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2005年9月は、久々に古書展(古本市)にも行ったし、初めての町の学芸大学や、久しぶりの町の下北沢に行ったり、なかなか行動的な日々でした。本や古本も、久々に買ったかなと思います。紹介していきましょう。 なお、特に記載がない場合は、本のリンク先はオンライン書店bk1、CDやDVDのリンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです。 2005年9月2日(金) 【新刊】 ・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社) 特集は「攻殻機動隊」、「非電車男系秋葉原」、「女の子のための源平武将講座」。 「非電車男系秋葉原」は、秋葉原をちょっと小馬鹿にした感じが、最近の秋葉原過大評価と比較して痛快でありました。 この日は新宿タワーレコードで行われた、ケラさんのトークライブに行ってきました。 はじめはケラ&ザ・シンセサイザーズの三浦俊一氏とともに、ナゴムCDの再発に関する話。中盤から後半にかけては、内田雄一郎氏とのトーク。ナゴム全般や空手バカボンの思い出などなど。 空手バカボンライブの際、内田さんがプリプロ(あらかじめ録音したカセットテープ)を忘れて取りに行った話とか、ケラさんが屋根裏でのクリスマス前のライブで、サンタの格好で客席後ろから出ようとしたところ、酔ったグレイト・リッチーズのマモルに小銭を投げ付けられた話とか、面白かったなあ。 田口トモロヲさんのかつてのエピソードも面白かった。 俺がリアルタイムでファンだった人ほどは固有名詞を知らないのが、やや残念だった。もっと知っていたらさらに面白かっただろうなあ。 その後、ルミネ2のヴィレッジヴァンガードでCDを買う。 【CD】ヴィレッジヴァンガード 新宿ルミネ にて ・ROCO『○×アーメン』(APPR-1801) (リンク先はAmazon.co.jp) ROCOの二枚目のアルバム。インディーズレーベルから出ているので、置いていないCDショップもあるかもしれませんが、ヴィレッジヴァンガードやタワーレコードなどでは買えるかと思います。 2005年9月4日(日) 【新刊】 ・林丈二『路上探偵事務所』(2005.8,講談社) 路上観察学会の会員でもある著者が、路上にある色々を調査した本。 書店で見つけて面白そうだったので購入。 2005年9月5日(月) 【新刊】 ・雑誌『ユーゲー 2005年10月号』(マイクロマガジン) 定期購読しているゲーム雑誌。特集は「スーパーファミコンメモリーズ」、「SaGaシリーズ」など。 今日は新宿のネイキッド・ロフトで行われた夏目房之介氏と南伸坊氏のトークライブ「ムダな抵抗はやめよ。 おじさん対談!」を聴きに行ってきました。夏目氏の『おじさん入門』(イースト・プレス)の出版記念のトークショー。 テーマはおじさんから、笑い、保険、パソコン・2ちゃんねる、ガロ関連の方々、仙人、死との向き合い方など、多岐に渡った。いずれも、お二人の肩に力の入らない話ぶりが面白かった。
質疑応答では、俺の「緊張せずに人と話すにはどうすればよいでしょうか」という質問にも丁寧に答えていただき、感激する。ちなみにこの質問は、『おじさん入門』の中のエピソード(「パーティー力学」)と、お二人の話を目の当りにして、訊いてみた次第。 イベント後、夏目氏にサインもいただいてしまう。 楽しかったなあ。俺もお二人のようなおじさんになりたい。 その前に、新宿で買い物をする。 【中古CD】ディスクユニオン 新宿中古センター にて ・クラウス・ノミ『Encore』 クラウス・ノミの曲を、オリジナルアルバムから編集したもの。主要な曲は入っているようです。 先日、映画『ノミ・ソング』を見て、あまりのインパクトに、CDも買いました。 バックに流れるのはシンセサイザーを駆使したエレクトロ・ポップで、それに乗せて流れるノミの歌が、本格的なクラシックの歌い方というのが、なんだかすごい。「シンプル・マン」とか、最高です。 ・カール・バルトス『コミュニケーション』 これは、元クラフトワークのカール・バルトスのソロアルバムです。なんとも正統派のテクノ・ポップだと思う。正確にはテクノ・ポップというジャンルはないようだが、あえてそう呼びたくなる。 2005年9月8日(木) 【新刊】三省堂書店 神田本店 にて ・北尾トロ『気分はもう、裁判長』(2005.8,理論社) 中学生以上を対象とした、「よりみちパン!セ」というシリーズの一冊。気になっていた本を早速買ってくる。 ・雑誌『Number 636』(文藝春秋) 特集はサッカー「海外組10人の新たなる挑戦 欧州に誓う。」。表紙は中村俊輔選手。 