2005年12月購入本:一年の締めくくりになかなかふさわしい買いっぷり(2006.08.15掲載) えー、すっかり掲載が遅れてしまいましたが、2005年12月の古本日記を掲載します。 2005年12月1日(木)
2005年12月2日(金)
2005年12月5日(月) 2005年12月6日(火) 【古本】 ■目黒 弘南堂書店にて ・雑誌『CREA 1993年2月号』(1993年,文藝春秋) なぜ俺が『CREA』を買ったのか? 知的でハイセンスなOLを目指しているからか? そうじゃないです。 特集が「クレアの雑誌ジャック」ということで、当時の色々な雑誌のパロディ記事を掲載している。これが面白そうで購入。後は『CREA』読者のような層の女性とお付き合いしたいので研究を。 ……嘘です。そもそも12年前のバックナンバーを読んでどうする。 ■渋谷 古書センターにて ・いしい ひさいち『ドーナッツブックス いしいひさいち選集29 風の玉三郎』(1994,双葉社) ・『スクリーン アドレス付きスター&監督詳細収録 '84映画・TV WHO'S WHO』(1984年,近代映画社) 雑誌『スクリーン』の付録。当時の外国の俳優・映画監督の名鑑。 「ドルー・バリモア」とか「オリビア・ハシー」とか、当時の日本語表記が分かったり、エディー・マーフィー(当時22歳!)が「いま最もナウい黒人スター」(p.71)と紹介されていたり、なんだか当時を感じさせて楽しい。 【新刊】 ■ブックファースト 渋谷店にて ・木村 政雄『やすし・きよしと過ごした日々』(2005.12,文春文庫) 今月の文春文庫の新刊です。 序章が「横山やすしは三島由紀夫だった」というタイトル。面白そうなので買ってきました。 文春文庫で横山やすし氏をテーマにした本といえば、前に読んだ下の本も思い出す。 ・小林信彦『天才伝説横山やすし』(2001.1,文春文庫) ■タワーレコード 渋谷店にて ・コイデ ヒロカズ:編『テクノ歌謡マニアクス』(2000.4,ブルース・インターアクションズ) 「テクノ+歌謡=テクノ歌謡? YMOから伊藤つかさまで、80年代日本が生んだ、ジャンルを超越する奇跡の音楽の全て。200を越えるテクノ歌謡のディスコグラフィーに、細野晴臣らのインタビューを収録」(オンライン書店bk1の紹介文) この日は、目黒区美術館で開催されていた「チャールズ&レイ・イームズ〜創造の遺産〜」展に行ってきました。
詳しくは、レポートを書いています。 2005年12月7日(水) 【新刊】 ・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社) 主な特集は下記のとおり。 ・「COBRA(コブラ)」DVD-BOX(↓)発売:寺沢武一×インリン・オブ・ジョイトイ対談。松崎しげるインタビュー(劇場版アニメでコブラ役声優を担当)。 ・DVD『スペースアドベンチャーコブラDVD〜ザ・タートル号BOX〜』 ・映画「キング・コング」(ピーター・ジャクソン監督版) ・東映版「スパイダーマン」(という日本オリジナルの特撮ドラマがあったのである!) ・DVD『スパイダーマン 東映TVシリーズ DVD-BOX』 ・キリンジの連載をまとめた本が発売。記念インタビュー。 ・キリンジ『あの世で罰を受けるほど』(2005.12,ぴあ)「時にシャープな目線で、時に笑いのツボを突きながら、稀代のメロディーメーカーのふたりが鮮やかに切り取った日常や心情。『TV Bros.』の連載コラムが一冊に。キリンジのインタビューや対談も完全掲載」(オンライン書店bk1の紹介文) 2005年12月10日(土) 【新刊】 ■オンライン書店bk1より ・加藤久『完全敵地』(2005.11,集英社)「1985年、W杯予選。伝説の試合とされている「完全敵地」平壌での北朝鮮戦を中心に、香港戦、韓国戦などの激闘を描いたノンフィクション」(オンライン書店bk1の紹介文) ・植草甚一『ぼくの東京案内』(2005.1,晶文社)「生まれ育った下町の思い出をはじめ、東京との長いつきあいを散歩術を駆使し、いまの東京、むかしの東京、交遊録を語る。