「木の葉燃朗のがらくた書斎」トップ>>アーカイブス>>木の葉燃朗の読房より愛を込めて

木の葉燃朗の読房より愛を込めて

<<2006年4月 ▲目次へ 2006年1月>>
※2006年2月はリニューアルのため休止

2006年3月


2006年3月13日(月)
コラムアパートも復活でやんす

 一ヶ月ぶりに帰ってきたら、部屋が広くなってる! とはいえ、別に俺が部屋の壁をぶち抜く工事をしていたわけじゃないですよ。

 コラムの内容はこれまでどおりです。あいも変わらず、毎日本の話とその他のつれづれを書いていきますので、どうぞよろしく。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月14日(火)
小島麻由美さんのニューアルバムが、出ますよ

 3月15日(水)、小島麻由美さんのアルバム『スウィンギン・キャラバン』が発売されます。これは、個人的には買いです。
 本日14日には、一部の店では並べられています。俺も買ってきました。

2006.03.14(火) 購入もん
【CD】
■タワーレコード アリオ亀有店 にて
・小島麻由美『スウィンギン・キャラバン』(2006年,PCCA-02237)
スウィンギン・キャラバン
(Amazon.co.jpの紹介ページ)

(関連記事)
・bounce.com
http://www.bounce.com/news/daily.php/6991/

・@TOWER.JP特集ページ(これまでのアルバムのディスコグラフィもあります。小島さん書下ろしのイラストも掲載されています)
http://www.towerrecords.co.jp/
sitemap/CSfLayoutB.jsp?DISP_NO=003995

━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である

 読んでいて感じるのは、講談や落語のようなテンポのよさ。特に地の文は猫の「吾輩」の一人称なのだが、これが言い回しや使われる言葉の難しさの割に非常にするすると読める。もちろんある程度慣れていないと読みにくいとは思うけれども。
 名調子という感じなんだよなあ。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・雑誌『もっと! ドラえもん No.5』(小学館)
 特集は「映画『のび太の恐竜2006』」。他にも「レギュラーキャラ研究 特集:スネ夫」とか、長嶋有氏ややなせたかし氏による寄稿なども。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・毬夫・シバリみっきぃ・海老まよ『ファミダス キャラクター編 Family computer dictionary allround series 』(2005.12,マイクロマガジン社)
オンライン書店ビーケーワン:ファミダス キャラクター編

 ファミコンのゲームに登場したキャラクターを紹介した本。
 世代的にこういう本は一番気になります。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月15日(水)
実写版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」見てきたよ!

 亀有にできたショッピングモール「Ario亀有(アリオ亀有)」内のシネコン「MOVIX亀有」で、実写版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(1977年,東映,山口和彦監督)を見てきました。

 いやあ、この映画は珍品だったわ。色々印象に残ったことはあるのだが、例えばこんなところ。
--- ※映画の筋などを一部書いていますので、これから見に行きたい方はご注意ください ---



・原作がまだ「山止たつひこ」名義。これは連載第100回まで使用していたペンネーム。以後が現在の「秋本治」名義になるわけです。蛇足ながら、山止たつひこは山上たつひこのパロディです。
・亀有がロケ地のため、当時の商店街などが時々映る。見覚えのある風景などが懐かしかったなあ。随分亀有の風景も変わったんだなあ。
・せんだみつおが両津勘吉、浜田光夫が戸塚、荒井注が寺井というインパクトのある主役陣。
・いいタイミングで何度か登場し、しかも話の筋には全然関係ない由利徹。
・田中邦衛の名演(そんな役で登場し、なおかつ実はそんな役だなんて!)。
・劇中でいきなり歌い始める由紀さおり(昔の日本映画って、そういうシーンありますね)。
・ちょっとだけ登場するたこ八郎・二瓶正也(「ウルトラマン」のイデ隊員です)・山田隆夫などの脇役陣(二瓶正也さん、山田隆夫さんは結構出番が多いです)。
・両津のピンチを助けに来るGメン'75の面々(Gメン'75役で出てきます)。
・コントのようでもあり、シュールな部分もあり、人情喜劇のようでもあるなんともいえず味のある筋運び。

 好き嫌いは分かれると思うけれど、俺は貴重な映画を見ることが出来たと思っております。

 3月17日(金)まで上映しています。21:15-22:45のレイトショーです。料金は特別価格で500円(税込)。

・MOVIX亀有>特別上映案内
http://www.movix.co.jp/smt/
cam_kameari_open/index.html#ev02


・MOVIX亀有>上映スケジュール
http://www.movix.jp/cinema/
schedule/SMTT000000025_H080J1.html


・goo映画>作品情報>こちら葛飾区亀有公園前派出所
http://movie.goo.ne.jp/contents/
movies/MOVCSTD8689/index.html?flash=1


●おまけ:JR亀有駅北口の両津勘吉像
亀有駅北口両津勘吉像
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である

 筋を紹介するのが非常に難しいんです、この本。
 一応、今読む限りでは、猫の吾輩の飼い主の苦沙弥先生の弟子の寒月君の、金持ちの金田夫婦の娘への恋愛が話の中心にあるのだが、先生の友人の迷亭や、先生の奥さんやが登場して話があちこちへ脱線し、更に吾輩が考えるあれこれも語られて、話はなかなか進まない。ただこの寄り道も、いちいち面白い。
 『吾輩は猫である』って、こういう話だとは思わなかった。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
2006.03.15(水) 購入本
【新刊】
■東京堂書店 にて
・吉川 潮著『完本・突飛な芸人伝』(2006.3,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:完本・突飛な芸人伝

 月亭可朝・川柳川柳・林家木久蔵・マルセ太郎・正司敏江・ショパン猪狩・早野凡平・坂田利夫など、全20名の芸人を取り上げている本。気になっていた本を購入しました。
---
■gallery5(http://www.operacity.jp/ag/gallery5/index.php) にて
・雑誌『artictoc』(http://artictoc.com/)
 gallery5は東京オペラシティ・アートギャラリーのミュージアムショップです
 『artictoc』は四谷アート・ステュディウム(http://artstudium.org/
)の出している雑誌というかペーパーです。岡崎乾二郎、楳図かずお、ローリー・アンダーソン、ジョナス・メカスのインタビューなどが掲載されていたので、気になって購入。---
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 特集は下記の通り。
・地図の歩き方−地図を持てよ、街へ出よう−
・音楽ライター、サラーム海上のUAE・ドバイ旅行記
・映画『ウォレスとグルミット』
---
【古本】
■神保町 古書モールにて
・串間 努『少年ブーム』(2003.2,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:少年ブーム

「ルービックキューブ、仮面ライダーカード、ラジコン…戦後、子どもたちの間でたくさんのブームが起こった。どのように生まれたのか? 仕掛け人は? ブームを通して、当時の少年文化と風俗を検証する、もう一つの戦後史」(オンライン書店bk1の紹介文)

・綱島 理友『アトム・シールと鉄人ワッペン』(1998.8,淡交社)
オンライン書店ビーケーワン:アトム・シールと鉄人ワッペン

「1960年代、TVに登場するキャラクターにおまけ文化が合体して全国的な盛り上がりを見せた。当時小学生だった著者のコレクション+αを、鉄腕アトムと鉄人28号を中心に、原則として実物大で掲載」(オンライン書店bk1の紹介文)
 なつかしの子ども文化の研究本を二冊見つけて、まとめて買ってきました。著者はお二人ともこうした懐かしの品々のコレクション関連の著作では信頼が置けるので、これは迷わず購入。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・海野 弘『秘密結社の世界史』(2006.3,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:秘密結社の世界史

「古代密儀、薔薇十字団、フリーメーソン、KKK、ナチス…。人はなぜ「秘密」と「陰謀」に魅せられるのか? 古代から中世、近代、20世紀、現代に至るまで、秘密結社という「隠された視点」から世界史を読み直す 」(オンライン書店bk1の紹介文)
 意外とこういう秘密結社の話って興味あるんですよ。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月16日(木)
minikonのCD、いいわ

2006.03.15(水)購入もん
【CD】
■神保町 ジャニス本店 にて

・minikon(ミニコン)『minikon(ミニコン)』(2005年,BXCD-0003)
ミニコン
 minikonはアメリカの男性ソロユニット。この間セカンドアルバムを買い、更にライブ版のCD-Rも買い、そしてファーストアルバムを買いました。

 ピコピコ・キラキラしたエレクトロ・ポップ。
 これはねえ、いいですよ。軽すぎず、重すぎず、聴いていて気持ちよくなる音楽。

・minikon(ミニコン)『super miniokon(スーパーミニコン)』(2005年,BXCD-0004)


所属レーベル:Basix http://basixdisc.com/basix/
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である

