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木の葉燃朗の週刊ほんトーク

いきなり始まったこのコーナー。 タイトルどおり、およそ週刊ペースで 本に関するあれこれの情報を紹介しようと思います。基本的には、自分のブログ(木の葉燃朗の「本とデジタルと俺の日常と」)に 掲載したものの再録ですが、 ブログに載せきれなかった小ネタなども あわせて紹介していきます。
本に張っているリンクは、特に断り書きがなければ、オンライン書店bk1へのリンクです。

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2006年6月

【2006.06.26〜2006.07.02】 2006.07.11掲載
■『元・阪神』&『元・巨人』。そして俺は『元・近鉄』を読んでみたい
■本上 まなみさんのエッセイを読んでみたい
■お、『ユリイカ』(青土社)6月号は任天堂特集
■岡本喜八作品の解説本を買って、映画のDVDが気になる。


■『元・阪神』&『元・巨人』。そして俺は『元・近鉄』を読んでみたい
 元阪神タイガースの選手・元選手へのインタビューをまとめた本のようです。こういう本は気になります。

オンライン書店ビーケーワン:元・阪神・矢崎 良一 編『元・阪神』(2006年6月下旬,広済堂文庫)

 まだ確認はしていないのですが、おそらく下の本の文庫化かと思います。
オンライン書店ビーケーワン:元・阪神・中田 潤〔ほか〕執筆『元・阪神』(2004.5,竹書房)
「江夏豊、藤田平、SHINJO、仲田幸司…。巨人対阪神戦の歴史は「盟主」と「抵抗者」との歴史であった。私達が熱狂した阪神の選手たちの魅力とはなんなのか。「群れない虎たち」の生きざまに迫る」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに、同じ広済堂文庫で下の本も出ています。小林繁・駒田徳広・香田勲男・石毛博史・吉岡雄二・大森剛の6氏へのインタビューをまとめた本。
オンライン書店ビーケーワン:元・巨人・矢崎 良一著『元・巨人』(2003.4,広済堂出版)

 こういう、元々特定の球団にいた選手へのインタビューというのは興味深い。読んでみたいのは『元・近鉄』だなあ。野茂英雄、中村紀洋、大石大二郎、阿波野秀幸、石井浩郎、吉井理人、ラルフ・ブライアント、佐野重樹などなど、人材は豊富だし、故・仰木彬元監督のエピソードなども、気になる。
 執筆は下記のような著書もある佐野正幸氏でどうだろうか。

オンライン書店ビーケーワン:1988年10・19の真実・佐野 正幸〔著〕『1988年10・19の真実 「近鉄−ロッテ」川崎球場が燃えた日 』(2004.10,光文社)

オンライン書店ビーケーワン:G戦上のバリア・佐野 正幸著『G戦上のバリア 嗚呼!1989日本シリーズ対巨人戦の悲劇 』(2000.5,新風舎)
「1989年日本シリーズ。近鉄は巨人にあっという間に王手をかけ、決まったかに見えたが…。どうしても越えられなかったG(ジャイアンツ)のバリア。近鉄日本一を夢見るファンがあのシリーズを検証する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:もうひとつの「江夏の21球」・佐野 正幸著『もうひとつの「江夏の21球」 1979年日本シリーズ、近鉄vs広島』(2001.9,新風舎)
「1979年日本シリーズ第7戦、近鉄VS広島。9回裏、近鉄は最後のチャンスに挑む。ピッチャースマウンドで迎え撃つのは広島のリリーフ・エース、江夏豊。悲願の初の日本一をかけた近鉄最後の攻撃が今始まろうとしていた…。 」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:近鉄消滅新生パ・リーグ誕生・佐野 正幸著『近鉄消滅新生パ・リーグ誕生』(2005.9,長崎出版)
「近鉄消滅のショックからプロ野球のため、パ・リーグのためにスタンド視点の著者が放つパ・リーグ賛歌。パ・リーグの歴史と実情からプロ野球経営者の功罪、交流戦の是非までプロ野球を語る」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■本上 まなみさんのエッセイを読んでみたい

 本上まなみさんのエッセイ集が、新潮文庫に入りました。
 以前から気になる気になると言っていながら、まだエッセイ集をちゃんと読んだことがないんだよなあ。この機会に読んでみたい。

オンライン書店ビーケーワン:ほんじょの鉛筆日和。・本上 まなみ著『ほんじょの鉛筆日和。』(2006.7,新潮社)

 ちなみに、下の『ほんじょの虫干。』に続く文庫化です。
オンライン書店ビーケーワン:ほんじょの虫干。・本上 まなみ著『ほんじょの虫干。』(2004.7,新潮社)
「自分で貯めたお金を手に本屋に行き、心から恋する1冊を手にしてレジに向かう、お気に入りの栞を挟んでもらってうきうき帰る道の幸せな気持──大の本好きで知られるほんじょが綴る、自由気ままな本のエッセイ。太陽が一杯でご飯もおいしいギリシア旅行記は、プライベート写真や、自筆の可愛いイラストがたっぷり入っています。それから、思わず顔がほころぶ自作の短歌もね」(オンライン書店bk1の紹介文)

 その他エッセイ集。
オンライン書店ビーケーワン:ほんじょの天日干。・本上 まなみ著『ほんじょの天日干。』(2001.9,学研)
「女優・本上まなみ、カメラマンになる! 友だちに薦められて買った一台のカメラをきっかけに、「へもカメラマン」となってあちこちで写したものを公開。月刊『BOMB』連載「ほんじょのピンボケ主義。」に加筆」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:ほんじょの眼鏡日和。・本上 まなみ著『ほんじょの眼鏡日和。』(2005.11,マガジンハウス)
「眼鏡日和、というのはふだん着の日常のこと。つまり、とてもリラックスしてる、ゆるめの時間。「文筆家」本上まなみが、この3年間あちこちに書いたエッセイに加筆・訂正してまとめたもの。ゆるめの時間をお楽しみください」(オンライン書店bk1の紹介文)

 「本上さんの写真集やDVDが見たい!」という方はこちらをどうぞ。

オンライン書店ビーケーワン:Days of heaven・西田 幸樹撮影『Days of heaven』(2000.2,小学館)
「早春の伊豆、灼熱のスペイン、房総の紅葉、白馬の細雪…。女優としてのステップをかけのぼっていく22歳から2年間の本上まなみの、ひとりの女性としての自然体の時間を捉えた写真集」(オンライン書店bk1の紹介文)

collections! 本上まなみの極私的大阪
大映 (2000/10/25)
売り上げランキング: 26,060

collections! 本上まなみの極私的京都
大映 (2000/10/25)
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本上まなみの極文学的京都
大映 (2001/08/10)
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■お、『ユリイカ』(青土社)6月号は任天堂特集

 青土社の雑誌『ユリイカ』、2006年6月号は「任天堂/Nintendo 遊びの哲学」が特集とのこと。
 特集部分の目次を、青土社のサイトから紹介しましょう。

オンライン書店ビーケーワン:ユリイカ 第38巻第6号・『ユリイカ 第38巻第6号』(2006.6,青土社)
=== 以下、青土社サイトの紹介ページから引用 ===
特集*任天堂/Nintendo 遊びの哲学

【ゲームの「リアル」をめぐって】
僕らが任天堂に教わったこと / 鴻上尚史+八谷和彦

【エッセイ】
お座敷遊び / みうらじゅん
「任天堂」と「Nintendo」 / 中村一義
任天堂とわたし / DOKAKA

【Wiiを待ちながら】
競争のない世界、枯れた技術の水平思考 指と手のひらから世界へ / 木村立哉
団塊ジュニアの共有体験としてのゲーム 任天堂VSセガならびにその他大勢 / 加野瀬未友
ゲームへの寄与 任天堂のスピリット・オブ・ワンダー / 山本貴光
Wii とゲームの未来 / テラヤマアニ

【手の中から広がる未来】
DSの思想 / 澤野雅樹
Nintendo DSがもたらすもの / 中嶋謙互
ゲームの超越について / ドミニク・チェン

【ジェネレーションNは終わらない】
ゲームは家電じゃない! おもちゃだ!! / 佐藤大

【マンガ】
マンガっちが考える ポスト・ジェネレーションN・ミュージック / 西島大介
N・Dの想い出 / 渡辺ペコ

【かくもハードなソフトたち】
宮本茂をめぐって コンピュータ・ゲームにおける作者の成立 / 井上明人
行為の3D空間 『スーパーマリオ64』と『ゼルダの伝説 時のオカリナ』 / 細馬宏通
夢のなかから革命は始まる 任天堂・『MOTHER』・マルチチュード / 小澤英実
優雅で感傷的なファミリースタジアム / 前田塁

【おいでよ ゲーマーの部屋…】
我ら任天堂チルドレン!? / ブルボン小林+飯田和敏+米光一成

【資料】
任天堂年譜 / 編=川島圭太

=== 以上、引用 ===
 全部が全部読みたい、というわけではないが、「任天堂年譜」とか、ブルボン小林氏参加の対談とか、「優雅で感傷的なファミリースタジアム」とか(これ、高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』のパロディですね)、気になるなあ。
 ちなみに、ブルボン小林氏とゲームといえば忘れてはいけないのが下の本。

オンライン書店ビーケーワン:ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ・ブルボン小林著『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』(2005.1,太田出版)
「あの芥川賞作家が放つ、入魂のゲーム批評。ゲーム好きの彼氏の気持ちがよく分かる(多分)。長嶋有の書き下ろし短編小説「ジャージの一人」収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■岡本喜八作品の解説本を買って、映画のDVDが気になる。
2006.06.25(日)購入本 【古本】
オンライン書店ビーケーワン:kihachiフォービートのアルチザン・『kihachiフォービートのアルチザン 岡本喜八全作品集』(1992.1,東宝)
「国家に対して常に反骨精神で挑み、テンポの良い超娯楽映画で我々を楽しませてくれる、鬼才・岡本喜八監督。全作品を紹介するとともに、喜八映画の愉しみ方、スタッフ、キャストの語る監督像など、岡本監督映画の魅力を探る」(オンライン書店bk1の紹介文)
 岡本喜八監督の、当時の時点での全監督作品三七作の紹介(その後の監督作は「EAST MEETS WEST」(1995年) と「助太刀屋助六」(2001年))、岡本監督へのインタビュー、更には関係者インタビューや、テレビ作品・著書の紹介、作品に関する人名辞典に年表、と。
 「うっひゃあ、こんな本があったなんて」という感じで、(俺にとっては)ちょっといいお値段でしたが、これは購入。

(参考)今、岡本喜八監督作品は、数多くDVD化されてます。これは気になります。
江分利満氏の優雅な生活
東宝 (2006/02/24)
※原作はこちら
オンライン書店ビーケーワン:江分利満氏の優雅な生活・山口 瞳著『江分利満氏の優雅な生活』(1989,新潮文庫)

