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木の葉燃朗の読房より愛を込めて

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2005年7月


2005年7月1日(金)
やや回復

 ようやく風邪も回復しかけています。
 しかし、薬の効果か、やけに眠いです。明日も仕事なので、今日は早めに寝ます。

 6月26日に行った愛・地球博の写真を掲載していきましょうかね。

 名古屋駅からのシャトルバスに乗っていきました。道中寝ていることもできて、快適だった。
万博行き

 予定通り到着し、東ゲートで入場を待っています。午前9:30くらいですが、すでに結構な人出です。
東ゲート01

東ゲート02

 荷物検査も無事に通過し、会場内へ。パビリオンへ向かう途中、北ゲートの入場待ちの様子が見えました。こちらもすごい人。
北ゲートを臨む

 そして、企業パビリオンが集まるゾーンへ。「おお、万博に来た!」という気持ちになり、わくわくする。
愛・地球博会場の様子
 この、「広大な会場に多数の人が集う」場面に立ち会いたかったんだ。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・植草甚一『植草甚一の散歩誌』(1994年,晶文社)
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●読み終えた本
・泉 麻人『通勤快毒』(2004.7,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:通勤快毒

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・南伸坊『単なる冗談』(1994年,ちくま文庫)
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・泉 麻人『コラムダス』(1997.9,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:コラムダス

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・外山滋比古『知的創造のヒント』(1977年,講談社現代新書)
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●買った本
・なし
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●気になる本
・Minami Nakawada著 / atmosphere ltd.著『EXPO’70』(2005.6,ダイヤモンド社)
オンライン書店ビーケーワン:EXPO’70

「これが35年前の未来都市だ! 1970年に行われた日本万国博覧会は、日本人の2人に1人が訪れたという史上最大のEXPOだった。当時の写真を多用しその真実に迫る!」(bk1の紹介文)

 大阪万博の写真集。こっちの万博も気になる。
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●コラムは毎日更新していますので、以前の分は下の[ バックナンバー ]からどうぞ。



2005年7月2日(土)
読み終えた本についてまとめておきましょう

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。

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●読み終えた本
・泉 麻人『通勤快毒』(2004.7,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:通勤快毒

→1999年から2001年にかけて掲載されたコラムをまとめた本。
 比較的時評のような話が多い。

 新潮文庫の『マイブック』とか、ユニクロとか、「スターバックス」とか、今や定番になったものがはじめて登場した頃のことが書かれていて興味深い。しかし、2000年もすでに5年前なんだなあ。
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・南伸坊『単なる冗談』(1994年,ちくま文庫)
→1987年から1988年にかけて書かれたコラム集。
 これまた取り上げているのはその時々のニュース。ただし、「希望は無用なバカバカしい作文を書くこと」(p.12)で、「誰かに笑っていただくことにあった」(p.12)なので、あくまでニュースは題材で、話は伸坊流。

 10回クイズとか、ベン・ジョンソンとか、ロス疑惑とか、これもまた懐かしい。

 一方で、フィリピンの首狩り族を取材に行って、彼らがGパンやワンピースを着るのに驚きつつも、「日本人が首狩り族には首狩り族らしくしてほしいと思うのは、アメリカ人が何故日本人はキモノを着ない!? とつめよるようなもの」(p.152)と考えるところなど、興味深い。
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・泉 麻人『コラムダス』(1997.9,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:コラムダス

→この本は、幅広い時期に書かれたコラムを集め、辞書形式で並べたもの。
 1985年から1995年あたりのあれこれについて書かれていて、これまた懐かしい。
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・外山滋比古『知的創造のヒント』(1977年,講談社現代新書)
→「10 メモ」、「11 ノート」のふたつの章が、実際にものを考える上で参考になりそうだった。

 ノートは「なるべく少なく、少なく、と心掛けて」(p.168)とるべきだ、とか、メモは備忘録よりもアイデアメモの方が後々役に立つとか。
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●読んでいる本
・植草甚一『植草甚一の散歩誌』(1994年,晶文社)
→「ぼくの散歩には自然の風景はどっちでもいいし、そのかわりに何か買う物が目に付かなければならない」(p.11)というスタンスは、俺も同じ考えだ。

 このエッセイを読んでいると、休みの日にぷらっと初めての街に買い物に行きたくなる。
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●買った本
・雑誌『ユーゲー 20号』(マイクロマガジン社・リンク先は出版社)
ユーゲー

→定期購読しているゲーム雑誌の最新号。
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●気になる本
・『マイキット150 復刻版』(2005.7.19,学研)
オンライン書店ビーケーワン:マイキット150 復刻版

「マイキットは、1960年代後半から1980年代にかけて、当時の科学少年少女たちの心を魅了した実験キットです。木箱におさまった数々の電子部品につながったスプリング式端子に、リード線をつなぎあわせていくと、簡単に電子回路を組むことができます。当時のテイストを残しながらも部分的な改良を行った復刻版です」(bk1の紹介文)

