木の葉燃朗の読房より愛を込めて
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2005年10月
2005年10月1日(土)
恵比寿へライブを見に
タワーカフェ恵比寿でのROCOさんのライブに行ってきました。
場所はリキッドルーム(LIQUIDROOM)の二階。カフェとセレクトショップが併設されたおしゃれなお店。
CDは聴いていたけれど、ROCOさんのライブは初めてでした。曲も歌も、会場の雰囲気に合った心地いいジャズ。
CDでは、おもちゃのような効果音がたくさん使われるにぎやかなアレンジで、これもまたいいのだが、ライブのアレンジもまたよかった。アコースティックギター・ポルトガルギター・ウッドベースのバンドとともに、ROCOさんも曲によってウクレレを弾く、という編成。ボサノバっぽいアレンジになっている曲もあり、聴いているといい気持ちになります。
CDは、インディーズのCDを扱っているCDショップ(タワーレコード)や、ヴィレッジヴァンガードに並んでいます。Amazon.co.jpでも販売されています。
コミカルライフ
○×アーメン
デリシャスライフ
nonchalant
【参考】公式サイト
ROCO http://www.worldapart.co.jp/roco/
タワーカフェ恵比寿 http://towercafe.jp/index.html
リキッドルーム http://www.liquidroom.net/front/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・D.B.ワイス著 / 鈴木 豊雄訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,早川書房)
主人公はアメリカのゲームマニア。任天堂出身のプログラマーが作った「ラッキーワンダーボーイ」なるゲームを、この青年が攻略する、というあらすじ。
主人公の友人から、「ラッキーワンダーボーイ」の映画化権を手に入れていると話があるところまで話が進んだ。そして主人公が「ラッキーワンダーボーイ」を初めて遊んだ頃のエピソードが挿入される。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【古本】恵比寿 戸川書店にて
・渡部昇一『発想法 リソースフル人間のすすめ』(1981年,講談社現代新書)
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
買いそびれていました。特集は「夏のドラマ採点及び秋の新ドラマ」、「スーパーマリオ」、「一条ゆかり」、などなど。
リブロ 渋谷店にて
・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ Selection CD BOOK』(2005.8,講談社)
「のだめと千秋が出会った運命のピアノ・ソナタ、マングースとSオケ共演のラプソディ、千秋が指揮した最初のシンフォニー……、「のだめカンタービレ」に登場したクラシックの名作から10曲をセレクトしました。音で感じる「のだめ」の世界をどうぞ、お楽しみください!」(bk1紹介文)
我ながら「のだめ熱」の高まりがすごいなあ。漫画の単行本は、現在出ている分まですべて読みました。
・二ノ宮 知子『のだめカンタービレ(講談社コミックスキス) 全13巻』(講談社)
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●気になる本
・佐内正史:撮影『a girl like you 君になりたい。』(2005.7,マガジンハウス)
「『リラックス』で連載された「君になりたい」。そこで出会った40人の女の子をニュー・プリントで新構成。雑誌に使われなかったカットも入れた写真集はまたちがう魅力をみせる」(bk1紹介文)
登場するのは、上戸彩、蒼井優、石原さとみ、長澤まさみ、麻生久美子などなど、結構豪華なラインナップ。 気になる。
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●コラムは毎日更新しています。以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。
2005年10月2日(日)
10月1日は渋谷にも行きました。
昨日、恵比寿でライブを見た話は書きましたが、その後渋谷をぶらぶらしてきました。
渋谷と六本木のどちらに行くか迷ったのですが、タワーレコードでCDを買いたかったので渋谷に決定。山手線で渋谷へ。
まずは南口を出たところにある古書センターへ。久しぶりに2階のフライングブックスも見るが、購入はなし。
その後ブックファーストへ。新刊の棚を中心に見ていくが、ここでも購入はなし。それからPARCO Part1のロゴスギャラリーへ。開催中の展覧会「印刷解体vol.2」を見る。活字など印刷関連の物品、印刷に関する本などの展示・販売。活字が興味深くて、「燃朗」の二文字を買ってこようと思ったのだが、うまく探せず、また人も多かったので、途中で断念。10月17日(月)まで開催しているので、時間があったらまた行こうと思う。
同じフロアのリブロで本を一冊買ってから、タワーレコードへ。CDを二枚買ってきました。
・HARCO『Ethology』(2004年,COAR-0030)
最近CDを聴いたりライブに行ったりしているHARCOさんのCDを、また一枚購入。「ハルコ」と聞くと女性シンガーを想像する方もいるかもしれませんが、男性です。曲も声もきれいで、かっこいい。
・NEU!『NEU!』
ノイ! のファーストアルバムを買ってきました。
そんな休日。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・D.B.ワイス著 / 鈴木 豊雄訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,早川書房)
主人公はアメリカのゲームマニア。任天堂出身のプログラマーが作った「ラッキーワンダーボーイ」なるゲームを、この青年が攻略する、というあらすじ。
「ラッキーワンダーボーイ」は、初めはどんなゲームなのか想像がつかないのだが、徐々にイメージできてくる。
一面は普通のアクションゲームなのだが、二面に入ると主人公の視点で空間を動き回るゲームになる。
「DOOM」のようなFPS(First Person Shooting Game)になってしまうのだ。しかも、敵と戦わず広い空間を走り回ってアイテムを見つけるゲームに!
このゲームは1983年に開発されていた、という設定で、ちょっと進歩しすぎている気もするが、だからこそ伝説のゲームらしさが出ている。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・岩谷 徹著『パックマンのゲーム学入門』(2005.9,エンターブレイン)
「東京大学大学院のコンテンツプロデューサー養成講座、ゲーム開発者セミナーの講義内容と、「パックマン」の生みの親がこれまでにゲームの制作現場で蓄積してきたノウハウを集大成。糸井重里など、5人の著名人との対談も収録」(bk1紹介文)
今読んでいる本にパックマンの話も登場するし、この本は 気になる。
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2005年10月3日(月)
懐かしい。「ポケットメイト」、復刻です。
・トミー、携帯アナログゲーム「ポケットメイト」を復刻
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/news/400454
「ポケットメイト」は名前のとおりポケットに入りそうな小さいサイズのゲーム。ゲームといっても電池で動くものではなく、将棋とか、迷路ゲームとか、そういうものです。
10月に3種類がセブンイレブンとイトーヨカドーで先行発売。その後、11月以降順次発売されるようです。
Amazon.co.jpでも予約受付中。一つ420円(税込)というお手軽価格なので、まとめ買いしてみるのもいいのでは?
ポケットメイト01 野球
ポケットメイト02 将棋
ポケットメイト03 メイロ
ポケットメイト04 ホールインワンゴルフ
ポケットメイト05 クレイジーマシンガン
ポケットメイト06 コンバットタンク
ポケットメイト07 テニス
ポケットメイト08 タイムトラップ
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・D.B.ワイス著 / 鈴木 豊雄訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,早川書房)
主人公はアメリカのゲームマニア。任天堂出身のプログラマーが作った「ラッキーワンダーボーイ」なるゲームを、この青年が攻略する、というあらすじ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【新刊】bk1に注文していた本が届く
・川上 弘美『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』(2005.9,平凡社)
「ふつうに生活していても、けっこう妙なことが起こるもの…。おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。からだ半分、ずれている。カワカミさんの、5分の4はホントの、日々のアレコレ。『東京人』連載を単行本化」(bk1紹介文)
・夏目 房之介『マンガは今どうなっておるのか?』(2005.9,メディアセレクト)
「夏目の目がとらえた、今、面白いマンガとは? マンガの面白さ・うまさって何だ? うまいヘタ問題、儲かるのか問題、マンガ家の遺族問題まで、マンガは今、こうなってる! 「コミックパーク」サイト連載に大幅加筆」(bk1紹介文)
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●気になる本
・中川 翔子著『しょこたん・ぶろぐ』(2005.10,ゴマブックス)
「人気急上昇アイドル、中川翔子の人智を超えた超人気ブログを書籍化! しょこたんの日常&素顔、しょこたんの仲間たち、楳図かずお&中川翔子の対談も収録」(bk1紹介文)
実はこの方のブログも、真鍋かをりさんのブログ同様読んだことがありません。しかし、「人智を超えた」ってすごい表現だな。 気になる。
(参考)
・眞鍋 かをり『眞鍋かをりのココだけの話』(2005.9,インフォバーン)
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2005年10月4日(火)
高橋名人のベストアルバム
いよいよ明日発売です。
・高橋名人『高橋名人 ソングコレクション ~16連射20TH ANIVERSARY~』
(リンク先はAmazon.co.jp)
カラオケ6曲を含む 全16曲。やっぱり16連射だからだろうか。
あと、10月14日(金)放送のポップジャムにも出演するそうです(↓)。
http://www.nhk.or.jp/popjam/oa/index.html
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・D.B.ワイス著 / 鈴木 豊雄訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,早川書房)
主人公はアメリカのゲームマニア。任天堂出身のプログラマーが作った「ラッキーワンダーボーイ」なるゲームを、この青年が攻略する、というあらすじ。
大体半分くらい読み終える。まだ「ラッキーワンダーボーイ」、それからこのゲームを作った人物についておぼろげにしか分からず、期待半分、不安半分(もしかしたら後半あまり盛り上がらないのではないかという)で読んでいます。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【古本】
・横田順彌『五無斎先生探偵帳 明治快人伝』(2000年,インターメディア出版)
「奇人・変人の枠を超え、快人・偉人としても名を成した保科百助。鉱物収集を皇族に献上したり、『読売新聞』の「奇人百首」の一等に輝いたりした、彼の波瀾万丈の人生を描く」(bk1紹介文)
帯には「準ノンフィクション」とあります。実在の人物を登場させながら、エピソードには肉付けをしている、といった感じだろうか。
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●気になる本
