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2005年10月購入本 −古本買い、再び低空飛行に−(2006.02.22更新)
 はじめに白状しておきますと、10月は我ながら買った本が少ないです。9月に結構たくさん買った反動だったのかなあ。個人的な用事や体調不良であまり外に出歩けなかったのも事実ですけれどね。
 そんな中、どこでなにを買ったのか、古本日記のはじまりはじまりでございます。


10月1日(土)
【古本】
■恵比寿 戸川書店 にて

・渡部昇一『発想法 リソースフル人間のすすめ』(1981年,講談社現代新書)

【新刊】

・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 買いそびれていました。特集は「夏のドラマ採点及び秋の新ドラマ」、「スーパーマリオ」、「一条ゆかり」、などなど。

リブロ 渋谷店 にて
・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ Selection CD BOOK』(2005.8,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:のだめカンタービレ
「のだめと千秋が出会った運命のピアノ・ソナタ、マングースとSオケ共演のラプソディ、千秋が指揮した最初のシンフォニー……、「のだめカンタービレ」に登場したクラシックの名作から10曲をセレクトしました。音で感じる「のだめ」の世界をどうぞ、お楽しみください!」(オンライン書店bk1の紹介文)
 我ながら「のだめ熱」の高まりがすごいなあ。漫画の単行本は、現在出ている分まですべて読みました。

 この日は恵比寿のタワーカフェ恵比寿でのROCOさんのライブに行ってきました。場所はリキッドルーム(LIQUIDROOM)の二階。カフェとセレクトショップが併設されたおしゃれなお店。
 この時の様子は、別にレポートを書いていますので、興味をお持ちの方はご覧ください。
■ROCO ライブ ミニレポート:『カフェライブ第2弾 in TOKYO』 2005.10.1 at タワーカフェ恵比寿・『ROCO インストアライブ』 2005.12.11 at タワーレコード新宿店・「mag*mania The 2nd Series」ROCOクリスマスライブ 2005.12.23 at LAPNET CLUB

 その後山手線で渋谷へ。その前に恵比寿の駅前にある戸川書店で古本を一冊購入。発想法とか、アイデアとか、そういうテーマの本はやっぱり気になってしまう。
 渋谷では、まずは南口を出たところにある古書センターへ。久しぶりに2階のフライングブックスも見るが、購入はなし。
 それからブックファーストへ。新刊の棚を中心に見ていくが、ここでも購入はなし。それからPARCO Part1地下のロゴスギャラリーへ。開催中の展覧会「印刷解体vol.2」を見る。活字など印刷関連の物品、印刷に関する本などの展示・販売。活字が興味深くて、「燃朗」の二文字を買ってこようと思ったのだが、うまく探せず、また人も多かったので、途中で断念。
 同じフロアにあるリブロで一冊買ってから、タワーレコードへ。CDを二枚買ってきました。

・HARCO『Ethology』(2004年,COAR-0030)
Ethology 最近CDを聴いたりライブに行ったりしているHARCOさんのCDを、また一枚購入。「ハルコ」と聞くと女性シンガーを想像する方もいるかもしれませんが、男性です。曲も声もきれいで、かっこいい。

・NEU!『NEU!』
ノイ! ニューウェーブのCDのフェアで、色々なCDが並んでいました。その中から「ノイ!」のファーストアルバムを買ってきました。
10月3日(月)
【新刊】 オンライン書店bk1に注文していた本が届く
・川上 弘美『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』(2005.9,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:卵一個ぶんのお祝い。
「ふつうに生活していても、けっこう妙なことが起こるもの…。おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。からだ半分、ずれている。カワカミさんの、5分の4はホントの、日々のアレコレ。『東京人』連載を単行本化」(bk1紹介文)

・夏目 房之介『マンガは今どうなっておるのか?』(2005.9,メディアセレクト)
オンライン書店ビーケーワン:マンガは今どうなっておるのか?
「夏目の目がとらえた、今、面白いマンガとは? マンガの面白さ・うまさって何だ? うまいヘタ問題、儲かるのか問題、マンガ家の遺族問題まで、マンガは今、こうなってる! 「コミックパーク」サイト連載に大幅加筆」(bk1紹介文)

