「木の葉燃朗のがらくた書斎」トップ>>木の葉燃朗の週刊ほんトーク>>2006年10月



木の葉燃朗の週刊ほんトーク

タイトルどおり、およそ週刊ペースで 本に関するあれこれの情報を紹介しようと思います。基本的には、自分のブログ(木の葉燃朗の「本と音楽の日々」)に 掲載したものの再録ですが、 ブログに載せきれなかった小ネタなども あわせて紹介していきます。
本に張っているリンクは、特に断り書きがなければ、オンライン書店bk1へのリンクです。


<< 2006年11月  2006年9月 >>

2006年10月

【2006.10.23-2006.10.31号】 2006.11.04掲載 このページの先頭へ

■エイ出版社のデザイン・文房具本
■読書録に載らない本の感想:雑誌『TV Bros.』
■CD:黒船レディと銀星楽団『古本屋のワルツ』
■松岡正剛氏の『千夜千冊』が刊行
■bk1でバーゲンブックフェア開催中。美術・日本文学関連など
■「魔法使いサリー」のDVD-BOX
■相川七瀬さんの不思議な立ち位置

■エイ出版社のデザイン・文房具本

 最近、文房具関係の本や雑誌を見ていると、エイ出版社の本やムックを見つけることが多く、気になります。ちなみに、「エイ」は、本当は「木世」を一文字にした漢字を書きます。しかし、パソコンだと表示されないので、カタカナで表記します。

 まず、文具一般を取り上げているのが『ステーショナリーマガジン』。
オンライン書店ビーケーワン:ステーショナリーマガジン No.001・『ステーショナリーマガジン No.001 身近でカジュアルな文房具を楽しもう! (エイムック) 』(2005.7,エイ出版社)
「文房具には、ふしぎな力があります。使いやすくて素敵なデザインの文房具に出会うと勉強や仕事に向かう気持ちまで軽くなったりします。シンプルで機能的、持っていて嬉しくなる、身近でカジュアルな文房具を集めて紹介した書」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:ステーショナリーマガジン No.002・『ステーショナリーマガジン No.002 使いやすくて美しい文房具のある生活 (エイムック)』(2006.6,エイ出版社)
「売れてる文房具250選を特集。万年筆や鉛筆、便箋、はさみ、メジャー、クリップなどのベストセラー商品が満載。趣あふれる人気文具店、昔ながらの文具コレクション、日々の暮らしを彩る和文具なども紹介する」
(オンライン書店bk1の紹介文)

 それから『趣味の文具箱』は、毎回万年筆を特集しているようです。
オンライン書店ビーケーワン:趣味の文具箱 Vol.1・『趣味の文具箱 Vol.1「万年筆」という快楽 (エイムック) 文房具を愛し、人生を楽しむ本。』(2004.8,エイ出版社)
オンライン書店ビーケーワン:趣味の文具箱 Vol.2・『趣味の文具箱 Vol.2 新旧の万年筆とボールペン全550本 手帳とノート全130冊! (エイムック)文房具を愛し、人生を楽しむ本。』(2004.11,エイ出版社)
オンライン書店ビーケーワン:趣味の文具箱 Vol.3・『趣味の文具箱 Vol.3 いますぐ欲しい!新モデル230/モンブラン146と2桁シリーズ (エイムック) 文房具を愛し、人生を楽しむ本。』(2005.5,エイ出版社)
オンライン書店ビーケーワン:趣味の文具箱 Vol.4・『趣味の文具箱 Vol.4 一生つき合える万年筆が欲しい! (エイムック) 文房具を愛し、人生を楽しむ本。』(2005.11,エイ出版社)
オンライン書店ビーケーワン:趣味の文具箱 Vol.5・『趣味の文具箱 Vol.5 万年筆・ボールペン・シャープペン「最高の1本」を選ぶ・使う・遊ぶ! (エイムック) 文房具を愛し、人生を楽しむ本。』(2006.3,エイ出版社)

 それから、インテリアを紹介する『Design Living』というムックもあるようです。これも気になる。
オンライン書店ビーケーワン:Design Living 2006spring・『Design Living 2006spring リビングのインテリア、集めました (エイムック)』(2006.4,エイ出版社)
オンライン書店ビーケーワン:Design Living 2(2006summer)・『Design Living 2(2006summer) クリエイター60人の仕事 (エイムック) 』(2006.8,エイ出版社)

・エイ出版社:http://www.ei-publishing.co.jp/

この号の目次に戻る

■読書録に載らない本の感想:雑誌『TV Bros.』

・雑誌『TV Bros.』(東京ニュース通信社)
 特集は下記のとおり。
■大学生による大学生のための学園祭特集2006
■演歌なアイツは夜ごと不条理(パンク)な夢を見る 松尾スズキ×大塚恭司
 1992年の深夜に、日本テレビで全五回で放送されたドラマとのこと。演出が大塚恭司(『女王の教室』)、脚本が松尾スズキと宮藤官九郎、主演が竹中直人。大人計画が協力し、大人計画参加当時の阿部サダヲも出演しているとのこと。
 それで今DVD化されるわけですね。

 好きな方は気になるのでは。 私は残念ながらまったく引っかかってこないのですが。
■ここがヘンだよ!第一回
 ドラマ第一回批評

 個人的に気になったのは下記の記事。
・タワーレコード伏谷博之社長インタビュー。タワーレコードがナップスター(音楽配信サービス)を開始したことによるもの。伏谷社長、いかにもタワーレコードの社長っぽい雰囲気をお持ちです。
・映画『ナチョ・リブレ 覆面の神様』紹介。この映画、以前予告編を見た時から気になっていた映画。メキシコのプロレス「ルチャ・リブレ」をテーマにした、コメディのような人情もののような映画のようです。主演は制作も担当するジャック・ブラック(『スクール・オブ・ロック』など)。

この号の目次に戻る

■CD:黒船レディと銀星楽団『古本屋のワルツ』

 先日、神保町の東京古書会館でパンフレットをもらってから気になっていたCDがあります。ミュージシャンが「黒船レディと銀星楽団」で、アルバムタイトルが『古本屋のワルツ』。この言葉の雰囲気からして、気になります。先日神田古本まつりに行った際、購入してきました。

古本屋のワルツ
古本屋のワルツ
posted with amazlet on 06.10.28
黒船レディと銀星楽団 インディペンデントレーベル (2006/10/18)

■bk1でバーゲンブックフェア開催中。美術・日本文学関連など

 オンライン書店bk1で、バーゲンブック(自由価格本)フェアが開催されています。
 「バーゲンブック(自由価格本)」というのは、定価以下で販売可能となっている新刊。古本ではありませんが、裏表紙や地の部分にシールやマーカーがついています(読む分には支障ありません)。  古本が好きな方には、「ぞっき本」と言った方がすぐに通じるかもしれません。

・オンライン書店bk1>バーゲンブック(自由価格本)フェア
http://www.bk1.co.jp/contents/booklist/0610_bargenbook.asp?partnerid=p-garakuta57186
・オンライン書店bk1>バーゲンブック(自由価格本)フェア
 岩崎芸術社・同朋舎出版・有精堂出版などの本が、特に出ています。美術書や、日本文学の解説書が多いかな、という印象。販売価格は、いずれも定価の50%程度。中には更に割引されている本もあります。
 個人的には、『ウォーホル日記』や『構成・文字デザイン』などが気になります。