 話が盛り上がりそうなところで、いきなり違う話が入ってくる。このあたりは計算ずくなのか、それともあまり考えずに思うままなのか、どうなのだろうか。
 というのも、度々登場する寒月君の恋愛に、すわ恋敵登場か!? というシーンで一旦その回が終了し(元は雑誌「ホトトギス」に連載されたのです)、回を改めるといきなり吾輩の運動(といってもカマキリやセミを捕まえる話)の話、そして銭湯がどんなものかを見に行く話になる。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・いかりや浩一『親父の遺言』(2006.3.9,幻冬舎)
オンライン書店ビーケーワン:親父の遺言

「親父がこの世を去って2年が経とうとしているが、親父はまだまだ私の心に生き続けている…。再婚と反抗期、解散危機と役者での再出発、がんとの壮絶な闘い−。息子しか知らない、いかりや長介の真実。プライベート写真も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
 長さんこと故いかりや長介氏のご長男(ひとり息子のようです)による長介氏の回顧録。これは気になるね。
 下の本も、単行本の頃に読みましたが、併読してみようかなあ。

・いかりや 長介著『だめだこりゃ』(2003.7,新潮文庫)
オンライン書店ビーケーワン:だめだこりゃ

「音楽は四流、笑いは素人。でも、それがドリフターズだった。東京の下町に生まれ、米軍キャンプやジャズ喫茶でのバンドマン生活を経て、ドリフターズに加わったいきさつ。最長不倒のお化け番組「全員集合」の陰でネタ作りに追われた日々と、メンバーの知られざる素顔。そして、俳優に転進してから「踊る大捜査線」の大ヒットまで。豪快半生と秘話の数々を綴る、いかりや長介自伝」(オンライン書店bk1の紹介文)
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月17日(金)
文章を要約してしまうソフト『ズバリ要約』

 パソコン上の文章データを、指定の文字数に要約するソフトが出ました。

・Windows XP/2000
用ソフト『ズバリ要約 (説明扉付きスリムパッケージ版)』(ソースネクスト)

ズバリ要約 (説明扉付きスリムパッケージ版)(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・ソースネクストの紹介ページhttp://www.sourcenext.com/products/youyaku/

 要約の精度がどのくらいなのか分かりませんが、もしも精度が高いとすれば、便利な点よりも色々な問題の方が思い浮かんでしまう。

 一番考えるのは、インターネット上の文章をより巧妙に剽窃することが可能だということ。
 インターネット上で公開されている文章や、データ化されてファイルになっている文章(テキストデータ)は、手書きの文章を書き写すよりも、コピーして自分の文章と偽ることが容易です(もちろん決してしてはいけないことです)。その際に、文章を要約したものを自分の文章として公開すれば、そのままコピーするよりもリスクは低い。更に、それが剽窃かどうかの判断も難しくなる。
 この「ズバリ要約」の使い方で問題なのは、そうした楽をするために使われかねないということ。例えば学生のレポートでもそうだし、会社の企画書でもそうですね。元の文章を読まずにソフトで要約しても、それなりのものができてしまうとすれば、頭を使わなくなってしまう。これは怖いなあ。

 むしろ精度が高くなければ、珍妙な要約文ができたのを読んで個人で楽しむとか、適当に何種類かの文章でテキストデータを作って要約して、どんなものができるかを実験する(いわば文章のリミックス)とか、それなりに面白そうな使い方も思い浮かぶんですけれどねえ。どうなんでしょ、このソフト。
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・雑誌『Number 649』(文藝春秋)
 特集は「日本代表最後の戦い 奪取」。サッカー日本代表特集です。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・渡部 千春:著 / 『デザインの現場』編集部:編『これ,誰がデザインしたの?』(2004.9,美術出版社)
オンライン書店ビーケーワン:これ,誰がデザインしたの?

「カップヌードル、ほんだし、キリンラガービール…etc。身の回りにある品物のデザインに関する疑問を、制作者やデザイナーが答える。定番デザインの秘密を探る一冊。『デザインの現場』連載に新規取材を加え再構成」(オンライン書店bk1の紹介文)
 この、身近なデザインについての話って、気になるなあ。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月18日(土)
文学新人賞と、賞を授ける側の責任、そして俺は野茂選手に賛成する

 久々に本の話をしましょう。

 しばらく前から、文学新人賞を10代の若さで受賞する例が目立ちます。もちろん、例えば1981年度文藝賞を17歳で受賞した堀田あけみ氏(受賞作は『1980アイコ十六歳』)や、23歳で1998年の第120回芥川賞を受賞した平野啓一郎氏(受賞作『日蝕』)などの例もありました。
 しかし、2003年に第130回芥川賞を、19歳の綿矢りさ氏(「蹴りたい背中」)、20歳の金原ひとみ氏(「蛇にピアス」)の二人が受賞したあたりから、更なる文学新人賞受賞者の低年齢化が進んだという印象は強い。

・堀田 あけみ『1980アイコ十六歳』(2006.1,河出文庫)
オンライン書店ビーケーワン:1980アイコ十六歳


・平野 啓一郎『日蝕』(2002.2,新潮文庫)
オンライン書店ビーケーワン:日蝕
「【第120回芥川賞受賞】異端信仰の嵐が吹き荒れるルネッサンス前夜の南仏で、若き神学僧が体験した錬金術の驚異、荘厳な光の充溢、そして、めくるめく霊肉一致の瞬間…。現役大学生が聖文学を世紀末の虚空に解き放つ」(オンライン書店bk1の紹介文)

・綿矢りさ『蹴りたい背中』(2003.8,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:蹴りたい背中
「【第130回芥川賞受賞】高校に入ったばかりの「にな川」と「ハツ」はクラスの余り者同士。やがてハツはあるアイドルに夢中のにな川の存在が気になってゆく。いびつな友情? 臆病な恋? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く文芸賞受賞第一作」(オンライン書店bk1の紹介文)

・金原ひとみ『蛇にピアス』(2004.1,集英社)
オンライン書店ビーケーワン:蛇にピアス
「【第130回芥川賞受賞】ピアスの拡張にハマっていたギャル系コンパニオンのルイは、「スプリットタン」という2つに分かれた舌を持つ男、アマと出会う。やがてアマが行方不明となり、死体で発見される。第27回すばる文学賞受賞作」(オンライン書店bk1の紹介文)

 今年に入っても、第1回野性時代青春文学大賞(角川書店)を17歳の高校生が携帯電話で書いた小説が受賞したり(木堂椎『りはめより100倍恐ろしい 』)、12歳が書いた水田 美意子『殺人ピエロの孤島同窓会』が第4回このミステリーがすごい!大賞の特別奨励賞を受け、出版されています。
 更に、小学館は今年から、小学生限定の「12歳の文学賞」を創設するらしい。

・水田 美意子著『殺人ピエロの孤島同窓会』(2006.3,宝島社)
オンライン書店ビーケーワン:殺人ピエロの孤島同窓会
「東硫黄島高校同窓生が4年ぶりに島に集まった。だが、突如現れた殺人ピエロにより、島は恐怖の孤島と化す。次々と同窓生たちを惨殺し始める殺人ピエロの正体は? 12歳が書いた連続殺人ミステリー」(オンライン書店bk1の紹介文)

・木堂 椎著『りはめより100倍恐ろしい』(2006.2,角川書店)
オンライン書店ビーケーワン:りはめより100倍恐ろしい
「巧妙、かつ陰湿に仕掛けられる、学生生活のおとし穴。中学時代「いじられ」続けた羽柴典孝は、高校では、おな中の一城の協力もあって、いじる側にまわれたのだが−」(オンライン書店bk1の紹介文)

 しかしまあ、これらの小説のことは今回の話ではどうでもいいのです。例えば刊行してから5年くらい経ってもその本がまだ流通していて、なおかつ書いた作家が現役で書き続けていれば読むかもしれませんが、今の時点で親戚でも知り合いでもない十代の人間が書いた小説を読んでいる暇は、残念ながら俺にはありません。
 今なにげなく、「刊行してから5年くらい経ってもその本がまだ流通していて」、「書いた作家が現役で書き続けていれば」と書きましたが、実はこれこそが俺が一番言いたいことです。

 今から書くことは、あくまで俺が考えることです。
 受賞作が話題になって売れれば、その作家がその後どういう道を進むか、どんな作品を発表するかは二の次なんじゃないのだろうか。特に最近の、10代の書き手に賞を与えてデビューさせる流れには、その思いを強く持っている。
 本当なら、賞を与え、デビューさせるからには、それなりの責任が生じる。受賞者が10代なら、なおさら責任は大きいだろう。でも、少なくとも俺には、賞を与える多くの出版社にその責任を感じることができない。

 ここで野茂英雄選手が登場する。2005年度朝日スポーツ賞を受賞した際のスピーチ(2006年1月30日)で、「失礼な言い方になるかもしれませんけど」との前置きの後、次のような話をしたという。

