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新企画、2004年8月古本購入全記録! (2004.10.24掲載)

●はじめに
 古本日記は、今後ちょっと装いを変えまして、毎月買った本、行った書店・古本屋 について紹介していこうと思います。
 もちろん、独立させて書いた方が面白そうな書店めぐり、古本市など模様は、従 来どおりの書き方でも掲載します。

 というわけで、今回はちょっと時間が空きましたが、8月に買った本の紹介です。

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8.1(日)
【古本】
・泉麻人『けっこう凄い人』(1992年,新潮文庫)
 1985-86年に『小説新潮』で連載された人物コラム。みうらじゅん・いとうせいこう・ 高橋利幸(名人)・遠藤雅伸(テレビゲーム「ゼビウス」の作者)などが紹介されてい るので、購入。

 秋葉原にできた古本屋の古本市場に行く。マンガ以外の本は、一部(最近出た 本)を除いて全部105円という価格設定。たぶん、マンガやCD・ゲームの販売で利 益を出して、活字本はお客さんを集めるための手段なのだろう。秋葉原のど真ん 中では、マンガ・CD・ゲームの売り上げの方が期待できるだろうからね。
 しかし、力を入れていないわけじゃないんだろうが、なかなかいい本にめぐり会え ない。古本市場は、この後も時々訪ねるが、あたりはずれが大きい。

 なおこの日は、本の他にレコファンと古本市場で中古CDも購入。
・小林幸恵『BIG STAR SUPERSTAR』(2001年,FLCF-3844)
・サディスティック・ミカ・バンド『天晴』(1989年,CT32-5432)
 「晴」の字は、正確な表記では「月」の部分が「円」。
・藤井隆『ナンダカンダ』(2000年,ARDJ-5098)
・TWO-MIX『TWO→(RE)MIX』(1996年,KICS-532)
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8.4(水)
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
・伊藤守『コーチングマネジメント』(2002年,ディスカヴァー)

 上野駅に隣接する明正堂書店アトレ上野店で、早朝に本を買う。ここ、8:00開店 なので、会社に行く前に立ち寄ることもできるのである。
 でも、買ったのは『テレビブロス』。
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8.10(火)
・大住良之・大原智子『がんばれ!女子サッカー』(2004年,岩波アクティブ新 書120)
 タイトルどおり、日本を中心に世界の女子サッカーを紹介した本。オリンピックが 近かったので、気になって購入。

 会社帰りに、東京ドームの隣のラクーアの中をうろうろしてくる。中にあるヴィレッ ジ・ヴァンガードも見てくる。お茶の水店よりもこぢんまりとしているが、ヴィレッジ・ ヴァンガードらしさにはあふれていた。本は買わなかったが、CDを1枚買う。

・BOB MARLEY「NATURAL MYSTIC」
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8.11(水)
・『まるごと川原泉 第1号』(2004年,白泉社)
 マンガ家川原泉氏の過去の作品、単行本未収録作品、書き下ろしエッセイなど を集めた本。

【古本】
・則枝忠彦『文庫びっくり箱』(2001年,青弓社)
 過去のものも含めた各社の文庫の紹介と、文庫に関するコラムからなる本。

 東京ドームシティ・プリズムホールで行われていた『特別展「プロジェクトX21」』 見てきました。
 テレビ番組「プロジェクトX」で過去に放送された中で、人気が高かったプロジェク トの紹介パネルと、プロジェクトにまつわる製品・機械などの展示がされていまし た。

 その後神保町へ行く。本屋・古本屋・中古CD屋を見て歩く。本とともに、CDも買 う。

【中古CD】
・ROCO『コミカルライフ』(2004年,APPR-2001)
・嶺川貴子『CHAT CHAT』(1995年,PSCR-5381)
・プラスチックス『FOREVER PLASTICO』(1988年,VDR-28049)
・東京パノラママンボボーイズ『マンボ天国』(1991年,TECN-30093)
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8.13(金)
【古本】
・山口瞳『居酒屋兆治』(1986年,新潮文庫)
・『広告用語事典』(1985年,電通)
・赤間剛、ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ、太田東孝、天童竺丸『秘密結社が わかる』(1995年,日本文芸社)
・雑誌『レコード・コレクターズ 2000年5月号』(ミュージック・マガジン)
 特集「細野晴臣」 

 会社帰りに秋葉原→湯島→根津と歩く。根津では古本屋のオヨヨ書林に立ち寄 る。うわさに聞いていた通り、珍しい本の多い面白い店だ。 
 その後、根津→千駄木は地下鉄に乗って、千駄木にある古本屋古書ほうろう 寄る。ここも何度か来たことがあるが、やっぱり面白い。
 このときの詳しい模様は、前回の古本日記に書きましたので、興味がある方はど うぞ。
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8.16(月)
・いしいひさいち『山田家の人びと』(2004年,双葉文庫)
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8.17(火)
・図録「まんが道 藤子不二雄A展」