独立愚連隊
独立愚連隊
posted with amazlet on 06.06.26
東宝 (2006/01/27)

独立愚連隊西へ
独立愚連隊西へ
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東宝 (2006/01/27)

殺人狂時代
殺人狂時代
posted with amazlet on 06.06.26
東宝 (2006/02/24)
※原作はこちら
オンライン書店ビーケーワン:なめくじに聞いてみろ・都筑 道夫著『なめくじに聞いてみろ』(2000.10,扶桑社)
 扶桑社文庫 昭和ミステリ秘宝。なお刊行当時の題名は『飢えた遺産』。

大誘拐 RAINBOW KIDS
大誘拐 RAINBOW KIDS
posted with amazlet on 06.06.26
東宝 (2006/02/24)
※原作はこちら。
オンライン書店ビーケーワン:大誘拐・天藤 真著『大誘拐』(2000.7,東京創元社)
 創元推理文庫 天藤真推理小説全集。

ジャズ大名
ジャズ大名
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ジェネオン エンタテインメント (2002/02/22)
売り上げランキング: 16,505

ダイナマイトどんどん
ダイナマイトどんどん
posted with amazlet on 06.06.26
ジェネオン エンタテインメント (2002/02/22)
売り上げランキング: 7,973

 DVD-BOXもあります。
岡本喜八 邂逅篇 STRANGERS DVD-BOX
角川エンタテインメント (2006/02/19)


岡本喜八 ~MODERNS~ DVD-BOX
岡本喜八 ~MODERNS~ DVD-BOX
posted with amazlet on 06.07.11
東宝 (2006/02/24)

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【2006.06.19〜2006.06.25号】 2006.06.28掲載
■なんという数の「塗り絵本」。そこまでブームなの?
■「書き写し本」ブーム、本当に起こりそうな予感
■気になるサッカー選手の自伝・ノンフィクション
■映画『スーパーサイズ・ミー』のようなことをやってみた本、『30日間マクドナルド生活』
■マークや国旗に関する気になる本:『世界のマーク』&『世界の国旗』

■なんという数の「塗り絵本」。そこまでブームなの?
  先日書店に行ったら、「大人のための塗り絵」なんていうコーナーがあって、「へえ、そんなのも流行しているのね」と思いました。そこで、ふと思いついて、そういう大人のための塗り絵の本を調べてみたら、びっくりするくらい出てきたぞ。
 紹介するときりがないのだが、あえて紹介してみます。すごい数だからびっくりしますよ。そのびっくりで脳が活性化されるんじゃないかってくらい。

 まず、名画の塗り絵。
オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 ゴッホ編・フィンセント・ファン・ゴッホ〔画〕 / 河出書房新社編集部編『大人の塗り絵 ゴッホ編』(2006.5,河出書房新社)
「人気の高いゴッホの絵から選りすぐって11点を集めました。美しい名画の世界を自分の好きなように塗って楽しむことができます」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 フランスの風景編・ゴッホ〔画〕 / シスレー〔画〕 / セザンヌ〔画〕 / ピサロ〔画〕 / コロー〔画〕 / 河出書房新社編集部編『大人の塗り絵 フランスの風景編』(2005.10,河出書房新社)
「脳の活性化に高い効果のある塗り絵。好評シリーズ第3弾の本書では、おもに印象派の画家たちが描いたフランスの風景画を集めました」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 世界の鳥編・J.グールド〔画〕 / J.J.オーデュボン〔画〕 / 河出書房新社編集部編『大人の塗り絵 世界の鳥編』(2006.1,河出書房新社)
「大好評シリーズ第4弾。塗り絵は脳の活性化に効果あり。今回は初めての方にも塗りやすい人気の高い花やフルーツを集めた」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 花とフルーツ編・P.J.ルドゥーテ〔ほか画〕 / W.フッカー〔ほか画〕 / 河出書房新社編集部編『大人の塗り絵 花とフルーツ編』(2005.11,河出書房新社)
「大好評シリーズ第4弾。塗り絵は脳の活性化に効果あり。今回は初めての方にも塗りやすい人気の高い花やフルーツを集めた」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 美しい花編・P.J.ルドゥーテ〔画〕 / 河出書房新社編集部編『大人の塗り絵 美しい花編』(2005.4,河出書房新社)
「美しい名画の世界を、自分の好きな様に塗って楽しめる本。植物画で有名なルドゥーテ11点を選りすぐり。脳の活性化にとても効果的」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人のための美しいぬり絵・『大人のための美しいぬり絵』(2006.3,学研)
「『大人のための美しいぬり絵 名画編』は様々な世代の方に親しみのある絵画で構成、家族で楽しめる。名画13枚収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人がたのしむ塗り絵帖・塗絵倶楽部編著『大人がたのしむ塗り絵帖 巨匠の描く名画16選』(2006.6,技術評論社)

オンライン書店ビーケーワン:ぬりゑ塾アールヌーヴォー名作 1
・『ぬりゑ塾アールヌーヴォー名作 1』(2006.1,美術出版社)

オンライン書店ビーケーワン:ぬりえ塾アールヌーヴォー名作 2・『ぬりえ塾アールヌーヴォー名作 2 ミュシャ 』(2006.5,美術出版社)
「チェコに生まれ19世紀末のパリで活躍した、画家、美術装飾家ミュシャ。アールヌーヴォーを代表するポスターや挿絵は、日本でも絶大な人気を得ています。その名作を、あなた自身の手で完成させてみませんか? ぬりえ塾 シリーズならではの、緻密なエッチング調トレース線と、色再現に適し、色鉛筆でも水彩絵具でもた高級画用紙によって、原画のもつ美しさのディテールをあますところなく表現できます。完成したら、額装してお部屋に飾ってみてください。眼の楽しみは、つくる喜びを伴って、絵画への愛着をいっそう深めてくれます。大切なかたへのプレゼントにも、どうぞ」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 花鳥風月編・葛飾 北斎〔画〕 / 河出書房新社編集部編『大人の塗り絵 花鳥風月編』(2005.8,河出書房新社)

オンライン書店ビーケーワン:北斎ぬり絵・〔葛飾 北斎画〕 / 成美堂出版編集部編『北斎ぬり絵』(2006.4,成美堂出版)
「人気の作品で楽しめる大人のぬり絵。1枚ずつ切り取って塗れる飾れる。ポストカード塗り絵付き。『広重ぬり絵』『美人画ぬり絵』同時刊。〈」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:広重ぬり絵・〔歌川 広重画〕 / 成美堂出版編集部編『広重ぬり絵』(2006.4,成美堂出版)
「安藤広重の人気の作品で楽しめる大人のぬり絵。1枚ずつ切り取って塗れる飾れる。贈って喜ばれるポストカード塗り絵付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:美人画ぬり絵・成美堂出版編集部編『美人画ぬり絵』(2006.4,成美堂出版)
「喜多川歌麿など人気の美人画作品で楽しめるぬり絵集。1枚ずつ切り取って塗れる飾れる。贈って喜ばれるポストカード塗り絵付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:ぬり絵花美術館 vol.2・中島 千波著 / 実業之日本社編集部編『ぬり絵花美術館 vol.2』(2006.4,実業之日本社)
「日本画壇を代表する画家・中島千波氏の花の絵をぬり絵で楽しむ。身近な画材で始められる。ぬり絵はがき付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

 それから日本のイラストレータの絵を題材にしたもの。「きいちのぬりえ」などは、昔から有名ですけれどね。
オンライン書店ビーケーワン:きいちのぬりえ 春・夏編・蔦谷 喜一著『きいちのぬりえ 春・夏編』(2006.4,小学館)

オンライン書店ビーケーワン:きいちのぬりえ 仲良し編・蔦谷 喜一著『きいちのぬりえ 仲良し編』(2006.4,小学館)

オンライン書店ビーケーワン:松本かつぢの世界・松本 かつぢ著『松本かつぢの世界』(2006.6,あおば出版)
「戦後の少女たちの夢を育んだ、昭和の“かわいいもの文化”の元祖「松本かつぢ」の塗り絵画集。自分で塗って作るポストカード4枚付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:夢二のぬり絵 夢二郷土美術館編・〔竹久 夢二画〕 / 夢二のぬり絵編集部編『夢二のぬり絵 夢二郷土美術館編』(2006.4,白夜書房)

オンライン書店ビーケーワン:夢二のヌリエ・竹久 夢二〔画〕 / 上村 久留美編『夢二のヌリエ』(2006.2,小学館)

オンライン書店ビーケーワン:内藤ルネの乙女チックぬり絵・内藤 ルネ著『内藤ルネの乙女チックぬり絵』(2006.4,自由国民社)
「」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:中原淳一の美しきぬり絵 2・中原 淳一〔画〕 / 中原 蒼二監修『中原淳一の美しきぬり絵 2』(2006.6,ワニブックス)

オンライン書店ビーケーワン:花と文鳥・今 市子著『花と文鳥』(2006.4,あおば出版)
「コミックス「文鳥様と私」が売行好調な今市子。氏の描く“文鳥と花”をテーマにした塗り絵画集。自分で作るポストカード4枚付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:華宵のヌリエ・高畠 華宵〔画〕 / 上村 久留美編『華宵のヌリエ』(2006.2,小学館)

 珍しいところでは文学作品の挿絵の塗り絵。
オンライン書店ビーケーワン:不思議の国のアリス-塗り絵-・ジョン・テニエル〔画〕『不思議の国のアリス-塗り絵-』(2006.4,サニー出版)
「「不思議の国のアリス」原画の大人の塗り絵本。大人が楽しめる塗り絵で脳を心地良く活性化できる」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:鏡の国のアリス-塗り絵-・ルイス・キャロル〔著〕 / ジョン・テニエル〔画〕『鏡の国のアリス-塗り絵-』(2006.5,サニー出版)
「大人が楽しめる塗り絵で貴方の脳を心地よく活性化できます! 」(オンライン書店bk1の紹介文)

 それから風景ですね。

オンライン書店ビーケーワン:大人のための塗り絵BOOK 世界遺産編・保坂 隆脳活性化解説 / 鈴木 牧生作画 / 青木 宣人作画『大人のための塗り絵BOOK 世界遺産編』(2006.6,日本文芸社)

オンライン書店ビーケーワン:野村重存の風景ぬり絵BOOK・野村 重存著『野村重存の風景ぬり絵BOOK』(2006.6,日本文芸社)

 動物もあります。

オンライン書店ビーケーワン:犬ぬり絵・渡辺 扶美子画『犬ぬり絵』(2006.6,オークラ出版)

オンライン書店ビーケーワン:猫ぬり絵・塩浦 信太郎画『猫ぬり絵』(2006.6,オークラ出版)