77年刊の新装版」(オンライン書店bk1の紹介文) 東京についての「1 いまの東京」、「2 むかしの東京」と、交遊録である「3 ぼくの親しい友人たち」からなる本。 「1 いまの東京」には、当時の東京の手書き地図(イラストレーション=山口マサル氏)もあり、植草氏の文章ともども読むのが楽しみだ。「経堂から新宿への繁華街を歩くとき」とか、「六本木界隈と新宿界隈」とか、タイトルだけでも面白そうだなあ。 ■三省堂書店 神田本店にて ・都築 響一:著、アルフレッド・バーンバウム:英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫) ・都築 響一:著、アルフレッド・バーンバウム:英訳『賃貸宇宙 下』(2005.12,ちくま文庫) 「廃墟を改造した部屋、服に埋もれた部屋、赤一色に染めた部屋、土足でないと危険な部屋。どうにもならない部屋を好きになる、50の秘密。関西と東京で撮影した300物件。英文併記」(オンライン書店bk1の紹介文) 気になっていた本がいよいよ文庫化。早速買ってきました。 会社帰りに神保町へ行く。そうなると、当然のごとくCDも買いに行くわけです(CDのリンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。 【中古CD】 ■ディスクユニオン お茶の水駅前店にて ・ティン・パン・アレー『Tin PAN ALLEY 2』 Tin PAN ALLEY(ティン・パン・アレー) 細野晴臣・鈴木茂・松任谷正隆・林立夫のユニットです。このアルバムは持っていなかったので購入。 吉田拓郎の「結婚しようよ」のインストカバーなどがあって、雰囲気がちょっと異なっていて面白いなあ。 ■ディスクユニオン 神保町店にて ・YUKARI FRESH『CITYRAMA』 YUKARI FRESHを知ったのは、アルバム『yukari's perfect!』偶然ジャケ買いをして、想像をはるかに超えてよかったことだった。聴いているとうきうきしてくる。 雰囲気は、最近人気のあるcapsuleなどに近いかもしれない。でも、個人的にはYUKARI FRESHの方が好きかな。 ■神保町 ジャニス3にて ・STEVE REICH AND MUSICIANS『スティーヴ・ライヒ:ドラミング』 最近、現代音楽とか実験音楽がちょっと気になるもので。ミニマルミュージックの代表的存在、スティーヴ・ライヒのCDを買ってみました。 ・サンディー&サンセッツ『ONE LOVE』(CT32-5248) 久保田真琴氏を中心にしたサンディー&サンセッツ(SANDII&SUNSETZ)のアルバム。 ・推定少女『16-sixteen-』 ・推定少女「しょうちのすけ」 ・推定少女「席替え」 ・推定少女「鍵が開かない」 ・推定少女「聖母主義」 ・推定少女「情報/ワレモノ」 推定少女のファーストアルバムとシングルのセットがお買い得な値段だったので買ってしまう。 推定少女は二人組のアイドルユニット。ふたりのかわいらしさも魅力的なのだが、売り出し方なども含めて、ユニットとして上手くできていて、興味がある。それは例えば、二人の名前が「りさ」「りの」で語呂がいいとか、アルファベットで「LISSA」「Rino」でLRになっているとか、そういうところ。考え過ぎかもしれないけれど。 ちなみに彼女達を始めて知ったのは、2003年4月〜10月に深夜枠で放送された「推定学園26時」。この番組でのトークや企画での芸達者ぶりが印象に残っている。 ・DVD『推定学園26時 Vol.1』/・DVD『推定学園26時 Vol.2』/・DVD『推定学園26時 Vol.3』/・DVD『推定学園26時 Vol.4』/・DVD『推定学園26時 Vol.5』 2005年12月11日(日) 【新刊】 ■タワーレコード 新宿店 にて ・雑誌『MARQUEE Vol.52』(マーキー・インコーポレイティド)(Amazon.co.jpの紹介ページ) 音楽雑誌。表紙はTommy February6ですが、お目当ては「グルーヴ歌謡のコンテンポラリー感覚」という小特集での倉橋ヨエコさんへのインタビュー。 ■紀伊国屋書店 新宿本店 ・雑誌『VS.(バーサス)』(光文社) スポーツ雑誌。特集は「『ドーハの悲劇』はドイツに通ず」。