・中沢 新一著『アースダイバー』(2005.5,講談社)
「縄文地図を片手に、東京の風景が一変する散歩の革命へ! 見たこともない野生の東京が立ち上がる。ママチャリに乗った「アースダイバー式」東京散歩へ。折込アースダイビング・マップ付き。『週刊現代』連載をまとめる」(bk1紹介文)
どうやら、今の東京が縄文時代にはどういう状況だったかを実際に見て歩いた本らしい。 気になるなあ。
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2005年10月5日(水)
昨日も昨日とて、御茶ノ水と神保町へ
秋葉原のヨドバシカメラでタワーレコードと有隣堂(書店)を覗いておとなしく帰ってくるつもりが、色々あって(明日にでも書きます)神保町へ行くことに。で、またCDを買ってきました。
【中古CD】 神保町 ジャニス3にて
・HARCO『HARCO』(2002年,IOCD-11006)
・HARCO『Pool』(1997年,BRCD-1703)
ファーストアルバム。
・桜井秀俊&パイオニアコンボ『52minutes Moving On』(1996年,RMPI-1004)
セカンドアルバム。渋谷ON AIR EASTでのライブ・レコーディング。
桜井秀俊さんは真心ブラザーズの桜井さん
・朝日美穂『ONION』(1998年,SRCL-4174)
メジャーデビューアルバム。
・GO-BANDG'S『ザ・リサイクル・ヒッツ』(1993年,BVCR-9201)
1970年代の日本の歌のカバー曲集。
ディスクユニオン お茶の水店にて
・細野晴臣『銀河鉄道の夜』(1996年,TECN-15341)
アニメ映画「銀河鉄道の夜」のサウンドトラック。
・細野晴臣『N.D.E』(1995年)
アンビエント作品を数多く発表していた頃の作品。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・D.B.ワイス著 / 鈴木 豊雄訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,早川書房)
主人公はアメリカのゲームマニア。任天堂出身のプログラマーが作った「ラッキーワンダーボーイ」なるゲームを、この青年が攻略する、というあらすじ。
途中、中国の架空の『凌遅』という短編小説が物語に登場する。そして、その小説をもとに作られた同名の映画も。ちなみに映画の監督は「ミヤケ・キタノ」という、両方名字のような名前になっている。キタノは多分北野武から取っているのだろう。ミヤケはイッセイ・ミヤケからかもしれない。
この『凌遅』が、「ラッキーワンダーボーイ」と関係してくるようだ。
この先どんな話になるのか想像がつかなくて、面白い。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・デイヴィッド・プロッツ:著・酒井泰介:訳『ジーニアス・ファクトリー』(2005.7,早川書房)
「「優生」な200人の子どもを誕生させた偏見と差別にみちた実験は、1999年ついに幕を閉じた。果たして天才の遺伝子は天才を生んだのか? ドナーや利用者、子供たちへの取材から明らかになる驚愕の事実」(bk1紹介文)
まさにタイトルと紹介文のとおりのノンフィクションらしい。
こういうことを現実に行っていた人間と、それを利用していた人間がいるというのは、恐ろしくも 気になるところ。
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2005年10月6日(木)
秋葉原のヨドバシカメラに行ってみる
秋葉原で働いているわりに、一度も行ったことがなかった ヨドバシAKIBA。先日行ってきました。
7階の タワーレコードと 有隣堂(書店)を主に見て、その他のフロアもざっと見てきました。
まだオープンして1ヶ月も経っていないし、これから店ができていく状態だとは思いますが、なんとなく楽しさに欠ける、という印象。
たしかにフロアは広いし、きれいなのだが、見て歩く面白さを感じない。あまりに大きすぎて、ぶらぶらと歩こうという気持ちが湧いてこない。店員さんに欲しいものの場所を訊いて、それを買ってくるお店という感じでしょうか。
特にタワーレコードと有隣堂にはそれを感じた。なんというか、「ここは見たい」と思わせてくれる棚やコーナーがなかった。
新製品が並ぶ棚があって、あとはメーカー(出版社・CD会社)やジャンルごとに商品が並んでいる。店舗のこだわりや考えが反映された売り場を感じられない、というところでしょうか。
あと、ひとつのフロアが広いことのデメリットとして、なにがどこにあるか分かりにくくて、買いたい気持ちが萎えてしまうということを感じた。
そして思ったのが、「これならわざわざ秋葉原まで行かなくても、 Amazon.co.jpで買えばいいかなあ」ということ。欲しいものを調べて買うのであれば、むしろAmazonの方が便利かもしれない。
もちろん、現物を手にとって見ることのできるという実店舗ならではの利点はあると思うのですが。そのメリットがあまり感じられなかった。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・D.B.ワイス著 / 鈴木 豊雄訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,早川書房)
主人公はアメリカのゲームマニア。任天堂出身のプログラマーが作った「ラッキーワンダーボーイ」なるゲームを、この青年が攻略する、というあらすじ。
だいたい四分の三くらい読みましたが、いい意味で訳が分からなくなってきた。
「ラッキーワンダーボーイ」のテストプレーヤーをしていたという、テツ・ブッシュ(本名はテツ・ブシ)なる日本人が、謎のステージIIIの話をするのだが、それはもはやゲームではない。
ではなんなのか、ということは、もう少し読み進めてから感想を書くことにします。
それから、「ラッキーワンダーボーイ」のメーカーの副社長が、マルフクという名前の日本人である。
これについては解説でも言及されていないが、おそらく任天堂の昔の屋号「丸福」からとっているのだろう。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・指南役著『タイムウォーカー』(2005.9,ダイヤモンド社)
">
「あなたがリプレイしたい1週間はどれですか? いまは失き、あの時代、あの出来事の現場へ。擬似時間旅行が楽しめる全60ツアー。『テレビ・ステーション』の人気連載を単行本化したもの」(bk1紹介文)
ある時期の一週間にタイムトラベルすると、どんな経験ができるかを紹介した本。
それは例えば「デビュー前日のSMAPと握手する91年秋の6泊7日の旅 1991年9月7日(土)出発 → 9月13日(金)帰途」だったり、「フリッパーズ・ギターの最後の勇姿を観る91年秋の7泊8日の旅
1991年9月14日(土)出発 → 9月21日(土)帰途」だったりするわけです。
これは 気になるねえ。
それと同時に、僕らはリアルタイムで後世「伝説」と呼ばれる出来事を目撃しているのかもしれない。そんな思いも抱かせてくれる。
……僕らって誰だよ。
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2005年10月7日(金)
檸檬爆弾
10月10日に閉店する丸善の京都河原町店で、レモンが置かれる「事件」(ってほどでもないが)が続けて起きている。
・asahi.com-gooニュースより
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/
shakai/20051002/K2005100100101.html
これは、梶井基次郎の「檸檬」の真似ですね。「檸檬」は、主人公が京都の丸善で積み上げた画集の上に檸檬を爆弾に見立てて置く、という話。
高校生の頃、現代国語の授業で読んだが、なんだか奇妙な話だと思ったのは覚えている。
京都の丸善にレモンを置くというのは、ちょっと気障な気もしますが、なんとなくかっこいいね。
・梶井基次郎『檸檬』(新潮文庫)
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
明日からは、
・川上 弘美著『卵一個ぶんのお祝い。』(2005.9,平凡社)
「ふつうに生活していても、けっこう妙なことが起こるもの…。おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。からだ半分、ずれている。カワカミさんの、5分の4はホントの、日々のアレコレ。『東京人』連載を単行本化」(bk1紹介文)
を読みます。
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●読み終えた本
・D.B.ワイス著 / 鈴木 豊雄訳『ラッキー・ワンダー・ボーイ』(2005.9,早川書房)
主人公はアメリカのゲームマニア。任天堂出身のプログラマーが作った「ラッキーワンダーボーイ」なるゲームを、この青年が攻略する、というあらすじ。
昨日、「ラッキーワンダーボーイ」の謎のステージIIIは、それはもはやゲームではない、と書いた。
ではなんなのか? 俺の感想では、ドラッグ、だな。
ラストは、なんとも奇妙な場面で終わる。一応、「ラッキーワンダーボーイ」のステージIIIの特徴と、主人公が追い求めていたものを考えれば、想像できるラストではある。しかし、それでもそうとう不思議な場面。
はじめは、実在する懐かしのゲームに関するエピソードを織り交ぜながら、徐々にフィクションの世界に誘われて、最後はなんとも不思議な読後感が残る。好き嫌いはあると思うが、俺は面白かった。
あと、色々な意味でゲームのような小説であった。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・別冊宝島 1199 『日本「霊能者」列伝 「霊能力の全貌」と「数奇な運命」』(2005.10,宝島社)
「「リング」のモデル・御船千鶴子、国家に2度の弾圧を受けたカリスマ・出口王仁三郎、天皇宣言と予言で世間を騒がせた・長岡良子、平成の千里眼・宜保愛子など、日本を代表する霊能者30人の霊能力の全貌と数奇な運命を紹介」(bk1紹介文)
こういう怪しげな本、嫌いじゃないです。霊能力は全然信用していないけれど、物語(フィクション)としては魅力があるよなあ。
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2005年10月8日(土)
最近買い込んだCDの話
先日新宿に行って、また色々とCDを買い込んできました。
2005.10.5(水)購入もん
【CD】タワーレコード 新宿店
・ROCO『nonchalant』(2003年,APPR-1513)
ミニアルバム。ファーストアルバム『コミカルライフ』発表前の作品。
・LEGEND COMPIRLATION『クラシック in ゲームミュージック』(2005年,SCDC-00463)
懐かしのテレビゲームで使われていた、クラシックをアレンジしたBGMを集めたCD。
【中古CD】ディスクユニオン 新宿本館
・HARCO『HARCO&METRO 第二回展覧会”space estate 732”』(2002年,COAR-0014)
2001年に開催された展覧会で流れたインストから厳選したもの。
・motocompo『KRACKER JACK PARTY』(2000年,MTCR-1003)
【中古CD】ディスクユニオン 新宿中古センター
・細野晴臣『MENTAL SPORTS MIXES』(1993年,ESCB-1407)
細野晴臣氏の楽曲を、THE ORBやGRAHAM MASSEY(808 STATE)がリミックス。
・細野晴臣『GOOD SPORT』(1995年,CLD-001)
ユニバーシアード福岡大会(1995年)大会式典の音楽のリミックス盤。
・有頂天『SEARCH FOR 1/3 FIN』(1991年,TOCT-6358)
1991年、有頂天解散ライブを収録したアルバム。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・川上 弘美著『卵一個ぶんのお祝い。』(2005.9,平凡社)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・『少年 完全復刻BOX』(2005.10,光文社)
「蘇る!「少年」時代。あのころのヒーロー、鉄腕アトム 鉄人28号サスケたちが、帰ってきた! 5000部限定シリアルナンバー入り」(bk1紹介文)