「今まで賞をもらってきて、だいたいその場だけというか、賞をやって終わりみたいな賞ばかりだったので。それから毎回言っているんですけど…。この賞をもらった方は当然感謝していますが、あげる方も賞をあげた責任というか、今後、その選手をフォローしながら、今後のスポーツを、その競技を考えていただければいいなと思っています」
日刊スポーツ(gooニュース)http://news.goo.ne.jp/news/nikkan/sports/20060131/p-bb-tp2-060131-0006.htmlより引用

 この話の、「選手」を「作家」に、「スポーツ」を「出版界」に、「競技」を「小説」に変えたら、俺が思っていることになる。

 野茂選手は、毀誉褒貶が激しいのかもしれないけれど、俺は好きだなあ。黙々と仕事をして結果を出すところとか、それでも本当に必要なことははっきりと発言するところとか
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・斎藤 由多加『ハンバーガーを待つ3分間の値段 ゲームクリエーターの発想術』(2006.1,幻冬舎)
オンライン書店ビーケーワン:ハンバーガーを待つ3分間の値段

「ゲームソフト「シーマン」の開発者が、世の中の構造を解き明かす。そのとどまることを知らない思考法を、72点の写真とともに大公開した面白エッセイ。『ほぼ日刊イトイ新聞』での連載などをもとに構成、単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)

 タイトルは気になりますね。表紙をパッと見た時にタイトルの文字も目立ちますし。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月19日(日)
なんでもかんでも経済学

 「○○の経済学」または「○○経済学」というタイトルの本を見つけました。

・竹内 宏『とげぬき地蔵商店街の経済学 「シニア攻略」12の法則』(2005.12,日経ビジネス人文庫)
オンライン書店ビーケーワン:とげぬき地蔵商店街の経済学


・森永 卓郎『萌え経済学』(2005.10,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:萌え経済学

「なぜ若者は「萌え」に魅せられるのか。萌えとは何か。躍進する萌え産業、キャラクター・ビジネス、オタク化するネット市場などから見る、萌えの美学と経済効果。日本の独自産業としての「萌え」を説く」(オンライン書店bk1の紹介文)

 どんなものでも「経済学」とつければつけられるんだなあという気がする。そこで色々考えてみました。

・スーパーマリオの経済学(意外とありそう)
・陽気なイタリア人の経済学(これも意外とありそう)
・ウィリアム・バロウズ経済学(マルクス経済学っぽく)
・酒と泪と男と女と経済学
・タイムマシン経済学
・メイドカフェの経済学
・メイドカフェで経済学
・経済学はなぜ潰れないのか?(二匹目のどじょう)
・そもそも経済学は潰れないのか?(意味不明)
・スーターバックスコーヒーの経済学(これはありそう)
・吉野家の経済学(これもありそう)
・松屋の経済学(これも)
・すき屋の経済学(腹が減っているのか、俺!)
・ニッチな市場の経済学(こういう本があったら読んで勉強したい)
・エッチな市場の経済学(ありそう。でも読んで勉強したくない)
・タバコ屋の経済学

 ・・・・・・もういいか。
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である

 そろそろ終盤なのですが、こちらが文章の調子に慣れてきたのか、後半に入ると比較的スムーズに読むことが出来ます。そして、面白い。
 俺には文章はやや難解ながら、次々と色々なエピソードや登場人物が出てくるところは、先が気になってぐいぐいと読まされる。特に登場人物(人以外に猫などもいるが)の面白さは印象的。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・恩田 陸『チョコレートコスモス』(2006.3,毎日新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:チョコレートコスモス
「舞台の上の、暗がりの向こう。そこには何かが隠されている。どこまで行けばいいのか? どこまで行けるのか? 2人の少女が繰り広げる華麗で激しいバトルを描く、熱狂と陶酔の演劇ロマン」(オンライン書店bk1の紹介文)
 『サンデー毎日』連載小説の単行本化とのこと。bk1の出版社によるコメントでは、「恩田版『ガラスの仮面』ともいえる大河熱血演劇ロマン」ということです。
 これは気になるなあ。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月20日(月)
「ソフトバンク新書」創刊

 最近ソフトバンクの話題といえばボーダフォンの日本法人買収ですが、その陰で(「陰で」っつうのは失礼だな)ソフトバンククリエイティブ(旧ソフトバンクパブリッシング)から、3月16日に「ソフトバンク新書」が創刊されました。
 第一弾のラインナップは下記6点。好き嫌いは別として、なかなか豪華な顔ぶれ。
 気になるのは高田純次『適当論』だな、やっぱり。

・畑 正憲『人という動物と分かりあう』(2006.3,ソフトバンク新書)
オンライン書店ビーケーワン:人という動物と分かりあう
「言葉の通じない動物とわかりあえる「ムツゴロウ」さんに、言葉が通じるのに心を通わせられない現代の人間関係はどう映っているのか。成長とコミュニケーションの関係から「人間という動物」をよりよく知るための一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)

・島田 裕巳『宗教としてのバブル』(2006.3,ソフトバンク新書)
オンライン書店ビーケーワン:宗教としてのバブル
「崩壊から15年。いま、バブルを知らない世代が社会に出始めている。バブルを知る世代と知らない世代の価値観はどのように異なるのか? 経済現象ではなく精神現象としてとらえたバブルの正体を、鮮やかに読み解く」(オンライン書店bk1の紹介文)

・杉江 弘『機長が語るヒューマン・エラーの真実』(2006.3,ソフトバンク新書)
オンライン書店ビーケーワン:機長が語るヒューマン・エラーの真実
「人は失敗を避けられないのか? 「運が悪かった」では済まされない失敗を防ぐために、のべ100万人の命を預かってきた現役機長が、37年間の航空人生から得た知識と経験をもって、真に実践的な「安全」対策について語る」(オンライン書店bk1の紹介文)

・岡留 安則『編集長を出せ! 『噂の真相』クレーム対応の舞台裏』(2006.3,ソフトバンク新書)
オンライン書店ビーケーワン:編集長を出せ!
「トラブルや抗議の事例に事欠かなかった、伝説のスキャンダル・ジャーナリズム雑誌『噂の真相』。当時の舞台裏エピソードを織り交ぜながら、クレーム対応の心得とテクニックを伝授する。『噂の真相』25年のトラブル裏面史」(オンライン書店bk1の紹介文)

・児玉 光雄『なぜモチベーションが上がらないのか』(2006.3,ソフトバンク新書)
オンライン書店ビーケーワン:なぜモチベーションが上がらないのか
「やる気を増減させる「才能・特技」「環境設定」など6つの要素について解説し、いかにしてモチベーションを高めるかに言及。スポーツ選手のエピソ−ドも多数収録、自己診断チェックも盛り込んだセルフトレーニングブック」(オンライン書店bk1の紹介文)

・高田 純次『適当論』(2006.3,ソフトバンク新書)
オンライン書店ビーケーワン:適当論
「発言の「適当さ」「無責任さ」が魅力となり、ファンの多い高田純次。どうすれば「適当」でも愛されるのか? 彼の発言や半生から、その思考をトレースし、適当かつ楽しく生きる方法を学ぶ。精神科医・和田秀樹氏の分析も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・長田 昭『アメ横の戦後史』(2006.1,ベスト新書)
オンライン書店ビーケーワン:アメ横の戦後史

「義理を欠いても恥をかいても金は儲ける。闇のドルも売り買いされた。もちろん密輸の金もこの闇市を通って流れた…。最後の闇市「アメ横」に関わった男たちのドラマから、日本戦後復興史の光と影を読み解く」(オンライン書店bk1の紹介文)
 アメ横は、会社と自宅との間に位置することもあり、なんだかんだでよく歩いている。
 今は、そんなにいかがわしい雰囲気はないが、それでもなんとはなしに怪しげな雰囲気が残る場所もある。
 上の本は新書だし、個人の著作ということで、内容の詳しさに過度の期待はできないが、昭和21、17歳の時にアメ横で商売をはじめ、60年アメ横に携わった方の回顧録なので、色々な話が読めるんじゃないかと思っている。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月21日(火)
「Winny」を使っていなくても、ウイルスで自分のパソコンから情報が流出する危険性がある。ぜひチェックを。

 最近、「Winny」というソフトを使用していて、パソコンの情報が流出したニュースは、みなさん見聞きしていらっしゃるでしょう。
 で、実は情報を流出させるウィルスは、「Winny」を使っていなくてもパソコンがインターネットにつながっている以上は感染する可能性があります。

 俺自身も気になっていくつか記事を調べたので(何しろ会社でも自宅でも、パソコンの前に座っている時間だけは長いのでやはり心配で)、ちょっとですが紹介しておきます。

・nikkeiBP デジタルARENA:ウイルス「山田オルタナティブ」について
http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20060316/115876/
 ウイルスの詳細は記事の本文をごらんいただくとして、とりあえず感染していないかを確認する方法がすぐに実行できて有効だと思うので引用します。

