木の葉燃朗の読房より愛を込めて
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※2006年2月はリニューアルのため休止
2006年1月
2006年1月1日(日)
新年早々いきなりですが、パソコンが不調です。
今メインのパソコンを設定中。今日はサブのパソコンからの更新なので、簡単な内容ですがご了承ください。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫)
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・『別冊太陽 手帳の本』(1982年,平凡社)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・国立天文台:編『理科年表 第79冊(平成18年)』(2005.11,丸善)
「科学全般選りすぐりのデータブック。気象データや地震・火山などの自然災害、生物データの拡充をはじめ、各部のデータを強化した平成18年度版」(オンライン書店bk1の紹介文)
先日新聞のコラムでこの本が取り上げられていて、 気になってしまった。辞書なんかと同じように、持っておいた方がいいのではないかと思う。
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2006年1月2日(月)
2005年予想の結果を検証
パソコンは直りました。たぶん直ったと思う。直ったんじゃないかな。まちょっと覚悟はしておけ(また壊れる覚悟ね)。
なぜ新年早々さだまさしの替え歌なんだ俺。
さて。
誰も覚えていないと思いますが、実は2005年1月3日に、2005年について予想をしていました。かつての「お題場」投稿しています。
・日刊耳カキ > アーカイブス > お題場
http://mimi33.biz/odaiba/diary.cgi?date=20050101
この予想を、現実と照らし合わせて振り返ってみましょう。
「純愛ブームが続きますね。そして潔癖なまでに健全な交際をする中高生が増えます」
→純愛ブームは意外や意外続きましたが、健全な交際をする中高生は別に増えませんでした。その一方で、なぜか方言を話す中高生が増えました。
「理系、論理的な雰囲気の人がもてはやされますね。例:ラーメンズ小林健太郎、CMプランナー佐藤雅彦、明和電機」
→特にブームはなく、これらの方々は安定した人気でした。独自の世界を構築していたというか。
「細木数子が起訴されますね。脱税か詐欺で」
→これは今のところおしい。色々トラブルは起きているのですが、あと一歩(なにが?)。
「インターネットで、mixiみたいな会員制のサービスが人気になりますね。でも、参加者が相当増えたところで、一度トラブル(情報流出とか)が起きて、参加者の数が落ち着きます」
→mixiは人気になったが、トラブルは今のところなし。参加者はどんどん増えている模様です。
「サッカー日本代表の監督が交代しますね。後任は日本人・外国人を問わず、日本サッカーを良く知る人でしょう」
→今もジーコ監督ですね。ジーコ監督でいいのかなあという思いは一方にありつつ、でもここまで来たらワールドカップはジーコ監督に任せるしかないです。
しかし、カズがオーストラリアのリーグでプレーするとは想像も出来なかった。
「流行語大賞は、お笑い芸人のギャグですね。両手をひらひらさせながら、腰を振ってギャグを言う様子が目に浮かびます」
→こ、これは! 当時はもちろん適当に書いたのですが、 レイザーラモンHG(住谷)の「フォー!」は、いい線行っているんじゃないだろうか。大賞じゃなくて流行語のトップテンだったし、両手ひらひらはちょっと違うが、腰を振るのも関連があるし。
本当はペナルティが受賞したらいいなあと思って予想したんですけれどね。
いやあ、一個だけでも予想がかすってよかった。
2006年の予想も、無責任にやります。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
先日買った『Numeber』や『散歩の達人』などの雑誌、マンガなどを読んでいて、なかなか進んでいません。
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・『別冊太陽 手帳の本』(1982年,平凡社)
この本は風呂の中で広げてちょっとずつ読んでいます。「能率手帳」の話とか、明治・大正時代に丸善が発売した手帳の話とか、興味深い。
それから、理想の手帳のアンケートの中に、「ファイル式」「ルーズリーフ式」を望む声があるのも興味深い。今のような「システム手帳」が登場する前の時代だったことがうかがえる。
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・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・No Disc Music Guides『ノーディスク・ミュージックガイド』(2005.12,ライブドアパブリッシング)
「「iTunes Music Storeで、どんな曲を買ったら楽しいかを細野晴臣らがガイドする。iTMSまんが、ばるぼらによる音楽配信の歴史年表も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)」(オンライン書店bk1の紹介文)
版元の割には(なんて言ったら失礼か)興味深い本。 気になる。
iPodやiTunesは、どんどん曲のデータを入れていくと、聴く曲を選ぶのに苦労してしまうこともあります。そういうときに、自分で曲リストを作る(オリジナルのカセットやMDをつくるようなものです)のが大事なのだが、なかなか時間がなくてつくれないんだよなあ。
本の内容とも関連したサイトがあるようです。
・ノーディスク・ミュージックガイド
http://publishing.livedoor.com/nodisc/
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2006年1月3日(火)
大晦日にヴィレッジヴァンガードで福袋を買ったよの巻
大晦日に、会社帰りにヴィレッジヴァンガードお茶の水店に行きました。一年を締めるには、やっぱり神保町だろうと思って。
で、入口のそばに置かれていた福袋が気になって、買ってしまいました。福袋を買うこと自体が10年ぶりくらいかもしれない。ちなみに、その時福袋の中に入っていた目覚し時計は、今でも愛用しています。
まあ、2005年頑張った自分へのお年玉ということで(我ながら嫌な表現だ)。
で、買って帰ってきた福袋です。
中身は秘密。これから買う人の楽しみを損ねないようにね。ただ、好き嫌いは別にしても、3,150円(税込)という値段には見合っているかなと思います。「福袋を買う」というより、「ヴィレッジヴァンガードで3,150円使う」と思えば、満足できる内容です。
いくつか印象を。
・中身は、普段ヴィレッジヴァンガードで見かけるかな、というものがほとんどでした。
・個人的には、もっと小物、というか文具が多ければ嬉しかった。今回の中身は、メインになるものがいくつか入っていて、プラス小物という印象なので。
・中身はグッズ(雑貨)のみ。さすがに本やCDは入っていないのね(入っているのもあるのだろうか?)。
まだ店頭には在庫があるのかな? 興味がある方は、いつも行くヴィレッジヴァンガードを覗いてみるのもよろしいのでは?
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
今日は雑誌『散歩の達人』と雑誌『ユーゲー』を読んでいました。
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・『別冊太陽 手帳の本』(1982年,平凡社)
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・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・とよ田みのる『ラブロマ 5』(2005.12,講談社)
高校を舞台にした、直球勝負のラブコメ。この巻で完結です。
なんか、いい話だったなあ。もうああいう学生生活を送ることがないだろうと思うと、余計うらやましい。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・タカイチカと缶詰研究会『缶詰マニアックス』(2005.6,ロコモーションパブリッシング)
「見えない中身への期待と不安。開けるという行為のイベント感。中身を眼にしての驚愕や納得。そして、味わった後の達成感。「缶詰を食べる」という行為の中にこれだけの情動が存在している。日本や欧米の92個の缶詰を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
外見と中身の写真も掲載され、実食した際のレポートも掲載されているらしい。いろんなマニアがいるんだね。
同じ出版社から下の本も出ています。こっちも 気になる。
・麻布やかん組合:編著『やかんの本』(2005.11,ロコモーションパブリッシング)
「ついに登場! 本邦初のやかんブック。いろいろな材質、さまざまなデザインの味のあるやかんが、世界各地から一堂に会しました。巻末には「麻布やかん組合」の2人による「やかん談義」も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年1月4日(水)
オンライン書店bk1で、「古書フェア:懐かしのマンガ大集合」開催中
オンライン書店bk1で、またまた古本の特別販売が行われています。今回はマンガです。
・オンライン書店bk1 > 古書フェア:懐かしのマンガ大集合
http://www.bk1.co.jp/contents/booklist/0512_kosho02.asp/p-garakuta57186
俺はマンガの古本の価値はあまりよく分からないのですが、それでも虫プロ・朝日ソノラマ・秋田書店など、貴重そうなことが分かる出版社の本が並んでいる。
かなりの高額の商品でも、本についての詳細情報がないので、知らない人は躊躇してしまうかもしれない。俺も躊躇します。でも、逆にマニアの人にとっては掘り出し物なのかもしれない。興味のある方は上のURLからご確認ください。
具体的には、下記のような本が販売されています。
・手塚治虫『【古書】手塚治虫のマンガ大学 応用編』(1968,集英社)・\6,563
・赤塚不二夫『【古書】元祖 天才バカボン』(1977,講談社)・\1,969
・永井豪とダイナミック・プロ『【古書】ドロロンえん魔くん(1-3巻セット)』(1977,若木書房)・\7,875
・大友克洋『【古書】Boogie Woogie Waltz』(1982,綺譚社)・\5,906
・吉田竜夫:絵・宮川一郎:原作『【古書】スーパー・ジャイアンツ』(1960,講談社)・\7,875
・ちばてつや:絵・福本和也:原作『【古書】ちかいの魔球』(1968,集英社)・\1,313
・藤子不二雄『【古書】シルバークロス(1-3巻セット)』(1970,虫プロ)・\19,688
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
今日は雑誌『ユーゲー』を読んでいました。
「Xbox(360じゃなくて初代の方)」の特集も興味深いが、雑誌『ファミコン必勝本』(JICC出版=現:宝島社)の編集長の座談会も面白かった。
ポケモンの生みの親田尻智、漫画家鈴木みそ、ゲームアナリスト平林久和、更には作家馳星周など、そうそうたる面々が関わっていたことが分かる。これは貴重な話だなあ。
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・『別冊太陽 手帳の本』(1982年,平凡社)
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・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・平凡社、未来社:編『新編十代に何を食べたか』(2004.12,平凡社)
「平成〜大正に10代を過した39人がつづる食体験記。食材から家族の風景、時代の相貌まで浮かび上がらせて、食問題を考えるに必読の書。未来社84年刊「十代に何を食べたか」を改訂増補した新編」(オンライン書店bk1の紹介文)
この「何を食べたか」を知るだけでも、その時代時代の特徴が分かるような気がする。 気になるなあ。
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2006年1月5日(木)
さおだけ屋そのものよりもさおだけ屋についての本の方が大はやり
さおだけ屋を取り上げた、あるいは関連する本が、また何冊か出て来ましたよ。
・門倉貴史『人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?』(2005.11,角川oneテーマ21)
「野球選手はなぜ個人会社を作るの? 会社員の副業はなぜ会社にバレるの? ソープランドで働く美しい女性の取り分は? 「さおだけ屋」が教えてくれない、ちょっと危ないけどおいしい仕事の秘密を、気鋭のエコノミストが暴露」(オンライン書店bk1の紹介文)
ちょっと立ち読みしたら、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」という疑問に対するもうひとつの回答が書いてあった。この話は、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』でも「こういう例もある」として触れられていた(pp.29-32)。
