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木の葉燃朗の読房より愛を込めて

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2005年11月


2005年11月1日(火)
睡眠について考えさせられる二冊

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●気になる本
・ポール・マーティン:著・奥原由希子:訳『人生、寝たもの勝ち』(2004.11,ソニー・マガジンズ)
オンライン書店ビーケーワン:人生、寝たもの勝ち

「寝る間を惜しむことで失っているものは、記憶力、冷静さ、コミュニケーション能力、若さ…。眠りの効能をあらゆる角度から徹底検証。眠る人には福が来る! 『よい眠りを得るための22か条』つき」(bk1の紹介文)

 個人的に、惰眠は良くないと思うが、無理して起きるよりは寝てしまった方がいいと思う。俺は一定時間寝ないと、とにかく効率が落ちる人間なので。
 上の本が理論編なら、下の本が実践編というところか。

・睡眠文化研究所編『寝床術』(2005.10,ポプラ社)
オンライン書店ビーケーワン:寝床術

「人生の三分の一は眠りだ。人が眠る場所、いわば「寝床」に光をあて、心地よい生活のための睡眠環境についていろいろな角度から考えていく。現代眠り調査、眠り研究レポートの2部構成」(bk1の紹介文)

 ……実はどっちも読んでいたら眠くなる本だったりして。

 ……実はこれが書きたかっただけだったりして(そんなことはないです)。
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●読んでいる本
・川上 弘美『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:此処彼処

「近所の川べりからマダガスカルの森まで。いとおしく、懐かしい場所を、のびやかな筆致で辿る連作エッセイ集。『日本経済新聞』連載を単行本化」(bk1紹介文)

 作家川上氏のエッセイ。特定の、実在の場所を題材にしているので、より具体的な思い出や印象が読める。

 若い頃、浅草のコインランドリーで恋人の服を洗濯したこととか(「浅草」pp12-14)、幼いの頃に両親とともにアメリカで暮らしたこととか(「アリゾナ・ネヴァダ」、「デイビス」、「オレゴン」pp.23-31)。

 一方で、憂鬱な時に「丸の内線に荻窪から乗って思いきり淋しさに浸りきる」(p.90)なんていう話は、いつもの川上氏のエッセイらしい不思議な雰囲気を持っている。

 今までどおりの面白さと、新しい面白さと、両方味わえてお得な気分。
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●読み終えた本
・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
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●買った本
【古本】
・山口 瞳『血族』(1982.2,文芸春秋)
 作家山口瞳氏が、自らの出生について調べた様子を綴った私小説。

・カート・ヴォネガット:著・飛田茂雄:訳『ヴォネガット、大いに語る』(1988.12,早川書房)
 カート・ヴォネガットのエッセイ・講演・インタビューなどをまとめた本。

【新刊】
・雑誌『ユーゲー 12月号』(マイクロマガジン)
 定期購読しているゲーム雑誌。
 今回の特集は、下記の三本。
 ・ゲームメーカー トレジャーの軌跡
 ・隠れキャラ列伝 〜ファミコン編〜
 ・絢爛! プリンセスゲーム舞踏会
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●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2005年11月2日(水)
本日は久々の神保町

 久々に神保町の古本屋を回ってきました。靖国通り、すずらん通り沿いをぶらぶら歩いて、店頭ワゴンを中心に見てきました。買った本はそれほど多くないけれど、久々に昼の神保町を歩くことが出来た。

 明日まで「神田古本まつり」のため、神保町交差点と三省堂書店で青空掘り出し市が開催されていたり、一部の古本屋で割引サービスが行われていたりします。

・BOOK TOWN じんぼう>「神田古本まつり」案内
http://jimbou.info/news/furuhon_fes.html
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・泉 麻人著『街のオキテ』(1988.4,新潮社)
 雑誌『ポパイ』に連載されたコラム。序説には「東洋で最も屈折した形式のシティマニュアル講座書」(p.12)とある。
 第一回目が「東京23区の偉い順」という、まあそんな感じの冗談半分の本です。

 こういう本って、刊行されてから1〜2年経ってしまうと、なんとなく古くて恥ずかしい本になる。序説にも「なるべく早めに買って半年ないし一年以内に処理する」(p.12)のが適切な関わり方と書かれている。

 しかし、通常は15年くらい経ってから読むと、それなりに味が出るはずなのである。ところがこの本は、15年経って読んでも、やっぱり恥ずかしい。

 でも面白い。「都市における『恥ずかしいフレーズ』」は、当時口にするとちょっとずれている流行語が分かる。
 雑誌連載の1984年では「イマイ・いいとも!・フィーバーする」がワースト3。これが1986年末になると「新人類、旧人類、キャピキャピ、マル金、マルビ」になる。更に1988年では「ハウスマヌカン、レトロっぽい、あぶなぁ〜い」。

 今となってはどれも恥ずかしい。懐かしい面白さよりも、ただただ恥ずかしい。
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・川上 弘美『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:此処彼処

 今日は読むのは休みです。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【新刊】
 新刊は復刊された本を三冊。

東京堂書店にて
・植草 甚一『植草甚一自伝』(2005.10,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一自伝

「子ども時代の小網町。中学の英語教師の思い出…。甚一少年の青春を育んだ東京下町の情緒を伝える。『ワンダーランド』『宝島』『読売新聞』掲載の自伝的文章をまとめる。1979年刊の新装版」(bk1紹介文)

 復刊された植草甚一スクラップ・ブックから一冊購入しました。

書泉グランデにて
・種村 季弘編『東京百話 天の巻』(1986年,ちくま文庫)
・種村 季弘編『東京百話 地の巻』(1987年,ちくま文庫)


 読者アンケートをもとに、ちくま文庫の復刊フェアが行われています。その中から、東京に関するアンソロジーを購入。
 もう一冊、『人の巻』もありますが、これは持っているので。

・ちくま文庫復刊フェア ラインナップ
http://www.chikumashobo.co.jp/top/fukkan/index.html

【古本】
 古本は漫画を四冊。

三進堂書店にて
・いしいひさいち『新・忍者無芸帖 101匹忍者大行進』(1988年,チャンネルゼロ)
・いしいひさいち『新・忍者無芸帖 101匹忍者大行進2』(1991年,チャンネルゼロ)


中野書店漫画部にて
・高野 文子著『黄色い本』(2002.2,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:黄色い本


・とり・みき『しまった。』(1984年,白泉社)
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●気になる本
・千野 信浩著『図書館を使い倒す!』(2005.10,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:図書館を使い倒す!

「「GoogleやYahoo!ではけっして探せない、価値ある資料が眠っているのが、実は図書館。『週刊ダイヤモンド』記者ならではの、ビジネスツールである図書館を使い倒すための「技」と「コツ」」」(bk1の紹介文)

 図書館は、調べものの内容によっては非常に便利だったりそうでもなかったりする。この本ではどんな場合のどんな使い方が書かれているのか気になる
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2005年11月3日(木)
Amazon.co.jpで新サービス「なか見!検索」スタート。

 Amazon.co.jpで書籍の全文検索サービスがスタートしています。
 名称は「なか見!検索」

・Amazon.co.jp>なか見!検索
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/15749671/ref=amb_center-1_38403406_1/249-9418216-4568326

 検索すると、その文字を本文中に含む本を知ることができます。

 対象となるのは、出版社から許可を得た本に限られます。また一部の機能は、過去購入履歴のあるアカウントでのログインが必要です。

 今はまだ始まったばかりですが、この機能は本を立ち読みするのに近い感覚が味わえそうなので、Amazon.co.jpでの本の買い方が変わるかもしれませんね。

【参考】
・nikkeibpでの「なか見!検索」紹介記事
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/news/411158
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 三冊を平行して読んでいます。
・長嶋 康郎著『古道具ニコニコ堂です』(2004.6,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:古道具ニコニコ堂です

「東京・国分寺名物の古道具「ニコニコ堂」。狭い間口から中を覗くと、由緒がありそうな、なさそうなモノが店いっぱいにあふれている。古道具を売る人、買う人、ただ見る人、通りがかりの人のなんともおかしなエピソード」(bk1紹介文)

 著者は古道具屋のご主人であり、作家長嶋有氏のお父上でもある。
 味のある文章と味のあるイラストと味のある手書き文字が一体となって、なんとも味のある本。

 前半はお店に来るお客さんのエピソードが中心。小学生くらいの男の子が民謡のSPレコードを買いに来て、何年か後に同業者になった話とか、やきいも屋さんが仕事をやめて、色々なものを店に預けて行ってしまう話とか、上手く説明できないのだが、面白い。

 引き出しも鏡もない(鏡の部分には著者が絵を描いた)タンスを買ったおばさんの話も、なんだか印象に残る。売ってからしばらくしてきたおばさんが、結核だったと話をする。そして「病院にいても、うちに帰ればあのタンスがあると思って暮らしてたのよ」(p.8)という部分なんて、いい話だ。
 しかしその後、別の家で植木鉢を引き取った著者が、その「ケッカクのおばさんち」(p.8)の入口や周辺になにも言わずにその植木鉢を置いてくる場面には「えーっ?」と驚いた。あまりに唐突で、シュールですらある。

 しかし、なんだかクセになるなあ。
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・泉 麻人著『街のオキテ』(1988.4,新潮社)

 「日陰のシチーウォーキング<渋谷編>」という、今読んでもちょっと恥ずかしいタイトルの文章がある(pp.105-109)。これは、渋谷でデートをすっぽかされたらどう過ごすかというシミュレーション。

 ここに渋谷古書センターが登場するのが面白かった。この頃から今に至るまで現役で同じ場所に店を構えているって、なかなかすごいよなあ。
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・川上 弘美『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:此処彼処

 今日は読むのは休みです。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・竹内 一郎著『人は見た目が9割』(2005.10,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:人は見た目が9割

「理屈はルックスに勝てない。言葉以外の膨大な情報が持つ意味を考え、心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した日本人のための「非言語コミュニケーション」入門」(bk1の紹介文)

  このタイトル、気になるなあ。ただし、内容によっては信用のおけない本である可能性も高い。例えば、万が一「メラビアンの法則」なんぞをそのまま(批判的にではなく)紹介している部分があったら、信用しない方がよさそうです。
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2005年11月4日(金)
コント55号のDVD-BOX

 コント55号のDVD-BOXが二種類、発売されました。

・コント55号のなんでそうなるの? DVD-BOX
コント55号のなんでそうなるの? DVD-BOX

・TBS・フジテレビ・テレビ朝日合同企画 祝!結成40周年記念 コント55号 傑作コント集 永久保存版
TBS・フジテレビ・テレビ朝日合同企画 祝!結成40周年記念 コント55号 傑作コント集 永久保存版
(リンク先はAmazon.co.jp)

 「なんでそうなるの?」は、1973年〜1976年、日本テレビで放送されていた番組。
 「コント55号 傑作コント集」の方は、1970年代後半から1990年代まで、幅広い時期から選択されたようです。

 どっちも見てみたいが、まずは「なんでそうなるの?」が見たいなあ。テレビで「懐かしの番組」として、コントのダイジェストを見た記憶はあるが、本放送は生まれる前だから見ることが出来なかった。

 子どもの頃、笑いという点で欽ちゃんに最も影響を受けた身としては、気になる。

 ところで、Amazon.co.jpで色々検索していたら、こんなDVDも出ていることを知ってしまう。いかん、油断していると勢いで全部買ってしまいそうだ。

みごろ!たべごろ!笑いごろ!!【笑いごろ!!BOX】
みごろ!たべごろ!笑いごろ!!【笑いごろ!!BOX】

みごろ ! たべごろ ! 笑いごろ !! たべごろ ! BOX (通常版)
みごろ ! たべごろ ! 笑いごろ !! たべごろ ! BOX (通常版)