「感染しているかどうかを確認するには、Internet ExplorerなどのWebブラウザを起動し、URL(アドレス)欄に「http://127.0.0.1:80/」もしくは「http://127.0.0.1:8080」と入力してみよう。ここで「Index of /」などの表示が出てきて、自分のHD内のファイルを見ることができるようになっていたら、感染していると思っていい。ウイルス対策ソフトで駆除しよう」

 幸い、俺はどちらも自分のHDDの中身の表示にはなりませんでしたのでまずは一安心。もちろんWinnyなんて使っていないし、ウイルス対策ソフトも使っているし、インターネットにはブロードバンドルーターを経由してつないでいるけれども、どこからウイルスが入ってくるか分からないからね。

 他にも、Winnyや情報を流出させるウイルスの解説で、信頼できそうな情報のサイトを紹介しておきます。

・マイクロソフト:winnyおよびWinnyによる情報流出について
http://www.microsoft.com/japan/
athome/security/online/p2pdisclose.mspx


・nikkeiBP ITPro>特番 Winny問題
http://itpro.nikkeibp.co.jp/winny/index.html

 で、これは今回紹介したかった話とは少しずれるのだが、自分のパソコンがインターネットにつながっている以上、もう「初心者なので」という言い訳は通用しないと考えた方がいいと思う。
 自分のパソコンだけでインターネットにつながっていなければ、例えばなにかミスをしても、自分のパソコンやその中身が壊れたり消失したりするだけで、たしかに本人にとっての損失はあっても、少なくとも他人には直接的な迷惑はかけない(データが消えたりパソコンが壊れて、やるべきことに時間がかかる、などはあるけれど)。

 でも、インターネットにつながっていると、失敗がなんらかの形で直接的に他人に迷惑をかける可能性があるわけです。情報流失させて(あるいはうっかり掲示板やブログに書いて)他人の個人情報や仕事の機密情報が不特定多数の人に見られてしまったり。
 そうしたデータはインターネットで広がってしまうと、完全に回収して消去するのはほぼ不可能なので、色々と怖い問題があるわけです。

 パソコン自体も、パソコンを使って出来ること(ブログやSNSや)も、急速に普及しているけれど、他人に迷惑をかけない最低限の使い方の浸透が、ちょっと遅いんじゃないかなあと、俺は思う。
 俺は幸いパソコンに深く関わる会社で、必要最低限のことは教えてもらってきたので、どうにかこうにか覚えてきたけれど。
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 貸本漫画の研究書とのこと。新聞広告で目に付いて、「おっ」と思いました。

 夏目房之介氏のブログでも取り上げられていて、一部思想的に偏った部分はあるものの、「マンガ批評や研究をやってる人、やろうとしてる人は、今読まなくても必ず必要になるから、とりあえず買っておきなさいっていいたい本」(下記URLの記事より引用)とのこと。
 とりあえずは、まず現物を見てみたいなあ。

・夏目房之介の「で?」March 21, 2006『貸本マンガRETURNS』
http://www.ringolab.com/note/natsume2/archives/004353.html#more

・貸本マンガ史研究会編・著『貸本マンガRETURNS』(2006.3,ポプラ社)
オンライン書店ビーケーワン:貸本マンガRETURNS

「かつて、子どもたちの生活に寄り添うように、貸本屋があった。そこでは、時代劇やミステリ、怪奇もの、少女マンガなど、さまざまな作品が生まれ、愛され、消えていった…。戦後と共に歩んだ貸本マンガの知られざる世界」(オンライン書店bk1の紹介文)
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月22日(水)
ナゴムコレクション」、今回は「人生」と「ポップスコレクション」(コンピレーション)です。

 ナゴムレコードの音源を復刻している「ナゴムコレクション」。明日3月23日に第三弾として2枚CDが出ます。
 まずは『人生 ナゴムコレクション』。人生は現電気GROOVEの石野卓球、ピエール瀧らによるバンド。うまく説明できないけれど、コミック・エレポップ・バンドとでも言えばいいのか。
 かつて発売された『SUBSTANCE(サブスタンス) III』、『SUBSTANCE V』の二枚のベスト盤と、「愛を込めてもっともっと」(GO BANGSカバー)を収録。

・人生『人生 ナゴムコレクション』(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 俺は、『SUBSTANCE V』は持っているのだが(これは当時中学生か高校生で、インディーズを扱っているCDショップもほとんど知らなくて、CDを買う金もあまりなかった俺にとっては奇跡的なことなのですが)、『SUBSTANCE III』は持っていないので、これは買います。
 収録曲を、「ナゴム再生委員会」から引用します。

=== http://nagomu.exblog.jp/m2006-03-01/#2960144 より引用 ===
1 人生のテーマ
2 カランコロンの唄
3 幻のホームラン王
4 オールナイトロング
5 バカッツラ ファンク
6 男の中の男
7 オールナイトロング(おやすみヴァージョン)
8 ベネズエラの赤い星
9 幻のホームラン王〜遥かなる故郷
10 世界あの店この店
11 恐怖カメレオン人間
12 Kiss × 3
13 Punks not dead(殺人)
14 おさびし山
15 P-Two(いかすぜ彼女)
16 エビなげハイジャンプ
17 砂漠
18 おやじの詩
19 俺のからだの筋肉はどれをとっても機械だぜ
20 ルンバ de オババ
21 俺が畳だ!殿様だ!
22 痛えよ
23 悪者賛歌
24 We are the 明大前(live)
25 エビなげハイジャンプ(live)
26 嫌、やめてよ
27 愛を込めてもっともっと

=== 引用終わり ===

 もう一枚は、コンピレーションの「ナゴム ポップスコレクション」。

・V.A.『ナゴム ポップスコレクション』(Amazon.co.jpの紹介ページ)
=== http://nagomu.exblog.jp/m2006-03-01/#2960137 より収録曲引用 ===
1 夜の煙突 / カーネーション
2 石のうさぎ / GRANDFATHERS
3 ぼくらのにっこり / クララサーカス
4 アコーディオンマン・ランニング / ドレミ合唱団
5 LOVELY WATER,PEACEFUL / PICKY PICNIC
6 ANGEL ORPHAN / クララサーカス
7 カメラマンのヘリコプター / カーネーション
8 原っぱのせせらぎ / クララサーカス
9 オウム / カヌーズ
10 COW / カーネーション
11 ワルツ / ドレミ合唱団
12 流れ星老人 / GRANDFATHERS
13 僕のカタムキ / クララサーカス
14 パノラマ / カヌーズ
15 BLUEMOUNTAIN 500miles goes by / PICKY PICNIC
16 ミス・フラワー・バイスィクル / クララサーカス
17 ホリデイズ / カヌーズ
18 イエロー・マイ・ブレイン / GRANDFATHERS

=== 引用終わり ===
 俺は不勉強にしてこちらのミュージシャンは知らないのだが、買ってみようかどうしようか。悩む。
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・夏目 漱石『吾輩は猫である』(2003.6,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:吾輩は猫である


 ようやく読み終えた。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 「欲しい物は自分でつくる」って、こどものおもちゃに限らず大事なことだと思う。一番使い勝手のいいものって、自分が使いやすいようにカスタマイズしてつくったものだからねえ。

・岩井 俊雄『いわいさんちへようこそ!』(2006.2,紀伊國屋書店)
オンライン書店ビーケーワン:いわいさんちへようこそ!

「キャラクター商品やハイテクなおもちゃがあふれる世の中。でも、岩井さんちでは、父と娘が一緒になっておもちゃを手作りしながら、新しい遊びを考え出します。欲しい物は自分でつくる、岩井さん親子のフォトエッセイ」(オンライン書店bk1の紹介文)

紀伊國屋書店の紹介ページ http://www.kinokuniya.co.jp/02f/d05/iwaisan.htm
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月23日(木)
ラフォーレミュージアム原宿で、ブライアン・イーノの音楽映像インスタレーション展開催

 原宿のラフォーレミュージアム原宿で、BRIAN ENO(ブライアン・イーノ)の音楽映像インスタレーション展「77 MILLION」が開催されます。

・LAPNET>展覧会紹介
http://www.lapnet.jp/event_info/
lm/swf/060324_77million/77million.html


日時:2006年3月24日(金)〜4月3日(月) 無休 11:00〜20:00
会場:ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
問合せ先:03-3475-0411(ラフォーレ原宿)

 俺はそんなにブライアン・イーノを聴きこんでいるわけではありませんが、音楽と映像によるインスタレーションというのは気になるなあ。最近、メディアアートとかデジタルアートに興味がありまして。