この号の目次に戻る

■「魔法使いサリー」のDVD-BOX

 アニメ「魔法使いサリー」のDVD-BOXが発売されます。1966年放送版です(ちなみにその後、1989年にも放送されています)。
 1966年〜1968年の109回の放送。当時は私は生まれていなかったので、本放送は見ていないのですが、再放送を見た記憶はある。それから、”懐かしのアニメ”なんてテーマのテレビ番組では、紹介されていますね。だから、主題歌は私も歌えます。
 あとは、「よし子ちゃん」の声真似や、「サリーちゃんのパパ」の髪型は、一時期モノマネの定番でした(1989年版も見ていないであろう今の若い人も知っていたりするのが、影響力の強さを感じる)。
  ただ、全部をちゃんと見たことはないので、DVD化というのは気になりますね。なお、初回限定版(11月13日店頭予約締め切り)では、「特製フィギュア(サリー&カブ)」が特典としてついてくるとのこと。

魔法使いサリー DVD BOX 初回限定版
ユニバーサルミュージック (2006/12/20)

魔法使いサリー DVD BOX
魔法使いサリー DVD BOX
posted with amazlet on 06.11.03
ユニバーサルミュージック (2006/12/20)

 ちなみに、知らない方もいらっしゃるかもしれないので一応紹介しておくと、原作は『鉄人28号』でもおなじみの横山光輝氏です。

オンライン書店ビーケーワン:魔法使いサリー・横山 光輝著『魔法使いサリー』(2006.7,講談社)

この号の目次に戻る

■相川七瀬さんの不思議な立ち位置

この間書店でミュージシャン相川七瀬さんの本を見つけたのですが、これがちょっと意外な内容でして。

・相川 七瀬『She's A Rainbow』(2006.2,集英社) オンライン書店ビーケーワン:She’s A Rainbow
「あなたの心の色は、あなた自身であり、その色に気づけるのもまた、あなたでしかありません−。ブルー、イエロー、レッド、グリーンなどの各色が持つイメージを伝えるカラー・セラピー」
(オンライン書店bk1の紹介文)

 相川さんはカラーセラピストとしても活躍していて、英国オーラソーマからも認定を受けている、とのこと。他にもカラーセラピストとしての著作が下記の通り出版されています。

・相川 七瀬:監修『色の魔法』(2004.10,扶桑社) オンライン書店ビーケーワン:色の魔法
「色は心と身体のメッセージを読み解く暗号。本をめくってピン!ときた色があなたの色そのもの。簡単でかわいいカラーセラピーの本」
(オンライン書店bk1の紹介文)
・相川 七瀬『恋のダイス&ルーレット』(2004.3,エイベックス) オンライン書店ビーケーワン:恋のダイス&ルーレット

 じゃあミュージシャンとしての活動はストップしているかというと、そうではない。2006年2月15日にはシングルを発売していますし、アルバムも年一作のペースでリリースされています。

・相川 七瀬『EVERYBODY GOES(DVD付)』 EVERYBODY GOES(DVD付)(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 で、不思議なのは、これだけ様々な活動をしているのに、なぜか現役感をあまり感じないこと。例えば、中古CD屋に行くと、相川さんのCDって意外なほど価格が低い。もちろん、CDの内容云々よりも需要と供給の問題で、それだけ新品として売れたということなのでしょうが、今でもコンスタントにリリースを続けているミュージシャンとしては意外なくらい。
 でも、しっかりと活動は続いている。つまりファンの人はたくさんいるし、CDや本のセールスも好調ということなのでしょう。あとは、意向にあわないメディアへの露出はあえて控えているのかもしれない。この辺は憶測だけれど。
 なんだか不思議な立ち位置にいる人だなあと思う。これについて色々と根拠のない想像を書くことはできるけれども、それは本当に根拠がないので控えておきます。
 それから、この文章だけだと私が相川さんのことを好きでないように思われてしまうかもしれないが、わりと好きですよ。最近のアルバムは持っていないのですが、初期のものは順番に買って聴いていたくらいなので。

・所属事務所によるオフィシャルサイト http://www.nanase.gr.jp/
・エイベックスによるオフィシャルサイト http://www.avexnet.or.jp/nanase/

この号の目次に戻る


【2006.10.16-2006.10.22号】 2006.11.2掲載 このページの先頭へ

■nikkeibpのサイトで「21世紀に勝つビジネスモデル」としてヴィレッジヴァンガードを紹介(ブログ未掲載)
■HMV渋谷内に青山ブックセンターがオープン&渋谷の書店紹介
■「あさきゆめみし」がジュブナイルとして小説化
■「ハヤカワ演劇文庫」創刊
■『アンチ・オイディプス』文庫化と、私と現代思想

■nikkeibpのサイトで「21世紀に勝つビジネスモデル」としてヴィレッジヴァンガードを紹介(ブログ未掲載)

 日本総合研究所の山田正孝氏による分析記事。取り上げられているのは、店長に大きな権限を与えて店舗を運営させる点がメインで、ご存知の方はご存知の話でしょう。
 でも、ビジネスという視点から見た分析というのは、普段自分が見るときのユーザー側の視点とは異なっていて、興味深い。

・nikkei BPnet>>21世紀に勝つビジネスモデル>>ヴィレッジヴァンガード:成長の原動力は店長の“個の力”
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/win/061019_3rd/index.html

この号の目次に戻る

■HMV渋谷内に青山ブックセンターがオープン&渋谷の書店紹介

 HMV渋谷が、11月1日にリニューアルオープンとのこと。6階に青山ブックセンターが入るとのことです。

・シブヤ経済新聞 記事 http://www.shibukei.com/headline/3705
・青山ブックセンター>HMV渋谷店 http://www.aoyamabc.co.jp/#shibuya
・HMV>HMV渋谷 http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=301180026

 実は最近、HMV渋谷はご無沙汰していて、タワーレコードに行くことが多かったのですが、今度見てこようと思います。

 渋谷も、増えたり減ったりしつつも、結構書店・古本屋が多いです。私が渋谷に行くとだいたい立ち寄るのがブックファーストとリブロ。あとは古書サンエーとFlying Booksの入った渋谷古書センター。
 駅のそばにも、大盛堂書店・紀伊國屋書店・啓文堂書店・文教堂書店・山下書店(東口と南口の二店舗。24時間営業でも有名)などがあります。古本屋だと、まんだらけもありますね。
 新刊書店も古本屋も、その人の趣向によって相性がありますので、気になる方は一通り回ってみて、好みの店を見つけるのがよろしいかと思います。

・ブックファースト:http://www.book1st.net/
 渋谷店:http://www.book1st.net/shops/tok_b01.html
・リブロ:http://www.libro.jp/
・渋谷古書センター:http://www.kosho.ne.jp/~sanei/
・大盛堂書店:http://www.taiseido.co.jp/
・紀伊國屋書店:http://www.kinokuniya.co.jp/
 渋谷店:http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/05.htm
・啓文堂書店:http://www.keibundo.co.jp/
 渋谷店:http://www.keibundo.co.jp/03.htm#27
・文教堂書店:http://www.bunkyodo.co.jp/
 渋谷店:http://www.bunkyodo.co.jp/c/tenpo/sibuya.html
・まんだらけ:http://www.mandarake.co.jp/
 渋谷:http://www.mandarake.co.jp/shop/index_sby.shtml

