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2005年4月は、久々に色々と本を買いました。古書展(古本市)にも二回行きました。 一部すでに古本日記を書いていますが、改めて4月の購入本をご紹介します。 2005年4月5日(火) 【古本】 オンライン古本屋の杉並北尾堂に注文していた本が届く。 前に『古本とジャズ』(1997年,角川春樹事務所)という文庫サイズのエッセイ集は読んだことがあるが、本格的に植草甚一を読むのは実は初めてです。楽しみだなあ。 2005年4月6日(水) 【新刊】 ・雑誌『広告批評 2005年4月号』 (マドラ出版) 特集は「広告のカタチ」。広告の内容だけでなく、いつ、どこで、なにを、だれに、どのように見せるかに注目して、新しい広告を紹介している。 ・遠田雄志『組織を変える〈常識〉』 (2005年,中公新書) 会社などの「組織の常識」は、現実とはズレている、という話と、その古い組織の常識をいかに捨てて、新しい常識を身につけるか、という本。 帯に書かれた「自分の会社がくさってると感じたら−」というコピーに惹かれて購入。 2005年4月7日(木) 久々に御茶ノ水と神保町へ行って、色々買って、心の充電をしてきました。 【新刊】 ・雑誌『Number 625 4月21日号』(文芸春秋) 特集は「創刊25周年特別編集 日本代表『彼らの証言』」。サッカーの特集です。 【中古CD】 ●ディスクユニオン神保町店にて ・島谷ひとみ『GATE〜scenaIII〜』(2003年,AVCD-17303) ・アンダーワールド『アハンドレットデイズオフ』(2002年,V2CP-140) この二枚を一緒にレジに持ってきたスーツ姿の男を見て、店員さんはどう思っただろうか。 ちなみに、アンダーワールドはちゃんと聴いたことがなかったので、この機会にと思いまして。イギリスのテクノのユニットです。島谷ひとみは、単に好きなんです。 ●神保町ジャニス3にて ・ゲルニカ『新世紀への運河』(1988年,30CH-310) ・globe『CRUISE RECORD 1995-2000』(1999年,AVCG-7006-7) ・ザ・カスタネッツ『マーケット』(1998年,ARCJ-81) ・The KIX・S『90's〜The BEST〜』(1998年,TECN-31419) この四枚を一緒にレジに持ってきたスーツ姿の男を見て、店員さんはどう思っただろうか。「どういう音楽の趣味なのか、わかんねえ」と思ったんだろうなあ。持って行った俺でさえ分からないんだから。 ゲルニカは、戸川純・上野耕路・太田螢一の三氏によるバンド。最近読んだテクノ関連の本(※)に必ず出てきたゲルニカ。どうしても気になって、買いました。 ※例えばこんな本 ・佐久間英夫『テクノのススメ』(1999年,ブルース・インターアクションズ) globeは、なんで買ったんだっけ? たぶん、今なら素直に聴ける気がしたんだと思う。 ザ・カスタネッツは、日本のバンドです。テクノポップではありません。どっちかというとギターポップです。うまく言えませんが、とにかく、好きなんです。 The KIX・Sのは、ベスト盤ですね。女性二人組のユニットです。今なら素直に聞ける気が…、それはもういいですね。なんとなく懐かしかったんです。 【CD付きフリーペーパー】 ・フリーペーパー『Deizon』 ヴィレッジ・ヴァンガードでたまたま見つけてもらってきました。「聞く音楽フリーマガジン」と書いてあります。 名前の通り、9曲が収録されたコンピレーション。エイプリルレコード、湯島レコードというふたつのレーベルのミュージシャンの曲が収録されています。曲の一部だけ、というのではなく、ちゃんと1曲まるまる収録されています。これが無料というのは、なかなか豪華。 ちなみに、湯島レコードは、ゼロストの音源だけをリリースするというレーベル。「ゼロスト」については、レーベルのサイトから引用しておきましょう。 ゼロスト作品は著作権自体はアーティスト・クリエーターに帰属しているが、その扱いの自由度を限りなく開放しています。すなわち、商用・非商用での改変または非改変(原曲のまま)の無条件使用可能(届出不要)、商用・非商用での氏名表示や再利用の無条件使用可能(届出不要)というものです。 http://blog.livedoor.jp/yr05/archives/10850243.html 色々面白い試みがあるんだなあ。 