 これは行ってみたいと思います。
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・ちくま文庫編集部:編『ちくま文庫解説傑作集』
 ちくま文庫の創刊20周年を記念してつくられ、プレゼントされた「限定版ちくま文庫」。ちくま文庫の巻末につけられた解説を集めたもの。
 ちくま文庫には「ちくま文庫らしい」書き手のイメージがあるのだが、解説もやはりちくま文庫らしいラインナップになっているんだねえ。

 はじめが赤瀬川原平氏による山下清『ヨーロッパぶらりぶらり』の解説で、これがいきなり『ヨーロッパぶらりぶらり』を読みたくなるような解説。だって、飛行機に乗ったときに「『この飛行機はジェット機で。ジェット機はふつうの飛行機よりずっと早いので、ときどきかじを下にむけないと、地球のそとにとびだしゃしませんか』/なんてことはまずふつうは誰も訊かないだろう」(p.9)が、山下氏は訊くのだ。こういう人の書いた文章、読みたくなるよなあ。

・山下 清著『ヨーロッパぶらりぶらり』(1994.9,ちくま文庫)
−−−
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 たぶん、本とともにエミュレータが付属していて、ゲームをパソコンで(Windowsだけかもしれないけれど)遊ぶこともできるということでしょう。俺は当時MSXを使っていたので、PC-88は触れたことがないのですが、やはり懐かしい。
 こうやって、過去のパソコンやゲーム機のソフトを、現在のパソコンやゲーム機で使えるようにしていくのって、意義があると思う。

・アスキー書籍編集部:編『蘇るPC−8801伝説』(2006.3,アスキー)
オンライン書店ビーケーワン:蘇るPC−8801伝説
「銘機PC−8801と、「ザ・ブラックオニキス」「ハイドライド」等の名作ゲーム13本を初復刻。その他、PC−88ジャンル別ゲーム研究など、内容盛り沢山! アダルトゲームも袋綴じで収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

アスキーの公式紹介サイト http://www.ascii.co.jp/ant/pc8801/
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月24日(金)
サッカーの伝説的選手の紹介本

 サッカーのドイツワールドカップを前に、伝説的な名選手を紹介する本「football days」シリーズが刊行されています。現在までに四冊。
 今後登場する可能性がある選手を予想すると、ペレ、ジーコ、プラティニ、バレージあたりは堅いのではないでしょうか。サッカーをあまり知らない人でも名前は知っている選手であることが条件になりそうなので。
 もう少し渋めのラインナップでもよければ、マンチーニ、ガスコイン、ゲルト・ミュラー、ゲオルゲ・ハジ、ルート・フリット、ホルヘ・カンポス、バルデラマあたりも、何人かまとめてでもいいので見てみたいねえ。

・football days 1『ディエゴ・マラドーナ(DIEGO MARADONA)』(2005.10,ぴあ)
オンライン書店ビーケーワン:ディエゴ・マラドーナ

「日本初公開、秘蔵写真の数々。「伝説の10番」マラドーナの歴史を紐解く代表編、クラブ編。マラドーナを知る男が語る、素顔のマラドーナ。詳細マラドーナバイオグラフィー」(オンライン書店bk1の紹介文)

・football days 2『ロベルト・バッジョ(ROBERTO BAGGIO)』(2005.10,ぴあ)
オンライン書店ビーケーワン:ロベルト・バッジョ

「泣き言なんて何の役にも立たない。力になるのは強い意志だけなんだ…。ファンタジスタバッジョの歴史を紐解き、感涙の写真の数々を収録した、バッジョデータブック永久保存版」(オンライン書店bk1の紹介文)

・football days 3『フランツ・ベッケンバウアー(FRANZ BECKENBAUER)』(2006.3,ぴあ)
オンライン書店ビーケーワン:フランツ・ベッケンバウアー

「「強いものが勝つのではない。勝ったものが強いのだ!」 プレミア写真の数々、栄光の軌跡、盟友ゲルト・ミュラー独占インタビュー、「元祖リベロ」伝説、バイオグラフィーなど、「皇帝」のすべてがここに」(オンライン書店bk1の紹介文)

・football days 4『ヨハン・クライフ(JOHAN CRUYFF)』(2006.3,ぴあ)
オンライン書店ビーケーワン:ヨハン・クライフ

「「美しく敗れることを恥と思うな。無様に勝つことを恥と思え!」 秘蔵写真の数々、「伝説の14番」の歴史、詳細バイオグラフィーなどで、オランダが誇る名フットボールプレイヤー、ヨハン・クライフの栄光の軌跡をたどる」(オンライン書店bk1の紹介文)
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・ちくま文庫編集部:編『ちくま文庫解説傑作集』
 ちくま文庫の創刊20周年を記念してつくられ、プレゼントされた「限定版ちくま文庫」。ちくま文庫の巻末につけられた解説を集めたもの。

 俺の好みの話ですが、解説文と本の内容や著者の人となりが、見事なまでに合致する。
 俺が読みたいな、と思う本についている解説文は、やはり魅力的。逆もまた真なり。そういう意味で、本と解説は非常によくマッチしていることになりますね。

 あと、『超芸術トマソン』の藤森照信氏の解説(1987年)が、40年後の2027年に書いたという設定のエッセイになっている(pp.162-168)。俺も『超芸術トマソン』は持っていて、この解説も読んでいるのだが、改めて読んで感慨深い部分があった。
 路上観察学会の近況の紹介で、杉浦日向子さんと「さっき電話で話したら七番目の孫が生れたって喜んでた」(p.163)という一文がある。
 そうだよなあ、普通に1987年に2027年を想像していれば、そう想像したっておかしくないよなあ。まさか2027年の遥か前に、路上観察学会のメンバーの中で一番初めに鬼籍に入ってしまうなんて想像もしないよなあ。

・赤瀬川 原平著『超芸術トマソン』(1987.12,筑摩書房)
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 著者のひとり田口元氏は、毎日ひとつ、興味深いアイデアを持った「.com」のサイトを紹介するサイト「百式」の管理人。俺は百式は毎日読んでいるし、下の本のタイトルでもある「Life Hacks(デジタルな生活向上技)」を中心にした氏の個人ブログ「idea*idea」も愛読している。

 そんなわけで、田口氏他の方々による仕事術の本、これは気になる。というか、買います。

・田口 元、他『ライフハックプレス デジタル世代の「カイゼン」術 』(2006.4,技術評論社)
オンライン書店ビーケーワン:ライフハックプレス

「lifehacksとは、仕事をシンプルかつ楽しくするような習慣を生み出そうという考え方。シンプル&ストレスフリーの仕事術GTDや、Google全サービス活用、プレゼンが簡単にうまくなる方法を特集する」(オンライン書店bk1の紹介文)

idea*ideaでの紹介:http://www.ideaxidea.com/archives/2006/03/life_hacks_pres.html
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月25日(土)
(訃報)漫画家徳田ザウルス氏死去

 昨日新聞の記事を読んでびっくりしたのですが、漫画家の徳田ザウルス先生が亡くなられました。
 23日、急性心不全で死去。享年47歳とのこと。この年齢は、あまりに早いよなあ。

 俺は小学生の頃、『コロコロコミック』に連載された「ダッシュ!四駆郎」、好きでした。というか、当時(連載は1987年12月号〜1992年3月号)のいわゆる「第一次ミニ四駆ブーム」の頃に小学生だった人の多くは、この作品に影響されてミニ四駆を組み立てたはず。

 ご冥福をお祈りします。
−−−
(参考記事)
・gooニュース-読売新聞
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/
shakai/20060323/20060323zz22-yol.html


・Yahoo! ニュース-毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20060323-00000069-mai-peo


・Wikipedia>「ダッシュ!四駆郎」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3
%82%B7%E3%83%A5!%E5%9B%9B%E9%A7%86%E9%83%8E


・Wikipedia>「徳田ザウルス」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E7%94%B0%E3
%82%B6%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B9

━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話

 『月刊事務用品』(という雑誌があるんです。すごいよね)に1970年の1月号から1973年の12月号まで連載された文房具に関するエッセイ。

 当時の時代を感じさせる部分もある。例えば、小学生が鉛筆を削るためのナイフを持たなくなったということが話題になっている(p.50)。著者は「小刀を使ったことのない人間を想像するのは恐ろしい」(p.50)と書いているが、まさに恐ろしい時代になっているわけです。
 他にも、吸取紙をあまり使わなくなった(pp.79-82)なんていう話も。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
【新刊】
・田口 元、他『ライフハックプレス デジタル世代の「カイゼン」術 』(2006.4,技術評論社)
オンライン書店ビーケーワン:ライフハックプレス

「lifehacksとは、仕事をシンプルかつ楽しくするような習慣を生み出そうという考え方。シンプル&ストレスフリーの仕事術GTDや、Google全サービス活用、プレゼンが簡単にうまくなる方法を特集する」(オンライン書店bk1の紹介文)

 気になっていた本、即買ってきました。
 まだちょっとしか読んでいませんが、色々ヒントになりそうでわくわくする。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 この手のガイドブックは、環境の変化に合わせて毎年出していけば、毎年それなりに売れる。特に秋葉原などは入れ替わりが激しいから、最新情報を更新していくだけで需要があるだろう。
 内容よりも、こういう売り方が、ある意味でうまく、気になる。

・『もえるるぶ東京案内 2006年版』(2006.2,JTBパブリッシング)
オンライン書店ビーケーワン:もえるるぶ東京案内 2006年版

「秋葉原と池袋エリアに重点を置いた萌え系ガイド。中野ブロードウェイ、バンダイミュージアムの情報もより充実、「コミケ後の過ごし方」も、さらに実践的にバージョンアップする。データ:2005年11月現在」(オンライン書店bk1の紹介文)
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月26日(日)
『公式記録映画 日本万国博 DVD-BOX』って! うおー!