【古本】 ・パラダイス山元『ガチャ!マン盆栽』(2003.11,扶桑社) 「日本では今、ガチャカプセルやおかしのオマケ、携帯電話についているストラップなどの小さなおもちゃが大ハヤリ。それらと盆栽を組み合わせたのが「ガチャマン盆栽」。ガチャで広がる新たな小宇宙! 世界9か国語対訳付き」(bk1紹介文) 会社帰りに神保町に行ってきました。本の他にもCDを買ってくる。 【CD】ディスクユニオン お茶の水駅前店にて ・SUIKA『RIPE STRIPES』(2005年,FNSR-004) 5人組のヒップホップ。6月に見た「青山 月見ル君想フ」でのライブが印象に残っていて、購入。 ヒップホップと言っても、電子ピアノ、パーカッション、MC、MC+ウッドベース、MC+ポエトリーリーディングという編成。うまく説明できないのですが、独特な雰囲気があって、いいんですよ。 ・HARCO『Night Hike』(2005年,CDAR-0036) 男性のソロ。この方も、8月の新宿 紅布(red cloth)でのライブが印象に残っていて、購入。ライブでは、その場でサンプラーを操作して、音源をつくるなど、結構すごいことを淡々とされていた。 ただこのCDはそういう実験的な面より、正統派ポップという感じ。聴いていて心地いい。 【中古CD】ディスクユニオン お茶の水駅前店にて ・有頂天『SEARCH FOR 1/3 BOIL』(1988年,D32A-0368) 有頂天のライブ盤です。帯がついていなかったり、ケースに傷があったりはしますが、CDそのものには問題がないし、なにより自分にとっては信じられないくらいの安さ(有頂天のCDはプレミアがついているものも多いです)だったので、購入。 ・CONFUSION『DIFFUSION』(1995年,ARCJ-17) CONFUSIONは、元電気グルーヴ・Cutemen(キュートメン)などのCMJKが結成していたユニット。そういえば、Cutemenは2002年に活動再開してシングルを出しましたが、その後どうなったんだろう。 ・嶺川貴子『CLOUDY CLOUD CALCULATOR』(1997年,PSCR-5658) 元L⇔Rで、現コーネリアス夫人の嶺川さんのセカンドアルバム。そういえば持っていなかったので購入。タイトルとかジャケットの雰囲気がテクノポップっぽくってかっこいい。 2005年9月9日(金) 【新刊】 ■青山ブックセンター 自由が丘店にて ・雑誌『広告批評 2005年4月号』(マドラ出版) バックナンバー。特集は「広告のカタチ」。刊行時にも買ったのですが、故あって再度購入。 ■ヴィレッジヴァンガード自由が丘店にて ・雑誌『もっと! ドラえもん 第三号』(小学館) 特集は、映画「のび太の恐竜2006」など。 【古本】自由が丘 東京書房にて ・山崎 武也『「週末」の愉しみ方』(1997.4,三笠書房) 「金曜日の夜からはじまる、自分のための知的時間。有意義な週末を過ごすにはどうしたらよいか。創造的で、刺激に満ちた遊び方・勉強術・交際術を紹介。人生の愉しみを発見するためのヒント」(bk1紹介文) なんとなく面白そうだったので買ってみる。 ・外山 滋比古『風の音』(1988年,広済堂出版) 雑誌『毎日夫人』(毎日新聞社)に連載されたものを中心としたエッセイ集。 本日9月9日オープンの青山ブックセンター自由が丘店へ行ってきました。 かつての自由が丘店は、南口を出たところのMELSA PART1にありましたが、そことは別の場所です。ちなみにそこは今ブックファーストが入っています。正面口からまっすぐ進んだところの2階、もとは芳林堂書店があった場所です。 青山ブックセンターらしく、洋書や洋雑誌もそろっており、デザインに関する本もスペースを取って並べられています。また、女性向けの雑誌や料理関係の本などが目立った。 自由が丘に行ったら立ち寄りたい雰囲気のある店ですね。 2005年9月12日(月) 【古本】 ・実相寺 昭雄『怪獣な日々』(2001.7,ちくま文庫) 「ゴジラ、ウルトラマンなど日本が世界に誇る伝統技能・特撮。ウルトラシリーズのなかでも、ジャミラ、シーボーズなど異色の怪獣を送り出し、ファンを魅了した実相寺昭雄が、特撮の神様・円谷英二の生誕百年を節目に、みずから怪獣な日々を振り返る」(bk1の紹介文) てっきり新刊で出たときに買ったと思っていたが、どうやら読んだ記憶がないので買ってくる。 ・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫) 1960年代のミステリー、ハードボイルド、SFのブックガイド。1980年代のミステリーガイドも収録されている。 俺は小林氏の本はほとんど読んでいないのだが、こういうブックガイドが好きなので購入。 ・横田 順彌『俺はスーパーマン』(1989.10,講談社文庫) 横田 順彌氏のコメディSF短編集。当時は「ハチャハチャSF」と呼ばれていました。 俺は横田氏は古本関係の著作から読み始めて、ハチャハチャはリアルタイムでは読んでいなかった。でも、面白いんだよなあ。 最近はあまり読んでいませんでしたが、久々に古本屋で見つけて購入。 久々に自宅近所の古本屋に行き、収穫がありました。それから、自分が原稿を書いた雑誌が書店に並んでいるのを見に行きました(下の本です)。 ・『お笑い解体新書 Vol.1 ブームの謎を完全に紐解くお笑いMANUAL MOOK』(2005.10,オークラ出版) 2005年9月15日(木) 【新刊】オンライン書店bk1に注文していた本が届く ・細野晴臣:著・北中正和:編『細野晴臣インタビュー The endless talking』(2005.9,平凡社ライブラリー) 「はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー、YMO、FOE。一貫して日本のロックの最先端に立ち続けてきた細野晴臣。めまぐるしく変貌する細野サウンドの「謎」を徹底インタビューで解き明かす」(bk1紹介文) 買ってすぐ読みたくて、いくつか書店を探すも見つからず。それじゃあってんで注文。こういう時、ネットの書店は便利だ。 ・夏目 房之介『これから』(2000.12,講談社) 「祖父・夏目漱石の没年49歳を超えた著者が、みずからの人生をへ理屈とイラストで語る。『東京新聞』『中日新聞』で連載のコラムに大幅加筆」(bk1紹介文) 先日読んで面白かった下の本の姉妹編とのことで、それじゃあってんで注文(←二回言ってみたかっただけです)。 ・夏目房之介『おじさん入門』(2005.8,イースト・プレス) 「おじさんにはおじさんの、それぞれ、その人なりの「面白さ」や「奥行き感」がある…はずだろうと僕は思う。漱石の孫である著者が、自身も含めた「おじさん」の楽しい生き方をユーモラスに描いたエッセイ」(bk1紹介文) 2005年9月17日(土) 【古本】 ■南部古書会館「五反田遊古会」にて ・串間努・久須美雅士『ザ・飲みモノ大百科』(1998.1,扶桑社) 「「ザ・ジュース大図鑑」では扱わなかった人気飲料、カルピス、缶コーヒー、缶紅茶、スポーツドリンク、乳性飲料、缶茶、缶野菜ジュースなど、目からウロコの楽しい雑学が盛りだくさん。飲み物年表つき」(bk1紹介文) 「ひょっとして持っているかも」と思いつつ買ったら、案の定持っていました。かっくし。 ・別冊太陽『手帳の本』(1982年,平凡社) 今から20年以上前の手帳についての本です。 また、電子手帳はおろか、システム手帳(「ファイロファックス」など)も普及していない時期。「能率手帳」が紹介されていたり、ポストイットの使い方が解説されたりしている。 巻上公一氏の手帳が紹介されていたりして、なかなか興味深い。 ・泡坂 妻夫『トリック交響曲』(1981.2,時事通信社) ミステリー作家であり、マジシャンでもある著者が、トリックについて解説した本。 ・早川 光『東京迷走大図鑑』(1987,シネルクス・鳳山社) 著者名も出版社名もまったく知らないが、面白そうなので買ってくる。こういう本が見つかるのが古本の醍醐味。最初に「東京人のための東京観光ガイドがあったらいいなと思っていた」(p.6)とあり、都内の駄菓子屋や商店街を歩いている。 ■JR日暮里駅構内の出張古本屋にて ・フィリップ・K・ディック:著・浅倉久志:訳『高い城の男』(1984.7,早川書房) 「【ヒューゴー賞受賞】第二次世界大戦が枢軸国側の勝利に終わってから15年、世界はいまだに日独二国の支配下にあった。日本が支配するアメリカ西海岸では連合国側の勝利を描く書物が密かに読まれていた……現実と虚構との間の微妙なバランスを、緻密な構成と迫真の筆致で描いた、P・K・ディックの最高傑作! (早川書房目録より)」(bk1紹介文) 【新刊】 ・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社) 買い逃していました。 特集は、映画「チャーリーとチョコレート工場」。表紙もジョニー・デップです。あとは香港映画俳優、秋のドラマ、有名人のサインなどが特集。 九月に入ってから、会社の仕事と、個人の作業と、勉強とで煮詰まったので、夕方近くなってからふらふらと出かける。「古本買いたい病」発症といったところです。 まずは五反田の南部古書会館での古書展「五反田遊古会」で数冊買う。 その後調子に乗って新宿まで行き、新宿サブナード2丁目広場(駅近くの靖国通りの地下にある地下街)で開催されていた古書展「古本浪漫洲」も覗く。しかしここでは買えず。新宿ではあとディスクユニオンに寄り、一枚だけCDを買う。