・山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(2005.2,光文社新書)
「数字大嫌い、暗記も苦手。でも会計は知っておきたい。大ざっぱに会計の本質をつかめる本」(オンライン書店bk1の紹介文)
簡単に紹介すると、「2本で千円」とテープを流しながら、買いに来た人には1本5000円のさおだけを薦め、更に設置してあげるといって家まで行き、さおだけの土台が壊れているから修理をした方がいいと言って、最後に修理代金10万円を請求する。
『人にいえない仕事は……』の方では、この詐欺の商法のテクニックについて、詳しく紹介されていた。「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」に対するもうひとつの回答といったところ。そのあたりしか立ち読みしなかったが、他にもやや怪しい商売について書いているようだ。
そしてもう一冊。これはタイトルからして、非常に分かりやすいです。
・リテール経済研究会・三銃士:編著『潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった』(2006.1,宝島社新書)
「さおだけ屋以外にも、不思議な商売はたくさんあるんです。爬虫類ペット屋、ちり紙交換、客がいなくても大繁盛の漆器店…。まだまだあります、潰れない商売。身近な「儲け」の謎を解く」(オンライン書店bk1の紹介文)
今こういう本を刊行するということは、それなりに売れると踏んでいるいうことなんだろうなあ。
そして、おそらくそこそこ売れてしまいそうなのが恐い。こうした本を思わず買ってしまうような、流行り廃りに乗りやすい人たちを研究するのも、儲けの元になるかもしれませんね。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫)
写真から部屋の様子を見るのも面白いのだが、部屋の紹介文に書かれている家賃も興味深い。土地勘がないとなかなかイメージできないのだが、結構広い部屋(や借家)が、驚くような安い家賃だったりもする。
しかし、この本に出てくる部屋の写真を見ていると、自分の部屋のごちゃごちゃぶりもなんだかいとおしくなってくる。
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・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・『別冊太陽 手帳の本』(1982年,平凡社)
最後に「全手帳型録」(カタログのもじりだね)という、当時の手帳247冊を紹介しているページがある。
一般的に使われる手帳の他、「空手手帳」、「りんご手帳」(りんご生産者用の情報が掲載されている)、「土木現場手帳」、「銀行員手帳」など、様々な手帳が紹介されている。
中でも興味深かったのが、出版社の発売していた手帳。なんと各出版社はもちろん、著作者(作家など)の住所・電話番号まで載っている。一部書面でも紹介されていて、安部公房の自宅(仕事場かもしれない)が調布だったことなどが分かる。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・木村伝兵衛・谷川由布子・他『新語・流行語大全』(2005.12,自由国民社)
「ことばの窓から、時代の風景が見える。戦後60年、1945〜2005年までの時代が生んだ「新語・流行語」を収録。巻末には1901〜44年までの新語・流行語、1984〜2005年の「新語・流行語大賞」受賞語を掲載」(オンライン書店bk1の紹介文)
これはちょっと手元に置いておいて少しずつ読んでみたいねえ。 気になる。
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2006年1月6日(金)
第134回(平成17年度下半期)直木賞&芥川賞候補発表
第134回(平成17年度下半期)直木賞&芥川賞の候補作が発表されました。
直木賞候補は下記6作品。恩田陸氏が前回に続き候補に選出されています。
・伊坂 幸太郎著『死神の精度』(2005.6,文芸春秋)
「「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
・荻原 浩著『あの日にドライブ』(2005.10,光文社)
「人生、今からでも車線変更は可能だろうか。元銀行員のタクシー運転手は、自分が選ばなかった道を見てやろうと決心した…。『小説宝石』連載を再構成、大幅に加筆・訂正して単行本化
」(オンライン書店bk1の紹介文)
・恩田 陸著『蒲公英草紙』(2005.6,集英社)
「変わりゆく日々に少女が見たのは、時を越えた約束と思い。懐かしさと切なさの魔法がきらめく感動長編小説」(オンライン書店bk1の紹介文)
・恒川 光太郎著『夜市』(2005.10,角川書店)
「何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した祐司だったが、常に弟を売った罪悪感に苛まれていて…」(オンライン書店bk1の紹介文)
・東野 圭吾著『容疑者Xの献身』(2005.8,文芸春秋)
「天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は、愛した女を守るため完全犯罪を目論む…。数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリー。『オール読物』連載を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
・姫野 カオルコ著『ハルカ・エイティ』(2005.10,文芸春秋)
「ハルカは見合い結婚したが夫はまもなく出征。敗戦を迎え経済的理由から職業婦人となったことから、ハルカは女性として開花してゆく−。昭和の戦前、戦中、戦後をごく平凡に、だが常に前向きに生きた、一人の女性の物語」(オンライン書店bk1の紹介文)
芥川賞候補は下記6作。伊藤たかみ氏が前回に続いて候補に、また絲山秋子氏は前回は直木賞候補でしたが、今回は芥川賞候補です。松尾スズキ氏もノミネートされていますねえ。
伊藤たかみ「ボギー、愛しているか」(群像十二月号)
絲山秋子「沖で待つ」(文學界九月号)
佐川光晴「銀色の翼」(文學界十一月号)
清水博子「vanity」(新潮十月号)
西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」(群像九月号)
松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」(文學界七月号)
各賞の選考は、1月17日に行われます。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
特集はサッカーワールドカップ、冬の新ドラマと中華まん(?)など。
ケンドーコバヤシさんのインタビューもあります。
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●気になる本
・恩田 陸『ねじの回転 上』(2005.12,集英社文庫)
・恩田 陸『ねじの回転 下』(2005.12,集英社文庫)
「「人類を悲惨な運命から救うべく、国連によって歴史の介入点に選ばれた1936年2月26日、東京。しかし、時間遡行し歴史を修復するために選ばれた安藤大尉らには別の思惑が…。歴史SF長編。『小説すばる』連載」」(オンライン書店bk1・単行本当時の紹介文)
2.26事件当時の東京を舞台にしたSF小説。
恩田陸ファンを自認する俺ですが、実は読んでいないのです。この機会に読もう。
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2006年1月7日(土)
ビートルズ関連本
ビートルズ関連本が何冊か出ているようです。
・ジョニー・ディーン:責任編集 / 平林祥・新井崇嗣・上西園誠:訳 / ザ・ビートルズ・クラブ:監修『ザ・ベスト・オブ・ザ・ビートルズ・ブック』(2005.11,リットーミュージック)
「ファブ・フォーが公認した唯一の雑誌『ザ・ビートルズ・ブック』。創刊以来40年にわたって蓄積された膨大なアーカイブの中から、貴重なインタビュー、写真、レポートを一冊にまとめたメモリアル版」(オンライン書店bk1の紹介文)
『ザ・ビートルズ・ブック』は、1962年から2003年1月まで刊行されており、ジョニー・ディーン氏はすべての号に携わっていたとのこと。
かなりボリュームもあるので、ファンの人には注目かと思います。
ただ、俺のような初心者が興味本位で買うにはちょっと値段も張るので(税込\5,565)、まずは下の本を読んでみようかとも思っています。
・ラリー・ケイン著 / 室矢 憲治訳『ビートルズ1964−65』(2006.1,小学館文庫)
当時のツアーに同行したアメリカ人のジャーナリストによるノンフィクション。
俺はビートルズのことはなんにも知らないからなあ。こういうところから読んでみようかしら。
なお、邦訳は出ていませんが、下の本も話題になっているようですよ。読売新聞の記事によれば、「伝記の決定版」とのことです。
・Bob Spitz『The Beatles: The Biography』
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
・読売新聞 > 著者Bob Spitz氏インタビュー
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20051208bk09.htm?from=os1
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・あり
新宿に行って、CDと本を少し買ってきました。詳しくは明日。
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●気になる本
・泉麻人『お天気おじさんへの道』(2005.12,講談社)
「47歳から気象予報士試験に挑戦! 合格率はわずか4.1%。2年近くに及ぶ「お受験」の日々をピュアな気持ちで克明に描きつつ、気象予報士試験や天気の知識も身に付く、お役立ちエッセイ。『イン★ポケット』連載」(オンライン書店bk1・単行本当時の紹介文)
気象予報士試験というテーマも、それに臨むのが泉麻人氏というのも興味深い。 気になる。
泉さんのお天気おじさんは、似合いそうだね。 少なくともあの人よりは。
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2006年1月8日(日)
最近買ったもの
最近買ったものについてまとめておきましょう。
2006.1.4(水)
【CD】
■ヴィレッジヴァンガード 自由が丘店にて
・Robert Johnson『Kings of the Blues』
・Gene Krupa『Drums, Drums, Drums』
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
どっちもヴィレッジヴァンガードで1,050円だったというのが大きな購入の決め手でした。
ロバート・ジョンソンは別のCD一枚持っていて、かっこいいと思っていたけれどね。
2006.1.7(土)
【CD】
■タワーレコード 新宿店 にて
・上原ひろみ『スパイラル(初回限定盤)』
ジャズピアニスト上原ひろみの、ベース・ドラムとのトリオで収録したアルバム。
実はこの方のことはあまり知らない。でも、前に渋谷のタワーレコードで、DVDを見て「すげー」と思って、今回買いました。
「すげー」というのは、初回限定盤についてくる「カンフー・ワールド・チャンピオン (2004年11月26日横浜BLITZにて) 」のライブ映像。ピアノとともにキーボード(シンセサイザーだと思う)を使ったエレクトリックなジャズなのだが、とにかくめちゃめちゃ高速で、ドラム・ベースも含め「うおー、これ全部手弾きかよ!」と衝撃的だった。素人が見てもすごいテクニックだということは感じた。
そのDVDが特典についたCD。CDも楽しみなので、買ってきました。
【中古CD】
■ディスクユニオン新宿 中古センター にて
・村上ユカ 『はなうたち。』
村上ユカ(現:村上由香)さんがどういう人かも知らなかったのですが、カバーされた収録曲を見て、「こ、これは!」と思い、買ってきました。
1.待ちぼうけ/2.安里屋ユンタ/3.お嫁においで/4.砂山/5.小さな空/6.プリオシン海岸
アレンジやジャケットのデザインも本人が手がけています。アレンジがまたテクノポップで、声は遊佐未森さんみたいで、しかもこの選曲。これはすごくいい。
【中古DVD】
■ディスクユニオン新宿 中古センター にて
・ゲルニカ『ゲルニカ:リライティング・ヒストリー 1982 1989』
ゲルニカのライブを収録したDVD。ゲルニカは映像で見たことがないからなあ。この機会にと思い買ってきました。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
2006.1.7(土)購入本
【古本】
■ディスクユニオン 新宿本館にて
・雑誌『レコードコレクターズ 2003年2月号 特集YMO・2002年リイシュー・ベスト10/5・私の収穫2002・ストーンズ』(ミュージックマガジン)
YMO特集と聞いたら買わずにはいられないです。当時のCD再発に伴う特集だったようです。
前・中・後期のYMOに影響を及ぼした他ミュージシャンのレコード紹介や、ライブ盤・ベスト盤も含めた解説など、興味深い内容です。