 一年くらい前に、映画『日本万国博』のDVDを買って、かなり感動した俺ですが、なんと今度はディレクターズカット版ともいえるDVD-BOXが出たそうじゃありませんか。

・DVD-BOX『公式記録映画 日本万国博 DVD-BOX』
公式記録映画 日本万国博 DVD-BOX(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 上のAmazon.co.jpの紹介ページによれば、DVD4枚組みで、約10時間(582分)の映像とのこと。解説書(44P)や万博会場マップも同封されているそうです。
 収録内容を引用します。

「【Disc 1】「開会式・閉会式編」(70分)/「ナショナル・デー 貴賓編」(41分)
【Disc 2】「お祭り広場催物編」(120分)/「エキスポランド編」(33分)/「美術編」(22分)
【Disc 3】「展示館および展示編-1」
(テーマ館・日本館・日本庭園)(32分)/(団体・企業館)(63分)/(北米)(31分)/(中南米)(24分)
【Disc 4】「展示館および展示編-2」
(ヨーロッパ)(53分)/(中近東・アジア・オセアニア)(65分)/(アフリカ)(28分)」


 希望小売価格は税込26,250円(Amazon.co.jpでは現時点で税込21,000円)なので、はっきり言って安い買い物ではないのだが、これは欲しい。悩む。2007年3月10日までの期間限定生産というのも悩みに拍車をかける。
 ううむ、買う……か?

(参考)映画版のDVD
・DVD『公式長編記録映画 日本万国博』
公式長編記録映画 日本万国博(Amazon.co.jpの紹介ページ)
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 3月26日の読売新聞の書評欄でこの本が出ているのを知りました。まだ書店で現物は見ていないが、気になる。

・近藤 篤『サッカーという名の神様』(2006.3,日本放送出版協会・生活人新書)
オンライン書店ビーケーワン:サッカーという名の神様

「サッカーは世界中で愛されているスポーツだが、その事情は国によってそれぞれ。競技者の数、サポーターの熱狂度、風土や貧富の差など、その強さを決める法則はあるのだろうか。サッカーなしでは生きていけない人に捧げる一冊」(オンライン書店bk1の紹介文)
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月27日(月)
ちょっと気になる映画「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」

■「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」
・3/25(土)〜4/7(金) いずれも20:30より
・渋谷 UPLINK X(渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F) にて
UPLINKの紹介ページ:http://www.uplink.co.jp/x/log/001082.php

 俺もまたリュック・フェラーリのことをよく知らない(作品すら聴いたことがない)にも関わらずに行きたいと思っているのですが、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari,1929-2005)はフランスの音楽家で、UPLINKの紹介によれば「ジョン・ケージ以降の音響系のカリスマとして、様々なアーティストたちに影響を与えて来た」とのこと。
 そのリュック・フェラーリの晩年を撮影したドキュメンタリー映画が、「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」。

 先日行ってきたブライアン・イーノのインスタレーション展もそうなのですが、最近なんだがいわゆる「現代音楽」に興味がある。

 なお、「リュック・フェラーリ-ある抽象的リアリストの肖像」の上映後、日替わりでリュック・フェラーリ企画・制作のドキュメンタリー「大いなるリハーサル」シリーズから一作の上映、またはアフタートークが行われるそうです。
 詳しくはUPLINKサイトの紹介ページ(下記URL)をご確認ください。
http://www.uplink.co.jp/x/log/001082.php
−−−
(参考)
 今月リュック・フェラーリについての本が出ているんですね。
・ジャクリーヌ・コー / 椎名 亮輔:訳『リュック・フェラーリとほとんど何もない インタヴュー&リュック・フェラーリのテクストと想像上の自伝』(2006.3,現代思潮新社)
オンライン書店ビーケーワン:リュック・フェラーリとほとんど何もない

「「100人の聴衆に100の音楽がある、私はマイク」 ジョン・ケージ以後の鬼才音楽作家の放つ音楽のエロス。すべての枠からはみでる希有な音楽家・フェラーリの全貌を紹介する。写真多数、詳細な作品目録付き」(オンライン書店bk1の紹介文)

 あと、CDを検索してみたら、即興音楽とか、ミニマルミュージックとか、やっぱりそういう感じの音楽なんですね(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ。一部視聴もできます)。

・Luc Ferrari『Interrupteur/Tautologos 3』
Interrupteur/Tautologos 3

・Luc Ferrari『Cycle des Souvenirs』
Cycle des Souvenirs

・Luc FerrariSon Mémorisé』
Son Mémorisé

・Noel Akchote / Roland Auzet / Luc Ferrari 『Impro-Micro-Acoustique』
Impro-Micro-Acoustique
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・田口 元、他『Life Hacks PRESS(ライフハックプレス) デジタル世代の「カイゼン」術 』(2006.4,技術評論社)
オンライン書店ビーケーワン:ライフハックプレス
「lifehacksとは、仕事をシンプルかつ楽しくするような習慣を生み出そうという考え方。シンプル&ストレスフリーの仕事術GTDや、Google全サービス活用、プレゼンが簡単にうまくなる方法を特集する」(オンライン書店bk1の紹介文)

 内容は下記のような感じです。
・「lifehacksベストセレクション−lifehacksとは何かを探る」(田口元)
・「GTD−シンプル&ストレスフリーの仕事術」(田口元)
・「Google全サービス活用」(安藤幸央)
・「プレゼンが簡単にうまくなる」(平林純)
・「はじめてのマインドマップ」(角征典)
・「いつでもどこでも文房具」(和田卓人)
・「自分のための情報整理」(金子順)
・「勉強会のススメ」(角谷信太郎)

 まあ、「自分には関係ない」と思う人には、その時点で関係ない本だと思いますが、これは面白い。そして、面白いだけでなくて、自分に真似できそう、真似すると快適そうなところを真似して実行すると、実際に快適だったり便利だったりする。そういう意味では、読んで「面白かった」で終わるともったいない本。

 まだ途中ですが、早速実行して、自分の仕事がかなりはかどっています。俺、単純だから影響されやすいんだけれど、こういう時は単純な方が有利かもしれない。
−−−
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
2006.03.26(日) 購入本
【新刊】
■時代屋 神田小川町店 にて
・川渕三郎『日本サッカーが世界一になる日』(NHK出版)


 これは、NHK教育の「知るを楽しむ この人この世界」(毎週月曜日・10:25-10:50)という番組のテキストです。
 4月・5月は、日本サッカー協会の川渕三郎キャプテンが話をするそうです。このテキストは、キャプテンのしゃべった内容(多分、収録は終わっているのだと思う)をまとめたもの。番組を見るときに参考になるわけです。

 番組を欠かさず見ることができるかは分からないが、テキストだけ読んでも面白そうなので買ってきました。

 あと、この本を買ってきた「時代屋」は、歴史・時代物の専門の書店で、なかなか面白いのですが、この話は改めて。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 ガンダムのマンガということなのですが、モビルスーツ(ザク)の試作品を開発した技術者の物語ということです。
 この設定が興味深いよなあ。あとは、こういういわゆる脇の設定も作品になるほど、ガンダムの世界観が浸透していることも興味深い。

・山崎峰水:画 / 矢立肇・富野 由悠季:原作『デベロッパーズ 機動戦士ガンダムBefore One Year War 』(2003.11,角川書店)
オンライン書店ビーケーワン:デベロッパーズ


━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月28日(火)
最近買ったCD

 最近買ってきたCDを紹介させてください。

2006.03.23(木)
【CD】
■ディスクユニオン お茶の水駅前店にて
・人生『人生 ナゴムコレクション』
人生 ナゴムコレクション
 「人生」は、現電気GROOVEの石野卓球、ピエール瀧らが結成していたバンド。
 かつて発売された『SUBSTANCE(サブスタンス) III』、『SUBSTANCE V』からも、全曲が収録されているわけではない(『SUBSTANCE V』は持っているので分かったのです)。たしかに、「オールナイトロング」のライブバージョンなんて、イントロがNew Order(ニュー・オーダー)の「BLUE MONDAY(ブルー・マンデー)」のサンプリング(というか録音してそのまま使っているんじゃなかろうか)だからねえ。これはCDに入れられないよなあ。
 でも、「オールナイトロング」のオリジナルバージョンを聴くことができたし、他にも『SUBSTANCE III』の収録曲も聴けるので、これは個人的には貴重だ。
 あと、音源がリマスタリングされていて、明らかに音質がいい。これは気のせいじゃないと思う。