この号の目次に戻る

■「あさきゆめみし」がジュブナイルとして小説化

 『源氏物語』を漫画化した大和和紀氏の『あさきゆめみし』が、ジュブナイル(児童小説)として小説化されます。『源氏物語』の児童向け現代語訳ではなく、間に『あさきゆめみし』が挟まっているというのが、これまでにない形で興味深い。

オンライン書店ビーケーワン:あさきゆめみし 1・時海結以著 / 大和 和紀絵『あさきゆめみし 1』(講談社青い鳥文庫)
「大和和紀氏の大ヒット作『あさきゆめみし』が、小説化。現代的な会話と美しい挿絵で、小学生から大人まで楽しめる、新しい源氏物語」
(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに、漫画版はこちら。私が高校生の頃、現代国語の先生から、「『源氏物語』が難しければ先に『あさきゆめみし』を読んでおけ」と言われたこともあります。私は実は未読なのですが、内容は『源氏物語』に忠実で、かつ非常に面白いようです。

オンライン書店ビーケーワン:あさきゆめみし(講談社漫画文庫)・大和 和紀『あさきゆめみし(講談社漫画文庫)』(講談社)

 セットもありますよ。
オンライン書店ビーケーワン:あさきゆめみし〈漫画文庫・化粧箱セット〉 7巻セット・大和 和紀『あさきゆめみし〈漫画文庫・化粧箱セット〉 7巻セット』(講談社)

この号の目次に戻る

■「ハヤカワ演劇文庫」創刊

 早川書房から、戯曲専門の文庫、「ハヤカワ演劇文庫」という新しいシリーズが創刊されています。第一弾は下記の二冊。

オンライン書店ビーケーワン:ニール・サイモン 1・ニール・サイモン著『ニール・サイモン 1 おかしな二人』(2006.9,ハヤカワ演劇文庫)
オンライン書店ビーケーワン:アーサー・ミラー 1・アーサー・ミラー著『アーサー・ミラー 1 セールスマンの死』(2006.9,ハヤカワ演劇文庫)

 ニュースリリースによると、第二段は11月に『エドワード・オールビー1(「動物園物語」「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」)』、『清水邦夫1(「署名人」「ぼくらは生れ変わった木の葉のように」「楽屋」)』が刊行予定。以降も隔月刊の刊行で、井上ひさし、坂手洋二、平田オリザ、テネシー・ウィリアムズなどが予定されているようです。

・早川書房>ニュースリリース
 http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000038

この号の目次に戻る

■『アンチ・オイディプス』文庫化と、私と現代思想

 今回は自分でも、書いていてややとっ散らかった文章になっていると思います。あらかじめご容赦ください。
 うお、『アンチ・オイディプス』が文庫化されている! 新訳のようです。
 私は、1990年代の後半に大学生だったのですが、現代思想、特にポスト・モダンにかぶれたので、ドゥルーズ、ガタリの名前を見ると当時を思い出します。10年遅れて、ニューアカデミズム(ニューアカ)に関する情報を得たりもしていました。雑誌『文藝』のバックナンバーで、ニューアカの小特集を見つけて、大学の図書館で読んだのを覚えている(ネットで調べてみたら、1994年の『文藝 文藝賞特別号』に掲載された特集のようです)。
 しかし、かぶれただけであって、ドゥルーズ、ガタリの著作は読んでも分からなかった。『千のプラトー』も、『アンチ・オイディプス』も大学の図書館で最初の方をちょこっと読んで挫折した記憶があります。
 そもそも、ちゃんと順を踏んで本を読まずに、いきなり『千のプラトー』や『アンチ・オイディプス』を読んでも分かるわきゃないということを、当時の私は分かっていなかった。フーコーもフロイトもマルクスも読んだことがないのに(そして今に至るまで読んでいない私)。ちなみに、浅田彰氏の著作も読んだけれど、『構造と力』はほとんど理解できなかった。『逃走論』は、それに比べたらもう少し理解できた。でも、今思うとほとんど分かっていなかったんだろうな。
 それでも、文庫化された『アンチ・オイディプス』を読んでみたいという思いだけはある。ミーハ−というか怖い者知らずというか。
オンライン書店ビーケーワン:アンチ・オイディプス 上・ジル・ドゥルーズ著 / フェリックス・ガタリ著 / 宇野 邦一訳『アンチ・オイディプス 資本主義と分裂症 上』(2006.10,河出文庫)
オンライン書店ビーケーワン:アンチ・オイディプス 下・ジル・ドゥルーズ著 / フェリックス・ガタリ著 / 宇野 邦一訳『アンチ・オイディプス 資本主義と分裂症 下』(2006.10,河出文庫)
「世界の解放は可能か――フロイトの精神分析とマルクスの経済学とを根本的に読みかえ、乗り越えて、高度資本主義をひとつの機械として独自な視角の下に明らかにした革命的著作」
(オンライン書店bk1の単行本時の紹介文

オンライン書店ビーケーワン:千のプラトー・ジル・ドゥルーズ〔著〕 / フェリックス・ガタリ〔著〕 / 宇野 邦一〔ほか〕訳『千のプラトー 資本主義と分裂症』(1994.9,河出書房新社)
「「千のプラトー」は大地や宇宙をつらぬき、非生命の次元にまでその讃歌をとどろかせている…。資本主義のダイナミズムを読み解き、管理社会に対抗するための実践を示唆する、われわれの時代の歴史的唯物論」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:構造と力・浅田 彰著『構造と力』(1983.9,勁草書房)
オンライン書店ビーケーワン:逃走論・浅田 彰著『逃走論』(1986.12,ちくま文庫)

 まず、『アンチ・オイディプス』の上巻を購入し、最初の50ページくらいを読んでいます。やはり難しい。でも、ところどころ面白い文章もあり、それから言葉の独特な使い方も面白い。
 ブログにこの記事を書いた際、本を読んだ方に「詩のような感じで楽しめました」というコメントを頂いたのですが、たしかにそれはすごく分かります。

この号の目次に戻る


【2006.10.09-2006.10.15号】 2006.10.16掲載  このページの先頭へ

■山と渓谷社がインプレスに買収される(ブログ未掲載)
■横溝正史の未発表原稿を含む原稿5,000枚が見つかった(ブログ未掲載)
■朝日新書創刊。個人的には第二弾に予定されている山里亮太『天才になりたい』も気になる。
■読書録に載らない本の感想
■手帳に関する本の情報まとめ2006年版


■山と渓谷社がインプレスに買収される(ブログ未掲載)

 山と渓谷社の株式を、11月30日にインプレスホールディングスがすべて取得予定とのこと。社名や出版物の編集方針などは変わらず、従業員の雇用も維持されるとのこと。ただ、「ウェブサイトや携帯電話向けの情報発信を強化する」(下記記事より)とのこと。
 個人的には、ちょっと意外な感じです。インプレスと山と渓谷社というと、あまり共通したイメージがないので。インプレスにとってはむしろそれがポイントだったのでしょうかね。

