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木の葉燃朗の読房より愛を込めて

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2006年4月


2006年4月1日(土)
「ホマキ」なんて呼ぶかあ?

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●気になる本
 堀北真希さんの写真集となると、これは気になります(す、好きで悪いかっ)! 
 いやしかし、この表紙、いいですねえ(ほとんど、おっさんみたいなもの言いになっていますが)。
 ちなみに、3月31日付けの読売新聞朝刊についてきた「Do+Can」という別紙に彼女の記事があって、写真も多くて、それはそれで(または「それはそれは」)うれしいのですが、「『ホマキ』こと堀北真希」って書いてありました。「ホマキ」って! 本当にみんな呼んでいるかなあ? たぶん呼んでいないと思う。ネットで検索しても、使っているのは芸能ニュース系の記事ばっかりで、ファンのブログや掲示板ではほとんど否定的な意見とともに取り上げられている。。
 これほど強引にメディア主導で付けている愛称って、そうないよなあ。

・栗山 秀作:撮影『堀北真希写真集  Castella』(2006.4,ワニブックス)
オンライン書店ビーケーワン:Castella

「注目度No.1若手女優堀北真希の最新写真集。ポルトガルロケを敢行し、17才の等身大の魅力はもちろんフレッシュな水着姿も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに彼女の写真集やDVDは、下記の二点を持っています。

・西田幸樹:撮影『堀北真希写真集 ひこうきぐも』(2005.7.20,小学館)

・DVD:NONFIX 「その先の日本を見に。 ~少女と鉄道 堀北真希」
NONFIX 「その先の日本を見に。 ~少女と鉄道~」 堀北真希
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
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●読んでいる本
・『ローリー・アンダーソン時間の記録』(2005.7,NTT出版)
オンライン書店ビーケーワン:ローリー・アンダーソン時間の記録

「リヨン現代美術館によって企画された「ローリー・アンダーソン時間の記録」展の日本での開催に際し出版されたもの。パフォーマンス・アートのスーパースターであるローリー・アンダーソンの全貌がわかる! 」(オンライン書店bk1の紹介文)

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●読み終えた本
・川渕三郎『日本サッカーが世界一になる日』(NHK出版)
 NHK教育の「知るを楽しむ この人この世界」(毎週月曜日・10:25-10:50)という番組のテキストです。日本サッカー協会の川渕三郎キャプテンの話した内容をまとめたもの。番組は4月から5月にかけて放送。

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●買った本

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●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年4月2日(日)
LINDA&THE BIG KING JIVE DADDIES

2006.03.26(日) 購入もん
【CD】
■ヴィレッジヴァンガード お茶の水店 にて

・LINDA&THE BIG KING JIVE DADDIES『LINDA&THE BIG KING JIVE DADDIES』
LINDA&THE BIG KING JIVE DADDIES(Amazon.co.jpの紹介ページ)
1.Route 66
2.Johnny Jingo
3.Tweedle Dee
4.Come On-A My House
5.Jump,Jive An’ Wail
6.Yes My Darling Daughter
7.I’m Beginning To See The Light
8.Mellow Saxophone
9.I Want You To Be My Baby
10.Shout
11.Caldonia
12.You&Me&The Bottle Makes 3 Tonight
13.Barflies At The Beach“Sing Sing Sing”


 2000年に発売された下のCDの再発(2003年)。ヴィレッジヴァンガードのお茶の水店のBGMで、しばらく前から流れていて、その音がノリノリでずっと気になっていました。
 ちょっと調べてみたら、「ネオスウィング」と分類されるらしい。ビックバンドジャズに乗せた女性ボーカルLINDAの歌声が力強い。はじめ海外のバンドだと思っていたら、日本のバンドなんですね。LINDAさんも日本人ですが、英語の発音もまったく違和感がない。「Route 66」や「Sing Sing Sing」のカバーなど、かっこいいなあ。

 ちなみにLINDAさんは、アメリカで別のバンドとともに下記の2枚のCDも製作しているようです。
 
・LINDA & The Hollywood Combo『JUMP AROUND THE WEST COAST』
JUMP AROUND THE WEST COAST(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・LINDA with RIP MASTERS 『ROCKIN’GOLDIES SHOW』
ROCKIN’GOLDIES SHOW(Amazon.co.jpの紹介ページ)
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・『ローリー・アンダーソン時間の記録』(2005.7,NTT出版)
オンライン書店ビーケーワン:ローリー・アンダーソン時間の記録

「リヨン現代美術館によって企画された「ローリー・アンダーソン時間の記録」展の日本での開催に際し出版されたもの。パフォーマンス・アートのスーパースターであるローリー・アンダーソンの全貌がわかる! 」(オンライン書店bk1の紹介文)

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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
 おひょー、なつかしい! 「魔神英雄伝ワタル」って、小学生の頃テレビアニメを見たなあ。プラモデルもつくりました。

・『魔神英雄伝ワタルメモリアルブック』(2006.3,新紀元社)
オンライン書店ビーケーワン:魔神英雄伝ワタルメモリアルブック

「「魔神英雄伝ワタル」「魔神英雄伝ワタル2」「超魔神英雄伝ワタル」の魅力を濃縮したスペシャルファンブック。設定資料を中心にキャラクターやエピソードの詳細を解説。井内秀治、芦田豊雄へのインタビューも収録する」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月3日(月)
小川町にできた「歴史時代書房 時代屋」に行ってきました

 小川町にできた、「歴史時代書房 時代屋」(以下「時代屋」)に行ってきました。
 「時代屋」は時代小説、歴史に関する本・DVD・グッズを扱う店。茶屋(カフェ)も併設されている。



 webサイトを見ると、「店長」ではなく「女将」、他にも「奉公人」や「丁稚」という呼び方が使われています。みな和服が制服など、かなり一貫したコンセプトを持っている。
 2月10日にオープンした当初から気になっていたのですが、先日(3/26)行ってきました。
 印象をひとことで言うと、「本を中心にした時代物のセレクトショップ」という感じ。あまり歴史に興味がない(どちらかと言えば苦手な)俺でも、見ていて面白い店になっています。
 入口まわりには一般の雑誌や単行本、文房具なども置いてある。しかし奥には、時代小説専門の文庫・単行本コーナーがあったり、歴史物中心のDVD・ゲーム、フィギュアや雑貨なども置いている。
 二階には一般の映画DVDが少しと、雑貨やグッズ。また歴史に関する本も、ずいぶん棚を使って並べられています。そして奥には茶屋。



 都営地下鉄新宿線の小川町駅・東京メトロ丸の内線の淡路町駅から、5分もかからずに着きます。駿河台交差点からも歩けるので、神保町の古本街を歩いてからもう一軒、という感じでも行けると思います。

 店の試みとして面白いので、これから更にお店がどんな風に進化して行くのか気になる。夜11:00まで営業しているので、会社帰りに時々行こうかと思います。

・「時代屋」公式サイト:http://www.jidai-ya.com/

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・吉川潮『完本・突飛な芸人伝』(2006.3,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:完本・突飛な芸人伝

 月亭可朝・川柳川柳・林家木久蔵・マルセ太郎・正司敏江・ショパン猪狩・早野凡平・坂田利夫など、全20名の芸人を取り上げている本。

 面白いのだが、なんだか物悲しい話もある。
 芸人だからいいようなものの、他の仕事では食っていけなさそうな人物も登場する。だがそれゆえに、芸人としての魅力も感じる。

 桂春輔改め祝々亭舶伝氏など、この本が出た後に消息不明であり、現在は著者が知人から「ガンに侵されて入院していると聞かされた」(p.98)そうだが、情報が分からないらしい。

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●読み終えた本
・『ローリー・アンダーソン時間の記録』(2005.7,NTT出版)
オンライン書店ビーケーワン:ローリー・アンダーソン時間の記録

「リヨン現代美術館によって企画された「ローリー・アンダーソン時間の記録」展の日本での開催に際し出版されたもの。パフォーマンス・アートのスーパースターであるローリー・アンダーソンの全貌がわかる! 」(オンライン書店bk1の紹介文)

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●買った本

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●気になる本
 扱いは本のようですが、メインはCDのようです。でも、ちょっと立ち位置がはっきりしない本よね。「すべてカバー曲」っていうのがなあ。やっぱりオリジナルを収録したコンピレーションCDの方がいいと思うなあ。

・北原 照久:プロデュース『昭和アンソロジー 日本を元気にした歌』(2006.2,ネコ・パブリッシング)
オンライン書店ビーケーワン:昭和アンソロジー

「ダイナ、青い山脈、名月赤城山、リンゴの歌…。戦後の日本人を勇気づけた名曲がCD(すべてカバー曲)と解説で蘇る! 石原慎太郎VS北原照久対談、バンダイ元会長・杉浦幸昌、崎陽軒会長・野並豊の特別寄稿なども収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月4日(火)
indigo jam unit『demonstration』

2006.03.29(水) 購入もん
【CD】
■ヴィレッジヴァンガード 自由が丘店 にて

・indigo jam unit『demonstration』(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 俺はこのCDのことも、ミュージシャン「indigo jam unit」のことも知らなかった。ジャケットもシンプルで、特に説明もない。一応、ヴィレッジヴァンガードのJAZZ(というかラウンジ、というかclub jazzというか)のCDの中に並んでいたので、そのあたりのジャンルだとは思った。
 でも、買ったんだよなあ。

 というのも、レーベルbasis records(大阪の会社で、オンラインショップ運営やイベントの企画もしている)から、以前同じようなデザイン(タイポグラフィ)のCDを買って、それが「当たり」だったから。そのCDというのは下のCDなのですが。

・Percussion Session『Percussion Session Lesson.1 2003.12.24』(2004年,bss005)(Amazon.co.jpの紹介ページ)
・Percussion Session『Percussion Session Lesson.2 2005.01.30』(2005年,bss008)(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 Percussion Sessionは沼直也(ドラム)と辻コースケ(パーカッション)によるユニット(現在はユニットでの活動は終了)。これが、リズムだけなのにメチャメチャかっこいい。

 そんなこともあって『demonstration』を購入。indigo jam unitは「2005年結成。関西在住の4人、笹井克彦(WB)、樽栄嘉哉(Pf)、和佐野功(Dr・Per)、清水勇博(Dr) からなるインストCLUB JAZZ UNIT」(indigo jam unitのwebサイトより)とのこと。
 打ち込みとは違う、人力によるビート(ってうまい表現が分からないのだけれど)のかっこよさを感じる。ノリのいい感じの曲が多くて、個人的には好き。1500円という値段も、比較的手が出やすいね。

・レーベルbasis recordsのwebサイト
http://betterzdepot.com/basisrec/

・indigo jam unitのwebサイト
http://www.basisrecords.com/indigo/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・吉川潮『完本・突飛な芸人伝』(2006.3,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:完本・突飛な芸人伝

 月亭可朝・川柳川柳・林家木久蔵・マルセ太郎・正司敏江・ショパン猪狩・早野凡平・坂田利夫など、全20名の芸人を取り上げている本。

 泣ける話が多い。
 「与太郎の青春−柳家小三太」(pp.100-115)は、俺は柳家小三太氏を初めて知ったのだが、この文章によればとにかく落語が下手らしい。なにしろ著者が真打披露パーティで「いつトチるか、はらはらドキドキ、子供の学芸会を見ているような気持ちになります」(p.114)と祝辞を述べているくらい。
 でもその小三太氏が、愛される人物であることが描かれる。このエピソードが、泣ける。

 「音頭とるなら−桂文福」(pp.146-160)の中の、なんば花月の独演会に地元和歌山から800人近くが来たというエピソードも、これまた文福氏のことを実はこの文ではじめて知った俺だが、ちょっと泣けた。

 東京コミックショーの故・ショパン猪狩氏と奥様(最後にヘビの役をされていたのは奥様)の仲のよさも、印象に残る。東京コミックショーは子どもの頃にテレビで見たこともあるから、懐かしかったなあ。

 あと、桂小枝が高座でどんなネタをやるかは、この本ではじめて知りました。

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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
 スポーツ選手の引退にまつわるエピソードを紹介した本。別冊宝島で出ていた本の文庫化のようですね。
 「完全燃焼」、「不屈」、「世代交代」、「宿命」、「疾走」、「悔恨」のテーマごとに紹介されている。

★★別冊宝島編集部:編『スーパースター引き際の美学』(2006.3,宝島社)
オンライン書店ビーケーワン:スーパースター引き際の美学


 ちなみにしばらく、気になる本は、
★★★…絶対買って読みます
★★…買うかもしれない
★…気にはなるけれど
 と、本の前に★をつけてみます。
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2006年4月5日(水)
期間限定・臨時開店!! 『学校用品店』

 渋谷のパルコパート1、LOGOS GALLERYで開催されている「期間限定・臨時開店!! 『学校用品店』」に行ってきました。

・パルコ>『期間限定・臨時開店!! 「学校用品店」』紹介ページ
http://www.parco-art.com/web/logos/gakkou/
 これはタイトルどおり、「理科教材を中心に、通常市販されない小中学校で専用に使われる道具・用具をあつめ、展示販売」(上記URLより引用)する催し。パルコと、古書店の日月堂が企画し、学校用品株式会社が協力しています。



 これはねえ、面白いですよ。理科教材が充実していて、ビーカー・試験管、さらにプレパラートやカバーガラス、アルコールランプまで、懐かしい品々を買うことができます。
 古いデザインのノート(おそらくデッドストックだったのだろう)も販売されています。学校の先生用と思われる、ノートの見本帳(数種類のノートを数ページずつ綴じたもの)も。

 下の本を読んだときに、「学用品を売る店はないかなあ」という感想を持ったのだが、期間限定とはいえその希望を満たしてくれる店ができて、個人的にうれしい。

・初見健一『まだある。 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ −文具・学校編−』(2005年,おおぞらポケット文庫) ※オンライン書店bk1の紹介ページ

 今日は、方位磁石とリトマス試験紙を買ってきました。おー、リトマス試験紙! 酸性・アルカリ性で、何色が何色に変わるのかすっかり忘れているぜ!
 ……調べました。赤がアルカリ性で青に、青が酸性で赤になるんですね。



 ちなみに下に敷いているのは、会場でもらったガリ版刷りの展示紹介です。

 4月12日(水)まで、営業時間は10:00〜21:00(最終日は17:00まで)です。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・泉 麻人『なつかしい言葉の辞典』(2005.12,SB文庫)
オンライン書店ビーケーワン:なつかしい言葉の辞典