10月4日(火)
【古本】
・横田順彌『五無斎先生探偵帳 明治快人伝』(2000年,インターメディア出版)

横田順彌『五無斎先生探偵帳 明治快人伝』
「奇人・変人の枠を超え、快人・偉人としても名を成した保科百助。鉱物収集を皇族に献上したり、『読売新聞』の「奇人百首」の一等に輝いたりした、彼の波瀾万丈の人生を描く」(bk1紹介文)
 帯には「準ノンフィクション」とあります。実在の人物を登場させながら、エピソードには肉付けをしている、といった感じだろうか。

 秋葉原で働いているわりに、一度も行ったことがなかったヨドバシAKIBAへ行ってみました。7階のタワーレコード有隣堂(書店)を主に見て、その他のフロアもざっと見てきました。
 まだオープンして1ヶ月も経っていないし、これから店ができていく状態だとは思いますが、なんとなく楽しさに欠ける、という印象。たしかにフロアは広いし、きれいなのだが、見て歩く面白さを感じない。あまりに大きすぎて、ぶらぶらと歩こうという気持ちが湧いてこない。店員さんに欲しいものの場所を訊いて、それを買ってくるお店という感じでしょうか。
 特にタワーレコードと有隣堂にはそれを感じた。なんというか、「ここは見たい」と思わせてくれる棚やコーナーがなかった。
 新製品が並ぶ棚があって、あとはメーカー(出版社・CD会社)やジャンルごとに商品が並んでいる。店舗のこだわりや考えが反映された売り場を感じられない、というところでしょうか。
 あと、ひとつのフロアが広いことのデメリットとして、なにがどこにあるか分かりにくくて、買いたい気持ちが萎えてしまうということを感じた。そして思ったのが、「これならわざわざ秋葉原まで行かなくても、Amazon.co.jpで買えばいいかなあ」ということ。欲しいものを調べて買うのであれば、むしろAmazonの方が便利かもしれない。
 もちろん、現物を手にとって見ることのできるという実店舗ならではの利点はあると思うのですが。そのメリットがあまり感じられなかった。

 そんなわけで不完全燃焼で、お茶の水・神保町へ行ってしまう。古本以外にCDも買ってくる。
【中古CD】
■神保町 ジャニス3にて

・HARCO『HARCO』(2002年,IOCD-11006)
HARCO

・HARCO『Pool』(1997年,BRCD-1703)
 ファーストアルバム。

・桜井秀俊&パイオニアコンボ『52minutes Moving On』(1996年,RMPI-1004)
桜井秀俊&パイオニアコンボ『52minutes Moving On』
 セカンドアルバム。渋谷ON AIR EASTでのライブ・レコーディング。桜井秀俊さんは真心ブラザーズの桜井さん

・朝日美穂『ONION』(1998年,SRCL-4174)
ONION メジャーデビューアルバム。

・GO-BANDG'S『ザ・リサイクル・ヒッツ』(1993年,BVCR-9201)
 1970年代の日本の歌のカバー曲集。

■ディスクユニオン お茶の水店にて
・細野晴臣『銀河鉄道の夜』(1996年,TECN-15341)
銀河鉄道の夜 アニメ映画「銀河鉄道の夜」のサウンドトラック。

・細野晴臣『N.D.E』(1995年)
 アンビエント作品を数多く発表していた頃の作品。

10月5日(水)
 秋葉原まで展覧会を見に行ってきました。
■D-akihabara Temporary(D-秋葉原テンポラリー)
 9/6-10/23、D-秋葉原テンポラリー (旧千代田区立練成中学校)にて
・ジャン・プルーヴェ展 / 機械仕掛けのモダン・デザイン(9/6-10/23)
・スモール&ビューティフル:スイス・デザインの現在展(9/27-10/23)
・9坪ハウス展-こどもと暮らす9坪ハウス(10/1-10/10)
http://www.d-akihabara.jp/

D-秋葉原テンポラリー 

 面白かったです。特に「スイス・デザインの現在展」は、日用雑貨を中心に、色々な小物が並んでいて、色々と欲しくなった。なんだか、デザインのセンスについて、刺激を受けたなあ。
 その後新宿へ。本当は早稲田青空古本祭へ行きたかったのだが、あいにくの雨だったので断念したのである。新宿では紀伊國屋書店、ブックファースト、ヴィレッジヴァンガードなどの書店を回る。ディスクユニオン、HMV、タワーレコード、東急ハンズなども歩く。
  また色々とCDを買い込んできました。

