「木の葉燃朗のがらくた書斎」トップ>>木の葉燃朗の週刊ほんトーク>>2007年3月
(広告)
木の葉燃朗の週刊ほんトーク |
タイトルどおり、およそ週刊ペースで
本に関するあれこれの情報を紹介しようと思います。基本的には、自分のブログ(木の葉燃朗の「本と音楽の日々」)に
掲載したものの再録ですが、 ブログに載せきれなかった小ネタなども あわせて紹介していきます。 2007年3月 [2007.03.19-2007.03.25号] 【2007.03.12-2007.03.18号】(2007.03.21掲載) このページの先頭に戻る
■ブックオフがセカンドライフの中に出店 ■「どうして勉強しなくちゃいけないの?」とか言う子どもがいたら、内田樹先生に倣ってこう答えよう 下の記事で、内田樹氏の『下流志向』を取り上げています。 下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち
posted
with amazlet
on 07.03.13
内田 樹 講談社 (2007/01/31) 売り上げランキング: 140
出版社/著者からの内容紹介(引用終わり) 上の日経ビジネスオンラインの記事で面白かったのは、次の部分だな。 (日経ビジネス オンラインの記事より引用) では結局、「何のために勉強するのか?」 「その問いには答えられない」というのがウチダ先生の答えだ。 (引用終わり) さらに下記は『下流志向』からの引用部のようなので、孫引きになりますが、 「学校教育の場で子供たちに示されるもののかなりの部分は、子供たちにはその意味や有用性がまだよくわからないものです。(中略)それらのものが何の役に立つのかをまだ知らず、自分の手持ちの度量衡では、それらがどんな価値を持つのか計量できないという事実こそ、彼らが学校に行かなければならない当の理由だからです。」 (引用終わり) これが正確な答えかどうかは、分からない。ただ、「どうして勉強しなくちゃいけないの?」とか言う子どもに、「うっせいやい! そんなこと考えてる暇があったら勉強しろい!」と、落語のおとっつぁんのような答えができますわね。 そして思い出してみると、自分が子どもの頃(1980年代)でも、親や周りの大人に同じような質問をして同じような答えをもらった記憶がある(「うっせいやい!」とは言われなかったけれど)。 ちなみに、私は以前下記の本を読んだのですが、この本でも共通したテーマが登場します。 みなさんはもしかすると、『学ぶ』ということを、先生が有用な知識や技術を与えてくれる対価として、生徒がしかるべき対価を払うことで成立する『取引』のようなものだと考えてやしませんか? (中略) でも、学ぶというのは、そういうことではありません(『先生はえらい』pp.23-24) 師が師でありうるのは、師がいかなる機能を果たすものであるかを、師は知っているけれど、自分は知らないと弟子が考えているからです(『先生はえらい』p.171、原文は傍点つき) ■本屋のレシートを送ると、図書カードが当たるキャンペーン。面白いのは対象金額 読売新聞で、本屋で本を買ってレシートを送ると、抽選で図書カードをプレゼントするキャンペーンを行っています。 ■自分の本のデザインが気に入らない作家はどうすればいいか? ジェームズ・バーナード・フロスト氏の場合(私のアイデアもちょこっと) 出版社がデザインした表紙が気に入らず、ある策を練った作家がいるとのこと。 うーん。コストはかかりそうだけれど、自分のアイデアにこだわって、それを形にしたという意味では面白い。 私なら、ネット上にパスワードをかけて本のカバーのPDFファイルをアップするかな。アメリカの本には、カバーという概念がないようだけれど、日本なら自然と出てくるアイデアではなかろうか。 パスワードは、「小説の○○ページに一番初めに出る人名」とかにしておけばいいのではなかろうか。ネット上でパスワードを書かれるのが嫌なら、たとえば「推理小説の犯人の名前」など、ネタバレをパスワードにしたら、あまりみんなバラさないのではないかと思う。 まあ、デザインした人が許可してくれるなら、ばんばんダウンロードして(別の本にも)使ってもらうのもいいかもしれない。広告なんかも入れてね。 ・James Bernard Frost.com(英語) World
Leader Pretend
posted
with amazlet
on 07.03.13
James Bernard Frosh Griffin (2007/02/20)
