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2005年6月購入本−行動的ではあったが購入本はやや少なし−(2005.09.26掲載)

 改めて思い返してみますと、6月もやや本を買う量が落ち着いていたかなと思います。4月に買いまくった反動だったのでしょうか。
 それでも、それなりに古本屋に行ったり、また「愛・地球博」に行ったり、行動的な月ではありました。そんな6月の購入本です。

2005年6月2日(木)
【新刊】ブックファースト 大井町店にて
・たかぎ なおこ『はじめてだったころ』(2005.6,広済堂出版)

オンライン書店ビーケーワン:はじめてだったころ

「はじめてマクドナルドを食べた日のこと、おぼえていますか? 「150cmライフ。」の著者が贈る書き下ろしイラスト&エッセイ。忘れかけていた「はじめての思い出」がたっぷり詰まった、懐かしくほろ苦いエピソード集です」(bk1の紹介文)
 書店で見つけて初めて知りました。俺は著者のたかぎさんのファンなので、迷わず購入。
 しかし、いいテーマだなあ。

・斎藤 茂太『「いい人」が損をしない人生術』(2005.6,PHP研究所)
オンライン書店ビーケーワン:「いい人」が損をしない人生術

 立ち読みして、面白そうだったので買ってくる。著者は北杜夫氏の兄で、斎藤茂吉の長男です。

【古本】自由が丘 東京書房にて
・伊藤博康:監修・フミキリスト11:編『日本の“珍々”踏切』(2005.2,東邦出版)
オンライン書店ビーケーワン:日本の“珍々”踏切

「フミキリワールドに魅せられた11人のフミキリスト(=踏切が好きで好きで仕方がない人)による珍踏切探訪の記録。へぇ〜〜度、ほれぼれ度、しみじみ度の3つの尺度から踏切を評価する。「進化する踏切」等、コラムも充実。 」(bk1の紹介文)
 日本各地の踏切を、写真とコラムで紹介した本。
 なんとなく面白そうで、買ってきました。

2005年6月6日(月)
 久々に夜の神保町を歩いてきました。本日は古本屋メインで、地下鉄小川町駅そばのさわぐち書店、三省堂神田本店そばの古書モールへ。その後CD屋のジャニス3とヴィレッジヴァンガードに行ってきました。
 買ったものは次のとおり。

【新刊】ヴィレッジヴァンガード神保町店にて

・『(改訂版)モダン古書案内 昭和カルチャーの万華鏡「古くて新しい」本のたのしみ』(2005.5,マーブルトロン)
オンライン書店ビーケーワン:モダン古書案内

「昭和モダンに触れられる古書の世界を紹介。作家からニューウェーブ古書店主まで、頑固に、そして愛情たっぷりに推薦する。2002年刊の改訂版。便利な東京・京都古書街マップと最新オンライン古書店ガイド付き」(bk1紹介文)

・春風亭 柳昇:文・秋 竜山:画『今日は誰かの誕生日』(1996.3,立風書房)
オンライン書店ビーケーワン:今日は誰かの誕生日

「落語界の爆笑王・春風亭柳昇とギャグ漫画の巨匠・秋竜山がコンビを組んで「滑稽短歌」に挑戦。噺家生活50年の哀感を笑いにつつんだ250首と4コマギャグ漫画のオンパレード。名作パロディ等併載」(bk1紹介文)
 これは買いですね。

【CD】 神保町「ジャニス3」にて

・ハルモニア『デラックス(太陽賛歌)』(2005年,UICY-9560)
デラックス(太陽賛歌)(紙ジャケット仕様)

 元は1975年の作品。ドイツの1970年代の電子音楽です。「ドイツ」「電子音楽」という言葉だけで心躍る。
 ちなみに、ハルモニア(HARMONIA)はクラスター(CLUSTER)という二人組とNeu!(ノイ!)のミヒャエル・ローターのユニット。

