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木の葉燃朗の週刊ほんトーク
およそ週刊ペースで、気になる本の小ネタ、最近読んだ・読んでいる本を紹介していきます。
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2008年9月 |
(目次) (広告)
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■本の小ネタ 特になし。 ただ、雑誌の休刊が相次いでいることは随分ニュースになっています。文芸誌よりもノンフィクション誌(オピニオン誌)の方が、取材の費用がかかり、かつ単行本の売れ行きも厳しいので、ここのところ休刊が増えているらしい。 ■読んだ本 あたらしい教科書編集部:編『あたらしい教科書12 北欧』(2007年、プチグラパブリッシング) 喜味
こいし著・戸田 学聞き手『いとしこいし想い出がたり』(2008年6月・岩波書店・ISBN : 978-4-00-022164-1) オンライン書店bk1 ・木の葉燃朗のばちあたり読書録:著者別「き」:『いとしこいし想い出がたり』 飯島
洋一『キーワードで読む現代建築ガイド』 (2003年、平凡社新書) Amazon.co.jp 最後まで読んで思ったのは、2000年代にはいってからの都市再開発が一段落した今、著者は新しい街々とそこに建つ新しい建築物をどう捉えているのか。これは興味があります。 ただ私は、再開発された地域を見て、また自分の生活からの実感からも、住む場所と働く場所、遊ぶ場所はちょっとずつずれていた方がいいように思う。いわゆる「ヒルズ族」がもてはやされて、その後企業経営にまつわる犯罪を起こして、という流れを見ていても、それは感じる。 ■読んでいる本 恩田
陸『ユージニア』(角川文庫) Amazon.co.jp 章によって、過去の事件にまつわる人物が現在「誰か」に話をしている部分、事件が起きた当時の人物を描写した部分など、異なる視点の文章が続く。読み進むうち、過去の事件についてはうっすらと分かってくるのだが、肝心なところは(今の時点では)分からないし、そもそも今事件の関係者に話を聞いている「誰か」が誰なのか分からない。 だから続きが気になって気になってしょうがない。
雑誌『ゲームサイド 2008年10月号』(マイクロマガジン) |
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■本の小ネタ ●ハヤカワ・オンライン|早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション:新着ニュース:SF・ファンタジイの復刊・初文庫化・新カバー作品、続々登場!
●秋の100冊文庫フェア|文藝春秋 夏の文庫フェアは、新潮・角川・集英社の三大勢力が書店の売場を確保しているので(おそらく、一部書店には出版社から販促費も出ているのかもしれない)、そこを敢えて外して、ということなのかな。 ■読んだ本 恩田
陸『ユージニア』(角川文庫) Amazon.co.jp・オンライン書店bk1・楽天ブックス ■読んでいる本 野田
昌宏著『スペース・オペラの読み方』(2008年8月・ハヤカワ文庫 JA・ISBN : 978-4-15-030932-9)
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■本のニュース・小ネタ ●BOOK TOWN じんぼう - イベント情報 [ 第49回 東京名物 神田古本まつり 開催 告知情報]: ●コミック「イキガミ」、星新一氏作品に似ると二女が抗議 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 漫画「イキガミ」が星新一氏の小説「生活維持省」に似ているということで、星氏の次女星マリナ氏が小学館へ質問をした。小学館の回答は、作者も編集者も「生活維持省」を読んだことはなく、偶然であるというもの。 私は、ある作品(小説でも漫画でも映画でもアニメでもゲームでも)の作者がオリジナルだと思っているアイデアの中にも、既に星新一が作品にしているものがあり、その点で星新一は偉大だと思う。そして『イキガミ』の作者や編集者はお釈迦様の手のひらまで飛んだ孫悟空みたいなものなんだと思う。 ●小学館101新書 http://www.shogakukan.co.jp/shinsho/ ■読んだ本 野田
昌宏著『スペース・オペラの読み方』(2008年8月・ハヤカワ文庫 JA・ISBN : 978-4-15-030932-9) オンライン書店bk1・Amazon.co.jp・楽天ブックス ■読んでいる本 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
(浅倉 久志:訳)『輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)』早川書房 Amazon.co.jp・オンライン書店bk1・楽天ブックス |
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■本の小ネタ ●東洋大学/ニュース ●本屋さんへ行こう!キャンペーン : YOMIURI ONLINE(読売新聞): ●第8回本格ミステリ大賞特別賞を受賞した 島崎 博(しまざきひろし)さん 75 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI
ONLINE(読売新聞) ●「スピリッツ」異例の新装刊 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 雑誌『ビッグコミックスピリッツ 2008年 9/26号』(小学館) Amazon.co.jp ●寂聴さん、ケータイ小説執筆 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) ぱーぷる『あしたの虹』(毎日新聞社) Amazon.co.jp ●《30年の歴史持つ月刊asciiを新装刊》 大学四年で入社の最古参社員がビジネス誌界に挑戦状 ●講談社BOOK倶楽部:ファウスト 2008 SUMMER Vol.7 『ファウスト Vol.7 2008 SUMMER』(講談社) Amazon.co.jp ウィリアム・ギブスン著・黒丸 尚訳『モナリザ・オーヴァドライヴ』(1989年、ハヤカワ文庫SF、ISBN : 4-15-010808-0) オンライン書店bk1・Amazon.co.jp ■読んだ本 カラスヤサトシ『おのぼり物語』(竹書房バンブーコミックス) Amazon.co.jp・オンライン書店bk1・楽天ブックス 四コママンガ『カラスヤサトシ』シリーズでおなじみのカラスヤさんが、2002年に上京してきてから、2004年頃までの日々を描いている。 ■読んでいる本 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
(浅倉 久志:訳)『輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)』早川書房 Amazon.co.jp・オンライン書店bk1・楽天ブックス ティプトリーといえば、難解さがひとつの魅力だと私は思っているのですが、この小説は(おそらく敢えて)難解さが抑えられ、ミステリー小説のようなスリル・サスペンス、そしてキャラクター造詣が書かれている。 |
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