みごろ ! たべごろ ! 笑いごろ !! みごろ ! BOX (通常版)

欽どこ 「クロ子とグレ子のどこまでやるの ?」
欽どこ 「クロ子とグレ子のどこまでやるの ?」
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・川上 弘美『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:此処彼処


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●読み終えた本
・長嶋 康郎著『古道具ニコニコ堂です』(2004.6,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:古道具ニコニコ堂です

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・泉 麻人著『街のオキテ』(1988.4,新潮社)

 詳しい感想は、明日書きましょうかね。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・京須 偕充著『落語名人会夢の勢揃い』(2005.10,文芸春秋)
オンライン書店ビーケーワン:落語名人会夢の勢揃い

「落語レコードの名プロデューサーは神田明神のそばに生まれ、寄席通いに明け暮れた。記憶に残る名人たちの高座姿から楽屋で垣間見た素顔まで、共に歩んだ落語の半世紀を語る」(bk1の紹介文)

 落語ブームも一段落したのでしょうかね。
 個人的には、流行廃りに右往左往することなくつきあって行きたいと思うのですが。

 とりあえずは、一回くらい寄席で落語を見てみたいと思う今日この頃、この本は気になる
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2005年11月5日(土)
先日読んだ『まだある。』についてフォロー情報を

 先日読んだ下記の本の話をもう少し。

・初見健一『まだある。 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ〜食品編〜 』(2005.7.1,大空出版)
(リンク先はオンライン書店bk1)

 この『まだある。』は、1960年代〜70年代に発売されたものを中心に、今でも購入できるお菓子やインスタント食品を紹介した本。見開き2ページに一商品を、カラー写真付きで紹介している。
 「サイコロキャラメル」、「明治屋のマイシロップ」、「名菓ひよ子」、「ライオンバターボール」、「カンロ飴」、「ピッカラ」などなど、多数の食べ物が紹介されています。

 販売されている書店は限られているようですが、大きな書店を中心に取り扱い店が増えているようです。bk1で買うことも出来ます。

 この出版元である大空出版のサイトに、『まだある。』に関するコーナーができています。下記URL。

・大空ポケット文庫>まだあるなび
http://www.ozorabunko.jp/arunavi/

 本に載り切らなかった商品を紹介していて、「マウンテンデュー」とか「カワイ肝油ドロップ」とか、懐かしさで「うわー」と言いそうになる商品が取り上げられている。読者の投稿を元に、懐かしい商品を紹介するコーナーもあります。

 それから、『まだある。』の第二段として「文房具編」の刊行も予定されているそうです。こちらも楽しみ。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 明日からは、
・カート・ヴォネガット・ジュニア:著・浅倉久志:訳『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(1982.2,早川書房)
オンライン書店ビーケーワン:ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

「聞きたまえ! 億万長者にして浮浪者、財団総裁にしてユートピア夢想家、慈善事業家にしてアル中である、エリオット・ローズウォーター氏の愚かしくも美しい魂の声を。隣人愛に憑かれた一人の大富豪があなたに贈る、暖かくもほろ苦い愛のメッセージ……現代最高の寓話作家が描く、黒い笑いに満ちた感動の名作! (早川書房目録より)」(bk1紹介文)

 を読みます。久々に小説を。
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●読み終えた本
・長嶋 康郎著『古道具ニコニコ堂です』(2004.6,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:古道具ニコニコ堂です

 著者は古道具屋のご主人であり、作家長嶋有氏のお父上でもある。

 この本は「ニコニコ堂奇譚」という、店を営業する中でのエピソード、著者が発行している手書きの新聞「ニコニコ通信」の抜粋、そして商品を撮影した「ニコニコ写真館」の三つの部分からなる。

 「ニコニコ堂奇譚」を読んでいると、この人には、変わった人を引き寄せるなんらかの力があるのではないかと思う。お店には色々なお客さんが来るのだが、実に変わった人が多い。
 三味線を買いに来て、バンジョーを買って行き、「福田首相と交信している」と言うおかみさんとか、五兆円の絵を五億円にまけるから買って欲しいという男性とか。

 しかし、著者も負けず劣らず変わっている。上のおかみさんから「”神の声”のテープだと云ってカセットテープ」(p.174)をもらい、聞いてみると前衛音楽のようだが、聴いているとなんだかはまってしまう。
 しかし「調子に乗って五、六曲聴いてしまったがだんだん疲れてきて片面終わる頃には非常に体の具合が悪くなってきた」(p.175)なんて、やっぱり変わっている。

 他にも、売り物の染付の便器を落として壊してしまい、マルセル・デュシャンを真似て「『レディーメードの崩壊』とか書いて陳列してみたが客の反応はない」(p.79)とか、面白いなあ。
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・川上 弘美『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:此処彼処

 作家川上氏のエッセイ。
 徐々に、いつもの川上氏らしい文章になってくる。子どもの頃に箱入りのういろうを拾った思い出を綴った「高井戸・その2」(pp.167-169)や、荷物を乗せるカートの牽き方を息子さんと研究する「阿佐ヶ谷」(pp.157-160)とか。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・佐原 健二著『素晴らしき特撮人生』(2005.9,小学館)
オンライン書店ビーケーワン:素晴らしき特撮人生

「「ゴジラ」「ラドン」「ウルトラQ」「ウルトラセブン」−。数々の特撮作品に出演しファンを魅了した俳優・佐原健二が、特撮と歩んだ50年を描く、波瀾万丈の一代記」(bk1の紹介文)

 著者は『ウルトラQ』の万城目淳役他、多数の特撮ドラマに出演している。
 特撮関係の本は、やっぱり気になるなあ。
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2005年11月6日(日)
まえけんさんが

 「まえけん」こと、お笑い芸人の前田健さんが、下の本の発売記念サイン会で、ゲイであることを告白したそうです。

・前田 健『前田健の恋キャラ診断』(2005.11,扶桑社)
オンライン書店ビーケーワン:前田健の恋キャラ診断

「まえけんこと前田健が10年かけて開発した究極の恋愛診断法、それが「恋キャラ」。あなたにも彼にも当てはまる5つのキャラクターで、恋の勝ち組を目指しましょう!」(オンライン書店bk1の紹介文)

(サイン会の様子の記事)
・サンケイスポーツ(gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20051104/120051104004.html

・スポニチアネックス(gooニュース)http://news.goo.ne.jp/news/sponichi/geino/20051104/kfuln20051104006003.html?C=S

 松浦亜弥のモノマネや、「まえけん♂トランスPJ」名義のCDなど、女装が多いなあとは思っていた。
 そういえば、テレビで初めて見たネタは「アニメーションの専門学校に通うおたくっぽい女子学生」のひとりコントだったのも思い出した。

・まえけん♂トランスPJ「恋のブチアゲ♂天国」
恋のブチアゲ♂天国

(リンク先はAmazon.co.jp)

 でも、そんなにビックリはしなかったかな。最近、テレビに出る人には、いわゆる「おネエキャラ」とか、同性愛であることを公言している人もいるからね。

【参考】
・前田健公式サイト
http://ganchan.milkcafe.to/top.html
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・カート・ヴォネガット・ジュニア:著・浅倉久志:訳『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(1982.2,早川書房)
オンライン書店ビーケーワン:ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

 まだ最初の部分ですが、物語はエリオット・ローズウォーターという男の奇行のエピソードから始まる。
 このエリオットについて、法律事務所の若き社員、ノーマン・ムシャリが調べていく、という導入部。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・ロミ、ジャン・フェクサス:著/高遠弘美:訳『でぶ大全』(2005.9,作品社)
オンライン書店ビーケーワン:でぶ大全

「太古の昔から、ほんの少し前の時代まで、「でぶ」こそは美しさ、セクシーさ、人間の肉体の最大の魅力だった。ダイエット全盛の現在にこそ「でぶ」の魅力を知らしめるべくまとめられた、史上初の「でぶ」の歴史書」(bk1の紹介文)

 多分、俺よりも吉村編集長が気になる本だと思う。
 なんにしてもインパクトのあるタイトルだ。
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2005年11月7日(月)
検索エンジンの新しい使い方(google編)

 googleには、webサイトの検索の他にもいくつか機能があります。
 そのひとつが「電卓機能」。検索ボックスに数式を入力すると、計算結果が表示される機能です(↓)。
http://www.google.co.jp/
intl/ja/help/features.html#calculator


 この電卓機能に、新しい機能が追加されています。下の記事から引用すると、「料理材料の計量や、通貨換算、坪/平米、華氏/摂氏温度、マイル/キロメートル単位の換算など」が可能とのことです。

・nikkeibp

target="_blank">http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/406419


 「325平方メートルを坪で」とか「9マイルをキロメートルで」とかもすぐに答えが出ます。『九マイルは遠すぎる』といわれてもピンと来ない場合に、調べることもできます。

・ハリイ・ケメルマン:著・永井淳・深町真理子:訳『九マイルは遠すぎる』(ハヤカワ・ミステリ文庫)
オンライン書店ビーケーワン:九マイルは遠すぎる


 他に「『1光年を海里で』『1トロイオンスをストーンで』といった日常生活ではあまり使う機会のない計算も行なえる」(nikkeibp記事)そうです。

 光年や海里はどういうときに使うかは分かるが、「トロイオンス」も「ストーン」もなんの単位だか分からん。

 調べてみました。

 1トロイオンスは31.1034768グラム。貴金属や宝石の質量の単位のようです。1ストーンは6.35029318キログラム。いずれもイギリスのヤード・ポンド法の単位です。

 他にも一寸=3.03030303センチメートルとか、百貫=375キログラムとか、色々なことが分かります。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・カート・ヴォネガット・ジュニア:著・浅倉久志:訳『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(1982.2,早川書房)
オンライン書店ビーケーワン:ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを


 前に読んだヴォネガットの小説もそうだったと記憶しているが、物語の断片が次々と登場して、本当に最後になるまで、物語の全体が分かりそうにない(そして、最後に全体像が分かってびっくりすることもある)。

 今は主人公のエリオット・ローズウォーターのエピソードが断片的に登場するが、これがまた面白い。

 例えば、エリオットの書いた小説の一説として登場するこんな話。

「なぜあんなにたくさんの魂が、失敗しては死に、失敗しては死に、失敗しては死んだあげく、すすんで地球へ戻ってゆくのか? それは天国があまりにもつまらないからだ」(p.124)

 現象面だけだが、輪廻転生の考えが出てくるのが面白いし、その理由付けもまた面白い。

 あとは、富について「お金の川」という例えを使い、金持ちはその川の水をガブ飲みすると表現する部分なども、面白い(pp137-139)。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・久世原案 / 晴瀬 ひろき作画 / トレンド・プロ制作『脱オタクファッションガイド』(2005.10,オーム社)
オンライン書店ビーケーワン:脱オタクファッションガイド

「服装を変えたいけれど、どこから始めてよいのかわからない人、お洒落が苦手な人をサポート。Webサイト『脱オタクファッションガイド』の内容にストーリーマンガと新たな情報をプラスし、ファッションの基本を紹介」(bk1の紹介文)

 一体なにが書いてあるのか想像がつかないという意味では、これほど気になる本もない。
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2005年11月8日(火)
Amazon.comで、欲しいページだけ買える

 アメリカのAmazon.comでのお話。
 欲しいページだけ本が買える「Amazon Pages」がスタートしました。

 ただし、パソコン上(Amazon.comのサイト)でページの画像を見る権利を購入できる、ということです。一ページ分だけ印刷された紙を買えるわけではありません。
 また、Amazon.comで購入した書籍の中身について、追加料金を払うとAmazon.comのサイトで閲覧できる「Amazon Upgrade」もスタートしています。

 例えば、図書館に行って必要な資料をコピーする代わりに使えそうですね。

【参考記事】
・HOT WIRED JAPAN
http://hotwired.goo.ne.jp/news/
business/story/20051104105.html