【中古CD】 神保町「ジャニス3」にて
・ダフト・パンク『ディスカバリー』(2001年,VJCP-68283)
ディスカバリー

 なぜか持ってなかったので購入。多分、ダフト・パンクを知らなくても、CMで使われた「♪ワーンモアー、ターイム」って歌はご存知かと思います。

・V.A.『ROTTERDAM NON STOP MEGA HARD MIX』(1993年,AVCD-11158)
 その昔、ロッテルダムテクノというジャンルがありました。正確にはハウスとかハードコアテクノから派生して、「ガバ」って呼ばれていたかと思う。BPMがやたら早くて、単純な繰り返しが続くという、これはこれでクセになる音楽。
 読んでいる方の多くは、なにを書いてんのか分からないと思いますが、俺も自分でいまいち分かっていません。

2005年6月8日(水)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 特集は、下記の通り。
 ドラマ『ホーリーランド』/美空ひばり/タツノコプロアニメ『鴉“KARAS”』、など

2005年6月10日(金)
青山 月見ル君想フ
 青山・月見ル君想フでのライブ、「青山ピアノナイト7DAYS FINAL『月下の鍵盤』」を見てきました。出演は、リクオ、倉橋ヨエコ、SUIKA(ピアノバージョン)の三組。いずれも、グランドピアノを使った演奏。
 俺の目当ては倉橋ヨエコさんでしたが、三組ともそれぞれの持ち味、かっこよさがあり、堪能してきました。

 詳しくは下記のとおりレポートを書きました。

■倉橋ヨエコライブレポート「青山 月見ル君想フPRESENTS 青山ピアノナイト7DAYS FINAL『月下の鍵盤』」 2005.6.10 青山 月見ル君想フ

 特に本の購入はなし。
(おまけ)地下鉄外苑前駅近くの風景
外苑前

2005.6.12(日)
【新刊】ジュンク堂書店新宿店にて

・尾辻 克彦『父が消えた』(2005.6,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:父が消えた

 河出文庫で復刊された尾辻克彦氏(赤瀬川原平氏の別ペンネーム)の小説、まず一冊買って来ました。

・吾妻 ひでお『オリンポスのポロン 1』(2005.2,早川書房)
オンライン書店ビーケーワン:オリンポスのポロン 1

・吾妻 ひでお『オリンポスのポロン 2』(2005.2,早川書房)
オンライン書店ビーケーワン:オリンポスのポロン 2

 『失踪日記』(2005.3,イースト・プレス)がヒットし、第34回日本漫画家協会賞も受賞したことで、吾妻氏のマンガが復刊されていた模様。
 少しずつ買って読むとして、まずは上の二冊を購入。

 会社帰りに新宿へ行く。システム手帳が、使い続けるうち背の幅が狭くなったので、幅の広いものに買い替え。世界堂(画材と文具の専門店)、三越内のLOFT、タカシマヤの東急ハンズを見て、ハンズで購入。 他にリフィルも欲しかったのだが、それは欲しいものが見つからなかったのでまた今度。
 それから、三越の中のジュンク堂書店と、南口の古本屋古書畸人堂にも寄り道。古本は購入なかったが、新刊を三冊買う。最後に、ルミネ2でブックファースト、ヴィレッジヴァンガード、無印良品と見てくる。こちらでは購入なし。
 人が多かったのと、暑かったので疲れた。

2005年6月13日(月)
【古本】
・山口 瞳『江分利満氏の酒食生活』(2002.3,角川春樹事務所ランティエ叢書)
オンライン書店ビーケーワン:江分利満氏の酒食生活

「葱鮪鍋か、鴨なんばんか、湯豆腐か。一期一会の出会いを求めて、今夜も一杯、美味しい肴で…。酒の話、食の話、行きつけの店、礼儀作法。「一生懸命の店」を愛した山口瞳のエッセイ」(bk1の紹介文)
 刊行年から分かるように(山口氏の没後です)、書下ろしの文章はありません。未発表もなし。過去の著作の中から、酒・食にまつわるエッセイを集めた本。
 ランティエ叢書って、文庫サイズのハードカバーで、なかなかいい雰囲気を持ったシリーズです。山田風太郎や植草甚一の本も出ている。内容はやはり過去の著作からの編集。