 本ではないのですが、bk1を見ていたら上のような商品が。これは気になる。
 下の電子ブロックも、復刻されて以来、ずっと気になってはいる。

・『学研電子ブロック EX−SYSTEM EX−150 復刻版』(2002.04,学研)
オンライン書店ビーケーワン:学研電子ブロック EX〓SYSTEM EX〓150 復刻版

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2005年7月3日(日)
雨降りだと、なんだか書店に行きたくなって。

 タイトルは、最近読んでいる・植草甚一『植草甚一の散歩誌』(1994年,晶文社)の影響です、きっと。

 一週間くらい本屋に行っていなかったので、やっぱりそわそわしてきて、帰りにJR上野駅に直結した明正堂書店アトレ上野店へ行ってくる。

 二冊買ってきました。
・恩田 陸『図書室の海』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:図書室の海

 気になっていた短編集を買ってくる。

・天野 ミチヒロ著『放送禁止映像大全』(2005.7,三才ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:放送禁止映像大全

→「「ウルトラセブン」第12話はなぜ封印されたのか? 存在が知られながらも決して見ることができない263の映像作品を紹介し、不適切とされている表現を時代背景とともに解説する」(bk1紹介文)

 下の本とも共通したテーマだが(下の本は未読)、映像作品に絞り、数多く紹介している。一作品あたりのページ数は二ページとやや少ないが、面白そう。

・安藤 健二『封印作品の謎』(2004.10,太田出版)
オンライン書店ビーケーワン:封印作品の謎

→「いまだに、存在のみ知られながら決して目にはできず、密かに語り継がれる作品がある。これらの物語はなぜ「封印」されてしまったのか? 戦後の特撮、マンガ、ゲームを中心に、関係者の証言から謎に迫る新世代ルポルタージュ」(bk1紹介文)

 それから、新潮文庫で
・糸井 重里 / 池谷 裕二『海馬』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:海馬

 が出ています。俺は単行本を読んだのだが、「脳自体は三〇歳や四〇歳を超えたほうがむしろ活発になる」とか、「達成感という快楽をいかに味わうかと言うと『目標は大きく』ではなく『目標は小 刻みに』を心掛けるほうがいまくいくようです」とか、色々面白い話があった。
 糸井・池谷の両氏の対談なので読みやすいし、未読の人はこの機会に読まれるのもいいのでは。

 今日読んでいたのは、下の雑誌。
・雑誌『ユーゲー 20号』(マイクロマガジン社・リンク先は出版社)
ユーゲー

 特集は、メーカー「日本ファルコム」と、「忍者ゲーム」。どちらも懐かしいゲームを中心に紹介している。
 久々に、ゲームやりたいなあ。
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2005年7月4日(月)
また少し、名古屋の万博の写真を

 掲載していきましょう。

 イエメン館の看板です。
万博_イエメン館01
万博_イエメン館02
 この手作り感、俺は好きだなあ。

 アフリカ共同館のナイジェリアブースで宣伝されていたハチミツです。
ナイジェリア館_ハチミツ
 味見もできるので、舐めてみました。
 ……薬っぽい味でした。体にはよさそうだった。

 多分コンゴブースだったと思います。
コンゴ館?_マスク
 インパクトのあるお顔で。
 これは王族用の「プヌマスク」というもので、子孫繁栄のお守りだそうです。家の中に飾っておくと、2年以内に子どもが授かると言われているそうです。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・天野 ミチヒロ著『放送禁止映像大全』(2005.7,三才ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:放送禁止映像大全

→「「ウルトラセブン」第12話はなぜ封印されたのか? 存在が知られながらも決して見ることができない263の映像作品を紹介し、不適切とされている表現を時代背景とともに解説する」(bk1紹介文)

 まだ「前書」を読んだだけだが、なんかわくわくするな。こういう本な。
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●読み終えた本
・植草甚一『植草甚一の散歩誌』(1994年,晶文社)
→東京を中心に歩いた文章、ニューヨーク滞在中の文章、入院していた際のあれこれをつづった文章の大きく分けてみっつの文章が掲載されている。

 俺は、ニューヨークの話はそれほど興味をそそられなかった。でも、東京の街中をぶらりと歩いて、どこかでなにかを買って買える様子というのは、憧れるなあ。

 それから、本筋とはあまり関係ないのだが興味深かった話をひとつ。
 入院していた時の給食に、「スコッチ卵」という献立があった。これが「金太郎飴を思い出させたが、伊達巻みたいなまんなかにハンバーグが詰め込んであった」(p.182)という。

 この「スコッチ卵」、「スコッチエッグ」のことだと思うけれど、スコッチエッグは真ん中にゆで卵があって、そのまわりにひき肉、更にパン粉をつけて揚げた料理だよねえ。卵とひき肉の位置が逆なのが、なんだか印象に残った。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・伊丹 十三『再び女たちよ!』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:再び女たちよ!


