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2006年2月購入本
2月に買った本やCDの紹介をします。なお、本のリンク先は、特に記載がない場合はオンライン書店bk1、CDやDVDはAmazon.co.jpとなっています。
2月2日(木)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
特集と気になった記事は下記の通り。
・トリノ五輪/ ・ケラリーノサンドロヴィッチ、大槻ゲンヂインタビュー。舞台『労働者M』に関連して/ ・ドラマ第一回採点「ここがヘンだよ!第一回」
■ヴィレッジヴァンガード 自由が丘店 にて
・雑誌『もっと!ドラえもん No.4』(小学館)
恥ずかしながら白状しますと、ダブって買ってしまいました。家に帰ったら同じ雑誌がありました。うおーなんでだー。かっくし。
・雑誌『商業界』(商業界)
小売業の業界紙のようです。なぜ買ったかといえば、特集が「ヴィレッジヴァンガード全面研究」だったから。今読んでいますが、永江朗氏の「逆転の発想が生んだヴィレッジヴァンガードという奇跡」や、菊池敬一社長へのインタビューなど、面白いです。
【古本】 ■自由が丘 東京書房 にて
・尾辻克彦・赤瀬川原平『本物そっくりの夢』(1981.11,筑摩書房)
尾辻克彦・赤瀬川原平の共著によるエッセイ集。「『見る』ことと『書く』ことの二つの中心をグルグルと回りながら書きつづったもの」(p.10)とのこと。共著とはいえ、二人は同一人物なのですが。
でも、最後には尾辻克彦による赤瀬川原平についての文章と、赤瀬川原平による尾辻克彦についての文章も載っていたりして、このなかなか複雑な構造に頭がくらくらしそうになる。
■自由が丘 西村文生堂 にて
・雑誌『広告批評 1996年12月号 特集:日本の広告をつくった50人』(マドラ出版)
・雑誌『広告批評 1999年8月号 特集:20世紀をつくった広告クリエイター50人』(マドラ出版)
どちらも広告クリエイターを取り上げています。「日本の広告を……」の方は、それこそ山東京伝、平賀源内、宮武外骨から、小林一三や三木鶏郎、そして川崎徹や糸井重里までを紹介している。「20世紀をつくった……」の方では、日本では上記と重複する方もいますが、海外も含めて50名を紹介しています。
この日は仕事が休みで、渋谷と自由が丘へ行く。CDや雑貨も買ってきました。
【CD】 ■渋谷 Flying Books にて
SUIKA『HARVEST FOR THE STRIPES』(FNSR-001)
タカツキ『タカツキタツキ』(HCCD-9512)(Amazon.co.jpの紹介ページ)
SUIKAのファーストアルバムとSUIKAのメンバーでもあるタカツキのサードアルバムを買ってくる。
Flying Booksは、渋谷古書センターの2階にある古本屋&カフェ。時にはイベントスペースにもなる。SUIKAは、Flying BooksによるCDレーベルFly
n’ Spin RecordsからCDをリリースしているので、 Flying BooksでもCDが買えるんです。
彼らは、ジャンルで言えばHIPHOPなのですが、MC・MC+ポエトリーリーディング・MC+ウッドベース・鍵盤・パーカッションという5人編成で、いわゆるHIPHOPのイメージとは違うイメージです。この5人のバランスが絶妙で、かっこいい。
そのSUIKAの中で、MC+ウッドベースを担当するのがタカツキさん。その独特のスタイルも好きだし、ラップの声も好きなので、こちらもCDを買ってくる。
・SUIKA公式サイト http://www.suikaweb.com/
【雑貨】■ヴィレッジヴァンガード 自由が丘店 にて
見てのとおり、数字のスタンプです。文字が手書き風なのがポイント。
まあ、俺がこれを買ってなにに使うのかという問題がありますが、それはこれから考えればいいのです。
【お菓子】■ヴィレッジヴァンガード 自由が丘店 にて
ヴィレッジヴァンガードで、いつも派手に展示されているのを見つつも、手が出なかった「いかチョコ」。買ってきました。バレンタインデーも近いしね(か、関係ねえ)。
俺の想像では、チョコレートの中にイカが入っているのかと思っていました。アーモンドとかナッツみたいにね。しかし、開けてみるとやや意外。