サッカーの1994年アメリカW杯予選を戦った日本代表チームについて。 当時の選手、ハンス・オフト監督へのインタビューなどもある。 この日はタワーレコード新宿店で、ROCOのインストアライブを聴いてくる。その時のことは、下のレポートで書いています。 ■ROCO ライブ ミニレポート http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/booksalon/r_0510_0512ROCOLive.html 本とともにCDも買ってきました。 【中古CD】 ディスクユニオン 新宿中古センターにて ・V.A.『夢色空間〜純情編』 下記の曲が収録されたコンピレーション。いいわあ、この選曲。 1.木綿のハンカチーフ(太田裕美)/2.想い出がいっぱい(H2O)/3.神田川(かぐや姫)/4.「いちご白書」をもう一度(バンバン)/5.学生街の喫茶店(ガロ)/6.白いブランコ(ビリー・バンバン)/7.翼をください(赤い鳥)/8.もしもピアノが弾けたなら(西田敏行)/9.てんとう虫のサンバ(チェリッシュ)/10.めだかの兄妹(わらべ)/11.初恋(村下孝蔵)/12.卒業写真(ハイ・ファイ・セット)/13.春なのに(柏原芳恵)/14.赤いスイートピー(松田聖子)/15.思秋期(岩崎宏美)/16.秋桜(コスモス)(山口百恵)/17.恋人よ(五輪真弓)/18.酒と泪と男と女(河島英五) 「木綿のハンカチーフ」は、色々とカバーもされていて、それぞれいいのだが、やっぱり原曲がいいなあ。「もしもピアノが弾けたなら」もいいなあ。 この「夢色空間」シリーズは、他にも二枚出ています。こちらの選曲もいいなあ。 ・V.A.『夢色空間〜旅情編』 1.いい日旅立ち(山口百恵)/ 2.旅人よ(加山雄三)/ 3.なごり雪(イルカ)/ 4.贈る言葉(海援隊)/ 5.襟裳岬(吉田拓郎)/ 6.知床旅情(加藤登紀子)/ 7.青葉城恋唄(さとう宗幸)/ 8.心の旅(チューリップ)/ 9.この広い野原いっぱい(森山良子)/ 10.岬めぐり(山本コウタロー&ウィークエンド)/ 11.夏休み(吉田拓郎)/ 12.‘79遠くへ行きたい(ジェリー藤尾)/ 13.琵琶湖周航の歌(加藤登紀子)/ 14.秋でもないのに(本田路津子)/ 15.誰もいない海(トワ・エ・モワ)/ 16.風来坊(ふきのとう)/ 17.川の流れのように(グラシェラ・スサーナ)/ 18.この国に生まれてよかった(村下孝蔵) ・V.A.『夢色空間〜青春編』 1.青春時代(森田公一とトップギャラン)/ 2.太陽がくれた季節(青い三角定規)/ 3.ふれあい(中村雅俊)/ 4.青春の影(チューリップ)/ 5.青春(松山千春)/ 6.重いつばさ(岸田智史)/ 7.君と歩いた青春(太田裕美)/ 8.Good-bye school days(ハイ・ファイ・セット)/ 9.やさしさとして想い出として(ふきのとう)/ 10.帰らざる日のために(いずみたくシンガーズ)/ 11.さらば涙と言おう(森田健作)/ 12.青春に賭けよう(西城秀樹)/ 13.青春に恥じないように(南沙織)/ 14.夏ひらく青春(山口百恵)/ 15.制服(松田聖子)/ 16.微笑がえし(キャンディーズ)/ 17.学生街の四季(岩崎宏美) 2005年12月15日(木) 【新刊】 ■ジュンク堂書店 新宿店にて ・いしいひさいち『にんにん物語 忍者無芸帳』(2005年,双葉文庫) 双葉文庫のいしいひさいち傑作選。今回は忍者マンガです。 ・初見健一『まだある。 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ −文具・学校編−』(2005年,おおぞらポケット文庫) 子どもの頃に学校などで使った文具の中で、今でも買える商品を紹介した本。見開き2ページで、カラー写真と商品の情報、そして紹介文が掲載されている。 「ロケットペンシル」とか「マジックインキ」とか「ポスターカラー」とか「チェックセット(マーカーで塗ってシートを置くと文字が見えなくなるというあれです)」とか、懐かしいぞ、これは。 あ、「紅白帽」や「上履き」も紹介されている。 おー、「ジャポニカ学習帳」も、「クーピーペンシル」も! (以下際限ないので省略) 【参考】 この本の第一弾は「食品編」。これも面白かったです。 ・初見健一『まだある。 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜食品編〜 大空ポケット文庫 』(2005.7.1,おおぞらポケット文庫) ・大空出版>まだあるなび http://www.ozorabunko.jp/arunavi/ この日は、会社帰りに新宿へ。大きな目的は、下記のCD。 【CD】 ■タワーレコード 新宿店にて