2005.4.12(火) 【新刊】ブックファースト渋谷店にて ・『芸人バイブル』(2005.4,宙出版) お笑い芸人のインタビュー集。登場するのは、浅草キッド、キャイ〜ン、よゐこ、ヒロシ、ますだおかだ、カンニング、アンジャッシュ、バナナマン、エレキコミック、田上よしえ。 このラインナップだったら、俺は買います。 ●堀井令以知『ことばの由来』(2005年,岩波新書) タイトルどおり、「『ひょんなこと』とはどんなこと?」(本の帯より)とか、「どっこいしょ」とは、「べそをかく」とは、などを解説した本。 一時期ほどではないにせよ、こういう本は好きなんです。 ・ 辻谷 秋人『サッカーがやってきた』(2005.4,NHK生活人新書) 今年からJリーグのJ2に昇格した「ザスパ草津」を追ったノンフィクション。 【古本】渋谷、古書サンエーにて ●雑誌『IN・POCKET 2004年6月号』(講談社) 講談社の、文庫サイズの雑誌。その月の講談社文庫のPRが中心ですが、なかなか面白いのです。この時の特集は、「伊坂幸太郎」、「角田光代」。 どっちに興味があったかはお分かりですね。 2005.4.13(水) 【新刊】 ●雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社) 特集は、ドラマ最終回の採点、アニメ「ハチミツとクローバー」、対談:草野仁×浅草キッド、'05ブロスが選ぶ好きな男・嫌いな男、など。 2005年4月14日(木) ・絵本付きおかし『ぐりこえほん』 グリコのオマケに、小さな絵本がついたものです。 絵本は小ぶりではありますが、オールカラーだし、ハードカバーだし、なかなかしっかりした出来です。 中はこんな感じ。 グリコのキャラメルをなめながら絵本をパラパラめくっていると、「子どもの頃にこういう経験があったなあ」と思い出す。なぜかチョコレートやキャンディーではなく、キャラメルなんだよなあ、俺の場合。 でも「絵本とキャラメル」って、子どもにとっては正統派の楽しみだよね。 【参考】「ぐりこえほん」公式サイト http://www.ezaki-glico.net/ehon/index.html 2005年4月15日(金) この日は初めに五反田の南部古書会館で開催されていた古書展を覗いてから、神保町へ。ここでも東京古書会館で開催されていた古書展を見て、さらに最近出来て気になっていた「古書モール」にも行く。あとは神保町の古本屋・本屋を数軒見て歩く。 詳しくは、下記の古本日記をどうぞ。 2005.4.15(金) 五反田経由、神保町行き、6.2kgの小さな旅 (2005.4.16掲載) http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/booksalon/huruhon/0504gotanda_jinbocho.html 【古本】 ● 五反田 南部古書会館 古書展「本の散歩展」 ・田村修一『山本昌邦 勝って泣く』(2004年,文藝春秋) 山本昌邦氏はサッカーのアテネオリンピック監督。現在Jリーグジュビロ磐田の監督。 ・川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2003年,新潮社) ・刈部謙一『盧延潤(ノ・ジョンユン)「裏切り者と呼ばれて」 』(2002年,河出書房新社) 盧延潤選手は、Jリーグのサンフレッチェ広島・セレッソ大阪・アビスパ福岡でプレーした選手。現在は韓国Kリーグでプレーしている。 ・神吉晴夫『俺は現役だ カッパ大将発言集』(1964年,オリオン社) 神吉晴夫氏は、光文社の創立に携わり、「カッパ・ブックス」などのシリーズを考案した人。 ・島秀之助『プロ野球審判の眼』(1986年,岩波新書) ・平出隆『白球礼讃 ベースボールよ永遠に』(1989年,岩波新書) ・スティーヴン・パイル『おかしなおかしな大記録』(1983年,文藝春秋) 世界各地の「とほほ」と思ってしまうような人物・出来事を紹介するユーモアエッセイ集。 ・デリス・ウィン:編・常盤新平:編『ミステリー雑学読本』(1982年,集英社) ・落語ナビゲート隊:編著『落ナビ』(2001年,文芸社) 寄席の紹介、当時の新真打へのインタビューなど。 ・『エイティーズ[八〇年代全検証]いま、何がおきているのか』(1990年,河出書房新社) 討議:いとうせいこう×上野千鶴子×山崎浩一、吉本隆明インタビュー、対話:浅田彰×蓮實重彦、など。