 ・gooニュース-asahi.com記事:http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2006101104750.html
 ・山と渓谷社:http://www.yamakei.co.jp/dsn/
 ・インプレス>出版トップページ:http://home.impress.co.jp/

この号の目次に戻る

■横溝正史の未発表原稿を含む原稿5,000枚が見つかった(ブログ未掲載)

 下記の記事によると、横溝正史の生原稿・下書きなど、約5,000枚が見つかったのこと。未発表の短編小説「霧の夜の出来事(微笑小説)」も含まれているそうです。遺族により、神保町の「三茶書房」を通じて販売される。「公共機関や大学などの一括購入を望んでいる」(下記記事より)とのこと。

  ・gooニュース-asahi.com記事:http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006101103360.html
 ・BOOK TOWNじんぼう>三茶書房:http://jimbou.info/town/ab/ab0076.html
 ・オンライン書店bk1>横溝正史著作一覧
  http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110001064340000&partnerid=p-garakuta57186

この号の目次に戻る

■朝日新書創刊。個人的には第二弾に予定されている山里亮太『天才になりたい』も気になる。

 朝日新書が創刊されました。またひとつ、新しい新書が登場しましたね。
 第一弾のラインナップは下記の12冊です。個人的には、千住博氏に74の質問をし、その回答を掲載した『ルノワールは無邪気に微笑む』が気になる。それから、学生時代の1976年に「北帰行」で第13回文藝賞を受賞したという現朝日新聞東京本社編集局長の外岡秀俊氏による『情報のさばき方』も気になります。ちなみに文藝賞って、山田詠美や伊藤たかみ、綿矢りさ なども受賞している小説の文学賞。

 で、第一弾もそれなりに気になるのですが、更に気になるのが11月10日発売予定の第二段のラインナップ。新聞広告には掲載されていたので、転記しますね。

大鹿靖明『ヒルズ黙示録・最終章』
長谷部恭男・杉田敦『これが憲法だ!』
山里亮太『天才になりたい』
中村計・木村修一『早実VS.駒大苫小牧』
小倉紀蔵『おれちん』

 山里亮太『天才になりたい』。これ、ひょっとして南海キャンディーズの山ちゃんじゃないのかい? まだ情報が全然入手できないので、詳しくは不明ですが。
 もし山ちゃんが新書デビューだとすると、高田純次『適当論』(ソフトバンク新書)以来の衝撃だ。

オンライン書店ビーケーワン:愛国の作法・姜 尚中著『愛国の作法』(2006.10,朝日新聞社)
「複雑な国際関係の中、今、日本国民は、憲法、歴史とどう向き合うべきなのか。声高な愛国論で何が損なわれるのか。日本と韓国、ふたつの「祖国」のはざまから鋭い問題提起を続けている政治学者が贈る、この国の正しい愛し方」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:御手洗富士夫「強いニッポン」・御手洗 富士夫〔述〕 / 街風 隆雄構成『御手洗富士夫「強いニッポン」』(2006.10,朝日新聞社)
「「強い日本」にしていくためには、どうしたらよいのか? 国民が豊かで幸せな暮らしを送ることができ、国際的にも尊敬され、親しまれる「希望の国」にするための策を、経団連会長に就任したキャノン会長が初めて披露する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:使える読書・斎藤 孝著『使える読書』(2006.10,朝日新聞社)
「一冊の本から、著者渾身の一文をいかに切り取り、自分の生活に役立たせるか。斎藤流キーワード速読法による「使える」読書術を、50数冊をとりあげて具体的に指南する。あなたの知的脱皮の一助に、この一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:村上春樹はくせになる・清水 良典著『村上春樹はくせになる』(2006.10,朝日新聞社)
「なぜ、日本のみならず世界中の読者が、村上春樹に魅了されるのか? 1995年に起こったオウム事件と阪神大震災を描いた作品に注目しながら、初期作品から長篇「アフターダーク」まで、主要作品の小説論を展開する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:サラリーマンは2度破産する・藤川 太著『サラリーマンは2度破産する』(2006.10,朝日新聞社)
「リスクが高いのは、実は「中の上」のサラリーマン世帯だった! 家計が苦しくなるメカニズムを解き明かし、将来に向けガッチリ貯まる人生設計術を伝授する。ジャケット裏に書き込み式ライフプランシート付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:新書365冊・宮崎 哲弥著『新書365冊』(2006.10,朝日新聞社)
「斯界きっての「新書読み」として名高い著者が、巷にあふれる新書を読み、評価する。ジャンル別ベスト新書に加え、「ワースト」や、新書ブームの現状を読む論考も収録。『諸君!』連載を書籍化」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:ルノワールは無邪気に微笑む・千住 博著『ルノワールは無邪気に微笑む』(2006.10,朝日新聞社)
「「人生最大のピンチは?」「子どもの感性を伸ばす方法は?」「モナリザのどこが偉大なの?」 時代の最先端をゆく芸術家・千住博が、芸術家への素朴な疑問に名回答。いま解き放つ芸術の「平和力」! 」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:日中2000年の不理解・王 敏著『日中2000年の不理解』(2006.10,朝日新聞社)
「近いようで遠い日本と中国の文化の隔たりが思わぬ摩擦を生む。日中の行き違いを九尾狐の伝承、新美南吉や宮沢賢治の童話、日本の裸祭りの風習など豊富な事例から描く、驚きの日本文化論。こんなことに中国人は反応するのか!」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:妻が得する熟年離婚・荘司 雅彦著『妻が得する熟年離婚』(2006.10,朝日新聞社)
「年金分割、退職金問題、調停・裁判の進め方、財産分与の貢献度、離婚後の身の振り方等々。離婚において女性が直面するであろう様々な問題の対処法を、経験豊富な弁護士の著者が小説形式を用いながらわかりやすく解説する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:情報のさばき方・外岡 秀俊著『情報のさばき方』(2006.10,朝日新聞社)
「インターネットの発達でケタ違いの情報が氾濫している今、現代人は「情報力」を鍛えることが欠かせない。情報を扱う場面を3つに切り分け、豊富な事例をもとにポイントを解説し、対処法へのヒントを紹介する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:天皇家の宿題・岩井 克己著『天皇家の宿題』(2006.10,朝日新聞社)
「菊のカーテンの奥で何が起きているのか。次世代の皇室像はどうあるべきか。20年にわたり皇室を取材し数々のスクープを放った記者が、天皇家の苦悩の知られざる核心に迫る。国民のための象徴天皇制の将来を考える書」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:安倍政権の日本・星 浩著『安倍政権の日本』(2006.10,朝日新聞社)
「自民党新政権は自民党の「終わりの始まり」か? 朝日新聞編集委員である著者が、「ポスト小泉」政権の成立過程、今後の展望、抱える問題点などを表裏から描く。新政権の本質を複眼的、重層的にとらえるノンフィクション」(オンライン書店bk1の紹介文)

・朝日新聞社>朝日新書(編集者による各書のエピソードもあります)
http://opendoors.asahi.com/original/shoseki/shinsho/soukan/