【新刊】
■オンライン書店bk1より
・鈴木 祐:監修 / ストレンジ・デイズ:編 / 鈴木 祐 他:著『テクノ・ポップ エレポップ』(2000.9,エクシードプレス)
「テクノ・ポップ/エレポップを中心に、その周辺に位置したと考えられる80年代のアルバム367枚を集めたエレポップ・ガイドブック」(オンライン書店bk1の紹介文)
洋楽限定で紹介されています。ネットで検索している途中に見つけて購入。
やっぱりこのジャンルの本は気になる。
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●気になる本
・長谷邦夫『赤塚不二夫天才ニャロメ伝』(2005.12,マガジンハウス)
「少年時代、トキワ荘、赤塚流アイデア術、変装変身ゴッコ…。交流50年、かつての盟友が愛を込めて描く、マンガで読む実録・赤塚不二夫伝説。奔放にして型破り、ギャグとバカに命を賭けた天才の一代記」(オンライン書店bk1の紹介文)
著者長谷氏は、長年赤塚不二夫氏のブレーンとして仕事をされた方。
赤塚氏についての本というと、今年下記の本も出版されているが、編集者とスタッフで見方がどのように異なるかを比べて読むのも面白いのではないかと思う。
・武居俊樹『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(2005.5,文芸春秋)
「「ギャグの神様」に密着して40年。ついには「武居記者」として赤塚漫画の人気キャラクターになった名物編集者が書く数々の秘話。「つげ義春と赤塚不二夫の友情」「手塚治虫ってどんな人?」等、エピソード満載」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年1月9日(月)
1/9は風邪でコラムを休んでいます
1/9は風邪のためコラムの更新を休んでいます。
1/10の更新も体調次第。これから病院に行ってきます。
2006年1月10日(火)
ようやく体調が戻りました
風邪に伴う腹痛で、約一日半苦しんでおりました。医者に行って薬を出してもらって、どうにか収まったようです。
しかし、この寒さだと、例年通りのつもりでいると気温に適応できそうにないので、寒さ対策を立てよう。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
川本三郎氏の『東京の「隠れ里」』(pp.392-395)に、興味深い話があった。
川本氏が東京の町で好きなのは、「何の変哲もない中規模の町」(p.393)だという。具体的な地名として、「中野や阿佐ヶ谷」(p.394)、「高円寺、都立家政、祐天寺、小岩、平井、亀有、常盤台、戸越」(p.394)が挙げられている。
そして面白いのが、こうした町のよさである。「こういう中規模の町のよさは実は『下町的暖かさ』『人間的ぬくもり』にあるのではない。むしろ逆で何の変哲もない、どこにでもある匿名性にある」(p.394)という。銀座や新宿のような大きな街では、知人・友人に会うことが多い。「銀座や新宿のような大きな盛り場には『群集のなかの孤独』がある−−というのはウソだと私は思う」(pp.394-395)というのだ。
俺は新宿や銀座でも知り合いに会うことはほとんどないのだが、それでも街の中を歩く気楽さで言えば大きな街よりも中規模の町の方がはるかに勝っていると思う。
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●読み終えた本
・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 上』(2005.12,ちくま文庫)
・都築 響一著 / アルフレッド・バーンバウム英訳『賃貸宇宙 下』(2005.12,筑摩書房)
布団の中に閉じこもっていたので、ちょっとずつ読んでいたら読み終えてしまいました。
面白かったのだが、前作にあたる『TOKYO STYLE』と比較して、人物が写っている写真が多かったり(すべて人物はぼかしているのですが)、部屋に関する文章がやや多かったりして(特に部屋のある場所が分かるようになっていて)、写真を見てあれこれ想像する楽しみは少なくなってしまったかな、と思った。
ただ、他の人の「どおってことない」部屋を見るのは、やっぱり楽しい。
・都築 響一『TOKYO STYLE』(2003.3,筑摩書房)
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●買った本
・なし
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●気になる本
・『オタクエリート No.01('05Winter)』(2005.12,ビブロス)
「第2回「オタク検定」誌上開催(出願セット付)、野村総研・浜銀総研「オタクレポート」の舞台裏、他。表紙・巻頭インタビューは鳩山由紀夫氏」(オンライン書店bk1の紹介文)
謎の本だ。硬派なのかも軟派なのかも掴みきれない。
ちなみに表紙はヨネスケさんではありませんよ。
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2006年1月11日(水)
「わたせせいぞうの世界展」大丸ミュージアム東京にて開催(1/24まで)
・「わたせせいぞうの世界展 How Romantic― なんてロマンチックな!! ―」
http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/
俺はなんとなく氏の絵には気恥ずかしいイメージがある。それは多分、氏のイラストのおしゃれな感じを見ると、自分自身のみすぼらしさを感じてしまうからだろう。きれいな絵だと思うんだけれどね。
ということで、俺は行こうかどうしようか考え中ですが、ファンの方はどうぞ。
・2006年1月11日(水)〜24日(火)
大丸ミュージアム東京にて
http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・Candid:編『全東京街道 東京はこう歩くと美味しい!』(1986.6,光文社文庫)
当時の東京の道路(歩道もあり車道もあり)をさまざまな書き手のコラムと、簡単な地図で紹介する本。
最初が内田春菊「これから通り(の一本向こうの道)とMY FAVORITE THINGS」。下北沢です。とり・みき氏や田北鑑生氏の名前も出てきます。
次が川崎良「権之助坂とこんぶ」、亀和田武「表参道と”裏参道”」、残間里理子「骨董通りと南青山クリエイター村」、森伸之「サンシャイン通り(60階通り)と”集中”リセ・ウォッチング」と続きます。
うーん、80年代。
東急ハンズの池袋店って1984年の10月にできたのか。森氏の「言ってみれば、今までは登山口の前にひらけた飲食街に過ぎなかったこの通りは、ハンズのお蔭で『参道』としてのキャラクターを獲得しつつあるのだ」(pp.69-70)という指摘は、興味深い。ちなみに「登山口」とは、サンシャイン60の入口を示しています。
街は変わっても、通りが大きく変わることはそうないので、今と当時を色々比較できて面白いなあ。
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●読み終えた本
・種村季弘:編『東京百話 地の巻』(1987.1,ちくま文庫)
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●買った本
・なし
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●気になる本
・土屋 賢二著『ツチヤ教授の哲学講義』(2005.12,岩波書店)
「第哲学なんてコワくない! 時間とは何か、言語ゲームで哲学はどう変わるかなど、哲学という病に効く、ツチヤ教授のオシャレな講義11日間。笑いとともに本当の問いを探す、知的な冒険への誘い」(オンライン書店bk1の紹介文)
いつものユーモアエッセイではなく、本業の哲学の講義の本。
大学生の頃、下の哲学論集の本を読んで、全然分からなかった経験がある俺だが、今回の本は読めるかなあ。
・土屋 賢二著『猫とロボットとモーツァルト』(1998.9,勁草書房)
「語り口は易しく、水準は高く、ヴィトゲンシュタインを応用しながら哲学の基本テーマを解く。過去の哲学者について、どんな問題をどう解決したかに注目して考えた哲学論集」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年1月12日(木)
色々買った
色々買いました。CDやビデオのリンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです。
【中古CD】
■神保町 ジャニス2 にて
・細野晴臣『メディスン・コンピレーション』(1993年,ESCB-1302)
YMO再生直前、細野さんがアンビエントミュージックのCDを多く出していたころの作品ですね。
いつも行っていたジャニス3が、火事のためしばらく休業になってしまい(ショックだ)、久々にジャニス2へ行く。
ここもやっぱりマニアックなCDが多くて面白いなあ。
【CD】
■ヴィレッジヴァンガード お茶の水店 にて
・TAMORI GRAPHIC『LOVE GROOVY COVERS』
MIX CDです。店内のジュークボックスでかかっていたのを聴いてかっこよかったのと、値段がお手ごろだったので買ってくる。
【中古ビデオ】
■ディスクユニオン お茶の水駅前店 にて
・YMO『TV‐YMO』(1995年,ALVA-9707)
名前の通り、テレビでオンエアされたYMOの映像をまとめたビデオ。
「トリオ・ザ・テクノ」が入っているんですよ。「'82スペシャル THE MANZAI」(1982/3/30)の分です。これだけでも「買い」でした。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・Candid:編『全東京街道 東京はこう歩くと美味しい!』(1986.6,光文社文庫)
当時の東京の道路(歩道もあり車道もあり)をさまざまな書き手のコラムと、簡単な地図で紹介する本。
今日読んだ部分は下記の通り。
三田格「246と夜歩きまわる」/六条徳子「公園通りと『シティはニートな恋をする』」/高杉弾「早稲田通りと『パラレル・タイムス』」/筑紫哲也「靖国通りと”右側通行”」/高見恭子「明治通りと”そんな冬”」/佐々木譲「山手通りとバイク・クルージング」/平原康司「環八と”コンボイ”の城壁」/松尾多一郎「ファイアー・ストリートと午前三時のでっち上げ」/ボビー・ロバートソン「キラー通りと背中の<快感>」/山崎浩一「竹下通りと少年少女の白骨死体」/霜田恵美子「西小山商店街と夕飯への道」/井坂洋子「豊島通りと『道の肉体』」/川村毅「さくら通りと歌舞伎町ハードボイルド」/ジム・ファイル(訳:山川健一)「第一京浜(国道15号)と2001年ウォーター・フロント」
バラエティに富んでいるといえば富んでいるし、支離滅裂といえばそうかもしれない。
文章も、コラムあればフィクションあり。でも、全体的に軽いというか空虚な印象を受けてしまう。
むしろ、ページの下に掲載されている道路の地図の方が、今となっては面白い。
公園通りぞいにディスクユニオンがあったとか、その道路を挟んだ向かいがジャンジャンだったとか。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【新刊】
■ヴィレッジヴァンガード お茶の水店 にて
・コモエスタ八重樫:文 / 伊藤 慎一:写真『モッドイースト』(2004.4,TOTO出版)
「過去と未来が見えるモダンな街へ、ジカンを超えたMOD EASTの旅に出発! 喫茶店、オフィスビル、学校、オブジェ、東京オリンピック、ホテル、住宅などを収めた日本モダン建築写真集60’s−70’s」(オンライン書店bk1の紹介文)
なんというか、ミッドセンチュリーモダン(で合っていると思う)の雰囲気漂う建物の写真が多数掲載されている本。これはちょっとかっこよくて、気になって買ってきました。
コモエスタ八重樫氏のCDもセットになっています。
■明正堂書店 アトレ上野店 にて
・たかぎ なおこ『150cmライフ。 3』(2006.1,メディアファクトリー)
「150cmの日常生活の、ちっちゃな出来事たちを描きました。バランスぴったりのヘアスタイル、大人っぽくみえるメイクテクなど、150cmな女の子向けのお役立ち情報もたっぷり!」(オンライン書店bk1の紹介文)
身長150cmの日々をつづったエッセイまんが。
俺は著者のたかぎさんのファンなので、発売されていることを店頭で知り買ってくる。
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●気になる本
・那須 正幹『ズッコケ中年三人組』(2005.12,ポプラ社)
「」(オンライン書店bk1の紹介文)
「あのズッコケ3人組も、28年を経て不惑の歳を迎えた。さて、ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの人生は? カバー裏にはシリーズ全50巻の表紙を掲載。「ズッコケ3人組」シリーズで育った大人たちに贈る」(オンライン書店bk1の紹介文)
「ズッコケ三人組」シリーズは2004年12月に50巻で完結したのですが、今回はハチベエ、ハカセ、モーちゃん(懐かしい響きだ)が中年になった時代が舞台。
俺も小学生のころ、学級文庫や図書室で何冊か読んだ記憶があるので、懐かしくて 気になるなあ。