「光文社創立60周年記念特別企画
『月刊漫画誌「少年」昭和37年4月号 完全復刻BOX』
・5000部限定シリアルナンバー刻印認定カード付き。
【復刻版特別ふろく】
・少年21年史を創刊号からの全表紙で綴る、ディスコグラフィ小冊子。
別冊ふろく8冊・懐かしい組み立てふろく(オルゴールレコード)他、13大ふろくも完全復刻。
【掲載漫画作品】
鉄人28号/サスケ/ストップ!にいちゃん/シルバークロス
鉄腕アトム/代打者(ピンチヒッター)/少年台風/ポテト大将
発明ソン太/少年同盟/ロボット一家/銀河R3/ガン・キング
がらくたくん/宇宙人マッハ/テスターZ/ナガシマくん
【掲載小説・その他作品】
世にもふしぎな物語/人造神オメガ/ぼくらは少年探偵団!/超人ニコラ
秘境の王者/南方のスパイ戦/金と銀の旗の下に/波しずまるまで待て!他」
(bk1紹介ページの出版社コメント)
\5,500という価格ですが、好きな人には安いのではないのでしょうか。俺はさすがにリアルタイムで読んだことはないけれど、 気になる。
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2005年10月9日(日)
たまにはデザインの展示会なども見てみる
10月5日、秋葉原まで展覧会を見に行ってきました。
■D-akihabara Temporary(D-秋葉原テンポラリー)
9/6-10/23、D-秋葉原テンポラリー (旧千代田区立練成中学校)にて
・ジャン・プルーヴェ展 / 機械仕掛けのモダン・デザイン(9/6-10/23)
・スモール&ビューティフル:スイス・デザインの現在展(9/27-10/23)
・9坪ハウス展-こどもと暮らす9坪ハウス(10/1-10/10)
http://www.d-akihabara.jp/
またレポートを書こうと思いますが、面白かったです。
特に「スイス・デザインの現在展」は、日用雑貨を中心に、色々な小物が並んでいて、色々と欲しくなった。
なんだか、デザインのセンスについて、刺激を受けたなあ。
(参考)
・カトリーヌ・デュモン・ダヨ、ブルーノ・ライシュリン:監修・山名善之:日本語版監修『ジャン・プルーヴェ』(2004.12,TOTO出版)
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●読んでいる本
・夏目 房之介著『マンガは今どうなっておるのか?』(2005.9,メディアセレクト)
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●読み終えた本
・川上 弘美著『卵一個ぶんのお祝い。』(2005.9,平凡社)
あとがきに曰く、「五分の四くらいは、ほんとう」(p.151)のことを書いた日記。
著者の周りで起こることも面白いのだが、それを面白く書ける著者のすごさをひしひしと感じる。
なにしろ、最初の月の見出しが「『大福おじさん』を見た。」である。これは、著者が両国に向かう電車の中で「背広を着て、鞄を持って、姿勢よく立って、混んだ電車の中で大福を食べているおじさん」(p.6)を見る話。
それだけ、といえば、それだけ。でも、その大福を食べる様子の描写が、なんとも面白い。
そして最後に、「帰りに両国の駅で『どすこいせんべい』(バラ売り)五枚をおみやげに買う」(p.7)という一文で、この日の日記は終わる。
最初の一ページ目からこんな調子なので、面白くて一気に読んでしまった。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・赤瀬川 原平著『ふしぎなお金』(2005.9,毎日新聞社)
「何なのだ、いったいお金というものは。答えのない大切な問い、小さな大問題を考えてみよう。作家・芸術家としての思想・哲学を、自らの絵と文でレクチャーする書き下ろし」(bk1紹介文)
ものすごく難しそうなテーマですが、赤瀬川氏が書くと面白くなるんだろうなあ。 気になる。
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2005年10月10日(月)
丸の内で川上弘美・糸井重里の対談を聞く
「21世紀活字文化プロジェクト 新!読書生活」というトークショーを聞きに行ってきました。トークショーの参加者やテーマを変えて連続して行われているイベント。
http://katsuji.yomiuri.co.jp/seikatsu/
第3回目の今回は 「こころとことば」をテーマに、作家川上弘美氏とコピーライター糸井重里氏がふたりで色々な話を繰り広げた。会場は東京駅そばの丸ビルホール。
それぞれが推薦する本の話を中心に、あちこちに話が飛び、なかなか興味深かった。
二人のそれぞれ好きな本屋の話だとか、本の文章、ネットの文章、しゃべる文章がそれぞれどう違うかとか。
詳しい話はまた自分のサイトにでも書こうと思います。
推薦されていた本は、どれも面白そうだが(またお二人とも読みたくなるような話し方をするんだ)、特に読みたいと思ったのが下の三作。
・山岸 俊男『安心社会から信頼社会へ』(1999.6,中公新書)
・ドストエフスキー〔著〕 / 木村 浩訳『白痴 上巻』(2004.4,新潮社)
・ドストエフスキー〔著〕 / 木村 浩訳『白痴 下巻』(2004.4,新潮社)
・ジョン・アーヴィング〔著〕 / 筒井 正明訳『ガープの世界 上巻』(1988.10,新潮社)
・ジョン・アーヴィング〔著〕 / 筒井 正明訳『ガープの世界 下巻』(1988.10,新潮社)
「ドフトエフスキーも『ガープの世界』も読んだことないのか」と言われたら、恥を忍んで「はい」と答えますが、読んでいないものは仕方ない。
帰りに丸の内OAZO(オアゾ)の中の丸善に行くが、1階のビジネス書売り場を眺めていて気持ちが悪くなる。3階の文庫・新書売場や2階の文芸書などの棚は嫌いではないが、あの1階のビジネス書の、思想を強制されるような雰囲気には恐怖を覚える。「株で儲けろ」、「起業しろ」、「営業はこうして物を売れ」などなど、あれは嫌だなあ。もうちょっと広い意味での「仕事術」とか、「知的生活術」には興味があるんだけれどねえ。
風邪気味で体調も万全ではなかったので、その後は寄り道をせずにおとなしく帰ってくる。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・夏目 房之介著『マンガは今どうなっておるのか?』(2005.9,メディアセレクト)
「第1章 今のマンガたちの話」
俺は、最近のマンガはごく限られた範囲のものしか読んでいないので、『NARUTO』や『鋼の錬金術師』がどんなマンガか分かるだけでも、勉強になるなあ。
『NARUTO』は、作者岸本斉史(1974年生)の1980年代のマンガ読者としての経験、またゲームやアニメの影響のもとに成立しているのではないか、という話など、『NARUTO』を読んだことのない俺にも興味深い。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・ことば探偵団『知ってるようで知らないものの順序』(2005.8,幻冬舎コミックス)
「偉い人とタクシーに乗るときはどんな順。お焼香はどんな手順。日本茶はどんな順でいれたらおいしい。など順序のうんちく満載」(bk1紹介文)
「知っている」ではなく「知ってる」という表現が落ち着かない。こういうタイトルの本の著者が「ことば探偵団」で、「うんちく満載」と言われてもなあ、という気になる。
いつもとは違う「気になる」の使い方をしてみました。
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2005年10月11日(火)
国語のテストや問題集に長文が載せられなくなる可能性
詳しくは下の記事をご覧ください。
http://news.goo.ne.jp/news/
asahi/shakai/20050925/K2005092500490.html(asahi.com-gooニュース)
長文が載せられなくなるかもしれない理由は、児童文学者の著作権を管理している株式会社日本ビジュアル著作権協会と、テストなどの教材を出版している各業者の間で文章の使用契約がされていないため。
記事を読むと、色々複雑な事情があるようだ。下記のように、どのような条件で使用ができるかが定められている。
・著作権法33条では、教科書に他人の著作物を無許諾で掲載することを認めている。ただし補償金の支払い・著作者への通知が必要。
・36条では入学試験には無許諾・無補償での使用が認められる。ただし予備校の模擬試験には補償金の支払いが必要。
・35条で、教師が自分でテスト問題を作成する場合は、必要な範囲で使用可能。ただし教材出版社が作るテストは、無許諾での使用は著作権侵害という判例がある(2003年、東京地裁)。
(asahi.comの記事を参考にまとめています)
さらに、社団法人日本図書教材協会(教材出版社で作る団体)は、作家などの著作権を管理している日本文芸家協会とはテストへの掲載に関して合意している。じゃあなぜ株式会社日本ビジュアル著作権協会とは合意に至らないかというと、「著作権料の計算方法がかなり違うため、1ページの半分ほどを占める長文なら、後者だと3倍程度になる」(asahi.com記事)ため。
これは理解できる。なぜなら、児童文学は文章の長さだけで単純に価値が判断できるものはもないから。
例えば、長編小説と絵本で、400字詰原稿用紙1枚あたりの原稿料が同じだと、不公平に感じるのと同じことだろう。
ただ教科書出版社側も、株式会社日本ビジュアル著作権協会の著作権料では採算が取れないとしている。
お互いの言い分は分かるのだが、現状では契約が締結できない以上、「じゃあどうするか」を考えるべきだと思うのだが、上記記事からだとそれがはっきりと分からない。
もう少し色々なwebサイトを読んで調べてみるかなあ。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
・序文(梅棹忠夫)
・第一章 独創と認識
「独創は情報の交錯から生まれる」(桑原武夫)
「わたしの認識の方法」(今西錦司)
「想像とは非常識的にやることなり」(西堀栄三郎)
「知的生産の技術」研究会が行った研究会にて、各講師の話した内容をまとめたもの。
はじめの三人の話を読んだ限りでは、テクニックと言うよりは、各自の経験をただしゃべる、といった感じ。
あまり力を入れずに読みます。
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●読み終えた本
・夏目 房之介著『マンガは今どうなっておるのか?』(2005.9,メディアセレクト)
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●買った本
・なし
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●気になる本
・岡嶋 裕史『暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する』(2005.9,光文社新書)
「相次ぐ盗難キャッシュカードによる現金引き出し事件に、ICカードなど、新セキュリティシステムへの期待が高まっているが、新技術によってカード犯罪はなくせるのか? 身近な話題からセキュリティの本質を解説する」(bk1紹介文)
もちろん内容も 気になるのですが、それ以上にタイトルが同じ光文社新書の下の本を連想させて、 気になる。
・山田 真哉著『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 』(2005.2,光文社新書)
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2005年10月12日(水)
ちょっと面白いToDoリスト「バブルマップ」
ToDoリストというのは、やるべきことを列挙したリストです。なんらかの形で「仕事(=やるべき、またはやりたいこと)」をしている人の多くが作ったことがあると思います。俺も手帳に書いています。
今回、「百式」の管理人さんが、「idea*idea」で紹介しているToDoリストが、「バブルマップ」。
実例は下記URLでご覧ください。
http://www.ideaxidea.com/archives/2005/10/_todo.html…(1)
http://www.ideaxidea.com/archives/2005/10/post_41.html…(2・追記)
( idea*idea)