箱の中に小さな袋が5個入っています。その中身は、「チョコレートをまぶしたいか」です。
たしかに、パッケージにも「チョコの甘さが味わい添える/新しい美味しさのさきいかです」と書いてありました。
ちなみに上の写真の黒いものがいかチョコです。「なんか体によさそうな漢方薬」ではありませんよ。「なんか体によさそうなお茶」でもありません。
いよいよ食べてみました。
第一印象は、「別々につくれ、そして別々に売れ」。ちゃんとしたさきいかに、ちゃんとしたチョコレートがコーティングされています。なぜこれを一緒にしてしまったのか。シュールだ。ロートレアモン(Lautreamont)『マルドロルの歌』の”ミシンとこうもり傘が解剖台(手術台)の上で偶然に出会った美しさ”みたいなもんだ(自分でもいまいち理解できないで書いているけれど)。
しかし、一袋食べると(ということはつまり一袋ちゃんと食べられました)、意外にもクセになりそうな気がします。進んで買って食べようとは思わないけれど、人から薦められたら普通に全部食べられるくらいの味ではあります。
未食の方は、一回くらい食べてみてもよろしいのでは? 二度は食べないかもしれないけれど、それもまたいいじゃないの。
2月3日(水)
会社帰りに寄り道して、ちょっと変わったものを買ってくる。
写真はなんだか不気味な感じになってしまった。
これ、ストラップです。明和電機の「魚(な)コード」のストラップ。秋葉原に、ガチャガチャだけが並んだ店がありまして(今、普通のように「ガチャガチャだけが並んだ店」と書きながら、「それってすげえな」と思いました)、そこで買ってきました。
カプセルの中に入っているので、もとのパッケージはありませんが、ストラップ自体は本物のようです。まあ、俺がこれを買ってなにに使うのかという問題がありますが、それはこれから考えればいいのです。
2月9日(木)
【新刊】 ■ヴィレッジヴァンガード お茶の水店 にて
・村上 春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻』(1988.10,新潮文庫)
上巻が想像以上に面白いので、間を開けずに読みたくて買ってくる。
連休前だし、どうにも仕事でうつうつしていたので、会社帰りにお茶の水に行く。まあ、会社帰りにお茶の水や神保町に行くのは、別にいつものことだけれどね。CDも買いましたよ。
【中古CD】 ■ディスクユニオン お茶の水駅前店 にて
・MOTORWORKS『BRAND-NEW MOTOR WORKS』
MOTORWORKSは、石田ショーキチ(ex.Spiral Life・Scudelia Electro)・黒沢健一(ex.L⇔R)・田村明浩(fromスピッツ)・ホリノブヨシ(from
modern-grey、F.E.O.D.、Raff-CuSS、curve509、etc)の4人によるユニット。
この間買ったシングルがかっこよかったので、アルバムを買ってきました。
2月10日(金)
【新刊】 ■ブックファースト 渋谷店 にて
・雑誌『Invitation 2006年3月号』(ぴあ)
特集は「女優ほど素敵なショーバイはない!」。表紙の小西真奈美さんの魅力にころっときて、買ってしまいました。
この日は、渋谷のO-WESTに倉橋ヨエコさんのライブを見に行く。その様子は書きのレポートでどうぞ。
■「ただいまてくてくツアー ワンマンライブ」2006.02.10@渋谷O-WEST
2月11日(土)
(フリートークコーナーに掲載した日記と一部重複しますがご了承ください)
この日オープンの表参道ヒルズを野次馬根性丸出しで見に行こうと出かける。しかし、駅中の専門店街「Echika(エチカ)表参道」からしてすごい人。地上に出ると更にすごい人。昼のニュースで、行列ができたことは知っていたが、午後になれば人出も落ち着くだろうと思ったのが甘かった。
表参道ヒルズそのものに入るために、行列ができている。並んで待ってもよかったのだが、特に今日どうしても見たい店もないし、またくればいいかと思い、中に入るのはあきらめる。
しかし、原宿側からもたくさんの人が歩いてくるし、表参道ヒルズ以外の店もたくさんの人。表参道や原宿を歩いてもどうにもなりそうにないので、何枚か写真を撮ってから新宿か渋谷に向かおうと決める。初老のご婦人の表参道ヒルズをバックにした記念撮影のためにシャッターを押したり、ラフォーレ原宿周辺の人の多さにまたまたうんざりしたりしながら、原宿駅まで歩く。