オンライン書店ビーケーワン:適当論・高田 純次著『適当論』(2006.3,ソフトバンククリエイティブ)
「発言の「適当さ」「無責任さ」が魅力となり、ファンの多い高田純次。どうすれば「適当」でも愛されるのか? 彼の発言や半生から、その思考をトレースし、適当かつ楽しく生きる方法を学ぶ。精神科医・和田秀樹氏の分析も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

この号の目次に戻る

■読書録に載らない本の感想

2006.10.11購入本:雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)

 
特集・主な記事は下記のとおり。
■さかなへんに ブルーと書いてサバと申します。
 タイトルそのまんま、魚のサバの特集。
■木更津キャッツアイ遂に完結! 猫と青春の旅立ち
 宮藤官九郎インタビューなど。
 木更津キャッツアイのDVD(Amazon.co.jp)
■みうらじゅん×峯田和伸 勝手に編集会議
 対談。それぞれの本の発売を記念して。
オンライン書店ビーケーワン:みうらじゅんMagazine vol.1・みうら じゅん編集『みうらじゅんMagazine vol.1』(2006.8,白夜書房)
「みうらじゅん責任編集の第1回配本は「ディランがロック」。峯田和伸、井上陽水らとのディラン対談や、みうらじゅんが世界中を回って集めたディランのシングルレコードや珍盤などを収録。ディランかるたやカードの付録付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:恋と退屈・峯田 和伸著『恋と退屈』(2006.9,河出書房新社)
「ロックバンド「銀杏BOYZ」のボーカリスト・峯田和伸、初の単行本。血と汗、涙と笑い、ちょっぴりすけべな日常をさらけだす。ブログ『峯田和伸の★朝焼けニャンニャン』に加筆修正したもの」(オンライン書店bk1の紹介文)

■これでいいのか!最終回
 ドラマ最終回批評。

 今『テレビブロス』で楽しみな連載は、
 川崎和哉「ネット探偵団」/一瀬大志「男子システム青春白書」/川勝正幸「Too Old to ROCK'N’ROLL Too Young to DIE」/滝本誠「Cry Old-Baby Cry」
 くらいかなあ。連載陣では、ロマンポルシェ。、清水ミチコ、津田寛治、キリンジ、天久聖一、片桐仁(ラーメンズ)の皆さんの連載も、欠かさず読んでいます。後は音楽コーナー、映画コーナーは読みます。
 そう考えると、それなりに楽しんで読んでいると思う。ただ、最近のブロスは特集がイマイチなんだよなあ。

この号の目次に戻る

■手帳に関する本の情報まとめ2006年版

 10月に入ってから、昨年ブログに書いた下記の記事をご覧いただいている方が多いようです。そろそろ、来年の手帳を準備するシーズンになってきたことを実感します。

・2005年12月13日 12/13-02 手帳の使い方の本、ずいぶん出ているなあ http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/2477022.html

 せっかくなので、2006年に入ってから発売された本も含め、改めて手帳についての本の情報をまとめておきます。
 これは以前も書きましたが、手帳の使い方は、誰かの方法を完全に真似するよりも、色々な人の方法を取り入れて、自分なりの方法をつくりだすことが大切だと思います(もちろん、ある人の方法が、そのまま自分にあてはまる場合は、そのまま真似をするのも有効な方法だと思います)。
 あまりマニアックに手帳術を追求してしまうと、手帳を使うこと自体が目的になって本末転倒なのですが、自分なりの方法を見つけるヒントを得るために、様々な方の書いた手帳術の本を読んでみるのは参考になるかと思います。

 まず、紹介している手帳・手帳の使い方自体に特徴がある本はこちら。

オンライン書店ビーケーワン:「超」手帳法・野口 悠紀雄著『「超」手帳法』(2006.10,講談社)
「「「超」整理法」の著者が、本当の「手帳の使い方」を提案。手帳によるスケジューリングや仕事法のノウハウをまとめた一冊。切り取って使う「超」整理手帳体験版付き 」(オンライン書店bk1の紹介文)
 「『超』整理手帳」自体も、講談社からの発売になったようです。
オンライン書店ビーケーワン:「超」整理手帳2007(黒)・野口 悠紀雄監『「超」整理手帳2007(黒)』(2006.10,講談社)
「発売以来10年、ユーザーからの圧倒的支持を誇る野口悠紀雄『「超」整理手帳』。’07年版より講談社から発売に」(オンライン書店bk1の紹介文)
・「『超』整理手帳」コミュニティサイト:http://www.noguchi.co.jp/datebook2007/

オンライン書店ビーケーワン:ほぼ日手帳の秘密・ほぼ日刊イトイ新聞編著 / 山田 浩子編著『ほぼ日手帳の秘密 10万人が使って、10万人がつくる手帳。 』(2005.11,幻冬舎)
「ありそうでなかった「なんでもない日を大切にする」というコンセプトで誕生した、サイト『ほぼ日刊イトイ新聞』発の手帳「ほぼ日手帳」のオフィシャルガイドブック。使う楽しみが広がる一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)
・ほぼ日刊イトイ新聞 > ほぼ日手帳2007:http://www.1101.com/store/techo/

オンライン書店ビーケーワン:第4世代手帳が人生を変える! Vol.1・フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社編『第4世代手帳が人生を変える! Vol.1 ビジネスを成功させ充実した人生を送るためのタイム・マネジメント術 』(2005.10,キングベアー出版)
「第4世代手帳であるフランクリン・プランナーこそ、あなたの人生を変えることができる! 多くの分野で活躍する人のインタビューとともに、目標達成に向けた行動を管理することができるその活用術を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:第4世代手帳が人生を変える! Vol.2・フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社編『第4世代手帳が人生を変える! Vol.2 ビジネスを成功させ充実した人生を送るためのタイム・マネジメント術 』(2006.3,キングベアー出版)
 フランクリンの手帳も、この時期大きな文具店に行くと特設コーナーができていますね。
・フランクリン・コヴィー・ジャパン:http://www.franklincovey.co.jp/

 主にビジネス関係で著名な方の手帳の使い方の本は下記の通り。

オンライン書店ビーケーワン:渡邉美樹の夢に日付を!・渡邉 美樹著『渡邉美樹の夢に日付を!』(2005.10,あさ出版)
「夢に日付を入れて、夢と現実の差を明確にしてその差を日数で割り、日々やるべき事をやり抜く。この方法で夢を実現してきた自らのノウハウを、手帳というツールを使い実践的に伝授する」(オンライン書店bk1の紹介文)
 渡邉社長の手帳術を実践するための手帳セットも販売されています。