ポイントになるのは、 「いやーな感じがするToDoは大きく、そうでないToDoは小さく」(1)、○で囲むこと。そして、達成したらその○を塗りつぶすこと。
たしかに、今日やるべきことをA4の紙にこの方法で書いて、消して、とやってみるのはいいかもしれない。試してみよう。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
『テレビブロス』を読んでいたので休みです。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
【新刊】
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
(主な特集)
・クラシック音楽
・映画『探偵事務所5』:成宮寛貴インタビュー
・映画『カスタムメイド10.30』:奥田民生・木村カエラ対談
・ドラマ『緋の十字架』:喜多嶋舞インタビュー
・中国特集
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●気になる本
・高井 信著『ショートショートの世界』(2005.9,集英社新書)
「独特なフィクションの形式「ショートショート」。1970年代から80年代にかけて、星新一、筒井康隆ら天才的な名手たちがアイデアの限りをつくした。多くの作品を発表した実作者によるショートショート入門書」(bk1紹介文)
ショートショート。昔は何冊も読んで、自分でも何編か書いてみたものです。 気になるなあ。
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2005年10月13日(木)
視聴時間が48時間限定のDVD
日本出版販売(日版)が、48(よんぱち)DVDというDVDを販売しています。
http://www.48dvd.jp/index2.html
パッケージを開けてから、48時間は普通のDVDと同じく見ることができます。48時間経つと、ディスクが酸化して再生が出来なくなります。
インターネットとコンビニエンスストアで、600円で販売。現在3作品が購入可能。
レンタルで借りる場合と比べて、どっちがいいかというところですかね。
個人的には、ソフトとして所有することに魅力を感じるので、あまり食指は動かないです(レンタルも利用したことがないくらいなので)。
でも、試みとしては面白いと思う。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・とり・みき『クルクルくりん 1』(2005.9,早川書房)
とり・みきの初期の代表作、『クルクルくりん』が文庫で復刊です。俺は秋田書店の単行本を持っているのだが、書き下ろしも少しあるそうで、 気になる。
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2005年10月14日(金)
手塚 対 赤塚、どちらの言葉に耳を傾けるかっ!
そんなに力を入れる話ではなくて。
著名な漫画家の言葉を集めた本が、二冊刊行されています。
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ということで、本日の、
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●気になる本
・手塚治虫『明日を切り拓く手塚治虫の言葉201』(2005.10,ぴあ)
「マンガ界の巨星が遺したメッセージを一冊に! 混迷の時代といわれる今だからこそ、日本文化に多大な業績をあげた巨星の言葉が、あらゆる分野にわたり大きく響く」(bk1の紹介文)
・赤塚 不二夫『赤塚不二夫のおコトバ』(2005.9,二見書房)
「マンガ家・赤塚不二夫のその人となりを知る友人・知人などから、名言、放言、失言など、「忘れられない発言」を募り、そのときの状況とともに収録。マンガ人生50周年記念出版」(bk1の紹介文)
どちらも興味深いですなあ。
ただ、俺は一番影響を受けたのは藤子・F・不二雄先生だと思う。で、藤子不二雄A先生は比較的色々な文章を発表しているのだが(例えば下の本)、F先生は残していなかったようなのが残念。
・藤子 不二雄A著『Aの人生』(2002.3,講談社)
・藤子 不二雄A著『トキワ荘青春日記』(1996.3,光文社)
発言や発表した文章をまとめた本、どこかから出ないかなあ。
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
「わたしの学問の方法論」(小室直樹)
「わたしの経済のつかみ方」(竹内宏)
「アルファ読みからベータ読みへ」(外山滋比古)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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2005年10月15日(土)
ライブを見に行く
倉橋ヨエコさんとタテタカコさんのツーマンライブ「ヨエコとタカコとジャパネスク」(青山 月見ル君想フにて)、行ってきました。
ふたりともソロでピアノの弾き語り。どちらも、ピアノのうまさと声の力にしびれました。いいライブだった。
詳しい感想は後日自分のサイトに書こうかと思います。
ちなみにそれぞれの現時点の最新アルバムは下記のとおり。
・倉橋ヨエコ『東京ピアノ』
・タテタカコ『裏界線』
(リンク先はAmazon.co.jp)
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
「創造的思考について」(外山滋比古)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・アンソロジー『あなたが名探偵』(2005.8,東京創元社)
http://ping.bk1.co.jp/tb.cgi/02576748
「『ミステリーズ!』から生まれた珠玉の犯人当てミステリを単行本化。泡坂妻夫、西沢保彦、法月綸太郎ら7人の人気作家からの挑戦に、あなたは解答を出せますか?」(bk1の紹介文)
ちなみに執筆者は下記のとおり。
泡坂妻夫・西沢保彦・小林泰三・麻耶雄嵩・法月綸太郎・芦辺拓・霞流一
最近あまり推理小説を読んでいないものの、なんとなく 気になる。
ちなみに表紙画像が真っ黒に見えますが、こういう装丁のようです。
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2005年10月16日(日)
「神田古本まつり」に、藤村操名義で書かれた偽書が出品
10月28日から11月3日まで開催される恒例の「神田古本まつり」。東京古書会館での古書展で、とある本が出品されることがニュースになっています。
その本とは、藤村操名義で書かれたという「煩悶記」。藤村操は、1903年に日光の華厳の滝に投身自殺した当時の旧制一高の学生。
「煩悶記」は、1907年に、藤村操が実は生きていて、彼が書いた原稿をまとめた本。
偽書(別人の書いた本)だと言われているが、これまで谷沢永一氏所有の1冊しか見つかっていない珍本。今回は147万円の価格がつけられています。
まだまだ、幻の本はあるのだなあ。
・asahi.com 該当記事
http://www.asahi.com/culture/update/1015/001.html
ちなみに「煩悶記」の内容は、谷沢氏が下記の本で全文を掲載しているとのこと。純粋に内容を知りたい方は、読んでみるのもよいのではないでしょうか。価格は\15,750ですので、手が出にくい場合は図書館で探してみるのもよろしいのでは。
・谷沢永一『遊星群 明治篇』(2004.12,和泉書院)
「谷沢書誌学の本領、明治大正わけあり雑書の宝庫の扉が惜しげもなく開けられた。往時の世態人情の実際をつぶさに伝える「時代を語る好書録」。至文堂『国文学』連載「探照灯」をまとめる」(bk1紹介文)
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
「論文の書き方」(西川潤)
「雑情報の中から砂金を拾う」(加藤秀俊)
加藤秀俊氏が紹介する大宅壮一のエピソードが興味深い。
「どんなくだらないものでも、活字になったものは捨てるな」(p.176)
大宅壮一文庫の根底にある考え方がこれではないかと思う。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・白石昌則・東京農工大学のみなさん『生協の白石さん』(2005.11,講談社)
東京農工大学の生協職員白石さんが、学生からの「ひとことカード」での質問に答えた問答をまとめた本。
こういうもの(悪い意味ではないです)が本になるんだねえ。なにが本になるか分からないと思わされて面白い。 気になる。
白石さんは女性かと思ったら、男性だったんですね。
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2005年10月17日(月)
「世界の終わりとハードボイルドだど!」、または最初に読むべき村上春樹作品
内藤陳氏の懐かしのギャグを真似してみました。
さて。村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が、新装版で刊行されています。
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ということで、本日の、
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●気になる本
・村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(2005.9,新潮社)
「静寂な幻想世界と波乱万丈の冒険劇、2つの物語が織り成す、パラレル・ドラマ。村上春樹、80年代の記念碑的傑作長編。85年刊の新装版である99年刊の改装版」(bk1紹介文)
これは何度も書いていることですが、俺は村上春樹氏の作品をを読んだことがありません。
で、はじめに読むのはこの本にしようと思いながら、まだ手を伸ばしていないのです。
そんなわけでこの新装版、 気になる。ところで「85年刊の新装版である99年刊の改装版」って、いまいち分かりにくい表現。
ちなみに、村上春樹作品を読んだことがない人間に、「これを最初に読んだ方がいいでしょう」と言える作品はなんなのだろう? 俺は過去3人から「『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』だ」と言われているので、今もそう思っているのですが。
例えば、『風の歌を聴け』などの方がいいのだろうか? これもまた 気になるところ。
・村上春樹『風の歌を聴け』(2004.9,講談社)
さらにちなみに、村上龍氏については、読もうという気がまったく起きないのだよなあ。このふたりについての自分の興味の違い、我ながら不思議だ。
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
「科学的手法で人間取材」(山根一真)
「わたしはテキストの解読屋」(渡辺京二)
「情報の加工」(堺屋太一)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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2005年10月18日(火)
「第1回 エンタ!検定」実施中
これは『日経エンタテインメント』のサイトで行われていて、「映画・音楽・本・テレビ・芸能の05年トピック中心の出題」の問題を解いて行く、というもの。
ブラウザ上で誰でも挑戦できます。
俺もやってみました。結果は下記のとおり。
−−−−−−−−−−
+++ 第1回 エンタ!検定 成績発表 +++
あなたの総合得点は74点 全国平均 59点
全国順位(10月18日 21時現在)
8466位(116129人中)
−−講評−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
あなたは「エンタの玄人」
あなたは忙しい仕事や勉学のかたわら、世間の流行情報チェックを怠らない努力家に違いありません。すべてのジャンルにおいて偏りなく平均的に知っています。仲間内ではすべての会話についていけるムードメーカーとして活躍できるでしょう。次は1つのジャンルを深めてみてはいかがでしょうか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
エンタ検定実施中!