・倉橋ヨエコ『ただいま』(VICB-60010) (Amazon.co.jpの紹介ページ) 待ちに待った倉橋ヨエコさんのニューアルバム。本当は16日発売なのだが、タワーレコードなら一日早いと思って、新宿店に行ってきました。 ・MeganeWrench『犬』(FATW-0006) その倉橋ヨエコさんのライブをサポートする古城康行(ベース)・一ノ瀬久(ドラム)がメンバーのバンド「MeganeWrench(メガネレンチ)」のデビューアルバムも買ってくる。 ヨエコさんもキーボード、コーラスで参加しています。 2005年12月17日(土) 会社帰りに上野へ寄り道。しかし、本は買わず。その代わりフィギュアを購入。 ■上野 ヤマシロヤにて
他にも次のような種類があります。外箱のデザインなども含めてなかなかかっこいいですね。 2005年12月18日(日)
その前後で、東急ハンズや、Three Minutes Happiness(「コムサ」ブランドを展開するファイブフォックスの雑貨屋)、Zoffをぶらぶらして、新しいメガネを作ったり、本やニットキャップを買ったりしました。 2005年12月21日(水) 【新刊】 ・雑誌『ROCKIN'ON JAPAN 2005年1月号』(ロッキング・オン)(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ) 目当ては倉橋ヨエコさんのインタビュー。 いやあ、生まれて初めて『ROCKIN'ON JAPAN』買いました。中学生の頃は『PATi-PATi ROCK'N ROLL』(パチ・パチ ロックンロール)派で、その後はしばらく音楽雑誌と縁のない生活をしていたからなあ。 ・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社) 年末年始の合併号なので、特集は2005年の振り返りと各連載のスペシャル(増ページ)がほとんど。気になった記事は下記のとおり。 ・ピエール瀧プロデュースのゲーム『バイトヘル2000』(バイトに関するインタビューあり) PSP用ソフト『バイトヘル2000』 ・読書コーナーでのサエキけんぞうさんの本の紹介。投稿してきた読者の「サエキけんぞうさんって何者ですか?」にびっくり。知らねえのかよ! 「パール兄弟」だよ! 「ハルメンズ」だよ! でも、今20歳くらいの人は知らないのかもしれない。 ・サエキけんぞう『スパムメール大賞』(2005.12,辰巳出版) 「スパムメールの由来から日本における最新の傾向まで、その荒唐無稽な世界をサエキけんぞうがご案内。おもしろおかしいスパムメールを一挙紹介する。人気サイト『ほぼ日刊イトイ新聞・総武線猿紀行』から誕生した本」(オンライン書店bk1の紹介文) ・『無意味良品』DVD発売&阿川佐和子さんミニインタビュー 2005年12月23日(金) 【古本】 ■ブックオフ 原宿店にて ・ぼくらはカルチャー探偵団 編『知的新人類のための現代用語集』(1985年, 角川文庫) テーマごとに担当者を決めて書かれた用語集。執筆者及びジャンルは 下記の通り。 「まえがき」浅田彰。「風俗」田中康夫。「音楽」渋谷陽一・北中正和。「アート」伊藤俊治。「映画」畑中佳樹。「思想」中沢新一。「文学」高橋源一郎。「スポーツ」草野進。「ニューサイエンス」吉成真由美。「芸能界」中森明夫。「ノン・ジャンル」泉麻人。「あとがき」安原顕。 実は「持っていたかもしれない」と思いながら、記憶があやふやだったので買ってきました。 やっぱり持っていた。既に読んでいました。ううむ、いかん。