・デジタルARENA

target="_blank">http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20051104/114137/

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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・カート・ヴォネガット・ジュニア:著・浅倉久志:訳『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(1982.2,早川書房)
オンライン書店ビーケーワン:ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを


 今日は下の雑誌を読んでいたので、休みです。
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●読み終えた本
・雑誌『ユーゲー 12月号』(マイクロマガジン)
 定期購読しているゲーム雑誌。今回の特集は、下記の三本。

 ・ゲームメーカー トレジャーの軌跡
 ・隠れキャラ列伝 〜ファミコン編〜
 ・絢爛! プリンセスゲーム舞踏会
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●買った本
・なし
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●気になる本
・麻野一哉『八百比丘尼の斎』(2005.9,チュンソフト)
オンライン書店ビーケーワン:八百比丘尼の斎

「あなたはまだ、本当のエンディングを見ていない! SFC、PSで明かされなかった数々の謎。その謎がここで解き明かされる。公平は? 奈美は? そして弟切草とは? ゲームノベル形式でおくる驚愕の結末」(bk1の紹介文)

  ゲームノベルというのは、ゲームブックのように途中で分岐があり、読み方により展開や結末が異なる小説らしい。
 現在ではゲームやインターネットの方が適したような形式だが、これを敢えて本の形で出すことが気になる
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2005年11月9日(水)
下北沢のヴィレッジヴァンガードでCDを買う

 都内にあるヴィレッジヴァンガードは、それなりに行っていますが、やはりCDの品揃えは下北沢が群を抜いているなあと思う。CD売場の面積も大きいし。

 閉店してしまった六本木ヒルズ店も、CD売場が面白かったけれど、今はやっぱり下北沢。他の店も、それぞれ魅力はあるけれどね。

 今日もCDを買ってきました。

【CD】ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて

Jean Jacques Perrey『Amazing New Electronic Pop Sound of』
Amazing New Electronic Pop Sound of

・Jean Jacques Perrey『Moog Indigo』
Moog Indigo
(リンク先はAmazon.co.jp)

 ジャン・ジャック・ペリーのCDを二枚。どちらの収録曲も、モーグ・シンセサイザーを駆使してつくられています。

・『Home Cut #1』
・dj yogupt『Good Songs in the House Mix』


 上の二枚はいずれもDJによるMix CD。試聴したところ面白そうなので買ってきました。

【中古CD】ディスク・ユニオン下北沢店にて

・The Art of Noise『In No Sense Nonsense』
In No Sense Nonsense
(リンク先はAmazon.co.jp)

 アート・オブ・ノイズのCDも買ってくる。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 明日からは下の本を読みます。

・植草 甚一『植草甚一自伝』(2005.10,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一自伝

「子ども時代の小網町。中学の英語教師の思い出…。甚一少年の青春を育んだ東京下町の情緒を伝える。『ワンダーランド』『宝島』『読売新聞』掲載の自伝的文章をまとめる。1979年刊の新装版」(bk1の紹介文)
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●読み終えた本
・カート・ヴォネガット・ジュニア:著・浅倉久志:訳『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(1982.2,早川書房)
オンライン書店ビーケーワン:ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを


 多大な財産を持つ主人公エリオット・ローズウォーター、そして、エリオットの次に財団の総裁となる権利を有するフレッド・ローズウォーター。二人は愚かにして心優しい人物。

 そして、二人以外にこの物語に登場する人物は、みな愚かにしてエゴイストである。

 エリオットは、名も知られていない貧しき人々に、財団の財産を与えようとする。しかし、彼の父・顧問弁護士などは、それを阻止しようとする。それとともに、エリオットが狂人であることを証明し、フレッドに財団総裁の権利を与えようとする者が現れる。

 そんな風にして話は進み、最後にエリオットは意外な方法で、自らの意志を貫こうとする。

 最後の方の展開は少し急だけれど、これまで読んだヴォネガットの小説よりも心優しい話だったという印象を受けた。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・広川 州伸著『週末作家入門』(2005.10,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:週末作家入門

「日々の苦労こそ「ネタ」になる! 本を書いてみたい、できれば出版もしてみたいと願うあなたの背中をそっと押す本。「二足のわらじ」のすすめ、ビジネス書・経済小説から始めようなど、仕事を持ちながら書くコツを紹介」(bk1の紹介文)

 自分の仕事を題材にすると、一作くらいは小説が書ける、というのは、聞いたことがある。他の人には出来ない経験を、現実味を持って表現できるからねえ。
 しかし、「本を書きたい」と思ってこの本を読むのは、本末転倒な気もする。本の元(原稿や企画)があって、それをどう実際の本にするかのヒントを得たいならば、理解できるけれどね。
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2005年11月10日(木)
女性ボーカルによるビートルズの子守唄風カバーアルバム

 気になるCDをご紹介。
 女性ボーカルによる、ビートルズのララバイ(子守唄)アレンジのカバー集とのこと。

V.A.『Apple Of Her Eye りんごの子守唄』
Apple Of Her Eye りんごの子守唄
(リンク先はAmazon.co.jp)

 プロデュースは鈴木惣一朗。曲目は下記のとおり(Amazon.co.jpの紹介ページを参照しました)

1.Here Comes The Sun / 畠山美由紀
2.Across The Universe / chie
3.Julia / イノトモ
4.Yesterday / アン・サリー
5.I Will / 原田郁子(クラムボン)
6.Sun King / noon
7.In My Life - インストゥルメンタル
8.Ask Me Why / ボファーナ
9.Dear Prudence / 中納良恵(エゴ・ラッピン)
10.Honey Pie / 首里フジコ
11.Because / 湯川潮音
12.I’ll Follow The Sun - インストゥルメンタル
13.Goodnight / アン・サリー
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・植草 甚一『植草甚一自伝』(2005.10,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一自伝

「子ども時代の小網町。中学の英語教師の思い出…。甚一少年の青春を育んだ東京下町の情緒を伝える。『ワンダーランド』『宝島』『読売新聞』掲載の自伝的文章をまとめる。1979年刊の新装版」(bk1の紹介文)

 いきなり「こないだ京都へ出かけて銀閣寺のそばにある親せきの家に一晩泊った」(p.11)という文章から始まる。
 そして京都でコーヒーを飲んだ思い出話になる。

 この話は面白いのだが、「あれ、自伝なのに、なんでこの間の京都の話なんだろう」と思ってしまう。
 しかし、ちゃんと植草氏の子どもの頃の話につながっていく。こんな風に、色々回り道をしながら話が進むのは楽しい。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・雑誌『テレビブロス』
 特集は、『横浜トリエンナーレ』、『ミラーマン』など。

 『ミラーマン』は、DVD-BOX(↓)の発売と、映画化を記念しての特集。
・『ミラーマン DVD-BOX 1』(2005/11/23 発売予定)
ミラーマン DVD-BOX 1

・『ミラーマン DVD-BOX 2』(2006/01/25 発売予定)
(リンク先はいずれもAmazon.co.jp)
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●気になる本
・『本屋さんの仕事』(2005.11,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:本屋さんの仕事

「人気の書店は、どのように誕生し、お客さんの支持を集めているのか。独自のノウハウ、哲学を徹底的に語った「本屋さんの仕事」講座。ビジネスを成功させる秘訣、仕事と人生を楽しむヒントが見つかります」(bk1の紹介文)

 池袋コミュニティ・カレッジで行われた「講座太陽 本屋さんの仕事」の内容と、追加インタヴューにより交差制された本。
 登場するのは、江口宏志(ユトレヒト)・中山亜弓(タコシェ)・北尾トロ(杉並北尾堂)・佐藤真砂(古書 日月堂)などの諸氏。いずれも、本好きには名を知られた書店・古書店の方々です。

 これは面白そう。買って来よう。

 目次や詳しい内容は、企画・編集・インタヴュー・文を担当された平林享子氏(クローバー・ブックス)のサイトで読むことができます。

・CLOVER BOOKS>太陽レクチャー・ブック シリーズ(平凡社)>005『本屋さんの仕事』
http://www.cloverbooks.com/lecturebook/lecturebook_05.html
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2005年11月11日(金)
パソコン用HDDを買ってくる

 HDでーす! フゥー!

 ……言ってしまった。

 パソコンのバックアップ用に、ハードディスクドライブ(HDD)を買ってきました。
 複数のパソコンに付け替えることを考えて、USBタイプの外付けのものを。

 でも今は、外付けのものも昔に比べて安くなったもんだ。
 こういうものが会社帰りにちょっと買えることだけは、秋葉原で働いていてよかったと思う瞬間。

BUFFALO HD-H250U2 USB2.0 外付けハードディスクドライブ
BUFFALO HD-H250U2 USB2.0 外付けハードディスクドライブ
(リンク先はAmazo.co.jp)
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・植草 甚一『植草甚一自伝』(2005.10,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一自伝

 本の内容とは少しずれますが、気になった話を。
 植草氏といえば通称「JJ」。これまで、特に考えたこともないくらい自然にそう呼んでいました。

 でも、改めて考えると、どうして「JJ」なんだろう。

 初めて植草氏を知ったころ、勝手に想像したのはこんな説。
 「Jinichi Uekusa」でイニシャルが「J.U.」。でも、イニシャルを書くとき「J.J.」に読めるように書いた。それで、「J.J.」と呼ばれるようになった。

 これは俺の勝手な想像です。

 そこで、「植草甚一 JJ 由来」などのキーワードで色々と検索してみました。

 俺と同じような疑問を持っている方は多いようですが、「JJ」の由来を書いてある文章は見つけられませんでした。
 ファンの人にとっては当たり前すぎて、わざわざ書くようなことでもないのかもしれないなあ。

 こうなると気になってくるので、ちょっと調べてみます。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・赤瀬川 原平著『目玉の学校』(2005.11,ちくまプリマー新書)
オンライン書店ビーケーワン:目玉の学校


 今月のちくまプリマー新書の中に、赤瀬川原平氏の本が入っていました。
 どんな内容なのだろうか、気になる
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2005年11月12日(土)
映画『ハサミ男』のDVDが発売されます。

『ハサミ男』
ハサミ男
(リンク先はAmazon.co.jp)

 監督は池田敏春。出演は、豊川悦司、麻生久美子、ほか。
 東京では、たしか東京国際映画祭での上映と、お台場での一ヶ月間くらいの上映だったので、見逃してしまった。

 本当は映画館で見たかったところですが、上映の機会を待つよりも買おうかと思っています。麻生久美子さんも気になるし。

 原作は殊能将之氏の『ハサミ男』(講談社文庫・講談社ノベルス)。以前読みましたが、ひねりの効いたミステリーで、面白かったです。

・殊能 将之『ハサミ男』(2002.8,講談社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:ハサミ男

「連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。その残虐性から「ハサミ男」と名づけられたシリアル・キラーが、自分の犯行を真似た第三の殺人の真犯人を探す羽目に…。メフィスト賞受賞作」(bk1の紹介文)
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・植草 甚一『植草甚一自伝』(2005.10,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一自伝


 子どもの頃からの思い出に、つい最近(当時の)の思い出や、その当時のリアルタイムの話が混ざり合い、雑談のように話が進む。しかし、これが面白い。

 ただ、どこがどう面白いのか上手く説明できない。「全部面白い」といったような、しょうもない答えになってしまう。この魅力を伝えるのは難しいなあ。「読んでくれ」としか言いようがない。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの芳


 今日、ちょっと立ち読みしましたが、いわゆる「おじさま」と呼ばれる世代の男性によくある言動を紹介した本のようだ。
 今日は買わなかったのだが、やっぱり気になる。今度買ってこよう。
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2005年11月13日(日)
スーパーで「野菜の歌」が聞こえてきたら、この歌かもしれない!