・伊丹 十三『日本世間噺大系』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:日本世間噺大系


 またまた新潮文庫で伊丹十三の本が復刊されています。気になる方はどうぞ。
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2005年7月5日(火)
岡崎武志氏の日記ブログを見つける

 古本に関する著作も多いライターさんの、岡崎武志氏の日記ブログを見つけました。

・okatakeの日記
http://d.hatena.ne.jp/okatake/

 以前は、古本に関する専門誌『彷書月刊』を刊行している彷徨舎のサイトに「均一小僧の古本購入日誌」として掲載されていたのだが、今年の3月末に「ブログに移すことにしました」とあって、「そういえば、ブログは開設されたのかなあ」と思って、検索などもしていたが、先日まで見つからなかったのであった。

 先日見つけて、最新の記事まで一気読みしてしまいました。

 やっぱり面白い。そして、古本が買いに行きたくなって、いてもたってもいられなくなる。

 明日天気がよかったら
 神保町へ行こうかな
 もちろん大きなカバンを持って
 古本買いに行くんだよ


 そんな詩をつくってしまうくらい、古本を買いに行きたくなる。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・天野 ミチヒロ著『放送禁止映像大全』(2005.7,三才ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:放送禁止映像大全

 八割くらい読み終える。面白い、この本は。

 紹介される作品ひとつひとつの紹介・解説は、やや短い。しかしその分紹介されている数は多い。
 再放送やビデオ・DVD化がされないのは、なにも作品中の表現に問題がある場合だけではない。

 例えば、1972年、『仮面ライダー』の裏番組として放送された”公開舞台劇”『突撃! ヒューマン!!』は、公開番組という性質上、ソフト化を考えた保存がなされなかったのだ。そしてこの番組には、キャンディーズとしてデビューする直前の田中好子も出演おり、ナレーターは山田康雄だったのである。

 ……いきなり『突撃! ヒューマン!!』の話を持ち出されて面食らった方も多いと思うが(そもそもほとんどの人は知らんだろう)、もう少し分かりやすい例を挙げると、「NHK少年ドラマシリーズ」の名作『タイムトラベラー』(1972年、原作は筒井康隆『時をかける少女』)も、原版がないのである。「当時は放送終了後の番組を保存するという概念がない」(p.89)のが普通だったそうだ。

 しかし『タイムトラベラー』は、最終話は今でも見ることができる。それは、当時の視聴者が録画したオープンリールが残っていたから。これを修正したのを、俺も「NHKアーカイブス」で見ました。

 しかし、1970年代前半のテレビの話を嬉々として書いている俺は、いったい何歳だ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし

 明日は雑誌「テレビブロス」を買います。
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●気になる本
・乙部 綾子著『ライブドア広報乙部綾子』(2005.7,双葉社)
オンライン書店ビーケーワン:ライブドア広報乙部綾子

「ホリエモン、ライブドア…こんなことまで書いちゃいました! ホリエモンを最もよく知る美人広報が渡り歩いてきた仕事や、そこから学んだ様々なこと、プライベートまでを語る。スペシャル写真集も収録」(bk1の紹介文)

 ごめんなさい。本当はそんなに気になるわけではありません。
 ただ、立ち読みして、「美人秘書」という文字に、「美人秘書……、……?」と思ったので。
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2005年7月6日(水)
やっぱり神保町に行きたくなって

 行ってきました。
 たぶん、古本屋街全体をぶらぶら歩いたのは二、三ヶ月ぶりくらいだと思う。

 靖国通りを九段下方面から歩くと、吉野家や専門学校が通り沿いにできていたり、ヴィレッジヴァンガードの近くに新しい古本屋(美術関係が中心)や、Tシャツ屋ができていたりと、色々と変わっていました。

 久々に神保町に行って色々買ってきたら、やっぱり元気になりました。
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ということで、本日の、
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●買った本
【新刊】
●三省堂書店 神田本店

・新沢としひこ・もとしたいづみ作/たごもりのりこ絵『なぞなぞごてん』(2005.7,鈴木出版)
オンライン書店ビーケーワン:なぞなぞごてん

→「1日1問、1年中なぞなぞ三昧。「どんなにどんなに食べたくても、昼や夜には食べられない。お姫様でも食べられない。はてなんざえもん?」 シナリオとペープサートの型紙つきで、お楽しみ会でも使えます」

・森村 泰昌『時を駆ける美術』(2005.7,光文社)
オンライン書店ビーケーワン:時を駆ける美術


●@ワンダー
・雑誌『彷書月刊 7月号』(彷徨社)
→特集は「このさき諸星大二郎一丁目』

●日本特価書籍
・尾辻 克彦『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:肌ざわり

 尾辻克彦は赤瀬川原平氏の別ペンネーム。

・山田 風太郎『あと千回の晩飯』(1997.4,朝日新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:あと千回の晩飯