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2006年1月13日(金)
今帰りました
今日はちょっと下北沢に行っていました。
また色々買ったのですが、その話は明日。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・明日からなにを読むか思案中。
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●読み終えた本
・Candid:編『全東京街道 東京はこう歩くと美味しい!』(1986.6,光文社文庫)
当時の東京の道路(歩道もあり車道もあり)をさまざまな書き手のコラムと、簡単な地図で紹介する本。
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●買った本
・あり
明日ご紹介します。『のだめ』関連の本を買ってきました。
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●気になる本
・杉山 茂樹著 / 赤木 真二写真『ワールドカップが夢だった。』(2005.12,ダイヤモンド社)
「これまで観戦した試合数は2000を超え、いまなお年間の半分は海外での試合取材。過去6回のW杯をすべて取材した比類なきサッカー眼を有する著者が、テレビではわからないW杯の魅力を余すことなく伝える」(オンライン書店bk1の紹介文)
いよいよ今年は四年ぶりのサッカーワールドカップの年。サッカー関連の本は、 気になるなあ。
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2006年1月14日(土)
下北沢でお買い物
1月13日、下北沢へ行ってきました。12月末にもライブを見に行ったのですが、その時は
買い物をする時間がなかなかなかったので、昨日は色々と買ってきました。
まずは買ってきたCDを紹介します。リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです。
【CD】
■ヴィレッジヴァンガード 下北沢店 にて
・『almost 80's Mega Mix(MIX BY DJ YOSHII)』
1980年代のヒット曲のMIX CD。収録されている曲目は分からなかったのだが、なんとなく興味を惹かれて購入。
・ジャッキー・デシャノン『ブレイキン・イット・アップ・オン・ザ・ビートルズ・ツアー』
「Break Away」のオリジナルがこの人というPOPが気になって購入。俺はトレイシー・ウルマンのバージョンで初めて聴きましたが、あれもカバーだったんだねえ。
【中古CD】
■ディスクユニオン 下北沢店 にて
・戸川純『昭和享年』
戸川純によるカバー曲集。収録されているのは下記の通り。
1.星の流れに
2.東京の花売娘
3.アカシアの雨がやむとき
4.ヴァージンブルース
5.リボンの騎士
6.夜が明けて
それほど珍しいCDではないが、中古でも結構いい値段がついているのです。少なくとも俺がこれまで見た限りではね。
それが、かなりのお買得価格で並んでいたので即買ってくる。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
最初に「I 東京ナチュラルヒストリー」というテーマで、まず「丸の内一帯猛獣狩り」という、丸の内の建造物に見られる動物の像の紹介がされている。
これを読むと、ライオンが水の守護の動物とされていることが分かる。
「古代エジプトの田畑をうるおすナイルの氾濫が七月二三日ごろつまり太陽が黄道一二級の獅子宮に入ることに起こったことからはじまった」(p.27)らしい。
よく、風呂でライオンの口からお湯が出てくるのは、ちゃんと意味があったんですねえ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【新刊】
■ヴィレッジヴァンガード 下北沢店 にて
・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ 限定版 14』(200601中旬,講談社)
「パリ編キャラしおり5点&しおり収納ファイル付」(オンライン書店bk1の紹介文)
「のだめ」の最新巻です。「限定版」というのは、しおりのセットと専用ケースがついてくるもの。漫画の内容には違いはありません。
・二ノ宮 知子『のだめカンタービレキャラクターBOOK』(2005.10,講談社)
あわせてキャラクターブックも購入。
【古本】
■自由が丘 西村文生堂 にて
・都筑 道夫『蓋のとれたビックリ箱』(1985.6,集英社)
均一台から都筑氏の短編集を見つけて買ってくる。
そういえば、西村文生堂は、今もともと均一本を専門にしていた店の方だけ営業していますね。
すぐそばにある店がもともとはメインだったけれど、今は改装中なのか閉まっていました。
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●気になる本
・勢古 浩爾著『ああ、顔文不一致』(2005.12,洋泉社 新書y)
「生理的に、個人的に、国家的に、そして娯楽的に、顔は人々の関心の対象である。作家の顔とその作品の相関性の意味と無意味、その可能と不可能の問題をあますところなく考察する」(オンライン書店bk1の紹介文)
男性作家の作品と顔についての本らしい。帯にあった「その髪型でいいのか 乙川優三郎」という言葉が、印象に残る。
こういうのに興味を持つのは我ながらどうかと思いつつ、 気になる。
これの女性編は、フェミニズムがどうこうと言う人が出てきて、難しいかなあ。『バカのための読書術』で、小谷野敦氏が少し言及していたけれど(pp.60-61「不純な動機の読書」)。
・小谷野 敦著『バカのための読書術』(2001.1,筑摩書房)
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2006年1月15日(日)
"SHEENA & THE ROKKETS"のアルファ時代の音源が再発
シーナ&ザ・ロケッツのアルファレコード時代の音源が1月18日に再発されます(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。
ひとまずYMOが関わっている下の2枚は買います。
・SHEENA & THE ROKKETS『真空パック (紙ジャケット仕様)』
・SHEENA & THE ROKKETS『チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)』
残り4枚については考え中。オススメがあったら教えてもらえると嬉しいです。
・SHEENA & THE ROKKETS『ピンナップ・ベイビー・ブルース (紙ジャケット仕様)』
・SHEENA & THE ROKKETS『SHEENA & the ROKKETS
IN U.S.A (紙ジャケット仕様)』
・鮎川誠『クール・ソロ (紙ジャケット仕様)』
・シーナ『いつだってビューティフル (紙ジャケット仕様)』
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
都内の農林水産業の例として、「神田明神の土中深く営まれている古来のバイオテクノロジー農業。例の明神納豆と麹の生産」(p.51・藤森)とある。
実は神田明神も勤め先の近くなのですが(そう考えるとすげえところで働いてるな俺)、その地下で納豆をつくっているとは思わなかった。
話は代わって、動物園の檻に円形と四角がある理由という話も面白い(pp.68-69・荒俣)。「円形の動物舎の発想は元来、外からではなく内からの視点で成立したのは確実なのだ。これに対し四角の檻は原則的に外からの視点によって作られた」(p.69)。
内側から見るなら円形が、外側から見るなら四角形が適しているそうです。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・塩見 允枝子『フルクサスとは何か』(2005.11,フィルムアート社)
「ジョージ・マチューナスが創設した、アートと日常の壁を越え「流れる」(=フルクサス)ことを目指す自由を表現したグループ、フルクサス。伝説的ムーヴメントを生きた作家の証言から、その歴史や精神、現在までの変遷を辿る」(オンライン書店bk1の紹介文)
この間見た美術展(ICCでの「アート&テクノロジーの過去と未来」展)でその名前を知って、ちょっと気になった。
「フルクサス」は、1960年代、ニューヨークを中心に、欧米でいわゆるハプニングとかイヴェントと呼ばれる前衛芸術を行ったグループ。
オノ・ヨーコとか、ナム・ジュン・パイクなども参加していたらしい。
気になるねえ。
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2006年1月16日(月)
倉橋ヨエコさん参加のコンピレーションCDを4枚購入
2006.1.15(日) 購入もん
【CD】
■Amazon.co.jpより
いずれもコンピレーションアルバムです。なぜ買ったかといえば、倉橋ヨエコさんのアルバム未収録曲が収録されているから。
多分、これらの曲がヨエコさんのアルバムに収録される可能性は低いと思うし(ベスト盤が出たりすればボーナストラックで入るかもしれないけれど)、これらのCDもいつ手に入らなくなるかも分からないので(後から中古でプレミアがつくのも嫌だし)、今のうちにと思い買いました。
V.A.『光合成』(2001年,KGSR-01)
倉橋ヨエコ「降り月」収録。
V.A.『音の穴5』(2002年,XYCA-00060)
倉橋ヨエコ「金魚想う」収録。アルバム『婦人用』収録曲のオリジナルバージョンです。『婦人用』収録版は”スペシャル古城ミックス”なので。
V.A.『*EVER POP〜NEXT BREAK* ALL SEASON LADY'S
VOCAL COLLECTION』(2002年,SSDF-7003)
倉橋ヨエコ「見てるだけ」収録。
V.A.『RARE&NOSTA』(2003年,TACD-002)
倉橋ヨエコ「迷い猫」収録。
ちなみに、上記の他にヨエコさんが参加しているコンピレーションは下記の通り。下の二枚は持っています(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。
V.A.『スカでヒッパレ!昭和歌謡 Vol.2』(2002年,AMCM-10034)
倉橋ヨエコ with DALLAX「恋のフーガ」収録。ザ・ピーナッツのカバーです。
スカ・バンドのDALLAXとのコラボレーション。演奏はDALLAXが担当しており、ヨエコさんはゲストボーカル。
V.A.『EBONY meets IVORY〜10 Groovy Fingers on
the Keyboard〜』(2005年,FADS-5001)
倉橋ヨエコ「薬指のためのエチュード」収録。この曲はインスト。
このCDは、鍵盤をメインにしたミュージシャンの曲を集めたコンピレーションです。
これで、現在流通されているヨエコさんのCDは入手しました。あと未入手なのは、いわゆる「レア音源」と呼ばれるCDになります。
公式サイト( http://www.kurahashiyoeko.com/)からの情報では、2000年4月に「お帰りなさい」という「手作りCD」が都内で発売されたようです。
また、セカンドミニアルバム『思ふ壷』発売時に、タワーレコード新宿店のインストアライブで無料配布された「お中元」というCDがあるようです。
この2枚を入手できる日は、来るのだろうか。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
二宮金次郎の銅像をめぐる話が面白い。
そもそも、二宮金次郎はあんなにたくさん銅像が作られているが、果たしてなにをした人なのか? これは時々豆知識とか、今でいう「トリビア」として話題になる。俺も大学の頃、教育学部だったのでそんな話を講義で聞いた記憶がある。
この本から引用しますと「幕末の疲弊しきった農村の建て直しに尽くした。つまり、農村改良運動の元祖の一人なの」(p.119・藤森)である。
この本が面白いのは、そうした二宮金次郎の功績を伝えず、勤勉さだけを伝えるのは、ちゃんと意味があるということに言及していること。引用しましょう。
「明治政府は旧幕府の匂いのするものを極度に嫌った。だから太田道灌も徳川家康も、銅像を作らせなかった」(p.98・荒俣氏文章中の藤森氏発言)ので、江戸時代の農業に貢献した二宮金次郎の業績は隠されたのである。「二宮 金次郎を倹約勤労のシンボルとしただけで、実在の二宮尊徳がどういう仕事をなした男だったかについては一切忘れさせようとした」(p.111・荒俣氏文章中の藤森氏発言。太字部は原文では傍点付き)
ここまで知ると、表面的な話ではなくてちゃんとした知識として知ったという気になるねえ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・あり
古本を何冊か買いました。明日紹介します。
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●気になる本
・本上 まなみ『ほんじょの眼鏡日和。』(2005.11,マガジンハウス)
「眼鏡日和、というのはふだん着の日常のこと。つまり、とてもリラックスしてる、ゆるめの時間。「文筆家」本上まなみが、この3年間あちこちに書いたエッセイに加筆・訂正してまとめたもの。ゆるめの時間をお楽しみください」(オンライン書店bk1の紹介文)
近頃、様々なな芸能人のエッセイやブログが本になって話題になっていますが、エッセイといえば本上まなみさんを忘れていただいては困る!