 「石綿金網」、「おたんこなす」、「デラックス」、「ビフテキ」なんていう言葉に関する泉氏の思い出をまとめたエッセイ。 

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●読み終えた本
・吉川潮『完本・突飛な芸人伝』(2006.3,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:完本・突飛な芸人伝

 月亭可朝・川柳川柳・林家木久蔵・マルセ太郎・正司敏江・ショパン猪狩・早野凡平・坂田利夫など、全20名の芸人を取り上げている本。

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●買った本
2006.04.04(火) 購入本
【新刊】
■リブロ 渋谷店にて
・雑誌『ぐるり 2006年4月号』(ビレッジプレス)
 中央線を中心とした情報誌です。今回の特集が岡崎武志氏なので、購入。

■ブックファースト 渋谷店にて
・読売新聞解説部:編『時代の証言者 13』(2006.3,読売ぶっくれっと)
オンライン書店ビーケーワン:時代の証言者 13

 テーマは「サッカー」。元日本サッカー協会会長長沼健氏へのインタビュー。元々は読売新聞に連載されたもので、俺も読んでいたのだが、やはりまとまったものを読んでみたく、改めて購入。

【古本】
■渋谷古書センターにて
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)
 漱石の講演を集めた本。先日下の『孫が読む漱石』を読んで、『私の個人主義』も気になっていたので、購入。

・夏目 房之介『孫が読む漱石』(2006.2,実業之日本社)
オンライン書店ビーケーワン:孫が読む漱石
 「マンガ評論の第一人者にして文豪漱石の孫である著者が、偉大な祖父の名作『坊ちゃん』から『明暗』まで、全16作品の批評に初挑戦」(オンライン書店bk1の紹介文)

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●気になる本
 「駅すぱあと」は、仕事柄職場のパソコンに入っています。
 このソフト、誰がどんなふうにして開発していったのか、気になりますねえ。

★柏崎 吉一 / 須藤 公明『「駅すぱあと」風雲録』(2006.3,日経BP企画)
オンライン書店ビーケーワン:「駅すぱあと」風雲録

「経路も運賃もパソコンで一発検索! 出張や旅行の援軍「駅すぱあと」。その開発の前には、男達の挑戦と苦闘があった。「誰にでも使えるコンピューター」の夢を追い続けるソフトメーカーの、30年間にわたる物語」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
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2006年4月6日(木)
本屋大賞が決定

 全国の書店員がその年一番の小説を選ぶ「本屋大賞」。2006年度の最終順位が発表されました。

大賞:・リリー・フランキー『東京タワー』(2005.6,扶桑社)
オンライン書店ビーケーワン:東京タワー

「それはまるで、独楽の芯のようにきっちりと、ど真ん中に突き刺さっている。東京の中心に。日本の中心に。ボクらの憧れの中心に。この話は、かつて、それを目指すために上京したオトンと、ボクと、オカンのちいさな話です」(オンライン書店bk1の紹介文)

2位:奥田 英朗『サウスバウンド』(2005.6,角川書店)
オンライン書店ビーケーワン:サウスバウンド

「型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた長編。21世紀を代表する新たなるビルドゥングスロマン。『KADOKAWAミステリ』連載に加筆・修正、書き下ろしを加えて単行本化。直木賞受賞第一作」(オンライン書店bk1の紹介文)

3位:伊坂 幸太郎『死神の精度』(2005.6,文芸春秋)
オンライン書店ビーケーワン:死神の精度

「「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)

4位:東野 圭吾『容疑者Xの献身』(2005.8,文藝春秋)
オンライン書店ビーケーワン:容疑者Xの献身

「天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は、愛した女を守るため完全犯罪を目論む…。数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリー。『オール読物』連載を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)

5位:重松 清『その日のまえに』(2005.8,文芸春秋)
オンライン書店ビーケーワン:その日のまえに

「神さまは意地悪だから、大切なひとを遠くへ連れ去ってしまう。昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひとの死−。生と死と、幸せの意味を見つめる連作短編集。『別冊文芸春秋』掲載」(オンライン書店bk1の紹介文)

6位:島本 理生『ナラタージュ』(2005.2,角川書店)
オンライン書店ビーケーワン:ナラタージュ

「大学2年の春、高校の演劇部の葉山先生から泉に電話がかかってきた。高校時代片思いをしていた先生からの電話に、泉は思わずときめく。だが、先生の過去には大きな秘密があった−。一生に一度の究極の恋を瑞々しい感性で描く。」(オンライン書店bk1の紹介文)

7位:町田 康『告白』(2005.3,中央公論新社)
オンライン書店ビーケーワン:告白

「人はなぜ人を殺すのか…? 河内音頭のスタンダードナンバーとして唄われ、実在の大量殺人事件である「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。『読売新聞』夕刊連載に書き下ろしを加え、単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)

8位:古川 日出男『ベルカ、吠えないのか?』(2005.4,文芸春秋)
オンライン書店ビーケーワン:ベルカ、吠えないのか?

「1943年、日本軍が撤収したキスカ島。無人の島には4頭の軍用犬が残された。捨てられた事実を理解するイヌたち。やがて彼らが島を離れる日がきて−。それは大いなる「イヌによる現代史」の始まりだった! 」(オンライン書店bk1の紹介文)

9位:桂 望実『県庁の星』(2005.9,小学館)
オンライン書店ビーケーワン:県庁の星

「小学校の時からずっと成績優秀、品行方正。役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。手に汗握る、役人エンターテインメント! サラリーマンも身につまされる役人意識構造改革ストーリー」(オンライン書店bk1の紹介文)

10位:西 加奈子『さくら』(2005.3,小学館)
オンライン書店ビーケーワン:さくら

「飼い犬サクラと大学生の僕、父さん、母さん、妹のミキ。あるちっぽけな家族に起こったひとつの奇蹟が、ある美しいひとつの曲を、強く、やさしく立ち上げる」(オンライン書店bk1の紹介文)

11位:伊坂 幸太郎『魔王』(2005.10,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:魔王

「人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する…。未来にあるのは青空なのか、荒野なのか。世の中の流れに立ち向かおうとした、兄弟の物語」(オンライン書店bk1の紹介文)

 実は、結果にはさほど興味はありません。ノミネート作自体にも、読みたいと思う小説はほとんどないので。東野圭吾氏の『容疑者Xの献身』にはちょっと興味がありますが、それも未だ読んでいないという俺のていたらくぶり。

 そのていたらくぶりを承知で書きます。本屋大賞の「設立の経緯」は、下記の通り明記されています。
「商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、売れる本を作っていく、出版業界に新しい流れをつくる、しいては出版業界を現場から盛り上げていけないかと考え、同賞を発案しました。

(本屋大賞webサイト http://www.hontai.jp/about.html より引用)

 で、既に100万部を売り上げている『東京タワー』を大賞に選ぶと。まあ、「売れていようがなんだろうがいいものはいい」ということなのだろう。あるいは、「今のうちに売っておこう」という景気づけか。

 なんにしても、こういう賞の結果を見て思うことは、「自分で読む本は自分で決めねばならない」という、きわめて当たり前のことだね。今回ノミネートされた11作の小説を、どれも面白いと感じられない人は当然いるし、誰も知らないような本が面白いと思うことも当然ある。

 誰かの作った価値基準に乗るのではなく、自分の価値基準と照らし合わせるために利用する必要があるだろう。
 売る側にとっては、こういうことを考えずに、「本屋大賞およびノミネート作!」というフェアで売られた本を、読もうが読むまいが、ばかすか買うお客さんの方がありがたいんだろうけれどね。

・本屋大賞 公式サイト http://www.hontai.jp/index.html
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・泉 麻人『なつかしい言葉の辞典』(2005.12,SB文庫)
オンライン書店ビーケーワン:なつかしい言葉の辞典

 タイトルどおり、懐かしい響きの言葉に関する泉氏の思い出をまとめたエッセイ。 
 現時点で印象に残った話。

・「でんぶ」って「『田麩』と難しい字を書き『かつおぶし・魚肉などを細かにほぐし、砂糖・しょうゆで煮しめたもの』(『新明解国語辞典』)だ」(p.16)とのこと。そうか、魚だったのか。今までよく知らないまま食べていたよ。
・アンポンタンの語源は、「お馴染みの[impotence]が源、だという」(p.56)。impotenceは各自辞書で確認を。importantじゃないよ。
・肝油ドロップの肝油って、文字通り魚の肝臓の油なのね(p.70)。肝油ドロップの味とは、ちょっと結びつかなかったなあ。
・「デラックス」って、今こそあえて使いたいいい感じの言葉。「ビフテキ」も。
・「ひまし油」って「火増し油」だと思っていた。「『蓖麻子』というゴマ科の植物の実」(p.195)なのね。

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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
 表紙を見て「この格闘家は誰?」と思ったら、水道橋博士でびっくり。

★水道橋博士著『博士の異常な健康』(2006.3,アスペクト)
オンライン書店ビーケーワン:博士の異常な健康

「稀代の健康マニアである水道橋博士(浅草キッド)が贈る、前代未聞の「異常」な健康読本。話題の健康アイテムの体験報告や、健康にまつわるコラム、杉本彩との対談などを収録。『モノマガジン』連載に大幅加筆のうえ書籍化」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月7日(金)
オンライン書店bk1の「オススメ書評」に選ばれました。

※オンライン書店bk1に投稿した下の本の書評が、「今週のオススメ書評」に選ばれました。

オンライン書店ビーケーワン:ライフハックプレス・田口元、他『Life Hacks PRESS(ライフハックプレス) デジタル世代の「カイゼン」術 』(2006.4,技術評論社)
「lifehacksとは、仕事をシンプルかつ楽しくするような習慣を生み出そうという考え方。シンプル&ストレスフリーの仕事術GTDや、Google全サービス活用、プレゼンが簡単にうまくなる方法を特集する」(オンライン書店bk1の紹介文)

 4/13くらいまで、下のURLで紹介されます。よかったら読んでください。

●オンライン書店bk1 > 書評ポータル
http://www.bk1.co.jp/contents/shohyou/

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 明日からは、
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)
 を読みましょうかね。漱石の講演をまとめた本です。

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●読み終えた本
・読売新聞解説部:編『時代の証言者 13』(2006.3,読売ぶっくれっと)
オンライン書店ビーケーワン:時代の証言者 13

 テーマは「サッカー」。元日本サッカー協会会長長沼健氏へのインタビュー。元々は読売新聞に連載されたもの。
 びっくりするほど意外な話はない。しかし、1996年、ワールドカップの日韓共同開催が決定する直前の話し合い(岡野俊一郎、川渕三郎、小倉純二、村田忠男、釜本邦茂、宮沢喜一などの諸氏が集まった)は、やはり当事者ならではの証言だと思う。釜本氏が「日韓で半分にしたって世界の強い連中が16チームも日本に来るんですよ。それを日本の子供たちに見せてあげたいですよね」(p.4)と言ったというのは、印象的。16チームといえば、かつてのワールドカップと同じ国数だからねえ。
 それから、日本サッカー協会の名誉総裁を務められた高円宮殿下のエピソードも少し出てきて、読んでいると涙が出てきた。高円宮殿下とサッカーというテーマで、一冊本が書けるのではないかと思うんだが、これを書けるのは誰になるかなあ。

・泉 麻人『なつかしい言葉の辞典』(2005.12,SB文庫)
オンライン書店ビーケーワン:なつかしい言葉の辞典

 タイトルどおり、懐かしい響きの言葉に関する泉氏の思い出をまとめたエッセイ。 

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●買った本

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●気になる本
★★聖咲奇『百万人の超現実』(2003.12,朝日ソノラマ)
オンライン書店ビーケーワン:百万人の超現実

「特撮映画も怪獣も、ホラーも、SFもなんでもこいの著者が、その蘊蓄をかたむけて語る超現実映像の魅惑の世界。一度読んだらたちまち超現実の世界に誘われ、中毒者と化す危険、かつ偏見に満ちたキーワード集! 」(オンライン書店bk1の紹介文)
 雑誌『宇宙船』(朝日ソノラマ)に連載されたものです。bk1の紹介ページでは目次や出版社コメントも読むことができます。
 下の紹介文を読むと用語集とか辞書のような感じだが、bk1の著者コメントでは「どちらかと言えばエッセイに近いもの」で、正確には「歴史の部分、データの部分、そしてエッセイの部分」が混在している本とのこと。
 目次のキーワードをちょっと読んだだけでも、面白そう。
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2006年4月8日(土)
すごい題名

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●気になる本
 小谷野氏の本のタイトルは、好き嫌いはあるだろうが、人の気を惹かずには入られないようなタイトルが多いよなあ。最近出た『なぜ悪人を殺してはいけないのか』もそう。

・小谷野 敦『なぜ悪人を殺してはいけないのか』(2006.3,新曜社)
オンライン書店ビーケーワン:なぜ悪人を殺してはいけないのか

「死刑存置論から天皇制批判、オリエンタリズム概念批判まで、いかなる権威にも大勢にもなびかない思考が冴えわたる! 「なぜ人を殺してはいけないのか」「共和制への意思」「反時代的考察」の3部構成」(オンライン書店bk1の紹介文)

 他にも、小谷野氏の名が広く知られるようになった『もてない男』だってインパクトがあるし、『バカのための読書術』や『すばらしき愚民社会』というのも、なかなかすごい。

・小谷野 敦著『もてない男』(1999.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:もてない男


・小谷野 敦著『バカのための読書術』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:バカのための読書術


・小谷野 敦著『すばらしき愚民社会』(2004.8,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:すばらしき愚民社会

「「意見を言うバカ」がはびこる現代、日本の大衆社会は新たな段階に入った! 三流大学、エセ知識人、禁煙ファシズム…。日本をダメにする愚民どもをメッタ斬り。02〜04年『考える人』連載「大衆社会を裏返す」の改題加筆」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●読んでいる本
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)
 「私の個人主義」(pp.120-157)。大正三年(1914年)、学習院での講演。最初が、なにを話すかなかなかまとまらなかった、という話で始まる。そして次が落語の「目黒のさんま」の話。これは、漱石が自分のような者が講演に呼んでもらえるのは、たまにはさんまを食べると美味しいのと同じようなことだという謙遜のための例。
 そして徐々に本題に入っていく。