 品川プリンスホテルで開催されていた「まんが道 藤子不二雄A展」に行ってきまし た。 
 原画の展示が主だったけれど、面白かった。A先生も結構色々なジャンルの漫 画を描いているなあと思った。個人的には、トキワ荘時代の作品、思い出の品(手 紙など)のコーナーが、興味深かったなあ。 
 展覧会の図録を購入。
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8.18(水)
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
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8.20(金)
・雑誌『ぼくドラえもん 13号』(小学館)
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8.22(日)
・図録『江戸川乱歩と大衆の20世紀展』

【古本】
・情報センター出版局:編『THE DAY 崩御から24時間の東京・全瞬間』(1989 年,情報センター出版局)
・竹下節子『カルトか宗教か』(1999年,文春新書)
・一億人の手塚治虫編集委員会:編『一億人の手塚治虫』(1989年,JICC出 版局)

 「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」に行ってくる。東武百貨店池袋店の展示と、立 教大学内にある「旧江戸川乱歩邸・土蔵の特別公開」を見てきた。
 乱歩展のレポートは、こちらでどうぞ。

 それから、「池袋西武 夏の古本まつり」に立ち寄る。三冊購入。その他、池袋の 古本屋を二件巡るが、購入はなし。
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8.28(土)
神保町 古書会館 ぐろりや会
・佐山一郎『サッカー細見'98-'99』(1999年,晶文社)
・別冊宝島134『編集の学校』(1991年,JICC出版局)

高円寺 古書会館 好書会
・フローベール『紋切型辞典』(2000年,岩波文庫)
・文芸春秋:編『戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100』(1995年,文春文庫ビジュ アル版)

吉祥寺 古本センター
・川本三郎:著・武田花:写真『私の東京町歩き』(1998年,ちくま文庫)

吉祥寺 藤井書店
・出久根達郎『古本綺譚』(1990年,中公文庫)

吉祥寺 よみた屋
・出久根達郎『古本夜話』(2003年,ちくま文庫)

吉祥寺 すうさい堂
・伊藤早苗『東京草紙』 ※新刊、自費出版
・泉麻人『東京ディープな宿』(2003年,中央公論新社)
・山田風太郎『いまわの際に言うべき一大事はなし。』(1998年,角川春樹事 務所)
・月刊宝島編集部:編『彼らの若き日々』(1989年,JICC出版局)
・別冊宝島450『音楽師が書かないJポップ批評2』(1999年,宝島社)
・横田順彌『菊花大作戦』(1994年,芸術出版社)

西荻窪 興居島屋
・ウィリアム・ギブスン『クローム襲撃』(1987年,ハヤカワ文庫SF)

西荻窪 音羽館
・唐沢俊一『育毛通』(1998年,ハヤカワ文庫JA)
・出久根達郎『人さまの迷惑』(1996年,講談社文庫)
・出久根達郎『漱石を売る』(1995年,文春文庫)
・出久根達郎『思い出そっくり』(1997年,文春文庫)
・糸井重里『イトイ式コトバ論序説』(1992年,マドラ出版)
・南正時『オジさんの玉手箱』(2001年,桜桃書房)

西荻窪 北尾堂ブックカフェ
・川本三郎『朝日のようにさわやかに』(1986年,ちくま文庫)
・宝島特別編集『1990年代大百科』(2001年,宝島社)

杉並北尾堂(ネット)
・雑誌『Studio Voice194号 1992年2月号 特集/文学へ。まだ死ねずにいる 文学のために』(INFAS)
・雑誌『Studio Voice215号 1993年月号 特集/マンガのパースペクティブ』 (INFAS)
・雑誌『Studio Voice252号 1996年12月号 特集/CUT UP CINEMA! 90年代 東京の映画環境はどうなっているのか』(INFAS)
・雑誌『東京人NO.116 特集:Tokyo1986-1997〜大変貌の時代』(1997年, 都市出版)
・雑誌『東京人NO.159 特集:東京23区大事典〜知らなかった東京が見えてく る』(2000年,都市出版)
・別冊宝島430『よいこの広告』(1999年,宝島社)

 8月半ばからの体調不良と憂鬱を治すため、古本屋めぐりをしようと決める。我な がらこの発想はすごい。
 「神保町の東京古書会館の古書展→高円寺の西部古書会館の古書展→吉祥 寺の古本屋→西荻窪の古本屋」と歩いてきました。
 相当買い込んで帰ってきたら、ネットで注文していた本も届いて、買った本は下 の写真のような数になりました。

 さすがにこれだけ買いまくったら、憂鬱状態が吹き飛んだのだから不思議だ。
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●まとめ
 この形式で書くと、一日ごとの本や書店の紹介は短くなるけれど、文章にリズム があってなかなかいいかもしれない
 9月の分も、同じ形式で近く掲載しますよ。




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