……まあ、本上さんはブログは書いていませんが、本上さんの文章はブログよりもやっぱり本の形が似合うと思う。
ということで最新刊、 気になる。
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2006年1月17日(火)
福永武彦氏訳の『古事記』と『日本書紀』
・福永武彦:訳『現代語訳 古事記』(2003.8,河出文庫)
・福永武彦:訳『現代語訳 日本書紀』(2005.10,河出文庫)
俺はどちらも高校生の頃古文の授業で一部を読んだ記憶しかない。ひょっとしたらどちらかの一部だけだったかもしれない。それくらい縁遠い本。
でも、福永武彦氏訳というのが気になる。というのも、大学生の頃に講義の参考文献で一部を読んだ福永訳の『今昔物語』が、読みやすくて面白かったから。
これを期に、『古事記』、『日本書紀』も気合を入れてきちんと読もうかという気になる。
・福永武彦:訳『今昔物語』(1991.10,ちくま文庫)
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
今日は読むのは休み
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
2005.1.16(月)購入本
家の近くの古本屋(新古書店)で買ってきました。
・山田風太郎『死言状』(2005.12,小学館文庫)
この本、多分下の角川文庫版と同じ本だよなあ。解説とか、収録された文章とか、違いがあるのだろうか。
角川版もまだ購入できるので、違いが気になる。とりあえず読みたいので買ってきました。
・山田風太郎『死言状』(1998.1,角川文庫)
「古今東西の有名人は死に際してどんな最後の言葉を残しているだろうか。ゲーテは「もっと光!」。勝海舟は「コレデオシマイ」。近松門左衛門「口にまかせ筆に走らせ一生さえずりちらし、いまはの際に言うべく思うべき真の大事は一字半言もなき当惑」。そして、風太郎の死言状は?本書は、天才にして鬼才である菊池寛賞受賞の著者が、折々に書き綴ったアフォリズムあふれる現代の徒然草」(オンライン書店bk1の紹介文)
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・長嶋 有『タンノイのエジンバラ』(2006.1,文春文庫)
「「なんか誘拐みたいだね。脅迫状書いてよ」「嫌だよ。おまえが俺を脅迫してるんじゃないか」 失業中の俺が預かるはめになった隣家の女の子。何をしても不満気な彼女だが、スピーカーから歌が流れ出した時…。全4篇の短編集」(オンライン書店bk1の紹介文)
新刊で買おうと思っていたのですが、並んでいたので思わず買ってしまいました。
長嶋さんごめんなさい。次の本は新刊で買います。長嶋有さんは特に知り合いじゃないけれど(当たり前か)、なんとなく申し訳ないのでここでお詫びしておきます。
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・内田 百閨w爆撃調査団 内田百闖W成12』(2003.9,ちくま文庫)
「百關謳カのこだわりが満喫できるものづくし随筆集」(裏表紙の紹介文より)とのこと。
「爆撃調査団」って、すごいタイトル。
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・鈴木康允・酒井堅次『日本で初めてカーブを投げた男 道楽大尽平岡煕の伝記物語』(2000.12,小学館)
「野球殿堂入り第一号。野球のほかにも広範な趣味を楽しみ、悠然と歩みながら一生を遊び尽くした道楽の天才がいた。幕末に生まれ、明治・大正の激動期を楽々生き抜き、忽然と昭和に逝った鉄道大尽の一代記
」(オンライン書店bk1の紹介文)
下の文庫の元本の単行本。
・鈴木康允・酒井堅次『ベースボールと陸蒸気』(2005.4,小学館文庫)
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●気になる本
・円谷プロダクション:監修『君はウルトラマン80を愛しているか』(2006.2,辰巳出版)
「誕生25周年記念、矢的猛先生の教え子たちへ。原点回帰を叫びながら、ウルトラマン先生、SFブームに彩られた物語構成、女性ウルトラマン登場など、さまざまに揺れ、評価のわかれる異色作「ウルトラマン80」を検証する」(オンライン書店bk1の紹介文)
「ウルトラマン80」は1980年から翌81年にかけて放送されました。当時俺は4歳〜5歳なので、見ていてもおかしくはないが、見た記憶はありません。
なにしろ、小学校に上がるくらいまで、特撮ドラマと現実の区別がつかない子どもだったので(怪獣や怪人が現実にいると思っていた)、特撮もののテレビ番組が恐くて見られなかった。
しかし、なぜか特撮もののデータブックを読むのは好きだった。年齢の割に古いことを知っているのは、この時に蓄積された知識がきっかけだろう。リアルタイムで見ていないドラマの内容や関連するエピソードを、ずいぶん読んだからなあ。
結局なにが言いたいかというと、この本も読んでみたいということです。
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2006年1月18日(水)
(訃報)漫談家ローカル岡氏
新聞で既に記事になっているので、ご存知の方も多いでしょうが、漫談家のローカル岡氏が、1月16日、肝硬変のため亡くなりました。享年62歳。
ローカル岡氏のネタは、実はテレビでも見たことがなかった。氏が紹介されている文章は、何編か読んだ記憶があるけれど。
ネタそのものもさることながら、雰囲気とかしゃべり方が面白いようなので、気になっていたのですが、見ることは叶わなくなってしまいました。
ご冥福をお祈りします。
(参考)
・ローカル岡ホームページ
http://www.local-oka.com/
・ローカル岡『笑いのツボ押します』(2005.10,扶桑社)
「選挙でさあ、「若さでがんばっております!」って言うよね。何歳かと思ったら73歳だってよ…。独特の風貌にして朴訥とした茨城弁で語られる「ユル爆笑ネタ」の数々。寄席を笑いの渦に巻き込む世相漫談をここに再現」(オンライン書店bk1の紹介文)
CD:ローカル岡『やるときゃやるよ』
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
東京と富士山との関係の話(藤森「富士憑きの都市」pp.137-160)
一見あまり関係がなさそうな東京と富士山の間にも、色々な因果がある。
例えば、徳川家康が江戸の街の基準となるとおりとして引いた日本橋の本町通り。これは江戸城の大手門から外に向かった通りで、本町通りとそれに直角に交わる日本橋通りが、江戸の街の元になった。
この本町通りはどこに向かっているかといえば、富士山なんですねえ。
おもしれえなあ。
その後に続く、東京(江戸)に作られた富士山のミニチュアの話も面白い。
下手な伝奇小説(あくまで「下手な」ね)を読むよりも、この本を読む方がよっぽど面白い。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
今号の主な記事。
・ロマンポルシェ。が温泉に行く。
・杉作J太郎監督の映画について。
・二ノ宮知子(『のだめカンタービレ』)×おおひなたごう対談。
……なんの雑誌なんだ。
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●気になる本
・石原 千秋『国語教科書の思想』(2005.10,筑摩書房)
「教材はどのように選ばれ、読解力低下はなぜ生じたのか? 小・中学校の教科書をテクストに国語教科書が子供たちに伝えようとする思想がどのような表現や構成によって作られているかを分析し、隠されたイデオロギーを暴き出す」(オンライン書店bk1の紹介文)
教科書に限らず、あらゆる本(もっと言えばあらゆる文章)が、つくった(書いた)人の思想(が大げさなら、今までの人生)とは無縁ではないと思う。「『国語教育の思想』の思想」も存在するわけですね。
上の文章も、結局俺の思想なのですが。
そのことを踏まえた上で、読んでみたら面白そうだなとは思う。
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2006年1月19日(木)
今、『アウターゾーン』は文庫で読めるんだね。懐かしいなあ。
今、『アウターゾーン』は文庫で読めるんだね。
『アウターゾーン』は、1991年〜1994年まで(第一部・第二部間の中断あり)、『週刊少年ジャンプ』に連載されたマンガです。
基本的には一話完結で、アメリカのドラマ「トワイライトゾーン」や日本のドラマ「世にも奇妙な物語」のような、SF、怪奇ものの話が多かった。
俺は中学生から高校生の頃、このマンガが好きで、単行本は今でも全巻持っています。
後に高校生から大学生の頃に、SF小説や推理小説を読むようになったのは、『アウターゾーン』の影響があるだろうな。
主人公(ストーリーテラーであり、話の中にも登場する)のミザリィという謎の女性も、強くてサディスティックな感じがなんだか魅力的だったのを覚えている。
文庫本は全10巻で刊行されています。上に挙げたようなドラマや、藤子不二雄A先生のマンガ『笑ゥせぇるすまん』等が好きな方は、楽しめるのではなかろうか。
・光原 伸『アウターゾーン 10』(2005.9,集英社文庫)
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
今日は雑誌『テレビブロス』を読んでいたので休み。
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●読み終えた本
・読売新聞解説部〔編〕『時代の証言者 8』(2005.8,読売新聞東京本社)
『読売新聞』に掲載されたインタビューをまとめたもの。
水木氏が83歳で、やなせ氏が86歳なのだが、二人ともバイタリティーがある。力みすぎないことと、好きなことを続けるのが、長く現役で活躍するコツなのかなあ。
・たかぎ なおこ『150cmライフ。 3』(2006.1,メディアファクトリー)
「修学旅行と称して乗り込んだオランダ。平均身長182cm(男)の国は、何もかもが大きくて…! 著者によるオランダphotoや哀愁の「150cm川柳」も収録。150cmライフ、ついに完結」(オンライン書店bk1の紹介文)
身長150cmの著者の日常を描いたコミックエッセイ。
物理的に見える世界の違う人の体験とか考えることというのは、面白いね。絵の雰囲気がまたなんともいい。
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●買った本
【新刊】
■ヴィレッジヴァンガード自由が丘店
・エムディエヌ・ムック インプレスムック『プロとして恥ずかしくないPhotoshopの大原則 正しいPhotoshopの使い方を知っていますか?』(2005.1,エムディエヌコーポレーション)
「あなたはデザインに関わる者としてPhotoshopの使い方や、機能についての原則を正しく理解できていますか? デジタル画像の基礎知識、選択範囲の種類と手法、画像補正・画像合成の原理などについて解説」(オンライン書店bk1の紹介文)
勉強せな。
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●気になる本
・長山 靖生『不勉強が身にしみる』(2005.12,光文社新書)
「不勉強社会ニッポン。全世代を巻き込むお勉強の実態を見直し、何をどうやって学ぶべきか、そもそも勉強とは何だっけ、といった事柄を、国語・倫理・歴史・自然科学といった広い分野にわたって問い直すドキュメント」(オンライン書店bk1の紹介文)
俺も最近寒さと不勉強が身にしみる。ちょっとモチベーションを上げる(または自らの危機感をあおる)ために、この本を読んでみようかなあ。
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2006年1月20日(金)
銀座のギャラリーをいくつか歩いてきました。
銀座のギャラリーをいくつか歩いてきました。
規模は小さいながら、面白い展示が多かったり、なにより入場無料の場所が多く(企業のショールームを兼ねていたりね)、面白かった。
●第236回企画展「亀倉雄策 1915-1997 日本デザイン界を牽引したパイオニア」
2006年1月11日(水)〜1月31日(火)・11:00-19:00(土曜日は18:00まで)
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)(東京都中央区銀座7-7-2DNP銀座ビル1Fにて)・入場無料
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
●「トリッキング・ポップ 秋山祐徳太子 展」
2006年1月16日(月)〜2月4日(土)日曜休廊・12:00〜19:00(最終日〜17:00)
Galley-58(東京都中央区銀座4-4-13琉映ビル4F)にて・入場無料
http://www.gallery-58.com/
●紙百科ギャラリー第16回企画展「新しい紙「タントセレクト」による私的装幀デザイン展」
〜2006年2月25日(土)定休日:日・月・祝 営業時間 10:30〜19:00
紙百科ギャラリー(中央区銀座2-4-9 三幸ビル1F)にて・入場無料
http://www.sppcl.co.jp/kami100/
Galley-58では、夜に秋山祐徳太子と赤瀬川原平の両氏のトークショーもあり、聴いてきました。面白かったなあ。武蔵野美術学校(現:武蔵野美術大学)の頃の話とか、秋山氏が都知事選に出馬した時のエピソードとか。赤瀬川さんの千円札裁判の話も面白かった。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・山根 一真『デジタル情報の仕事術』(1996.3,日本経済新聞社)