・Watanabe Miki.net(公式サイト):http://www.watanabemiki.net/

オンライン書店ビーケーワン:図解一冊の手帳で夢は必ずかなう・熊谷 正寿監修 / ベクトル・ネットワーク編著『図解一冊の手帳で夢は必ずかなう』(2004.11,かんき出版)
「自分の夢を手帳に書いて常に持ち歩く、夢を写真や絵でビジュアル化し、手帳に貼りつける…。手帳で夢をかなえる毎日の習慣を紹介。2004年3月刊「一冊の手帳で夢は必ずかなう」が図解でさらに詳しくなった」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:情報整理術クマガイ式・熊谷 正寿著『情報整理術クマガイ式 IT時代の「時間」と「情報」を味方につける方法 』(2005.7,かんき出版)
「10年間で3社を上場させ、グループ22社、従業員2000人を率い、年商300億円を誇るITベンチャー企業家の雄が明かす、夢を「より早く」「より確実に」かなえるノウハウ。「一冊の手帳で夢は必ずかなう」続編」(オンライン書店bk1の紹介文)
・クマガイコム(ブログ):http://www.kumagai.com/

オンライン書店ビーケーワン:佐々木かをりの手帳術・佐々木 かをり著『佐々木かをりの手帳術 アクションプラン時間管理で人生がハッピーになる!』(2005.11,日本能率協会マネジメントセンター)
「「海外旅行に行きたい」「英会話の勉強がしたい」「資格が取りたい」 そんな「やりたいこと」ができていますか? アクションプラン時間管理で人生がハッピーになる! 著者が実践する時間と手帳の効果的な使い方を紹介する」(オンライン書店bk1の紹介文)
・佐々木かをりの「今日の想い」(ブログ):http://www.kaorisasaki.com/

オンライン書店ビーケーワン:知識ゼロからの手帳術・弘兼 憲史著『知識ゼロからの手帳術』(2005.11,幻冬舎)
「ビジネスプランが湧き出る、仕事のモレと遅れをなくす「手帳術」を、「課長 島耕作」の作者が紹介。「自分の人生を自分らしく生きていく」時間管理のコツを、「島耕作」の豊富な場面つきで楽しく解説する」(オンライン書店bk1の紹介文)

 色々な方の手帳術を紹介している本もあります。

オンライン書店ビーケーワン:時間200%活用術・日本能率協会マネジメントセンター編『時間200%活用術 1年12カ月52週365日8760時間、遊びも仕事も大充実 』(2005.12,日本能率協会マネジメントセンター)
「養老孟司、野口悠紀雄、弘兼憲史、中谷彰宏ら各界の著名人39人が、手帳術、仕事術、時間管理術など「私のやり方」を大公開。時間活用の秘策をやさしい語り口で余すところなく披露する」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:手帳200%活用ブック・日本能率協会マネジメントセンター編『手帳200%活用ブック』(2004.11,日本能率協会マネジメントセンター)
「手帳は時間管理だけでなく、夢をかなえ目標を達成するビジネスの武器、人生の宝物でもある。未来を鮮明にし、現在をもっと大切にする手帳術を、記入例を交え紹介。斎藤孝ら7人の手帳活用法、糸井重里と和田裕美の対談も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
・koyomi365(日本能率協会マネジメントセンター運営の手帳情報サイト):
 http://bt.jmam.co.jp/koyomi/

オンライン書店ビーケーワン:夢を必ず実現する人の成功手帳・『THE21』編集部編『夢を必ず実現する人の成功手帳 「選び方」から活用術までを徹底解説 』(2005.12,PHP研究所)
「多くのできるビジネスマンたちが、実際に使っている超絶手帳テクニックを紹介。人生を成功させる手帳の使い方、意外に知らない手帳の使い方の基本、夢をかなえる使い方、携帯・PDAでのスケジュール管理術などを図解する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:夢をかなえるプロフェッショナル手帳術・季刊Think!編集部編『夢をかなえるプロフェッショナル手帳術 達人30人に学ぶ黄金の時間管理』(2005.12,東洋経済新報社)
「30人の達人たちの手帳術を一挙公開。ビジネスに効くタイムマネジメント、話題の手帳・ノート紹介、三日坊主にしない手帳術、このテクニックを盗め、発想を高めるノート・メモ術などを収録した、役立つ情報満載の一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:みんなの手帳・手帳愛好家委員会編『みんなの手帳 選ぶ・使う・極める!』(2005.11,大和書房)
「ミリオネーゼや作家等、気になるあの人の手帳拝見とインタビュー、開発者に訊く最新手帳の使い方、とっておきの手帳術、オシゴト別手帳図鑑など、手帳に関するすべてが詰まった一冊。巻末に「nendoの手帳」のオマケ付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:手帳、ステーショナリー、デジタル機器「超」活用ノート・アーク・コミュニケーションズ編『手帳、ステーショナリー、デジタル機器「超」活用ノート』(2005.12,PHP研究所)
「パソコン、PDA、手帳、携帯電話…。どれだけの人がこうしたビジネスツールを確実に使いこなしているだろうか? 現在、各界で活躍する著名人たちの仕事観やワーク・スタイルを通して、ツールの上手な使い方を紹介する」(オンライン書店bk1の紹介文)

 システム手帳に特化した本はこちら。

オンライン書店ビーケーワン:システム手帳の極意・舘神 竜彦著『システム手帳の極意』(2006.6,技術評論社)
「システム手帳の賢い使い方、今まで誰も教えてくれなかった使い方を詳しく解説。さらに、「夢実現系手帳」の紹介や、どんなタイプのシステム手帳でも使えるワザ・情報、パソコン連動の方法も掲載」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:システム手帳新入門!・舘神 竜彦著『システム手帳新入門!』(2004.11,岩波書店)
・館神blog:http://tategami.cocolog-nifty.com/blog/

 ビジネス系の手帳術の本はこちら。

オンライン書店ビーケーワン:できる人の上手な手帳の使い方・梅沢 庄亮著『できる人の上手な手帳の使い方』(2006.10,中経出版・文庫)