 という具合に、非常に人を惹きつけるのがうまい話し方だと感じた。もしかしたら、読みやすいという点では漱石の小説よりも、この講演録の方が読みやすいのかもしれない。
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●読み終えた本
・雑誌『ぐるり 2006年4月号』(ビレッジプレス)
 中央線を中心としたB6サイズの情報誌。今回の特集が岡崎武志氏で、田川律氏との対談が掲載されています。二人の関西弁での掛け合いも面白いし、岡崎さんによる本の話が色々と出てきて、これも面白い。

 特に、本を集めている人は「普通の人は、ミステリーならミステリー、明治時代の初版本なら、とか割と決まっているんですけれど」(p.4、岡崎)、岡崎氏にとっては「その時自分が一番面白いと思うもの」(p.4、岡崎)という部分が、興味深い。
 というのも、俺が本、特に古本を買う直接的な影響を受けた人々は、ほとんどが「その時自分が一番面白いと思うもの」を集めている人、言い換えれば自分で古本に価値観をつけている人、だから。
 それは例えば岡崎氏であり、北尾トロ氏であり、唐沢俊一氏や横田順彌氏(横田氏の場合は明治関係の本が既にひとつの価値体系になっていると思う)なわけです。

 だから俺なんかは、もうあるジャンルに限定して本を集めるという考えが最初からない。大学生くらいまでは推理小説を中心に読んでいたけれど、いまや推理小説は(そもそも小説)はほとんど読まず、色々な分野のノンフィクションやコラムが読書の中心になっている。これは俺の性格も関係あると思うけれどね。
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●買った本

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2006年4月9日(日)
 映画を見てきました。

■「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」
・3/25(土)〜4/7(金) いずれも20:30より
・渋谷 UPLINK X(渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F) にて
UPLINKの紹介ページ:http://www.uplink.co.jp/x/log/001082.php

 リュック・フェラーリのことはよく知らず、また作品も聴いたことがないのですが、興味を惹かれて行ってきました。リュック・フェラーリ(Luc Ferrari,1929-2005)はフランスの音楽家で、UPLINKの紹介によれば「ジョン・ケージ以降の音響系のカリスマとして、様々なアーティストたちに影響を与えて来た」とのこと。
 そのリュック・フェラーリの晩年を撮影したドキュメンタリー映画が、「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」です。

 映画の内容としては、リュック・フェラーリの自伝というよりも、晩年の日々をどんな風に過ごしたかが描かれている。だから、若い頃はどんなで、どのような仕事をして、誰に影響を受けて、誰に影響を与えたか、というようなことは、この映画ではあまり分からない。
 だけど、俺はこの映画を見て、ますますリュック・フェラーリに興味が湧いてきた。

 映画の最初が、スタジオでの作業の場面。といっても、普通の家のようなスタジオで、雰囲気は宅録っぽい
 日本語の「ありがとうございました」の声(お店などで使われているもの。もしかしたらあらかじめそういうCDがあるのかもしれない)をサンプリングして、色々な風に出して、そこにややノイジーな音を乗せる。この場面で、俺は「おお、すげえ」と思った。こういうちょっと変わった音楽、好きなので。
 その後も、映画は特にリュック・フェラーリや関係者にインタビューをするでもなく、スタジオでの仕事やプライベートなパーティの様子などを淡々と撮影していく。人を招いての食事のシーンで、ローマ法王みたいと言われておどけて歌ってみたり、機械のトラブルでスタジオでの作業がはかどらず、いらいらしてみたり、なんというか、非常に日常的である。
 一番印象的だったのはラストの演奏シーン。フランス人のDJ(これはラジオではない方のDJ)エリックMとともに、サンプラー・ターンテーブルを操作して即興演奏を行う。ターンテーブルは見た限り、レコードやCDは乗っていなかったので、サンプラー内の音源をスクラッチするものなのだろう。
 これがものすごくかっこいい。なんというか、サンプラーを操って演奏するというのは、非常に不思議な光景だった。
−−−
 この日同時に上映された「大いなるリハーサル 一人の男が人生を音楽に捧げる時。ヘルマン・シェルヘンの肖像(Quand un homme consacre sa vie ? la musique. Portrait de Hermann Scherchen)」も見てきました。シェルヘンによる、パリ現代音楽器楽アンサンブルを指揮するリハーサルのシーンと、シェルヘンの死後の夫人・子供たちの生活の様子、夫人による回想が交互に登場する。
 これは、字幕や吹き替えがなく、またシェルヘンのことも知らなかったので(だから、事前に資料の紙を受け取っていたのは、参考になった)、正直なところ見ていて難しかった。でも、退屈ではなかった。指揮をしながら、涙する(というのは演奏の素晴らしさにだと思うのだが)シーンは、印象に残った。
−−−
(参考)
・UPLINKサイトの紹介ページ
http://www.uplink.co.jp/x/log/001082.php 
・ジャクリーヌ・コー / 椎名 亮輔:訳『リュック・フェラーリとほとんど何もない インタヴュー&リュック・フェラーリのテクストと想像上の自伝』(2006.3,現代思潮新社)
オンライン書店ビーケーワン:リュック・フェラーリとほとんど何もない

「「100人の聴衆に100の音楽がある、私はマイク」 ジョン・ケージ以後の鬼才音楽作家の放つ音楽のエロス。すべての枠からはみでる希有な音楽家・フェラーリの全貌を紹介する。写真多数、詳細な作品目録付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

・Luc Ferrari『Interrupteur/Tautologos 3』
Interrupteur/Tautologos 3(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・Luc Ferrari『Cycle des Souvenirs』
Cycle des Souvenirs(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・Luc FerrariSon Mémorisé』
Son Mémorisé(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・Noel Akchote / Roland Auzet / Luc Ferrari 『Impro-Micro-Acoustique』
Impro-Micro-Acoustique(Amazon.co.jpの紹介ページ)
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・Wikipedia>ヘルマン・シェルヘン
http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83
%BB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%98%E3
%83%B3


・Hermann Scherchen『ウエストミンスター究極の名演シリーズ "凄絶な集中力。20世紀最後の巨匠"』
ウエストミンスター究極の名演シリーズ

・Hermann Scherchen『バッハ:フーガの技法』

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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)
 「私の個人主義」(pp.120-157)。大正三年(1914年)、学習院での講演。
 
 ここでいう個人主義は、「他人本位」(p.133)に対する「自己本位」(p.135)をいう。他人(特に西洋)の思想を真似するのではなく、「自分の鶴嘴で掘り当てる所まで進んで行かなくっては行けない」(p.138)ということ。

 この考えは、自己中心的とは違う。「自分が他から自由を享有している限り、他にも同程度の自由を与えて、同等に取り扱わなければならん」(p.144)のである。これは権力や金力のある人ほど心得ないといけない。

 さらに話は個人と国家にも及び、「個人の幸福の基礎となるべき個人主義は個人の自由がその内容になっているには相違ありませんが、各人の享有するその自由というものは国家の安危に従って、寒暖計のように上がったり下ったりする」(p.153)。つまり国家主義と個人主義は対立せず、国の状況によって個人の自由の幅は当然変わってくるというのが漱石の考え方。
 ただし軸足はやはり個人主義にあるのであって、「そう朝から晩まで国家国家といってあたかも国家に取り付かれたような真似は到底我々に出来る話ではない」(p.155)のである。さらに、「元来国と国とは辞令はいくら八釜しくっても、得疑心はそんなにありゃしません。詐欺をやる、誤魔化しをやる、ペテンに掛ける、滅茶苦茶なものであります」(pp.156-157)ので、「得疑心の高い個人主義にやはり重きを置く方が、私にはどうしても当然のように思われます」(p.157)と話が結ばれる。

 いやあ、講演や演説のお手本のような話ですよ。一番最初はあまり関係のない話をして聴く者をリラックスさせ、徐々に本題に入っていく。話の順序も、途中にはそれまでの話をまとめて振り返ったり、話の区切りにはそれを伝えたりしていて、読んでいて混乱することがない。注や辞書が必要な単語もほとんどない。

 漱石は書くことはもちろん、しゃべるのも巧みだったんだなあ。最後まで読んだときに、講演を聴いたときのように拍手をしたくなったよ。
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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
★★キール・ラドネッジ / マーク・ブッシェル:著 / 有沢 善樹:訳『ワールドカップ・サッカースペシャル・コレクション』(2006.4,アスペクト)
オンライン書店ビーケーワン:ワールドカップ・サッカースペシャル・コレクション

「英国サッカー博物館所蔵の、すべてのワールドカップに関係する宝物の数々を、その歴史と共に紹介。付録として、試合のチケット、チーム写真等、各大会の貴重なコレクションの完全復刻版プレミアム・アイテムを多数収録する。」(オンライン書店bk1の紹介文)
 bk1の紹介文にあるように、それぞれの年のワールドカップにまつわる品々(当然紙もの限定ですけれども)の復刻が挟み込まれています。そして、各大会を振り返る写真と文章、と。
 これは欲しいなあ。でも定価5,775円なんだよなあ。むー、悩む。
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※オンライン書店bk1に投稿した下の本の書評が、「今週のオススメ書評」に選ばれました。
オンライン書店ビーケーワン:ライフハックプレス・田口元、他『Life Hacks PRESS(ライフハックプレス) デジタル世代の「カイゼン」術 』(2006.4,技術評論社)

「lifehacksとは、仕事をシンプルかつ楽しくするような習慣を生み出そうという考え方。シンプル&ストレスフリーの仕事術GTDや、Google全サービス活用、プレゼンが簡単にうまくなる方法を特集する」(オンライン書店bk1の紹介文)
 4/13くらいまで、下のURLで紹介されます。よかったら読んでやってください。
●オンライン書店bk1 > 書評ポータル
http://www.bk1.co.jp/contents/shohyou/



2006年4月10日(月)
『ガンプラ開発真話』

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ということで、本日の、
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●気になる本
 ガンプラ……。ガンプラ世代ですよ俺は。作ったよ、ガンプラ。『コミックボンボン』に連載されていた『プラモ狂四郎』も、好きだったなあ。だからこの本は気になるよなあ。

★★猪俣 謙次 / 加藤 智『ガンプラ開発真話』(2006.4,メディアワークス)
オンライン書店ビーケーワン:ガンプラ開発真話

「ガンプラはいかにして誕生したのか? これまで語られることの少なかったガンプラ黎明期の真実を、当時の関係者の証言を元に解き明かす。また、ガンプラブームに立ち会ったホビー誌編集者たちの特別寄稿も収録する」(オンライン書店bk1の紹介文)

 あとは、模型やプラモデルに関する本も好きなんだよなあ。例えば下の三冊はどれも読んだのだが、いずれも仕事に携わる姿勢のかっこよさに感動した記憶があるなあ。

・田宮 俊作『田宮模型の仕事』(2000.5,文芸春秋)
オンライン書店ビーケーワン:田宮模型の仕事

「」(オンライン書店bk1の紹介文)

・宮脇 修『創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある 海洋堂物語』(2003.5,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある

「情熱と行動力で守りつづけるモノ創りの原点! ハリウッドのSFX作家も認める海洋堂フィギュア。1坪半の店から出発した海洋堂の波乱万丈の歴史と、ヒット企画誕生の舞台裏を創業者自ら書き切った待望の書」(オンライン書店bk1の紹介文)

・井田 博『日本プラモデル興亡史 わたしの模型人生』(2003.10,文春ネスコ)
オンライン書店ビーケーワン:日本プラモデル興亡史

「サンダーバード、零戦、鉄人、ガメラ…。僕らが胸躍らせたプラモたちは、どうやって生まれたのか。日本初のプラモデル専門誌『モデルアート』を創刊した著者が自分の半生に託して語る業界史」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●読んでいる本
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)
 「道楽と職業」(pp.9-36)。明治44年、明石での講演。

「人が商売となると何でも厭になるものだといいますがその厭になる理由は全くこれがためなのです。いやしくも道楽である間は自分に勝手な仕事を自分の適宜な分量でやるのだから面白いに違いないが、その道楽が職業と変化する刹那に今まで自己にあった権威が突然他人の手に移るから快楽がたちまち苦痛になるのは已むを得ない」(pp.30-31)

 仕事ってのは、こういうもんだろうと思う。面白い仕事がないとか、自分にあった仕事を探したいとか抜かす奴ぁ、いっぺん漱石先生の話を聞いてみろってんだ。こちとら江戸っ子でえ、気が短けえんだ。
 ……なぜか訳もなく啖呵を切ってしまいましたが、仕事なんざつまんなくて当然だと思うと、気が楽になる。

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●読み終えた本

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●買った本

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「lifehacksとは、仕事をシンプルかつ楽しくするような習慣を生み出そうという考え方。シンプル&ストレスフリーの仕事術GTDや、Google全サービス活用、プレゼンが簡単にうまくなる方法を特集する」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月11日(火)
パソコン、特にインターネットに無駄な時間を取られないために気をつけたいこと

 前から何度かサイトで考えたことがあるのですが、パソコンやインターネットに無駄な時間を取られないで、いかに自分がしたいことのために利用するかを、最近改めて考えています。

 下のURLにリスト化してまとめています。「百式」の管理人さん作成によるオンラインToDoリスト「check*pad」を利用しています。

・check*pad>konohamoeroのリスト>パソコン、特にインターネットに無駄な時間を取られないために気をつけたいこと
http://www.checkpad.jp/list/show/117886

 もちろんcheck*padを使っていない人でもページを見ることができます。またcheck*padユーザーの方は、ご自身のリストとしてコピーすることもできます。

 時々見返して、更に内容も更新して常にチェックを入れたいなと。
 「こういうことも入れたら?」というようなご意見がありましたら、教えていただければ幸いです。

 ちなみにcheck*padは、いわゆるToDoリストとしてもなかなか使えます。パソコンでも、W-ZERO3でも快適にアクセスできるのがありがたい。サイトやブログ用のアイデア帳にも使用しています(そのリストは一般公開にはしていないけれど)。
−−−
 ついでに、といってはなんですが、はてなブックマークも使い始めましたので、URLだけ紹介。

・木の葉燃朗のブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/konohamoero/
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)

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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
★よゐこ『よゐこのこたえ』(2006.3,竹書房)
オンライン書店ビーケーワン:よゐこのこたえ