天気がいいのと、駅にもたくさんの人がいるのを見て、ふとこのまま渋谷まで歩こうと思いたつ。JRで渋谷まで行って、また通り(坂)を上るくらいなら、公園通りのてっぺんから駅に向かって坂を下ろうと思ったのである。
いったん山手線の線路に沿って歩き、代々木の体育館の南をぐるりと回り、SHIBUYA-AXなどを見ながら歩くと、公園通りを登りきった、NHKの前に出る。egg-manの近く。ここは見慣れた光景だ。
そのまま公園通りを下り、まずGARAKUTA貿易に入る。ここは雑貨・インテリア・服などのショップ。今日はカラビナ(Karabiner)を買う。金属製のリングです。元々は登山・ロッククライミングで使われる道具ですが、最近はキーホルダー代わりにも使われていますね。俺も、小さめのポーチをズボンのベルトに固定するために欲しいと思っていたので、買ってみました。
それから、たばこと塩の博物館の前を通りかかると、特別展で「広告の親玉 赤天狗参上! 〜明治のたばこ王 岩谷松平(いわやまつへい)〜」を開催していたので、ちょっと興味を惹かれて入館料100円を払って入ってみる。
俺はタバコは吸わないし、岩谷松平のことも詳しくは知らなかったのだが、明治時代のタバコのポスターや引札(チラシ)、タバコのパッケージなどを見ることができて、面白かった。常設展も面白そうだったのだが、時間の都合上今回はパスして出てくる。
それから、Three Minutes Happinessで、やっぱり雑貨を見る。今日はなんとなくCDや本よりも雑貨を見て歩きたい気分だった。
ということで、Three Minutes Happinessを出てからセンター街の方へ道を曲がる。東急ハンズに入る前にpicnic
on picnicへ。ここ、コクヨのパイロットショップです。ちなみにThree Minutes Happinessは、コムサデモードなどコムサブランドを展開するファイブフォックスが運営する店です。
picnic on picnicでは文房具を色々と見る。面白そうなものは色々あるが、本日は買わず。でも、このあたりの雑貨屋や文房具店(Loftや東急ハンズなども含む)をぶらぶらするのは、やっぱり楽しい。俺には表参道ヒルズよりもこっちの方が落ち着く気がする。
その後、隣の東急ハンズへ。カバンとか、文房具を色々と見る。トートバッグの中に入れるインナーバッグ(中を仕分けられる)が面白そうだと思いつつ、迷ってしまい結局買わず。他にも小さいポーチや、ウェストバッグなどもあれば便利そうなのだが、とりあえず今使っているトートバッグにもショルダーバッグにもなるバッグがあるので、まあいいかと思ってしまうのである。
この辺で、原宿から歩いてきた疲れが出てきたので、Apple Store Shibuyaとかタワーレコードとかいくつかの書店・古本屋にも行きたかったが、今日はあきらめて帰ることにする。
2月13日(月)
【新刊】 ■オンライン書店bk1より
・町田 忍『昭和レトロ商店街』(2006.1,早川書房)
「ケロリン、正露丸、グリコキャラメル、赤チン、都こんぶ…。時代を超えて愛されてきた商品たちのおもしろエピソードをめぐるコラム集。月刊誌『パックピア』連載「庶民文化の旗印」を加筆修正し、図版を加えて単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
気になっていて、オンライン書店bk1に注文していた本が届く。写真も多いし、取り上げている品々も興味深くて、面白そう。
2月15日(水)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
特集は下記の通り。
・図書館へ行こう!/ ・「Music Video Awards」/ ・ほっしゃん。インタビュー。
■オンライン書店bk1より
・赤瀬川原平『私の昭和の終わり史』(2006.2,河出書房新社)
「ゴルビー、ロン康、若王子誘拐犯、円高ドル安、売上税、国鉄…。バブル経済突入期の、黄金の昭和の終わりの季節に、観察の達人は時代・世相をこんなふうに記録した。時代の生き証人による、懐かしの80年代史」(オンライン書店bk1の紹介文)