「遅れてしまった非デジタル世代でも、十分、先を行く人に追いつける。マニュアル本では絶対わからない、人類史最前線のスーパー仕事術を公開。気軽に楽しみながら、21世紀のデジタル大海へ乗り出してほしい」(オンライン書店bk1の紹介文)
さすがに10年前の本なので、パソコンの性能やインターネットの通信速度は隔世の感がある。
でも、例えばパソコンを覚えるには、パソコンに詳しい知人と同じ機種・同じソフトを買うのがよいという話(p.108)などは、今でも通用する。
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・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
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●読み終えた本
・ビリー・クルーヴァー:著・田口卓臣:訳『ビリーのグッド・アドヴァイス(Billy's
Good Advice)』(2005年,アセテート)(リンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)
著者ビリー・クルーヴァーのことはあまり詳しく知らないのだが、序文としてついている岡崎乾二郎「芸術とは『問題』である。だから必ず答えがある。」によると、アメリカの「E.A.T.」という組織の中心だったスウェーデン出身の科学者とのこと。
「E.A.T.」は「難問に向き合う先端的な芸術家たちに先端的な科学技術者を出会わせ、その問題を解決させる−−芸術家と科学者のアソシエーション」。
芸術家に対するアドバイザーだったようです。
そのビリーの言葉をまとめたもの。例えばこんな言葉がある。
「すべてとっておくこと。どんなものも捨ててはいけない」
「これ以上はできないとあきらめるとき、誰でも『もう違いはないさ』という」
「混乱を創りだせ。それは助けになる」
いいねえ。
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●買った本
【新刊】
■Galley-58にて
・秋山 祐徳太子『泡沫桀人列伝』(2002.6,二玄社)
「泡沫のソムリエ、秋山祐徳太子が愛をこめて綴る、純正泡沫烈士50名の恐れ入る人生。タイヤ・アート「足跡を芸術化」した石橋別人などについて掲載。赤瀬川原平、山下裕二との泡沫鼎談も収録。『読書人』連載を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
ギャラリーで購入。秋山氏のサインもいただきました。
■ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて
・世界のグラフィックデザインgggBOOKS No.3『亀倉雄策』(トランスアート)
ギャラリーで見たデザインやポスターが印象に残ったので購入
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●気になる本
・赤瀬川 原平『自分の謎』(2005.11,毎日新聞社)
「どうしてぼくは、ここにいるのか。誰とも違う・誰にでもある。自分は世界にひとつだけ。自分が自分であることの不思議について。大人のための、考える絵本。書き下ろし第2弾」(オンライン書店bk1の紹介文)
前に紹介した下記の本と同じシリーズらしい。赤瀬川氏の本には、前からこうした哲学、というかあれこれ考える本があったが、それを突き詰めた内容のようですね。 気になる。
・赤瀬川 原平『ふしぎなお金』(2005.9,毎日新聞社)
何なのだ、いったいお金というものは。答えのない大切な問い、小さな大問題を考えてみよう。作家・芸術家としての思想・哲学を、自らの絵と文でレクチャーする書き下ろし。
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2006年1月21日(土)
映画「ジョゼと虎と魚たち」
テレビで放映された映画「ジョゼと虎と魚たち」を見ました。
とにかく感じたのは、女優池脇千鶴の迫力というか奥の深さだった。
池脇さんの演じるジョゼは、最初かなりみすぼらしい姿で登場する。で、その後その時々で、ものすごくきれいだったり、地味な感じだったり、色々な姿を見せる。また、セリフなども老成した雰囲気のものもあれば、少女のような場面もある。
そんな色々な姿を演じる点に、なんか、すげえなあと思わされた。
ストーリーは、それほど色々な展開があるわけではなく、比較的淡々と進む。妻夫木聡演じる恒夫も、なんだか煮え切らない感じで、あまり感情移入できない。
でも、切ない。なんというか、自分はこんな経験しなかったけれど、若い頃の青さとか切なさを感じさせて、不思議に懐かしい映画だった。
・DVD『ジョゼと虎と魚たち(通常版)』
・田辺 聖子〔著〕『ジョゼと虎と魚たち』(1987.1,角川書店)
「足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、管理人として同棲中の、大学をでたばかりの恒夫。どこかあやうくて、不思議にエロティックな男女の関係を描く表題作「ジョゼと虎と魚たち」、他に、仕事をもったオトナの女を主人公にさまざまな愛と別れを描いて、素敵に胸おどる短編、八篇を収録した珠玉の作品集。解説・山田詠美」(オンライン書店bk1の紹介文)
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
荒俣氏の「東京地下世界探検」(pp.161-167)と「東京の地下世界九つの謎」(pp.169-177)は面白かった。
なぜ地下鉄銀座線の渋谷駅はあんなに高い位置にあるのかとか、地下街に床屋が多いのはなぜかに対する仮説とか、色々な話が出てくる。
ちなみに、渋谷駅の話は、表参道と渋谷の地面の位置の問題です。渋谷は周辺に比べて地面の位置が低いので、表参道から同じ高さで線路を引いても、地下から出て高架になってしまうわけだ。
床屋の方は、同業者の組合で商圏が調整されているので、新規出店が難しく、新しい場所である地下に割り振られているのではないかという仮説です。
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●読み終えた本
・山根 一真『デジタル情報の仕事術』(1996.3,日本経済新聞社)
「遅れてしまった非デジタル世代でも、十分、先を行く人に追いつける。マニュアル本では絶対わからない、人類史最前線のスーパー仕事術を公開。気軽に楽しみながら、21世紀のデジタル大海へ乗り出してほしい」(オンライン書店bk1の紹介文)
デジタル機器を使って、自分のやりたいことをいかに実現するかを、改めて考えたいという思いを持った。
便利なはずの機械の設定や故障で不便を感じたり、効率化できるはずなのにパソコンの前で無駄な時間を過ごしたりすることを悔やむことが多いからなあ。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・ラリー・カーワン著 / 安藤 由紀子訳『ビートルズ・ファンタジー』(2005.12,扶桑社)
「もし大ブレイクを前にビートルズが解散していたら? 単身渡米したポールは成功をおさめていたが、今ではもう過去の人。他の3人はみじめな状況にあった…。おかしくも哀しい、幻想のビートルズ小説」(オンライン書店bk1の紹介文)
むむむ、この奇抜な発想は面白そう。 気になる。
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2006年1月22日(日)
印刷博物館で展覧会を見てくる
文京区水道にある印刷博物館に行ってきました。JRの飯田橋駅から雪の残る道を15分くらいとことこ歩いて、TOPPAN小石川ビルに到着。この中にあります。下の二つの展覧会を見てきました。
●「プリンティング・オデッセイ2000‐2005―印刷博物館コレクション展」
会期: 2006年1月22日(日)まで(休館日:毎週月曜日)
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)・入場料:一般500円
●ドイツの表現力:「ドイツの最も美しい本2004」と「ドイツの企業報告書デザインの現在」
会期:2006年1月29日(日)まで(休館日:毎週月曜日)
開館時間:10時〜18時・入場料:無料
印刷博物館(東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル)にて
http://www.printing-museum.org/jp/index.html
俺はあんまり印刷ということを意識しないのだが、改めて見ると面白かったなあ。
「印刷博物館コレクション展」では、「生活を彩る」、「広く伝える」、「知識を広げる」、「美しく見せる」の四つのテーマにあわせて、さまざまな作品が展示されていた。
フランスの『百科全書』なんて、迫力あったなあ。
あとは、広告のポスターや、庶民信仰で作られた様々な紙が面白かった。ポスターは、サイズとかレイアウトとか色の配置とか、勉強になったなあ。
庶民信仰というのは、江戸時代に疫病や地震を避けるためのまじないに使われた紙とか、中国で縁起物として家に飾る絵など。これも面白かった。
常設展も含めて、三時間くらい見ていたなあ。また面白そうな企画展があったら見に行こうと思います。
「ドイツの最も美しい本2004」と「ドイツの企業報告書デザインの現在」は、その名の通りドイツで出版された本と、ドイツの会社のいわゆる会社案内や事業報告の展示。実際に手に取って見ることができます。
俺はこう見えても大学時代だドイツ語基礎の講義は受けたのですが、当然ながらほとんど読めません。でも、子供向けの絵本や教科書、写真や絵の多いヴィジュアル書も多く、見ていて面白かった。
会社の事業報告書も、紙の使い方やレイアウトなど、しゃれているものも多かった。フォルクスワーゲン(Volkswagen)などの企業の資料が展示されていました。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・長嶋 有著『タンノイのエジンバラ』(2006.1,文春文庫)
短編集です。
表題作の「タンノイのエジンバラ」を読みました。隣家の女の子の面倒を、一日だけだがいきなり見ることになった失業中の男の話。とはいえ、大きな事件が起こるわけではないです。でも、細部がなんとなく印象に残るなあ。
ハローワークで失業保険給付の説明会の様子とか(p.11)、こんなのなのかなあ。俺は言ったことがないが、やけにリアリティがあると思った。
主人公が預かった女の子に「どうしてグーフィーは二足歩行でミッキーとも会話ができるのに、プルートは四つ足で歩いてミッキーに飼われているんだろう」(p.33)と質問したときの女の子の答えとか、印象的。
あと、不思議な題名の理由は、本文中で分かります。なるほど、そういう意味だったのか。
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・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【古本】
■神保町 東京古書会館 がらくた市
・丸谷 才一:編『ポケットの本 机の本 楽しみと冒険10』(1979.5,新潮社)
・北 杜夫:編『乗らない・乗る・乗れば 楽しみと冒険7』(1979.12,新潮社)
どうやら、新潮社が出していたテーマ別のアンソロジーのようです。
目次を眺めてみますと、『ポケットの本 机の本』には植草甚一「こんな本を読んでいた昔から現在へ」とか中野重治「古本の始末」、内田魯庵 「新著を閑却するはホントウの読書家に非ず」などの文章が収録されています。
『乗らない・乗る・乗れば』の方は内田百間「特別阿房列車」・山口瞳「夜行列車」・武田泰淳「飛行機のはなし」など。これも面白そう。
東京古書会館は、今回は20日から24日まで5日間連続で古書展が開催されています。普段は土日の二日間なんですけれどね。俺も通りかかって初めて知りました。で、2冊買ってきました。
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●気になる本
・かえるさん・ガビンさん『一桁×二桁のかけ算「九一九」』(2005.12,ライブドアパブリッシング)
「2桁のかけ算「一九一九」の第2弾。やっぱりこっちが常識、韓国で流行っているのは1桁×2桁「クイック」でした! 1×11から9×19まで、語呂と絵、キャラクターと状態で覚えましょう」(オンライン書店bk1の紹介文)
『二桁のかけ算一九一九』の続編とのこと。今になって「やっぱりこっちが常識」って、なんだか釈然としないねえ。
まだまだ似た本が出てくるかもしれないね。「結局基本は1桁×1桁」とか言って、普通のかけ算の本とかさ。
あと、「ガビンさん」って、伊藤ガビンさんを思い出すなあと思ったら、どうやら伊藤ガビンさんらしいですね。
・かえるさん・ガビンさん『二桁のかけ算一九一九』(2005.9,ライブドアパブリッシング)
「インドでは常識、韓国でも大ブームの2桁の掛け算の暗記。11×11から19×19までを、簡単な語呂と絵で覚えやすくしました。さらにダメ押しの「一九一九表」もついています。
」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年1月23日(月)
SHEENA & THE ROKKETSのCD買いました
シーナ&ザ・ロケッツの再発されたCDを買ってきました。
2005.1.22(日)購入もん
【CD】
■ディスクユニオン お茶の水駅前店 にて
・SHEENA & THE ROKKETS『真空パック (紙ジャケット仕様)』
・SHEENA & THE ROKKETS『チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)』