「「おサカナはどうやってとるんですか?」「おもしろい人はなぜ人気者なんですか?」 ファンレター等でよせられたチビッコたちの疑問・難問を83問集め、「よゐこ」のふたりがマジメに丁寧に答えます」(オンライン書店bk1の紹介文)
 この本についてまず思ったのは、タイトルは「よゐこのこた」にすればよかったのにということ。
 本の内容については、さほど興味津々と言うわけではありません。「ファンレター等でよせられた」というのがどこまで本当か、という気もしますしねえ。
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2006年4月12日(水)
文房具の本

最近、下の本を読んだこともあって、文房具の本が気になります。そうなると、やはり書店でも目に付くようになってきます。

・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


 例えば下のような本ね。俺は「いいお値段で、やっぱりものもいい」文房具よりは、「リーズナブルでなかなか使える」文房具から好みのものを探すのが好きなのですが、でも本で見る分には、色々な文房具を見てみたい。

・エイムック『机上空間 特集:センスのよい「机・椅子・文房具」が欲しい!』(2005.1,えい出版社)
オンライン書店ビーケーワン:机上空間

「文房具とデスクトップ小物及びその使いこなしの提案を満載。特集は「センスのよい「机・椅子・文房具」が欲しい!」 ドイツの筆記具ブランド、ラミーのすべて、2005年手帳&ノート構築ガイダンスほかも収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

・エイムック『デザインステーショナリー やっぱり文具が好き! 』(2004.9,えい出版社)
オンライン書店ビーケーワン:デザインステーショナリー

「ボールペンや鉛筆、カラーペンやハサミ、バインダー、クリップまで、欲しくなるステーショナリーを厳選して紹介する。そのほか、ロディア&メモ用カバーカタログ、ロングセラーの定番文具、職人が作り出すハサミの美など」(オンライン書店bk1の紹介文)

 最近文房具屋や書店でよく見かけるMOLESKINE(モールスキン)のノートや手帳も、俺は「ちょっと高い」と思ってしまうのですが(すいません、その程度の値段の感覚なんです)、眺めるのは好き。
※MOLESKINE http://www.moleskine.jp/

 それから、ちょっと実用的ではないかもしれないが、面白い文房具を紹介しているのが下の本。俺は正直それほど興味を惹かれるわけではないのですが、好きな人は好きではなかろうかと思います。

・きだて たく『イロブン』(2005.12,ロコモーションパブリッシング)
オンライン書店ビーケーワン:イロブン

「鼻鉛筆削り、パンクス兄貴ペン立て、不思議な顔面クリップ…。見て爆笑、持って脱力? ヘンな文具がてんこ盛り。超人気「文具ツッコミ系」サイト『イロブン』を書籍化」(オンライン書店bk1の紹介文)
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)

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●読み終えた本

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●買った本
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 特集は、「Google」、「浜田省吾」、「対談:清水ミチコ×三谷幸喜(下の本の発売記念)」

・清水 ミチコ『私の10年日記』(2006.3,幻冬舎コミックス)
オンライン書店ビーケーワン:私の10年日記

「『TV Bros.』で人気の長期連載中コラム「私のテレビ日記」を10年分収録。泣いた! 笑った! でも感動はしない芸能情報がギッシリ詰まっている、どこから読んでも面白い一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●気になる本
★★横田順彌:作・池田八惠子:絵『勉強してはいけません!』(2005.11,講談社青い鳥文庫)
オンライン書店ビーケーワン:勉強してはいけません!

「勉強ぎらいの小学5年生、進太郎は、ある日、突然、別の世界へトリップしてしまった。そこでは、なんと法律で勉強が禁じられていた! 勉強を教えたため、捕まってしまったお母さんを救おうと、進太郎の大冒険がはじまる」(オンライン書店bk1の紹介文)

 小学3〜4年生が対象のジュブナイルです。でも、横田順彌氏の作品というのが気になるなあ。
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2006年4月13日(木)
30日でOSを作る解説書と、それを元に本当にOSをつくった人の話

 最近、下のような本が出ました。俺は実は知らなかったのですが、それでも第一印象は「えー、本当?」だった。OS(Operating System)って、パソコンを動かすための一番元になるソフトです。Windowsも、MacOSも、OSです。
 たしかに、ハードウェアやソフトウェアやインターフェースが動かせれば、OSだけれど、でも30日でできるのかなあと思った。

・川合秀実『30日でできる! OS自作入門』(2006.2,毎日コミュニケーションズ)
オンライン書店ビーケーワン:OS自作入門

「C言語やアセンブラを勉強しながら、30日後にはすてきなOSができあがるように指導するテキスト。「簡単なプログラムなら書いたことがあるよ」くらいのセンスがあれば、それで十分!」(オンライン書店bk1の紹介文)

 しかし、世の中には色々な人がいるもので、上の本を参考書に実際にOSづくりに挑戦した人がいるのね。

・本当に30日でOSが出来上がるのかを試してみるBlog
http://d.hatena.ne.jp/hariboteOS/


 まだ全部の記事は読んでいないのだが、本当にOSをつくることができたようです。プロフィールを拝見すると、プログラマの方のようなのだが、一日3〜4時間をかけて、約40日で完成に到ったようです。
 純粋にすごいと思いますね。チャレンジして成し遂げる情熱もすごいし、やろうと思えば本当にできるという本の内容もすごい。

 俺はプログラムはからきし駄目ですが(中学生から高校生の頃、本当に基本的なBASICのプログラムを勉強したことはある)、本の内容にはちょっと興味があります。

(参考記事)
impress>やじうまWatch>2006/04/12
http://internet.watch.impress.co.jp/static/yajiuma/
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●読み終えた本

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●買った本
・雑誌『Number 651』(文藝春秋)
 特殊は「欧州チャンピオンズリーグ 英雄伝説」。今シーズンのベスト4の紹介とともに、過去の名勝負の振り返りなども。

 それは例えば、'98-'99シーズンの決勝、マンチェスター・ユナイテッドが後半ロスタイムにバイエルン・ミュンヘンを逆転した試合だったり、そのバイエルンがオリバー・カーンの活躍でバレンシアに勝った'00-'01シーズン決勝だったりするのである。

 今期は、ミラン・バルセロナ・アーセナル・ビジャレアルがベスト4に残っているわけですが、個人的にはアーセナルに勝って欲しい。
 いや、特に根拠はないけれど、アーセナルがビッグイヤー(欧州チャンピオンズリーグの優勝)を獲得したら、ベンゲル監督にワールドカップ後の日本代表監督のオファーを出したらOKしてくれそうな気がして。
 というのは半分は冗談。でも、ここのところイングランドのプレミアリーグでは優勝争うからちょっと離れている(というかチェルシーが強すぎると思うのだが)アーセナルがビッグイヤーを獲得するって、なんとなくかっこいいじゃないの。
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●気になる本
 小説ではなく、都電(ちんちん電車)にまつわるエッセイをまとめた本のようです。
 獅子文六の小説は読んだことがないのだが、都電と聞くと気になるなあ。

★獅子 文六『ちんちん電車』(2006.4,河出文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ちんちん電車


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2006年4月14日(金)
『プラモ狂四郎』

 先日もちょっと書きましたが、『プラモ狂四郎』をもう一回読み返してみたいなあ。

 今、「コミックボンボンデラックス」として、復刻版が出ているようなんです。オンライン書店bk1ではなぜか見つからないので、リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです。

 この漫画は、プラモデル好きの少年京田四郎が、自分の作ったプラモデルを「プラモシュミレーター」という機械を使って戦うというストーリー。この「プラモシュミレーター」のアイデアが秀逸で、作ったプラモのデータを取り込んで、仮想空間上で戦わせるというもの。たしか、作り方の工夫や難点も、仮想空間に反映される設定だったはず。

 「プラモシュミレーター」とともに、登場するプラモデルに実在のものが多く(特に「ガンプラ」ですよ)、かっこいいと思ったプラモデルを買ってきて作れたのも楽しかったなあ。「パーフェクトガンダム」のプラモデルは、この漫画から生まれたんだよなあ。

 ああ、どんどん漫画が欲しくなってきた。古本屋を丹念に回るという方法もあるが、最近あまりそういう時間がなくて。思い切ってAmazon.co.jpで一気買いするかなあ。

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 1』
プラモ狂四郎 1 (1)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 2』
プラモ狂四郎 2 (2)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 3』
プラモ狂四郎 3 (3)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 4』
プラモ狂四郎 4 (4)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 5』


・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 6』
プラモ狂四郎 6 (6)

 続編の『新プラモ狂四郎』も復刊されています。こちらは途中までしか読んでいないんだよなあ。同じく気になる。

・やまと虹一・クラフト団『新プラモ狂四郎』
新プラモ狂四郎
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)
 「道楽と職業」。「己のためにする仕事の分量は人のためにする仕事の分量とおなじである」(p.19)。
 「現代日本の開化」(pp.37-66)。明治44年8月、和歌山において。
 「消極的に活力を節約しようとする奮闘に対して一方ではまた積極的に活力を任意随所に消耗しようという精神がまた開化の一半を組み立てている」(p.46)。ただ移動するなら自動車などを使いたい、あるいは電話などを使って楽をする。一方で散歩のためにわざわざ歩く。
 「西洋の開化(すなわち一般の開化)は内発的であって、日本の現代の開化は外発的である」(p.54)。
 「物をちょっと見るのにも、見てこれが何であるかということがハッキリ分るにはある時間を要するので、すなわち意識が下の方から一定の時間を経て頂点へ上って来てハッキリして、ああこれだなと思う時が来る。それをなお見詰めていると今度は視覚が鈍くなって多少ぼんやりし始めるのだから一旦上の方へ向いた意識の方向がまた下を向いて暗くなりかける」(p.57)
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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
★★★樽見 博『古本通』(2006.4,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:古本通

「古本の面白さを知っていますか? マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策、古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード、果ては蔵書処分の方法まで、古本とつきあう法が満載」(オンライン書店bk1の紹介文)
 著者は日本古書通信社に勤務する編集者。これは気になります。
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●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年4月15日(土)
999円のMP3プレーヤーでございます(+テンキーも)

 最近はMP3プレーヤーも安いものが出てきたけれど、まさか999円で出てくるとは。

 エバーグリーンという、あまり聞きなれない会社が販売している商品で、現時点で通信販売のみのようです。型番は「DN-2000 Black」。税込999円。

 当然、値段に比例して、機能は限定されています。まず、内蔵メモリはなし。SDカード1枚を入れるタイプです(最大1GB)。SDカードはもちろん別売。
 あと、ディスプレイはなし。ボタンも再生・曲送り・曲戻し・音量大・小のみ。単4形アルカリ乾電池1本で連続5時間稼動とのこと。

 それから、パソコンにはUSBケーブルで接続して、特別なソフトもなくリムーバブルドライブとして認識されるとのこと。だから、SDカードリーダーとして音楽データ以外のデータのやりとりに使うことも可能。

 むしろ、「音も聴けるSDカードリーダー」と思った方がいいかもしれない。

 で、これ、どう使うかなのだが、俺はプレゼント用にいいんじゃないかと思う。というのは、SDカードって、秋葉原なら128MBで2000円しないんですよ。で、MP3の音楽データなら、だいたい1分が1MBだから、約2時間分入る。
 自分が選曲したプレイリストを保存して、プレーヤーごとあげる、というのは著作権上問題があるのでしてはいけませんが、配布OKの音源を入れるとか、あなたがつくったオリジナルの歌を詰め込んでプレゼントするのはなかなかいいんじゃないの。
 もしその歌が(特にオリジナルの歌が)気に入らなけくても、プレイヤー自体はデータを消して自分の持っている音楽を入れて使ってもらえるし。

(参考記事)
・nikkeibp デジタルARENA
http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20060407/116201/
※記事の最初のメーカー名が「グリーンハウス」になっていますが、「エバーグリーン」の誤りのようです。「エバーグリーン」と「グリーンハウス」は、特に関連はないようです。

・ASCII24
http://ascii24.com/news/
i/hard/article/2006/04/07/661581-000.html


 ちなみに同じエバーグリーン、999円のテンキーも発売しています。テンキーなら999円も珍しくはないが、電卓機能を起動させるキーがついたタイプと、矢印キー・BackSpace・Tab・Escなどがついたタイプがあるようです。

(参考記事)
・nikkeibp デジタルARENA http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20060413/116279/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 明日から読む本は考え中。
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●読み終えた本
・夏目 漱石『私の個人主義』(1978.8,講談社学術文庫)

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●買った本

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●気になる本
★★北尾 トロ・高野 麻結子:編著『新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ 』(2006.4,ポット出版)
オンライン書店ビーケーワン:新世紀書店

「2004年秋、パルコ渋谷店地下に2週間だけオープンした「新世紀書店」のドキュメントと、古本の町として世界的に有名なウェールズのヘイ・オン・ワイ&ベルギー王国のルデュを訪れた旅の記録」(オンライン書店bk1の紹介文)

 この「新世紀書店」は、ロゴスギャラリー(渋谷 PARCO Part1 B1F)で期間限定で出展された店も見に行ったし、同じく期間限定のサイトでも掲示板に色々書き込みをしたりもしたし、思い出深い。
 また、北尾トロさんの久々の古本関連の本なので、その点も気になる。

・新世紀書店(過去ログ)
http://www.super-jp.com/shinseiki/
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2006年4月16日(日)
DYMO(ダイモ)を買ってくる

2006.04.15(土)購入もん
■新宿Loft にて
・DYMO Omega(ダイモ オメガ、DM15447)

 DYMO、懐かしいのと、デザインのよさに惹かれて買ってきました。


 昔から、DYMOで打ち出したテープは見たことがあったものの、あれがどんな風に作られているのかは、ずっと知らないままだった。「DYMO」という機械の存在を知って、それと子どもの頃に見たテープがつながったんだねえ。



 「DYMO」はベルギーのメーカーで、日本にはいくつかの会社が輸入しているようです。今回購入したものはオリエント・エンタプライズが輸入しているもの。他にも、ダイモ販売など、多くの会社が日本に輸入しているようです。