『週刊アサヒ芸能』で連載されていたコラム「今週のお筆様」のうち、1986年から1987年の分をまとめたもの。「なぜ今になって単行本に」という気もするが、個人的には興味深いのでありがたい。
2月16日(木)
【新刊】
・雑誌『Number 647』(文藝春秋)
特集は「UEFA CHAMPIONS LEAGUE」。ヨーロッパサッカーです。
2月17日(金)
(フリートークコーナーに掲載した日記と一部重複しますがご了承ください)
【新刊】 ■青山ブックセンター 六本木店にて
・いしい ひさいち『くるくるクロニクル』(2006.2,双葉社ひさいち文庫)
双葉文庫で刊行されているいしいひさいち氏の傑作選です。
■TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて
・週刊新潮別冊『「創刊号」完全復刻版』(新潮社)
昭和31(1956)年の創刊号の復刻版(広告は除く)を中央に挟み、前後に関係者による創刊当時のエピソードを挟んでいる。
普段『週刊新潮』なんて買っていないのですが、ちょっと気になって購入。
・新潮社サイトの紹介ページ http://book.shinchosha.co.jp/50th/reprint_index.html
次の日が休みで、久々に新刊本をじっくり見たかったので、六本木へ寄り道する。
先に、駅そばのウェンディーズで晩ごはん。ここ、金曜の夜はピアノ(エレピ)の生演奏がされていてちょっとびっくり。ムーディーな中でハンバーガーを食う俺。店内にはこの後どこかへ繰り出そうという人々でいっぱい。週末の夜だもんね。俺も繰り出すぜ! 一人で本屋に行くんだけど。
ウェンディーズを出て、芋洗坂を下る。金曜夜の六本木は人が多いなあ。けやき坂と交差するところにあるTSUTAYA TOKYO ROPPONGIに入る。ここは一般的な書店と比べて、本の並べ方が違うから、普段見ないような本に目が行って面白い。デザインならデザイン、料理なら料理と、ジャンルごとに和書も洋書も大きな本も小さな本も並んでいる。そのため、目的の本がないという可能性はあるけれど、知らない本に出会うためには中をぶらぶら歩くと面白い。
普段見ないような建築やアートの洋書の写真集などを開いては、「ふむふむ」なんて思ってみたりする。英語は読めないけれど。
マーケティングの本やビジネス書も、六本木ヒルズの書店らしく並んでいる。このあたりもざっと眺める。1時間くらいうろうろしてから、地下鉄の六本木駅に向かって戻る。六本木ヒルズの中を抜けてから、青山ブックセンターへ。
ここも、デザインや人文・社会科学の面白い本が目に付く。新刊を中心に、やっぱり1時間くらい見る。
久々に普段行かない書店を見てきて、面白かったなあ。
2月18日(土)
【古本】 ■渋谷古書センター にて
・MOOK『tv_games@1997』(日経ホーム出版社)
「日経ゼロワン1月号別冊」とのこと。当時のテレビゲームに関するコラムやインタビューからなる本。
宮本茂・坂口博信などの諸氏へのインタビューもあります。執筆者には山下章・平林久和などの諸氏の名が。
およそ10年前のテレビゲーム・パソコンの状況がどんなだったかを、改めて思い出せそうです。
■吉祥寺 よみた屋 にて
・ジョン・フレイヤー:著 / 古谷 直子:訳『僕の人生全て売ります』(2005.8,ブルース・インターアクションズ)
「ある日、ジョン・フレイヤーは自分の持ち物すべてをインターネットで売ることにした。彼の持ち物はあっという間に世界中に売れていく。そして彼はかつての持ち物の新しい住処を訪ねる旅に出る。奇想天外なプロジェクトの記録」(オンライン書店bk1の紹介文)
本の内容は上の紹介文の通りです。今読み始めていますが、面白いです。まず企画が面白い。また本のデザインも、映画のカメラマン、グラフィック・デザイナーなので、本自体のデザインもしゃれていてかつ読みやすい。
【新刊】 ■オンライン書店bk1 より
・とり・みき『パシパエーの宴』(2006.2,チクマ秀版社)
「「くだん」に挑戦した表題作、映画「乱歩地獄」より「鏡地獄」を書き下ろしコミカライズした最新作など、全11話を収録したシリアス系伝奇・怪奇・SF作品集。須賀隆(撮影監督・映画コラムニスト)が書き下ろした解説つき」(オンライン書店bk1の紹介文)