オンライン書店ビーケーワン:ダヤンの塗り絵・池田 あきこ著『ダヤンの塗り絵』(2006.6,エム・ピー・シー)


オンライン書店ビーケーワン:愛らしい犬と猫のぬり絵・目羅 健嗣著『愛らしい犬と猫のぬり絵』(2006.5,日貿出版社)
「心が癒されるペットアート (オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:野鳥の塗絵・岡田 良記著『野鳥の塗絵』(2006.3,二見書房)
「塗り絵シリーズの第2弾。日本の野鳥をテーマにし、イラストレーター本人が絵の手ほどきをしながら、やさしく絵が描けるテクニックを」(オンライン書店bk1の紹介文)

 花の塗り絵は人気があるようですねえ。各社から出ています。
オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 夏の花編・佐々木 由美子著『大人の塗り絵 夏の花編』(2006.6,河出書房新社)
「大好評の塗り絵の新シリーズ。現代の作家による特別描きおろし版。本書では人気の高い夏の花の中から選りすぐって11点を集めた」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵 春の花編・佐々木 由美子著『大人の塗り絵 春の花編』(2006.3,河出書房新社)
「現代の作家による特別描き下ろし版。本書では人気の高い春の花の中から選りすぐり11点を収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人の塗り絵クーピーBOX・河出書房新社編集部編『大人の塗り絵クーピーBOX』(2006.3,河出書房新社)
「すぐに始められるクーピーペンシル特別カラー22色付き、大人の塗り絵だけの特別セット。花、フルーツ、鳥、風景の名画13点収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:花の塗り絵・『花の塗り絵 初公開!幻のシーボルト・日本植物コレクションより 』(2005.11,オークラ出版)

オンライン書店ビーケーワン:大人がたのしむ塗り絵帖・塗絵倶楽部編著『大人がたのしむ塗り絵帖 花のある風景16選 』(2006.6,技術評論社)

オンライン書店ビーケーワン:楽・ぬり絵 part3・『楽・ぬり絵 part3 自然の恵みに感謝して… 大人の塗り絵*塗ればすぐできる、ポストカードぬり絵8枚+額ぬり絵10枚付 』(2006.3,日本ヴォーグ社)

オンライン書店ビーケーワン:美しい花の塗り絵・小柳 吉次原画手本『美しい花の塗り絵』(2005.11,広済堂出版)
「線画で起こした花の絵を着色見本を見ながら塗って仕上げる大人の塗り絵集。美しい花の塗り絵で心も脳も活性化。便利なミシン目入り」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人が楽しむはじめての塗り絵ファーストブック Vol.3・中西 意子絵 / 佐々木 和子文『大人が楽しむはじめての塗り絵ファーストブック Vol.3 南の島・沖縄の花
色えんぴつや絵の具で気軽に描ける 』(2006.7,いかだ社)


オンライン書店ビーケーワン:こころリラックス大人が楽しむきれいな塗り絵 春夏の花々編・原田 シンジ絵と文『こころリラックス大人が楽しむきれいな塗り絵 春夏の花々編 色えんぴつだけで、ここまで描ける! 』(2006.6,秀和システム)


オンライン書店ビーケーワン:大人がたのしむ野花のぬり絵・高倉 瑶子画・著『大人がたのしむ野花のぬり絵』(2006.5,神無書房)

オンライン書店ビーケーワン:大人のやさしい塗り絵・南川 康夫著『大人のやさしい塗り絵』(2006.5,DAI−X出版)
「繊細でぬくもりのある京友禅図案11点のぬり絵BOOK。趣味として、喜ばれるプレゼントとして…。 」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人のための塗り絵BOOK 花と静物編・高田 明和脳活性化解説 / 木原 いづみ〔ほか〕作画『大人のための塗り絵BOOK 花と静物編』(2006.5,日本文芸社)
「4-537-20448-6」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:植物画のプロが教える塗り絵のコツとスケッチ技法・主婦の友社編『植物画のプロが教える塗り絵のコツとスケッチ技法』(2006.5,主婦の友社)
「花を描きたい! でも絵は、に・が・て…。そんな人も大丈夫。プロが「水彩色えんぴつ」を使った花の塗り絵のコツ、スケッチ技法の基本を、カラー写真の実例をもとにやさしく解説。そのまま塗れる、花の下絵8枚を付録」(オンライン書店bk1の紹介文)

 その他下記のような塗り絵も。
オンライン書店ビーケーワン:楽・ぬり絵 part2・『楽・ぬり絵 part2 好きなものに囲まれて… 大人の塗り絵*塗ればすぐできる、ポストカードぬり絵8枚+額ぬり絵10枚付 』(2006.3,日本ヴォーグ社)

オンライン書店ビーケーワン:大人が楽しむ塗絵・木村 旨邦線画と解説『大人が楽しむ塗絵』(2006.6,小学館)
「他に類を見ない精緻な線画と丁寧な解説で、新聞・テレビ等でも注目されている大人向けの塗絵。シリーズ第3弾。〈無線綴じ〉」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:写真ぬり絵 基礎・初級編・首藤 あつき監修『写真ぬり絵 基礎・初級編 お気に入りの写真と色鉛筆で作るオリジナルぬり絵 』(2006.5,翔年社)
「写真をコピーして上から色鉛筆で塗り絵をするだけで、クオリティの高い作品に変身! 花やペットといった身近なモチーフはもちろん、風景や自分の顔、芸術作品などその可能性は無限大。「自分だけのアート」を作りましょう!」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:美しい民族衣装の塗り絵・トリノ まさる原画手本『美しい民族衣装の塗り絵』(2006.4,広済堂出版)
「カラフルでバリエーション豊かな世界の民族衣装は塗り絵の題材としても最適。色鉛筆や水彩絵の具で美しく塗るためのアドバイス付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:絵手紙ぬりえ帖 2・あきやま みみこ画『絵手紙ぬりえ帖 2』(2006.3,風塵社)
「4-7763-0018-4」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人も楽しめる塗り絵でアート ティファニーステンドグラス編・近代映画社編集部編『大人も楽しめる塗り絵でアート ティファニーステンドグラス編』(2006.2,近代映画社)
「脳の活性化に効果的な大人向け塗絵シリーズ。今回は芸術性の高い、あのティファニーのステンドグラス11点を塗絵に」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:大人のための美しいぬり絵・『大人のための美しいぬり絵』(2005.12,学研)
「国内外のステンドグラスを13枚収録。ぬり絵部分にトレーシングペーパーを使用、これまでにない新しい楽しさがある」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:いちばんやさしい大人のぬり絵 子ども・ペット・風景編・森田 健二郎著『いちばんやさしい大人のぬり絵 子ども・ペット・風景編 誰でも、好きな写真からぬり絵の素がかんたんにつくれる! 』(2006.2,池田書店)

 更に、塗り絵と別のものをミックスしたような本も。
オンライン書店ビーケーワン:大人のぬり絵野菜づくりの道楽・善如寺 勉著『大人のぬり絵野菜づくりの道楽』(2006.3,彩流社)
「脳に効く、野菜づくりとぬり絵の本。32種類の野菜と果実のウンチクと育て方、味わい方をオールカラーで解説。ぬり絵も32種」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:頭がよくなるぬりえパズル・Conceptis著『頭がよくなるぬりえパズル』(2006.5,青春出版社)
「脳を活性化し、心をリラックスさせる効果で人気のぬりえと、数字のロジックを読み解くパズルが合体!世界20カ国で“やめられない人”続出中のパズルがたっぷりつまった一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)

 最後は、いったいどういう人が買うのかちょっと考えてしまうこの本。


オンライン書店ビーケーワン:萌え☆ぬりえ・『萌え☆ぬりえ That's exciting m・o・e illustration book for all maniacs!! 』(2005.12,竹書房)

 これだけ紹介していますが、まだほんの一部です。その他にも探してみたい方は、下のバナー(イラスト)をクリックして、左上の四角に「ぬりえ」と入力して「検索」を押してみてください。もっともっと出てきます。

 いやあ、これはすごい。

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■「書き写し本」ブーム、本当に起こりそうな予感
 前にブログで下のような記事を書きました。

060220-02 「声に出して読みたい」朗読本ブームの次は、「書き写し本ブーム」到来か!?
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/2887636.html

 上の記事では、『えんぴつで奥の細道』を紹介し、それまで流行していた「朗読の本」(『声に出して読みたい〜』などの本)に代わり、「『書き写し本』が流行するのかなあ」と書きました。
・大迫 閑歩:書/伊藤洋:監修『えんぴつで奥の細道』(2006.1,ポプラ社)
オンライン書店ビーケーワン:えんぴつで奥の細道


 そうしたら、『えんぴつで奥の細道』は50万部以上の売れ行きだそうです。また、色々な出版社から書き写し本、あるいは書き込み本が出てきていますね。

オンライン書店ビーケーワン:書き込み式般若心経〈写経〉練習帳・小松 庸祐著 / 安田 東鶴書『書き込み式般若心経〈写経〉練習帳』(2006.4,西東社)
「業界初。本をそのまま納経できる。大きな判型で開きやすく書き込みやすい。練習欄が豊富で、しっかり練習できる」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:脳を鍛える!書き込み式地図ドリル・児玉 光雄監修『脳を鍛える!書き込み式地図ドリル』(2006.1,成美堂出版)
「日本の地理や各都道府県に関するためになる問題をマップを作って出題。学校で習った地図・地理クイズから役に立つ各県クイズまで」(オンライン書店bk1の紹介文)

 多分、『えんぴつで〜』シリーズとして他の本の書き写し本も出てくるだろうし、他の出版社からも類書がでるのではないだろうか。
 著作件が消滅している作品の場合は、こういう形での出版もありなのかなあ。まあ、「印字を薄く印刷している」と考えれば、大丈夫なのか。
 宮沢賢治とか中原中也の詩の書き写し本など、出るかもしれないね。

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■気になるサッカー選手の自伝・ノンフィクション
 ワールドカップもいよいよ一次リーグから決勝トーナメントへ向かっています。
 サッカーの試合を見ると、やっぱりサッカー選手の本が読みたくなる。特に今の時期は、選手に関するノンフィクションが多数出版されています。
 まずはドイツ代表で、現役時代はディファンダー(リベロ)として、そして監督としてもW杯で優勝を経験したベッケンバウアーの自伝。
オンライン書店ビーケーワン:ベッケンバウアー自伝・フランツ・ベッケンバウアー著 / 沼尻 正之訳『ベッケンバウアー自伝』(2006.5,中央公論新社)
「選手、監督でW杯を2度制覇した「皇帝」が明かす、華麗な戦歴とサッカーに捧げた人生の真実。選手時代、監督時代の様々なエピソードが、時には極めてまじめな調子で、また時にはユーモラスなタッチで描き出される」(オンライン書店bk1の紹介文)