オンライン書店ビーケーワン:3倍「仕事脳」がアップするダブル手帳術・斉之平 伸一著『3倍「仕事脳」がアップするダブル手帳術』(2006.3,東洋経済新報社)
「手帳を制するものは、仕事を制する! スケジュール管理は「左脳手帳」、クリエイティブワーク、自己啓発作業は「右脳手帳」。2つの手帳を使いこなし、脳の潜在能力をフルに発揮するノウハウを紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:時間が2倍になる超手帳の技術・日本タイムマネジメント普及協会著『時間が2倍になる超手帳の技術』(2005.11,大和出版)
「独自のタイムマネジメント理論から生まれた画期的な手帳術を紹介! 仕事のさばき方「7つの原則」、手帳の使い方「30の技法」、仕事の達人に急接近する「4枚の魔法のシート」など、役立つアイデア&テクニックが満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:絶妙な手帳メモの技術・福島 哲史著『絶妙な手帳メモの技術』(2005.11,明日香出版社)
「特別な手帳など必要ない、市販の手帳を「オリジナル手帳」に変えてしまえ! アイデア発想、スケジュール管理、未来手帳、備忘録…。どこにでもある手帳とポスト・イットで、あなたの夢が実現できるシステムを伝授する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:あなたの人生を変える手帳術・西村 晃著『あなたの人生を変える手帳術』(2005.10,生産性出版)
「手帳はサラリーマン生き残りの「最終兵器」であり、人生の縮図、過去と未来を見通す羅針盤でもある。時間を有効に使い、情報を一元集中管理し、人脈を育む手帳術を、手帳を愛してやまない著者が熱く紹介する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:「3日坊主」でも使いこなせる手帳術・岡崎 太郎著『「3日坊主」でも使いこなせる手帳術 計画ナシ!で夢が実現するシンプルな方法 』(2005.10,フォレスト出版)
「「モチベーションシート方式」で、やりたいことがスムーズに進む! 書き方をちょっと変えるだけで、「頭のゴチャゴチャ」がスッキリ。仕事はもちろん、恋愛でも家庭円満にも効果的な、パワフルな手帳術を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:ここで差がつくメモ術・手帳術・大勝 文仁著『ここで差がつくメモ術・手帳術』(2005.6,こう書房)
「思考ツールとしてメモ・手帳を最大限活用しよう。仕事の時間管理や情報収集、家族とのコミュニケーションなど、人生のあらゆる場面で役立つメモ術・手帳術を一挙公開」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:手帳とノート魔法の活用術・和田 茂夫著『手帳とノート魔法の活用術』(2005.5,技術評論社)
「手帳とノートは「ポジティブ・スパイラル(良循環)」の第一歩。自分に合った手帳とノートの使い方を見つければ、仕事も生活もスムーズに進み、毎日が充実! 手帳、ノートの秘密のパワーを引き出す仕組みを図解形式で紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:仕事で差がつく手帳の技術・長崎 快宏著『仕事で差がつく手帳の技術 急がずあわてず仕事をテキパキこなす手帳活用術 』(2005.3,ぱる出版)
「手帳はむき出しで持つ、リフィールに凝らない、アクセサリー類の誘惑に勝つ等、手帳をうまく使いこなす技術を紹介。システム手帳の使い方がわからない人や、仕事をバリバリやるぞと意欲に燃えるビジネスマンにピッタリの一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:トップ営業マンのメモ術・手帳術・西山 昭彦著『トップ営業マンのメモ術・手帳術』(2003.4,オーエス出版)
「営業力の違いは「メモ力」の違いだった! 書くための最強ツール、仕事で差をつけるポストイット・メモ術、戦略的な営業を行うためのノート術、ワンランク上の資料・名刺の整理術を伝授」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに、私はシステム手帳を使っています。
 ここ2〜3年、試行錯誤しているのですが、来年に向けてちょっとよさそうな使い方が確立できました。今度紹介したいと思います。

この号の目次に戻る

【2006.09.25-2006.10.01号】【2006.10.02-2006.10.08号】2006.10.11更新  このページの先頭へ

■ニンテンドーDSにライトノベルをサウンドノベル化したゲームが登場(ブログ未掲載)
■東京大学出版会による「東大教師が新入生にすすめる本」(ブログ未掲載)
■『COMICリュウ』創刊(ブログ未掲載)
■紙の辞書を買うとwebの辞書が使える(ブログ未掲載)
■アナウンサー本から、アナウンサーという職業を考える
■「フォトモ」の本

■ニンテンドーDSにライトノベルをサウンドノベル化したゲームが登場

 ニンテンドーDS用ソフトとして、『DS電撃文庫 アリソン』が発売されます。
オンライン書店ビーケーワン:アリソン・ニンテンドーDS用『アリソン』(2006.12,メディアワークス 角川書店)
「電撃文庫『アリソン』の文章にグラフィックとBGMをつけた”ノベルパート”とカードを集めることによって楽しめるようになる”カードパート”で構成されたニンテンドーDSソフトです」(オンライン書店bk1の紹介文)

 原作は、時雨沢恵一『アリソン』シリーズ(電撃文庫)とのこと。
オンライン書店ビーケーワン:アリソン・時雨沢 恵一〔著〕『アリソン』(2002.3,メディアワークス)
オンライン書店ビーケーワン:アリソン 2・時雨沢 恵一〔著〕『アリソン 2』(2003.3,メディアワークス)
オンライン書店ビーケーワン:アリソン 3上・時雨沢 恵一〔著〕『アリソン 3上』(2004.3,メディアワークス)
オンライン書店ビーケーワン:アリソン 3下・時雨沢 恵一〔著〕『アリソン 3下』(2004.5,メディアワークス)

 個人的には、古典的な文学作品を朗読して、挿絵などもつけたら、「一歩進んだラジオドラマ」っぽくでいいんじゃないかと思う。そうした時にまず思い浮かぶのは、宮沢賢治の作品なんだけれどね。

この号の目次に戻る

■東京大学出版会による「東大教師が新入生にすすめる本」

 東京大学出版会のサイト内で、2006年版の「新入生にすすめる本」が紹介されています。かなり時期が遅れていますが、紹介します。

・東京大学出版会>トピックス>2006-04-06
http://www.utp.or.jp/topics/2006/04/06/2005up04osusumebon/

 新入生向けなので、中には私でも興味が持てる本もある。新書や文庫の定番本をすすめている方がいるのも、学生向けらしいといえばらしい。
 私も、ちゃんと古典を読んでいこうかなあという気になる。
 ちなみに、この 「東大教師が新入生にすすめる本」は、毎年東京大学出版会のPR誌『UP』に掲載されていて、一部は下記のとおり新書にもまとめられています。
オンライン書店ビーケーワン:東大教師が新入生にすすめる本・文芸春秋編『東大教師が新入生にすすめる本』(2004.3,文春新書)

この号の目次に戻る

■『COMICリュウ』創刊

 9月19日に徳間書店より月刊マンガ誌『COMICリュウ』が創刊しました。80年代に徳間書店より刊行されていたマンガ誌『リュウ』の復活、という触れ込みです。
 主な連載は、「ドリームバスター」(宮部みゆき:原作・中平正彦)、「ルー=ガルー」(京極夏彦:原作・樋口彰彦)、「不条理日記2006」(吾妻ひでお)、「おもいでエマノン」(梶尾真治:原作・鶴田謙二)、「麗島夢譚」(安彦良和)など。
・COMICリュウ http://comicryu.com/top.html

この号の目次に戻る

■紙の辞書を買うとwebの辞書が使える

 三省堂から10月27日に発売される『大辞林 第3版』。購入者に、web上の辞典を使える特典(デュアル・ディクショナリー)がついてきます。web上の辞典では、情報の更新や類語検索ができるとのこと。紙の辞書の特定のページに書かれている単語などをキーワードにログインする形式のようです。
 また、 発売中の『ウィズダム英和辞典 第2版』と『ウィズダム和英辞典』でも、デュアル・ディクショナリーが使用可能になるとのこと。
オンライン書店ビーケーワン:大辞林∴3版・松村明:編『大辞林 第3版』(200609下旬,三省堂)
「11年ぶり全面改訂版。あらゆる分野の言葉を網羅した最新・最大・最高の辞典。収録項目23万8千。2007年月末まで特価で販売します」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:ウィズダム英和辞典・井上 永幸編 / 赤野 一郎編『ウィズダム英和辞典 第2版』(2007.1,三省堂)
「コーパス(大規模英語データベース)を全面的に利用した英和辞典。学習からビジネスまで約9万項目を収録。英語の現実の姿を反映した最先端の語法情報で、あらゆる受験問題に対応する。コーパス分析をさらに深化させた第2版」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:ウィズダム和英辞典・小西 友七編修主幹 / 岸野 英治編修委員 / 三宅 胖編修委員『ウィズダム和英辞典』(2007.1,三省堂)
「慣用句・ことわざ、新語・カタカナ語、専門用語を含め約8万8千項目を掲載。国語辞典・日本語コーパスを分析し、あらゆる場面に対応した充実の用例。名言・名作の翻訳例や、自然な英文を書くための語法・類語解説なども収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