→「いろいろな徴候から晩飯を食うのもあと千回くらいなもの」−飄々とした書き出しから始まり、独創と卓見にあふれる文章で死生観を語る。巧まざるユーモアと笑いと驚きに満ちた最新エッセイ集

【古本】
●@ワンダー

・『お笑いタレント事典』(1996.10,キネマ旬報社)
オンライン書店ビーケーワン:お笑いタレント事典

→「よゐこ・バカルディー・ホンジャマカ・浅草キッドなど最近TVで大活躍の人気の若手から、全く無名の若手まで、総勢309組を1冊に収録した1冊。業界初のお笑いタレント人名事典」

 1996年当時のマギー審司・原口あきまさ・はなわ・バナナマン・長井秀和・劇団ひとり(スープレックス時代)・前田健・カンニング・次長課長などの写真を見ることができる。貴重だ。面白い。

・串間 努『ザ・駄菓子百科事典』(2002.2,扶桑社)
オンライン書店ビーケーワン:ザ・駄菓子百科事典

→「酢昆布、あんず菓子、ライスチョコレート、ベビースターラーメン…。10円玉10枚で山盛り買えたあの頃。あのなつかしい駄菓子屋グッズに隠されたヒミツを、全国各地で徹底取材」

・山根一眞『スーパー書斎の仕事術』(1989年,文春文庫)

●一誠堂書店
・寺田 寅彦『柿の種』(1996.4,岩波書店)
オンライン書店ビーケーワン:柿の種

・内田百閨w東京日記 他六編』(1992年,岩波文庫)

・柏木 博『日用品の文化誌』(1999年,岩波新書)

・深川 英雄『キャッチフレーズの戦後史』(1991年,岩波新書)


 雑誌「テレビブロス」買い忘れました。
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●読んでいる本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
→昭和の東京に関するエッセイ・短編小説を選りすぐった本。

 まずは「職人・商人」ということで、自らの仕事に誇りを持つ人たちが紹介される。

 内田栄一「松本兼吉のこと」に出てくる、寿司屋の鮨飯炊きに打ち込んだ男性の話は、かっこよかった。
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●読み終えた本
・天野 ミチヒロ著『放送禁止映像大全』(2005.7,三才ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:放送禁止映像大全

→面白かったなあ。

 色々な事情で今では見ることもできない作品、一時期は見ることができなかったが、今はDVD化されている作品など、それぞれの事情が、作品の内容と同じくらい興味深い。
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●気になる本
・特になし
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2005年7月7日(木)
木の葉燃朗の万国食べある記(その1)

 中途半端にぽこぽこ掲載している「愛・地球博」レポートですが、ここらでまとめのレポートを載せて、コラムでの掲載は終了にしようと思います。

 そこで、今日明日お届けするのは、「木の葉燃朗の万国食べある記」
 会場内で食べた色々なものを写真とともに紹介します。

 そもそも、当日は予定よりも会場への出発が遅れてしまいまして。途中で飲食店もうまく見つけられず、コンビニエンスストアで買ったおにぎり一個を朝食に会場に到着したのであった。

 だから、会場内で色々食べ、飲んだのであった。

 まずは瀬戸会場で食べた「瀬戸焼」。
瀬戸焼
 肉や野菜を入れて焼いた分厚い目玉焼きのような食べ物です。おいしゅうございました。

 続いてドミニカ共和国館で食べた、「ドミニカ巻き(正式名称は忘れました)」。
ドミニカ共和国館
 ほうれん草を練りこんだ皮で、野菜やハムを巻いたもの。おいしゅうございました。

 それから、EXPOドームの近くの売店で買った抹茶ソフトクリーム。
抹茶ソフトクリーム
 スジャータでおなじみのめいらく製品とのこと。おいしゅうございました。

 続きは明日。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
 昭和の東京に関するエッセイ・短編小説を選りすぐった本。
 今日は読むのはお休みです。
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●読み終えた本
・天辰 むつ季『懐ゲーキャラ名鑑』(2004.3,キルタイムコミュニケーション)
オンライン書店ビーケーワン:懐ゲーキャラ名鑑

 タイトルどおり、懐かしいゲームにまつわる思い出マンガと、そのゲームのイメージイラストを掲載した本。

 ゲームの解説も載っていて、久々にゲームがやりたくなった。最近全然ゲームやってないなあ。
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●買った本
・雑誌「テレビブロス」(東京ニュース通信社・リンク先は出版社のサイト)
TVブロス

 特集は、
・ドラマ最終回批評
・映画『魁!!クロマティ高校』
・電気グルーヴ・スチャダラパー
 など。
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●気になる本
・Beretta P−05『渋谷道』(2005.6,雷鳥社)
オンライン書店ビーケーワン:渋谷道

「欲望渦巻く繁華街から、歩いているだけで眠くなる画一的な住宅街まで。120人の写真家たちが撮った渋谷区全番地、計2862。町の微笑みや無表情、活動、退屈…。思うがままに切り出した写真集」(bk1の紹介文)