http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/kentei/
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なぜかほとんど見ないテレビの点数が頭一つ抜けて高く、書籍の点数はそうでもないという不思議な結果になりました。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
「わたしの文章作法」(大岡信)
「最近の日本語の動き」(井上ひさし)
「プロになるための文章作法」(大隈秀夫)
「受動的知的生活と能動的知的生活」(渡辺昇一)
大岡信氏の紹介している、「文学者の書いた旅行記と自然科学者の書いた旅行記のちがい」(p.217)の話が面白い。
文学者の旅行記は『土佐日記』のスタイルが長く踏襲されていたという。これについては次のように説明されている。
「旅に出てどこからどこまで歩いたというようなことはいちおう散文で書かれていますが、その場所に行ったら何があったとか、どんな人に出会ったとか、そういうことについて細かく叙述しないで、和歌とか俳句とかが一首あるいは一句、ポンと入って、その場所のいわば絵巻物の一シーンを完結する」(pp.217-218)
『奥の細道』も、上と同じようなスタイルで書かれている。
それに対して、18世紀(江戸時代)の医者、橘南谿の旅行記はこんなことが書かれているという。
「この土地に行ったらこういう変てこな人に出会ったとか、こういう馬鹿馬鹿しい迷信的な出来事に出会ったとかいうことがいっぱい書いてある」(p.218)
多分、文学的な価値は別として、今読んで面白そうなのは橘南谿の旅行記だと思うなあ。気になる。
ちなみに、この旅行記『東西遊記』は、今でも刊行されています。
・橘 南谿〔著〕 / 宗政 五十緒校注『東西遊記 1』(2003.5,平凡社)
・橘 南谿〔著〕 / 宗政 五十緒校注『東西遊記 2』(2003.5,平凡社)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・日本経済新聞政治部『あなたの知らない政治の世界』(2005.8,日本経済新聞社)
「消費税率、年金問題、憲法改正など、日本人の運命が決められる永田町。様々なエピソードを交え、リアルな政治の仕組みを解説した、とびきり面白い永田町ガイド。『日本経済新聞』の「政界面」掲載記事に加筆再構成し単行本化」(bk1紹介文)
政治って、知らなくても生きていけそうだが、なんとなく知っておかないと取り返しのつかないことになる気がする。自分がじゃなくて世の中が。
ということで、こういう本が 気になるのです。
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2005年10月19日(水)
六本木で書店とダンスを見る
久々に六本木に行ってまいりました。TUTAYA TOKYO ROPPONGIと青山ブックセンターの書店二店舗を覗いたあと、ヴェルファーレでダンスの公演を見る。
見てきた公演は、 スタジオクリエイトの「STATION 〜TAPATA
VER.〜 SHOW!!」。後日スタジオのwebサイトにレポートを書くことになっています。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
明日からは下の本を読みます。
・夏目 房之介著『これから』(2000.12,講談社)
「祖父・夏目漱石の没年49歳を超えた著者が、みずからの人生をへ理屈とイラストで語る。『東京新聞』『中日新聞』で連載のコラムに大幅加筆」(bk1紹介文)
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●読み終えた本
・「知的生産の技術」研究会:編『わたしの知的生産の技術 Part1』(1986.7,講談社文庫)
「シャッターはただでは押せない」(岡村昭彦)
「わたしの映画作法」(熊井啓)
結局、実際に「知的生産」に関して参考になりそうな点は少なく、それぞれの執筆者(講演担当者)が自分の知的生産についてとりとめもなく披露するような話がほとんどだった。
ただそれでも、加藤秀俊氏の「雑情報の中から砂金を拾う」や大岡信氏の「わたしの文章作法」は、興味深い内容で、参考になる点も多かった。
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●買った本
【新刊】青山ブックセンター六本木店
・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。
聞き慣れない版元ですが、写真もちゃんと載っているし、商品のデータもしっかり掲載されているし、なかなか面白そう。
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●気になる本
・川上 弘美著『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
「近所の川べりからマダガスカルの森まで。いとおしく、懐かしい場所を、のびやかな筆致で辿る連作エッセイ集。『日本経済新聞』連載を単行本化」(bk1紹介文)
またまた川上弘美氏のエッセイが刊行されています。 気になる。
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2005年10月20日(木)
頭が痛くなるのが頭痛のタネ
今日ネットを読んでいて気になった記事を紹介します。
・セルフチェック 「危険な頭痛」を見極めよう!(nikkeibp健康)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/
selfcheck/403261
頭痛の中にも、危険でないもの、生命に関わるものがあるという話。
また危険と痛みの激しさは、必ずしも比例しないらしい。
俺も社会人になってから、頭痛は結構ひどいです。多分、会社の仕事のストレスだと思う。会社を一歩出ると調子がよくなることもあるからね。
しかし、頭が痛くなるというのは、体の他の部分の痛みと比べてもやはり怖い。ストレスと決め付けずに、気をつけようと思います。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
明日から
・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
を読みます。
1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。面白そうだ。
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●読み終えた本
・夏目 房之介著『これから』(2000.12,講談社)
面白くて一気に読んでしまった。年をとることについて、色々と考えさせてくれた。
俺はなんとなく、年をとることにプレッシャーがある。それは、責任を背負うことになるプレッシャーなのだと思う。
だがしかし、ある年齢を越えて、なにもかもしょうがねえと思えるようになると、無責任になって楽になる、らしい。
この本の中では、山田風太郎、水木しげる、古今亭志ん生などの諸氏の例を挙げている。そして大事なことは、その無責任さが魅力になっていること。
俺も、無責任になりながら、しょうがないと思われるような年のとり方をしたいなあ。まあ、その前に「責任時代」が待っているのだろうが。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・洋泉社MOOK シリーズStartLine『ヒルズではたらく社員の告白 ネット企業って、実際どうよ?』(2005.10,洋泉社)
「人気ネット企業は平社員でもおいしい、のか? ネット企業の現役&元社員たちが激白! 働く立場からの実態を完全公開。(bk1紹介文)
先日立ち読みしていたら、なんだか重い気分になっちまったよ。
会社での時間に一番重点を置かないといけない生活をするなら、「金がもらえる会社」より「やりたい仕事のできる会社」の方がいいと、俺は思う。
そうじゃなければ、給料は高くないが、要求されることも高くない会社で働いて、残りの時間で自分のしたいことをするか。
この本に書かれている、ネットベンチャー企業の「いいところ」と「悪いところ」を読んでいると、働くことについて考えさせられる。
ただ、立ち読みした限りは、この本に出てくる「いいところ」にはほとんど魅力を感じなかったけれど。
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2005年10月21日(金)
欲しいデジタルもんの話
12月に、WILLCOMから新しいモバイル機器が発売される予定です。
商品名は「W-ZERO3」(型番:WS003SH)、シャープ製の商品です。
下のサイトから分かった内容を紹介します。
・PHSとして音声通信(電話)ができる
・「Microsoft Windows Mobile 5.0 for Pocket PC」を搭載し、キーボードも本体に搭載されている
・Word・Excel・PowerPoint・PDFファイルの閲覧可能(Word・Excelは編集可能)
・webブラウザ「Internet Explorer Mobile」を搭載、Eメール(POP/SMTP)にも対応
(参考)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/404692(nikkeibp記事)
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/003sh/index.html(WILLCOMの商品紹介ページ)
俺が欲しいと思っていた機能とサイズを兼ね備えた商品かもしれない。今WILLCOMのPHS(DDIポケット時代の端末)を使っているので、電話番号を今のまま移行できる可能性が高い。
そうなったら、購入を検討します。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。
これは、懐かしくて面白い。各商品のカラー写真、発売年・メーカーなどもちゃんと載っているし、その食品に関する細かなエピソードも紹介されている。
「ライオンバターボール」、「明治屋のマイシロップ」、「カンロ飴」、などなど、子どもの頃に親しんだ食べ物が多数登場する。これらは、実は今でも販売されている。
しかし、販売ルートが限られていたり、自分たち大人になってしまったが故になかなか手にすることがなくなってしまっている。
この本を読んでいると、そんな懐かしい食べ物が無性に食べたくなってくる。
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・山崎 武也著『「週末」の愉しみ方』(1997.4,三笠書房)
「金曜日の夜からはじまる、自分のための知的時間。有意義な週末を過ごすにはどうしたらよいか。創造的で、刺激に満ちた遊び方・勉強術・交際術を紹介。人生の愉しみを発見するためのヒント」(bk1紹介文)
この本も上の本と平行して読み始めました。
「はじめに」で、「週末の一日を過ごすときでも、常に地球環境に対する視点を失ってはならないのだ」(p.4)と、いきなり話がでかくてびっくりする。
しかし本文は参考になるところも多く、またここ1〜2年で言われている「週末をどう過ごすか」、「会社以外の時間に趣味を・副業を」といった考え方が、そう珍しいものではないことも分かる。1997年に出たこの本でも同じようなことを言っているわけですから。
改めて考えさせられる言葉としては、「暇なときのほうが、過ごし方は難しい」(p.33)とか、「人によってはいくつかの食をバランスを取りながら、こなしていくのが得意であり、同時に精神衛生上もよいと言う人もいる」(p.59)などがある。
会社勤めをしている人が、週末に無為にごろ寝していると、年をとって会社を退職してから困ったことになる、なんていう話は、肝に銘じておこう。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
2005.10.21(金)購入本
【新刊】bk1に注文していた本が届く