『チャンネル・グー』は、高校生か大学生の頃に近くの図書館で借りてきて、カセットテープに録音したのをよく聴いていたなあ。細野晴臣『フィルハーモニー』と同じテープに録音していました。今思うとナイスなカップリング。
・細野晴臣『フィルハーモニー』
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
p.251に神保町のすずらん通りの写真が出てくる。おそらく当時(1980年代)の写真だと思うのだが、「あれ?」と思ったのは、歩道の上にアーケードというか、屋根があること。
今はないんです。当時はあったのかあ。全然写真の雰囲気が違う。
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・長嶋 有『タンノイのエジンバラ』(2006.1,文春文庫)
短編集です。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・タナカ カツキ『オッス!トン子ちゃん』(2005.11,扶桑社文庫)
この間ちょっと立ち読みしたんですが、妙に気になる。
絵柄は古い少女向けギャグマンガを模しているのだが、主人公が岡本太郎の作品に感銘を受けたり、金八先生に感動したりと、独自の世界観が漂う。
うーん、 気になる。買おうかなあ。
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2006年1月24日(火)
「1月23日が1年で最も憂鬱な日」という仮説は、堀江貴文容疑者に限っては当たっているのだろう
イギリスの心理学者が、1月23日は1年で最も憂鬱な日であるという仮説を唱えているようです。
正確には1月24日に最も近い月曜日で、今年はそれが1月23日とのこと。
理由は、クリスマスや年末年始のお祭り気分も終わり、しばらくは行事もなく、さらに年末締め切りの請求もやってくるということで、色々な要素があるから、らしいです。
・時事通信(gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/
20060123/060122210756.qf06tftn.html?fr=rk
真偽のほどは定かではありません。でも少なくとも、堀江貴文容疑者にとっては、今年1年、さらには生涯でも最も憂鬱な日だったのではなかろうか。
・共同通信(gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/
shakai/20060123/20060123a4560.html?C=S
なんつって、ちょっと時事コラムらしいまとめ。
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●読んでいる本
・長嶋 有『タンノイのエジンバラ』(2006.1,文春文庫)
短編集です。
二つ目の「夜のあぐら」は、自分の実家に泥棒に入る話。
変な話なのだが、なんだか悲しくて情けなくて、でもおかしくて、という話。
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●読み終えた本
・藤森 照信・荒俣 宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
藤森・荒俣の両氏が、東京を歩いて色々なものを観察した記録。
読み応えのある面白い本であった。
おしゃれな店の対極にある商店(これを「ミジメ店」とか「化石商店」とか呼んでいる)が生存している理由を考察し、さらに中に入ってしまう藤森氏の「化石商店発掘」(p.227-245)も面白かった。
最後は赤瀬川原平さんの小説「肌ざわり」のモデルになった床屋に散髪に行くのである。
あの店はモデルがあったのか!
・尾辻 克彦著『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
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●買った本
・なし
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●気になる本
・水木 しげる著 / 大泉 実成編『本日の水木サン』(2005.12,草思社)
「妖怪研究の大家である水木しげるさんは、実は癒しの達人。その自然体から醸し出される不思議な言葉の世界が、まわりの人たちの心のコリを解きほぐすのです…。思わず心がゆるむ珠玉の語録、366日分。うるう年にも対応」(オンライン書店bk1の紹介文)
なんというか、水木先生はすでに仙人みたいな感じがするなあ。
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2006年1月25日(水)
たまには地元の話
俺は東京都の葛飾区に住んでいます。ここには、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』で有名な亀有もあります。
今度、亀有の駅前に新しくショッピングセンターができるらしく、それがすごいでかいという話を聞いていたので、今の状態はどんなもんかと思って行ってみました。
名前は「Ario(アリオ)亀有」。どうやらイトーヨーカードーが中心になって入るショッピングセンターのようです。
で、行ってみました。JRの南口を降りて、5分くらい歩いた環七通り沿いです。
うおー。
ひとことで表現すれば、「でかい」です。ふたことで表現すれば「すげえでかい」です。
地元民にとっては、こんなに広い土地があったのか、という感想。
中には、イトーヨーカードーの他、映画館も入り、ユニクロ・タワーレコード・無印良品・アカチャンポンポなどの専門店も入るようです(外壁に看板が掲げられていました)。
なんとヴィレッジヴァンガードも入りそう!
最近はあんまり亀有には行っていなかったのですが、ちょっと面白そう。
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●読んでいる本
・コロナ・ブックス編集部:編『植草甚一スタイル』(2005.5,平凡社)
「40歳で東宝を退社し、71歳で亡くなるまで、散歩とジャズと読書に明け暮れ、軽妙なエッセイを執筆。70年代の若者に圧倒的支持を得た植草甚一のコレクション、ファッション、スクラップ・ブック等を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
植草さん自身や、コレクションの写真が多くて、面白いなあ。
太っていた頃の植草さんの写真は、別人のようです。
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・長嶋 有『タンノイのエジンバラ』(2006.1,文春文庫)
短編集です。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【古本】
・赤瀬川 原平『ごちそう探検隊』(1994.2,ちくま文庫)
食べ物についてのエッセイです。
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・村上 春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻』(1988.10,新潮文庫)
とにかく一度は村上春樹を読んでみようと思って、どうせなら自分のまわりの人が最高傑作だという『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読もうと思い、買ってきました。
これが合わなければ、俺には村上春樹は合わないということで。
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・泉 麻人『ナウのしくみ 1』(1993.11,文春文庫)
1984年〜1987年の『週刊文春』連載コラムをまとめたもの。
ちょっと読んでみて、「YMOの『トキオ』」(p.245)とか、「YMOのデビューLP『オルステート・サバイバー』」(p.245)なんていう記述がある。1986年7月31日号の記事だ。
「トキオ」は多分「テクノポリス」のことで(よもやジュリーの「トキオ」ではあるまいな)、『オルステート・サバイバー』は『ソリッド・ステイト・サヴァイバー』で、これはファーストではなくセカンドLP。
なんだか、書き飛ばされたコラムなのかなあと思ってしまう。半分資料として、流してよもうかなあ。
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●気になる本
・鈴木貴博:著・浜口友一:監修『会社のしくみは変えられますか?』(2005.10,ダイヤモンド社)
「あなたの会社のしくみは「不良資産」になっていませんか? 企業の経営に問題をもたらしている6つの要素を紹介し、会社の構造改革やITについて、やさしく解説。会社のしくみとビジネスを「見える」化するヒントも満載」(オンライン書店bk1の紹介文)
著者の一人鈴木貴博氏が、nikkeibp社のサイトで執筆しているコラムが興味深いので、この本も 気になる。
この本に関する期間限定のブログも開設されています。
・鈴木貴博の「会社のしくみをもっと変える」ブログ
http://www.doblog.com/weblog/myblog/59735
・nikkeibp > ITマネジメント > コラム「鈴木貴博:ビジネスを考える目」
http://premium.nikkeibp.co.jp/itm/col/
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2006年1月26日(木)
気になる一冊:『インターネット図書館青空文庫』
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●気になる本
青空文庫の試み自体に興味を持っているので、創設のいきさつとか、これまでの歩みとか、非常に 気になる。
・野口英司:編著『インターネット図書館青空文庫』(2005.11,はる書房)
青空文庫はインターネット上にある図書館。創設メンバーの1人が中心となり、青空文庫の成り立ち、入力・校正ボランティアの思い、青空文庫と著作権の関係を綴った一冊。付属DVD−ROMに青空文庫登録4843作品を収録
・青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/
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●読んでいる本
・内田 百間著『内田百間集成 12』(2003.9,筑摩書房)
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・コロナ・ブックス編集部:編『植草甚一スタイル』(2005.5,平凡社)
「40歳で東宝を退社し、71歳で亡くなるまで、散歩とジャズと読書に明け暮れ、軽妙なエッセイを執筆。70年代の若者に圧倒的支持を得た植草甚一のコレクション、ファッション、スクラップ・ブック等を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●読み終えた本
・長嶋 有『タンノイのエジンバラ』(2006.1,文春文庫)
「タンノイのエジンバラ」・「夜のあぐら」・「バルセロナの印象」・「三十歳」の四編の短編集。
四篇に共通していたのは、「なんとなくむなしい」感じ。といっても空虚なのではなく、むなしくて笑っちゃうというか。
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●買った本
・なし
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2006年1月27日(金)
「キューポラのある街」から「『キュポ・ラ』のある街」へ
今、JR川口駅周辺の再開発が進んでいるそうです。
色々な商業施設やプロジェクトがあるのですが、その中のひとつ、駅前の複合再開発プロジェクトの名前が「キュポ・ラ」。
由来は当然、映画『キューポラのある街』のタイトルにもある「キューポラ(熔鉱炉)」。市民の公募で決まったようです。
でも「キュポ・ラ」ってウルトラマンの怪獣なんかにいそうな名前だよね。
(参考)
・DVD『キューポラのある街』
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・内田 百間著『内田百間集成 12』(2003.9,筑摩書房)
細かい部分がすごく面白い。
例えば、蝦蟇口(がまぐち)をすられた様子を書いた「掏児(すり)」。警察で刑事さんに「ここを出て廊下を右に行くと、代書人がいますからね、そこで盗難届を書いてもらっていらっしゃい」(p.31)と言われて、「代書人に書かせると、お金がいるでしょう」(p.31)、「今掏児にすられて、お金がなくなったのです」(p.31)と答えるのなど、コントである。
他に、「別にうまいも、まずいもない、ただ普通の盛り」(p.56)の蕎麦が、毎日食べていると「日がたつに従って、益うまくなる様であった」(p.57)という「菊世界」も、よく分からない面白さがある。
「うまいから、うまいのではなく、うまい、まずいは別として、うまいのである」(p.57)。分かるような分からないような。
一方で、質流れしないように利子を払った後、五年ぶりに質屋から戻した蓄音機で久々に音を出して「聞き馴れた旋律が、何年振りかに耳の底に甦った途端に、不意に涙があふれ落ちて、しまいには蓄音機の上に顔を伏せたまま、声を立てて泣き出した」(p.73)などという部分、なんとなく分かるなあ。失礼ながら、先ほどの文章と同じ方が書いているとは思えないくらい。
この、幅の広さがすごいんだよなあ。
