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2005年8月購入本 (2006.1.6 掲載)

 ものすごく時間が経ってしまいましたが、2005年8月に買った本の振り返りをしておこうと思います。個人的に色々と忙しい時期だったのを覚えています。買った本の数も、ちょっと落ち着いているかな。
 それでは、紹介していきましょう。

2005年8月2日(火)
【新刊】
■ ブックファースト渋谷店 にて

・長嶋有『いろんな気持ちが本当の気持ち』(2005.7,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:いろんな気持ちが本当の気持ち
「僕は大きく二文字「増刷」と書いた。書いてみると思った以上に間抜けで、小さく「したい」と書き添えたら、もっと間抜けになった−。セカイとジブンが愛おしくなるエッセイ集」(bk1紹介文)
 長島氏名義での初のエッセイ集。面白そうだったし、特典でステッカーもついていたので、購入。

【古本】
■渋谷古書センター にて

・山根 一真『スーパー書斎の遊戯術 怪傑版』(1998.3,文春文庫)
オンライン書店ビーケーワン:スーパー書斎の遊戯術 怪傑版

・山根 一真『スーパー書斎の遊戯術 黄金版』(1998.5,文春文庫)
オンライン書店ビーケーワン:スーパー書斎の遊戯術 黄金版

 探していた山根氏の「スーパー書斎」シリーズを見つけたので、購入。

■自由が丘 東京書房 にて
・山口昌男『道化的世界』(1986.1,ちくま文庫)
 大学生の頃、この本を読んだ記憶があります。学生の頃は山口氏の著作に影響を受けたんだよなあ。卒論でも、氏の道化に関する考察を参考文献にしました。

 この日は渋谷で映画を二本見た。シネセゾン渋谷で『リンダリンダリンダ』(山下敦弘 監督・出演:前田亜希・香椎由宇・ペ・ドゥナ・関根史織 他)。そしてシアターイメージフォーラムで『ノミ・ソング』(アンドリュー・ホーン監督)。
 2本の映画の間に時間が空いたので、ブックファーストや渋谷古書センターを見て歩く。

2005年8月3日(水)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 特集は「ドラマ『アストロ球団』」、「夏の甲虫づくし」。橋本真也氏追悼記事も。

2005年8月5日(金)
【新刊】
■ヴィレッジヴァンガードお茶の水店にて

・雑誌『もっと! ドラえもん 第二号』(小学館)
 ドラえもんの専門誌。この号の特集は、「ひみつ道具」、「レギュラーキャラ研究:ジャイアン編」など。単行本未収録のカラー版マンガも収録。

2005年8月6日(土)
【新刊】
■オンライン書店bk1に注文していた本が届く

・夏目房之介『おじさん入門』(2005.8,イースト・プレス)
オンライン書店ビーケーワン:おじさん入門

「おじさんにはおじさんの、それぞれ、その人なりの「面白さ」や「奥行き感」がある…はずだろうと僕は思う。漱石の孫である著者が、自身も含めた「おじさん」の楽しい生き方をユーモラスに描いたエッセイ」(bk1の紹介文)
 夏目氏の、マンガ評論とはちょっと違う話題のエッセイ集。

・読売新聞解説部:編『時代の証言者 8』(2005.8,読売新聞東京本社)
オンライン書店ビーケーワン:時代の証言者 8

 読売新聞に連載されたインタビューをブックレットにまとめたもの。「漫画」をテーマに、水木しげる・やなせたかしの両氏へのインタビューを掲載。

・山口瞳『会社の渡世』(2005.7,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:会社の渡世

「名物連載コラム「男性自身」の先駆となった一連のエッセイと、日本各種の名門企業を訪問取材した「一日社員」シリーズを完全収録。没後10年を記念した、単行本未収録の文章を収めたオリジナル・エッセイ集」(bk1紹介文)
 河出書房新社から、山口氏の単行本未収録エッセイがシリーズで出ていますね。これもその一冊です。

2005年8月13日(土)
 久々に近所の書店・古本屋を歩いてきました。
【新刊】

・西田幸樹:撮影『堀北真希写真集 ひこうきぐも』(2005.7.20,小学館)
 女優堀北真希さんの写真集。……べ、別に恥ずかしくないぞ! しかし、かわいいなあ。

【古本】
・泉 麻人『ニッポンおみやげ紀行』(2004.3,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:ニッポンおみやげ紀行

 日本各地の名物お菓子を紹介するコラム。

・小山 昇著『会社開眼の法則』(1996.4,TBSブリタニカ)
 著者が経営する会社で実際に使われているビジネス用語集。

2005年8月14日(日)
【新刊】
・いしいひさいち『鳴呼!栄冠は君には輝かない』(2005.8,双葉文庫)
オンライン書店ビーケーワン:鳴呼!栄冠は君には輝かない