ブックオフ(BOOK OFF)がセカンドライフ(Second Life)内にバーチャル店舗を出店したそうです。 ブックオフの懐かしいCMを巨大スクリーンでストリーミング配信。 店舗の上空の本棚に囲まれた巨大迷路をゴールするとアバタ用のオリジナルTシャツ等の無料配布をしています! (ブックオフサイト内のトピックスより引用) 私はまだセカンドライフをやっていないので、詳しい様子は分からなかったのですが、実際にセカンドライフ内で店舗の周りを歩く様子を録画した動画を公開している人がいました。 ・YouTube>>セカンドライフ内の渋谷エリアにあるブックオフ店 動画は、まだ開店前の様子です。まあ、たしかにブックオフです。 【2007.02.26-2007.03.04号】【2007.03.05-2007.03.11号】(2007.03.14掲載)このページの先頭に戻る ■訃報:ジャン・ボードリヤール(フランスの哲学者・社会学者) ■訃報:ジャン・ボードリヤール(フランスの哲学者・社会学者) フランスの哲学者・社会学者のジャン・ボードリヤール氏が、3月6日に亡くなったとのこと。享年77歳。『消費社会の神話と構造』(1970年)は、大学生の頃に読んだなあ。たしか、デザイン・ブランドに関するレポートを書いた時に、ゼミの教授のアドバイスを受けて読んだのだと思う。 ご冥福をお祈りします。 消費社会の神話と構造
普及版
posted
with amazlet
on 07.03.13
ジャン ボードリヤール Jean Baudrillard 今村 仁司 塚原 史
紀伊國屋書店 (1995/02) 売り上げランキング: 2889 内容(「BOOK」データベースより)(Amazon.co.jpの紹介ページより引用) (参考) あまりにあっちこっちの出版社から新書が刊行されているので、ちょっとこれをネタに遊んでみようと思いまして。 縦軸に「教養⇔サブカル」、横軸に「新興⇔伝統」を配置しています。 ■細野晴臣『対談の本』、オンライン書店bk1で予約すると特別記事メール配信の特典つき 細野晴臣さんの新刊が出るようです。オンライン書店bk1では、「『対談の本』の当店にて事前予約をして頂いた方に対し、発売後に特典として書籍未収録の特別記事を限定でメール配信致します」とのことなので、早速予約しました。 「【『対談の本』の当店にて事前予約をして頂いた方に対し、発売後に特典として書籍未収録の特別記事を限定でメール配信致します】96年から98年にかけて『エスクァイア日本版』誌で連載されていた「ホソノ・アワー」「問答2001」をカップリングした対談&トーク本。大滝詠一、ムッシュかまやつ、高野寛ら豪華アーティストを迎えたPart1「ホソノ・アワー」は細野晴臣氏がディスクジョッキーを務めるラジオ番組を模し、ゲスト持参の音源も紹介。さらに、「門前の小僧」が師匠である細野晴臣に教えを乞うPart2「問答2001」は、対話形式による『アンビエント・ドライヴァー』(好評既刊)の続編とも言える内容です。単行本化に際し、特別ゲストを招いた最新語り下ろしを追加。また、架空のラジオ番組という「ホソノ・アワー」の設定を、様々なヴィジュアル素材をパッチワークするなど、賑々しいアートワークを盛り込んで楽しい一冊とします。特別CD&ポスター付き」 (オンライン書店bk1の紹介文) ジュンク堂書店の池袋本店7Fは、著名人によって本をセレクトした期間限定の「○○書店」が期間限定でつくられるのですが、昨年末から赤瀬川原平さんセレクトの「赤瀬川原平書店」になっていたようです。 新宿の三越アルコット、4F〜6Fに入っていたloftが今年初めに閉店したわけですが、6Fにはジュンク堂書店が増床して入ったようです。 新宿店はこれまでの7F・8Fとあわせた3フロア構成になりました。池袋本店と並ぶ規模との事。 ■読書録に載らない本の感想:GAME SIDE (ゲームサイド) 2007年 04月号 GAME
SIDE (ゲームサイド) 2007年 04月号 [雑誌]
posted
with amazlet
on 07.03.13
マイクロマガジン社 (2007/03/03) 売り上げランキング: 26688 中古と、メジャーではないが良作の新作を取り上げるテレビゲームの専門誌。久々にゲームがやりたくなる。この雑誌を読むと、いつもゲームをやりたくなる。 ■扶桑社新書、創刊ラインナップの内容紹介とタイトルを読むと、まるで○○のようだなあ 「扶桑社新書」が創刊されました。最近では朝日新書、幻冬舎新書に続く創刊ですね。数年前から新書の創刊ラッシュが続いていますが、まだまだ続くような感じ。文庫の棚も、ハードカバーの棚も、各社でシェア争いが激しいので、比較的参入の少ない新書の棚でシェア確保を狙っているのでしょうかね。 ■ 『コミック・ガンボ』に夏目房之介・江川達也両氏の『坊っちゃん』をめぐる対談が掲載 2月27日配布の『コミック・ガンボ No.7 2007/07』に、夏目房之介・江川達也両氏の対談が掲載されているとのこと。 ■読書録に載らない本の感想:雑誌『TV Bros.(テレビブロス) 2007年3月3日号(2007年3月3日〜2007年3月16日)』 ・雑誌『TV
Bros.(テレビブロス) 2007年3月3日号(2007年3月3日〜2007年3月16日)』(東京ニュース通信社) 意外とイエメンの特集が面白かった 。 << 2007年4月 ■ 2007年2月 >> |
「木の葉燃朗のがらくた書斎」トップ>>木の葉燃朗の週刊ほんトーク>>2007年3月