 早速自分の名前印字して、iPodとかUSBメモリーにペタペタと貼り付けています。機械のちょっとゴツゴツした感じもいいし、独特の文字の感じもいいね。

・オリエント・エンタプライズ 
target=_blank>http://www.orient-e.co.jp/index.html

・ダイモ販売 http://dymo.jp/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・近藤 篤『サッカーという名の神様』(2006.3,日本放送出版協会・生活人新書)
オンライン書店ビーケーワン:サッカーという名の神様

「サッカーは世界中で愛されているスポーツだが、その事情は国によってそれぞれ。競技者の数、サポーターの熱狂度、風土や貧富の差など、その強さを決める法則はあるのだろうか。サッカーなしでは生きていけない人に捧げる一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)
 著者はもともと1987年にアルゼンチンで写真家としてデビューし、その後も世界各地で写真を撮影しているカメラマン。
 文章のところどころにシニカルな雰囲気はあるが、今まで読んだ限りでは、俺は嫌いじゃない。なんというか、色々な国に言った経験がある上で、特定の国を見るとそうも見えるんじゃないかと思う。
 抽象的な表現だと分かりにくいので、具体的に紹介しましょうね。ワールドカップ南米予選での「9ヶ国中4ヶ国が本大会への切符を手にし、5位の国はオーストラリアとのプレーオフ、しかもホーム&アウェー」(p.15)というルールで、ブラジルが出場できない可能性は0に等しい、と著者は言う。その理由は、ブラジルに行ってみて、素人のビーチサッカーのレベルを見て、そしてブラジル代表に選ばれる選手の実力を想像すればおのずから答えは分かるから。
 そこでブラジルのプロサッカー選手の実力が想像できないとすれば、「もしかすると君は、サッカーについて考えたり語ったりするのには向いていないのかもしれない」(p.16)と続くのだが、これは説得力があると思う。
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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.15(土) 購入本
【新刊】
■ブックファースト ルミネ新宿1店 にて

・樽見 博『古本通』(2006.4,平凡社新書)
オンライン書店ビーケーワン:古本通

「古本の面白さを知っていますか? マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策、古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード、果ては蔵書処分の方法まで、古本とつきあう法が満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

・近藤 篤『サッカーという名の神様』(2006.3,日本放送出版協会・生活人新書)
オンライン書店ビーケーワン:サッカーという名の神様

「サッカーは世界中で愛されているスポーツだが、その事情は国によってそれぞれ。競技者の数、サポーターの熱狂度、風土や貧富の差など、その強さを決める法則はあるのだろうか。サッカーなしでは生きていけない人に捧げる一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)

 気になっていた本を2冊買ってくる。『古本通』については、下の記事もご覧ください。

060415-01 気になる一冊:樽見博『古本通』
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/3224350.html

■ヴィレッジヴァンガード 新宿ルミネ にて
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ

 ヨハン・クライフへのインタビューをまとめたもの。偶然見つけて購入。
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●気になる本
 具体的には、六本木ヒルズ、神楽坂のツインスター、秋葉原のメイドカフェ、汐留シオサイト、などに行った様子のようです。
 むー、泉氏の本には興味のある俺なのだが、ちょっと買うのを躊躇してしまうのはなぜなのだろう。

★泉 麻人 / 松苗 あけみ『オヤジの穴』(2006.3,ロッキング・オン)
オンライン書店ビーケーワン:オヤジの穴

「コラムニスト・泉麻人とマンガ家・松苗あけみの中年コンビが、若者で賑わう話題のスポットに6年間体当たり取材を敢行。話題になっていたあの場所、あの人たちは、今どうなったのか!? 季刊誌『SIGHT』連載の単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月17日(月)
カタログや会社案内が本として出版できる企業としてのブランド力

 最近、下の二冊の本を見かけました。

・鵜久森 徹『無印良品のふしぎ』(2006.3,ピエ・ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:無印良品のふしぎ

「シンプルにモノの本質を追求する「無印良品」。普段何気なく見逃してしまう気になる商品の、使用目的、ネーミングの由来、サイズ表記の理由など、お気楽な質問とその答えをビジュアルとともに紹介。」(オンライン書店bk1の紹介文)

・ソニーミュージックオフィシャル編集チーム:編著『100%ソニーミュージック』(2006.3,ナナ・コーポレート・コミュニケーション)
オンライン書店ビーケーワン:100%ソニーミュージック

「ソニーミュージックグループを代表する6レーベルのアーティスト担当者6人に約半年間、密着取材を敢行。その多岐に渡る仕事内容を紹介する、音楽業界を目指す人のための本。これを読んでレコード会社に就職しよう! 」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちょっと立ち読みして思ったのは、「これってカタログや会社案内を有料で販売しているような感じだよなあ」ということ。誤解しないでいただきたいのは、これは悪い意味ではないです。

 つまり、カタログや会社案内のような内容の本が販売されても、欲しい人が確実にいるということ。それが無印良品やソニーミュージックのブランド力だろうということ。これって凄いことだと思う。
 もちろん、経営者による自伝や、経営ノウハウをつづったビジネス書は多いし、企業のブランドを研究した本もある。でも、個人的にはあまり魅力を感じないんだよねえ。
 その中でこの二冊は、気になりますね。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・近藤 篤『サッカーという名の神様』(2006.3,日本放送出版協会・生活人新書)
オンライン書店ビーケーワン:サッカーという名の神様


 1997年11月16日。場所はジャマイカの首都キングストンのナショナル・スタジアム。1998年のワールドカップフランス大会の北中米カリブ海地区第2ラウンド最終戦。ジャマイカがメキシコと引き分け、ワールドカップ初出場を決めた試合。
 その試合前の様子を、著者はこんな風に表現している。

「ジャマイカ人たちはそれぞれが勝手に叫び、勝手に騒いでいた。思うに、この地域の人々は誰かに指図されてまとまるというのがあまり好きではないのかもしれない。リーダー気取りの誰かがハンドマイク片手に『おい、お前ら、気合いだよ、俺たちが勝たせるんだよ、聞いてんのか!』なんてことを言い始めたら、みんなからボコボコにされて三分以内に担架で運ばれるはめになるのかもしれない」(pp.81-82)

 その半年ちょっと後、どう考えてもこの国に負けるはずのない(贔屓目はあるにしても)極東の島国の代表チームが、フランスのリヨンで1-2で敗れたのは、この自由さが本番で向こうの強みになったからなのかねえ。
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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
★★高柳 ヤヨイ『パッケージデザイン、オールアバウト。』(2006.3,毎日コミュニケーションズ)
オンライン書店ビーケーワン:パッケージデザイン、オールアバウト。

「あのパッケージはなぜ売れるのか? チョコレート菓子・薬・洗剤・お茶・アルコール飲料など、店頭で目にするパッケージに秘められた、何気なく手に取らせるしかけを解説。プロの目線から紐解くパッケージデザインの指南書」(オンライン書店bk1の紹介文)
 商品のパッケージの、箱や袋の構造から解説しているようです。いわゆる印刷されたデザインだけじゃなくて。
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2006年4月18日(火)
HARCOが朗読する梶井基次郎の「檸檬」。iTunesで買えます。

 ミュージシャンのHARCOさんによる梶井基次郎の「檸檬」の朗読を、iTunes Music Storeで購入することができます。価格は500円。

 俺は「檸檬」は読んだことがあるので、買おうかどうしようかは考え中ですが、HARCOさんの朗読というのはちょっと惹かれる。

・梶井 基次郎『檸檬・冬の日 他九篇』(1985.6,岩波文庫)
オンライン書店ビーケーワン:檸檬・冬の日


・梶井 基次郎著『檸檬』(1985,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:檸檬

「」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに4/26発売予定のHARCOさんのCDは、買います。HARCOさんが手がけたCMソングを集めたCD。

・HARCO『Portable Tunes-HARCO CM WORKS』
1 「世界でいちばん頑張ってる君に」 スズキ アルトCMソング 2005年
2 「Welcome to my home」NTTコミュニケーションズ "OCN" CMソング 2004年
3 カゴメ野菜スープ CMソング オリジナルversion 2002年
4 「LOVE ANZ PEACE」永昌源 杏露酒CMソング 2005年
5 CHINTAI CMソング オリジナルversion_1 2006年
6 「私のマウススプレー」サンスター オーラメントマウススプレーCMソング 2003年
7 ユニ・チャーム ペットケア「愛犬元気11歳以上用」 CMソング オリジナルversion 2005年
8 「スイッピ*ラグ」JR東日本View+SuicaカードCMソング 2003年
9 「息をしろ」JR東日本エキナカCFソング 2005年
10 ANA'S G・E・T CMソング オリジナルversion 2001年
11 「野ばら -ピラミッド型Remix-」LiptonイエローラベルCMソング 2004年
12 グリコPOsCAM CMソング オリジナルversion 2005年
13 CHINTAI CMソング オリジナルversion_2 2006年
14 自動車工業会サウンドロゴ(四輪) 2004年
15 自動車工業会サウンドロゴ(二輪) 2005年
16 「ソングバード -新宿上空Remix- 」 チョコラBBローヤルCMソング 2005年
17 スズキ アルトCMソング オリジナルversion 2005年
18 「LOVE ANZ PEACE」永昌源 杏露酒CMソング(without vocal) 2005年

(曲情報は公式サイトhttp://www.harcolate.com/より引用)
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・樽見 博『古本通』(2006.4,平凡社新書)
オンライン書店ビーケーワン:古本通

「古本の面白さを知っていますか? マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策、古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード、果ては蔵書処分の方法まで、古本とつきあう法が満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

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●読み終えた本
・近藤 篤『サッカーという名の神様』(2006.3,日本放送出版協会・生活人新書)
オンライン書店ビーケーワン:サッカーという名の神様


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●買った本

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●気になる本
★★★初見 健一『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜生活雑貨編〜』(2006年,大空ポケット文庫)
 「まだある。」シリーズの最新刊が出ました。このシリーズは、1960年代から70年代を中心に発売された商品の中で、今でも買える(まだある)ものを写真と文章で紹介した本。
 これまでに2冊発売されていて、いずれも買いました。今回の本も、買ってきます。

オンライン書店ビーケーワン:まだある。・初見健一『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜食品編〜 』(2005.7.1,大空ポケット文庫)

オンライン書店ビーケーワン:まだある。・初見健一『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜文具・学校編〜 』(2005.12.10,大空ポケット文庫)

(公式サイト)
大空文庫>まだあるなび http://www.ozorabunko.jp/arunavi/
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2006年4月19日(水)
なつかしゲームをテレビにつないで遊ぶ「Let's!TVプレイCLASSIC」

 バンダイから、「Let's!TVプレイCLASSIC」というゲームが発売されています。
 これは、ゲーム本体とコントローラーが一体になっていて、ケーブルでテレビにつなぐとそのままテレビゲームが遊べる、というもの。現時点で四種類発売されています(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。

Let's!TVプレイCLASSIC ナムコノスタルジア1
Let's!TVプレイCLASSIC ナムコノスタルジア1
『ゼビウス』・『マッピー』と、それぞれのアレンジバージョンを収録。

Let's!TVプレイCLASSIC ナムコノスタルジア2
Let's!TVプレイCLASSIC ナムコノスタルジア2
『ドラゴンバスター』・『ギャプラス』と、それぞれのアレンジバージョンを収録。

Let's!TVプレイCLASSIC タイトーノスタルジア1
Let's!TVプレイCLASSIC タイトーノスタルジア1
『影の伝説』・『黄金の城』と、それぞれのアレンジバージョンを収録。

Let's!TVプレイCLASSIC タイトーノスタルジア2
Let's!TVプレイCLASSIC タイトーノスタルジア2
『奇々怪界』・『スラップファイト』と、それぞれのアレンジバージョンを収録。

 なお、下の「専用AVケーブル&アダプターセット」を一緒に買わないと、本体だけでは遊べないので注意が必要です。「専用AVケーブル&アダプターセット」は、ひとつ買えばすべてのゲームに共通で使用できるようになっています。

Let's!TVプレイCLASSIC専用AVケーブル&アダプターセット
Let's!TVプレイCLASSIC専用AVケーブル&アダプターセット

 実は我が家にはファミコンの本体があるので、これを買うのと中古のファミコンソフトを探してくるのとどっちがいいかな、という感じなのですが、ただアレンジバージョンはこのゲームでしか遊べないし、オリジナルゲームもアーケード版をそのまま移植しているようなので、気になるところ。

(参考)
・Let's! TVプレイCLASSIC
http://www.tamashii.jp/lyvp/top.html

・MYCOM PC WEB 記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2006/03/30/010.html
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・樽見 博『古本通』(2006.4,平凡社新書)
オンライン書店ビーケーワン:古本通

 「第三章 古本探しのツ−ル」(pp.55-90)で紹介されている、総合目録のサイトが役に立ちそうなので、実際にサイトを検索してみました。いくつか掲載しておきます。

神奈川近代文学館 http://www.kanabun.or.jp/
日本近代文学館 http://www.bungakukan.or.jp/
国文学研究資料館 http://www.nijl.ac.jp/
東京大学附属図書館 http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/
東京都現代美術館 http://www.mot-art-museum.jp/
東京芸術大学附属図書館 http://www.lib.geidai.ac.jp/

 後日自分のサイトのリンク集に追加しよう。
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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.18(火)購入本
【古本】
・桜 玉吉『のんきな父さん』(2002.6,エンターブレイン)
オンライン書店ビーケーワン:のんきな父さん

 桜玉吉さんの漫画は、何度か復刊されていて、俺もどれを持っているか分からなくなってしまっているのですが、この『のんきな父さん』(改訂版)は持っていなかったと思うので、購入。
 ナンセンスで意地の悪い感じ(ほめ言葉です)の四コママンガで、後の『防衛漫玉日記』・『幽玄漫玉日記』・『御緩漫玉日記』と続いていく路線の元になる作品のひとつだと思う。俺は『しあわせのかたち』ももちろん好きだけれど、こっちの路線も好き。

(参考)・桜 玉吉『御緩漫玉日記(Beam comix) 既刊2巻』(エンターブレイン)
オンライン書店ビーケーワン:御緩漫玉日記(Beam comix)

 これが現在の最新作。玉吉さんの日々と、過去の出来事(フィクションも混ざっていると思うが)が交互に登場する(2巻は日記パートのみ。玉吉さんの入院があって、その話が中心だったからだと思う)。