 立ち読みしたのですが、このアイデアとそれを本当に実行してしまう行動力が気になる
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2005年7月8日(金)
今日も愛・地球博食べたものの話

 えーと、まず本編に入る前に。

 じゃん。
マンモスの牙
 俺もふつぞうさんと同じく、「マンモスの牙」は気になって写真に撮りました。

 「お気がるにお手にふれてください」。

 「お気がるにお手ふれてください」、だな。「お手に」って言われても、手はどこにもなくて牙だけだし。

 ちなみに質感は、木のようでもあり、なんだか不思議な感じでした。

 さて、昨日に引き続き愛・地球博の会場で食べたものの話です。

 アフリカ中央館そばの売店で買った「ラム肉のケバブ」。
ラム肉のケバブ
 羊肉を焼き鳥のように焼いたものです。なかなか歯ごたえがあり、一部「明日の朝まで噛んでいられるんじゃ」と思うくらいの歯ごたえのものもあり。その部分は途中で噛むのを断念しました。おいしゅうございました。

 マレーシア館で買った「ヤシの実のジュース」。
ヤシの実のジュース
 自然なほのかな甘みは、好き嫌いはありそうですが、俺はわりと好き。なお、実を持って帰って、割って、中身を食べることもできます。しかしさすがにヤシの実を持って新幹線に乗るのはためらわれたので、実は回収場所に置いてきました。おいしゅうございました。

 シンガポール館隣の売店で食べた「バナナフリッター」。
バナナフリッター
 スライスしたバナナに衣をつけて揚げたもの。衣のサクサク間とふにゃっとしたバナナの食感がなんとも。おいしゅうございました。

 明日は、コラムでの万博思い出話の最後として、「木の葉燃朗、愛・地球博の会場でもやっぱり古本を買う」をお送りします。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
 昭和の東京に関するエッセイ・短編小説を選りすぐった本。

 やや分厚い本だし、難しい内容かもしれないと思ったら、そんなことはなくて、とても面白い。

 作家吉村昭氏が、戦前・戦時中の浅草の喜劇の様子を描き、自殺直前の晩年の清水金一に出会う「喜劇役者の頭髪」なんて、面白いなあ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・小谷野 敦『帰ってきたもてない男』(2005.7,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:帰ってきたもてない男

「「もてない男」が、もっともてなくなって再登場! とくに今度は「男のセカンドヴァージン」「30代美人どもの高飛車ぶり」などの観点から、恋愛、結婚、負け犬、出会い系サイト、女性嫌悪等々の男女関連諸問題を斬ってゆく。 」(bk1の紹介文)

 下の本から6年を経ての続編です。その間に結婚し、離婚した小谷野氏。どんな話を書いているのか気になる

・小谷野 敦『もてない男』(1999年,ちくま新書)
もてない男

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2005年7月9日(土)
愛・地球博の会場でもやっぱり古本を買う、の巻

 コラムでの愛・地球博思い出話は本日でおしまい。最後は俺らしい、古本の話です。

 瀬戸会場から長久手会場に戻る際、バスを利用することにしました。
 長久手から瀬戸に行く際は、モリゾー・ゴンドラを利用したのですが、戻る際は混んでいたので、ふと「バスにするか」と思ったのです。

 で、バス乗り場の近くにポケットコンビというコンビニエンスストアがあるのを、たまたま発見しました。

 バス乗り場には行列ができていて、そろそろバスが来そうな様子だったのですが、「とりあえず、お茶でも買っておこう」と、これまたふらっと入ったのでした。

 そうしたら、「Re book」として、古本が置いてあるコーナーがあるではありませんか。品揃えは新しい本が多く、それほど大きな売り場が取られていたわけでもありませんが、やはりここでは一冊でも買いたいと思い、下の本を買いました。
・泉 麻人『通勤快毒』(2004.7,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:通勤快毒


 まあ、だからなんだと言われるとそれまでなんですが、我ながら自分らしい経験ができたかなと思います。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
 昭和の東京に関するエッセイ・短編小説を選りすぐった本。

 古本屋の話も出てきます。山田風太郎氏の「ある古本屋」(pp.70-73)も、味わい深い。
 本をかついで、色々な作家のもとへ行商をしていた古本屋がいたそうだ。山田氏が学生兼作家だった頃から、独立して家を持つまで、古本屋が病気で亡くなるまでずっと付き合いがあったらしい。

 下のようなやりとりなど、なんでもないようなことだが、面白い。
「ちょうど飯どきにやって来たので、ウナ丼を二つとったら、『いえ、わたしは一つで結構で』というから、『一つは僕のだ』と私がいって、彼が帰ってから笑い出した」(p.72)。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・イチロー/夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会:編 『夢をつかむイチロー262のメッセージ』(2005.3,ぴあ)
オンライン書店ビーケーワン:夢をつかむイチロー262のメッセージ