 ちょっと前に「おさかな天国」という歌がありましたが、今度は「やさい王国」です。

・unit MY『やさい王国(DVD付)』
やさい王国(DVD付)
(リンク先はAmazon.co.jp)

 子どもの野菜嫌いを直したいということで、長野県の主婦二人組がCDを自主制作。この度メジャーデビューとのこと。
 主婦とはいえ、もともとそれぞれタレント活動やダンスインストラクターをされているようですが。

 でもこういう歌は、スーパーや八百屋でBGMに使用できることが利点だよなあ。野菜が売れる効果も期待できるし。

 おさかな、やさい、と来たから、次は「にく帝国」あたりだろう。『でぶや』(テレビ東京系)でユニットを結成したら、そこそこヒットするんじゃないだろうか。

【参考】
・やさい王国のホームページ
http://www.geocities.jp/yasaioukoku_machi/

・ジェネオンエンタテインメント>やさい王国(試聴可能)
http://www.geneon-ent.co.jp/music/yasai/index.html

・asahi.com記事
http://www.asahi.com/
national/update/1112/TKY200511120217.html


・柴矢裕美『おさかな天国』
おさかな天国
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・植草 甚一『植草甚一自伝』(2005.10,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一自伝


 今日は読むのはお休みです。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
オンライン書店bk1にて

・太陽レクチャー・ブック『本屋さんの仕事』(2005.11,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:本屋さんの仕事

「人気の書店は、どのように誕生し、お客さんの支持を集めているのか。独自のノウハウ、哲学を徹底的に語った「本屋さんの仕事」講座。ビジネスを成功させる秘訣、仕事と人生を楽しむヒントが見つかります」(bk1の紹介文)

 bk1に注文していた本が届きました。

 池袋コミュニティ・カレッジで行われた「講座太陽 本屋さんの仕事」の内容と、追加インタヴューにより構成された本。
 登場するのは、江口宏志(ユトレヒト)・中山亜弓(タコシェ)・北尾トロ(杉並北尾堂)・佐藤真砂(古書 日月堂)などの諸氏。
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●気になる本
・レナード・ウィバーリー:著・清水政二:訳『小鼠ニューヨークを侵略』(1979,東京創元社)

 創元推理文庫の『小鼠ニューヨークを侵略』が復刊されています。

 訳知り顔で書いていますが、実は俺はどういう小説か知らなかった。
 ヨーロッパの小国が自国の特産物のワインの偽物をつくるアメリカに宣戦布告する、という話らしい。
 でも、シリアスな政治スリラーではなく、ユーモア小説らしい。

 これは気になる。探してきます。

(参考)
・東京創元社>紹介ページ
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?isbn=4-488-52601-2

・エキサイトブックス>紹介記事
http://www.excite.co.jp/book/news/00021131329109.html
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2005年11月14日(月)
What is 「北京原人 Who are you?」?

 映画「北京原人 Who are you?」のDVDが12月9日に発売予定です。

・DVD『北京原人 Who are you?』
北京原人 Who are you?
(リンク先はAmazon.co.jp)

 公開は1997年なので、俺は大学生でした。
 見には行かなかったのですが、「なんだかぶっ飛んだ内容の映画だった」という噂だけは聞いたことがあります。
 たしか北京原人役も、公開当初はシークレットにされていて、それがやけに話題になった記憶もあります。

 しかし、Amazon.co.jpの紹介文を読むと、監督サイドと企画サイドの考え方の違いの中制作されたという記述もある。

 果たしてどんな内容なのか、ちょっと気になりますね。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 明日からは、
・武田 泰淳著『目まいのする散歩』(2002.5,中央公論新社)
 を読みます。

 武田 泰淳氏を読むのは、実は初めてです。
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●読み終えた本
・植草 甚一『植草甚一自伝』(2005.10,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:植草甚一自伝


 鈴木志郎康氏の解説に、次のような記述があった。

 植草氏の本は、「読んでいて楽しくなってくる。そしてその楽しさに浸ってどんどんと先へ読んで行くわけだ。ところが、読み終わって、しばらく経つと、楽しさだけが残っていて、何が書いてあったのかさっぱり思い出せないということになる」(p.181)

 まさにそのとおりなのである。色々と面白い話が書いてあるのだが、それを俺が紹介しても面白くなくなってしまう。これはやはり気になる方には実際に本を読んでもらうしかないのであろう。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・法月 綸太郎編『法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー』(2005.10,角川文庫)
オンライン書店ビーケーワン:法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー


 調べてみたところ、収録されていいる作品の主な作者がすごい。
 ウディ・アレンに小泉八雲、ジョン・スラデックやホルヘ・ルイス・ボルヘス、などなど。これが「本格ミステリ・アンソロジー」と銘打って出版されるのはすごい。気になる
 また、中西智明氏の作品も収録されている。1990年に『消失!』(講談社ノベルス→講談社文庫)という小説を出したきり、単行本は発表されていない氏の作品が読めるというのも気になる
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2005年11月15日(火)
上野でガンダムの展覧会開催

 上野でガンダムの展覧会が開催されています。

「GUNDAM 来るべき未来のために」展
12月25日まで、上野の森美術館にて
http://www.gundam-exhibition.jp/

 今年の夏に大阪で行われた展覧会とほぼ同じ内容のようです。
 純粋にガンダムについての展示をするというよりは、ガンダムをテーマに、様々なアーティストやクリエーターがつくりあげた作品の展示のよう
です。

 詳しくは、上の公式サイトでご確認ください。

 俺はガンダムは子どもの頃にテレビで見ていたし、プラモデルをつくったりテレビゲームで遊んだりもしました。
 でも、ガンダムの世界観にはあまり夢中にならなかった。どちらかというと、モビルスーツ(ガンダムに出てくるロボットのことです)に機械と
してのかっこよさを感じたというか。

 そういえば、ガンダムといえばちょっと気になる本が。
 中は読まなかったのですが、表紙のインパクトがなかなか強い漫画がありました。

・大和田秀樹:著、矢立肇・富野由悠季:原案『機動戦士ガンダムさん さいしょの巻』(2005.8,角川書
店)

オンライン書店ビーケーワン:機動戦士ガンダムさん<br>さいしょの巻

(リンク先はオンライン書店bk1の紹介ページ)

 表紙を拡大した画像も載せておきます。
機動戦士ガンダムさん

 シャアがこのセリフを言っているというのは、ちょっと面白い。どんな漫画なんだろう。表紙から想像できるような内容なんだろうなあ。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・武田 泰淳著『目まいのする散歩』(2002.5,中公文庫)

 タイトルのとおり、色々な散歩の際の様子や、心情を綴った文章をまとめた本。ただ、随筆のようでもあり、私小説のようでもあり、不思議な雰囲気を持っている。

 最初の「目まいのする散歩」(PP.5-24)が、富士山の山荘での散歩と、明治神宮への散歩。次の「笑い男の散歩」(pp.27-47)が靖国神社への散歩。

 ただ、行く先々の風景というよりは、その時々で考えたことが中心。だから、その場所に行った気分というよりは、自分があれこれ考えながら散歩をしているような気分になる。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【新刊】
●オンライン書店bk1より

・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの芳


・赤瀬川 原平著『目玉の学校』(2005.11,ちくまプリマー新書)
オンライン書店ビーケーワン:目玉の学校


・レナード・ウィバーリー:著・清水政二:訳『小鼠ニューヨークを侵略』(1979,東京創元社)

 気になっていた文庫・新書をbk1に注文していたのが届きました。
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●ヴィレッジヴァンガード お茶の水店にて

・大久保 亞夜子著『奇的 ボヤージュ 』(2005.10,青林工芸舎)
オンライン書店ビーケーワン:奇的

 漫画です。著者は、前作『奇的』(下の本)を中心としたインスタレーションが、2003年度の東京芸術大学の卒業制作で主席になった。現在は同大大学院に在籍しながら、作品を発表している。
 この本は、2004年の個展での展示作品。

 前作を読んだとき、日記のように日常を描いているのに、どこか奇妙な世界が展開されるのが魅力的だった。主人公のBOTSU(ぼっつ。漫画の中での作者)も、安部公房の『箱男』みたいな造形だし、著者の心の中を抽象的に描いたようなシーンはあるし、時々奇妙で難解なのだが、なんだか惹き込まれてしまった。

 そんなわけで、第二弾のこの本も気になって買ってきました。

(参考)
・大久保 亞夜子著『奇的』(2004.4,青林工芸舎)
オンライン書店ビーケーワン:奇的

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●気になる本
・橋爪 紳也『あったかもしれない日本』(2005.11,紀伊国屋書店)
オンライン書店ビーケーワン:あったかもしれない日本

「皇紀2600年(昭和15年)の万博とオリンピック、関東大震災のモニュメント、琵琶湖大運河、甲子園秘話、阪神国際飛行場…。実現しなかった夢のプロジェクトを紹介し、そこに描かれた「もうひとつ」の国のかたちを読む」(オンライン書店bk1の紹介文)

 ありえたかもしれない様々な日本の姿には、興味がある。また、当時どんな人々がプロジェクトに関わっていたかとか、どんなエピソードがあったかなども気になる
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2005年11月16日(水)
「THE 戦娘」に「THE ミニ美女警官」、どんなゲームじゃ

 ゲーム関係のメールマガジンを読んでいたら、発売予定ソフトに「THE 戦娘」、「THE ミニ美女警官」という名前が並んでいました。

 どちらもPlayStation2用ソフトで、発売元はD3パブリッシャー。2,100円(税込)のソフトです。

・『SIMPLE2000シリーズ Vol.87 THE 戦娘』
SIMPLE2000シリーズ Vol.87 THE 戦娘

・『SIMPLE2000シリーズ Vol.88 THE ミニ美女警官』
SIMPLE2000シリーズ Vol.88 THE ミニ美女警官
(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 手元にはPlayStation2用ソフトを遊ぶためのハードがないので、買う予定はありませんが、いずれにしてもインパクトのあるタイトルだ。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・武田 泰淳著『目まいのする散歩』(2002.5,中公文庫)

 途中から、家族(奥さんや娘さん)のエピソードが登場する。これが面白い。

 なんてったって奥さんは武田百合子さんで娘さんは武田花さんですから。この二人を泰淳氏がどう見て、どう描いていたかというのが興味深い。

 例えば、一時武田一家が実家のお寺で暮らしていた頃。百合子さんは「まるで寺に生まれ育った娘のように自由自在にふるまって」(p.86)、十字架天使を描いたキリスト教の塔婆(ちょっと想像がつかない)を書いたり「近所の貧しい家で人死にがあったとき、その家へ彼女は出かけて行き。数珠を手にして枕経をあげ、戒名までつけてしまった」(p.86)りしたのである。

 なんとも百合子さんらしいなあ。

 また『富士日記』とか、『犬が星見た』とか、読み返したくなってきた。

(参考)
・武田 百合子著『犬が星見た』(1982.1,中公文庫)
・武田 百合子著『富士日記 上巻』(1997.4,中公文庫)
オンライン書店ビーケーワン:富士日記 上巻

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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・長山 靖生『千里眼事件』(2005.11,平凡社新書)
オンライン書店ビーケーワン:千里眼事件

「明治末期、透視や念写ができる「超能力者」が現れ、世を騒がせた「千里眼事件」。この事件が社会に投げかけたものとは一体何か? 日本史上最大のオカルト事件の顛末を通し、人間にとっての「認識」の意味を問う」(オンライン書店bk1の紹介文)

 福来友吉博士や御船千鶴子(千里眼を持つと言われた女性。『リング』の貞子のモデルと言われている)に関する内容だろう。
 俺は超能力は信用していないが、物語としては興味を持っている。しかも長山靖生氏の著作だし、これは気になる