 先日、同時代に活躍したヨハン・クライフのノンフィクションを読んだので、ベッケンバウアーの自伝も気になる。
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


 ちなみに両者が激突した1974年W杯西ドイツ大会決勝を取り上げたのが下記の本。
西部謙司『1974フットボールオデッセイ』(2006.5,双葉社)
オンライン書店ビーケーワン:1974フットボールオデッセイ

「1974年W杯西ドイツ大会決勝、西ドイツ対オランダ。大会を席巻し、サッカーの流れを変えた「未来のチーム」オランダは、なぜ敗れたのか? 伝説の試合の謎がいま、解き明かされる」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ロベルト・バッジョの自伝も文庫サイズで再度刊行されています。序文を池田大作氏が寄せていますが、ロベルト・バッジョが創価学会員なのは有名な話。自伝の親本も潮出版社から出ていますし。
オンライン書店ビーケーワン:ロベルト・バッジョ自伝・ロベルト・バッジョ著 / 片野 道郎訳『ロベルト・バッジョ自伝』(2006.6,ゴマブックス)
「W杯の決勝戦に、どれくらい大切かなんて議論は通用しない。それ以上に大切なものなんて、この世には存在しない−。最高のファンタジスタ、ロベルト・バッジョが語った真実の自伝」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:ロベルト・バッジョ自伝 2・ロベルト・バッジョ著 / 片野 道郎訳『ロベルト・バッジョ自伝 2』(2006.6,ゴマブックス)
「私は、後悔していない。日本への切符を手にするためにできることはすべてやったのだから−。2002年日韓ワールドカップへの、人生最大の激動の1年をロベルト・バッジョ自らが語る」(オンライン書店bk1の紹介文)

 あと、ちょっとアウトローと言われる選手では、イングランドのポール・ガスコインの半生記も出ています。俺はイタリアのラツィオ時代の映像が印象に残る。ちょうど三浦知良選手がジェノアに移籍して、セリエAの試合を頻繁に見ることが出来るようになった頃です。
オンライン書店ビーケーワン:ガッザの涙・ポール・ガスコイン著 / 東本 貢司訳『ガッザの涙』(2006.5,カンゼン)
「「愛すべき」やんちゃ坊主にして、イングランド史上屈指のテクニシャン、ガスコイン(通称ガッザ)がキャリア終焉の時を迎えて、すべてを語り尽くした笑いと涙のフットボール物語。英国ベストセラー」(オンライン書店bk1の紹介文)

 日本の選手で興味深いのは、ゴールキーパーの川口能活選手を取り上げた下の本。
 特にヨーロッパでプレーしていた時代の話は、詳しいことを知らないので、読んでみたい。
オンライン書店ビーケーワン:川口能活 証・山中 忍著『川口能活 証』(2006.5,文芸春秋)
「「あの経験があるから、今の自分がいる」 イングランドのポーツマスFCからデンマークのFCノアシェランへの移籍、そして日本への帰国。サッカー選手として、人間として、日本の守護神が苦悩し続けた3年間を赤裸々に描く」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちょっと前にもブログでサッカーに関する本を取り上げていますので、よかったらそちらもどうぞ。
060324-03 サッカーの伝説的選手の紹介本「football days」シリーズ
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/3089964.html

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■映画『スーパーサイズ・ミー』のようなことをやってみた本、『30日間マクドナルド生活』
 「30日間マクドナルド生活」というと、映画「スーパーサイズ・ミー」を思い出しますが、直接の関係はないようです。
 ただ、ある食べ物が体にいいかどうかを、一人の人間の実験だけで云々してもしょうがないよなあというのは、「スーパーサイズ・ミー」にもこの本にも感じるなあ。

オンライン書店ビーケーワン:30日間マクドナルド生活マツモト ケイジ著『30日間マクドナルド生活』(2006.6,祥伝社)
「ジャンクフードは毒なのか? 自分の体で真偽を確かめた命知らずの日本人の記録。その結果は? 「30日間マクドナルド生活」ほか、「30日間カップ麺生活」「30日間避難訓練生活」を収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:食べるな危険!!・モーガン・スパーロック著 / 伊藤 真訳『食べるな危険!!』(2005.7,角川書店)
「30日間ファストフードだけを食べ続けた僕は11kgも体重が増え、高血圧と肝炎に見舞われ、何と性欲を喪失した! 映画「スーパーサイズ・ミー」の監督が自ら被験者となり、ファストフードの危険性を暴くノンフィクション」(オンライン書店bk1の紹介文)

スーパーサイズ・ミー
スーパーサイズ・ミー
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オンライン書店ビーケーワン:スーパーサイズ・ミー・亀山 太一監修 / 亀山 太一〔ほか〕訳・解説 / スクリーンプレイ編集部英文構成『スーパーサイズ・ミー』(2005年)

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■マークや国旗に関する気になる本:『世界のマーク』&『世界の国旗』  マークや国旗に関する気になる本を見つけたので紹介します。

オンライン書店ビーケーワン:世界のマーク・太田 幸夫監修 / 主婦の友社編『世界のマーク』(2006.5,主婦の友社)
「マナーやルールを守るためのマークや、禁止事項を示すマーク、お天気をあらわすマーク、駅や道路で見るマーク、製品についているマークなど、世界各国のマーク353点を掲載。マークの由来や意味、英語表記も紹介する」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:世界の国旗・主婦の友社編『世界の国旗』(2006.5,主婦の友社)
「201の国と地域の国旗(または旗)を掲載し、正式国名と首都、人口、面積(日本との比較付き)、言語、通貨、国旗の由来を収録する。データ:2006年2月現在」(オンライン書店bk1の紹介文)

 『世界のマーク』の方は、いわゆる「ピクトグラム」や、絵・記号によるコミュニケーションに関する本のようです。ピクトグラムは、コミュニケーションの手段としてもそうなのですが、純粋にデザインとしても気になります。
 デザインとして、という意味では、国旗もやはり気になりますねえ。
 ちなみに『世界のマーク』の監修をされた太田幸夫氏には、下のような著書もあります。

オンライン書店ビーケーワン:ピクトグラム〈絵文字〉デザイン・太田 幸夫著『ピクトグラム〈絵文字〉デザイン』(2003.1,柏書房)

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【2006.06.12〜2006.06.18号】 2006.06.19掲載
■紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店4階)で、「西洋稀覯書展」開催。20日まで。(ブログ未掲載)
■リニューアルした青山ブックセンター六本木店へ行きましたよ(ブログ未掲載)
■読書録には載らないかもしれない本の感想:『Number 6/23臨時増刊』(特集:「We Will Fight Back! 日本代表 魂の逆襲を。」)
■『「こんな会社やめてやる!」と思ったら読む本』 というタイトルの本
■最近の「欽ちゃん」の本
■SF小説の表紙絵・挿絵を集めた本:『武部本一郎SF挿絵原画蒐集』・『SF画家加藤直之』
■「9坪ハウス」で知られるご夫婦の本
■大西巨人『神聖喜劇』が漫画化

■紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店4階)で、「西洋稀覯書展」開催。20日まで。
 明日までなのですが、新宿の紀伊國屋書店新宿本店4階、紀伊國屋画廊で、「西洋稀覯書展」が開催されています。下の紀伊國屋書店のサイトから引用しますと、「ヨーロッパの文化遺産ともいうべき、歴史、文学・児童書、思想、東洋・日本関係、社会科学、言語学、美術などの分野の歴史的名著約二百点を、展示・即売」するとのこと。
・紀伊國屋書店のサイト内 案内ページ http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/kikousyoten/kikousyo.htm

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■リニューアルした青山ブックセンター六本木店へ行きましたよ
 2006年6月8日に改装を終えリニューアルオープンした青山ブックセンター六本木店。6月11日に見に行ってきました。
 写真は撮れなかったのですが(外見を撮ろうと思っていて忘れました)、簡単に感想を。
 まず、床や本棚が木目調なので、ぱっと見た雰囲気がまず違いましたね。一階のレジは、入口そばから中央(2階への階段寄り)に移動していて、入口入ったところはアート・デザイン系の本がまず並びます。大き目の本も表紙を出して並んでいる。グッズやCDも少しあります。
 文芸や人文科学・社会科学の本は、2階に移動 。2階は以前よりは本棚も少し増えていて、よりぎゅっと詰まった印象。
 3階は、これまでとは反対側にも棚ができて、ここは洋書が並ぶ。でもここは、元々の3階に比べてちょっと通路も狭くて、片側(壁側)だけが本棚で、反対は手すりだけなので、慣れるまでは落ち着かないかも。3階から1階への直通階段はこれまでどおり。また3階の両側をつなぐ通路もありますが、ここも慣れるまではちょっと落ち着かない。
 でも、これまでどおり面白そうな書店。時々は立ち寄りたい。
・青山ブックセンター http://www.aoyamabc.co.jp/

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■読書録には載らないかもしれない本の感想:『Number 6/23臨時増刊』(特集:「We Will Fight Back! 日本代表 魂の逆襲を。」)
・雑誌『Number 6/23臨時増刊』(文藝春秋)

 特集は「We Will Fight Back! 日本代表 魂の逆襲を。」。特集というより、サッカーW杯の特集号です。6月12日の日本対オーストラリア戦の振り返り、日本の選手についてのレポート「日本代表『熱闘の証』」、各国レポートの「ドイツW杯『列強の挑戦』」が主な内容。
 オーストラリア戦についてもクロアチア戦についても俺にも色々と感想はありますが、俺はジャーナリストでも解説者でもなく、ただのいちサッカー好きなので、あれこれ書くのは控えたいと思います。
 でもひとつだけ。ブラジル戦も見ます。応援します。だから、どんな形でもいいから、「見てよかった」と思わせてくれる試合を見せて欲しい。
 あと、下記の小説の作者、川端裕人氏の現地観戦記「東方ニ熱アリ」も掲載されいます。
オンライン書店ビーケーワン:銀河のワールドカップ・川端 裕人著『銀河のワールドカップ』(2006.4,集英社)
「元プロサッカー選手の花島勝は、公園で見かけた三つ子の少年たちのサッカープレイに魅了され、小学生チーム桃山プレデターの監督に就任。個性豊かな面々が大会を勝ち進み、ついにはスペインでレアルと夢の対決に臨む!? 」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■『「こんな会社やめてやる!」と思ったら読む本』 というタイトルの本

 よ、読まなきゃ!
 いや、会社を辞めたいわけじゃないけれど。辞めたくないわけでもないけれど。でもストレスを抱え過ぎないためにちょっと読んでみたい。

オンライン書店ビーケーワン:「こんな会社やめてやる!」と思ったら読む本斎藤 茂太著『「こんな会社やめてやる!」と思ったら読む本』(2006.5,新講社)
「「こんな会社やめてやる!」は、働く人の禁句。「やめたくなる」のは心のハシカ、「妥協する」のがいい仕事のコツ、上司をアテにしてはならない…。「図太い心」でやり抜く心の処方箋を満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