「イチローの言葉はどうしてこんなに心に響くのだろう。メジャーリーグ挑戦以後の発言を「精神と目標」「準備と訓練」「不安と逆風」「形と野球観」「技術と結果」の5部構成でまとめた、読めば勇気のわいてくる本」(bk1の紹介文)

 イチロー選手は、自分の目標を立てたり、考えを具体的に言葉にするのが上手い人だと思う。頭がいいんだろうなあ。気になる
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2005年7月10日(日)
久々に小説書いた

 詳しくはまた今度書きますが、この土日は久々に小説を書いていました。

 古本と古本屋の専門誌『彷書月刊』(公式サイト)を刊行する彷徨舎が主催する『第五回古本小説大賞』に応募しようと思いまして。

 一応最後まで書けたので、あとは誤字脱字などを確認し、郵送する予定です。

 経過は随時報告しますね。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
 昭和の東京に関するエッセイ・短編小説のアンソロジー。

 「遊び人」の章を読むと、浅草を縄張りにしていた巾着切り(スリ)やタカリ屋などについての文章もある。
 かつての浅草というのは、かなり猥雑な街だったんだなあと感じる。

 そういう、言ってしまえば犯罪者も含めて浅草の街が面白かったというのは、かつてのおおらかな時代を感じさせる。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・佐々木 守『ネオンサインと月光仮面』(2005.6,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:ネオンサインと月光仮面

「繁華街を中心に斬新な屋外広告を設置、銀座の夜を支配する男と呼ばれ、また「月光仮面」「隠密剣士」などあまたのヒーロー番組を制作した小林利雄。戦後を照らしたメディア界の風雲児の一代記を人気脚本家が描く」(bk1の紹介文)

 佐々木守氏は「ウルトラセブン」などの脚本で知られています。題名や内容紹介でも、本の全貌が分からず気になる
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2005年7月11日(月)
これを見ると夏という気が

 してきます。
夏の文庫フェア
 そうです、各出版社の「夏の文庫フェア」の小冊子。
 かれこれ10年くらい、毎年本屋でもらってきています。

 まだくわしい中身は読んでいないので、後日分析(そんな立派なもんじゃないけれど)していきます。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
 昭和の東京に関するエッセイ・短編小説のアンソロジー。

 「奇人怪人」の章(この分類もすごいけれど)には、蘆原将軍(を名乗り、病院に入院していた人)や、阿部定の話が出てくる。

 阿部定の話は、事件の予審調書の一部が掲載されていて、これは相当生々しい。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・いしい ひさいち『大阪100円生活 バイトくん通信』(2005.6,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:大阪100円生活

「バイトくんの生活が解き明かす、日本経済。バイトが本業でも大学には通う21世紀の大学生。ぼろアパートに住む3人組の小さな生活」(bk1の紹介文)

 知らないうちにこんな本が。気になる
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2005年7月12日(火)
トミカの専門店ができる時代

○トミー、初の「トミカ」専門店を東京駅にオープン(nikkeibp)
http://nikkeibp.jp/wcs/j/lifestyle/385582

 「トミカ」は、トミーが発売しているミニカーですね。
 しかし、「今年に入って、新たに大人向けの『TOMICA STYLE』という新ブランドを立ち上げ、生活雑貨やアパレル、ステーショナリーなどに展開している」(上記記事)というのは知らなかった。

 8月10日にオープンする「トミカショップ」でも「トミカブランドの日用品、アパレル、書籍などをそろえる」(上記記事)とのこと。ちょっとイメージが湧かなかったけれど、トミーのサイト(http://www.tomy.co.jp/)を見ると、商品のサンプルが掲載されていて、なかなか洗練されているデザイン。

 さらに「『プラレール』など他ブランドでの専門ショップ展開も目指す」(上記記事)とのこと。昔
からあるおもちゃのブランドって、親の世代も分かっているし、子どもに買う時の安心感があるのかも
しれませんね。

 ……訳知り風にまとめてしまいましたが。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
 昭和の東京に関するエッセイ・短編小説のアンソロジー。

 「文士・学者・画家」、「女たち」、「庶民」と分類された章を読んでいます。

 学生時代の古川緑波(ロッパ)が菊池寛にはじめて会った思い出を書いた「菊池先生の憶い出」(p.266-268)は、短いけれど面白い。

 古川緑波らしく、やっぱり食べ物と関連する話になる。菊池寛がスープ・カツレツ・ライスカレーを瞬く間に平らげたとか、古川緑波にはそれらの料理があまりにおいしくて、「その後数日間、何を食っても不味かった」(p.267)とか。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・笑芸人:編『落語ファン倶楽部 Vol.01』(2005.7,白夜書房)
オンライン書店ビーケーワン:落語ファン倶楽部 Vol.01

「落語ブームに火をつけたドラマ「タイガー&ドラゴン」完全まるわかり! さらに不動の人気を持続中の国民的演芸番組「笑点」40年史を徹底検証。落語界の「いま」がわかる。付属CDには三遊亭円楽の「笑芸巷談」ほかを収録」(bk1の紹介文)