(参考)
・鈴木 光司『リング』(1993.4,角川書店)
オンライン書店ビーケーワン:リング

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2005年11月17日(木)
こんなCDがあったのか! 欽ちゃんファミリーのベストアルバム

 欽ちゃんファミリーの歌を集めたベストアルバムを見つけました。

V.A.『ゴールデン☆ベスト【欽】スーパーヒット』
ゴールデン☆ベスト【欽】スーパーヒット
(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 Amazon.co.jpによりますと、収録曲は下記のとおり。放送されていたテレビ局に関わらず、欽ちゃんファミリーの中からセレクトされています。

 俺は、イモ欽トリオは『ポテトボーイズNo.1』というアルバムを持っていますが、他は持っていないので気になる。
 わらべに風見慎吾(現:風見しんご)、コニタン(小西博之)と、思わず欲しくなる顔ぶれ。

1.もしも明日が(わらべ)
2.泣き虫{チャチャ}の物語(風見慎吾)
3.ハイスクール ララバイ(イモ欽トリオ)
4.大きな恋の物語(よせなべトリオ)
5.想い出して下さい(サンドイッチ)
6.めだかの兄妹(わらべ)
7.淋しがりやさ 心はいつも(小西博之)
8.女優(増田恵子)
9.ムーンライト(神田羽弦)
10.僕 笑っちゃいます(風見慎吾)
11.銀座の雨の物語(小西博之+清水由貴子)
12.欽ドン良い子悪い子普通の子のテーマ(イモ欽トリオ)
13.時計を止めて(わらべ)
14.涙のtake a chance(風見慎吾)
15.失恋レッスン(A・B・C)(イモ欽トリオ)
16.流れ星メルヘン(わらべ)
17.制服のエンジェル(イモ欽トリオ(長江健次))
18.閃光ロック(イモ欽トリオ(西山浩司))
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・太陽レクチャー・ブック『本屋さんの仕事』(2005.11,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:本屋さんの仕事

「人気の書店は、どのように誕生し、お客さんの支持を集めているのか。独自のノウハウ、哲学を徹底的に語った「本屋さんの仕事」講座。ビジネスを成功させる秘訣、仕事と人生を楽しむヒントが見つかります」(bk1の紹介文)

 今は一番最初の永江朗(ライター)・中山亜弓(タコシェ)・林香公子(ブックファースト渋谷店)の三氏による講義と言うかトークの部分を読んでいます。

 ブックファースト渋谷店のオープン当初の話とか、永江氏の、本屋は「実は、本と本の関係を売っているんだと言えると思うんです」(p.28)という話など、興味深い。
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●読み終えた本
・武田 泰淳著『目まいのする散歩』(2002.5,中公文庫)

 最後の二編、「船の散歩」(pp.143-167)と、「安全な散歩?」(pp.169-202)は、ロシア旅行の思い出である。
 この旅行については、後に妻の武田百合子氏の『犬が星見た』にもまとめられる。

 泰淳氏がロシア旅行の中で、なにを見て、どう感じていたかが分かるのは、『犬が星見た』を読んだ者としては面白かった。
 銭高老人(という、一緒に旅行に参加した老人)のことは、泰淳氏も印象に残っていたとみえて何度も登場している。

 それから、全体的な感想として、人の死に関する話がいくつか出てくる。亡くなってしまった友人や知り合いのエピソードなどが。この本は元々1976年に出版され、泰淳氏がその年に亡くなったことを考えると、死に対するなんらかの意識があったのだろうか。

(参考)
・武田 百合子著『犬が星見た』(1982.1,中公文庫)
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●買った本
・なし
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●気になる本
・グレアム・チャップマン/ジョン・クリーズ/テリー・ギリアム/エリック・アイドル/テリー・ジョーンズ/マイケル・ペイリン/ボブ・マッケイブ:著・須田泰成:監修・奥山晶子:訳『モンティ・パイソン正伝』(2005.10,白夜書房)
オンライン書店ビーケーワン:モンティ・パイソン正伝

「モンティ・パイソンを作った男たちの幼年時代と大学での出会い、世界を変えたテレビ番組、決別、そしてこれまで隠されていた事情が、本人たちの告白と初公開の日記により明らかになる」(オンライン書店bk1の紹介文)

 結構分厚い本のようですが、本人たちの証言を集めているというのは気になる

 モンティ・パイソンといえば、買ったきりになっている下の本も読みたい。

・須田 泰成『モンティ・パイソン大全』(1999.2,洋泉社)
オンライン書店ビーケーワン:モンティ・パイソン大全

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2005年11月18日(金)
10曲入り1000円のベスト盤CD「得1000」

 ユニバーサル・ミュージックから、10曲入りで1000円(税込)のベスト盤シリーズ「得1000」が発売されています。
 ラインナップがなかなか渋い。気になるものを紹介しましょう。

・『小林旭 ベスト10』
小林旭 ベスト10

・『野口五郎 ベスト10』
野口五郎 ベスト10

・『フィンガー5 ベスト10』
フィンガー5 ベスト10

・『尾崎紀世彦 ベスト10』
尾崎紀世彦 ベスト10

・『沢田知可子 ベスト10』
沢田知可子 ベスト10

・『つのだ☆ひろ ベスト10』
つのだ☆ひろ ベスト10
(Amazon.co.jpの紹介ページ)

 他にも全25タイトルが発売されていますので、詳しくは下のサイトからご覧ください。

・ユニバーサル・ミュージック>得1000
http://www.universalmusicworld.jp/toku1000/

 10曲1000円なら、インターネットからの音楽配信(大体1曲150円〜300円くらいでしょう)よりも一曲あたりの価格は安いし、アルバムの中で二、三曲だけ知っている場合でも、買おうかという気になりますよね。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 二冊を同時進行で読んでいます。

・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの芳

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。

 泉氏ももうすぐ50歳かあ。

・赤瀬川 原平著『目玉の学校』(2005.11,ちくまプリマー新書)
オンライン書店ビーケーワン:目玉の学校

 ものを見ることについてあれこれを考えた本。

 雨は線ではなく点であるという話が面白かった。
 少年時代の赤瀬川氏は、「あるとき先生に『雨は本当は線ではない。水の粒が落ちてきているんだ』と教わった。でもなんとなくそれは納得がいかなかった」(p.20)という。

 しかしある時、「雨が落ちているんだから、自分もいっしょに落ちたら雨粒が見えるかもしれない」(p.22)と思ったのだという。なぜなら、万有引力について学んだからだという。

 はたして、飛び上がって雨を見たら、「目の前に見えている雨が一瞬止まって、全部が点になった」(p.22)そうだ。

 これは、なんだか面白い話だなあ。
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●読み終えた本
・太陽レクチャー・ブック『本屋さんの仕事』(2005.11,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:本屋さんの仕事

「人気の書店は、どのように誕生し、お客さんの支持を集めているのか。独自のノウハウ、哲学を徹底的に語った「本屋さんの仕事」講座。ビジネスを成功させる秘訣、仕事と人生を楽しむヒントが見つかります」(bk1の紹介文)

 昨日読んだ「永江朗(フリーライター)・中山亜弓(タコシェ)・林香公子(ブックファースト渋谷店)」に続き、下記の四編も一気に読んで読み終えてしまう。

・江口宏志(ユトレヒト)・幅允孝(ブック・コーディネーター)
・安岡洋一(ハックネット)
・北尾トロ(杉並北尾堂)・佐藤真砂(古書日月堂)
・堀部篤史(恵文社一乗寺店)

 必ずしも、全員の考えていることすべてに賛成できるわけではない。ただ、この本に登場する誰もが、本屋の仕事の大変さを感じながら、本屋の仕事の面白さも感じていて、これからもっと面白い本屋をつくろうとしている。

 その部分は、俺はひとりの本を買う人間として素直に応援したいし、新しい書店の姿には期待している。

 しかし、様々な努力をしている人の話を読んで、我が身を振り返ると、自分の生活がなんとも情けない。俺もがんばらなきゃなあ。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・石井 裕之著『なぜ、占い師は信用されるのか?』(2005.10,フォレスト出版)
オンライン書店ビーケーワン:なぜ、占い師は信用されるのか?

「コールドリーディングとは、会話的・心理的なトリックを使って「信頼関係」を作るテクニック。セールス、面接、接客、転職・就職、プレゼン、クレーム対応など、プライベートを含めたあらゆる場面で使えるテクニックを紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)

 自分がテクニックを使いたいというよりは、他人のテクニックにだまされないようにという意味で読んでおきたい。気になる
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2005年11月19日(土)
ポジティブって、なんだろう?

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●気になる本
・ひすい こたろう『名言セラピー』(2005.8,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
オンライン書店ビーケーワン:名言セラピー

「落ちたりんごより落ちなかったりんご。視点を変えれば人生を3秒で変えることができる! しあわせは、なるものではなく、気づくもの。松下幸之助、マザー・テレサなどの言葉から名言を選んで紹介」(オンライン書店bk1の紹介文)

 本の内容はどうでもいいのですが、著者の肩書きが「天才コピーライター」なんですよ。しかも、こういう本の著者ということは、多分本気でそういうポジティブな考えの持ち主だと思う。
 そういう人間の書いた本、誰が出版を決めたのか、そして誰が読むのか、非常に気になる

 どうせポジティブなら、せめて下のようなポジティブじゃないと。

・関根 勤『バカポジティブ』(2005.10,マガジンハウス)
オンライン書店ビーケーワン:バカポジティブ

「ネガティブ思考は罰金100円。自分が言われたらイヤなことは、他人に言わない。肩の力が抜けて、自分にも他人にもやさしくなれる「撫で肩関根」の法則はいかがでしょう? 芸能生活30周年記念エッセイ」(オンライン書店bk1の紹介文)

 関根さんの本も「うーん」と思ってしまうけれどねえ。
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●読んでいる本
・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの芳

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。

 胃カメラの上手な飲み方(pp.14-17)とか、老眼についてとか(pp.60-64)、健康に関する話は今後のために覚えておこう。

 一方で、泉氏が自らの若い頃を思い出し、「それに比べて今は」という話になると、共通の経験がないので、あまり実感が湧かない。
 例えば、1970年後半にかかっていたようなナンバーで踊れるディスコへ行く「踊りに行かない?」(pp.90-94)などは、そういう夜遊びの経験がないので、多分将来懐かしむこともないだろう。

 なにしろ学生時代の俺には、そういうことに興味もなければ、そういうことをする金もなかった。社会人になっても、相変わらず興味はないし、そして時間がなくなった。

 ただ、例えば将来オールスタンディングのライブを見に行くことがなくなった時、今を懐かしむことはあるのかもしれないな。

・赤瀬川 原平著『目玉の学校』(2005.11,ちくまプリマー新書)
オンライン書店ビーケーワン:目玉の学校

 ものを見ることについてあれこれを考えた本。

 今日は読むのは休みです。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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2005年11月20日(日)
ノッポさん歌手デビュー

・スポニチアネックス記事
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/
news/2005/11/14/01.html


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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの芳

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。
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・赤瀬川 原平著『目玉の学校』(2005.11,ちくまプリマー新書)
オンライン書店ビーケーワン:目玉の学校

 ものを見ることについてあれこれを考えた本。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・フリーペーパー『メトロミニッツ』(スターツ出版)
公式サイトhttp://www.metromin.net/

 東京の一部の地下鉄の駅で配布される、月刊のフリーペーパー。

 特集は、「ボーナスを攻撃的に使い倒してみませんか?」、「GO East!! ……東京の東側が、今とんでもなく面白い!!」など。
 東京の東側といっても、日本橋・銀座・新橋のあたりです。その東にも浅草とか上野とか北千住とかがあるのですが、今回取り上げられているのは一番東でも日本橋です。
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●気になる本
・藤森照信・荒俣宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)