・三省堂ワードワイズ・ウェブ http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/index2.html
・CNET Japan記事 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20230107,00.htm?ref=rss

この号の目次に戻る

■アナウンサー本から、アナウンサーという職業を考える

 アナウンサーというのは、不思議な職業だとつくづく思う。よくアナウンサーからの発言にあるように、「アナウンサーもひとりの会社員です」というのは、たしかにそうだと思う。しかし、勤務時間、知名度、そしておそらく収入も、同年代の会社員と比べると、かなり違うだろう。勤務時間と収入は、同じくらい働いて稼ぐ人もいるでしょうが、人に顔をどのくらい知られているかというのが、決定的に他の職業と違うと思う。
 だから、アナウンサー、特に自分と同世代の方が、会社員としてどんなことを考えているのかは興味がある。私は全然別の職業ですが、ひとりの会社員として、別の会社に勤める人が気になるわけです。
 特に若手の頃は、タレントと同じような立場に立つ必要も時にはあるだろうし(特にバラエティー番組では)、本人の性格によってはつらいよなあとも思う。

オンライン書店ビーケーワン:大橋未歩のミホちゃんねる!・大橋 未歩著『大橋未歩のミホちゃんねる! 行け!行け!テレビ東京・女性アナウンサー』(2006.5,集英社)
「番組で恥ずかしい下ネタを言った時、コスプレをした時、露出が多い衣装を着る時。アナウンサーは何を考えているのか知って欲しかったのです…。女子アナと呼ばれる、ひとりのOLが綴ったテレビでは語ることのない本音」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:局アナ安住紳一郎・安住 紳一郎著『局アナ安住紳一郎』(2006.4,小学館)
「さまざまな問題に日々翻弄される局アナの本音とは? 毒舌の裏にある気弱で繊細な一面を素直に綴った、TBS局アナ・安住紳一郎のエッセイ集。『テレパルエフ』2002年11月〜05年6月号まで連載したものをまとめる」(オンライン書店bk1の紹介文)

 高樹千佳子さんは、テレビ局ではなくアナウンサーが多く所属する事務所(セントフォース)に所属する方ですが、むしろそうした形態の方が、自分にあった番組に出演できるのかもしれないですね。ただ、より個人事業主に近い仕事の形態になるだろうし、局所属の方とはまた違った苦労もあるのではないかと思う。

オンライン書店ビーケーワン:高樹千佳子の晴れに歌えば・高樹 千佳子著『高樹千佳子の晴れに歌えば』(2006.6,集英社)
「フジテレビ「すぽると!」「めざましどようび」の大人気キャスター、チカちゃんが、大好きな音楽のこと、お天気キャスター時代のこと、そして理想のデートや結婚観までを語る一冊。26年間のすべてがつまっています」(オンライン書店bk1の紹介文)

 そして中堅以降になると、局の中で管理職の役に就く方がいる一方、フリーになる方が出てくるようです。管理職のポストは限られているし、管理職になったらなったで、いわゆる一般的なアナウンサーの仕事とは違う仕事もあるだろうから、フリーで活動したいという考えも分かる。特に知名度のある人はね。でも、フリーになるというのも、やはり大変だろうなあと思う。

オンライン書店ビーケーワン:昭和最後のアナウンサー・福沢 朗著『昭和最後のアナウンサー』(2003.10,弘文堂)
「日本テレビの数々の番組を担当するアナウンサーである著者の本格エッセイ。「日本語」を考え、「テレビ」を語り、「私生活」を明かしながら、すべてを見つめ直す、自身初の書き下ろしエッセイ」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:女子アナ失格・藪本 雅子〔著〕『女子アナ失格』(2005.5,新潮社)
「華やかに見えても実は過食症、酒浸り、自信喪失、とちり、孤立に打ちのめされていた毎日。そんな自分の壁を乗り越えるべく、体を張って飛び込んだハンセン病の報道現場とは? 元女子アナの告白取材記」(オンライン書店bk1の紹介文)

 なんとなくのイメージで言うと、元アナウンサーで本人の理想的な生活をしているのかなあと思うのは、雨宮塔子さんですね。やはり若い頃にタレント的なポジションで仕事をしていたように見えたけれど、そこからフランスに留学して、今の写真などを見ると、充実しているように思いますね。

オンライン書店ビーケーワン:それからのパリ・雨宮 塔子著『それからのパリ』(2006.6,祥伝社)
「妻として、母として、そして「ひとりの女性」として−。8年目を迎えたパリ生活で考え、感じ、見つけたこと。『ミセス』『CREA』等に掲載したものに加筆・修正し、書き下ろしを加える」(オンライン書店bk1の紹介文)

 我ながらなにがいいたいのかよく分からん話ですが、私も来年三十歳なので、自分の来し方行く末を考えてしまうわけです。特に、これからどう生きるかってことを。この間書店で、アナウンサーの本が結構並んでいたので、アナウンサーという職業についてふと考えてみた次第です。

この号の目次に戻る

■「フォトモ」の本

 最近「フォトモ」の写真集を、書店でよく見ます。「フォトモ」というのは、「フォトグラフ」と「モデル」を合成した造語らしい。写真を切って組み立てると、立体的なジオラマのような模型が出来上がります。
 これは、下記の本の著者でもある糸崎公朗氏の考案した手法のようです。糸崎氏は「非ユークリッド写真連盟」を結成し、作品を発表しているとのこと。「非ユークリッド写真」というのが、「フォトモ」のように「ユークリッド遠近法にこだわらない写真」を意味します。
 下にリンクした糸崎公朗氏のサイトで、作品を見ることができます。「2コマ写真」のコーナーは、超芸術トマソンやVOWを髣髴とさせて笑ってしまいます。
オンライン書店ビーケーワン:フォトモの街角・糸崎 公朗著『フォトモの街角』(2006.5,アートン)
オンライン書店ビーケーワン:出現!フォトモ・糸崎 公朗フォトモ・文『出現!フォトモ』(2002.10,PARCO)
オンライン書店ビーケーワン:フォトモ・非ユークリッド写真連盟著『フォトモ』(1999.11,工作舎)
「写真を切り抜いて組み立てた立体写真フォトモをはじめ、つぎはぎ写真ツギラマなど、ユニークな写真技法を使って、路上のあちこちに息づく「非人称芸術」を記録する非ユークリッド写真連盟の作品を解説とともに収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

・アートン>『フォトモの街角』紹介ページ  http://www.artone.co.jp/books/134.html
・工作舎>『フォトモ』紹介ページ  http://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN4-87502-319-7.html
・糸崎公朗(非人称芸術連盟)ホームページ  http://www.itozaki.com/top

この号の目次に戻る



<< 2006年11月  2006年9月 >


「木の葉燃朗のがらくた書斎」トップ>>木の葉燃朗の週刊ほんトーク>>2006年10月 inserted by FC2 system