・江戸川 乱歩:著・紀田順一郎:編『江戸川乱歩随筆選』(1994年,ちくま文庫)
「〈乱歩ワールド〉を、さらに深く味わうための、めくるめくオモチャ箱。初恋の話、人形の話、同性愛文学の話、孤独癖の話、ドストエフスキーの話、歌舞伎の話、トリックの話、ディケンズの話、蒐集癖の話などなど、作家にしてエンサイクロペディストである乱歩、その素顔と創作の秘密が明かされる」(本に掲載された紹介文)
 江戸川乱歩のエッセイを集めた本。

・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
「昭和の東京について書かれた名エッセイ(短篇小説)を選りすぐり〈天〉〈地〉〈人〉の3冊にまとめるアンソロジー。−−芸者、芸人、職人と、東京をいろどる人々。さらに、大都市ならでは存在しえない奇人変人たち−−本巻では、〈職人・商人〉〈芸人〉〈遊び人〉〈怪人奇人〉〈文士・学者・画家〉〈女たち〉〈庶民〉などを収録する」(本に掲載された紹介文)
 収録されている執筆人も、挙げていくとキリがないくらい豪華。
 山口瞳、向田邦子、山田風太郎、金子光晴、益田喜頓、徳川夢声、古川緑波、内田百閨A獅子文六、田中小実昌、三島由紀夫、などなど。

2005年6月17日(金)
【新刊】
・いしい ひさいち『山田家の人びと 2』(2005.6,双葉社)
オンライン書店ビーケーワン:山田家の人びと 2

 双葉文庫のいしいひさいち傑作選、買ってきました。

2005年6月21日(火)
【古本】 吉祥寺 古本すうさい堂にて
・相羽秋夫『上方お笑い系365日』(2005年,東方出版)
「平成9年から現在までのニュースから取り上げた、一日一話。1月1日「B1角座誕生」から、12月31日「京都発よしもとかうんとだうん」まで、漫才・落語と人と事件の現代裏話。詳細人名索引付き」 (bk1紹介文)

・南 伸坊『ごはんつぶがついてます』(1998.2,晶文社)

「「美学校」のころ、『ガロ』編集者時代、ツマに書く手紙、無人島に持っていく本…。日々の暮らしをクスッと笑ったり、しんみり思い出したり、ほのぼのエッセイが満載」 (bk1紹介文)

自由が丘 西村文生堂にて
・芹沢俊介『「イエスの方舟」論』(1985.11,春秋社)

2005年6月22日(水)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 特集は「スターウォーズ」、「夏の新ドラマ」、「桝野浩一と河合克夫のウズベキスタン珍道中」など。
 スターウォーズって、実は見たことないんだよねえ。

2005年6月25日(土)
 6月24日・25日は、名古屋に旅行に行ってきました。25日に愛・地球博へ行きました。
 会場内でも、やっぱり古本を買ってしまいました。瀬戸会場から長久手会場に戻る際、バスを利用することにしました。長久手から瀬戸に行く際は、モリゾー・ゴンドラを利用したのですが、戻る際は混んでいたので、ふと「バスにするか」と思ったのです。
 で、バス乗り場の近くにポケットコンビというコンビニエンスストアがあるのを、たまたま発見しました。
 バス乗り場には行列ができていて、そろそろバスが来そうな様子だったのですが、「とりあえず、お茶でも買っておこう」と、これまたふらっと入ったのでした。
 そうしたら、「Re book」として、古本が置いてあるコーナーがあるではありませんか。品揃えは新しい本が多く、それほど大きな売り場が取られていたわけでもありませんが、やはりここでは一冊でも買いたいと思い、下の本を買いました。
【古本】
・泉 麻人『通勤快毒』(2004.7,講談社)

オンライン書店ビーケーワン:通勤快毒

 まあ、だからなんだと言われるとそれまでなんですが、我ながら自分らしい経験ができたかなと思います。

【新刊】 東京駅構内 BOOK GARDENにて
・雑誌『Sportiva』(集英社)

 スポーツ雑誌です。特集は「Sportiva、女神に恋す」。女性アスリートの特集。
 帰りに見つけて、購入。

 以上が6月の購入本でした。この、「あちこちでかけたわりに本を買う量は少ない」という状況は、8月くらいまで続くのでした。

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