・桜玉吉『幽玄漫玉日記(Beam comix) 全6巻』(エンターブレイン)
オンライン書店ビーケーワン:幽玄漫玉日記(Beam comix) 全6巻



name=bk1link>・桜玉吉『しあわせのかたち(Beam comix) 全5巻』(エンターブレイン)
オンライン書店ビーケーワン:しあわせのかたち(Beam comix) 全5巻

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●気になる本
・恩田 陸『黒と茶の幻想 上』(2006.4,講談社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:黒と茶の幻想 上


・恩田 陸『黒と茶の幻想 下』(2006.4,講談社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:黒と茶の幻想 下

「学生時代の同級生だった利枝子、彰彦、蒔生、節子。卒業から十数年を経て、4人はY島へと旅をする。太古の森林の中で、心中に去来するのは閉ざされた「過去」の闇。旅の終わりまでに謎の織りなす綾は解けるのか…?」(オンライン書店bk1、単行本時の紹介文)

 ああ、『黒と茶の幻想』って、読み逃していましたわ。文庫化されたんですね。これを期に読もうかなあ。
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2006年4月20日(木)
今日は映画と展覧会を見る

 今日は休みだったのですが、久々に休みの日に外出しました。映画と展覧会を見てきました。

・映画『Touch the Sound』@渋谷ユーロスペース
 パーカッショニスト、エヴリン・グレニー(Evelyn Glennie)のドキュメンタリー。俺は彼女のことは知らなかったのだが、とにかくかっこいい。
 実は彼女は8歳の頃から聴覚障害を患っているのだが、そんなことは見ていて全然感じさせず、また彼女も音楽家として聴覚の障害をハンディキャップとは感じていない。
 印象的だったのは、「聴覚に障害があってどうやって音を聞くのか」と質問されたときに、逆に「あなたはどうやって聞くの?」と尋ねると、まず答えられない、なぜ自分たちだけが聞かれるのだろうかという話。ただ音を感じる、そこには違いはないのだろう。

 ただ、映画全体は障害者として云々ではなく、音楽家としてのエヴリン・グレニーの魅力を伝える内容。エヴリンが、ギタリスト・作曲家のフレッド・フリス(Fred Frith)と共に、ドイツのケルンの廃墟となった工場で即興演奏を行い、CDを製作する。と同時に、彼女が世界のいくつかの都市を旅し、演奏する様子も紹介される。
 印象に残るのは、やはり音。エヴリンが工場で大きな銅鑼を叩くファーストシーンから、音に引き込まれる。映画の中では、その画面に映る風景から聞こえる音がはっきりと流れる。街中では喧騒が聞こえ、機械の音や人々の話す声なども、普通なら音量が絞られるところを、大きな音で流される。その中でエヴリンが演奏する音を聴くと、色々な音が溶け合うようで、すべての音は音楽なんだと思う。

 実際、彼女は楽器だけでなく色々なもので演奏する。日本のライブハウスでは、マリンバの演奏の前に、コップ・茶碗・空き缶・皿などを箸で叩く。多くの人が子どもの頃にやって怒られたあれです。しかしそれが、ちゃんとしたリズムとアレンジで、ノレる演奏になるのです。他にも、ニューヨークの路上で、タップダンサーとセッションしたり、同じくニューヨークの空港で、スネアドラムひとつで即興演奏をしたり、とにかくパーカッションって場所を選ばないし、どんな音とでもセッションできるんだなあと思った。

 また、日本では渋谷などの音の洪水(店の呼び込みとか)に身をおく一方で、京都の竜安寺の石庭を見たり、鬼太鼓座(ONDEKOZA)とのセッションを行ったり、エヴリンの日本での様子を見て、改めて日本で聞こえる音についても考えさせられた。

 実は一年位前からパーカッションには興味があるのですが、更に興味が出てきました。

(参考)
・『Touch the Sound』(日本語公式サイト)
http://www.touchthesound.jp/
・渋谷ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/

(CD)
・エヴリン・グレニー『パッション!〜エヴリン・グレニー・セレクション』
パッション!〜エヴェリン・グレニー・セレクション(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・Evelyn Glennie『Rhythm Song』
Evelyn Glennie: Rhythm Song(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 展覧会の話はまた明日。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・樽見 博『古本通』(2006.4,平凡社新書)
オンライン書店ビーケーワン:古本通

 「第四章 古本探索の楽しさ」(pp.91-123)の最後に、「本に書かれていることを知ることも喜びだが、自ら様々な資料を通して謎を解いていく楽しさはそれ以上である。古本の楽しさは集めるばかりでなく、調べる楽しさであると私は思う」(p.123)とある。

 俺は著者を初めとする古書好きの方々とは比べようもないほど、本の知識も本を買い、読む経験もないのだが、それでも、古本を通じてそれまで断片的だった物事や人物がつながることって、あるよなあ。
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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.19(水)購入本
【新刊】
■オンライン書店bk1にて

・初見健一『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜生活雑貨編〜』(2006年,大空ポケット文庫)
 「まだある。」シリーズの最新刊(第三弾)が出ました。このシリーズは、1960年代から70年代を中心に発売された商品の中で、今でも買える(まだある)ものを写真と文章で紹介した本。
 これまでに2冊発売されていて、いずれも買いました。今回は「生活雑貨品」。これもやはり購入。ちなみに、第四弾は「駄菓子編」で、8月刊行予定とのことです。

・初見健一『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜食品編〜 』(2005.7.1,大空ポケット文庫)

・初見健一『まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜文具・学校編〜 』(2005.12.10,大空ポケット文庫)

(公式サイト)大空文庫>まだあるなび
http://www.ozorabunko.jp/arunavi/

 取り扱い店舗は、上の公式サイトに掲載されていますので、ご確認ください。近くの書店にない場合は、ネット書店や公式サイトからの通販を利用するのもひとつの方法化と思います。


 ・北尾トロ・高野麻結子:編著『新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ』(2006.4,ポット出版)
オンライン書店ビーケーワン:新世紀書店

「2004年秋、パルコ渋谷店地下に2週間だけオープンした「新世紀書店」のドキュメントと、古本の町として世界的に有名なウェールズのヘイ・オン・ワイ&ベルギー王国のルデュを訪れた旅の記録」(オンライン書店bk1の紹介文)

 2004年のプロジェクト「新世紀書店」の紹介と、そのプレイベントである下記の方と北尾氏のトーク、そしてヨーロッパの古本の町の訪問記からなる本。
・石橋毅史(『新文化』編集長)
・鎌垣英人(大阪屋・EC事業部)
・森一暁(太田出版・営業部)
・横里隆(『ダ・ヴィンチ』編集長)
・平林享子(「クローバー・ブックス」主宰)

(参考)新世紀書店(過去ログ)
http://www.super-jp.com/shinseiki/

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●気になる本
 この間書店でちょっと立ち読みしまして、「ひょっとしたらこれは面白いかもしれない」と思った。でも、買っていないのだが。

★安住 紳一郎『局アナ安住紳一郎』(2006.4,小学館)
オンライン書店ビーケーワン:局アナ安住紳一郎

「さまざまな問題に日々翻弄される局アナの本音とは? 毒舌の裏にある気弱で繊細な一面を素直に綴った、TBS局アナ・安住紳一郎のエッセイ集。『テレパルエフ』2002年11月〜05年6月号まで連載したものをまとめる」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月21日(金)
買ったものー、買ったものー(その1)

2006.04.20(木) 購入もん
■渋谷 PARCO Part1 DELFONICS にて
・ビュロー クリップケース (Buro Clip Case)
http://www.delfonics.com/products/pop/18.html

 これは、ペーパークリップを入れるケースです。ケースについている車輪(と言えばいいかなんと言えばいいか)に磁石がついていて、ここをくるくる回すとクリップが出てきます。

 デザインの割に値段が安くて、よさそうだったので購入。

・DELFONICS http://www.delfonics.com/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ

 ワールドカップが近いので、サッカーの本が読みたくなる。

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●読み終えた本
・樽見 博『古本通』(2006.4,平凡社新書)
オンライン書店ビーケーワン:古本通


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●買った本

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●気になる本
 『新落語的学問のすすめ』の文庫化とのことです。
 意外かもしれないが、俺はわりと文珍師匠の講義録には興味があります。『落語的学問のすすめ』も、新潮文庫版を二冊とも読んだくらいで。

★桂文珍『落語的笑いのすすめ』(2006.3,新潮文庫)
オンライン書店ビーケーワン:落語的笑いのすすめ


・桂 文珍『新落語的学問のすすめ』(2000.3,潮出版社)
オンライン書店ビーケーワン:新落語的学問のすすめ

「笑いの効用とは、「発想による笑い」の大事さとは、日本人の笑いの源流は、コンピュータと笑いの関係について…、桂文珍が半年間、慶応義塾大学の教壇で「笑い」をテーマに語った全9講をまとめる」(オンライン書店bk1の紹介文)

・桂 文珍『落語的学問のすすめ』(1993.1,新潮文庫)

・桂 文珍『落語的学問のすすめ Part 2』(1993.9,新潮文庫)
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2006年4月22日(土)
第3回池袋西口公園古本まつり開催中(25日まで)

 「池袋西口公園古本まつり」、開催中です。

「第3回池袋西口公園古本まつり」
・4月19日(水)〜25日(火) 10:00〜19:00(最終日は〜17:00)・雨天中止
・池袋西口公園(東京芸術劇場前)

 行きたい気持ちはあるのだが、時間をどうやって作るかが目下の悩み。

 ちなみに去年の4月に開催された時に訪ねた模様のレポートは下記でどうぞ。

2005.4.23(土) 春の休日、やっぱり古本買いに行く−池袋・神保町編−(2005.07.03掲載)
http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/booksalon/
huruhon/0504ikebukuro_jinbocho.html

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ

 俺、クライフの現役時代の映像って、きちんと見た記憶がないんだよなあ。もちろん、色々なサッカー番組では見ているのだけれど。なんというか、「トータルフットボール」の頃のオランダの試合って、全部をちゃんと見て改めてその魅力が感じられるような気がするんだよなあ。ゴールひとつ、フリーキックひとつだけでなく、ゲームの流れそのものも見たい。
 この本を読んでいると、そういう気持ちになってくる。

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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
★「うちのテレビにゃ色がない!」製作委員会:編『青春 丸ごと60年代タイムスリップBOOK 』(2006.4,ゴマブックス)
オンライン書店ビーケーワン:青春

「カラーテレビが普及し始めたあの頃、「刑事コジャック」森山周一郎は,熱気あふれる撮影現場を全身で体感し、「ザ・スパイダーズ」ムッシュかまやつは、グループサウンズ熱狂の渦中にいた−。1960年代のすべてがわかる」(オンライン書店bk1の紹介文)

 もともと「うちのテレビにゃ色がない!」という舞台が2006年1月30日〜2月2日に新宿スペース107で上演されたらしい。この舞台に関連する内容(出演者インタビューなど)とともに、1960年代を振り返る本、ということらしい。
 ちなみに「うちのテレビにゃ色がない」は、三木鶏郎作詞作曲、エノケン(榎本健一)が歌ったサンヨーカラーテレビのCMソングのタイトルですね。
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2006年4月23日(日)
江戸川へ散歩へ

 今日は休みでしたが、7時には起きて、江戸川の土手まで歩いてきました。河川敷では、草野球とか、少年サッカー、中学校の部活らしきグループも色々とスポーツをしていました。

 俺はこれまでは歩くだけでしたが、今日は河川敷と、河川敷から土手までの坂道をちょっと走ってみました。
 そうしたら、走れなくてショックだったねえ。もともと運動もしていないし、体力もない俺もショックなので、「昔は運動していたけれど最近はあまり」という人も、試しに走ってみられるといいかもしれませんよ。

 しかし、足よりも呼吸機能よりも先に、腰にきましたよ。50mダッシュをしてみたら、腰が痛くなったのはショックだった。


「まだまだ修行が足りんのう」

「お、お師匠さん!」


 なんだこのやりとり!


「あと、お前は体にいいものを食え、ワシはうまいもの(シャケ)を食う」

「そ、それはサッカーの久保竜彦選手が奥さんに言ったと言う言葉では」


 だからなんなんだこのやりとり! ちなみに「奥さん」というのは奥大介選手ではなく、奥様です。

 話は戻りますが、砂利やアスファルトでなくて芝の上を走ると、多少腰への負担が違うのも興味深かったですね。
 これからも休みの日の朝は運動しようと思います。仕事の日も、階段を使うとか、電車では座らないとか(眠くてしょうがないとき除く)、ちょっと運動します。

 ちなみに今日のBGMは下の2枚でした。

・真心ブラザーズ『けじめの位置〜栄光の軌跡II〜』
 真心ブラザーズの初期のベスト盤ですね。これは河川敷を歩いている間に聴きました。そして、走ってからはこちら。

・李博士『李博士のポンチャック大百科』
 李博士(イ・パクサ)は、韓国のポンチャックの歌い手です。このCDは、彼が当時(1996年)日本の歌謡曲(J-POP)をメドレー形式で歌うCD。
 ポンチャックって、キーボードのリズムにあわせてメロディーを演奏し、それにあわせて色々な歌を歌うというもの。もともとは、韓国の民謡などをアレンジして歌ったもののようです。
 李博士のポンチャック、チープといえばチープなのだが、なんだかクセになるんだよなあ。俺にとってK-POPとか韓流スターといえば李博士です。

 で、明日も休みなので、また走ってこようと思います。とあらかじめ宣言して、自分にプレッシャーをかけます。

 明日は下のような音楽をBGMにしようかなあ。



ドラム・マジョレット


ドラム・マジョレット
posted with amazlet on 06.04.23

インストゥルメンタル 盛山浩一 杉森舞
アップフロントワークス(ゼティマ) (2002/01/30)
売り上げランキング: 64,029



 これ、『ダイヤモンドサッカー』のテーマソングです。って分かるかな。分かる人だけ「おお!」と思ってください。


フジテレビ・サッカー・レジェンド



オムニバス TONY D. ENGLAND SUPPORTERS BAND FAT LES
ポニーキャニオン (2001/09/19)
売り上げランキング: 4,141



 こちらは、フジテレビのサッカー番組で使われた音楽を集めたCD。
 サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝も、ワールドカップの開幕も近いので、サッカー関連の曲を聴きながら走ってみたいんです。