扇田昭彦氏の演劇論、柏木博氏のデザイン論他、当時の文化についての紹介。 ●神保町 東京古書会館 古書展「がらくた市」 ・秋山忠右『Nippon Air Scope』(1999年,京都書院アーツコレクション) 日本の風景をヘリコプターの上から撮影した写真集。文庫サイズ。 ・外山滋比古『新・学問のすすめ アウトサイダーの世界』(1984年,講談社学術文庫) ・外山滋比古『日本の文章』(1979年,北斗出版) ・澁澤龍彦『澁澤龍彦コレクション2 オブジェを求めて』(1985年,河出書房新社) 澁澤龍彦氏が古今東西の書物から選んだ断章集。 ●神保町 中野書店 漫画部 ・いしいひさいち『となりの山田くん 5』(2002年,東京創元社) ・いしいひさいち『となりの山田くん 9』(2003年,東京創元社) ・いしいひさいち『ドーナッツブックス いしいひさいち選集 2 丸と罰』(1983年,双葉社) ・いしいひさいち『ドーナッツブックス いしいひさいち選集 3 健康と平和』(1983年,双葉社) ・いしいひさいち『ドーナッツブックス いしいひさいち選集 4 玉子と乞食』(1983年,双葉社) ●神保町 古書モール ・佐野正幸『1988年10・19の真実 [近鉄・ロッテ]川崎球場が燃えた日』(2004年,光文社知恵の森文庫) 1988年10月19日、近鉄バファローズがパ・リーグ優勝をかけてロッテとダブルヘッダーを戦った一日を追ったノンフィクション。 当時、俺はバファローズが好きな小学生でした。 ・山根一眞『スーパー書斎の遊戯術』(1997年,文春文庫) 【新刊】 ●神保町 書肆アクセス ・林哲夫『忘茶庵用印』(2005年,スムース Pブック) A5サイズの豆本。表紙に古本を再利用するなど、凝ったつくり。林哲夫氏は本に関するミニコミ『スムース』の同人。 ・林哲夫『読む人』(2005年,スムース文庫) 林哲夫氏のスケッチ集。 2005年4月16日(土) 【古本】 古本屋「古本すうさい堂」に注文していた本が届く。 高木ブー『第5の男』(2003年,朝日新聞社) 「「何もしなかった」からこそ、ここまで来ることができた。バンドマン、ドリフターズ、愛妻の死、そしてウクレレ・ブーム。「人生で大事なことは運と実力とチャンス」と信じて歩いてきた著者が語る「半生」と「反省」」(bk1の内容紹介) 表紙の写真、いい顔だなあ。 ・明和電機『明和電機魚器(なき)図鑑』(1997年,NTT出版) 「兄の社長と弟の副社長が結成する総合芸術ユニット「明和電機」が開発した、ナンセンスすぎるマシーンたち26を大公開。副社長のマンガによる「ボツ魚器」解説を巻末に付したお徳用。〈ソフトカバー〉」(bk1の内容紹介) 2005年4月18日(月) 月曜日ながら休日だった今日、久々に目的も決めずぶらぶらとしてきました。 まずは、日比谷シャンテシネで映画「ベルンの奇蹟」 を見る。1954年、スイスワールドカップでドイツが優勝した時期を舞台にした映画。 そのあと、銀座で行われる写真展を見る。ガーディアン・ガーデンでの『第24回写真「ひとつぼ展」』。みな1970年以降に生まれた若い写真家で、俺は誰も名前を知らなかったが、それでも興味深かった。 個人的には、京都の建物を撮影した岡村佳代子『変化するグリッド』という作品が興味深かった。でかいビルの隣に、昔ながらの木造家屋が建っているのを通りの向かい側から撮影したような写真が並ぶ作品。 その後、銀座の山野楽器とかApple Storeとかを覗く。あとは有楽町のビックカメラでノートパソコンが欲しいと思ったりもする。 そこから、歩いて丸の内へ。丸の内OAZOに初めて入ってみる。とはいえ見たのは丸善だけね。 さらにあるいて日本橋へ。これまたはじめてCOREDO日本橋に入ってみる。とはいえ見たのはガレージショップというタカラの運営する雑貨屋だけね。 最後に九州じゃんがららあめんの日本橋店で昼飯だか夕飯だか分からない時間にラーメン食べて帰ってくる。 【新刊】 丸の内OAZO内の丸善にて ・いしいひさいち『戦場にかける恥』(2005年,双葉文庫) 双葉文庫で定期的に出ているいしいひさいち傑作選です。 ・川上弘美『古道具中野商店』(2005年,新潮社) 「「好きをつきつめると、からっぽの世界にいってしまうんだな。」 学生街の小さな店に集う人たちの、なんともじれったい恋。