 視点はちょっと違うかもしれませんが、下の森永卓郎氏の本も同じような考え方なのかな。

オンライン書店ビーケーワン:辞めるな!キケン!!・森永 卓郎著『辞めるな!キケン!!』(2004.11,ニッポン放送)
「経済評論家兼サラリーマンの著者が説く、目からウロコの転職・起業の実態。「やっぱ仕事はやりがいだよなあ」は危険! 転職・起業に関する26のカンチガイを紹介し、「ぼちぼち働いてそこそこの給料」生活を勧める福音書」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに、斎藤茂太は北杜夫氏の兄で、斎藤茂吉の長男。精神科医であり作家です。下の本を読んだことがありますが、面白かったですよ。
オンライン書店ビーケーワン:「いい人」が損をしない人生術・斎藤 茂太著『「いい人」が損をしない人生術』(2005.6,PHP新書)

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■最近の「欽ちゃん」の本

萩本氏(欽ちゃん)の本は、最近特に啓蒙的・ビジネス書的な印象があるのだが(下の『人生にはチャンスが三度ある』とか、以前読んだ『快話術』とかね)、それでもやはり気になる。新刊の『ユーモアで行こう!』も気になります。

萩本 欽一『ユーモアで行こう!』(2006.1,ロングセラーズ)
オンライン書店ビーケーワン:ユーモアで行こう!
「ユーモアは場面場面で効いてくる、小さな仕掛けのようなもの。それは、粋な行動だったり、オシャレな一言だったり、心地よいオチだったりする…。萩本欽一がユーモアについて語る。ユーモア実践篇Q&Aも収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

・萩本 欽一『人生にはチャンスが三度ある』(2005.7,ビジネス社)
オンライン書店ビーケーワン:人生にはチャンスが三度ある
「コント55号で一世を風靡、「欽ドン」「欽どこ」などのTV番組を手がけ、そしていま「ゴールデンゴールズ」で野球界に進出した「お笑いの大将」が初めて語ったビジネス論」(オンライン書店bk1の紹介文)

・萩本 欽一『快話術』(2000.12,飛鳥新社)
オンライン書店ビーケーワン:快話術
「「言いたいことが伝わらない」「話したあとで、後悔する」 会話に自信がない人のために、小学生から総理大臣までたくさんの日本人と会話してきた達人・欽ちゃんがしゃべり方の極意を伝授」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■SF小説の表紙絵・挿絵を集めた本:『武部本一郎SF挿絵原画蒐集』・『SF画家加藤直之』  

武部本一郎氏、加藤直之氏による、SF小説の表紙絵・挿絵などを集めた本が刊行されています。
 俺は両氏の名前は知らなかったけれど、SF小説の表紙などで見覚えのあるイラストでした。じっくり見てみたいなあ。

オンライン書店ビーケーワン:SF画家加藤直之・加藤 直之著『SF画家加藤直之』(2006.2,ラピュータ)
「二次元と三次元との間に、両方の世界を見わたす橋がかかる−。SFイラストの第一人者が、創作コンセプトや製作過程を詳細に公開する。宇宙船、ロボット、パワードスーツ、美女をテーマにした、SFイラスト創作ノート」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:武部本一郎SF挿絵原画蒐集 上・武部 本一郎著 / 加藤 直之監修『武部本一郎SF挿絵原画蒐集 上』(2006.3,ラピュータ)
「SFアートの父・武部本一郎が描いたSF文庫用挿絵約1000点の原画を、いつも身近に置いてすぐに取り出せるサイズで掲載。上巻は1965年から1973年までの作品を収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:武部本一郎SF挿絵原画蒐集 下・武部 本一郎著 / 加藤 直之監修『武部本一郎SF挿絵原画蒐集 下』(2006.5,ラピュータ)
「SFアートの父・武部本一郎が描いたSF文庫用挿絵約1000点の原画を、いつも身近に置いてすぐに取り出せるサイズで掲載。下巻は1974年から1979年までの作品を収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

・加藤さんちの仕事場(加藤直之氏公式サイト) http://homepage2.nifty.com/NaoKatoh/

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■「9坪ハウス」で知られるご夫婦の本
  下記の本の著者(萩原修氏は企画担当ということだが)はご夫婦で、9坪ハウスという、まさしく総床面積9坪の家をつくり、暮らしていることで知られている。
 両氏がそれぞれ9坪ハウスについて書いた本を読んで以来、著作が気になっています。

・萩原百合『家から生まれた17の話』(2005.10,ラトルズ)
オンライン書店ビーケーワン:家から生まれた17の話
「9坪の小さな家が、つくる人とつかう人の出会いの場になった−。家を介して出会った、ものづくりに携わる人たちのインタビュー集。ウェブサイト「すまいと」のコンテンツ「9坪スタジオ」連載をもとに改めて取材、再編集」(オンライン書店bk1の紹介文)

・萩原修:企画・間口ひろし:編集『99人のデザイナーとつくる未来の本』(2005.10,ラトルズ)
オンライン書店ビーケーワン:99人のデザイナーとつくる未来の本
「住宅、インテリア、家具、食器、照明、文具など生活の中のデザインをてがける99人のデザイナー。彼らの発想の原点はどこにあるのか? どんなスタンスで仕事に取り組んでいるのか、そして、どんな未来を示してくれるのか? 」(オンライン書店bk1の紹介文)

 9坪ハウスについての本は下記のとおり。

・萩原 修『9坪の家』(2000.11,広済堂出版)
オンライン書店ビーケーワン:9坪の家
「小さくても家族4人、快適に生活できる家。そのプランと実際を紹介する。最小限住居に魅せられた平凡なサラリーマンが体験した家づくりの本」(オンライン書店bk1の紹介文)

・萩原 百合『9坪ハウス狂騒曲』(2004.6,光文社)
オンライン書店ビーケーワン:9坪ハウス狂騒曲


(参考)9坪ハウス.com http://www.9tubohouse.com/

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■大西巨人『神聖喜劇』が漫画化

大西巨人『神聖喜劇』は、「すごい小説だ」という評判だけは聞いている。多分、大学生の頃に、ミステリーの評論などでその題名を聞いたのだと思う。でも、未読なのです。
 この『神聖喜劇』が、漫画化されています。しかも、下の「本よみうり堂」の記事によれば、「原作の完全漫画化」とのこと。つまり、原作を省略したり、逆に原作にないものを加えたりせずに、過不足なく漫画化しているということなのでしょう。現在2巻まで刊行されていて、8月に完結予定とのこと。

・本よみうり堂 記事 http://www.yomiuri.co.jp/book/author/20060530bk01.htm?from=os1

オンライン書店ビーケーワン:神聖喜劇 第1巻・大西 巨人〔原作〕著 / のぞゑ のぶひさ〔漫画〕著 / 岩田 和博〔企画・脚色〕著『神聖喜劇 第1巻』(2006.5,幻冬舎)
「日本文学の金字塔である大西巨人の小説「神聖喜劇」の完全漫画化。対米英開戦から間のない1942年初め、長崎県対馬要塞の重砲兵聨隊に新兵として配属された24歳の東堂太郎は、日本の軍隊の理不尽さに直面する… 」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:神聖喜劇 第2巻・大西 巨人〔原作〕著 / のぞゑ のぶひさ〔漫画〕著 / 岩田 和博〔企画・脚色〕著『神聖喜劇 第2巻』(2006.5,幻冬舎)
「日本文学の金字塔である大西巨人の小説「神聖喜劇」の完全漫画化。確実にその本性を現わす兵を兵たらしむるための「教育」。東堂は、類稀なる記憶力によって軍隊諸規則諸条文を正当に行使することでにそれに立ち向かう…」(オンライン書店bk1の紹介文)

 今回の記事で、『神聖喜劇』がどのような小説なのかもうっすらと分かりました。原作も読んでみたくなってきた。現在は光文社文庫の全5巻が最も手に入りやすいようです。

オンライン書店ビーケーワン:神聖喜劇 第1巻・大西 巨人著『神聖喜劇 第1巻』(2002.7,光文社)
オンライン書店ビーケーワン:神聖喜劇 第2巻・大西 巨人著『神聖喜劇 第2巻』(2002.8,光文社)
オンライン書店ビーケーワン:神聖喜劇 第3巻・大西 巨人著『神聖喜劇 第3巻』(2002.9,光文社)
オンライン書店ビーケーワン:神聖喜劇 第4巻・大西 巨人著『神聖喜劇 第4巻』(2002.10,光文社)
オンライン書店ビーケーワン:神聖喜劇 第5巻・大西 巨人著『神聖喜劇 第5巻』(2002.11,光文社)

 それから、映画化も計画が進んでいるんですね。シナリオが既に発売されているという、結構すごいことになっています。

オンライン書店ビーケーワン:シナリオ神聖喜劇・大西 巨人原作 / 荒井 晴彦脚本『シナリオ神聖喜劇』(2004.12,太田出版)
「不滅の大長編小説、大西巨人原作「神聖喜劇」が映画化への道を歩き始めた。映画史上最長のシナリオが、軍隊を克明に描くことを通して日本社会の病根を笑いとともに抉り出す、痛烈無比のコメディ」(オンライン書店bk1の紹介文)

(参考)・大西巨人/巨人館
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/onishi/kyojin.htm

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【2006.06.05-2006.06.11号】 2006.06.12掲載
■またまたオタクをテーマにした雑誌が(講談社の『メカビ』)
■読書録には載らないかもしれない本の感想:Number PLUS『World Cup Breath of New Era』(2006.6,文芸春秋)
■色々なフライヤー(チラシ)を紹介した本
■小栗虫太郎『黒死館殺人事件』が青空文庫で公開されました(&日本探偵小説の「三大奇書」について)
■読書録に載らない本の感想:雑誌『Number654-655-656 2006年7/13号』(特集:「日本代表 魂をドイツへ。」)
■こういう本は並べて紹介したくなるねえ:『また「あるある大事典」にダマされた。』&『あるあるダイエットブック 2』

■またまたオタクをテーマにした雑誌が(講談社の『メカビ』)
 昨年末に『オタクエリート』というオタクをテーマにした雑誌が創刊されましたが、版元ビブロスの倒産により、第一号で終了となってしまいました。
 それから半年。今度は講談社から、またオタクをテーマにした雑誌が創刊されました。タイトルは『メカビ』。「メカビ」って「メカと美少女」の略なのかな。
 さて、この雑誌は末永く続くのでしょうか?