・細野晴臣『HOSONO HOUSE』 細野晴臣さんのファーストソロアルバム。先日から読んでいる『The endless talking』の影響で、細野さん関連のCDを買い集めるようになっています。 2005年9月20日(火) 【新刊】 ■ブックファースト渋谷店 にて ・D.B.ワイス:著・ 鈴木豊雄:訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,ハヤカワ文庫NV) 裏表紙の紹介文を引用します。 「任天堂出身のプログラマー、イタチアラキが作った伝説的ゲーム《ラッキーワンダーボーイ》。ほぼ到達不可能の隠しステージが用意されているというこのゲームの攻略に、アメリカのおたく青年アダムは青春のすべてを賭けた。恋も仕事も放り投げ、イタチが住むという日本の京都へと旅立ったのだが……はたして、幻のステージIIIに待ち受けるものとは? パックマンなど懐かしのゲームが満載のアメリカン・おたく・グラフィティ」 この紹介文だけで、読みたくなった。そして同時に、この題材で俺も小説を書いてみたかった。 とりあえず、次に読む本はこれだな。 ・A.A.ミルン:著 / 相沢 次子:訳『ユーラリア国騒動記』(1980.1,ハヤカワ文庫FT) 「早川書房創立60周年記念リバイバル・フェア」として、復刊されていました。 A.A.ミルンって、「くまのプーさん」の作者です。「赤い館の秘密」という推理小説も書いています。 「赤い館の秘密」は、大学生の頃に読んだのだが、内容はあんまり覚えていないです。 ■タワーレコード渋谷店 にて 小島麻由美『KOJIMA MAYUMI’S PAPERBACK』 (リンク先はAmazon.co.jp) イラストと文章が収録された本と、下記五曲の宅録デモ音源が入ったCDのセット。 1. 真夏の海/2. セシルのブルース/3. おしゃべり!おしゃべり!/4. ディビ・ドゥビ・ダー/5. 結婚相談所 【古本】 ■渋谷古書センターにて ・荒俣 宏『ジンクス ギャンブル編』(1988.10,角川文庫) 「ギャンブルの博物誌」ということで、ギャンブルにまつわる様々な話が紹介されている。 ・堀井 憲一郎『『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。』(2003.5,講談社文庫) 堀井健一郎氏といえば、色々な物事を調査するコラムで知られている。 この本は調査というよりは、マンガ『巨人の星』を読み込んであれこれと語っている。 ・泉 麻人『カジュアルな自閉症』(1985.7,ネスコ) あとがきに「<私小説>を下敷きにしたフィクションです」(p.188)とある。キーワードと、当時の泉氏の年齢が書かれていて、当時の思い出をエッセイ風に書いたもののようだ。 文庫でも見たことがなかったので、珍しくて購入。 ちなみに、サイン入りです。またサインの宛先がすごい。「見城徹 様」とある。同姓同名かもしれないが、見城徹といえば当時角川出版の編集者で、現幻冬舎社長の見城氏ではなかろうか。 ・山崎 浩一『書物観光』(1990.6,河出書房新社) 1980年代に雑誌『ポパイ』に連載された書評をまとめた本。 今日は会社帰りに青山のライブハウス「月見ル君想フ」へ行く。ここで10月に行われる倉橋ヨエコさんのライブチケットを購入。その後地下鉄で渋谷へ。久々に渋谷を歩く。渋谷古書センター・ブックファースト・タワーレコードを見てくる。 2005年9月21日(水) 【古本】 ■学芸大学 e-Booksにて ・角田 光代『これからはあるくのだ』(2003.9,文春文庫) 「なぜ「これからはあるく」ことにしたのか。「わたしの好きな歌」がどんな理想的男性像を植えつけたのか。自らの身に起こった事件を屈託なくつづるエッセイ集」(オンライン書店bk1の紹介文) ・長嶋 康郎『古道具ニコニコ堂です』(2004.6,河出書房新社) 「東京・国分寺名物の古道具「ニコニコ堂」。狭い間口から中を覗くと、由緒がありそうな、なさそうなモノが店いっぱいにあふれている。古道具を売る人、買う人、ただ見る人、通りがかりの人のなんともおかしなエピソード」(bk1紹介文) 著者は作家長嶋有氏のお父さんです。 ■BOOK OFF 学芸大学駅前店にて ・とり みき『御題頂戴』(1999.5,ぶんか社) 他人からお題をもらって、それをもとに漫画を描く、という形式の本。 ・山口 瞳『江分利満氏の優雅なサヨナラ』(1995.9,新潮社) 『週刊新潮』で連載された「男性自身」の最終巻。 ・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫) 作家、学者などによる「知的生産の技術」をまとめたもの。 