・エレクトリックギュインズ『VICB-60012』
VICB-60012
 エレクトリックギュインズのことはほとんど知らなかったんですけれどね。まず、レーベルのサイト(ビクターのBabeStarレーベル。俺の好きな倉橋ヨエコさんもこのレーベル所属)で、2曲目の「たりない言葉」のPVを見て(曲を聴いて)、「お、これはいい曲」と思って。
 それで詳しくプロフィールを読んだら、平均年齢34歳で、それぞれミュージシャン以外に定職を持っているというところが気になって(俺も一応サラリーマンだから、こういうミュージシャンって応援したくなる)。ニューアルバム『VICB-60012』買ってきました。ちなみに製品番号のようなタイトルですが、これがタイトルです(製品番号も「VICB-60012」なのですが)。
 かっこいいですわ。俺の音楽の趣味には、どうやら「POPサイド」と「Avant Garde(アバンギャルド)サイド」があるようなのですが(もちろん勝手な区分ですけれどね)、このメロディーは「POPサイド」の琴線に触れるなあ。
 下のサイトで一部試聴もできます(「たりない言葉」はプロモーションビデオが期間限定で試聴できます)ので、興味がある方はどうぞ。

・BabeStar>エレクトリックギュインズ アーティストページ:http://www.babestar.net/babestar/-/Artist/A020111.html
・『VICB-60012』特設ページhttp://www.babestar.net/guins/index_content.html
−−−−−−−−−−
【中古CD】
■ジャニス3 にて
 ジャニス3は、昨年末に元の店舗が火事に見舞われ、心配していたのだが、ジャニス本店(こちらはCDレンタル中心。販売はほんのわずか)の真下のフロアで仮営業を再開しています。で、行くとやっぱりCDが買いたくなってしまう。

・砂原良徳『LOVEBEAT』
LOVEBEAT
 元電気GROOVEのまりんこと砂原氏のソロアルバム。

・ECHO & THE BUNNYMEN(エコー&ザ・バニーメン)『ポーキュパイン』
ポーキュパイン
 1983年にリリースされたサード・アルバム。今回買ったのは、1997年の再発盤。

・TELEX(テレックス)『アイ・ドント・ライク・リミキシーズ』
アイ・ドント・ライク・リミキシーズ
 TELEXのベスト盤。TELEXはニューアルバム『How Do You Dance?』が出ているので、あったら買おうと思ったのですが、置いていないようだったので、ひとまずこちらを購入。

 エコー&ザ・バニーメンもそうなんだけれど、とにかくこうしたニュー・ウェーヴとかエレ・ポップ(まあ、テクノポップと呼んでもよいのですが)は、リアルタイムで聴いていないので、せっせとCDを集めるわけです。
 CD屋でもまとまったコーナーはほとんどないので、だいたい洋楽のロックやテクノ(テクノポップではない今のテクノ)、またはエレクトロニカ(音響系とかアヴァンギャルドなども含む)あたりのコーナーを探しています。

 あと、TELEXのニューアルバムを含む話は下記のサイトが参考になると思います。

・All About>テクノポップ>ガイド記事(テレックスを取り上げている記事です)
http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20060313A/index.htm

・七緒香『はじまりのうた』
はじまりのうた
 七緒香さんのセカンドアルバム。失礼ながら、セカンドが出ているとは思わなかった。
 元々はBeing系のレーベルZAIN RECORDSからデビューして、曲はB'zの松本孝弘氏の作曲・編曲だった(作詞は本人)。声の質が元LINDBERGの渡瀬マキさんに似ているのと思ったことを覚えている。デビュー曲「恋は舞い降りた」は、同名の映画の主題歌になり、結構人気もあったと思うのですが。
 この2ndアルバムでは、レコード会社もBMGファンハウスへ移籍し、プロデュースも小澤正澄(当時PAMELAH)に変更となっている。イルカの「なごり雪」のカバーも収録。
 いいアルバムだと思うのですが、七緒さんはこの『はじまりのうた』を最後に活動を休止。
 ちなみに、俺は1stアルバム『七音』も持っています。こちらも好き。
 
・七緒香『七音』
七音

・flex life『Japonica』
Japonica
 flex life(フレックス・ライフ)は、先日偶然買ったライブ盤がよくて、最近気になっているミュージシャン。ちなみにジャケットのイラストは富永一朗先生です。
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・田口 元、他『Life Hacks PRESS(ライフハックプレス) デジタル世代の「カイゼン」術 』(2006.4,技術評論社)
オンライン書店ビーケーワン:ライフハックプレス


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・矢野 誠一『笑わせる側の人生』(2005.12,青蛙房)
オンライン書店ビーケーワン:笑わせる側の人生

「笑わせて芸人、わきで泣きっ面。榎本健一、トニー谷、花菱アチャコ、藤山寛美、円生、小さん、志ん生など、笑わせる側の面々について綴る。『朝日新聞』等に掲載したものをまとめる」(オンライン書店bk1の紹介文)

 版元の「青蛙房」は「せいあぼう」と読みます。取り上げられている面々も、本の内容も、気になる。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月29日(水)
(訃報)作家スタニスワフ・レム氏死去

 SF作家、スタニスワフ・レム氏が、27日に心不全のため亡くなったとのこと。享年84歳。ポーランド語で作品を発表していたので、ポーランド人だとずっと思っていたのだが、正確には出身地は今のウクライナにあたるらしい。

 実は、俺が初めて読んだSF小説が、レムの『ソラリスの陽のもとに』なんだよ。俺が小説を(というか本を)意識的に読み始めたのは高校生の頃で、当時は推理小説ばかり読んでいた。大学生になって、本を読む時間が増えて、それまで読んだことのなかったSF小説を読もうと思ったんだ。それで、石川喬司氏のSF小説の評論の本を読んで、当時のSF小説ベストワンとして紹介されていたのが、『ソラリスの陽のもとに』だった。

・スタニスワフ・レム:著 / 飯田規和:訳『ソラリスの陽のもとに』(1979,ハヤカワ文庫 SF)
オンライン書店ビーケーワン:ソラリスの陽のもとに

「観察ステーション駐在員として惑星ソラリスに到着した心理学者ケルビンは、先任駐在員たちが一人残らず発狂状態に陥っているのを発見した。一件何の変哲もなくものうげにたゆたう海が、様々な驚くべき能力を持つ生きている<海>だったのだ! 大宇宙における超知性の問題に肉薄する傑作! 完訳決定版!」(オンライン書店bk1の紹介文)

 当時の感想がノートに残っているのだが、見ず知らずの生物との接触(いわゆるファースト・コンタクト)というテーマに注目しつつも、小説に登場するある種の「恋愛」についてあれこれと書いている(以下ネタバレに相当するかもしれないので、あらかじめご了承ください)。
===
===
===
 主人公ケルビンが、宇宙でかつて自殺してしまった恋人(の幻)に出会う。ケルビンは最後はその幻と決別するのだが、途中はその恋人に惹かれていく。その様子について「端から見ればケルビンが狂人になりつつあると取られても仕方ない。/だが彼にしたら、まわりが狂っているのだ」なんて感想を書いている。あと、この二人の関係を「人間同士の恋愛にも置き換えられる(特に若い頃の)かもしれない」とも思っている。
 まあ、当時19歳の俺も、分からないなりに一生懸命読んだんだなあ。

 レム氏は、1989年以降はSF小説の執筆を止め、近未来予想のレポートを主に書いていたとのこと。実は俺は、『ソラリスの陽のもとに』の作品は読んでいないのです。下の『虚数』なんかは刊行当時話題になって、興味を惹かれたのだが、結局未読のまま。これを機に、というのは失礼かもしれないけれど、追悼の意味で読んでみようかなあ。

・スタニスワフ・レム:著 / 長谷見 一雄 他:訳『虚数』(1998.2,国書刊行会)
オンライン書店ビーケーワン:虚数

「「バクテリア未来予知学」や「未来言語による百科事典」など〈実在しない書物〉の序文と、人智を超えたコンピュータ、GOLEMによる人類への講義を収録。知的仕掛けと諧謔に満ちた奇妙キテレツな作品集」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ご冥福をお祈りします。

(参考)
・YOMIURI ONLINE 記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060328i4z1.htm

・ITmedia NEWS記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/28/news028.html