オンライン書店ビーケーワン:メカビ・本田透 堀田純司 著『メカビ』(2006.5,講談社)
「【巨弾インタビュー】樋口真嗣/メカ萌えを語る 養老孟司/オタク解剖学 Gackt/ミュージシャンとして、アニメ・ゲームを語ろう 麻生太郎/直撃!ローゼンメイデン疑惑?【批評・時評】海外のオタク事情/COOL JAPANにうぬぼれろ! 本田透/青春の殺人者(テロリスト)が生まれるとき 皆川ゆか/若者はなぜ『萌え』を選ぶのか? 森永卓郎/オタク批判に答える 竹内一郎/オタクは見た目が9割? 森川嘉一郎/『ラブやん』の未来・オタクとノスタルジア 想田充/『萌え』を定義する試み いずみの/萌えの入り口論(抄)【クリエイターインタビュー】倉田英之/アニメ脚本家 古橋秀之/ライトノベル作家 竹内”bamboo”博/ゲームプロデューサー 植芝理一/マンガ家 弐瓶勉/マンガ家 【講談社Moura連動企画】堀田純司/ロボットの王国 島田健弘/士郎正宗が選んだ男・ロマのフ比嘉 【小説】本田透/CHAOSMOTH〜陰陽胡蝶〜 堀田純司/こころとからだ 【趣味の各論】アニメ/同人誌/マンガ/着ぐるみ/ゲーム/デジタルAVほか」(オンライン書店bk1の紹介文)・講談社 紹介ページhttp://shop.kodansha.jp/bc/books/mechabi/

オンライン書店ビーケーワン:オタクエリート No.01(’05Winter)・『オタクエリート No.01(’05Winter)』(2005.12,ビブロス)
「第2回「オタク検定」誌上開催(出願セット付)、野村総研・浜銀総研「オタクレポート」の舞台裏、他。表紙・巻頭インタビューは鳩山由紀夫氏」(オンライン書店bk1の紹介文)

(参考)nikkeibp NBonline 記事(編集者インタビュー)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/ 20060607/103839/

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■読書録には載らないかもしれない本の感想:Number PLUS『World Cup Breath of New Era』(2006.6,文芸春秋)

オンライン書店ビーケーワン:World Cup Breath of New Era・Number PLUS『World Cup Breath of New Era』(2006.6,文芸春秋)
「ドイツW杯で優勝を狙うブラジル、イングランド、イタリア、ドイツなどのチームを取り上げレポートするほか、ジーコジャパンの2002年からの65試合を総括する。出場32カ国完全ガイドも収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
 第1部が『優勝を狙う者たちのDNA』。優勝候補といわれるブラジル・イングランド・イタリア・ドイツ・アルゼンチン・フランス・オランダ、さらにメキシコ・アフリカのレポート。反町康治氏(日本のオリンピック代表の監督に就任されましたね)と山本浩氏(NHKアナウンサー)の対談もあり。
 アルゼンチン代表のソリン選手(スペインのビジャレアル所属)は、黒い長髪が印象的で、わりとワイルドな印象があったのだが、エッセイや詩も書くようなインテリなんだね。ちょっと意外。
 第2部が『日本代表4年目の総決算』。日本代表の分析、ライバル国の研究。
 全出場国のガイドもあります。
 日本戦に限らず、W杯、楽しみだ。

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■色々なフライヤー(チラシ)を紹介した本
 

この間、書店で下の本を見かけました。

・『エキシビションフライヤーコレクション』(2006.4,ピエ・ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:エキシビションフライヤーコレクション
「展覧会を人々に印象づけるうえで重要な役割を果たしているフライヤー。目にとまる、デザイン性に優れたフライヤーを一挙掲載。美術館、ギャラリー関連の方だけでなく、フライヤーは必ず手に取ってしまうという方も必見」(オンライン書店bk1の紹介文)

 フライヤーって、チラシのことですね。バンドのライブから、展覧会や映画など、色々なチラシがあります。お金をかけてきっちりつくってあるものも、手書きをコピーしたなものもありますが、俺はどんな感じのフライヤーでも結構好きです。
 上の本は、展覧会のフライヤーなので、やはりデザインにも気を遣っているわけで、どんなものなのか気になるなあ。
 あと、ピエ・ブックスは結構たくさんフライヤーを紹介する本を出しているのね。例えば下の本など。これもまた気になる。

・『ハウジングフライヤー 不動産案内のチラシとWEBを特集 』(2006.1,ピエ・ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:ハウジングフライヤー
「全国主要都市から集めた一戸建、分譲マンション、複合住宅などの不動産案内チラシを厳選し、約700点を一挙掲載。また、物件を紹介したWeb、不動産案内のキャッチコピー集なども収録する」(オンライン書店bk1の紹介文)

・『演劇フライヤーコレクション』(2005.9,ピエ・ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:演劇フライヤーコレクション
「劇団の魅力をアピールする、個性的でインパクトのあるフライヤー特集。宣伝媒体の好例集としてだけでなく、魅力的な演劇グラフィックに触れるビジュアル集としても楽しめる一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)

・『ミニシアターフライヤーコレクション』(2004.5,ピエ・ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:ミニシアターフライヤーコレクション
「ミニシアター関連のフライヤーがディスプレイされていると、思わず持って帰ってきてしまう人も多いはず。おしゃれでキュートなフライヤーを厳選して多数収録したビジュアル書籍。巻末には各作品のデータも掲載します」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■小栗虫太郎『黒死館殺人事件』が青空文庫で公開されました(&日本探偵小説の「三大奇書」について)
 

エキサイトブックスの記事で知ったのですが、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』青空文庫で公開されました。

・エキサイトブックス記事 http://www.excite.co.jp/book/news/00101149434195.html
・青空文庫>図書カード:No.1317 黒死館殺人事件 http://www.aozora.gr.jp/cards/000125/card1317.html

 『黒死館殺人事件』は、長編である上に、文章も難解なので、入力と校正を担当されたボランティアの方には頭が下がる限りです。
 まあ、『黒死館殺人事件』をご存じない方は、上のリンク先からご覧ください。多くの方は最初の数行を読んで、「ひょえー」と思われるのではないかと思います。

 実は俺は大学生の頃、『黒死館殺人事件』を読んだことがあります。これはちょっと誇れる経験。ただ、あまりに難しくて、ほとんど内容を覚えていないので、あまり大きい声で「読んだ」と言えないのです。
 とにかく、探偵の法水麟太郎が色々と推理をするのだが、その推理が非常に難解で、読めば読むほど分からなくなっていくという印象が残っています。
 ただ、これはあくまで20歳の頃の俺の感想で、今読むとまた違った面白さがあるんじゃないかと思う。なんとなく、読み返してみたいんだよねえ。再読しても、やっぱり「ひょえー」と思うのかもしれないが、それもまたいいかなあと思う。
 さすがにパソコンのモニタで読むのは、(個人的には)大変そうなので、本で再読することになるかと思います。当時は創元推理文庫版を図書館で借りたのだった。

オンライン書店ビーケーワン:日本探偵小説全集 6・『日本探偵小説全集 6 小栗虫太郎集』(1987.11,東京創元社)
 創元推理文庫版。収録作は、「完全犯罪」、「後光殺人事件」、「聖アレキセイ寺院の惨劇」、『黒死館殺人事件』、「オフェリヤ殺し」。

オンライン書店ビーケーワン:黒死館殺人事件・小栗 虫太郎著『黒死館殺人事件』(1976,早川書房)
 ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブック版。

 ちなみに『黒死館殺人事件』は、日本探偵小説の「三大奇書」のひとつと言われている。残り二冊は、夢野久作『ドグラ・マグラ』と中井英夫『虚無への供物』です。俺は一応、三冊とも読んでいます。これでも、大学生の頃は推理小説関連のサークルに入っていたからね。
 どれも相当読み応えがあったのですが、まだ『ドグラ・マグラ』と『虚無への供物』の方が、読みやすかった。あくまで『黒死館殺人事件』と比較した場合ですが。
 なんというか、『黒死館殺人事件』は迷路のように、出口(最後)が見えないような小説。それに対して『ドグラ・マグラ』と『虚無への供物』は、迷宮のように、入り組んではいるが、基本的には読んでいけば出口(最後)までたどり着ける小説。ただ、途中でギブアップしてしまう人もいるとは思います。
 あと、『ドグラ・マグラ』を読んでいる途中にはなぜか頭痛に襲われましたが、今考えると偶然だと思います。もしくは知恵熱みたいなものでしょう。
 三冊とも、一度は読んでみて損はなかろうと思います。

オンライン書店ビーケーワン:夢野久作全集 9・夢野 久作著『夢野久作全集 9』(1992.4,筑摩書房)
 ちくま文庫版。『ドクラ・マグラ』収録。

オンライン書店ビーケーワン:ドグラ・マグラ 上・夢野 久作〔著〕『ドグラ・マグラ 上』(1997.7,角川書店)
オンライン書店ビーケーワン:ドグラ・マグラ 下・夢野 久作〔著〕『ドグラ・マグラ 下』(1999.7,角川書店)
 角川文庫版。

オンライン書店ビーケーワン:虚無への供物 上・中井 英夫〔著〕『虚無への供物 上』(2004.4,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:虚無への供物 下・中井 英夫〔著〕『虚無への供物 下』(2004.4,講談社)
 講談社文庫版。

オンライン書店ビーケーワン:中井英夫全集 1・中井 英夫著『中井英夫全集 1』(1996.12,東京創元社)
 創元ライブラリ版(文庫サイズ)。

 ちなみに、「迷路」と「迷宮」の定義については、以前読んだ下記の本で知りました。参考まで。

オンライン書店ビーケーワン:迷宮学入門・和泉 雅人著『迷宮学入門』(2000.12,講談社)
 講談社現代新書。

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■読書録に載らない本の感想:雑誌『Number654-655-656 2006年7/13号』(特集:「日本代表 魂をドイツへ。」)


 特集は「日本代表 魂をドイツへ。」。サッカーW杯の特集です。
 表紙にもなっている、中田英寿・三浦知良両選手の対談とか、日本代表選手へのインタビューが中心。

 それらの記事は、W杯に向け気分を高揚させてくれたのだが、それとは別に、ちょっと冷静な視点で日本のサッカー見る、という点で興味深かったのが、杉山茂樹氏の連載「フットボールにモノ申す」の「サプライズに、驚かされないために!!」(p.149)。
 「日本サッカー界には、現場を影で統括するTD(テクニカルディレクター)にあたる人物が見当たらない」(p.149)という。つまり、日本サッカー協会が「日本代表をこうしたい」と考えて監督を招聘し、チームを作るのではなく、来た監督の目指すサッカーがそのまま日本代表の方向性になってしまう。つまり、「フィロソフィーが、代表監督が交代するたびに180度、激変する」(p.149)のである。
 たしかに、そうですね。俺は、日本のサッカーはまだ方向性を模索している、言い換えれば「これが日本のサッカー」というカラーがない時期、という認識をしていた。だから、監督によってチームスタイルが変わることをあまり気にしていなかった。
 しかし、そろそろ次のステップに進む時期に来ているのかな、と思った。今の時点でも、日本代表らしいという特徴はあるわけです。それはスピードだったり、テクニックのある中盤の選手が生まれるという点であったり。そのあたりを「日本らしさ」として、これから代表チームの方向性(それはイコール日本のサッカーの方向性)にする必要があるのかな。
 そう考えたときに気になるのは、次の日本代表の監督だよねえ。