執筆は今西錦司・外山滋比古・山根一真・渡辺昇一などの諸氏。 ・山本 昌邦『山本昌邦備忘録』(2004.6,講談社文庫) 現Jリーグジュビロ磐田監督の著者が、フィリップ・トルシエ監督の日本代表でコーチをしていた際の記録。 ちょっと用事があって、学芸大学に行ってきました。 ここでもまた古本を買ってしまう俺。ちなみに、東急線の「学芸大学駅」の方です。東京学芸大学は今は小金井にあって、「学芸大学駅」とはまったく別の場所です。 2005年9月23日(金) この日は渋谷へ、小島麻由美さんのライブを見に行ってきました。「コジマ・ロックンロール・キャラバン ワンマンツアー」@渋谷クラブクアトロ、行ってきました。先月無料のイベントでライブを見ましたが、本格的なライブとしては今回が初。 とにかく、かっこよかった。バンドもかっこよかったし、その中で歌う小島さんがまたかっこよかった。CDで聴いている曲も、ライブで聴くとまた違った魅力があります。 あとは、MCが歌と違ってわりととぼけた感じなのがまたギャップがあって、それもまた素敵だった。それから、全部で90分くらいのライブだったけれど、一度も水を飲まなかったことが印象に残った。それで声が枯れないって、すごいよなあ。 ■小島麻由美さんの公式サイト http://www.kojimamayumi.com/ 2005年9月25日(日) 【新刊】 ■ヴィレッジヴァンガードお茶の水店 にて ・黒咲 一人『55歳の地図』(2005.5,日本文芸社) 著者はジャンプやマガジンで仕事をしていた漫画家。2003年に漫画家を廃業し、ホームレスになると宣言して四国遍路の旅に出たという。その経験を描いたのがこの漫画。 「もうひとつの『失踪日記』」というPOPに惹かれて購入。 ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 1』(2002.11,講談社) 今までなんとなく興味はあったものの読んだことがなかった。とりあえず一巻だけ買ってきました。 この日は久々に会社帰りに神保町に行きました。本の他、CDも買ってきました。 【中古CD】
■神保町 ジャニス3 にて ・Tin Pan『Tin Pan』(2000年,RWCL-20009) 細野晴臣、鈴木茂、林立夫の三氏によるユニット。 ティン・パン・アレーの再結成というわけではなく、新しいユニットとして結成したようです。そもそも、ティン・パン・アレーもメンバーの固定されたバンドというよりセッションチームだったみたいだけれど。 ・THE B-52's『GOOD STUFF』(WPCP-4854) ・MICHAEL NYMAN『The Essential MICHAEL NYMAN BAND』(1992年,ARGO 436 820-2) 【CD】 ■神保町 ジャニス3にて ・・『ライヒ、グラス&アダムズ:ミニマル・セレクション』(WPCS-21250) なぜマイケル・ナイマンやスティーブ・ライヒのCDを買ってきたかといえば、明らかに今読んでいる細野晴臣さんの本の影響です。ティン・パンのCDもそうですね。 ■ヴィレッジヴァンガード お茶の水店にて ・BUDDY RICH『THE ROAR OF '74』(2004年,24103) バディー・リッチって、全然知らなかったんだけれど、店内のBGMでかかっていたのがかっこよくて、買ってきました。ノリノリのジャズ。 2005年9月26日(月) 【新刊】 ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 2』(2002.11,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 3』(2002.11,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 4』(2003.2,講談社) 「のだめカンタービレ」、一巻を読みましたが、面白い。近所の書店でまた三冊買ってきて読みました。多分、今出ている巻は近いうちに全部買ってきます。 2005年9月27日(火) 【新刊】 ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 5』(2004.1,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 6』(2004.1,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 7』(2004.1,講談社) 『のだめカンタービレ』、昨日買った三冊もまた面白くて、本日また三冊買ってくる。 