 この日は吉祥寺へ。まず古本と古着の店「IGGY」で何冊か本を購入し、さらに自分が古本を出品している棚に本を追加させてもらう。棚の様子はhttp://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/shop.htmlでどうぞ。

 その後、古本屋のよみた屋・古本センター・バサラブックス・百年などを回る。本は上記のとおり購入。それから、ディスクユニオン・タワーレコード・ヴィレッジヴァンガードなどにも行く。CDを何枚か買いました。

【CD】■「タワーレコード吉祥寺店」にて

HARCOPATCH
HARCOPATCH
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harcopatch
コロムビアミュージックエンタテインメント (2006/11/22)
売り上げランキング: 37800

1. Chain Miles
2. Love,where you been
3. Invader
4. Chain Miles(autoKratz Remix)
5. Love,where you been(神森徹也 Remix)
6. Invader(Dr.USUI from motocompo Remix)
 HARCOとSukpatch(Chris HeidmanとSteve Cruzeのユニット)によるユニット「Harcopatch(ハルコパッチ)」のCD。エレクトロっぽい雰囲気と、HARCOさんのメロディーがうまく融合している感じ。リミックスもいい意味で雰囲気が原曲と違い、6曲入りのCDと同じような感じです。

■「ヴィレッジヴァンガード吉祥寺店」にて

THE BEST OF BOSSA COVERS
THE BEST OF BOSSA COVERS
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COVER LOVER PROJECT asako yoshihiro Oui Oui Kaori Okano CAYO Arisa Nakama Olive
ゲートレコーズ (2006/11/08)
売り上げランキング: 2012

1. Every Breath You Take
2. カーマは気まぐれ
3. Town Called Malice
4. La Bamba
5. Dancing Queen
6. Long Train Runnin’
7. Somebody Else’s Guy
8. Lose Yourself
9. I Will Always Love You
10. You Can’t Hurry Love
11. Light My Fire
12. September
13. I Fought The Law
14. Anarchy In The U.K.
15. Sukiyaki
16. Rydeen
17. Every Breath You Take
 上記のとおりの有名曲の数々を、おしゃれなボサノバ風にカバーしたコンピレーション。「BOSSA COVERS」シリーズ四枚からのベスト盤です。店内のBGMとして流れているのを聴いて、「これは買おう」と思い購入。
・cover lover project:http://www.gaterecords.com/coverlover/index.html

【中古CD】「ディスクユニオン吉祥寺店」にて

SIM CITY
SIM CITY
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平沢進 Miss N
ポリドール (1995/08/02)
売り上げランキング: 11913

1. リコール
2. アーキタイプ・エンジン
3. ロータス
4. キングダム
5. エコーズ
6. シム・シティ
7. 月の影
8. 環太平洋擬装網
9. コロニー
10. キャラヴァン
11. プロローグ
 P-MODELの平沢進のソロアルバム。非常に平沢氏らしい音楽。ジャケット写真から分かるように、アジア、それも東南アジアのような雰囲気を感じさせる曲も多い。
 ブックレットにはこのCDにあわせた平沢氏による物語も書かれている。さっと目を通しただけでは理解できなさそうなのだが、登場する単語などを読むと非常に面白そう。CDを聴きながらじっくり読んでみたい。

COCHIN MOON (コチンの月)
COCHIN MOON (コチンの月)
posted with amazlet on 06.11.23
細野晴臣 西原朱夏
キングレコード (2005/03/24)
売り上げランキング: 55227

1. MALABAR HOTEL Ground floor …Triangle circuit on the sea-forest
2. MALABAR HOTEL Upper floor …Moving triangle
3. MALABAR HOTEL Roof garden …Revel attack
4. HEPATITIS
5. HUM GHAR SAJAN
6. MADAM CONSULGENERAL OF MADRAS
 横尾忠則・細野晴臣の両氏がインドに旅行した経験からインスピレーションを受け、細野氏がシンセサイザーを駆使して作ったアルバム。横尾氏はジャケットなどのデザインと、エグゼグティヴ・プロデューサーを担当している。
  レコードでのA面にあたる1〜3は細野氏の作曲。B面にあたる4〜6は「西原朱夏」という人物の作曲とクレジットされているが、これは実際は細野さんだろうと言うのが定説になっている(去年の再発盤CDのブックレットでは、インタビューで公式に細野=西原ということを明かしているようです)。
 別の作曲者名にしてあるだけあり、雰囲気は結構違う。A面は、後年の細野氏のワールドミュージック・ミニマルミュージック・アンビエントを連想させる。B面は、それに比べると細野氏の『はらいそ』やYMOのファーストアルバムやを感じるようなエキゾチックな曲が並ぶ。ただ、やはりポップというよりも静かな感じの曲調。