世代をこえた友情。どこかあやしい常連たち…。なつかしさと幸福感にみちた長篇小説。『新潮』掲載」(bk1の内容紹介) 前の日に、著者の声による商品紹介を新潮社のサイトで聞いたら、やっぱり欲しくなって買ってきました。 2005年4月21日(木) 古本を買うときの、俺にとっての醍醐味のひとつについて書いてみます。 新刊書店では品切れで手に入らないけれど、だからといって古本屋ですごくよく見るわけでもない本があります。「あります」というか、俺にとってはそういう本が多いです。名前だけ知っていて、なかなかめぐり合えない本。 筋金入りの古本好きの人は、そういう本を気合を入れて探したり、結構値が張っても思い切って買ったりします。 しかし、根性もお金もない俺は、ちょこちょこと古本屋を覗いてはお目当ての本が自分に買える価格で並んでないかを眺めるような生活をしています。 そんな中で、目当ての本をひょっと、納得できる値段で見つけると、 「おお、古本の女神が微笑んだ!」 と思うことがあります。ちなみに、古本の女神は、女優で例えると緒川たまきさんみたいな感じです。 今日は古本の女神がちょっとだけ微笑んだね。 【古本】 自由が丘 西村文生堂にて ・村松友視『百合子さんは何色』(1997年,ちくま文庫) 武田百合子氏が亡くなった後に書かれた評伝。 これは、しばらく探していた。見つかるときはひょっこり見つかるもんですねえ。 ・春風亭柳昇『寄席花伝書』(2000年,青也コミュニケーションズ) 故・柳昇師匠が、自らの経験、先輩からの話などをまとめた、生き方の本。 本自体は新刊でも手に入りますが、署名入りだったので迷わず買いました。 この二冊を手に取ったら、他にも面白そうな本が色々見つかって、一緒に購入。 ・西条昇『ニッポンの爆笑王100』(2003年,白泉社) 川上音二郎から、エノケン、ロッパ、エンタツ・アチャコと始まり、爆笑問題・ナインティナインあたりまで、時代ごとの「爆笑王」を紹介した本。 この情報量は、勉強になりそう。そして面白そう。 ・読売新聞社会部『東京今昔探偵−古写真は語る』(2001年,中公新書ラクレ) 東京にかつてあり、今は消えてしまった「千住のお化け煙突」、「淀橋浄水場」などを紹介した本。 ・如月小春『如月小春のフィールドノート』(1984年,而立書房) 劇作家の故・如月小春氏による、演劇に関するエッセイ・評論をまとめた本。 ・南伸坊『単なる冗談』(1994年,ちくま文庫) 1989年に書かれた、当時の時事的エッセイ。 しかし、前に買ったまま読んでいなかった『無用な御意見』(1989年,大和書房)の改題した文庫版だったことを知る。くーっ。 これもまた古本を買う醍醐味のひとつ。負け惜しみ。 2005年4月23日(土) 本日は、午前中に「池袋西口公園古本まつり」に行きました。東京芸術劇場前の池袋西口公園に、古本屋さんが出店した青空古本市。 その後、神保町へ。東京古書会館で行われたトークショー、「古本屋の著作を語る」を聞いてきました。古本界の重鎮である八木福次郎、青木正美の両氏が、古書店の店主・店員が書いた・関わった本を紹介しながら、古書店や出版に関する過去のエピソードを語る。 あわせて、東京古書会館で開催中の「古本屋の書いた本」展を見て、さらに東京古書会館で開催している古書展(古本市)を覗いて、神保町を歩いて、帰ってくる。 詳しくは下記の古本日記をどうぞ。 2005.4.23(土) 春の休日、やっぱり古本買いに行く −池袋・神保町編−(2005.07.03掲載) http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/booksalon/huruhon/0504ikebukuro_jinbocho.html 【古本】 ●池袋西口公園古本まつりにて ・東谷暁『困ったときの情報整理』(2001年,文春新書) 情報整理とか、勉強法とかの本には、「これ!」という一冊はないと思うので、とにかく数を読んで、自分に取り入れられる部分を読むことにしようと思っている。 ということで、著者についてなど、くわしくは知らなかったが、買ってみる。 ・中村 雄二郎『術語集 気になることば』(1984年,岩波新書 黄版) 「アイデンティティ」、「エントロピー」、「パラダイム」など、現代思想に関係する用語を解説した本。大学生の頃、こういう勉強をしたなあ。だから今でもこういう本は気になる。 ・桂枝雀『らくごDE枝雀』(1993年,ちくま文庫) 枝雀師匠の高座は、テレビやラジオで見聞きしたことはあるが、本は読んだことがなかった。もちろん、ちくま文庫で著作が出ているのも知っていたが、なんとなくタイミングが合わなかった。今回ひょっと見つけて、購入。 ・永江朗『インタビュー術!』(2002年.講談社現代新書) 刊行当時話題になったのは知っていて、書店でも見た記憶があるが、なぜか読み逃していた本。これもひょいっと見つけて、購入。 ・志村けん『志村流 金・ビジネス・人生の成功哲学』(2002年,マガジンハウス) 芸人さんがビジネス風の話をする本は、企業秘密を明かすことにもなるので、どのくらいまで書いているのか気になって購入。 こういう「ビジネス書っぽい本」、結構好きです。 ●神保町 古書モールにて ・赤瀬川原平『千利休 無言の前衛(1990年,岩波新書) 先日読んだ赤瀬川氏の『目利きのヒミツ』にこの本の話が出てきて、印象に残っていたので購入。 【新刊】 ●神保町 東京古書会館にて ・『「古本屋の書いた本」展図録』(2005年,東京都古書籍商業協同組合) 神保町で行われる展示会の図録。展示されている本を紹介している。 古本屋が書いた・関わった本のデータとしても貴重。 事前に想像していたよりは、買った本の数は少なかったですね。 2005年4月27日(水) 今日は休日だったので、色々と展覧会を見てきました。詳しくは下記のレポートをどうぞ。 大阪万博関連展覧会レポート 他 2005.4.27 東京大学総合研究博物館・新宿高島屋 他 http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/booksalon/r_0505banpaku.html 【古本】本郷 大学堂書店にて ・中村 雄二郎『術語集 II』(1997.5,岩波書店) 現代思想におけるキーワードを解説した本。「安楽死」や「イスラム」、「複雑系」、「ポストモダン」など。 市橋 芳則『キャラメルの値段』(2002.9,河出書房新社) ものの値段を中心に、昭和三十年代の日本の生活を振り返る本。 まあ、当時は俺は生まれていませんが、「なつかしいもの」として刷りこまれている物事が登場して、面白そうなので購入。 レジに持っていったら、レジのおばちゃん(店主さんなのか、そのご家族なのかは不明)から子どもの頃駄菓子屋でどんなものがいくらだったかを教えてもらう。 【新刊】ヴィレッジヴァンガード 新宿ルミネ店にて ・雑誌『もっと! ドラえもん』(小学館) 単行本未収録の漫画、アニメ情報、グッズ情報など。全5冊の刊行を予定。フィギュア付き。 ・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社) 特集は、「映画「イン・ザ・プール」。松尾スズキ・オダギリジョーへのインタビュー」、「少女漫画特集。美内すずえ先生インタビュー」、「ドラマ第一回採点」など。 2005年4月30日(土) 今日は会社帰りに吉祥寺へ行ってきました。吉祥寺 kiss cafeで行われた古本すうさい堂の映像イベン<バリヤバい映像の夕べvol.2>へ。 次のような映像を見ながら、古本すうさい堂のトークを堪能する、というもの。 ・特撮ドラマ「快傑ズバット」一回分をまるまる上映 ・「GUITAR WOLF」ライブ映像、 ・「東京スカパラダイスオーケストラ」のライブ映像 ・ピーター主演、映画『ギニーピッグ4/悪魔の女医さん』。ホラーコメディーで、ワハハ本舗の面々や竹中直人も出演しているが、なんとも腰くだけ。 ・古い方の映画版『バットマン』。なんというか、随所にマヌケな部分が見え隠れして最高だった。 いやあ、面白かった。 【古本】吉祥寺「よみた屋」にて ・赤瀬川 原平『トマソン大図鑑 無の巻』(1996.12,筑摩書房) ・アンソロジー『読書と私』(1980年,文春文庫) 山口瞳・半村良・庄司薫・北杜夫などの諸氏による書き下ろし。 ・SEIBIDO SONG BOOKS『CMソング テレビ漫画主題歌付』(1977年,成美堂出版) 楽譜・歌詞が載った文庫サイズの歌本です。 CMソングっていうのが珍しいよね。 そんなわけで、古本好きとしては久々に面目躍如の買いっぷりを発揮した4月でありました。 |
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