 今落語関連の本はそれこそブームを当て込んで多数出版されていますが、この本は雑誌『笑芸人』編ですので、内容が充実しているのではなかろうかと思っている次第です。気になる
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2005年7月13日(水)
自分でドット絵をつくるおもちゃ。

 「ドット絵」というのは、ファミコンのキャラクターのようにカクカクした絵のこと。このドット絵を自分で作れるおもちゃが発売されました。それが「dot-s(ドッツ)」。

●dot-s(ドッツ)
http://www.dot-s.net/

 ボードにピンを差し込んで、絵を描くようになっています。
 
 ラインナップも、「スーパーマリオブラザーズ」、「パックマン」、「ディグダグ」、「スペースインベーダー」と、テレビゲームのキャラクター。

 ピンの組み合わせて、オリジナルのキャラクターもつくれるようです。ちょっと面白そう。

 イメージは下の画像のような感じ(リンク先はAmazon.co.jpです)。

ドッツ スーパーマリオ セットA
ドッツ スーパーマリオ セットA
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・山根一眞『スーパー書斎の仕事術』(1989年,文春文庫)

 文庫版でも15年前の本で、パソコンやワープロの話はさすがに時代を感じるが、参考になる部分は多い。

 有名な「山根式袋ファイル」の話も出てきます。
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●読み終えた本
・種村 季弘:編『東京百話 人の巻』(1987年,ちくま文庫)
 昭和の東京に関するエッセイ・短編小説のアンソロジー。

 最後の「庶民」の章まで、全部面白かった。

 昭和二十年代の終わりに武蔵野市にできた「グリーンパーク球場」の話を中心に、戦後の吉祥寺の様子を書いた片山健「わがまち・消えた野球場」とか、町内にいた肉屋の男性を書いた色川武大「善人ハム」とか、面白かったなあ。

 この『東京百話』は、「天の巻」、「地の巻」もあるので(いずれも品切れ)、探し出して読みたい。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・宇佐 和通『THE都市伝説 NEXT』(2005.5,新紀元社)
オンライン書店ビーケーワン:THE都市伝説 NEXT

「口裂け女、死体洗いのバイト、ダルマ女、ピアスの白い糸…。噂が噂を呼ぶ、あの都市伝説を徹底検証。巻頭に都市伝説名作ストーリーを掲載するほか、都市伝説スポット、本当の事件ファイルを収録。」(bk1の紹介文)

・宇佐 和通『THE都市伝説』(2004.12,新紀元社)
オンライン書店ビーケーワン:THE都市伝説

「友だちの友だちから聞いた話なんだけど…。人面犬、口裂け女、てけてけ、トイレの花子さん。子供のころにきいたあのコワイ話、彼らがもう一度、あなたに会いにくる!」(bk1の紹介文)

 都市伝説に関する本は色々とありますが、なんとなく俗っぽい感じがして気になる。著者は「うわさつう」かと思ったら、どうやら違うらしい。
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2005年7月14日(木)
日本語版「Googleマップ」、「Googleローカル」サービス開始

・Googleマップ
 http://maps.google.co.jp/
・Googleローカル
 http://local.google.co.jp/

 いずれもアメリカではサービスが行われていたのですが、このたび日本版のサービスが始まりましたので、早速使ってみました。

 「Googleマップ」では、地図をクリックし、マウスの動きにあわせてスクロールさせられる。これは、gooラボでも提供されているサービスなので、それほど珍しくないかもしれません。

 しかし、面白いのは航空写真を表示させて、これもぐるぐると動かせること。マップのページで「サテライト」をクリックすると、写真に切り替わります。
 これは面白いなあ。
 
 「Googleローカル」は、特定の地域の施設を探すサービス。「○○(地域)の××(施設)」という形式で入力して検索します。

 表示結果は「Googleマップ」とも連動しているので、結果の地図をぐるぐる動かして、周辺の地図を見たり、写真に表示を変更したりも出来ます。

 まだ試験提供なので、写真の表示がちょっと変だったり、動作が不安定だったりしますが、しばらく色々いじってみようと思います。

【参考】
●グーグル、地図情報サービスの日本版を提供開始(nikkeibp)
http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20050714/112815/
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
 明日からは
・尾辻 克彦『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:肌ざわり

 を読みます。
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●読み終えた本
・山根一眞『スーパー書斎の仕事術』(1989年,文春文庫)

 面白かったので一気に読んでしまいました。
 真似したくなる「仕事術」が結構あるなあ。

 「情報整理は50音順がベスト」(p.53)とか、仕事に使う資料は定型のフォーマットを作っておいた方がいいとか、ビデオテープになにを録画したかをすぐに確認するためのインデックスとか。
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●買った本
 注文していた本が届きました。
・佐々木 まこと写真:零 まどか:文『ぼく、となりのわんこ。』(2005.8,オークラ出版)
オンライン書店ビーケーワン:ぼく、となりのわんこ。