 この間書店に行ったら見つけました。復刊されたのか、ずっと刊行され続けていたのか。
 藤森照信氏と荒俣宏氏の共著で、しかも「東京」で「路上」。これは気になる
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2005年11月21日(月)
勢いでもう一個ブログをつくってしまう

 現在、自分のサイトに加え、個人ブログもつくっている俺ですが、ほとんど発作的に、もうひとつブログをつくってしまいました。

・いちファンによる倉橋ヨエコ応援ブログ
 http://blog.goo.ne.jp/yoekofan/


 俺が好きなミュージシャン、倉橋ヨエコさんの話題に限定したブログです。

 あまり頻繁に更新できないとは思いますが(更新は週一回くらいだろうか)、その分長い文章を掲載しようと思っているので、興味をお持ちの方はぜひご覧ください。

(参考)
・倉橋ヨエコ公式ページ
 http://www.kurahashiyoeko.com/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
 1981年6月〜1989年3月まで、雑誌『ポパイ』(マガジンハウス)に連載された書評。

 見出しを見るだけでも面白そうな予感がする。例えば次のような。

・ナウの探検者(グーニーズ)たちに送る”03”地帯のセンスマップ!?
・ケモノとヒトとコンピュータ、みんなまとめて博物館
・サイバーパンク!スーパーハード・サイエンス・サーガ!ハードSFの今度こそ新しい波。
・TVゲームのエンサイクロペディアが現われた。
・ぼ、ぼ、ぼくらは<在日ニッポン人>怪しくなってきたニッポンの「内」と「外」。

 なんとなく、80年代って感じがするね。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの芳

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。
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●読み終えた本
・赤瀬川 原平著『目玉の学校』(2005.11,ちくまプリマー新書)
オンライン書店ビーケーワン:目玉の学校

 ものを見ることについてあれこれを考えた本。

第一章 見ることの不思議に目覚める
第二章 錯覚から想像力が広がる
第三章 ステレオ写真と立体視の面白さ
第四章 見えるもの、見えないもの
第五章 絵を描くこと、絵を見ること
第六章 トマソン、路上観察、そして写真
第七章 目玉とカメラはそっくり
終章 目からウロコが落ちる

 難しい言葉は使っていない。特にこの本は、中学生からを対象としているので。
 しかし、登場する文章に、色々と考えされられる。考えるというか、空想や妄想を呼び起こすというか。

「鏡像で不思議なのは、自分の妻とか娘とか、いつもよく見ている顔と並んで鏡を見ると、「あれ、お前、変な顔をしている』と思うのだ」(p.69)
「パソコンというのは結局のところ複製のための機械」(p.76)
「名画を味わうには模写するといい」(p.91)
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●買った本
・なし
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●気になる本
・カート・キャノン:著/都筑道夫:訳『酔いどれ探偵街を行く』(2005.11,ハヤカワミステリ文庫)
オンライン書店ビーケーワン:酔いどれ探偵街を行く


 復刊されたようです。作者のカート・キャノンは、今年7月に亡くなったエド・マクベインの別ペンネーム。
 実は俺はエド・マクベイン作品もカート・キャノン作品も未読なのですが。ついでに言えばエヴァン・ハンター名義の作品も未読です。

 この本はハードボイルドの連作短編集。翻訳も故・都筑道夫先生ですし、ハードボイルドにはあまりなじみがないのですが、気になる。読んでみようかなあ。
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2005年11月22日(火)
いしいひさいち先生の原画展

 以下、いしい先生の公式サイトより引用します。

--- http://ishii-showten.com/より引用 ---
■「ののちゃん」3000回記念の原画展を、朝日新聞大阪本社(大阪市北区中之島3−2−4/Tel 06−6231−0131)でも開いていただくことになりました。11月15日(火)から11月26日(土)の予定で、原画やパネルは東京の原画展とほぼ同じです。関連グッズの展示も検討中です。(09/27)
--- 引用終わり ---

 大阪の方で興味がある方はどうぞ。詳しい案内(入場が無料なのかどうか、など)は、直接上の電話番号にお問い合わせされるのがよろしいかと思います。

 というか、東京でも開催していた(らしい)のを見事に見逃しました。くわー。

 多分、東京では朝日新聞東京本社(築地にあります)でやっていたのだろう。返す返すも残念だ。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
 1981年6月〜1989年3月まで、雑誌『ポパイ』(マガジンハウス)に連載された書評。

 掲示板にも書きましたが、コラムの途中に本の表紙写真とタイトル・著者・出版社が見開き二ページで30冊分並ぶページが出てくる。でも、個人的には当時の本の表紙が分かって面白い。

 あとはこの本で紹介されている本の中で、色々と読みたい本が出てくる。例えば下の本。

・中川 浩一『地下鉄の文化史』(1984年,筑摩書房)
・ボブ・ウッドワード『ベルーシ殺人事件 ハリウッドスターたちとドラッグの証言』(1985年,集英社)

→この本、昔古本屋で100円で見つけたのに、買わなかったんだよなあ。今思うと非常に悔やまれる。

 こうして読む本が広がっているんだなあ。
 それから、『AKIRA』や『火吹山の魔法使い』の刊行時や、雑誌『東京人』の創刊時の、リアルタイムの感想なども読むことができ、これもまた興味深い。

・大友克洋『Akira Part1』(1986,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:Akira Part1


・スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストン:著・浅羽莢子:訳『火吹山の魔法使い』(2005.3,扶桑社)
オンライン書店ビーケーワン:火吹山の魔法使い

「「火吹山」のダンジョンの奥には、伝説の財宝が眠っているという。だが、それを手に入れるには…。主人公は、きみだ! ロールプレイング・ゲームを小説のように楽しめるゲームブックシリーズ。84年社会思想社刊を再編集
(オンライン書店bk1の紹介文)
→もともと社会思想社の現代教養文庫から刊行されていたのですが、版元倒産で絶版していたと思っていた。扶桑社文庫で復刊されていたんですね。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの芳

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし

 雑誌『テレビブロス』の最新号が発売されていますが、買い忘れました。明日買います。
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●気になる本
・Magazine House MOOK『球萌え。全日本女子バレーボールチーム写真集』(2005.12,マガジンハウス)
オンライン書店ビーケーワン:球萌え。

「全日本女子バレーボールチームの強さと美しさを収めた写真集。主要選手のフォトギャラリーの他、菅山かおる×益子直美のスペシャル対談、スナイパー・吉沢智恵のインタビュー、アジア選手権リポート等、読みどころも満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

 菅山かおる選手や大友愛選手が人気のようですが、俺は今の全日本では吉沢智恵選手が気になる

 ……なんの話じゃ。

 大友選手のファンの方は下の本やDVDも気になるのでは。

・大友愛Photo Book『I love…』(2005.9,ポニーキャニオン)
オンライン書店ビーケーワン:I love…

「NECレッドロケッツのエースであり、女子バレーボール日本代表である、コードネーム「ユウ」こと大友愛のファーストフォトブック。ユニフォームを脱いだ大友愛の魅力が満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

・DVD:大友愛「You Are My…」
大友愛「You Are My…」
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
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2005年11月23日(水)
新宿と高田馬場を歩く

 今日は、新宿と高田馬場を歩いてきました。
 新宿では、ディスクユニオン(新宿中古センターと新宿本館)、紀伊国屋書店、ヨドバシカメラなどを見て歩く。
 新宿はどこに行ってもすごい数の人だった。

 その後、高田馬場へ。お目当ては、本日オープンのヴィレッジヴァンガードでした。

ヴィレッジヴァンガード高田馬場店

ヴィレッジヴァンガード高田馬場店

 ヴィレッジヴァンガードについては明日にでも改めて紹介します。
 その後、高田馬場のブックオフにも寄ってから帰ってくる。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
 1981年6月〜1989年3月まで、雑誌『ポパイ』(マガジンハウス)に連載された書評。

 この本を読んでいると、色々と探したくなる本が出てくる。
 細野晴臣『花に水』(冬樹社:カセットブック)とか、ジョン・ケージ『小鳥たちのために』(青土社)とか。

 読みこなせないかもしれないけれど。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの法則

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
 主な特集は下記のとおり(CD・DVDのリンク先はAmazon.co.jpの紹介ページ)。

・グループ魂
・ズデネック・ミレル(↓)他、チェコアニメーションの世界
DVD:『クルテクとズデネック・ミレルの世界 DVD-BOX (完全生産限定版)』
クルテクとズデネック・ミレルの世界 DVD-BOX (完全生産限定版)
・Perfume(パフューム ↓)インタビュー(聞き手はロマンポルシェ。の掟ポルシェ)
CD:Perfume『リニアモーターガール』
リニアモーターガール
・デパートの屋上

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●気になる本
・『ビジョメガネ』(2005.11,ソニー・マガジンズ)
オンライン書店ビーケーワン:ビジョメガネ

「雑誌『デジモノステーション』創刊号から連載されているグラビア企画をまとめたオムニバス写真集。旬なタレントの貴重な写真が満載」(オンライン書店bk1の紹介文)

 登場している女優・アイドルのみなさんを紹介します。

ほしのあき/加藤ローサ/小倉優子/片瀬那奈/小西真奈美/若槻千夏/綾瀬はるか/上野樹里/杏さゆり/蒼井優/浅見れいな/麻生久美子/新垣結衣/石田未来/和希沙也/小林恵美

 以上の方々がメガネをかけた写真を集めた写真集。
 江口寿史氏や庵野秀明氏などへのインタビューもあるそうです。

 なによりも麻生久美子さんのメガネ姿。ぐわー、気になる。メガネをかけた麻生さんに諭されてみたい。
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2005年11月24日(木)
YMOのライブCDから始まる話

 昨日、下のCDを買ってきました。

【CD】ディスクユニオン 新宿中古センターにて
・YMO『WINTER LIVE 1981』
WINTER LIVE’81

 1981年12月22・23・24日の、新宿コマ劇場でのライブを収録したCD。
 アルバム『BGM』『テクノデリック』の収録曲を主に演奏している。
・YMO『BGM』
BGM
・YMO『テクノデリック』


 まず、これらのアルバムの曲のライブヴァージョンというのが、珍しかったので購入。

 実は、同名のライブビデオの音源をそのまま使っているので、ビデオを入手できれば映像も含めて見ることができるのですが、残念ながらビデオは絶版、DVD化もされていません。ただし、下のDVDで一部を見ることはできます。

・YMO『Giga Live』
Giga Live

・YMO『VisualYMO:the Best』
VisualYMO:the Best

 ただ、ビデオ版『WINTER LIVE 1981』でも6曲が省略されている。「BALLET」「MASS」「SEOUL MUSIC(京城音楽)」「KEY(手掛かり)」「TECHNOPOLIS(テクノポリス)」「RYDEEN(ライディーン)」の6曲。

 これらの曲も含めて、完全版でDVD発売されないかなあ。

 あとは、「テクノポリス2000-20」ツアーの、音源だけでも。このライブだけは、一度もアルバムやビデオになっていないんだよなあ。

 ……YMOの話で熱くなってしまった。

 その他買ったのは下の二枚。

・細野晴臣『マーキュリック・ダンス 〜躍動の踊り』

・Yukari Fresh『cook some dishes』
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
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 今日、この本を読んでいて読みたくなった本。
・W・P・キンセラ:著、永井淳:訳『アイオワ野球連盟』(1987.11,文芸春秋)

 どんな話かといえば、「70年前にアイオワ野球連盟というローカルリーグが存在し、シカゴ・カブスと嵐の中で2000イニングに及ぶ大熱戦を展開した、という妄想にとりつかれ狂人扱いされた父親。その父親の説を確かめるために、主人公が70年前にタイムスリップし、実際にその試合に出場してしまう」(p.187)らしい。