・公式サイト(英語)
http://www.lem.pl/cyberiadinfo/english/main.htm

・『ソラリスの陽のもとに』は、下記のとおり新訳もあります。また、1972年と2002年に映画化されています。

・スタニスワフ・レム:著 / 沼野 充義:訳『ソラリス』(2004.9,国書刊行会)
オンライン書店ビーケーワン:ソラリス

「地球外の知性体との遭遇について描いた哲学的かつ科学的な小説。広大無辺な宇宙空間において、理解不能な事象と愛の記憶に直面し、人は何をなすべきか。77年刊「ソラリスの陽のもとに」を、ポーランド語原典から新たに訳出」(オンライン書店bk1の紹介文)

・DVD『惑星ソラリス』(1972年,アンドレイ・タルコフスキー監督)
惑星ソラリス

・DVD『ソラリス』(2002年,スティーブン・ソダーバーグ監督)
ソラリス
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 俺は科学自体はあまり得意じゃないが、科学を元に作られた製品には興味がある。どんな感じの本なのか、まだ書店で現物は見ていないのだが、図版などが多いと面白そうだなあ。

・原 克『ポピュラーサイエンスの時代』(2006.3,柏書房)
オンライン書店ビーケーワン:ポピュラーサイエンスの時代

「電動歯ブラシ、体温計、トランジスタラジオ…。誰もがお世話になった「新発明」で時代を読む。20世紀に登場したテクノロジー、そこから生まれた日用品や都市型施設を扱った科学雑誌や新聞記事などの文化現象を取りあげ解説」(オンライン書店bk1の紹介文)

━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月30日(木)
ユキヒロさんの本棚からローリー・アンダーソンの本を買う

━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
2006.03.29(水) 購入本
【新刊】
・雑誌『TV Bros.』(東京ニュース通信社)

 特集は下記の通り。今回は特集だけ見るとなんとなく普通のテレビ雑誌みたいですね。
・春のドラママッサージ(春のドラマ+マッサージ)
・子供達をナメないで(子役特集)
・これでいいのか!最終回(ドラマ最終回)
−−−
■青山ブックセンター 六本木店 にて
・『ローリー・アンダーソン時間の記録』(2005.7,NTT出版)
オンライン書店ビーケーワン:ローリー・アンダーソン時間の記録

「リヨン現代美術館によって企画された「ローリー・アンダーソン時間の記録」展の日本での開催に際し出版されたもの。パフォーマンス・アートのスーパースターであるローリー・アンダーソンの全貌がわかる! 」(オンライン書店bk1の紹介文)
 昨年夏に行われたローリー・アンダーソン展の図録です。会場で買いそびれて、なかなか見つからなかったのだが、青山ブックセンター六本木店で見つけて購入。
 ちなみに展覧会のレポートは下記の通り書いています。

■ローリー・アンダーソン「時間の記録」展レポート 2005.09.28 初台NTTインターコミュニケーション・センター
http://www.h5.dion.ne.jp/~garakuta/booksalon/
r_0509LAURIE_ANDERSON.html


 ちなみに青山ブックセンター六本木店で、『高橋幸宏の本棚』として、ユキヒロさんのセレクトによる本の棚がありました。



 下のCDの発表に伴う期間限定だと思いますが、興味のある方は見に行ってみてもよろしいのでは。釣り関連の本はもちろん、ビートニック、犬、ジャン・コクトー、椎名誠や岸田秀に宮沢章夫、さらにはモンティ・パイソンやしりあがり寿、谷口ジローまで、幅の広いセレクトで、見ていると面白いですよ。

・高橋幸宏『BLUE MOON BLUE』
BLUE MOON BLUE(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・青山ブックセンターサイト内の紹介ページ(写真あり)
http://www.aoyamabc.co.jp/#takashi
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話

 学校の書道の時間に、筆を洗わせない(家で洗わせる)というのは、著者(1915〜2005)が子どもの時分からだったんだねえ(pp.128-129)

 ホチキスを発明した人って、機関銃も発明しているんだねえ(p.115)。ホチキスというのはその人の名前。正式には「ステープラー」というのが商品名。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
 えい文庫の「世界のサッカーエンブレム」シリーズの第二弾が出ています。ちなみに、「えい出版社」の「えい」は「木世」を一文字にした漢字が正確ですが、表示されないためひらがなにしています(って、毎度毎度書いている気がするが)

・斉藤 健仁 / 野辺 優子『世界のサッカーエンブレム W杯&南米エディション』(2006.4,えい文庫)
オンライン書店ビーケーワン:世界のサッカーエンブレム

「」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ちょっと立ち読みしてみたら、ワールドカップ出場国のエンブレムの他、日本のJFLや地域リーグ、Lリーグのエンブレムなども掲載されていた。ううむ、どうしようかなあ、買おうかなあ。
 ちなみに第一弾は下記の本です。

・斉藤 健仁 / 野辺 優子『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』(2005.3,えい文庫)
オンライン書店ビーケーワン:世界のサッカーエンブレム完全解読ブック

━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2006年3月31日(金)
Quinka,with a YawnのCD

2006.03.24(金) 購入もん
【CD】
■原宿アストロホール(HARCO LIVE TOUR 2006 "Wish List"会場) にて
・Quinka,with a Yawn『wintry ep』

 原宿アストロホールで行われた、HARCOさんのワンマンライブ「HARCO LIVE TOUR 2006 "Wish List"」に行ってきました。その会場の物販コーナーで購入。
 Quinka,with a Yawn(キンカ,with a ヨオン)というのは、今回のライブにキーボード、コーラスで参加した青木美智子さんのソロユニット。ちなみにHARCOさんの奥様でもあります。

 このCDは「前を向く人」と「はるにれ」の二曲入り。一部CDショップでの販売と、公式サイトでの通販がされています。
 「前を向く人」の、すごく色々な要素の詰まった感じも(矢野顕子さんっぽいメロディーもあったりする)、「はるにれ」の、シンプルで切ない感じも、いいなあ。

・公式サイト:http://www.quinka.org/

 CD欲しいなあ。この間渋谷のタワーレコードで探してみたけれど見つからなくて。Amazon.co.jpなら買えるので、注文するかなあ。

・Quinka,with a Yawn『火曜日のボート』(2003年)
火曜日のボート(Amazon.co.jpの紹介ページ)

・Quinka,with a Yawn『QY7』(2002年)
QY7(Amazon.co.jpの紹介ページ)


 元々はバンドesrevnoc(エスレフノック)のメンバー(ボーカル&ギター)。esrevnocの「sweet strawberry toast」は、テレビ朝日「あしたまにあ〜な」のテーマソングで使われていたので、聞いたことがある方も多いと思います。

・esrevnoc『eb - esrevnoc better」(1999年)
eb - esrevnoc better

 こうしてまた聴きたいCDは増えてゆく。
━━━━━━━━━━━━
ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・川渕三郎『日本サッカーが世界一になる日』(NHK出版)
 NHK教育の「知るを楽しむ この人この世界」(毎週月曜日・10:25-10:50)という番組のテキストです。日本サッカー協会の川渕三郎キャプテンの話した内容をまとめたもの。番組は4月から5月にかけて放送。

 視点が違うと、日本のサッカーや、今の日本代表のジーコ監督への考え方も色々と異なると思うが、俺は川渕キャプテンの話は面白いと思う。
 2050年までに日本(単独)でワールドカップを開催し、そこで優勝するというプランがあるのだが、それも適当に決めているのではなく、今後のワールドカップの開催地域などを考えた上でのプラン。夢じゃなくて具体的な目標ね。

 なぜ2050年までだったのかは知らなかったので、目からウロコが落ちる思いだった。俺、単純に「キリがいいから」なんて思っていたからねえ。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読み終えた本
・串田 孫一『文房具56話』(2001.1,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:文房具56話


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・田坂和昭・川端康生『負けずじゃけん。 サッカーがあったからこそここまで来れた 』(2006.3,えい出版社)
オンライン書店ビーケーワン:負けずじゃけん。
「小さな頃、何をするのも嫌だった時期もあった。でも、小学3年生のときにユニフォームをもらって、強い気持ちを持つことができた。負けずじゃけん。田坂和昭がサッカーを通して感じたこと、想ったことをまとめた書き下ろし」(オンライン書店bk1の紹介文)
 田坂和昭氏といえば、Jリーグのベルマーレ平塚・清水エスパルス・セレッソ大阪でプレーし、日本代表にも選出された選手。現在は清水エスパルスコーチ。
 この本では、サッカーの話とともに、これまでの半生や先天性無毛症という、自身の病気についても語られているという。
 サッカー選手の半生記は、やっぱり気になるなあ。
━━━━━━━━━━━━
●木の葉燃朗のサイト:本の話と小説と、身辺雑記のページ:がらくた放送局
●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。

木の葉燃朗のがらくた書斎」トップ>>アーカイブス>>木の葉燃朗の読房より愛を込めて

inserted by FC2 system