・エムディエヌ・ムック インプレスムック『プロとして恥ずかしくないIllustratorの大原則』(2005.6,エムディエヌコーポレーション)
「あなたはプロのクリエイターとして、Illustratorの機能と使い方を完全にマスターしていると自信を持って言えますか? 機能とツールの基礎知識、イラスト作成・DTPデザインを極めるなどについて解説する」(bk1紹介文)
俺はプロじゃないのですが、イラストレーターの基本の基本は分かっておきたいと思いまして。
ちょっと勉強します。
・いしい ひさいち著『バイトくん 4』(2005.10,双葉社)
双葉文庫で定期的に刊行されている、いしいひさいち傑作選。今月はバイトくんです。
・川上 弘美著『此処彼処』(2005.10,日本経済新聞社)
「近所の川べりからマダガスカルの森まで。いとおしく、懐かしい場所を、のびやかな筆致で辿る連作エッセイ集。『日本経済新聞』連載を単行本化」(bk1紹介文)
気になっていた本を購入。目次を見ると、ほとんどが場所の固有名詞ですが、内容は特に旅行記や紀行文ではなく、いつもの川上氏のエッセイのようです。
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●気になる本
・『関東周辺見学の達人』(2004.11,講談社)
「人気商品が生み出される舞台裏や科学、乗り物、食べ物をテーマにしたミュージアム、子供のころに行ったあの施設をもう一度…。関東周辺で見学することができる工場、ミュージアム、体験施設などのスポットを紹介」(bk1紹介文)
俺が色々なところに見学に行っているのって、小学生の頃の社会科見学の延長なのかもしれないなあ。
そうなると、こういう本が 気になる。最近あまり街をぶらぶら歩いていなかったので。
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2005年10月22日(土)
買ったCDの話
昨日は久々に会社帰りに神保町へ行ってCDを買ってきました。
【中古CD】神保町 ジャニス3にて
・V.A.『BLUE VILLAGE』(2003年,72435-8389029)
ジャズの2枚組コンピレーション。多分、 「ヴィレッジ・ヴァンガード」の選曲じゃなかろうかと思う。
ハービー・ハンコック、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、カウント・ベーシーなど、俺でも名前をしっているミュージシャンの曲が収録されています。
・TELEX『LOOKING FOR SAINT-TROPEZ』(1994年,ALCA-557)
ベルギーテレックスのファーストアルバム。オリジナルは1979年の作品。
邦題が『テクノ革命』って、すごいな。
【CD】ヴィレッジヴァンガードお茶の水店にて
・V.A.『KING OF SWING』(2000年,KBOX3182)
ビッグバンドジャズのコンピレーション。3枚組。
デューク・エリントン、グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、カウント・ベーシー、などなど、そうそうたるラインナップ。
またCD買いまくりの日々が戻ってくるのかなあ。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。
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・山崎 武也著『「週末」の愉しみ方』(1997.4,三笠書房)
「金曜日の夜からはじまる、自分のための知的時間。有意義な週末を過ごすにはどうしたらよいか。創造的で、刺激に満ちた遊び方・勉強術・交際術を紹介。人生の愉しみを発見するためのヒント」(bk1紹介文)
今日は二冊とも読むのは休み。
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●読み終えた本
・いしい ひさいち著『バイトくん 4』(2005.10,双葉社)
過去の単行本から再録しているので、中には読んだ記憶がある四コママンガもある。
でも、何度読んでも面白いよなあ。前に読んだときはオチの意味が分かりにくかったものが、再読すると分かって面白い、ということもありました。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・ジェフ・ルート・佐々木俊尚『検索エンジン戦争』(2005.8,アスペクト)
「激化する技術開発競争&ビジネス戦争。検索エンジンがわかれば、インターネットがわかる! Webマガジン連載「そこが知りたい!検索エンジンの裏側」をベースに、検索エンジンビジネスの仕組み・全体像を解説」(bk1紹介文)
俺にとってはやや難しそうな本だが、でも 気になる。
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2005年10月23日(日)
文豪Tシャツ
文豪Tシャツなるものが発売されています。
第一弾は植草甚一氏。表が植草氏の顔のプリント、裏は植草氏の年表らしい。世田谷文学館のオリジナルグッズとのこと。
・世田谷文学館:http://www.setabun.or.jp/
・Tシャツ紹介(画像あり):http://www.setabun.or.jp/publish.htm#goods
植草氏は、ちょっと「文豪」という雰囲気ではないが、デザインはなかなかよいです。チェ・ゲバラのTシャツみたいに、「よく分からないけれどデザインとしていいからみんな着る」ようになったら面白いね。
今後もシリーズが続いたら面白いなあ。「幸田露伴Tシャツ」なんて、インパクトありそうだなあ。「幸田露伴」の文字もプリントされているとなおいい。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
三冊同時進行で読んでいます。
・角田 光代著『これからはあるくのだ』(2003.9,文芸春秋)
作家角田光代氏のエッセイ。
角田さんの、ほのぼのした感じ、ややずっこけた感じと、実は芯が強くて、頑固そうな感じの両方を感じる。
ユーモラスなんだけれど、うかつに笑うとすごい怖い顔でにらまれそうな、そんな人のように思える。
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・山崎 武也著『「週末」の愉しみ方』(1997.4,三笠書房)
「金曜日の夜からはじまる、自分のための知的時間。有意義な週末を過ごすにはどうしたらよいか。創造的で、刺激に満ちた遊び方・勉強術・交際術を紹介。人生の愉しみを発見するためのヒント」(bk1紹介文)
週末に限らず、過ごす上で参考になりそうな話が多い。例えば下のような話。
「近くにある場所は、いつでも訪ねていけると思っているから行かない。時間と金を使って遠くに行ってみるのもよいが、身近な場所にゆっくり時間をかけて行ってみるのも、一興である」(p.89)
「情報については入手先を限定して、そこからの情報だけに限り、それ以外は拒否するのが賢明だ」(p.116)
→これ、インターネットの普及に伴い、ますます大事になると思う。
「実際には経験していないことに出合ったときでも、読書を通しての疑似体験があれば、適切な対応ができる」(p.130)
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・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。
今日は読むのは休み。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・スタジオダンク編・著『サッカーでメシが食えるか? サッカーのお仕事大紹介』(2005.6,ノースランド出版)
「Jリーガー、J1監督、サッカー雑誌編集、試合運営スタッフ、サッカー観戦ツアー代理店、サッカーバー経営…。熱意でサッカーの仕事に就くことになった人と、その仕事内容を紹介。心からサッカーを愛する人に贈る一冊」(bk1紹介文)
自分が好きなものについて、「それでメシが食えるか」と考えてみるのは大切だと思う。そして同時に「それでメシが食っていく覚悟があるか」って考えると、自分の本気度が計れるだろうなあ。
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2005年10月24日(月)
ドクター中松にノーベル賞。『イグ・ノーベル賞』だけど。
「イグ・ノーベル賞」とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」(日本語版Wikipediaより)に対し与えられる賞。ある意味で、人々の科学への興味を呼ぶ、という点も評価されている。
ドクター中松が、その『イグ・ノーベル賞』2005年の栄養学部門を受賞した。
受賞の対象となったのは、35年間毎日食事の写真を撮り、食生活と長寿に関する新しい理論を考案した研究。
俺はドクター中松はほとんど信用していません。下のHOTWIRED JAPANの記事によると、「毎食ごとに玄米を食べれば、144歳まで生きることも可能」なんて言っているらしいし。
ただ、この方の自分自身に対するゆるぎない自信というのは、純粋にすごいと思う。それがある場面では非常な迷惑にもなりかねないのだが。
(参考)
・日本語版Wikipedia>イグノーベル賞
http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%8E%E3
%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E
・HOTWIRED JAPANより、2005年イグ・ノーベル賞についての記事
http://hotwired.goo.ne.jp/
news/culture/story/20051011204.html
・マーク・エイブラハムズ著 / 福嶋 俊造訳『イグ・ノーベル賞』(2004.3,阪急コミュニケーションズ)
「イグ・ノーベル賞とは、世間を(1)笑わせるか(2)考えさせた人に贈られる、いわゆる「裏・ノーベル賞」。授賞式はハーバード大学で行われる。思春期における「鼻クソほり」の研究、バウリンガルなど歴代受賞研究を大公開」(bk1紹介文)
・マーク・エイブラハムズ著 / 福嶋 俊造訳『もっと!イグ・ノーベル賞』(2005.8,ランダムハウス講談社)
「常人の理解を超えたアナーキーな研究、唯一無二の刺激的な業績が、まだまだあった! ニワトリが見た目の美しさで人間を選ぶことの実証、シャワーカーテンはなぜ内側に膨らむのかという研究などを一気に紹介。」(bk1紹介文)
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
三冊同時進行で読んでいます。
・角田 光代著『これからはあるくのだ』(2003.9,文芸春秋)
作家角田光代氏のエッセイ。
「十数年後の『ケンビシ』」(p.39)が、なんとも言えず面白かった。
大学一年生の頃、演劇サークルに所属していた角田さんは、他の劇団の公演のお祝い用のお酒のお使いに行った。
先輩からケンビシにするようにと言われた角田さん、酒屋で一本のお酒を選んで「これケンビシにして下さい」(p.40)と言ったそうな。
それから十数年後にケンビシの謎が解ける、という話。文庫本で二ページちょっとなの長さのだが、なんとも味わい深い。
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・山崎 武也著『「週末」の愉しみ方』(1997.4,三笠書房)
「金曜日の夜からはじまる、自分のための知的時間。有意義な週末を過ごすにはどうしたらよいか。創造的で、刺激に満ちた遊び方・勉強術・交際術を紹介。人生の愉しみを発見するためのヒント」(bk1紹介文)
毎日会っている人であっても、同じ状況で会うことはない、という「近しい仲だからこそ絶対必要な”一期一会”の姿勢」(pp.172-173)は、肝に銘じないと。
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・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・浜村 弘一『浜村通信 ゲーム業界を読み解く』(2005.9,エンターブレイン)