でも、もう一度読み返しても面白そうな内容。 ■高円寺「古書十五時の犬」にて ・串間努・ 町田忍『ザ・ジュース大図鑑』(1997.2,扶桑社) 「ジュース研究の第一人者が徹底調査。コーラ、炭酸飲料、果実飲料にわけ、明治から現代までに発売された飲料を紹介。当時のヒット商品や業界の状況など、歴史のなかでわかる新事実」(オンライン書店bk1の紹介文) 色々な飲み物の写真もたくさん掲載されている。著者もこういう懐かしものに関しては大家のお二人なので、購入。 ・NHK「爆笑オンエアバトル」番組制作グループ編『爆笑オンエアバトル』(2000.5,双葉社) 「若手お笑いタレントがオンエアをかけて「ネタ」の審査得点=キロバトルを競い合う、話題のNHK番組のスペシャルガイドブック。1999年3月〜2000年3月放映分のダイジェスト、芸人対談など内容満載」(オンライン書店bk1の紹介文) 現在も続くNHKの「爆笑オンエアバトル」の、最初の一年間を総括したもの。 ここ1〜2年のお笑いブームの礎がこの時期にあるということを感じる。今ブームの中心にいる芸人達が多数出演していたことが分かる。写真も多いです。巻頭の対談が「ますだおかだ×ラーメンズ」というのが、まずすごい。 ■高円寺 古本酒場コクテイルにて ・星田 直彦著『単位171の新知識』(2005.6,講談社ブルーバックス) 「「単位のしくみ」をすっきり解きほぐす本。全171項目を取り上げ、なりたちにまつわるエピソードをからめて、その単位の意味をわかりやすく解説。広文社2003年刊「はやわかり単位のしくみ」を大幅に加筆し、再編集」(オンライン書店bk1) メートル、キログラムなどの基本的な単位から、パーセク、ダイン、ポアズ、ケルビンなど、初めて聞く単位までが登場している。 こういう本はちょっとずつ読むと面白いんですよねえ。 ・陳建民『さすらいの麻婆豆腐』(1988年,平凡社) 著者は料理の鉄人、陳建一氏の父。麻婆豆腐を初めとする四川料理を日本に広めたのは氏だと言われている。その陳建民氏による半生記。 なんと署名入り。 ・光文社文庫:編『「少年」傑作集 第2巻 鉄人28号ほか』(1989年,光文社文庫) 岡崎武志さんのトークイベントでの古本オークション(セリ)で購入。 光文社が発行していた雑誌『少年』の一部を復刻し掲載した本。全体の半分程度が横山光輝「鉄人28号」で、他に赤塚不二夫「まかせて長太」、永島慎二「地下鉄サム物語」などのマンガが掲載されている。 小松崎茂・山川惣治の両氏の絵物語も収録されているし、『少年』の表紙の一部もカラーで収録されている。長島(現:長嶋)茂雄氏の特集や、昭和27年プロ野球選手名鑑もある。 ・中井 英夫著『中井英夫全集9 月蝕領崩壊』(2003.10,創元ライブラリ) 『月蝕領宣言』・『LA BATTEE』・『流薔園変幻』・『月蝕領崩壊』の四冊の本を一冊にまとめて文庫化したもの。 『月蝕領宣言』は「小説とエッセイを綯交ぜにし、全体でどこから読んでもよく、どこで終ってもいい形式の、ひとつの別な小説にならないものか」(p.78)ということで作られた本。 『LA BATTEE』は、『週刊読書人』に1980年1月〜1981年3月まで連載された。当時の様子を綴ったエッセイのようだ。『流薔園変幻』・『月蝕領崩壊』は1973年から1982年までの日記。 かなりのボリュームですが、ちょっとずつ読もうと思います。 ・『マイブック 2001年の記録』(2000.11,新潮文庫) 岡崎武志さんのトークイベントでの古本オークション(セリ)で購入。 マイブックといえば、日付だけが入っていて、後は自由に書き込める文庫本です。 この本には、書き込みがしてあります。要するに、他人の日記帳と同じです。最初の三ヶ月くらいに、飛び飛びに、ですが。 うひゃー。 この日は、昼間FORET原宿のLAPNET CLUBで行われたROCOさんのインストアライブ 2005年12月24日(土)
