2004年11月の購入録 −体調不良の中、渋谷の「新世紀書店」や三鷹の古
本屋へ行く、の巻−(2004.12.22掲載)
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11月はやや体調も悪く、あまり頻繁には出かけなかったが、それでも渋谷に2回
行ったり、初めて三鷹の古本屋を見てきたり、それなりに充実していました。
そんな11月の購入記録を振り返ってみましょう!
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2004.11.6(土)
【新刊】
渋谷 シネアミューズにて
・映画パンフレット『お父さんのバックドロップ』
リブロ渋谷店にて
・川野将一『ラヂオブロス』(2004年,バジリコ)
雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)に、「星野スミオ」のペンネームで連
載されていたラジオ番組紹介コラム。ようやく単行本にまとまったようで、早速購
入。
イベント「新世紀書店」にて
・ガイドブック『新世紀書店 仮店舗営業中 フロアガイド』
【古本】
イベント「新世紀書店」にて
・広島鉄道学園:編『鉄道俗語略語集』(1968年,交友社)
鉄道関連の「業界用語」を集めた本。とはいえ、一般向けではなく、働く上で必要
な用語のようだ。でも、読むと面白い。「いもカーブ」、「のりほ」、「むさつ」なんて、
鉄道ファンには常識なのかもしれないが、普段はなかなか聞きなれないよねえ。
・雑誌『広告批評 1988年2月号 特集:顔の研究1988』(1988年,マドラ出版)
・雑誌『POPEYE 1986年10月10日号 特集:1986年版ザ・カタログ』(1986
年,マガジンハウス)
こういう雑誌は、当時を感じさせて面白い。特に、なんとなく記憶のある1980年代
の生の情報は、やっぱり面白い。
渋谷古書センターにて
・都市生活を楽しむ会:編『首都圏博物館ガイド』(1990年,JICC出版局)
15年前の東京の様子がどんなだったのか、改めて見てみたくて購入。
・赤瀬川原平『僕の昔の東京生活』(2003年,筑摩書房)
1950年代後半の赤瀬川氏の経験と、当時の東京の文化や町についてのエッセ
イ。「更に昔の東京が知りたくて」ってわけじゃないが、興味があって購入。
・川上弘美『物語が、始まる』(1999年,中公文庫)
・最相葉月『絶対音感』(2002年,小学館文庫)
実は未読だったので、購入。
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今日は渋谷に行く(ちなみに、昔つくった書店を中心とした渋谷の地図があるの
で、よかったらご覧ください:http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/page102.html)。
まずは南口近くの古書センターへ。何冊か購入。
それからシネ・アミューズへ。ここで映画『お父さんのバックドロップ』を見る。見る
前に泣くだろうなあと思っていたが、最後やっぱり泣く。
もう少し詳しい感想は、ブログに書きましたのでご覧下さい。
・11/9 その1 映画『お父さんのバックドロップ』の感想
http://blog.goo.ne.jp/konohamoero/e/f8a1c85d4dddae22085b54ba0d508058
その後、まんだらけを見たり、センター街のあたりを歩くが、人は多いし、その歩
き方やたむろの仕方もなんとなく無秩序だし、落ち着かない。やっぱり俺にとって
は、渋谷は目的の場所に行って帰ってくるだけの町だと改めて思う。
ということで次の目的地、パルコPart1へ。地下のロゴスギャラリーで行われてい
るイベント「新世紀書店」を見てくる。ここは架空の書店のアイデアを展示し、同時
に古本などの販売も行うイベント。
展示されていた書店のアイデアは、次の五つ。もちろん、並んでいる本はすべて
購入できたし、本に関するグッズ類も購入できた。
なお、引用は新世紀書店のサイトの紹介より。
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・room # 295 bookstore
全部屋が本屋という雑居ビルの一室を模した展示。特定のジャンルに絞った本
が並ぶ。
本に関する本、広告の本、翻訳本など。
・ramblin' books
「『本と、本を楽しむ時間』を提供する店」。本だけでなく、その本に関連する色々
なものも展示される。といっても、本棚のような想像できるものだけではない。思わ
ぬものがセットになっている。ヒントは「本と、本を楽しむ時間」。
寺山修司、アンディ・ウォーホルなどの本が並ぶ。
・bookshop CRAFT