【CD】タワーレコード 新宿店
・ROCO『nonchalant』(2003年,APPR-1513)
nonchalant ミニアルバム。ファーストアルバム『コミカルライフ』発表前の作品。

・LEGEND COMPIRLATION『クラシック in ゲームミュージック』(2005年,SCDC-00463)
LEGEND COMPIRLATION  クラシック in ゲームミュージック 懐かしのテレビゲームで使われていた、クラシックをアレンジしたBGMを集めたCD。

【中古CD】ディスクユニオン 新宿本館
・HARCO『HARCO&METRO 第二回展覧会”space estate 732”』(2002年,COAR-0014) 2001年に開催された展覧会で流れたインストから厳選したもの。

・motocompo『KRACKER JACK PARTY』(2000年,MTCR-1003)
KRACKER JACK PARTY

【中古CD】ディスクユニオン 新宿中古センター
・細野晴臣『MENTAL SPORTS MIXES』(1993年,ESCB-1407)
 細野晴臣氏の楽曲を、THE ORBやGRAHAM MASSEY(808 STATE)がリミックス。

・細野晴臣『GOOD SPORT』(1995年,CLD-001)
 ユニバーシアード福岡大会(1995年)大会式典の音楽のリミックス盤。

・有頂天『SEARCH FOR 1/3 FIN』(1991年,TOCT-6358)
 1991年、有頂天解散ライブを収録したアルバム。

10月7日(金)
 この頃、10月10日に閉店を控えた丸善の京都河原町店で、レモンが置かれる「事件」(ってほどでもないが)が続けて起きた。
 これは、梶井基次郎の「檸檬」の真似ですね。「檸檬」は、主人公が京都の丸善で積み上げた画集の上に檸檬を爆弾に見立てて置く、という話。高校生の頃、現代国語の授業で読んだが、なんだか奇妙な話だと思ったのは覚えている。
 京都の丸善にレモンを置くというのは、ちょっと気障な気もしますが、なんとなくかっこいいね。

・丸善>京都河原町店閉店のお知らせ
http://www.maruzen.co.jp/home/tenpo/kawaramachi.html
・梶井基次郎『檸檬』(新潮文庫)
オンライン書店<br>ビーケーワン:檸檬


10月10日(月)
  「21世紀活字文化プロジェクト 新!読書生活」というトークショーを聞きに行ってきました。トークショーの参加者やテーマを変えて連続して行われているイベント。
http://katsuji.yomiuri.co.jp/seikatsu/
 第3回目の今回は 「こころとことば」をテーマに、作家川上弘美氏とコピーライター糸井重里氏がふたりで色々な話を繰り広げた。会場は東京駅そばの丸ビルホール。
 それぞれが推薦する本の話を中心に、あちこちに話が飛び、なかなか興味深かった。
 二人のそれぞれ好きな本屋の話だとか、本の文章、ネットの文章、しゃべる文章がそれぞれどう違うかとか。
 推薦されていた本は、どれも面白そうだった。

 帰りに丸の内OAZO(オアゾ)の中の丸善に行くが、1階のビジネス書売り場を眺めていて気持ちが悪くなる。3階の文庫・新書売場や2階の文芸書などの棚は嫌いではないが、あの1階のビジネス書の、思想を強制されるような雰囲気には恐怖を覚える。「株で儲けろ」、「起業しろ」、「営業はこうして物を売れ」などなど、あれは嫌だなあ。もうちょっと広い意味での「仕事術」とか、「知的生活術」には興味があるんだけれどねえ。
 風邪気味で体調も万全ではなかったので、その後は寄り道をせずにおとなしく帰ってくる。

10月12日(水)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 主な特集は下記の通り。
 クラシック音楽/映画『探偵事務所5』:成宮寛貴インタビュー/映画『カスタムメイド10.30』:奥田民生・木村カエラ対談/ドラマ『緋の十字架』:喜多嶋舞インタビュー/中国特集