とり・みき氏の新刊です。
この日は、昼間銀座でダンスの公演を見る。その後青山のライブハウス「月見ル君想フ」でライブのチケットを買ってから、吉祥寺へ。わりとあちこち動き回りましたね。途中の渋谷でもきっちり古本買っているし。
2月19日(日)
【新刊】■高円寺 古本酒場コクテイル にて
・岡崎 武志『気まぐれ古書店紀行』(2006.2,工作舎)
「これまで行ったことのない古書店を目指して、初めての駅を降り、初めての町を散策しようじゃないか…。著者による書き込みあり。しかし、この本は古本にあらず! 『彷徨月刊』人気連載を集大成」(オンライン書店bk1の紹介文)
上記の本の出版記念のトークショーの会場で購入。
夕方に家を出て、まずは新宿へ。タワーレコードでHARCOのニューアルバム『Wish List』を買う。この人の曲は、好きだなあ。
・HARCO『Wish List』(Amazon.co.jpの紹介ページ)
その後、ルミネのヴィレッジヴァンガードを覗いてから、中央線で高円寺へ。古本酒場コクテイルで行われる岡崎武志さんのトークイベントを聴きに行く。最新の著書『気まぐれ古書店紀行』についての話。『彷書月刊』での連載のきっかけ(坪内祐三氏とのエピソード)、1998年から続く連載と、岡崎氏のこれまでの仕事の思い出、古本業界の変化など、色々と興味深い話が聞けました。
現役の古書店の方もお客さんとして多く来られていて、イベントの後色々なお話を伺うこともできた。普段客として古本屋に行っていても、なかなかお店側の方とお話をする機会がないので、貴重な時間を過ごせました。
2月20日(月)
【新刊】■ブックファースト 渋谷店にて
・雑誌『VS.(バーサス) 2006年3月号』(光文社)
表紙は川口能活選手。特集は「緊急提言!−'98フランスW杯組から アウエーで勝ち抜くために」。
サッカー特集です。当時の選手や関係者へのインタビューなど。
以前買ったのも「W杯・日本代表の原点 『ドーハの悲劇』はドイツに通ず」(2005年12月号)というサッカー特集だった。
過去の代表を振り返るというテーマは、個人的には興味深い。
・公式サイト http://web-vs.com/pc/cover/
この日は仕事帰りにApple Store Shibuyaで行われたHARCOさんのインストアライブを見てきました。この様子は既にレポートをアップしていますので、ご覧ください。
■ミニレポート「HARCO インストアライブ 2006年2月20日(月)@Apple Store Shibuya
http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/booksalon/r_060220harco_live.html
その後、タワーレコードとブックファーストに寄って帰ってくる。タワーレコードで一枚CDを購入。
【CD】■タワーレコード 渋谷店 にて
・HARCO『世界でいちばん頑張ってる君に』(2005年,MTCA-3006)
俺が普段買っているCDをご覧になっている人にとっては、俺がHARCOさんのCDを聴くのは意外に思われるかもしれませんね。
でも、いいんですよねえ、HARCOさんの曲。去年(2005年)の夏、ライブで偶然見たのがきっかけでファンになりました。その後CDを買い、再びライブに行き、と、聴き続けています。
なにがいいかと訊かれれば、メロディかなあ。俺も意識的にしろ無意識にしろ色々な音楽を聴いてきているわけで、その中でなんとなく心地いいメロディというものがあるわけです。HARCOさんの曲には、その心地よさを感じるなあ。
2月21日(火)
【新刊】■青山ブックセンター 自由が丘店 にて
・雑誌『pen 2/1号』(阪急コミュニケーションズ)
特集は「新たな伝説が始まる、ポップ・アート宣言」。
『pen』はこれまで買ったことがないんですけれどね。なんとなく気になりまして。
2月22日(水)
【新刊】
・『ぼくらが大好きだった特撮ヒーローBESTマガジン Vol.10』(2006.2,講談社)
巻頭特集が「怪奇大作戦」。「マイティジャック」の特集も。写真も多数掲載されています。
俺は子供の頃から、特撮ヒーローもののドラマや映画はあまり見ない子だったが、こういう本は好きなんだなあ。
「怪奇大作戦」は、DVDも出ているんですねえ。見てみようかなあ。