 ちなみにこのシリーズは他にも出ているのだが(下のとおり)、俺は上のパート1しか持っていないのです。


フジテレビ・サッカー・レジェンド II



オムニバス CX SOCCER MADNESS GOTA&THE STRIKERS DULFER バクチャーズ
ポニーキャニオン (2002/12/18)
売り上げランキング: 30,891






フジテレビ・サッカー・レジェンド2003



オムニバス DOZE ALL STARS Kazuko Oguma feat.J “caipirinha”K Tony D.
ポニーキャニオン (2003/07/16)
売り上げランキング: 30,994




フジテレビ・サッカー・レジェンド2006



テレビ主題歌
ポニーキャニオン (2006/05/17)



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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
★銀色夏生・HARCO『メール交換(角川文庫 GINIRO NATSUO COLLABO SERIES)』(2006.4,角川文庫)
オンライン書店ビーケーワン:メール交換

 詩人銀色夏生とミュージシャンHARCOのメールでの文通をまとめた本。
 気になるのだが、俺にはなぜか銀色夏生さんにいいイメージがない。理由も分からないが。そもそも銀色夏生さんの本を読んだことがない。
 多分、誰か別の人の書いた文章で、いいように書かれていなかったことが理由だと思う。あと、江國香織さんとイメージがごっちゃになっている可能性もある。

 とりあえず本は立ち読みしてみて、買うかどうか決めます。
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2006年4月24日(月)
'60s STYLE STREET青春の街角(4/27-5/9、渋谷東急本店)

 お、これはちょっと惹かれるかも。

「'60s STYLE STREET青春の街角」
http://www.60s-tokyo.com/street/street.html
●4月27日(木)〜5月9日(火)
●渋谷・東急本店 7階特設会場 入場無料


 1960年代にまつわる古本の販売や、'60年代の映画(スティーブ・マックイーン、オードリー・ヘプバーンのゆかりの品)・音楽(ギターやレコード)・ライフスタイル(「VANコレクション」など)の展示があるそうです。

 渋谷の東急本店・東横店を中心に行われる「'60s 東京グラフィティ」(4/27-5/10)という催しの一環のようです。東急本店屋上での映画上映もあるようです。

「'60s 東京グラフィティ」
http://www.60s-tokyo.com/

「屋上映画館スターライト」
http://www.60s-tokyo.com/starlight/starlight.html

●渋谷・東急本店 屋上 入場無料 (雨天荒天中止)
上映時間:毎晩19:00〜21:00予定
【上映作品予定】
4月27日(木) スティーブ・マックイーン主演「ブリット」
4月28日(金) オードリー・ヘプバーン主演「暗くなるまで待って」
4月29日(土) ウォーレン・ビーティ主演「俺たちに明日はない」
4月30日(日) 植木等主演「ニッポン無責任時代」
5月1日(月) ジェームズ・ディーン主演「エデンの東」
5月2日(火) マリリン・モンロー主演「お熱いのがお好き」

 ゴールデンウィーク向けの催しでしょうから、人出は多いかもしれませんが、興味のある方はどうぞ。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.23(日)購入本
【新刊】Amazon.co.jpより
 結局、「プラモ狂四郎」シリーズはAmazon.co.jpで一気買いしてしまいました。ちょうどギフト券をもらったというタイミングもあって。
 ちょっとずつだけど、読んでいこう。楽しみ。

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 1』
プラモ狂四郎 1 (1)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 2』
プラモ狂四郎 2 (2)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 3』
プラモ狂四郎 3 (3)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 4』
プラモ狂四郎 4 (4)

・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 5』


・やまと虹一・クラフト団『プラモ狂四郎 6』
プラモ狂四郎 6 (6)

・やまと虹一・クラフト団『新プラモ狂四郎』
新プラモ狂四郎
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●気になる本
 紹介文を読む限りでは、漫画家の写真を撮影し、インタビューを行った本なのでしょう。ちょっと気になる。

★中野渡淳一『漫画家誕生 170人の漫画道』(2006.3,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:漫画家誕生

「北から南まで、カメラ片手に顔写真を撮りながら、訊いて歩いた漫画家170人。前代未聞、永久保存版の漫画家名鑑」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちなみに下の本は、マンガ家自身による自伝的短編を集めたアンソロジー。この本も面白いですよ。

・中野 晴行:編『マンガ家誕生。』(2004.4,ちくま文庫)
オンライン書店ビーケーワン:マンガ家誕生。

「」(オンライン書店bk1の紹介文)
第I部:手塚治虫「紙の砦」・ちばてつや「屋根うらの絵本かき」・さいとう・たかを「俺は芸術家」
第II部:赤塚不二夫「トキワ荘物語」・水野英子「トキワ荘物語」・石ノ森章太郎「風のように…」
第III部:水木しげる「貸本末期の紳士たち」・永島慎二「ぼくの手塚治虫先生」・つげ義春「下宿の頃」・長井勝一「『ガロ』編集長(抄)」
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2006年4月25日(火)
携帯できる小型のペンを買う

2006.04.20(木)購入もん
■東急ハンズ 渋谷店にて

 小型のペンを二種類購入。



●ペンポッド(penpod)
http://www.zebra.co.jp/pro/penpod.html
 リング付の小型のボールペン。キーホルダーや携帯電話のストラップにつけることも可能です。
 俺は仕事で使う名札ホルダーにつけています。ボールペンをスーツやワイシャツの胸ポケットに差していても、ついついどこかに置き忘れてしまうので。
 かといってストラップ付のペンも、スーツやワイシャツにはちょっと合わないからねえ。カジュアルな服装なら問題ないけれどね。
 ということで探していたペンを購入。これは便利。

●ぺんてるミニ油性ボールペンストラップ
 ぺんてるの60周年を記念した限定発売の商品とのこと。これもやはり、小型のペンです。
 こっちは普段持ち歩いているメモ帳につけています。これまではメモ帳とボールペンを輪ゴムで留めていたので、ストラップタイプの方が持ち運びしやすい。書きやすさは普通のサイズのボールペンの方が上かもしれないけれど、でもちょこっとメモを取る時はこのサイズの方がじゃまにならないかもしれない。
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※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.24(月)購入本
【新刊】
・雑誌『Number PLUS June 2006 World Cup Breath of New Era』(文藝春秋)
 サッカーのドイツワールドカップの特集号。

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●気になる本
 川上弘美さんの新しい小説が出たようです。

★★川上 弘美『夜の公園』(2006.4,中央公論新社)
オンライン書店ビーケーワン:夜の公園

「わたしいま、しあわせなのかな−寄りそって生きたい、そう願うときこそ浮かび上がる孤独を見つめる、渇きと熱を秘めた恋愛小説の傑作」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月26日(水)
YMOのラテンカバーアルバム発売。しかもメンバーも一部参加ですって。

 YMOをラテン風にアレンジしたカバーアルバムが4月26日発売。
 セニョール・ココナッツ(Senor Coconut)の『プレイズ・ワイエムオー』がそれです。しかもYMOのメンバー3人(細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏)も、一部の曲に参加されているようです。

・bounce.com>CD紹介記事
http://www.bounce.com/news/daily.php/7379

セニョール・ココナッツ『プレイズ・ワイエムオー』
プレイズ・ワイエムオー(初回限定生産)(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 曲目が、現時点ではAmazon.co.jpとタワーレコードのサイトで異なるので、両方載せておきます。多分、Amazon.co.jpが輸入版、タワレコが日本版の曲目ということではなかろうかと思います。
 「シムーン」とか「ファイアー・クラッカー」などのラテンアレンジは、なんとなく想像できる(想像どおりか分からないけれど)が、「ジャム」とか「リンボ」なんて、どんな感じになるんだろう。

1.simoon / 2.東風(tong poo) / 3.limbo / 4.firecracker / 5.rydeen / 6.the madmen / 7.ongaku / 8.music plan / 9.pure jam / 10.behind the mask (Amazon.co.jpより)

1.マイ・ネーム・イズ・ココ(イントロ) / 2.東風(イエロー・マジック)feat.坂本龍一&ジョルジュ・ゴンザレス / 3.ココ・アゴーゴー(インタールード)feat.アクフェン&ジョルジュ・ゴンザレス / 4.リンボfeat.高橋幸宏 / 5.ホワット・イズ・ココナッツ?(インタールード) / 6.ビハインド・ザ・マスク / 7.エル・ココ・ララード(インタールード) / 8.ジャム / 9.マンボ・ヌメリークfeat.テイ・トウワ&マリナ(ヌーヴェル・ヴァーグ) / 10.シームンfeat.マウス・オン・マーズ / 11.エル・ココ・ロコ(インタールド)feat.バーント・フリードマン / 12.マッドメンfeat.細野晴臣 / 13.ホワット・イズ・ココナッツ?(インタールード)feat.コンスタンツァ・マルティネス / 14.音楽の計画 / 15.ブレーキング・ミュージック(インタールード)feat.ダンディー・ジャック&シュナイターTM / 16.ライディーン / 17.エル・ココ・ロト(インタールード)feat.バーント・フリードマン / 18.音楽 / 19.ホワット・イズ・ココナッツ(インタールド)feat.テイ・トウワ / 20.ファイアー・クラッカーfeat.リサ・カーボン / 21.ビハインド・ザ・マスク(Inst.ヴァージョン)(ボーナス・トラック) / 22.リンボ(Inst.ヴァージョン)(ボーナス・トラック) / 23.マッドメン(Inst.ヴァージョン)(ボーナス・トラック) / 24.音楽(Inst.ヴァージョン)(ボーナス・トラック) / 25.シムーン(Inst.ヴァージョン)(ボーナス・トラック) (タワーレコードのCD紹介ページより)

 なお、このセニョール・ココナッツというのは、アトム・ハートというドイツ人音楽家の変名ユニットのようです。アトム・ハートは本名ウーア・シュミット。現在はチリ在住らしい。

(関連記事)・bounce.com
http://www.bounce.com/article/article.php/771/ALL/

 過去には、クラフトワークをラテンカバーしたCDも出しています。気になるのだが、品切れらしく、中古でもプレミア価格がついている模様。

Senor Coconut『El Baile Aleman』
El Baile Aleman(Amazon.co.jpの紹介ページ)
1.Introduccion / 2.Showroom Dummies / 3.Trans Europe Express / 4.The Robots / 5.Neon Lights / 6.Auotbahn / 7.Homecomputer / 8.Tour De France / 9.The Man Machine / 10.Music Non Stop
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※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.26(水)購入本
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』
 おもな特集は下記のとおり。
■イッツ・ア・スモール・ワールド! 〜テーマパークで海外気分〜
■ここがヘンだよ! 第一回:新ドラマ批評
■話題のNHKコント番組がレギュラー化! 謎のホームページ サラリーマンNEO
・『謎のホームページ サラリーマンNEO DVD-BOX』
謎のホームページ サラリーマンNEO DVD-BOX

・DVD『謎のホームページ サラリーマンNEO 2004 赤盤』
謎のホームページ サラリーマンNEO 2004 赤盤

・DVD『謎のホームページ サラリーマンNEO 2005 青盤』
謎のホームページ サラリーマンNEO 2005 青盤

■オハナのヨカン:ohana(オオヤユウスケ、原田郁子、永積タカシ)インタビュー
・ohana『オハナ百景』
ohana/オハナ百景

・ohana『予感』
予感

 その他気になった記事は、PSP版のゲーム『街〜運命の交差点〜特別篇』が発売されていること。実写写真+テキストという、ゲームで読む小説。元は1998年にセガサターンで発売されたゲーム。
 これは名作です。ダンカン・竜雷太・北陽の伊藤さおりらが役者として出演。窪塚洋介もちょっとだけ出ています。カットされずに出演しているのだろうか。そんなことが気になる。

・PSP用ゲーム『街〜運命の交差点〜特別篇』
街 ~運命の交差点~ 特別篇

 ちなみに、このゲームはプレイステーション用でも出ています。

・プレイステーション用ゲームPS one Books 街〜運命の交差点〜 サウンドノベル・エボリューション3』
PS one Books 街〜運命の交差点〜 サウンドノベル・エボリューション3

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●気になる本
★池田 健『人はこんなことでウツになるのか』(2006.2,中公新書ラクレ)
オンライン書店ビーケーワン:人はこんなことでウツになるのか

「悩む人がとにかく多いウツは、まさに現代病。臨床経験の豊富な精神科医が、ウツのすべてを実例とともにわかりやすく解説。紙上プチ・カウンセリングも掲載した、自分自身のため、身近にいる人のための「ウツの入門書」」(オンライン書店bk1の紹介文)
 本の帯にウツになりやすい症状、大丈夫な症状が載っていた。
 俺も、意外と気分が沈みやすい性格で(最近は自分で多少コントロールできるようになったけれど)、一時期ウツや不安、自殺に関する本などを読んだものです。
 ちょっと気分が沈んでいるので、この本を読むかもしれない。
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2006年4月27日(木)
エレクトリックギュインズ インストアライブ@タワーレコード新宿店

 4月27日(木)19:00より、タワーレコード新宿店で行われた、エレクトリックギュインズのインストアライブを見てきました。
 下のアルバムを買って以来気になっていたエレクトリックギュインズ。ライブははじめて見ました。

・エレクトリックギュインズ『VICB-60012』(2006年,VICB-60012)
VICB-60012

 今回はアコースティックライブということで、前田栄達(ボーカル・ギター)、田中成道(キーボード)の両氏と、ゲストの橋本佳子(パーカッション・コーラス、From「リトルハヤタ」)の三人編成。
 曲は四曲。『VICB-60012』からは「毎日ホリデー」・「たりない言葉」の二曲が披露されました。

 俺がエレクトリックギュインズを知ったのは、レーベルのサイトで知った「たりない言葉」だったので、生で聴けたのはうれしかったなあ。
 ちなみに「たりない言葉」は、5月8日まで下の特設ページでPVを視聴できますので、興味のある方はぜひどうぞ。

 でも、四曲はちょっと物足りなかった。それから、アコースティックバージョンもよかったけれど、やっぱりフルメンバー(ギター・ベース・ドラム・キーボードの四人編成です)でのライブも聴いてみたい。
 東京のライブ、行ってみようかしら。

・BabeStar>エレクトリックギュインズ アーティストページ:
http://www.babestar.net/babestar/
-/Artist/A020111.html

・『VICB-60012』特設ページ:
http://www.babestar.net/guins/index_content.html

 新宿では色々買ったのですが、その話は後日ちょこちょことします。
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※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.27(木) 購入本
【新刊】
・雑誌『Number 652号』(文藝春秋)

