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2004年9月の本・古本・CD購入全記録 (2004.11.9掲載)

●はじめに
 古本日記は、これまでの「ひとつのテーマで一回分を書く」形式から、毎月買った 本、行った書店・古本屋について紹介していく形式にリニューアルしました。
 もちろん、それだけで一回分になる書店めぐり、古本市の模様などは、従来どお りの書き方でも掲載します。

 それでは、2004年9月の古本日記、行ってみよ。

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9.1(水)
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社) 
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9.3(金)
・カタログ(図録)『真鍋博展』
【古本】
・最相葉月『なんといふ空』(2004年,中公文庫)
 ノンフィクション作家で、『絶対音感』(小学館文庫)でも知られる著者のエッセイ 集。
・星新一『進化した猿たち(1-3)』(1982年,新潮文庫)
 星氏がアメリカ製の一こまマンガを紹介し、紹介文をつけたもの。三冊揃いを見 つけたので、思わず購入。

 この日は、東京駅の東京ステーションギャラリーで開催されていた「イラストから のコミュニケーション 真鍋博展」を見てきました。
 展覧会の詳しいレポートは、こちらに掲載しました。

 その後八重洲ブックセンターを覗いてから、東京駅のすぐそばの八重洲地下街 にある古本屋を二軒まわる。「R.S.BOOKS」と「八重洲古書館」。これは姉妹店で す。
 「R.S.BOOKS」は、美術関係の大きな本が多く、地下街の通りに面して面出しで 展示されている棚もある。おしゃれで上品な感じの古本屋。新しい本も多いので、 知らない人が表から見たら新刊書店(本のセレクトショップ)だと思うかもしれない。
 「八重洲古書館」は、一般的な古本屋の雰囲気。ただ、40坪という大きさで、本も 数は多い。文庫本などもあるが、歴史・美術の本も多く、絶版文庫も一部扱ってい て、中央線沿線の古本屋に近い雰囲気を感じさせる。

 八重洲の地下街は、かなり広くて、色々なお店があって、俺は昔から好き。本当 に丁寧に店を見て歩けば、一日いても飽きないと思う。
 普通の飲食店もあれば、外貨両替所もあり、さらには本屋・古本屋・文房具屋に カメラ量販店と、なんとも混沌とした感じが面白い。古本屋の他にも、「王様のアイ デア」にも行く。アイデア商品の専門店。懐かしいなあ。子どもの頃、家族で八重洲 の地下街や東京駅の大丸に買い物に来て、よく「王様のアイデア」も見たなあ、な どと思い出す。

 そのあと、神保町でも行こうかと思ったのだが、なんとなく疲れてしまって、まっす ぐ帰ってきました。
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9.5(日)
【古本】
・古館伊知郎『ハシモトシノブ人』(2004年,ワニブックス)
 ある人のいい間違いを紹介した本。
 これが本当に全部一人の人間のいい間違いだとすれば、そうとうな才能の持ち 主だと思う。
 帰りの電車の中で少し読んだが、爆笑しそうなのでやめました。家でちょっとづつ 読みます。
・雑誌『POPEYE』(1978年,平凡出版)
 一冊まるまるSFの特集。横田順彌氏のSF関連の古本の話や、芦屋小雁氏の SF・怪奇映画のフィルムコレクションの話など、面白そうだったので購入。

 会社帰りに、西荻窪に行ってきました。
 最終日だった「北尾堂ブックカフェ2004」に遊びに行って、コーヒーを飲みながら 店主の北尾トロさん他、色々な方とお話しする。
 古本も買ってきました。
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9.6(月)
・雑誌『ぼくドラえもん』(小学館)
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9.14(火)
・映画プログラム「珈琲時光」
・映画プログラム「スウィングガールズ」

 新宿で映画を2本見てきました。「珈琲時光」(2003年,侯孝賢:監督)「スウィン グガールズ」(2004年,矢口史靖:監督)

 「珈琲時光」は、話の進み方は静かで、地味。でも、登場する東京の風景が見て いていいなあと思う。神保町や高円寺の古本屋も出てくるし、都電やJRの電車・ 駅、町の様子などが出てきます。
 登場人物たちも、静かで日常の風景に近い演技で、なんとなく平田オリザや岩松 了の演劇を連想させる雰囲気があった。

 「スウィングガールズ」については、単純に見ていて楽しかったな。矢口監督の 「ウォーターボーイズ」(2001年)を見たときと同じ感想を持った。それは、「情熱って いいよな、若いっていいよな」ってこと。
 あと、吹き替えなしでのビッグバンドの演奏は、やっぱりすごいと思った。

 買ったのは映画のパンフレット。その後、色々寄り道しようと思っていたのだが、 映画で気持ちがいっぱいで、そのまま帰ってきてしまった。
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9.15(水)
・雑誌「テレビブロス」(東京ニュース通信社)
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9.17(金)
・雑誌『ユーゲー 11月号』(キルタイムコミュニケーション)
 定期購読している、中古のテレビゲームと、メジャーでないけれど面白い新作ゲ ームを紹介する雑誌。俺はまとまった代金を前払いして、発行のたびに送ってもら うようにしている。

 この日は会社帰りにお茶の水の中古CD屋(ディスク・ユニオン、ジャニス3)と、ヴ ィレッジ・ヴァンガードに行く。CDは買ったが、本は買わなかった。ちなみに買った CDは次の通り。

【中古】
・ナイスミュージック『NICE MUSIC NOW!』(1994年,VICL-496)
・Otoha『OtohaCD Volume1』(2002年,HDCA-10099)
 ジャングル・スマイルの「おなじ星」や斉藤由貴の「卒業」他、カバー曲多数。
・MJR『刑事[デカ]ジャズ』(2003年,MECA-2011)
 「ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦)」、「Bad City(探偵物語)」、「刑事コロ ンボ」、「傷だらけの天使」などなどの、ジャズアレンジCD。選曲を見たら、個人的 にははずれなしだったので購入。
・プラスチックス『ALL ACROSS THE U.S.A. 80 LIVE』(1997年,VICL-50157)
 ライブ盤。

【新品】
・P-MODEL『P-MODEL ゴールデン☆ベスト』(2004年,UPCY-6022)
 「P-MODEL」(1992年)と「big boy」(1993年)を1枚にまとめた復刻盤。
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9.18(土)
・小谷野敦『すばらしき愚民社会』(2004年,新潮社)
・雑誌『IN★POCKET 9月号』(講談社)

 ひょんなことからデパートで使える商品券を頂いたので、珍しくデパートで本を買 う。しかし、専門の書店でないと、さすがに品揃えや売り場のスペースは見劣りす る。
 どんな本を読むかと同じくらい、どんな書店で本を買うかというのも、本を読む上 で大事ではなかろうかと思った。
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9.21(火)
・雑誌『ぼくドラえもん』(小学館) 
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9.29(水)
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
・図録『テレビゲームとデジタル科学』

 上野の国立科学博物館で開催されている「テレビゲームとデジタル科学展」に行 ってきました。


 
 ソフト(ゲームそのもの)よりも、ハードウェア(ゲーム機そのもの)に注目した展覧 会であった。
 俺は面白かったなあ。古いコンピュータやゲーム機の実機や部品が展示されて いて、それを眺めるだけで心が躍る。ゲームセンター用のゲームの筐体も、一部 展示されていました。
 図録も買ってきました。
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●まとめ
 ということで、9月は購入した本も他の月より少なかったし、展覧会に出かけるこ とも8月などにに比べたら少なくて、比較的落ち着いた日々でした。




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