 隔月で刊行されている、いしい氏のマンガの傑作選。今回は高校野球が題材の作品を主に集めています。

2005年8月17日(水)
【新刊】

・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 特集は、映画「メゾン・ド・ヒミコ」、テレビゲーム、アニメ「BLEACH」など。

【古本】
■渋谷古書センターにて

・一志治夫『足に魂こめました カズが語った〈三浦知良〉』(1993年,文藝春秋)
「日本サッカー最大のスター・三浦知良が、その生いたち、ブラジル留学の辛酸、Jリーグ、ワールドカップへの夢などを、いま、情熱的に語る。20時間独占ロングインタビューをもとに、カズの言葉をそのままに伝えたノンフィクション」(bk1の紹介文)

 Apple Store Shibuyaを見たくて、渋谷にへ行ってきました。
Apple Store Shibuya
 銀座に比べると、フロア数も少ないし、一フロアの面積もこぢんまりとしている。オープンから数日経った平日の夕方なので、お客さんの数も見て歩くには程よい感じ。
 しかし、Apple Storeの持つ「同じ買うならここで買いたい」という雰囲気はきちんとあります。
 同じ渋谷にある家電量販店や、iPodを扱っている店と比べて、それは明らかだった。
・Apple Store Shibuya http://www.apple.com/jp/retail/shibuya/

 その後、ブックファースト、リブロ、古書センターなど、お決まりのコースを歩く。久々に渋谷のタワーレコードにも行きました。そうしたら、「タワレコ良盤発掘隊」というコーナーがありまして、ニューウェイブのCDをプライスダウンしてそろえていました。ここで二枚、CDを買ってきました(リンク先はAmazon.co.jpにしています)。
・ULTRAVOX『Vienna (Enh)』
Vienna (Enh)
 オリジナルは1980年。
・M『New York-London-Paris-Munich』
New York-London-Paris-Munich
 Mの1979年のファーストです。新品でも中古でもなかなか見つからず、俺にとっては幻の一枚の一つだったので、即買い。

 なかなか「ニューウェーブ」ってジャンルでCDが並ぶことなんてないから、この際欲しいものは買っておいた方がいいかと思いまして。なにしろ、CDショップでは普通にロック&ポップスの棚を探してもなかなかないし、テクノでもないし、ドイツの場合はジャーマンプログレにあったりするし、一部はアヴァンギャルドや現代音楽に区分されているし、探すのに苦労するんですよねえ。

2005年8月19日(金)
【古本】
・串間 努『昭和40年代思い出鑑定団』(1999.3,ぶんか社)

 タイトルどおりの本です。このテーマも気になるし、著者がこういう懐かしものでは非常に信頼できる串間氏なので、買ってきました。

 久々に会社帰りに神保町へ行ってきました。またまたニューウェーブのCDを見つけて、買ってきました(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。
【中古CD】
■ジャニス3にて

DEVO『Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!』
Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!
■ディスクユニオン お茶の水店にて
・有頂天『カラフルメリィが降った街』
・ケラ&ジ・インディーズ『シャイコナ・ボックス』

 有頂天とケラさんのCDが、納得できる価格で並んでいたので、買ってくる。

2005年8月26日(金)
【新刊】

・雑誌『Number 635』(文芸春秋)
 特集は「日本代表 誇りを胸に Get Wild & Tough!」。サッカー日本代表特集。

2005年8月27日(土)
【新刊】
三省堂書店 有楽町店にて

・あずまきよひこ『よつばと! 4』(2005.8,メディアワークス)
オンライン書店ビーケーワン:よつばと! 4

 現在のところリアルタイムで単行本を買い続けている少ないマンガのひとつ。のんびりしたコメディマンガですが、絵や話のつくりなど、結構緻密だと思う。

 この日は、六本木・麻布十番をぶらぶら歩いて、その後銀座と有楽町を歩くという、結構盛りだくさんの休日だった。
 六本木ではあおい書店・青山ブックセンター・有隣堂・TSUTAYA TOKYO ROPPONGIを見て歩く。見るだけでも面白い。特に青山ブックセンターやTSUTAYA TOKYO ROPPONGIの一部の棚には、刺激を受けるなあ。
 銀座・有楽町でも、Apple Storeやビックカメラ、ソフマップや無印良品を歩く。
 買い物はほとんどしませんでしたが、気持ちはリラックスできたなあ。


 こんな2005年の夏なのでありました。

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