 「嵐の中で2000イニングに及ぶ大熱戦」って、『アストロ球団』もビックリだな。
 まだ絶版ではなく、購入可能なようです。読んでみようかなあ。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの法則

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・『おしゃれ野球批評』(2005.10,DAI−X出版)
オンライン書店ビーケーワン:おしゃれ野球批評

「全くの一般人から、コラムニスト、作家、写真家、編集者にミュージシャン等、各界の「野球バカ」たちによるオムニバス野球ブック。本格的野球論からオモシロ野球コラムまで、野球に寄せるただならぬ世界観が集約された一冊
(オンライン書店bk1の紹介文)

 いきなり、懐かしのパ・リーグのユニフォームを着た女の子のグラビアから始まります(しかもセクシーカットあり)。
 しかし、コラムは硬軟取り混ぜて結構なメンバーが執筆している。例えば下の方々。

えのきどいちろう/かとうけんそう/杉作J太郎/掟ポルシェ/リリー・フランキー/吉田豪/佐野正幸/綱島理友

 個人的には、すごく心惹かれる面子ではないが(でも佐野正幸・綱島理友の両氏の文章は読んでみたい)、勢いを感じる。気になるなあ。
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2005年11月25日(金)
想像していることを言い当てるおもちゃ「20Q」

 バンダイから、「20Q」というおもちゃが発売されています。
 下の記事を参考に、紹介しましょう。

・impress Game Watch > 気になるe-Toy遊んでレポート
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20051124/toy200.htm

 まず、頭の中で「なにか」を思い浮かべる。固有名詞でない単語ならばいいようです。
 そして、ゲームをスタートさせると、「20Q」に質問が表示される。これに対し、「はい」、「いいえ」、「わからない」、「ときどき」で正直に答えていく。

 質問に答えるうち、「20Q」が正解と思われる単語を特定すると、その単語を表示する。

 こういうゲームは、「20の扉」などという名前で、昔からあったと思う。一人の人に、みんなが質問して答えを探る、というゲームです。

 それをおもちゃにした、と言えばそれまでなのだが、記事によると精度は高いらしい。中に入っている人工知能のプログラムのレベルが高いということなのだろう。

 ちょっと気になる。

 全然関係ない話だが、外見が戦隊ヒーローのマスクを思わせるね(↓)。

20Q (レッド)
20Q (レッド)

20Q (ブルー)
20Q (ブルー)

20Q (オレンジ)
20Q (オレンジ)
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
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ということで、本日の、
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-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●読んでいる本
・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
 1981年6月〜1989年3月まで、雑誌『ポパイ』(マガジンハウス)に連載された書評。

 今日気になったのは下の本。これは復刊されていますから、まだ買えます。読みたいなあ。

・植草 甚一著『ぼくの東京案内』(2005.1,晶文社)
オンライン書店ビーケーワン:ぼくの東京案内

「生まれ育った下町の思い出をはじめ、東京との長いつきあいを散歩術を駆使し、いまの東京、むかしの東京、交遊録を語る。77年刊の新装版」(オンライン書店bk1の紹介文)

 それから、掲示板で話題が出た版組みの間違い、俺の本も初版で、pp.230-231にありました。

 たしかに段落ごと別のところに飛んでいて、普通に読んだら訳が分かりません。文章がワープしている感じです。
 それもまた80年代……、というような話じゃないなこれは。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの法則

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。

 ちょっと読むのが滞っています。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・川本 三郎著『旅先でビール』(2005.11,潮出版社)
オンライン書店ビーケーワン:旅先でビール

「旅、居酒屋、温泉、鉄道の駅、下町、昭和30年代の東京、昔の文士、町の緑、そして何よりも旅先の駅前食堂や居酒屋で飲む、その日最初のビール。そんな著者の好きな世界を書いたエッセイ」(オンライン書店bk1の紹介文)

 本自体は面白そうなので気になるのだが、版元がまた気になる

 どうやら、雑誌『潮』に連載されたエッセイが中心らしい。
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2005年11月26日(土)
訃報:山下毅雄氏(作曲家)

 11月21日、作曲家の山下毅雄氏が亡くなられました。75歳でした。

・RTM(ご子息山下透氏のサイト) > おしらせ
http://www.rtm.gr.jp/yamatake2.html

・bounce.com > ニュース
http://www.bounce.com/news/daily.php/6696

 山下氏と言えば、後から改めて聴いた『ルパン三世』の第一シリーズの音楽が印象に残る。

 でも、約7500曲を作曲された訳で、意識せずに聴いていたりもするんだろうなあ。
 「プレイガール」、「大岡越前」、「ジャイアントロボ」、「霊感ヤマカン第六感」などのテーマ・BGMなども氏の作品です。

 ご冥福をお祈りします。

(Amazon.co.jpの紹介ページより)
CD:『ルパン三世´71ME TRACKS』
ルパン三世´71ME TRACKS

CD:『ルパン三世 THE 1st SERIES ANTHOLOGY - MUSIC by TAKEO YAMASHITA』
ルパン三世 THE 1st SERIES ANTHOLOGY - MUSIC by TAKEO YAMASHITA

CD:『LUPIN THE THIRD TAKEO YAMASHITA”Rebirth”~From’71 Original Score』
LUPIN THE THIRD TAKEO YAMASHITA”Rebirth”~From’71 Original Score

CD:『早すぎた奇才 山下毅雄の全貌〜未発掘編〜』
早すぎた奇才 山下毅雄の全貌〜未発掘編〜
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
 1981年6月〜1989年3月まで、雑誌『ポパイ』(マガジンハウス)に連載された書評。

 今日は読むのは休みです。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの法則

 おじさんになりつつある自分を見つめつつ、おじさんによくあるエピソードを紹介していくエッセイ。

 こちらも読むのは休み。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・林家 彦いち:文・写真『楽写』(2004.11,小学館)
オンライン書店ビーケーワン:楽写

「楽しい部屋と書いて楽屋です。噺家が見た、聞いた、撮った、楽しい部屋の住人たち。人生で大事なことを学んだ「楽屋語録」、楽屋エッセイ集「楽屋な日々」、芸人が芸人を撮った「楽写」、楽屋大図解、寄席情報も収録」(オンライン書店bk1の紹介文)

 林家彦いち師匠の文と写真からなる本。芸人が芸人を撮る写真は、カメラマンが撮った写真とはまた違った雰囲気になるのだろう。そのあたりも気になる
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2005年11月27日(日)
なんだか訃報が続くなあ

 おととい、作曲家の山下毅雄氏が亡くなられたことを知ったが、他にもスポーツ、芸能関係で三人の方が鬼籍に入られました。ご冥福をお祈りします。

・ジョージ・ベスト
 イングランドのマンチェスター・ユナイテッドで活躍したサッカー選手。人気・実力ともに非常に高かったのですが、北アイルランドという、決して強豪とはいえない国の選手だったため、ワールドカップには縁がなかった。
 11月25日逝去、享年59歳。現役時代から相当飲酒をしていたようで、その影響もあったようだ。

・スポーツナビ記事
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20051125-00000051-kyodo_sp-spo.html
・DVD『ジョージ・ベスト』(Amazon.co.jpの紹介ページ)
ジョージ・ベスト

・ショパン猪狩
 ヘビのぬいぐるみを操る「東京コミックショウ」のあのショパン猪狩さんです。11月13日逝去、享年76歳。
 小学生の頃、テレビの寄席中継(今の『笑点』の前半部分だけを30分〜1時間くらい放送するような番組をイメージしてもらえれば)で、よく見ました。ヘビは箱の中で奥さんが操っていて、最後は奥さんが箱から顔を出すんだ。
 一度くらい生のステージを見てみたかったと、今になると思う。

・SANSPO.COM記事
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200511/gt2005112612.html

・DVD『昭和名人芸〜珍芸・奇芸・ビックリ芸〜初日』(Amazon.co.jpの紹介ページ)
昭和名人芸~珍芸・奇芸・ビックリ芸~ 初日

・ノリユキ・パット・モリタ
 日系2世の俳優。映画「ベスト・キッド」の、主人公の師匠ミヤギ役が印象に残っている。11月24日逝去、享年73歳。
 下の記事で、戦時中にカリフォルニアの強制収容所で生まれたことや、30歳のときにコンピューター技師から俳優に転身したことを初めて知った。どのような生涯だったのか、あらためて興味がある。

・SANSPO.COM記事
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200511/gt2005112613.html

・DVD『ベスト・キッドパック:「ベスト・キッド コレクターズ・エディション」「ベスト・キッド2」「ベスト・キッド3 最後の挑戦」』(Amazon.co.jpの紹介ページ)
半額半蔵 ベスト・キッドパックベスト・キッド コレクターズ・エディションベスト・キッド2ベスト・キッド3 最後の挑戦
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・レナード・ウィバーリー:著・清水政二:訳『小鼠ニューヨークを侵略』(1979,創元推理文庫)
 まだ読み終えていない本があるのに、読み始めてしまいました。

 フランスのあたりにある、グランド・フェンウィック公国が舞台。
 まだ読み初めだが、翻訳も読みやすいし,これは面白い。

 国内の人口増を養う資金の獲得のために、特産品のワインを水で薄めるかどうかで議会が分かれたり、アメリカが共産主義に傾きそうな国に金を貸していることに目をつけ、無理矢理共産党をつくろうとしたり。
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・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
 1981年6月〜1989年3月まで、雑誌『ポパイ』(マガジンハウス)に連載された書評。

 今日は読むのは休みです。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの法則

 仕事場の掃除をしていて、1988年に行ったイベント「メガリス88」の資料を見つける話は、面白い。

 当時貨物駅跡地だった汐留の仮説ディスコで、「何人かのギョーカイ人が持ちまわりで”責任プロデュース”を務めるという、まさにバブル最高潮期のイベント」(p.173)だったそうな。

 1980年代の出来事を書くときに、決まって書きますが、多分今同じような催しがあったって行かないだろう。
 でも、そのパワーはなんとなくうらやましいんですよねえ。

 あと、同窓会の話を読んで、そう言えば俺は同窓会に行ったことがないのを思い出した。
 多分、呼ばれていないだけなんだろうなあ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・山崎敬之『テレビアニメ魂』(2005.5,講談社現代新書)
オンライン書店ビーケーワン:テレビアニメ魂

著者は、アニメ制作会社「東京ムービー」でテレビアニメーションのシナリオ製作・企画に携われた方。
 この本では、『巨人の星』『オバケのQ太郎』『アタックNo.1』様々なアニメーションの製作時のエピソードを紹介しているようだ。

 読み逃していました。これは気になる
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2005年11月28日(月)
浅草に行きましたよ

 久々に浅草に行きました。

 なんのことはない、近くで健康診断があっただけで。でもせっかくなので、ちょっと歩いてきました。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 雷門をあえて裏側から撮影しました。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 これは雷門の奥にある宝蔵門です。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 門の裏には大きなわらじが下がっています。

 平日の昼なので、浅草寺は外国人の観光客の方が多かったですね。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 浅草公会堂の前には、スターの手形が床に展示されています。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 伊東四朗さんの手形。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 三船敏郎さんの手形。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 獅子てんや・瀬戸わんやのご両人は、手形も並んでいました。

 他にも色々な手形があったのですが、時間の都合で泣く泣く途中で見るのを断念する。

 地下鉄銀座線の駅そばの地下街も歩いてきました。地下街といってもちょっとした店が並んでいて、結構古めかしいのだが、なんとも味のある風景。たしか、昔の上野駅の地下もこんな感じだったよなあ。