本棚、椅子・机、ブックカバー・しおりなど、「本を読む人のための『気持ちのよい
もの』を売るお店」。ここでは、本はあくまで展示用。メインはグッズ。
・マイブックストア
本を購入した人が、ストックから本を並べることができる。
大判の写真集や画集が面出しで並んでいて、普通の書店とは違った棚の雰囲気
で面白かった。
・She Hates Books
「活字嫌いの人に、活字本との出会いを提供します」。CDが展示されていて、そ
のCDのイメージにあった本が並んでいたり、包装されていて中身のわからない本
を買うコーナーもあったりする。
これは、色々な人の推薦する本が並ぶのだが、買う前に分かる情報は、推薦す
る人の顔写真、出身地、好きな食べ物と本の値段だけ。後は包装された本の大き
さくらいしか情報がない。
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多分、本や古本があまり好きでない人にも楽しめるし、本好きの人は自分の既
成概念を超える書店のアイデアに出会えるイベントだと思った。
並んでいる本ももちろん面白いのだが、その本の並べ方もまた面白い。思わぬと
ころにも本が置いてあったりして、見ているだけでも飽きなかった。
ギャラリー内をじっくり見て、古本も数冊購入。イベントをプロデュースしている、ラ
イターでオンライン古書店主の北尾トロさんとも少しお話しする。
その後、同じフロアのリブロ渋谷店も見て、1冊購入。
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2004.11.8(月)
【新刊】
・雑誌『ぼくドラえもん』(小学館)
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2004.11.16(火) 新刊
【新刊】
ブックファースト渋谷店にて
・小谷野敦『評論家入門』(2004年,平凡社新書)
評論の読み方、評論を書くにあたってのポイントを書いた本。
・町田忍『懐かしの町 散歩術』(2004年,ちくま文庫)
昭和の庶民文化のコレクションで知られる著者が、町歩きの面白さを紹介する
本。
・雑誌『お笑い通信 Vol.1』(2004年,日経BP社)
若手芸人のネタ・トークなどをを収録したDVD付きの雑誌。出演はドランクドラゴ
ン・アンタッチャブル・アンガールズ・チョップリン・ヒロシ・東京03など。
詳しくは公式サイトをどうぞ。
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今日も渋谷へ行くことにする。今月は多いなあ。月に2回渋谷に行くのは、俺にと
っては充分まれなこと。
まず、中古CD屋のRECOfan、書店のブックファーストを見て歩く。ブックファースト
で三冊購入。
それから、パルコPart1地下のロゴスギャラリーへ。行われているイベント「新世
紀書店」を見に行く。
ただ、本日はここでは本は買えず。
その後、東急Bunkamuraザ・ミュージアムに行く。「流行するポップ・アート展」を見
る。
ポップ・アートについては全然詳しくないけれど、見ているだけでなかなか楽しか
った。
マルセル・デュシャンのレディメイド(普通に売っている日常品を、なにも手を加え
ずそのまま芸術作品として展示した)作品の「瓶掛け」とか、俺も知っているアンデ
ィ・ウォーホルやロイ・リクテンスタイン(Roy Lichtenstein、カタカナでは「リキテンシ
ュタイン」他の表記もある)の作品などが展示されていた。
他にも、女性用の靴に釘をいっぱい詰めたルーカス・サマラス「靴箱」とか、分解
したチェロをセメントに埋め込んだアルマン「お尻のきれいなチェロ」とか、同じくア
ルマンの、「本物のゴミをアクリルの箱の中で固めた作品」(タイトルは失念しまし
た)とか、興味深かった。
「流行するポップ・アート」は、Bunkamuraでは2004年12月26日(日)まで、その後
全国各地を巡回する予定です。
渋谷では最後に古本屋の古書センターへ行くが、ここでも購入はなし。
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2004.11.20(土)
【新刊】
定期購読している雑誌が届く
・雑誌『ユーゲー 2005年1月号』(マイクロマガジン)
中古ゲーム及びマイナーゲームの専門誌。特集は下記の通り。
・「みんなのゲーム評議会(読者投稿をもとに、古今のマニアックなゲームを紹介)」
・「僕たちの好きなもえるゲーム(消防ゲームなど、炎に関係するゲーム。「萌える」
ではなく「燃える」)」
・「桃太郎電鉄シリーズ(ファミコン時代から15年以上続くボードゲームの特集)」
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2004.11.21(日)
【新刊】