秋葉原でPHSをW-ZERO3に変更した後、銀座松坂屋で開催中の「松坂屋古本フェスタ 銀座ブックバザール」へ行ってきました。デパートの催事場で行われる古本市は、久々だ。会場の広さも、広すぎず、狭すぎず、並んでいる本も自分の好みに合っているものが多く、面白かった。 2005.12.27(火) 【古本】 ■下北沢DORAMAにて ・山根 一真『デジタル情報の仕事術』(1996.3,日本経済新聞社) 「遅れてしまった非デジタル世代でも、十分、先を行く人に追いつける。マニュアル本では絶対わからない、人類史最前線のスーパー仕事術を公開。気軽に楽しみながら、21世紀のデジタル大海へ乗り出してほしい」(オンライン書店bk1の紹介文) ・井狩 春男『本屋さんまで50歩』(1993.10,ブロンズ新社) 「新刊・既刊・珍本・絶版本とりまぜた100冊あまりの本を50音順のエッセイに織りまぜて紹介。本との出会い、本をめぐる人々、ユニークな読書法などの「より道」をしながら本の世界の愉しさを語る。本誌連載をまとめたもの」(オンライン書店bk1の紹介文) ・佐藤 雅彦・竹中 平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』(2002.9,日本経済新聞社) 「エコノミクス(経済学)の語源は、ギリシャ語の「オイコノミコス」で、その意味は「共同体のあり方」だという。どのように生きたらみんなで幸せになれるかという、言葉本来の意味に戻って、現行の経済を考える対談集」(オンライン書店bk1の紹介文) 下北沢へ、倉橋ヨエコさんのライブを聴きに行く。ライブハウスと駅の中間にある古本屋で、三冊購入。ちなみにヴィレッジヴァンガードにも当然のように寄り道し、下記のCDを購入。 【CD】 ■ヴィレッジ・ヴァンガード 下北沢店にて 東京ブラス・スタイル『アニジャズ 1st note』 女性ミュージシャン12人によるユニット「東京ブラス・スタイル」による、アニメソングのジャズカバーCD。これはかっこいいです。ビックバンドスタイルで下の曲をカバー。 1.〜BRASS STYLE INTRO〜 / 2.鉄腕アトム / 3.キューティーハニー / 4.銀河鉄道999 / 5.檄! 帝国華撃団 / 6.ラムのラブソング / 7.ひょっこりひょうたん島 / 8.ひみつのアッコちゃん / 9.エイトマン / 10.タッチ / 11.ルパン三世のテーマ '78 最初の明るいマーチ風アレンジの「鉄腕アトム」がいきなりいい。スカアレンジの「キューティーハニー」もいいし、あえて原曲の雰囲気とは異なるアレンジにしている「檄! 帝国華撃団」や「タッチ」もいい。全部いい。曲中に各パートのオリジナルフレーズも入っていて、本格的なジャズ奏者としての実力を感じさせる。 下の公式サイトを読みますと、それぞれジャズミュージシャンとして活躍していた面々が今年(2005年)9月に結成したとのこと。印象としては、女性版スカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)って感じがする。オリジナル曲とかジャズスタンダードのカバーなどのCDも出たらいいなあ。 ・東京ブラス・スタイル 公式サイト http://www.brasta.jp/ 2005年12月29日(木) 2005年12月30日(金) 【新刊】 ・雑誌『ユーゲー 2006年2月号』(マイクロマガジン) 定期購読しているゲーム雑誌。今号の特集は「Xbox」(Xbox360ではなく初代のほうです)、「コントローラ・スピリッツ」、「『ファミコン必勝本』同窓会インタビュー」 『ファミコン必勝本』って、小学生の頃読んでいた雑誌なので(JICC出版=現宝島社が発行していた)、気になるなあ。 2005年12月31日(土)
ヴィレッジヴァンガードでは、入口のそばに置かれていた福袋が気になって、買ってしまいました。福袋を買うこと自体が10年ぶりくらいかもしれない。まあ、2005年頑張った自分へのお年玉ということで(我ながら嫌な表現だけれど)。
中身は秘密。ただ、好き嫌いは別にしても、3,150円(税込)という値段には見合っているかなと思います。「福袋を買う」というより、「ヴィレッジヴァンガードで3,150円使う」と思えば、満足できる内容です。いくつか印象を挙げると。
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