●11月24日(金)

 浅草まで健康診断に行く。結構壊滅的な結果(要するに、その場で分かる数値が既にかなりひどかった)にしょんぼりしながら、伝法院通りを歩く。一年位前に道路や店構えを補修・改装して、江戸の町っぽくリニューアルしている。以前は、ちょっと場末感のある商店街、という感じで、個人的には嫌いではなかったのだが、やはり今の方がお客さんは来るよなあ。つくばエクスプレスの駅も近くにできたことだし。

 その中に、地球堂書店という古本屋がある。店頭でお菓子を売っているのがちょっと珍しい。思えば、健康診断の度にこの店に来ている気がする。この日は文庫本を中心に棚を眺めるが、購入はなし。

 それから、浅草ROXへ。ショッピングセンターです。この中に、リブロ浅草店がある。ここは、結構懐かしい書店。
 私は、高校生の頃都営地下鉄浅草線を利用していました。当時はまだ神保町やお茶の水へ行くこともなく、新宿・渋谷・池袋は一人では怖くてとてもとても行けなかったので、知っている大きい書店というと、リブロ浅草店だったんですよ。だから、土曜日に午前で授業が終わった後、よく寄り道した。
 私の読書人としての基礎をつくってくれた書店のひとつだと思う。
 ……そのわりにこの日はなにも買わずに帰ってきてしまったわけですが(下の本は地元の書店で買ってしまいました)。
 せっかくなので、浅草ROX入口に飾られていたクリスマスツリーの写真を。

 

【新刊】
・雑誌『TV Bros.(テレビブロス)』(東京ニュース通信社)
 通巻500号記念号。特集は下記のとおり。
■特訓バカ一代 〜考えるな、信じろ!!〜
 格闘家美濃輪育久インタビューや、スポーツ選手の特訓エピソード、漫画や映画の特訓の紹介など。
■テレビ検定ドリル
 テレビに関する様々な問題(クイズ)を出題する新コーナー。実際に検定試験を実施する計画もあるそう。問題のレベルは高いです。
■こんな私でよかったらSP:プレゼント
■テレビブロス大復活祭!
 過去の連載が今回限り復活。しかもすべて書き下ろし。執筆者は下記のとおり。豪華だわあ。

  • 堀井憲一郎「かぞえりゃほこりのでるTV」
  • 高橋洋二「10点差し上げる」(懐かしいなあ)
  • 泉麻人「コンビニエンス物語」(連載当時はいとうせいこう氏と交互に掲載)
  • えのきどいちろう「テレビあかさたな」
  • 高城剛「でじあな万歳!」
  • とり・みき「遠くへ行きたい」
  • 小田島隆「タコ耳ジャーナル」
  • いであつし「目くそ耳くそを笑う'06」
  • 仲谷暢之「naniwa TV 倶楽部」
  • ペリー荻野「辻斬りテレビ」
  • スチャダラパー「ゴキ足のダンナ」(今回はシンコさん)
  • 岡田斗司夫「オタクの迷い道」
  • 真心ブラザーズ「P.D.C.ノート」(今回は桜井さん。イラストも)
  • 飴屋法水「動物堂日記」
  • PUFFY「パフィーのかきげん」(今回は吉村さん)
  • ピエール瀧の「屁で空中ウクライナ」(ヌーン)
  • ハチミツ二郎「社長日記」
  • 星野スミオ(現:川野将一)「ラヂオブロス」(この方のコラムは、アイドルにファンレターを送るコラムとか、他にもテレビ番組の考察とか、好きだったなあ)
  • 宮脇修一「専務の異常な愛情」(海洋堂の宮脇「専務」。実は今は社長)
  • KEN「KENちゃんのだめんずうぉ〜カマ〜」(元「おかまのKEN with スーパーホモンキーズ」、現「Pink・フラミンゴ」のKENさんのコラム。タイトルはあの漫画のパロディー。本家がドラマ化したんだからこっちもドラマ化、は無理か)
  • 浅草キッド「お笑い男の星座 第三部妄想編」

 半分くらいはリアルタイムで読んでいたなあ。なんだかんだで1990年くらいから中断ありつつ15年以上読んでいます。きっかけは、電気GROOVEが連載していたこと。当時はものすごく電気に影響を受けていたからねえ。
 その後も買い続けたのは、値段の安さとコラムの面白さ。結局今でもぶつぶつ文句を言いつつ、毎号買って読んでいるわけです。
 この号は、久々に丸ごと保存しておきたい号。

 こんな感じの11月でございました。


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