「注目されにくいけど、遊べば絶対におもしろい! そんな埋もれた名作にスポットをあてる。ゲームに関する事件や出来事を含め、様々な角度からとらえた、広くて深いゲームの世界の魅力を紹介」(bk1紹介文)
雑誌『ファミ通』に連載されているコラムをまとめた本。
浜村弘一氏は、俺が小学生くらいの頃から『ファミ通』の編集者で、今は株式会社エンターブレインの社長。
俺は『ファミ通』およびその他のほとんどのゲーム雑誌を読まなくなってもう5〜6年経ちます。でも、この人のゲームへの考え方というのは 気になる。
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2005年10月25日(火)
神保町に行くも、『彷書月刊』見つからず。
会社帰りに、神保町へ行ってきました。探していたのは今日発売予定の雑誌『彷書月刊』11月号。第五回古本小説大賞の結果が発表されるはずの号。
まあ、俺の応募した作品は入賞していないとは思うのですが、ひょっとしたらとも思ったのです。
しかし、三省堂書店、神保町古書モール、書泉グランデなど見てまわるも、発見できず。
三省堂では案内係の人に尋ね、「いつもなら入荷したらここに並べるんですがねえ」という場所をふたりで見るも、なし。
先月号が休刊しているということもあり、心配になる。古本小説大賞云々を抜きにして。
色々とブログを検索したりネットを検索したりしましたが、情報は発見できず。また明日検索して、書店でも探してみよう。
今日はなんだか疲れて、神保町で色々買い物する気分にもなれず、「キッチン南海」でしょうが焼きとチキンカツの定食を食べてそのまま帰ってくる。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
1959年から1969年にかけて雑誌『宝石』に連載された、翻訳ミステリー(SFなども一部含む)の書評エッセイ。
俺は正直言って、あまり小林氏の文章は好きではなくて、これまでに読んだのも新潮文庫版の『世界の喜劇人』と、下の本くらい。小説にしろ映画にしろ、なんとなく作った人間よりもそれを読んだり見たりしている自分の方が偉いという印象を受ける。
この本でも、翻訳者や出版社に色々と文句をつけている。だがしかし、この程度ならまだ我慢できるレベルだし、なにより当時のミステリーの状況をリアルタイムで経験した人の証言として面白い。
・小林 信彦著『天才伝説横山やすし』(2001.1,文芸春秋)
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・角田 光代著『これからはあるくのだ』(2003.9,文芸春秋)
作家角田光代氏のエッセイ。
今日は読むのは休み。
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●読み終えた本
・山崎 武也著『「週末」の愉しみ方』(1997.4,三笠書房)
「金曜日の夜からはじまる、自分のための知的時間。有意義な週末を過ごすにはどうしたらよいか。創造的で、刺激に満ちた遊び方・勉強術・交際術を紹介。人生の愉しみを発見するためのヒント」(bk1紹介文)
当時の時点では、時代を先取りしている話もある。
「夜間に開いている美術館がないのは、不思議である。大都会のまっただ中にある美術館であれば、夜間でも大勢の人が訪れるのではないか」(p.212)
いまでこそ、六本木ヒルズの森美術館館(火曜を除き22:00まで開館)をはじめ、夜も開いている美術館もちらほらと出て来たが、当時はまだまだそうした例も少なかった。
先見の明があるといえるのではなかろうか。
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・初見健一『まだある。』(2005.7.1,大空ポケット文庫)
1960年代〜70年代に発売されたお菓子やインスタント食品の中から、今でも購入できるものを紹介した本。
この本は面白かった。商品の写真もすべて入っているし、発売年・商品が欲しい際の連絡先などのデータも記載されている。商品についての文章も、短いながらまとまっている。
しかしとにかく、登場する商品が懐かしい。1960〜70年代の商品が中心だが、戦前のものから年代順に並んでいるので、年齢に応じて懐かしむことが出来るだろう。
ブルボンのスナック「ピッカラ」なんて、昔は食べたけれどすっかり忘れていた。それだけに「うおーなつかしー」と思ってしまった。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・平林 靖敏著『東京まちかど伝説』(2005.9,岩波書店)
「東京の写真は、いつもどこか懐かしい。北品川、滝野川、日本堤、向島、佃、谷中、根津、本郷…。めぐる季節とともに撮って歩き、歩いて撮った正方形のモノクロ写真を176枚掲載。巻末に、作家・森まゆみとの対談を付す」(bk1の紹介文)
なんとなく、表紙に載っている写真を見るだけでも面白そうな気がする。 気になる。
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2005年10月26日(水)
『彷書月刊』を読んで古本小説について反省する
昨日入手できなかった『彷書月刊』ですが、無事購入しました。
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ということで、本日の、
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●買った本
【新刊】
●自由が丘 東京書房にて
・雑誌『彷書月刊 2005年10・11月号』(彷徨舎)
特集は「大正抒情イマジュリィのデザイン・シーン」。
「第五回古本小説大賞」の結果も掲載されています。
「古本小説大賞」、俺の応募した作品は、箸にも棒にもかかっていませんでした。
選考委員の三氏(出久根達郎・坪内祐三・河内紀)の選考会を読むと、最終選考に残った六編でも「本への熱烈な愛着を、今回は六編ともに感じない」(出久根氏)とのこと。さらに「今回はおしなべて完成度が低い」(出久根氏)とも。
そこから話は賞の位置付けに移り、「古本と関係を持っているならそれをそのまま書けばいいんですよ」(河内氏)、「古本をいかに楽しんであいるかということを書いてくれればいいんです」(出久根氏)と、以降の応募者への提言が続く。
なるほど。俺はたしかに、「古本小説」の「小説」の部分にこだわっていました。これは、普段気になる特集がある時くらいしか『彷書月刊』を読んでいない俺の勉強不足でした。下駄履きでプロ野球の入団テストを受けに行くようなものでした。反省。
来年もしも募集があれば、またチャレンジしようと思います。
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・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社)
主な特集は下記のとおり。
・「ここがヘンだよ! 第一回」(ドラマ第一回批評)
・映画『あぶない刑事』:館ひろし・柴田恭兵インタビュー
・映画『仮面ライダー THE FIRST』
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●読んでいる本
・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
今日は上の雑誌を読んでいて休み。
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・角田 光代著『これからはあるくのだ』(2003.9,文芸春秋)
作家角田光代氏のエッセイ。
「バッグのなかの」(pp.79-82)もまた、興味深い話だった。
「女の人はかならず、バッグのなかに小さなバッグを持っている。風呂に入るときや洗面所に入るとき、それを持っていくのである」(p.79)という文章が初めにあり、角田氏が色々と想像をする。
角田氏は小さいバッグは持たないため、一体何を入れているのか疑問に思い、しかし「女同士だから遠慮はいらないはずなのに、なぜか私はいつも、その中身を見せて、と頼めないで何年も過ごしてきた」(p.80)という。
そして。友達の六歳になる娘さんが、バッグの中にバックを持っているのを知り、角田氏は中を見せてもらう。そして、最後に角田氏が質問する。
「ねえ、なんでバッグのなかにもうひとつバッグ入れるのさ?」(p.82)と。それに対する六歳の女の子の答えが、味わい深かった。
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●読み終えた本
・なし
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●気になる本
・パオロ・ロッシ:著・片野 道郎:訳『セリエAに挑んだ男たち』(2005.9,朝日新聞社)
「世界最高峰のリーグに敢然と挑戦した5人の日本人選手。イタリア人ジャーナリストが辿ったその栄光と苦闘の記録。日本のマスコミ報道からはおそらく見えてこなかった日本とイタリアの「温度差」も、期せずして浮き彫りにする」(bk1の紹介文)
5人とは、三浦知良・中田英寿・名波浩・中村俊輔・柳沢敦。彼らがイタリアのメディアにどう見られていた(いる)かは、 気になる。
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2005年10月27日(木)
いよいよ「神田古本まつり」、「神保町ブックフェスティバル」開催
明日10月28日から11月3日まで、「第46回 東京名物 神田古本まつり」が開催されます。
これは普段あまり神保町に行かない人のための催しかな、とも思うのですが、やはり気になります。
詳しい内容は神田神保町オフィシャルサイト「BOOK TOWN JINBOU」でどうぞ。
・BOOK TOWN JINBOU
http://jimbou.info/index.html
「BOOK TOWN JINBOU」というサイト、これまで知らなかったのですが、自分でオリジナルの地図を作って印刷できたり、各古書店で3,000円で買った本を紹介していたりと、なかなか面白いです。
ちなみに10月25日の夜に撮影した、神保町交差点の写真は下記のとおり。既に準備万端という感じです。
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●読んでいる本
・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
最近ミステリー、特に翻訳ものを読んでいない。この本を読んでいると、久々にミステリーが読みたくなるなあ。
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●読み終えた本
・角田 光代著『これからはあるくのだ』(2003.9,文芸春秋)
作家角田光代氏のエッセイ。
「盗み聞く」(p.90)という、タイトルどおりの話が面白かった。
とある店に松坂牛のしゃぶしゃぶを食べに行った角田氏と友人。肉を待つうち、近くの席で若い女性と「渋みがかった低い男の声」(p.91)を聞き、「若いむすめさんがさびしいさえない中年男と食事をともにしたりもっとべつのことをしたりして金品をいただくという、例の、あれではないか」(p.91)と思う。
この想像力、すごい。
そして角田氏と友人は「耳にのみ神経を集中して片っ端から肉を食べ野菜を食べ、ぐいぐいと酒を飲んだ」(p.92)りする。
結末はこの本を読んでいただきたいが、最後の一文に思わずふき出してしまった。
「そしてめったに食べることのできない松坂牛をきちんと味わうことなく食べ尽くしてしまったことを悔やんだ」(p.94)。
そうかあ、やっぱり肉のことは悔やんだいたんだなあ。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・アンジャッシュ『ザッツ「アンジャッシュ」メント』(2005.9,講談社)