・Amazon.co.jpで「怪奇大作戦」のDVDを探す
2月24日(金)
【古本】■上野古書のまち にて
・指南役『タイムウォーカー』(2005.9,ダイヤモンド社)
「あなたがリプレイしたい1週間はどれですか? いまは失き、あの時代、あの出来事の現場へ。擬似時間旅行が楽しめる全60ツアー。『テレビ・ステーション』の人気連載を単行本化したもの」(オンライン書店bk1の紹介文)
ある時代に一週間だけタイムトリップしたら、どんなことが経験できるかを紹介した本。
例えば1992年8月4日〜8月11日に行けば、バルセロナで金メダルを取った岩崎恭子の凱旋帰国を見て、松本清張死去のニュースに触れ、「ミュージックステーション」に生出演したZARDを見て、日清パワーステーションでスピッツのライブを見た後に大人計画の舞台も見れますよと。
こういうスケジュールを色々と作成して紹介している。これは面白そう。気にはなっていたのですが、新刊で購入するのは躊躇していたので、今回見つけたのを期に購入。
会社帰りに、久々に上野古書のまちへ行く。JR上野駅のしのばず口を出てすぐ、上野松竹デパートの中にあります。
複数の古書店が本を出品する形式。神保町の「古書モール」に近い雰囲気ですかね。常に古書展(古本市)が行われているような感じです。
実は、上野古書のまちと俺とはあまり相性がよくないようで、過去何度か訪ねているのですが、なかなか本が買えませんでした。そんなこともあって、会社帰りにも気軽に寄れる場所なのですが、なかなか足が向かない。
しかし、今日は久々に行ってみました。それで改めて思ったのは、俺のように中途半端な古本好きに合った本が少ないのかなということ。
黒っぽい本も多くて、俳句の本とか笑芸の本とか、政治関係の本などもそろっています。また、一般的な文庫や新書も、結構な数があります。
ただ俺が好きなのは、比較的新しい(白っぽい)本で、しかもやわらかい内容(音楽とか映画とか、大雑把に「サブカルチャー」と呼ばれるような)の本なので、そうすると少しずれるのかなと。
それでも、一冊見つけて購入しました。
2月25日(土)
会社帰りに御茶ノ水・神保町へ寄り道。ディスクユニオン、ジャニス、ヴィレッジヴァンガードなど、おなじみのコースを回る。しかし、本の購入はなし。CDを買ってくる。
【中古CD】 ■ディスクユニオン 神保町店 にて
・BLACK VELVETS『ブラックベルベッツの世界』(2004年,MTCH-1104)
1.サマー・サンバ / 2.男と女 / 3.私を月に連れてって / 4.恋は水色 / 5.哀愁のヨーロッパ / 6.夏の日の恋 / 7.ベサメ・ムーチョ
/ 8.ソ・ダンソ・サンバ / 9.与作 / 10.カナディアン・サンセット / 11.オリーブの首飾り / 12.恋の面影 / 13.嘘は罪
/ 14.モア
ブラックベルベッツのことは知らなかったのですが、ヲノサトル氏(明和電機の「経理のヲノさん」)が参加していることと、帯に書かれていた「『魅惑のムード音楽』のスタンダード・ナンバーを新解釈。オールカバーアルバム!」という紹介文、そして「私を月へ連れてって(FLY
ME TO THE MOON)」や「オリーブの首飾り(EL BIMBO)」、そして「与作(YOSAKU)」(!?)などの収録曲に惹かれて購入。
いやあ、これはかっこいい。大当たりです。
メンバーは、田中邦和(サックス)・ヲノサトル(オルガン)・テラシィイ(ギター)・山口とも(パーカッション)の四名。この四氏による、「曲名は知らなくても聴いたことはある曲」たちのインストカバー。おしゃれだわー。東京パノラママンボボーイズなんかにもちょっと近い雰囲気があります。
・BLACK VELVETS公式サイト http://www.vibesinc.jp/blackvelvets/
■神保町 ジャニス2 にて
・OCTCUBE『TRANSATLANTIC 8』(2001年,BSCL-30002)
1. Goodbye Day / 2. In This Year / 3. Once You Say / 4. 想像力(Imagination)
/ 5. What's Up 未来? / 6. Snow Change To Rain / 7. Mind Trippin / 8. Nitelife