 特集は、「日本代表 総力インタビュー W杯に誓う。We've got to do it!」。
 そうです! サッカー特集です。
 俺は今でも、ワールドカップの日本代表、どうなんだろうと、漠然とした不安と期待を抱いているのですが、とにかく惨敗か(一次リーグ全敗)が、健闘(ベスト8くらい)の二つにひとつだと思う。中途半端に、1勝1敗1分で一次リーグ敗退とか、そういう結果は想像できない。というか、それは一次リーグ全敗よりもすっきりしない。

■ブックファースト ルミネ新宿2店 にて
・あずまきよひこ『よつばと! 5』(2006.4,メディアワークス)
 マンガです。新刊が楽しみな数少ないマンガのひとつ。

■タワーレコード 新宿店 にて
・銀色夏生・HARCO『メール交換(角川文庫 GINIRO NATSUO COLLABO SERIES)』(2006.4,角川文庫)
オンライン書店ビーケーワン:メール交換

 詩人銀色夏生とミュージシャンHARCOのメールでの文通をまとめた本。タワーレコードでHARCOさんのCDを買ったので、一緒に購入。

■紀伊国屋書店 新宿本店 にて
・雑誌『彷書月刊 2006年5月号』(彷徨舎)

 『彷書月刊』は古本・本の情報と、古本の目録を掲載する雑誌。今回の特集は「岡崎武志古本劇場」。『彷書月刊』で連載中の下の本が単行本になったことに伴う特集なのだろうと思います。ちょっと読んでみましたが、面白そう。

・岡崎 武志『気まぐれ古書店紀行』(2006.2,工作舎)
オンライン書店ビーケーワン:気まぐれ古書店紀行

「これまで行ったことのない古書店を目指して、初めての駅を降り、初めての町を散策しようじゃないか…。著者による書き込みあり。しかし、この本は古本にあらず! 『彷徨月刊』人気連載を集大成」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●気になる本
 古本屋が舞台の小説って、気になるね。ただ、中には「えー、別に古本屋が舞台じゃなくていいじゃん」とか、「作者は古本好きじゃないでしょ」と思う小説もあるので、まずはちょっと立ち読みしてみたい。

★小路 幸也『東京バンドワゴン』(2006.4,集英社)
オンライン書店ビーケーワン:東京バンドワゴン

「下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年4月28日(金)
4月20日に買ったもの:表参道ヒルズ Idea Frames Omotesando にて

コラム用フォーム
2006.04.20(木)購入もん
■表参道ヒルズ Idea Frames Omotesando にて

 ここは、表参道ヒルズ内の文具・雑貨・家電などの販売店。ただし、入口は表参道ヒルズのメインエントランスとは別なので、興味のある方はお店のサイトでご覧ください(一番下にリンクをしておきます)。

   

●レターオープナー EGG

 これ、レターオープナーです。中に切り込みが入っていて、そこに封筒を通すと、カッターで封筒が切れるようになっています。

 「カッターでいいじゃん」、「ハサミで切ればいいじゃん」、「手でやぶけばいいじゃん」というご意見もありましょうが(手でやぶくのは個人的には抵抗があるけれど)、こういうのがデスクの上にあると気分が違うのよ。

 ちなみに、会社ではなく家で使っています。会社ではペーパーナイフです。

・メーカーの商品紹介ページ
http://idea-in.com/cgi-bin/idea/details.cgi?cat=A304&itm=FDS002-BL&pg=2

●ABITAX 0510 Tag Light

 これは、ライトです。小さいのですが、結構な明るさで、持ち運びもしやすそうなので購入。今は財布につけています。
 俺は、外出する時はペンライトをカバンに入れているのです。ほら、いきなり真っ暗なところを歩かなきゃいけなかったり、急にコンサートでみんなでペンライトを振ったりしないとも限らないからさ(そんなことめったにないか)。
 しかし、肌身離さずライトを持っているわけにもいかない(探検隊じゃないので)。でも財布なら、普通外に出た時は携帯しているので、なにかあったときに便利かと思ったのです。

・メーカの商品紹介ページ:http://www.abitax.co.jp/0510.html

●DOGクリップ

 これは、メモを挟んで立てるメモスタンドです。写真だと分かりづらいですが、犬が上を向いた形をしています。安かったので購入。わりとこういう小物、好きです。

 このお店、時々覗きたくなるなあ。

・Idea Frames Omotesando:http://www.idea-frames.com/
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※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


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●読み終えた本

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●買った本

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●気になる本
 最近、「はてな」のサービスが気になる。伝え聞く「はてな」の社内の色々な特徴も、気になります。会議を立ったままで行うとか、「あしか」という進行管理の方法とか(「あしか」については下の近藤氏のブログの記事をご参照ください)。

★★近藤 淳也『「へんな会社」のつくり方』(2006.2,翔泳社)
オンライン書店ビーケーワン:「へんな会社」のつくり方

「独特の開発方針やユーザーコミュニティ運営によって「変な会社」と称される「はてな」の取り組みとその背景を紹介する。『CNET Japan Blog』連載の「近藤淳也の新ネットコミュニティ論」を加筆・再構成」(オンライン書店bk1の紹介文)

・jkondoの日記>2005-03-31
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20050331
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2006年4月29日(土)
4月27日に買ったCD

 4月27日に買ったCDを紹介しておきます。詳しい感想はまた後日。CDのリンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです。

2006.04.27(木) 購入もん
【CD】
■タワーレコード 新宿店 にて

・HARCO『Portable Tunes-HARCO CM WORKS』
Portable Tunes-HARCO CM WORKS

セニョール・ココナッツ『プレイズ・ワイエムオー』
プレイズ・ワイエムオー(初回限定生産)
 最初の「東風」で「うひょー」っと思った。なんだか幸せになる。
 このCDについては下に書いた記事もご参照ください。

060427-03 YMOのラテンカバーアルバム発売。しかもメンバーも一部参加ですって。
http://blogs.dion.ne.jp/konohamoero/archives/3295602.html

【中古CD】
■ディスクユニオン 新宿中古センター にて

・LONG VACATION『DRIVE TO THE 21st Century』

 ケラ・みのすけ・中野テルヲによるユニットLONG VACATIONの、現時点でのラストアルバム。
 ベスト盤なのだが、初めて出すレコード会社なので過去の音源が使えない。ということで、新録・リミックス・ライブ音源になっている。
 でも、やっぱりかっこいい。
 ところでLONG VACATIONって、21世紀まで活動休止だったのだが、また活動しないのかなあ。有頂天→ケラ&ザ・シンセサイザーズとは違う雰囲気で、こっちも好きなんだけれどねえ。

・堀下さゆり『カゼノトオリミチ』
カゼノトオリミチ
 堀下さゆりさんの、BabeStarレーベルからのアルバム。昨年俺の好きな倉橋ヨエコさんのCDがBabeStarで発売されて以来、BabeStarのCDが気になる。この間買ったエレクトリックギュインズもそうだしね。
 堀下さんのこのアルバムも、いいです。

V.A.『MUTANT POP TRIANGLE』
1.DANCER OF COMPUTING(MOTOCOMPO)
2.33333.3...3..333...(Our Hour)
3.SCANFORM(instrumental)(GEODEZIK)
4.DANCER OF COMPUTING(Our Hour Heavy P-Funk MIX)(MOTOCOMPO)
5.33333.3...3..333...(GEODEZIK Basic 64 MIX)(Our Hour)
6.SCANFORM(instrumental)(MOTOCOMPO LACK’N’ROLL MIX)(GEODEZIK)

 MOTOCOMPO・Our Hour・GEODEZIKの三組の曲を一曲ずつと、それぞれのREMIXを収録。彼らのレーベルPOPLOT発足1周年として発表された。
 MOTOCOMPOは、プラスチックス(PLASTICS)っぽくて、個人的には結構好きです。

■ディスクユニオン 新宿本館 にて
・V.A.『奇跡のカタチ Vol.1 自宅録音コンピレーション』
 タイトルどおり、自宅録音(宅録)の曲を集めたコンピレーション。
 一曲目がHARCO「バッティングセンター」なので購入しました。あとは、ジョニー大蔵大臣(クレジット名は「ジョニー大蔵ex.水中、それは苦しい」)の曲なども入って全18曲。
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※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・雑誌『彷書月刊 2006年5月号』(彷徨舎)
 『彷書月刊』は古本・本の情報と、古本の目録を掲載する雑誌。今回の特集は「岡崎武志古本劇場」。

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●読み終えた本
・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ


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●買った本

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●気になる本
 紹介文を読む限りでは、タイトルほど極端な内容の本ではないようです。

 しかしなんというか、こういう本を読もうと思う時点でバ……。
 なんでもないです。

★久保田競『バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣』(2006.4,アスキー)
オンライン書店ビーケーワン:バカはなおせる

「真に脳の働きが良くなる毎日の過ごし方とは? 人生の各年代において脳を最高に発達させる習慣とは? 脳を鍛え、思考、スポーツ、芸術の力を高め、健康・長生きになるノウハウを長年の研究をもとにやさしく語る一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年4月30日(日)
NIKEによるサッカーのスーパープレイのビデオ。Podcastでも配信。

 下の記事で知ったのですが、NIKEがサッカーのスーパープレイのビデオを配信しています。

nikkeibpデジタルARENA>iPod情報局
http://blog.nikkeibp.co.jp/arena/
ipod/archives/2006/04/podcast_1.html


 「JOGA TV」というシリーズで、ロナウジーニョ・アンリ・ルーニー・C.ロナウド・イブラヒモビッチなどの選手のすごいプレーを見ることができる。
 試合の映像ではないのだが、その分リフティングとかストリートサッカーで、めちゃめちゃすごいテクニックが見られる。

 これらのビデオを紹介するのは、あのエリック・カントナ。カントナが、つまらないサッカーはやめよう、ということで、色々なプレーの映像を紹介するという設定なんです。
 でも、長髪でヒゲも生えているので、はじめはカントナだと分からなかったよ。ちなみに、シャツの襟は立てていませんでした。

 「JOGA TV」は、下の「NIKE FOOTBALL」か、iTunes Music Storeのビデオポッドキャストでどうぞ。どちらも画像を見るのは無料です。

・NIKE FOOTBALL
http://www.nike.jp/football/

・Nike Football Videocast - Joga Bonito(クリックするとiTunesが開きます)
http://phobos.apple.com/WebObjects/
MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=86864249&s=143462


 ちなみに、「Brazilian Ping Pong」というロナウジーニョのプレー(現時点ではiTMSで見ることができます)には、CGじゃないかという声もあります。
 下の記事によれば、ユベントスのFWイブラヒモビッチは「コンピューターによるもの」と言い、かつてのルーマニアの名プレイヤー、ゲオルゲ・ハジも「工作としか考えられない」と述べていると言う。

・gooスポーツ>セリエAコンフィデンシャル
http://number.goo.ne.jp/soccer/
world/serie_a/20051129.html


 どんな映像か、見ていない人の楽しみを奪ってしまうのもなんなので、薄い色で書いておきますね。真偽の程に興味がある方、純粋にすごいプレーが見てみたい方は、iTMSからどうぞ。
 ロナウジーニョが、ペナルティエリアの手前付近で、リフティングしながらゴールにボールを蹴る。ボールはクロスバーに当たって、ロナウジーニョの元に戻ってくる。それをリフティングしながら、4回ボールをクロスバーに当てる。この間、ボールは一回も地面にバウンドしません。
 ロナウジーニョはもちろん本当にできると言っているが、ワールドカップとかチャンピオンズリーグの試合前のトレーニングで見せてくれたら、みんな納得するんだけれどね。
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※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・雑誌『ユーゲー 6月号(No.25)』(マイクロマガジン)

・雑誌『彷書月刊 2006年5月号』(彷徨舎)
 『彷書月刊』は古本・本の情報と、古本の目録を掲載する雑誌。今回の特集は「岡崎武志古本劇場」。
 とりあえず先に『ユーゲー』を読むことにします。

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●読み終えた本

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●買った本
2006.04.29(土) 購入本
【新刊】
・雑誌『ユーゲー 6月号(No.25)』(マイクロマガジン)
 定期購読しているゲーム雑誌です。主な特集は下記のとおり。

■特別企画第2弾:どうなるPSE法? レトロゲームに明日はあるのか? 電気用品安全法 追跡レポート
→内容自体は興味深い。しかし、「PSE法反対」の立場から書かれているにも関わらず、客観的なレポートを装っている記事の構成に問題あり。また、「じゃあPSE法の代わりにどういう仕組みを作ればいいのか」という意見の表明もなく、記事全体に冷静さを欠いたヒステリックな印象を持った。
 これについては、アンケートハガキに書こう。このままこの論調で「レポート」を掲載し続けることには問題があると考えるので。
■誰もが夢見たファンタジー! 王道RPGの伝説(前編)
→三遊亭円丈氏へのインタビューもあり。
■シリーズ特集「エストポリス伝記」

 その他の記事では、「幻のゲームを追え!」という、発売されなかったゲームを調べる記事が面白そう。あとはリサイクルショップへゲームやグッズを探しに行く「買い物企画 発掘!! オーバードライブ」も。

 そんな『ユーゲー』ですが、次号より誌名変更とのこと。『ユーゲー』というのは、元々中古ゲームの専門誌だった頃の『ユーズド・ゲームズ』の略称を正式名称にしたもの。現在は中古に限らず、現行ゲーム機のメジャーではないが良作も取り上げているので、誌名変更というのもありなのかもしれませんね。

 なんにしても、1996年の創刊号からずっと購読している身としては、長く続いて欲しいものです。
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●気になる本
 つい先日までヨハン・クライフについての本を読んでいたので、この本も気になるなあ。

★西部謙司『1974フットボールオデッセイ』(2006.5,双葉社)
オンライン書店ビーケーワン:1974フットボールオデッセイ

「1974年W杯西ドイツ大会決勝、西ドイツ対オランダ。大会を席巻し、サッカーの流れを変えた「未来のチーム」オランダは、なぜ敗れたのか? 伝説の試合の謎がいま、解き明かされる」(オンライン書店bk1の紹介文)

・ミゲルアンヘル・サントス:著 / 松岡 義行:訳『ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える 』(2002.5,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ

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