「業界初の全ページ写真付きコント台本集! 最初で最後の笑劇の一冊。各コントについて「アンジャッシュ」のコメントも収録」(bk1の紹介文)
「全ページ写真付きコント台本集」って、写真でつくる漫画というか、フィルムブックというか、そんな感じかね。 気になる。なあ。
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2005年10月28日(金)
ゲームのCD、特典DVDは大山のぶ代さんのスーパーテクニック
12月21日、ゲームミュージックのCD-BOXが発売されます。
・『GAME SOUND LEGEND SERIES LEGEND OF GAME MUSIC
2 ~PLATINUM BOX~』
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
下の記事によると、CD8枚と特典DVD2枚のセット。Amazonの紹介文とは異なりますが、おそらく記事の情報が最新でしょう。収録されている曲も一部公開されています。
MYCOM PC WEB
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/10/24/018.html
そして特典DVDは、上級者のゲームプレイの映像集らしい。そこに、大山のぶ代さんの「アルカノイド」の映像が収録される。「アルカノイド」とは、ブロック崩しのゲームです。
ファンには有名な話だが、大山のぶ代さんはとにかく「アルカノイド」がうまいらしい。俺もニュース記事では読んだことがあるのだが、映像は見たことがない。これは気になるねえ。
ちなみに、”LEGEND OF GAME MUSIC”の第一弾は今年三月に販売され、即完売していました。しかし、Amazonの商品ページを見ると、12月に再販されるようです。
・『レジェンド オブ ゲームミュージック ~プレミアムボックス~』
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・山本 昌邦『山本昌邦備忘録』(2004.6,講談社)
1998年から2002年まで、フィリップ・トルシエ監督の下、サッカー日本代表コーチを務めた著者による、当時の記録。
この本を読むと、トルシエ監督の力量にはかなり疑問符がつくことが分かる。にもかかわらず、またはそれゆえに、この間の日本代表は実力をつけ、結局ワールドカップでベスト16という結果を残すことが出来た。
本当にすぐそばにいた山本氏だからこそ書けた本という気がする。
しかし、トルシエは人間としては面白いかもしれないが、監督としては不可解なところも多かったようだ。
練習中に選手に怒鳴り、グラウンドを罰走させるが、練習集中させると走らせたことを忘れてしまうとか、練習メニューが急に変わるとか(pp.23-24)。
このあたりはまだ理解できなくもないが、2000年のアジアカップ準決勝、対イラク戦での同点ゴールを「お前ら、見たか。よく覚えておけ、イッツ・マイ・ゴールだ!」(p.120)と叫んだとか、2002年のワールドカップ、初戦ベルギー戦を引き分けた際、山本氏に「日本人に本当のサッカーを今、オレが教えてやったんだ」(p.258)と言ったことなどは、やはり相当不可解である。
だが、監督がトルシエだったからこそ、選手が予想外に成長したということもあるようだ。この辺の話は後日。
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・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
上の本を読みはじめたので、いったん休み。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・福永 良子編・著『脳と心が若返る昭和なつかしクロスワード』(2005.10,草思社)
「「ヒントと答えで鮮やかによみがえる、あの人、あの歌、あの事件。記憶を呼び覚まして、心と脳を活性化する。昭和がテーマの33本」」(bk1の紹介文)
懐かしネタとクロスワードの組み合わせというのは、なかなか斬新ではなかろうか。 気になる。
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2005年10月29日(土)
「ジョンカビラの熱況ゴールボイス」なんです! すごいんです!
ちょっと面白そうなおもちゃを見つけましたよ。
ジョンカビラの熱況ゴールボイス
(Amazon.co.jpの紹介ページ)
ジョン・カビラ氏は、J-WAVEのDJ(番組ナビゲーター)として知られていますが、最近ではサッカー関係の仕事の方が有名かもしれない。この商品も、サッカーにちなんだものです。
真ん中にあるサッカーボール型のボタンと、その手前にある二つのボタンを押す組み合わせで、カビラ氏のメッセージが流れる。Amazonの紹介によれば、 「すばらしい!!」「おいおいおーい!!」「意図が全然わかりません!」などが聞けるらしい。
ボールだけを押すと、「ゴー」という声が続き、話すと「ル!」で終わる。 「ゴーーーーール!」と伸ばすのも思いのまま。
「面白そうだけれど、どこで使うんだ?」とお思いの方もいらしゃるでしょうが、テレビの中継を見ながら使うと面白いと思う。
特に、最近のサッカー日本代表の試合を中継している某局は、実況・解説ともイマイチですから、音声を絞ってこれを使うと楽しいかもしれない。
それから、弟の川平慈英氏のバージョンも出たら面白いなあ。 「いいんですか!?」、「いいんです!」が再現できそう。
【参考】
・メーカー「イワヤ」の商品紹介ページ
http://www.iwaya.co.jp/Fnew/11goal.html
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・山本 昌邦『山本昌邦備忘録』(2004.6,講談社)
1998年から2002年まで、フィリップ・トルシエ監督の下、サッカー日本代表コーチを務めた著者による、当時の記録。
一気に読み終えてしまった。まずは昨日の最後に書いた「監督がトルシエだったからこそ、選手が予想外に成長した」という話を。
シドニーオリンピックのチームの頃から、選手がトルシエに萎縮しなくなったらしい。「『これは聞いておくべきこと』『これは聞き流してもかまわないこと』という選別ができるようになった」(p.96)という。
そして戦術についても、あくまでトルシエの戦術をベースにしながら、臨機応変に応用をしていくようになった。
それが結実したのが、2002年ワールドカップでのロシア戦だった。ディフェンスラインを高く保つことに固執したトルシエに対し、選手は状況に応じて引いて守ることも取り入れた。そして、ワールドカップ初勝利をもぎ取った。
自らのシンプルな戦術と、試合の結果にこだわるトルシエだったからこそ、これが可能だったのではないか。ベースは監督の考えを守り、必要なところは自分たちで判断し、最終的には結果を出す。そういうチームが、2002年のワールドカップのチームだった。
ワールドカップの様子は、今この本を読んでもドキドキする。あれだけの感動する試合を、日本国内で行ったということが、今でも思い出される。
でも、決勝トーナメント一回戦、対トルコ戦で勝てなかったことが、トルシエの限界(先発メンバーの変更や、選手交代の失敗)であり、それを上回ることの出来なかった当時の日本代表の限界(ピッチに送り出されるメンバーの問題を解決するのは並みのことではなかろうが)だったのだと思う。
ドイツではどんな試合が見られるのだろうか。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・倉島 保美著『世界一わかりやすいPowerPoint』(2005.10,講談社)
「実際に操作しながらPowerPointの使い方を学習できる解説書。「操作編」と「極意編」とに分けて詳しく説明する。CD−ROM収録の独習ソフト「コースウェア」と書籍で、PowerPointがマスターできる」(bk1の紹介文)
Power Point(パワーポイント)は、俺は資料作りのために独学でちょっとかじったくらいなんだよなあ。改めて勉強したいという思いもあるので、この本は 気になる。
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2005年10月30日(日)
西が丘競技場にて、Lリーグベレーザ対マリーゼ戦を見る
久々にスタジアムでサッカーを見てきました。
2005年Lリーグ(なでしこリーグ)のベレーザ対マリーゼの一戦。
試合は後半にゴール前の混戦から沢選手が、後半ロスタイムにPKで大野選手が、それぞれゴールを決めて、2-0でベレーザが勝利。これでベレーザは今期リーグ戦優勝となりました。
パスをつなぐベレーザと、カウンターを狙うマリーゼの見ごたえのあるゲームだった。
日本代表の選手は、やっぱりうまかった。特にFW陣の中で、ベレーザの荒川選手とマリーゼの丸山選手のキープ・ドリブルはすごかった。
またスタジアムへ見に行きたい。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・『2005 Lリーグ公式プログラム』
Lリーグって入場無料なんです。
だから、せめてグッズなどを購入して運営に貢献したいと思う。
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●気になる本
・大野 誠著『自宅入院ダイエット』(2005.10,集英社)
「糖尿病、高血圧、高脂血症など、生活習慣病対策の決定打は「宅配治療食」! 中高年男女の豊富な事例をもとに、肥満治療の権威が、ノウハウをやさしくわかりやすく解説」(bk1の紹介文)
俺も結構な体重なので、気をつけたいと思っている。
そんなわけでこの本、 気になる。
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2005年10月31日(月)
ぜんじろうさん×明和電機土佐社長のトークライブ!
ぜんじろうさんのトークライブが行われます。
ゲストは明和電機の土佐信道社長。
個人的にはちょっと意外な組み合わせなので、どんな話になるのか気になる。前売券も買ったので、行ってきます。
日程:11月4日(金)
時間:開場19:30 開始20:00 終了21:30
場所:世田谷ものづくり学校 2年A組(IID 3F)
会場自体も、廃校になった学校を再利用して、ギャラリーや事務所が入っている建物らしい。これも興味深い。場所は池尻大橋と三軒茶屋の間くらいのようです。
【参考】
・世田谷ものづくり学校
http://www.r-school.net/index.shtml
・世田谷ものづくり学校>イベント紹介>ぜんじろうの教室
http://www.r-school.net/cld/archives/2005/11/post_63.html
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・小林信彦『地獄の読書録』(1989年,ちくま文庫)
この本を読んでいると、久々に翻訳もののミステリーやSFが読みたくなる。
今となっては有名な作品や作者の登場時に、注目していることもさすがと感じさせられる。
それは例えば アイラ・レヴィン『ローズマリーの赤ちゃん』だったり、 ギャビン・ライアル『深夜プラス1』だったりするわけです。
俺は実は上の二冊は未読なのだが、やっぱり小林氏の紹介文を読むと読んでみたくなってくる。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・西川 浩幸著『僕はいつでもここにいます。』(2005.9,エビデンスコーポレーション情報センター出版局)
「演劇劇団キャラメルボックスの看板役者・西川浩幸。数々の公演エピソード、日々の悩み、感動、劇団員たちとの日常などを折りこみ、彼一流のユーモアと愛を語る。上川隆也との対談、楽しくお芝居をするためのヒントも収録」(bk1の紹介文)
キャラメルボックスの公演は、テレビで録画中継を見たことしかないのだが、西川氏は存在感がある。
どういう人なのか、詳しいことを知りたいので、この本は 気になる。
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