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・コロナ・ブックス編集部:編『植草甚一スタイル』(2005.5,平凡社)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・B.フィールディング:著 / 川島 隆太:訳・解説『同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。 「記憶力」が面白いほどつく本
』(2005.12,三笠書房)
「9つのプログラムを実行するだけで、記憶力が1か月後には15〜30%向上する。覚えやすく、忘れにくい、頭にやさしい「記憶力」強化法を具体的に紹介。各章末に川島隆太教授のワンポイント・アドバイスつき」(オンライン書店bk1の紹介文)
実際にどのくらいの効果があるかは分からないが、タイトルが具体的でうまいなあと思う。
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2006年1月28日(土)
音の出るゲームのフィギュア
「Nintendo ドットグラフ サウンド付フィギュア」を買ってきました。
背景にキャラクターを付けて飾れるようになっています。また、ボタンを押すとゲームのBGMが一部流れます。
これは、フィギュア単体よりも飾っておきやすいかもしれない。
(参考)
『Nintendo ドットグラフサウンド付フィギュア』(15個セットBOX・税込\6,910)
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
・バンプレストの商品紹介ページ
http://www.banpresto.co.jp/life/item/51990.html
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・内田 百間『内田百間集成 12』(2003.9,筑摩書房)
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・コロナ・ブックス編集部:編『植草甚一スタイル』(2005.5,平凡社)
「40歳で東宝を退社し、71歳で亡くなるまで、散歩とジャズと読書に明け暮れ、軽妙なエッセイを執筆。70年代の若者に圧倒的支持を得た植草甚一のコレクション、ファッション、スクラップ・ブック等を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・山中伊知郎:監修、岩田友幸・岡本安善・大悟法弘一:著『テレビお笑いタレント史 お笑いブームはここから始まった』(2005年,ソフトバンククリエイティブ)
「空前のお笑いブーム、その表と裏を徹底追跡する。テレビ創始期からの人気番組に始まり、これから活躍するイチ押しの若手芸人まで網羅。インタビュー、番組オンエア記録やタレント活動年表も収録」
この本は知らなかった。 気になるなあ。
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2006年1月29日(日)
今日は下北沢と新宿へ行ったのよ
今日は下北沢と新宿へ行ったのよ。だからコラムの更新がこんな時間になっちまったぜ。
下北ではヴィレッジヴァンガードとディスクユニオン、古本屋のドラマへ。
新宿でも、ディスクユニオンの新宿本館と中古センターを回ってきました。ここでもCDを色々買ってきましたよ。
そして、新宿紅布(red cloth)でライブを見てきました。
■Megane Wrenchレコ発記念ライブ「三匹が犬」
出演:Megane Wrench(ゲスト:倉橋ヨエコ)・ズータンズ・エアサウンド
買った本やCDの話はまた明日でも。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・内田 百間『内田百間集成 12』(2003.9,筑摩書房)
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・コロナ・ブックス編集部:編『植草甚一スタイル』(2005.5,平凡社)
「40歳で東宝を退社し、71歳で亡くなるまで、散歩とジャズと読書に明け暮れ、軽妙なエッセイを執筆。70年代の若者に圧倒的支持を得た植草甚一のコレクション、ファッション、スクラップ・ブック等を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・高橋征義『でかいプレゼン』(2005.12,ソフトバンククリエイティブ)
「簡潔な言葉と巨大な文字で、ネットで話題のプレゼン手法「高橋メソッド」。その特徴と作り方や考え方を紹介し、実践方法を解説する。「高橋メソッド」のおいたちなど、エピソードも満載の一冊」
高橋メソッド
とは、
でかい文字
だけの
プレゼン
テーション。
上のような大きな文字のhtmlファイルを、何ページにも渡り作成するプレゼンの手法です。詳しくは「高橋メソッド」公式サイト(下のURL)をどうぞ。
http://www.rubycolor.org/takahashi/
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2006年1月30日(月)
下北沢と新宿で買ったもの
昨日(1/29)、下北沢と新宿で買ったものを列挙します。CD・ビデオのリンク先はAmazon.co.jpの紹介ページです。
【中古CD】
■ディスクユニオン 下北沢店 にて
・hal『ラブレター』(VICL-60185)
このアルバムに収録されている「もう青い鳥は飛ばない」が聴きたくて購入。この曲、作詞・作曲:丸木戸定男(マルキド・サドのもじりですね)となっていますが、曽我部恵一さんなんですよね。
・BOB DYLAN『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』(SRCS-8412)
俺この年(って28歳ね)になるまでボブ・ディランをちゃんと聴いたことがなくてさあ。「Blowin' In The Wind(風に吹かれて)」とか「Like
A Rolling Stone」とかは聴いたことがあって、かっこいいなあとは思っていたのですが、なにしろちゃんと聴いたことがなかった。
このCDは1997年に出た国内盤のベストで、「マスター・サウンド」という表記もあったので、買ってきました。
■ディスクユニオン 新宿本館 にて
・YMO『FAKER HOLIC YMO WORLD TOUR LIVE』(ALCA-137/138)
YMOの2枚組みのライブ盤です。1979年の「トランス・アトランティック・ツアー(第1回ワールドツアー)」の模様を収録したもの。
『公的抑圧(PUBRIC PURESSURE)』では権利上の問題で削除されていた(後からギターの部分にシンセサイザーの演奏を録音した)渡辺和津美のギターもそのまま収録されています。
探していたのだが、いつもプレミア価格がついていてあきらめていた。今回は妥当な価格だったので即購入。
・Pebbles『EAT THE PEBBLES』(ALCA-5041)
Pebbles(ぺブルズ)って、どんなバンドなのか知らなかったのですが、アルファミュージックからCDが出ているのと、なんとなく古きよきかっこよさを感じさせるジャケットに惹かれて購入。
昔のバンドの再発じゃなくって、現役のバンドだったんだね。
Pebbles公式サイト http://www.lds66.com/pebbles/
・GOMES THE HITMAN『夜明けまで』
名前だけは知っていたGOMES THE HITMAN(ゴメス・ザ・ヒットマン)。SUIKAのパーカッションの高橋結子さんがパーカッションを担当しているということと、バンド名のかっこよさで気になっていたGOMES
THE HITMAN。CD買ってきました。
GOMES THE HITMAN公式サイト http://www.gomesthehitman.com/
・MOTORWORKS『SPEEDER』(MUCT-5007)
メンバーの豪華さが気になっていたMOTORWORKS。なんといっても石田ショーキチ(ex.Spiral Life・Scudelia Electro)・黒沢健一(ex.L⇔R)・田村明浩(fromスピッツ)・ホリノブヨシ(from
modern-grey、F.E.O.D.、Raff-CuSS、curve509、etc)だから。
このCDは3曲入りのマキシシングル。
MOTORWORKS公式サイト http://www.motorworks.jp/top.html
■ディスクユニオン 新宿中古センター にて
・YMO『イエロー・マジック・オーケストラ(US版)』
YMOのファーストアルバムのUS版ミックス。
これまで「収録曲は日本盤と同じだしなあ」と思っていたのだが、YMOについて色々知るにつれ、違いがあることが分かったので、購入。
【CD】
■新宿 red cloth にて
・ZUTANS『東京ズータンズ』
ライブで初めて見たバンド、ZUTANSのCD。red clothはライブハウスで、その物販で買いました。ライブでは、特に女性のボーカルが、曲によってMCによって、雰囲気ががらりと変わるのが印象的だった。
ZUTANS公式サイト http://www.geocities.jp/zutans/
【中古ビデオ】
■ディスクユニオン 新宿中古センター にて
・平沢進『エラー』(POVH-1002)
1990年7月11日、渋谷公会堂でのライブを収録したビデオ。
俺の好きなアルバム『サイエンスの幽霊』からの収録曲が多く、平沢進のライブ映像を見てみたかったので購入。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・内田 百間『内田百間集成 12』(2003.9,筑摩書房)
「雷魚」の中の百間先生の祖母が話したという「漁師の漂流奇譚」(p.91)が面白い。
漁師が外国の島にたどり着いたものの、島の人間には言葉も通じない。「それでこっちも困ってしもうて、指を二本出した。ええか、こう云う風にして見せたら、そうしたらお前、ようよの事で、指が二本じゃから、日本人じゃ云う事だけは通じたそうな」(p.91)。
……。いやいや、そんなわけないじゃん。これがいきなりなんの前触れもなく話の中に挿入される。
それから、「秋扇」の最初の、ラジオを聴くのを止めた話。
「ラジオを止めたので、急に尖端的のハイカラになったような気がする。どこか友人の家に出かけて行って、
『なんだ、君の家には、まだラジオがあるのか』と云ってみたくて仕様がない」(p.112)
分かるなあ、それ。
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・コロナ・ブックス編集部:編『植草甚一スタイル』(2005.5,平凡社)
「40歳で東宝を退社し、71歳で亡くなるまで、散歩とジャズと読書に明け暮れ、軽妙なエッセイを執筆。70年代の若者に圧倒的支持を得た植草甚一のコレクション、ファッション、スクラップ・ブック等を紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
2006.1.29(日)購入本
【新刊】
■紀伊国屋書店 新宿本店Forest にて
・桜玉吉『御緩漫玉日記(2)』(2006年,エンターブレイン)
桜玉吉さんの漫画を読み始めたのは、小学生の頃、『ファミコン通信』(現『ファミ通』)に連載されていた『しあわせのかたち』を読んだのが最初。
途中中断(こっちが読むのも、作者が描く方も)がありながら、それから20年近く読み続けている。
改めて思うとすごいな。
(参考)
・桜玉吉『しあわせのかたち(Beam comix)全5巻 』(エンターブレイン)
【古本】
■下北沢 DORAMA Part6にて
・山根一真『山根一真の素朴な疑問 あったかい生活の送り方 』(2002年,新潮OH!文庫)
素朴な疑問に関するエッセイ集。この本は知らなかった。
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●気になる本
・飯城 勇三『エラリー・クイーンパーフェクトガイド』(2005.12,ぶんか社文庫)
多分、下の本の文庫化だろう。しかし、ぶんか社も文庫を始めたというのがやや驚き。
・飯城 勇三:編著『エラリー・クイーンPerfect Guide』(2004.12,ぶんか社)
「2005年はエラリー・クイーン誕生100周年。幻の未訳作を含めて全46作品の徹底解説ほか映像・漫画なども完全網羅、秘蔵インタビュー、クイーンを愛する作家が選んだベスト5など本格ミステリーの巨匠を完全解析」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2006年1月31日(火)
告知:コラムは続くよどこまでも
「日記&ウォリアーズ」で、一応公式の案内が出ましたので、俺も書いておきます。
この「日刊 耳カキ」、「日刊 耳カキ」という名前では本日1月31日で最後になります。2月から「デイリー Mimmy&Kackey」へとリニューアルします。
明日からしばらくは、リニューアル作業のため掲示板のみの運営になります。サイト全部が休むわけではないです(この件でサイト内に書かれた各種情報については、俺からすべての方にそれぞれ申し上げたいことがありますが、それは本題ではないので割愛します)。
で、俺のコラムの話。コラムのページも、しばらく工事中になります。
じゃあその間休むのか? 休みません。
掲示板でコラムの連載を続けます。もちろん、今までどおり毎日更新です。掲示板とコラムページでは形式が違うので、多少内容が異なるとは思いますが(例えば画像がない、など)。
それが工事期間中に、俺がコラムニストとしてできることだと思うからね。
ただ、これは誰にも相談していないので、ストップがかかったら中止します。
とりあえずは、明日以降も是非サイトに来てください。
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