 それから、特集以外で面白かった記事は、阿部珠樹氏の連載「日々是観客:平成十八年五月場所」(p.151)。かつての名力士と現在の力士を比べて、「ずいぶん時を隔てているのに、なお、似たような力士が現れ、活躍するというところに、相撲の特徴のひとつがあるように思う」(p.151)という。もちろん、他のスポーツでも、かつての名選手に例えられることはあるが、「実際に、その再来を見てみると、たいていはまったく似ていなくて驚く」(p.151)。相撲と他のスポーツの違いは、他のスポーツは「練習が終われば普通の家庭生活に戻る。その生活は時代の影響を大きく受ける」(p.151)が、「相撲は、朝起きてから寝るまでの生活様式がほとんど変化していない」(p.151)点。
 だから、どの国で生まれたかに関わらず、「みな相撲国の住人なのだ」(p.151)という。これは興味深かったなあ。

 ところで杉山氏の本も阿部氏の本も、以前気になる本として紹介していながら、実は未読です。むむ、これはいかん。

オンライン書店ビーケーワン:ワールドカップが夢だった。・杉山 茂樹著 / 赤木 真二写真『ワールドカップが夢だった。』(2005.12,ダイヤモンド社)
「これまで観戦した試合数は2000を超え、いまなお年間の半分は海外での試合取材。過去6回のW杯をすべて取材した比類なきサッカー眼を有する著者が、テレビではわからないW杯の魅力を余すことなく伝える」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:サッカー世界基準100・杉山 茂樹著『サッカー世界基準100』(2006.4,実業之日本社)
「日本のメディアだけでは伝えきれていない、サッカーの「本当の話」。おもしろいサッカーをする国の見分け方、日本の海外組が欧州で活躍できないワケなど、サッカーを観る視点が変わる知識が満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:スタジアムの戦後史・阿部 珠樹著『スタジアムの戦後史』(2005.7,平凡社)
「戦後、スタジアムはどんな役割を果たしてきたのか。成り立ちやそこを舞台に繰り広げられた名勝負、引き起こされた反響を通して、スタジアムが映し出してきた時代の空気を探る」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■こういう本は並べて紹介したくなるねえ:『また「あるある大事典」にダマされた。』&『あるあるダイエットブック 2』
  同じ「発掘! あるある大事典」について、まったく逆の立場からの本が二冊出ています。こういうのはぜひ二冊並べて紹介したい。

オンライン書店ビーケーワン:また「あるある大事典」にダマされた。・鷺 一雄著『また「あるある大事典」にダマされた。』(2006.5,三才ブックス)
「過大宣伝や根拠のない情報…。TVは平気でウソをつく? 高い人気と影響力を誇るフジテレビ系「発掘! あるある大事典」を題材に、TVのインチキの実態や、どういう点に注意して番組を見るべきなのかを詳しく解説する」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:あるあるダイエットブック 2・あるあるダイエットブック制作委員会編『あるあるダイエットブック 2』(2006.5,アーティストハウスパブリッシャーズ)
「関西テレビ・フジテレビ系健康番組「発掘! あるある大事典II」が総力を挙げて贈る、ダイエットブック第2弾。話題の寒天、毒抜きなど、ダイエットの秘策を一挙公開。ダイエットレシピカード&体重チェックシート付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに俺は、テレビの健康番組はあまり信用していません。さらに言えば、そもそも不特定多数に向けて書かれた「健康本」というのも、あまり信用していない。
 あくまで、個人個人が病院で受診した時の、お医者さんから「こういう食事・運動をしなさいよ」という指導が、その人の健康法(というか、病気を治すための方法)なわけですからね。

 だって、「朝食はちゃんと食べろ」という本と「朝食なんて食べるな」という本が、同じくらいの数出ているわけですから。全部の健康法を信じて実行したら、病気になるだろうと思うぞ。
 だから、『また「あるある大事典」にダマされた。』はちょっと読んでみたい。

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【2006.05.29-2006.06.04号】 2006.06.05掲載
■谷崎潤一郎が「痴人の愛」を執筆した旧宅が移築されることに (ブログ未掲載)
■「Googleブック検索」日本語版の書籍登録開始 (ブログ未掲載)
■ツタヤオンライン(TSUTAYA)もオンライン書店をオープン (ブログ未掲載)
■『岡崎武志が選んだ書肆アクセスの16冊』から、まだ知らぬ本に思いをはせる。
■パソコンと相性のいい「本」というのは、やっぱり辞典や百科事典なんだろうなあ

■森下で夏目房之介氏の講義を、高円寺で岡崎武志氏のトークライブを、聴いてくる。

■メガネの次はスーツですってよ!

■雑誌『装苑』(文化出版局)が70周年。東京と名古屋で「装苑賞80回のクロニクル展」も開催。

■谷崎潤一郎が「痴人の愛」を執筆した旧宅が移築されることに
 谷崎潤一郎が『痴人の愛』を執筆し、舞台のモデルになったと言われている神戸市東灘区の旧宅が、取り壊しをまぬがれて移築されることになったそうです。
 兵庫県の建設会社の社長が、費用を負担して移築することを提案したとのこと。この社長さん、東灘区内にある別の旧邸「鎖瀾閣」(阪神大震災で全壊。「蓼喰ふ虫」・「卍」などが執筆された)も、費用を半分負担して復元工事を請け負っているそうです。
 俺は実は『痴人の愛』は持っているけれど読んでいなくて、今回の移築の意義もどれくらい大きいかいまいち理解できていない。ただ、取り壊すよりは、別の場所であっても当時の形で残る方がいいよなあ。
オンライン書店ビーケーワン:痴人の愛・谷崎 潤一郎著『痴人の愛』(2003.6,新潮文庫)
オンライン書店ビーケーワン:卍・谷崎 潤一郎著『卍』(1998.1,新潮文庫)
オンライン書店ビーケーワン:蓼喰う虫・谷崎 潤一郎著『蓼喰う虫』(1996,新潮文庫)
・asahi.com http://www.asahi.com/culture/update/0603/010.html
・鎖瀾閣(谷崎文学友の会) http://sarankaku.cool.ne.jp/index.html

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■「Googleブック検索」日本語版の書籍登録開始
 googleが、書籍の全文検索「Googleブック検索」日本語版のスタートに向け、出版社からの書籍登録を受付開始したとのこと。

・Google>Google ブック検索について http://books.google.com/intl/ja/googlebooks/about.html
・impress INTERNET WATCH 記事 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/05/11/11928.html

 英語では、既に「Google Book Search」という名で運営されているサービスです。登録された本は、googleで検索した際に、結果として表示されます。また日本のサービスでは、オンライン書店へのリンクや、書店(実店舗)、書評などにもリンクがされるらしい。
 賛否両論あるだろうが、例えば著作権が切れていて、なおかつ手に入りにくい本の内容が検索できることは、一読者としてはありがたい。
 ただ心配なのは、ますます情報源が「google頼り」になり兼ねないところ。これは前にもちょこっと書きましたが、「googleで検索しても出てこなかった=存在しない」という錯覚を、少なくとも自分は時々起こしそうになって、その度に気をつけています。しかし、これからなんでもgoogleで検索できるようになると、その錯覚をますます起こしそうで(実際googleで検索するのは便利なだけに)、自分では心配。googleに限らず、なんでもインターネットで調べたり訊いたりしようという傾向を色々なサイトで見かけますしね。
 しかし、とりあえずどんなサービスになるのかは注目したい。
 ちなみに、Amazon.co.jpでは、一足先に「なか見!検索」の名前で、書籍の内容の検索サービスが始まっています。

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■ツタヤオンライン(TSUTAYA)もオンライン書店をオープン
 ツタヤオンラインのサイト、「TSUTAYA online」内で、書籍のインターネット通販を開始しました。
・TSUTAYA online ショッピングhttp://www.tsutaya.co.jp/shopping/index.zhtml
・ニュースリリースhttp://www.tsutaya.co.jp/company/press_20060529.html
 オンライン書店は、相当な数オープンしているので、他の店とどう差別化していくかがポイントになりそう。

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■『岡崎武志が選んだ書肆アクセスの16冊』から、まだ知らぬ本に思いをはせる。
 『岡崎武志が選んだ書肆アクセスの16冊』という冊子をいただきました。
 2005年8月15日〜2005年9月10日、神保町にある、地方出版社の本やミニコミを扱う新刊書店「書肆アクセス」で、「岡崎武志が選んだ書肆アクセスの16冊」というブックフェアが行われました。
 この冊子は、その際に配布された、岡崎氏によるセレクト本の解説。
 先日読んだ雑誌『彷書月刊 2006年5月号(通算247号)』(彷徨舎)のプレゼントに応募し、いただきました。ありがとうございます!
 早速読んだのですが、また新しい本が読みたくなる。特に、地方の出版社の本は、なかなか手にする機会がないので、また書肆アクセスへ行きたくなる。

・彷徨舎 http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/
・書肆アクセス  http://www.bekkoame.ne.jp/~much/access/shop/
彷書月刊 247 (247)
彷書月刊 247 (247)
posted with amazlet on 06.06.02

彷徨舎 (2006/05)

 参考まで「岡崎武志が選んだ書肆アクセスの16冊」のラインナップも紹介します。ものすごく当たり前のことを書きますが、知らない本というのはたくさんあるんだなあと、改めて実感しました。

オンライン書店ビーケーワン:下電バス沿線・下津井電鉄社内報編集室編『下電バス沿線』(1993,日本文教出版)

オンライン書店ビーケーワン:真夏の夜の二十面相・うらた じゅん著『真夏の夜の二十面相』(2003.8,北冬書房)

・INAXギャラリー企画委員会:企画『肥田せんせいのなにわ学展』(2005年,INAX出版)

オンライン書店ビーケーワン:新漫才(コント)集・津南 弁策著『新漫才(コント)集』(2002.3,北の街社)
「これまでの漫才とはひと味もふた味も違う「新漫才」。ボケとツッコミの役柄を固定せず、登場から退場まで二人芝居的な演劇性を持たせ、さらに津軽弁と南部弁が交錯する人跡未踏の「方言漫才」!」(オンライン書店bk1の紹介文)

・駒沢給水塔風景資産保存会:編『そうとう Vol.1』(駒沢給水塔風景資産保存会)