2005年9月28日(水) 【新刊】 ■NTTインターコミュニケーション・センター にて ・ビリー・クルーヴァー『ビリーのグッド・アドヴァイス』(2005年,アセテート) 今日は休みだったので、初台と下北沢へ行ってきました。 初台では東京オペラシティタワー内のNTTインターコミュニケーション・センターで下の展覧会を見てきました。 ・ローリー・アンダーソン『時間の記録』展 http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2005/THERECORDOFTHETIME/index_j.html (10月2日(日)まで、初台の東京オペラシティタワー内、NTTインターコミュニケーション・センターにて) その後下北沢では、本屋やCD屋を回った後、下のライブを見てきました。 ・FastSynQue vol.7" 下北沢、CLUB Queにて。出演:HARCO・Clingon・SUIKA・DJ:新田誠一郎(nitt) 約五年ぶりに下北沢に行きました。五年前は、偶然ヴィレッジヴァンガードに入ったのを思い出した。当時はまだ全然どういう店か知らなくて、どうも本屋らしいと思いつつ(「本屋だからなんでも図書券で買えます」とか、そんなPOPが貼ってあった気がする)、チョコレートだけ買って帰ってきたのを覚えている。今日はディスクユニオンとヴィレッジヴァンガードでCDを何枚か買ってきました。 【中古CD】 ■DISK UNION 下北沢店にて ・細野晴臣『トロピカルダンディー』 なぜこれまで『トロピカルダンディー』を買っていなかったかを思い出した。ティン・パン・アレーなどのCDに収録されている曲がいくつかあって、だぶっている気がしたんだ。しかし、曲だけでなくアルバムとして聴くことが大事だと思ったので購入。 ・細野晴臣『エンドレス・トーキング』 1985年にイタリアのジェノヴァで開かれた「ジャパン・アヴァンギャルド・オブ・ザ・フューチャー」展のために制作されたもの。野外に設置されたオブジェ(「インスタレーション」と呼ばれる)にあわせて流す音楽だったそうだ。 わずか一日で、シンセサイザーとサンプラーで即興的につくったもの。でも、いいんだよなあ。うまく表現できないのだけれど。 ・小島麻由美『愛のポルターガイスト』 ・小島麻由美『セシルのブルース』 実は小島麻由美さんのアルバムは、最新作の『パブロの恋人』と、ベスト盤の『Me And My Monkey On the Moon〜Singles and Outtakes〜』、ライブ盤の『Songs For Gentlemen』しか持っていなかったんです。『もっと聴きたい!』と思って、購入。 【CD】 ■DISK UNION 下北沢店にて ・明和電機『GOLDEN☆BEST ALL OF 明和電機』 明和電機のベスト盤です。本当は、明和電機はライブを見るのが一番魅力的だと思うのですが、CDもなかなか魅力的。 ■ヴィレッジヴァンガード 下北沢店にて ・Perrey&Kingsley『The Essential Perrey&Kingsley』 まさかペリー&キングスレーのCDが置いてあるとは思わなかった。想像していたよりもゆったりした音楽だったけれど、このモーグ・シンセサイザーの音は素晴らしい。 ディズニーランドのエレクトリカルパレードのテーマ曲の原曲「BAROQUE HOEDOWN」も収録されています。 下北沢は、他にも行きたい店は色々あったのだが、時間の都合で断念しました。時間を見つけてまた行こうと思う。 2005年9月29日(木) 【新刊】bk1に注文していた本が届く ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 8』(2004.3,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 9』(2004.6,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 10』(2004.9,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 11』(2005.1,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 12』(2005.5,講談社) ・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 13』(2005.9,講談社) 『のだめカンタービレ』を、現時点の最新刊まで一気買い。俺にとっては、最近じゃ珍しい。 というような感じの日々でございました。後半は『のだめカンタービレ』にはまったなあ。 10月以降もこの勢いのまま本を買いまくるかといえば、実はそうでもなかったりします。この辺の話はまた次回。 |