10月16日(日)
 10月28日から11月3日まで開催される恒例の「神田古本まつり」。東京古書会館での古書展で、とある本が出品されることがニュースになっています。
 その本とは、藤村操名義で書かれたという「煩悶記」。藤村操は、1903年に日光の華厳の滝に投身自殺した当時の旧制一高の学生。「煩悶記」は、1907年に、藤村操が実は生きていて、彼が書いた原稿をまとめたという本。
 偽書(別人の書いた本)だと言われているが、これまで谷沢永一氏所有の1冊しか見つかっていない珍本。今回は147万円の価格がつけられています。
 まだまだ、幻の本はあるのだなあ。

 ちなみに「煩悶記」の内容は、谷沢氏が下記の本で全文を掲載しているとのこと。
・谷沢永一『遊星群 明治篇』(2004.12,和泉書院)
オンライン書店ビーケーワン:遊星群 明治篇
 「谷沢書誌学の本領、明治大正わけあり雑書の宝庫の扉が惜しげもなく開けられた。往時の世態人情の実際をつぶさに伝える「時代を語る好書録」。至文堂『国文学』連載「探照灯」をまとめる」(bk1紹介文)

10月19日(水)
【新刊】 青山ブックセンター 六本木店にて
・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
 1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。
 聞き慣れない版元ですが、写真もちゃんと載っているし、商品のデータもしっかり掲載されているし、なかなか面白そう。

  久々に六本木に行ってまいりました。TUTAYA TOKYO ROPPONGIと青山ブックセンターの書店二店舗を覗く。

10月21日(金)
【新刊】 bk1に注文していた本が届く
・エムディエヌ・ムック インプレスムック『プロとして恥ずかしくないIllustratorの大原則』(2005.6,エムディエヌコーポレーション)
オンライン書店ビーケーワン:プロとして恥ずかしくないIllustratorの大原則
「あなたはプロのクリエイターとして、Illustratorの機能と使い方を完全にマスターしていると自信を持って言えますか? 機能とツールの基礎知識、イラスト作成・DTPデザインを極めるなどについて解説する」(bk1紹介文)
 俺はプロじゃないのですが、イラストレーターの基本の基本は分かっておきたいと思いまして。ちょっと勉強します。

・いしい ひさいち『バイトくん 4』(2005.10,双葉社)
オンライン書店ビーケーワン:バイトくん 4
 双葉文庫で定期的に刊行されている、いしいひさいち傑作選。今月はバイトくんです。

・川上 弘美『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:此処彼処
「近所の川べりからマダガスカルの森まで。いとおしく、懐かしい場所を、のびやかな筆致で辿る連作エッセイ集。『日本経済新聞』連載を単行本化」(bk1紹介文)
 気になっていた本を購入。目次を見ると、ほとんどが場所の固有名詞ですが、内容は特に旅行記や紀行文ではなく、いつもの川上氏のエッセイのようです。

  久々に会社帰りに神保町へ行ってCDを買ってきました。

【中古CD】神保町 ジャニス3にて
・V.A.『BLUE VILLAGE』(2003年,72435-8389029)
 ジャズの2枚組コンピレーション。多分、「ヴィレッジヴァンガード」の選曲じゃなかろうかと思う。
 ハービー・ハンコック、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、カウント・ベーシーなど、俺でも名前をしっているミュージシャンの曲が収録されています。

・TELEX『LOOKING FOR SAINT-TROPEZ』(1994年,ALCA-557)
 ベルギーテレックスのファーストアルバム。オリジナルは1979年の作品。邦題が『テクノ革命』って、すごいな。

【CD】ヴィレッジヴァンガードお茶の水店にて
・V.A.『KING OF SWING』(2000年,KBOX3182)
 ビッグバンドジャズのコンピレーション。3枚組。
 デューク・エリントン、グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、カウント・ベーシー、などなど、そうそうたるラインナップ。

10月23日(日)
 文豪Tシャツなるものが発売されています。
 第一弾は植草甚一氏。表が植草氏の顔のプリント、裏は植草氏の年表らしい。世田谷文学館のオリジナルグッズとのこと。
・世田谷文学館:http://www.setabun.or.jp/
・Tシャツ紹介(画像あり):http://www.setabun.or.jp/publish.htm#goods
 植草氏は、ちょっと「文豪」という雰囲気ではないが、デザインはなかなかよいです。チェ・ゲバラのTシャツみたいに、「よく分からないけれどデザインとしていいからみんな着る」ようになったら面白いね。
 今後もシリーズが続いたら面白いなあ。「幸田露伴Tシャツ」なんて、インパクトありそうだなあ。「幸田露伴」の文字もプリントされているとなおいい。