/ 9. Familiar Times / 10. I Wait Forever
OCTCUBE(オクトキューブ)は、HARCOこと青木慶則氏とPamela Valfer(from Kitty Craft)、Chris
Heidman(Sukpatch)の三人によるユニット。
最初、聞き覚えがある名前だなあと思って棚からCDを引っ張り出して思い出した次第。
曲は、POPであり、エレクトロな感じもあり、かっこいいです。
あと、ブックレットの中に三人のサインが! 多分、これはもともと印刷されているものではなく、書き込まれたものだと思う。これはちょっとうれしい。
【CD】 ■ディスクユニオン お茶の水駅前店 にて
・アポジー&ペリジー『超時空コロダスタン旅行記(紙ジャケット仕様)』
・戸川純ユニット『極東慰安唱歌(紙ジャケット仕様)』
気になっていた戸川純さん関連の再発CDの中から2枚買ってきました。
『超時空コロダスタン旅行記』は、当時のYENレーベルの企画盤という感じのようです。ジャケットや曲タイトル、そして収録曲の雰囲気も含めて、テクノポップらしい感じが漂っていて、これはいいなあ。ちなみにアポジーは三宅裕司さん、ペリジーは戸川純さんです。他にも越美晴さんが作詞・作曲・編曲・ボーカルを担当する曲もあり(「アニマロイド・MVII」)、TESTPATTERN(テストパターン)によるインストあり(「ホープ」。これがかっこいいんだ)、バラエティに富んだ内容。
『極東慰安唱歌』の戸川純ユニットとは、戸川さんと吉川洋一郎、飯尾芳史の三名の編成のようです。
俺は戸川さんの曲には「強烈過ぎる」という印象を持ってしまうことがあるのですが、このアルバムは沖縄民謡や小学校の校歌のカバーなどもあり、ゲルニカに近い雰囲気があるので、個人的には馴染みやすいかな。
あと、細野晴臣さん作詞・作曲の「夢見る約束」のカバーは素晴らしいと思います。この曲は、元々は細野さんが「ゲルニカに刺激されて書いた、『青い山脈』風の青春歌謡」(・田中雄二『電子音楽In The〈Lost〉World』(2005.3,アスペクト),p.251)とのことなので、戸川さんのボーカルに合うのだろうなあ。
しかし、休みの前の日に寄り道してうろうろするのは楽しいと、つくづく思う。
2月26日(日)
【新刊】 ■ブックファースト ルミネ新宿2店 にて
・永江 朗:監修『あたらしい教科書 2 本』(2006.3,プチグラパブリッシング)
「大人だからこそ、楽しく学ぶ。本の見方が変わる。本の製作から流通、そして味わい方。さまざまな角度からめぐる本の教科書」(オンライン書店bk1の紹介文)
「第1章:編集」、「第2章:デザイン」、「第3章:印刷と製本」、「第4章:流通と書店」に分けて、キーワードを解説している。知っているようでちゃんと説明しようとすると難しい用語などもあるので、勉強の意味もあってちょっと読んでみようと思い、購入。
■ヴィレッジヴァンガード 新宿ルミネ にて
Philippe
Halsman『The Frenchman: A Photographic Interview With Fernanel (Photo
Books S.)』(Taschen)(Amazon.co.jpの紹介ページ)
フランスの映画スター(表紙の男性。実際はコメディアンのようです)が、アメリカでインタビューを受けるという形式の本。質問は文章で、答えは文字がなく、すべて表紙の男性の顔写真です。
俺のつたない英語力で奥付を読んでみると、どうやら元々は1948年に出版された本で、これが2005年に復刊されているようです。
とにかく、いい顔満載で爆笑必至。嫌なことがあっても、この本を開けばなんとかやっていけそうな気がする。
あと、人に見せたくなる本です。
この日はアートプレイス新宿でのROCOのアコースティックミニライブを見てくる。
「ミニライブ」とはいえ、ワンマンで約1時間30分、たっぷりと堪能してきました。会場にたどり着くまではすごい雨だったけれどね。
ライブが終わった時点で19時30分と、比較的早い時間だったので、世界堂(画材・文具の店)、Loft、ブックファースト、ヴィレッジヴァンガードなどに寄り道。
というような2月でございました。
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