 そんなことを思いながら帰ってきました。
 最後は印象に残った看板を紹介。

木の葉燃朗のがらくた放送局
 「@お気に入り」というのがなんとなく今風だね。
 「未来石鹸」っていい単語だなあ。バンド名などにしたらインパクトがあるかも。80年代風エレポップのサウンドで、和風ペット・ショップ・ボーイズのようなバンドが名乗ったら、面白いんじゃなかろうか。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・レナード・ウィバーリー:著・清水政二:訳『小鼠ニューヨークを侵略』(1979,創元推理文庫)
 フランスのあたりにある、グランド・フェンウィックという架空の公国を舞台とした小説。

 どこまで筋を紹介したものかと思うが、とりあえず今読んだ半分くらいまで。

 財政難解消のため、この国がアメリカに宣戦布告を行う。
 更に、非常に少人数の軍隊がアメリカに攻め入り(と言っても、中世風に鎧と弓で武装し、船で乗り込む)、なんと一定の戦果を挙げてしまう。

 このあたりのからくりは伏せておきますが、偶然の積み重なりの使い方が上手い。それから、人の心理を物語の展開に取り込むのも上手い。

 この先どうなるのか、読みながら非常に気になる本。
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●読み終えた本
・山崎 浩一著『書物観光』(1990.6,河出書房新社)
 1981年6月〜1989年3月まで、雑誌『ポパイ』(マガジンハウス)に連載された書評。

 コラムそのものの面白さもさることながら、色々な本を読みたくなるという意味では、ブックガイドとして非常に有用だと思った。
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・泉 麻人著『おじさまの法則』(2005.11,光文社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:おじさまの法則


 結局のところ、年齢云々の話よりも、国技館に千秋楽の大相撲を見に行って、実はテレビで中継されない儀式(序の口へ上がる力士による行事の胴上げ)とか(「知られざる千秋楽のショー」pp.217-221)、銀座をぶらぶらして洋食屋の「たいめいけん」で食事をする「師走の銀座歩き」(pp.227-231)などの方が、個人的には面白いと感じてしまうのであった。

 こういうおじさまに、なりたいと思う。
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●買った本
【新刊】
●ブックファースト 渋谷店にて

・雑誌『お笑い通信 Vol.3』(2005年,日経BP社)
 DVD付きの雑誌。登場するのは下記の組。

・トーク:スピードワゴン、エレキコミック
・大喜利:東京ダイナマイト、タイムマシーン3号
・ネタ:チョップリン、ダーリンハニー、東京03、三拍子、ななめ45°、磁石、爆烈Q、南の風(風力3)、なすなかにし

・出版社の紹介ページ
http://www.wara2.jp/wara2/pc/

【古本】
●渋谷 古書センターにて

・Candid:編『全東京街道』(1986.6,光文社)
 当時の東京の主要な通りについてのエッセイと、通りの略図・ポイントなどを掲載した本。

 エッセイは、ねじめ正一(中杉通り)、筑紫哲也(靖国通り)、佐々木譲(山手通り)、亀和田武(表参道)、内田春菊(これから通り)、森伸之(サンシャイン通り)、山崎浩一(竹下通り)、高見恭子(明治通り)などの諸氏が担当している。

 1980年代の東京本ですので、やはり気になって購入。

・山口瞳『わが町』(1980,角川文庫)
 山口氏が住んでいた国立市を舞台にした連作短編小説集。

・高橋 義孝『現代不作法読本』(1983.6,文春文庫)
 著者高橋氏はドイツ文学者で、山口瞳氏の師匠にあたる。山口氏の著作で何度か名前を見た経験がある。
 多分、この本は山口氏の下記の本にも影響を与えていると思う。

・山口 瞳『礼儀作法入門』(2000.4,新潮文庫)
オンライン書店ビーケーワン:礼儀作法入門

・山口 瞳『礼儀作法入門 続』(2003.2,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:礼儀作法入門 続


●自由が丘 東京書房にて
・藤森照信・荒俣宏『東京路上博物誌』(1987.7,鹿島出版会)
 丸の内の動物(の建築)や、銅像、富士山型の風景、地下(地下鉄)、銭湯など、東京を様々な視点で観察し、考察した本。
 復刊されたのですが、ひょっこり古本屋の棚で見つけてしまったので、思わず購入。
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●気になる本
・角田光代:著、佐内正史:写真『だれかのことを強く思ってみたかった』(2005.11,集英社文庫)
オンライン書店ビーケーワン:だれかのことを強く思ってみたかった


 小説家角田氏と写真家佐内氏のコラボレーション。東京の街についての短編小説と写真からなる本らしい。
 元は単行本ですので、写真が大きい方がいい方はこちらをどうぞ。

・角田 光代著 / 佐内 正史著『だれかのことを強く思ってみたかった』(2002.11,実業之日本社)
オンライン書店ビーケーワン:だれかのことを強く思ってみたかった

「私たちはどのくらいの強度でここに立つのか。東京をめぐる短編と写真が、忘れかけていた記憶と無意味で空虚な現実とを奇跡的につなぐ。『JN実業の日本』の連載の単行本化。」(オンライン書店bk1の紹介文)
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2005年11月29日(火)
またもトイレットペーパーに書かれた本が!

・『トイレ川柳大賞〜おしりもうなった傑作選〜』(2005年,TOTO出版)
http://www.toto.co.jp/News/senryu/buy.htm
(TOTO出版の紹介ページ)

 トイレについての川柳が印刷されたトイレットペーパーです。
 TOTO出版のサイト(上記URL)、または一部書店にて購入可能です。

 今年、下の「本」も同じようにトイレットペーパーに印刷されて発売されました。

・トイレットブック:荒川修作・マドリン・ギンズ:著、河本英夫:訳『建築する身体――「命」って、建築できるの?』
http://www.shunjusha.co.jp/news/2005/02/toile.html
(春秋社の紹介ページ)

 これからも、トイレットペーパーになにかを印刷するというアイデアが出てくるかもしれない。
 ヌード写真とか官能小説の一場面を印刷するというのはどうかね。見た(読んだ)後に使用して、また見たく(読みたく)なったらまた買えば販売する方としても定期的な需要が見込めて……。
 失礼しました。

 あとは、本以外の形で文章を印刷して発売するということも、色々と想像できる。Tシャツなどは今でもあると思いますし、お茶の缶に俳句を印刷している例もある。あと、なにがあるかなあ。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
 明日からは下の本を読もうと思います。

>・荒俣 宏『荒俣宏の不思議歩記』(2004.11,毎日新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:荒俣宏の不思議歩記

「『有尾人』を追っかけた冒険貴族、昭和20年代の狸映画ブーム、「水晶宮炎上実況フィルム」…。珍奇・珍妙なる事や物にぶち当たってはのけぞり、さらに負けじと突っ込む。博覧強記がフル回転。『毎日新聞』連載等を単行本化」(オンライン書店bk1の紹介文)
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●読み終えた本
・レナード・ウィバーリー:著・清水政二:訳『小鼠ニューヨークを侵略』(1979,創元推理文庫)
 フランスのあたりにある、グランド・フェンウィックという架空の公国を舞台とした小説。

 詳しい感想はまた明日と言うことで。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・三省堂編修所:編『新しい国語表記ハンドブック』(2005.2,三省堂)
オンライン書店ビーケーワン:新しい国語表記ハンドブック


「複雑な漢字仮名交じり文として書き表される日本語を、誰にとっても読みやすく通じやすいものにするために行われている多くの国語施策を手軽に調べられる一冊。新しい「人名用漢字別表」等を追補した91年刊に次ぐ第5版」(オンライン書店bk1の紹介文)

 値段も\588(税込)と手頃だし、持っておいても損はないかなと思う。
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2005年11月30日(水)
買ったCDの話でもしましょうかね

 一時期ほどの勢いでは買っていませんが、好きなミュージシャンのCDや、気になるCDはきちんと買う子なので、最近もちょこちょこと購入しています。
 中には聞いたことのないミュージシャンもいるかもしれませんが、いずれもいいCDなので紹介しておきます。
(リンク先はAmazon.co.jp)

2005.11.29(火)
・タワーレコード 新宿店にて

・倉橋ヨエコ「楯」
倉橋ヨエコ「楯」
 今一番と言っても過言でないくらい好きなミュージシャン、倉橋ヨエコさんのニューシングル。

 歌詞と、ストリングスのアレンジが印象に残るバラード。
 来宮良子さんによる歌詞の朗読とのカップリングというのが、分かる人にとってはなかなかすごいと思う。「演歌の花道」や「火曜サスペンス劇場」、大映ドラマのナレーションで知られるあの来宮さんです。

 思いが強すぎで長くなりそうなので、興味のある方は俺のつくっているブログでどうぞ。
・いちファンによる倉橋ヨエコ応援ブログ
http://blog.goo.ne.jp/yoekofan/

2005.11.28(月)
・Amazon.co.jpより

・ROCO『スウィングハート』
スウィングハート
 ROCOとの出会いは、ヴィレッジヴァンガードのBGMとして聞いたことだったなあ。
 JAZZをベースに、色々な音が鳴るかわいらしい音楽で、「おもちゃJAZZ」とも呼ばれている。

・ROCO 公式サイト
http://www.worldapart.co.jp/roco/

・ムジカラグー『デイドリーム』
 今月ライブで生演奏を聴いて、一気に気になったバンド。
 ボーカル&キーボード、ギター、ドラム、ベース、パーカッションという五人編成で、エキゾチックなサウンド。

 初期の細野晴臣さんのエキゾチックなサウンドが好きな人は気に入るんじゃなかろうか。

・ムジカラグー 公式サイト
http://flat5th.com/musicalagu.html
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・荒俣 宏『荒俣宏の不思議歩記』(2004.11,毎日新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:荒俣宏の不思議歩記

 『毎日新聞』日曜版に連載されたエッセイを中心に、新聞に掲載された文章をまとめた本。

 最初のエッセイから、茨城県で行われる72年に一度行われる祭りを見に行く話。こうしたスケールの大きい話が出てくるかと思えば、漉餡(こしあん)よりも粒餡(つぶあん)が好きだという話とか、水木しげる先生の話とか、俺のような人間にも身近な話も登場する。幅が広いなあ。

 だが、ただ好奇心の幅が広いだけでなく、行動力もまたすごい。日本各地はもとより、サイパンなど海外にも出かける。週刊連載だったことを考えると、ほぼ毎週といっていいくらい、あちこちを飛び回っている。
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●読み終えた本
・レナード・ウィバーリー:著・清水政二:訳『小鼠ニューヨークを侵略』(1979,創元推理文庫)
 フランスのあたりにある、グランド・フェンウィックという架空の公国を舞台とした小説。

 純粋な褒め言葉として、非常によく出来ている物語。
 ヨーロッパの小国が、アメリカに宣戦布告し、上陸を試みるという設定がまず魅力的。その後、アメリカを相手に一定の成果を挙げ、さらにその成果を元に、グランド・フェンウィック公国は更に大胆な行動に出る。
 しかもその行動が、世界中にとってめでたしめでたしの結果を呼ぶ。

 登場人物が、基本的に全員善人なので、読んでいて非常に気分がいい。
 善人ばかりだと、通常は物足りないこともあるのだが、この小説は面白く読めたなあ。

 映画にもなっているらしいのだが(ピーター・セラーズ、ジーン・セバーグ出演らしい)、DVDは出ているのだろうか。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・古川 愛哲著『「散歩学」のすすめ』(2005.11,中公新書ラクレ)
オンライン書店ビーケーワン:「散歩学」のすすめ

「散歩は血行をよくし免疫力を上げる等の生理的効用をもつだけでなく、発想力や分析力のアップにも役立つ。「散歩を楽しむ技術」を通じて生活を豊かにする極意をまとめる」(オンライン書店bk1の紹介文)

 「街をどう歩くか」というような話かと思っていたら、「散歩学」と銘打っている通り、もっと幅広い話が書かれているようだ。これは気になる
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