10月25日(火)

 会社帰りに、神保町へ行ってきました。探していたのは今日発売予定の雑誌『彷書月刊』11月号。第五回古本小説大賞の結果が発表されるはずの号。
 まあ、俺の応募した作品は入賞していないとは思うのですが、ひょっとしたらとも思ったのです。
 しかし、三省堂書店、神保町古書モール、書泉グランデなど見てまわるも、発見できず。
 三省堂では案内係の人に尋ね、「いつもなら入荷したらここに並べるんですがねえ」という場所をふたりで見るも、なし。
 色々とブログを検索したりネットを検索したりしましたが、情報は発見できず。また明日検索して、書店でも探してみよう。
 今日はなんだか疲れて、神保町で色々買い物する気分にもなれず、「キッチン南海」でしょうが焼きとチキンカツの定食を食べてそのまま帰ってくる。
 ただ、「神田古本まつり」、「神保町ブックフェスティバル」の開催直前だった(10月28日開催)ので、神保町交差点の写真を撮影してきました。既に準備万端という感じです。

 


10月26日(水)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)

 主な特集は下記のとおり。
 「ここがヘンだよ! 第一回」(ドラマ第一回批評)/映画『あぶない刑事』:館ひろし・柴田恭兵インタビュー/映画『仮面ライダー THE FIRST』

■自由が丘 東京書房にて
・雑誌『彷書月刊 2005年10・11月号』(彷徨舎)

 昨日入手できなかった『彷書月刊』ですが、無事購入しました。
 特集は「大正抒情イマジュリィのデザイン・シーン」。「第五回古本小説大賞」の結果も掲載されています。
 「古本小説大賞」、俺の応募した作品は、箸にも棒にもかかっていませんでした。
 選考委員の三氏(出久根達郎・坪内祐三・河内紀)の選考会を読むと、最終選考に残った六編でも「本への熱烈な愛着を、今回は六編ともに感じない」(出久根氏)とのこと。さらに「今回はおしなべて完成度が低い」(出久根氏)とも。
 そこから話は賞の位置付けに移り、「古本と関係を持っているならそれをそのまま書けばいいんですよ」(河内氏)、「古本をいかに楽しんでいるかということを書いてくれればいいんです」(出久根氏)と、今後の応募者への提言が続く。
 なるほど。俺はたしかに、「古本小説」の「小説」の部分にこだわっていました。これは、普段気になる特集がある時くらいしか『彷書月刊』を読んでいない俺の勉強不足でした。下駄履きでプロ野球の入団テストを受けに行くようなものでした。反省。
 来年もしも募集があれば、またチャレンジしようと思います。

10月30日(日)
【新刊】 西が丘競技場にて
・『2005 Lリーグ公式プログラム』

 久々にスタジアムでサッカーを見てきました。2005年Lリーグ(なでしこリーグ)のベレーザ対マリーゼの一戦。

20051030西が丘サッカー場 20051030西が丘サッカー場

 試合は後半にゴール前の混戦から沢選手が、後半ロスタイムにPKで大野選手が、それぞれゴールを決めて、2-0でベレーザが勝利。これでベレーザは今期リーグ戦優勝となりました。

20051030西が丘サッカー場

 パスをつなぐベレーザと、カウンターを狙うマリーゼの見ごたえのあるゲームだった。
 日本代表の選手は、やっぱりうまかった。特にFW陣の中で、ベレーザの荒川選手とマリーゼの丸山選手のキープ・ドリブルはすごかった。またスタジアムへ見に行きたい。
 スタジアムではプログラムを購入。Lリーグって入場無料なんです。だから、せめてグッズなどを購入して運営に貢献したいと思う。
 というような日々でございました。色々なところには行っているんですけれどねえ。本はあまり買っていないなあ。さて、11月はここから打って変わってたくさんの本を買ったのか、あるいはやっぱり本は買えなかったのか? これは次回を乞うご期待!

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