オンライン書店ビーケーワン:ことばの写真をとれ・藤倉 明著『ことばの写真をとれ 日本最初の速記者・若林(王甘:カン)蔵伝 』(1982.10,さきたま出版会)

オンライン書店ビーケーワン:わが街ビルヂング物語・瀬口 哲夫〔著〕『わが街ビルヂング物語』(2004.12,樹林舎)
「東海地方に戦前から残るコンクリート建築。知らないようで知っている「妙に気になるあの建物」に迫る。かつて街づくりの主役を担った現存コンクリート建築から58棟を選び、写真を多数添えて紹介する。 」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:札幌農学校・札幌農学校学芸会編纂『札幌農学校』(2005.6,北海道大学図書刊行会)
「創立の息吹を今に伝える。漢文調のロマンに満ちた名文で農学校の全容を紹介、札幌農学校の名を天下に知らしめた書。明治31年裳華房発行「札幌農学校」の昭和50年刊覆刻版が、新装版で登場」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:おみまい・矢川 澄子ぶん / 宇野 亜喜良え『おみまい』(2001.5,ビリケン出版)
「だあれもいない道ばたのかきねに咲いていた赤いバラ。でも、やっぱり見つかってしまったの…。ネコさん、ネコさん、このバラはおばさんのお見舞い。おまえもいっしょにお見舞いになる?」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:外地探偵小説集 満洲篇・藤田 知浩編『外地探偵小説集 満洲篇』(2003.11,せらび書房)

オンライン書店ビーケーワン:沖縄トイレ世替わり・平川 宗隆著『沖縄トイレ世替わり』(2000.11,ボーダーインク)
「かつて沖縄にフール(豚便所)があった−。フール、ドラム缶便所、汲み取り便所、そして水洗便所。沖縄のトイレの世替わりと世界の中での沖縄トイレ文化を探る」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:改造社と山本実彦・松原 一枝著『改造社と山本実彦』(2000.4,南方新社)
「関東大震災の中で「円本」を発案し、昭和初期には日本の文人・思想家がこぞって執筆した『改造』を主宰した山本実彦。その全生涯と、彼の死後忽然と消えた改造社の実像を明らかにする」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:北園町九十三番地・山田 稔著『北園町九十三番地』(2000.9,編集工房ノア)
「エスプリにみちたユーモア。ユーモアにくるまれた辛辣さ。巧みの詩人、天野忠の世界を、北園町の自宅に遊びに行ったそのときどきを思い返す形で描く」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:梶井基次郎と湯ケ島・安藤 公夫編『梶井基次郎と湯ケ島』(1978.6,皆美社)

オンライン書店ビーケーワン:なつかしの大阪朝日会館・なつかしの大阪朝日会館編集グループ編『なつかしの大阪朝日会館』(2004.9,LEVEL)
「大正から明治にかけて、大阪の劇場文化をリードした「大阪朝日会館」。照明の担当だった故・加納正良の書庫から発見された敗戦直後の原画や舞台の覚え書などをまとめ、当時の想いをよみがえらせる」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:昭和の尋ね人・西日本新聞文化部編『昭和の尋ね人』(1999.1,不知火書房)
「「旅愁」の作詞者の犬童球渓、ストリッパーのジプシー・ローズ…。昭和の一時期に光彩を放ちながらも、やがて埋もれていった40人の生と死を追う」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■ パソコンと相性のいい「本」というのは、やっぱり辞典や百科事典なんだろうなあ
 偶然、下のような百科事典ソフトを見つけて、想像よりはるかに安いのでちょっと驚きました。パソコン用の辞書や辞典って、一万円くらいは普通、という、一昔前の感覚があったので。
 たしかに、web上に無料で辞書や百科事典(ウィキペディアとかね)があるんだし、値段も下がるよなあと思う。買ってみようかなあ。


NEW百科事典マイペディア(2005年7月編集) (説明扉付きスリムパッケージ版)
■森下で夏目房之介氏の講義を、高円寺で岡崎武志氏のトークライブを、聴いてくる。
 5月28日(日)のことを簡単に書いておきます。

 まず昼間は森下へ。森下文化センターで行われる連続講座「編集者が語るマンガの世界」を受講に。今回は「マンガ編集者、その役割」(講師:マンガコラムニスト・夏目房之介)。
 これがまた非常に密度が濃くて。マンガ編集者について考えるためには、当然日本のマンガ作品・マンガ専門誌の歴史、出版の歴史なども考える必要があるわけで、ものすごく奥の深い話だということが、まずは分かった。
 それから、出版の中でも特に特殊なマンガ出版が、なぜこれだけの産業になり得たのかという話は、興味深かったなあ。
 来月以降も、下記の講師陣による連続講義となる。これはすごい顔ぶれですよ。

6月25日 トキワ荘の時代 講師:元・講談社「少女クラブ」編集長 丸山 昭
7月23日 花開く少女マンガの時代 講師:元・集英社編集者 二上 洋一(倉持 功)
9月28日 赤塚不二夫とモーレツギャグ時代 講師:元・小学館編集者 武居 俊樹
10月22日 少年誌の時代(1)少年マガジン 講師:元・講談社編集者 宮原 照夫
11月23日 少年誌の時代(2)少年ジャンプ 講師:元・集英社編集者 西村 繁男
12月17日 ガロ編集者時代 講師:元・青林堂 南伸坊


・森下文化センター http://homepage3.nifty.com/l-koto/sisetu/sisetu_morisita060/sisetu_morisita060.html
オンライン書店ビーケーワン:マンガの居場所・夏目 房之介編著 / 宮本 大人〔ほか〕著『マンガの居場所』(2003.4,NTT出版)
「作品論、状況論、随筆ありでマンガについてガイド。社会、世界においてマンガが今どんな居場所をもっているかについてわかりやすく解説する入門書。『毎日新聞』夕刊に連載された同名コラムを単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:マンガの深読み、大人読み・夏目 房之介著『マンガの深読み、大人読み』(2004.10,イースト・プレス)
「戦前マンガのひとコマから手塚治虫のマンガ思想を解き明かし、「ドラゴンボール」の永遠性から鳥山明の天才的な企みを見抜く…。マンガ読みの達人・夏目房之介が拓く、大人の悦楽。マンガはここまで深く読めるのか!」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:マンガは今どうなっておるのか?・夏目 房之介著『マンガは今どうなっておるのか?』(2005.9,メディアセレクト)
「夏目の目がとらえた、今、面白いマンガとは? マンガの面白さ・うまさって何だ? うまいヘタ問題、儲かるのか問題、マンガ家の遺族問題まで、マンガは今、こうなってる! 「コミックパーク」サイト連載に大幅加筆」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:マンガ学への挑戦・夏目 房之介著『マンガ学への挑戦』(2004.10,NTT出版)
「マンガを語る「枠組み」の問題を整理する必要を感じ続けてきた著者が、様々な領域にまたがる問題群に橋をかけ、筋道をつける。進化し続けるマンガ批評の現在を見渡す地図を作る試み」(オンライン書店bk1の紹介文)

 そして夜は、高円寺の酒場コクテイルへ。岡崎武志氏のトークライブを聴いてくる。
 岡崎さんが50の質問に答える(事前の打ち合わせなし)、というテーマで、一番最初の「ヒゲはいつから、なぜ生やし始めたのですか?」から、最後の「岡崎さんにとって古本とは?」まで、硬軟取り混ぜて色々な話が聴けた。
 いやあ、面白かったなあ。

・古本酒場コクテイル http://koenji-cocktail.com/
オンライン書店ビーケーワン:気まぐれ古書店紀行・岡崎 武志『気まぐれ古書店紀行』(2006.2,工作舎)
「人生いたるところ古書店あり。これまで行ったことのない古書店を目指して、初めての駅を降り、初めての町を散策しようじゃないか…。著者による書き込みあり。しかし、この本は古本にあらず! 『彷書月刊』連載を集大成」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■メガネの次はスーツですってよ!
 「メガネ男子」に続く第二弾ということなんですが、どうよ。なにが「どうよ」なのかよく分かりませんが。
 藤村俊二(おひょいさん)インタビューは気になるけれど。
 こういうのって、男性向けのメイドカフェの本なんかと同じような意味がある本なのだろうか。
オンライン書店ビーケーワン:スーツ男子・タイムマシンラボ編『スーツ男子』(2006.6,アスペクト)
「映画・ドラマ・音楽・お笑い・マンガ・スポーツの世界にあふれるスーツ男子総勢126名を掲載! 要潤、保阪尚希、藤村俊二など、ナイススーツ男子インタビューも収録。「メガネ男子」に続くシリーズ第2弾」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:メガネ男子・ハイブライト:編『メガネ男子』(2005.9,アスペクト)
「『メガネがあれば男前3割増』『メガネがなきゃダメなの』 そんな全国のメガネ男子好き女性に贈るビジュアル満載、初のメガネ男子本。総勢120名掲載のメガネ男子名鑑、ナイスメガネ男子インタビューなどを収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

オンライン書店ビーケーワン:アキバ発メイドカフェ制服図鑑・『アキバ発メイドカフェ制服図鑑』(2005.8,竹書房)
「秋葉原の老舗から伝説のイベントを開催したお店まで紹介した「メイド喫茶編」、オシャレなバーで大人の雰囲気を味わいたい人への「メイドバー編」を中心に掲載。ニュータイプのメイド喫茶、秋葉原メイドカフェMAPも収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
オンライン書店ビーケーワン:メイドカフェ・スタイル・メイドカフェブック製作委員会編『メイドカフェ・スタイル』(2005.2,二見書房)
「心穏やかに萌える時間を過ごすには、とびきりのサービスと空間が必要。メイド服を着て、ご主人様(お客様)にサービスしてくれるメイドカフェ、コスプレキャバクラをガイド。データ:2005年1月現在」(オンライン書店bk1の紹介文)

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■雑誌『装苑』(文化出版局)が70周年。東京と名古屋で「装苑賞80回のクロニクル展」も開催。
 日本で最初のファッション専門誌である『装苑』(文化出版局)が、2006年7月号で70周年を迎えるとのこと。これを記念して、東京と名古屋で「装苑賞80回のクロニクル展」が開催されています。
 俺はあまり縁がない雑誌なんだけれどね。ちょっと気になったので紹介。

・文化出版局 http://books.bunka.ac.jp/

・文化出版局>装苑賞80回のクロニクル展 http://i-debut.org/journal/j_disp.asp?code=7597
・YOMIURI ONLINE 関連記事 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/beauty/fashion/20060526ok03.htm

装苑 2006年 07月号 [雑誌]
装苑 2006年 07月号 [雑誌]
posted with amazlet on 06.05.27

文化出版局 (2006/05/27)

装苑 2006年 06月号 [雑誌]
装苑 2006年 06月号 [雑誌]
posted with amazlet on 06.05.27

文化出版局 (2006/04/27)

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