・雑誌『ぼくドラえもん』(小学館)
特集は「藤子・F・不二雄からのメッセージ」。
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この日は会社帰りに御茶ノ水・神保町へ行く。CDショップのディスクユニオン、ジ
ャニス3、書店のヴィレッジ・ヴァンガードなどを見て回る。CDも2枚購入。
【CD】
・土岐麻子『STANDARDS on the sofa 〜土岐麻子ジャズを歌う〜』(2004年,
LDCD-50002)
【中古CD】
・サントラ『スーパーゼビウス』(2001年,SCDC-00099)
→復刻版
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2004.11.23(火)
三鷹と吉祥寺の古本屋を回ってくる。
【古本】
三鷹 古本上々堂にて
・古川緑波『ロッパの悲食記』(1995年,ちくま文庫)
喜劇役者古川緑波の、食べものに関する文章を集めた本。
・雑誌『話の特集 1994年5月号』(話の特集)
特集:ファミコンで遊ぶ
・砂川啓介『カミさんはドラえもん』(2001年,双葉社)
著者は俳優・タレントで、大山のぶ代さんのご主人。
吉祥寺 藤井書店にて
・米谷知己『ギタリストに送るヤマハQY70めちゃラク作曲法』(1999年,リット
ーミュージック)
このQY-70という機械を持っているので、気になって購入。
・森村泰昌『空想主義的芸術家宣言』(2000年,岩波書店)
・森次晃嗣『ダン モロボシダンの名をかりて』(2000年,扶桑社文庫)
吉祥寺 古本すうさい堂にて
・みうらじゅん・山田五郎・泉麻人・安斎肇『崖っぷち大賞完結編 崖っぷちオ
ヤジ』(1999年,毎日新聞社)
・太田垣晴子『こんな生活』(2002年,メディアファクトリー)
著者はエッセイ・レポートマンガを多く手がけるマンガ家。この本は、過去色々な
雑誌に掲載したエッセイマンガをまとめたもの。
【CD】
・倉橋ヨエコ『東京ピアノ』(2004年,POCE-2508)
【中古CD】
・小島麻由美『ブルーメロディ』(2004年,PCCA-02066)
・サウンドトラック『キイハンター ミュージックファイル』(1993年,VPCD-81034)
・THE MARKETTS『BATMAN THEME』(1993年)
イメージアルバム
【DVD付きお菓子】
・「よしもとお笑い劇場」(ブルボン)
お笑い芸人のDVDがついてくるお菓子。
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三鷹の古本屋を回ったときの様子は、今度別途書こうと思っています。
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2004.11.25(木)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
・安斎育郎『だます心だまされる心』(2004年,NHK出版)
12月からのNHK教育「人間講座」のテキスト。もちろん、番組を見なくても、本単
体で読めるようになっている。
著者はJapan Skepticsという「超自然現象を批判的・科学的に究明する会」(著者
紹介より)の会長。
・板橋作美『占いの謎 いまも流行るそのわけ』(2004年,文春新書)
著者は現在、東京医科歯科大学教授。専攻は文化人類学。現在日本の迷信
(俗信)を文化人類学の知見からとらえなおす作業をしている(本の著者紹介よ
り)。
俺、占いは大嫌いで、それだけにこういう客観的な立場で書かれた本は気になっ
て購入。
・梅森浩一『面接力』(2004年,文春新書)
著者は外資系金融機関での経験を書いた『「クビ!」論』(朝日新聞社)で有名に
なった人。現在は大学講師や、コンサルティング会社を主催し、ビジネス書を出版
している。
面接のテクニックというよりは、「対話力」についてまとめた本のようである。
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普段あまり目が行かないような本が気になって、まとめて購入。
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2004.11.26(金)
・日経ベストPC+デジタル 増刊『厳選アイテム 2004冬』(日経BP社)
パソコン関連を中心とした商品の紹介。
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11月はこんな感じでした。休みの日にイベントや古本屋に行くのは毎月どおりで
したが、会社帰りに本屋や古本屋に寄り道することが少なかったように思う。
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