→「たまには、となりのわんことはなしてみよう。こころがほっこりできるから…。Webマガジン「日刊耳カキ」連載のコラム「屯田(名人)のモンゴリアンチョップな古狸」掲載の「わんこ」写真をまとめ単行本化」(bk1紹介文)

 屯田(名人)、買いましたぞえ。
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・いしい ひさいち『大阪100円生活』(2005.6,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:大阪100円生活

→「バイトくんの生活が解き明かす、日本経済。バイトが本業でも大学には通う21世紀の大学生。ぼろアパートに住む3人組の小さな生活」(bk1紹介文)

 四コママンガと、いしい氏のエッセイからなる本。
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●気になる本
・みうら じゅん『いやげ物』(2005.7,ちくま文庫)
オンライン書店ビーケーワン:いやげ物

「誰がこんなものを買うんだ? と常識を疑うような土産物を「いやげ物」と名付け、集めたコレクションの中から400点以上を一挙公開。変な栓抜きヘンヌキや妙な湯呑みユノミンなどネーミングも楽しい」(単行本時のbk1の紹介文)

 文庫化されるのは不思議でないが、ちくま文庫から出るというのが、趣がありますな。
 実は単行本も読んでいないので気になる
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2005年7月15日(金)
第133回芥川賞・直木賞決定

 第133回直木賞は朱川湊人『花まんま』、芥川賞は中村文則「土の中の子供」と決定しました。

 ……どちらも不勉強にして作家・作品とも存じ上げませんでしたが。

 ちなみに受賞作以外の候補作は下記のとおり。個人的には直木賞は恩田陸氏が受賞したらいいなあとは思っていたのです。ファンだし。

【直木賞候補】
絲山秋子『逃亡くそたわけ』
恩田 陸『ユージニア』
古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』
三浦しをん『むかしのはなし』
三崎亜記『となり町戦争』
森 絵都『いつかパラソルの下で』

【芥川賞候補】
伊藤たかみ「無花果カレーライス」
楠見朋彦「小鳥の母」
栗田有起「マルコの夢」
中島たい子「この人と結婚するかも」
樋ロ直哉「さよなら アメリ力」
松井雪子「恋蜘蛛」

【参考】
文芸春秋サイト
直木賞 http://www.bunshun.co.jp/award/naoki/index.htm
芥川賞 http://www.bunshun.co.jp/award/akutagawa/

オンライン書店bk1 芥川賞・直木賞候補作及び候補者の既刊作品
http://www.bk1.co.jp/contents/
booklist/0507_jushou.asp/p-garakuta57186

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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・尾辻 克彦『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:肌ざわり

 赤瀬川原平氏が尾辻克彦名義で発表した小説を集めた短編集。

 この間『父が消えた』を読んだときにも思ったが、「なんでもないことが書かれているのに、読むと非常に面白い」という不思議な魅力を持った小説。

 今日は「肌ざわり」と「虫の墓場」を読んだが、いずれも乱暴に内容を紹介してしまえば「床屋行く話」と「虫が目に入った話」である。

 しかし、それが非常に面白い。多分、赤瀬川氏自身の考えや空想や妄想が小説の中から感じられるのが面白いのだと思う。

【参考】
・尾辻 克彦『父が消えた』(2005.6,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:父が消えた

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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・阿部 珠樹『スタジアムの戦後史』(2005.7,平凡社)
オンライン書店ビーケーワン:スタジアムの戦後史

「戦後、スタジアムはどんな役割を果たしてきたのか。成り立ちやそこを舞台に繰り広げられた名勝負、引き起こされた反響を通して、スタジアムが映し出してきた時代の空気を探る」(単行本時のbk1の紹介文)

 どうやら、かつて東京都荒川区にあり、大毎オリオンズの本拠地だった東京スタジアムの話も出てくるようだ。ちょっと気になる
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2005年7月16日(土)
最近色々買っていまして

 最初に「さいきんいろいろかっていまして」で変換したら「細菌色々飼っていまして」になる俺のパソコンは大丈夫?

 そんな話は置いておいて。最近色々とCDやDVDを買いましたので、記録代わりに紹介します(リンク先はAmazon.co.jpになっています)。
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【CD+DVD】ディスクユニオンお茶の水駅前店にて
・PLASTICS『HARD COPY』(HIMTB-2015・MTCA-1022)
HARD COPY
 プラスチックスの結成25周年を記念したCDとDVD。
 CDは1979年、渋谷屋根裏でのライブ音源。多分、発表することを前提としていない録音だと思うので、音質は最良とはいえない。でも未発表曲も多数入っていて、わくわくした。「Copy」の歌詞違いの「Cash」なんて曲があったなんて!
 DVDは1981年年のアメリカツアーの映像。これは時間がなくてまだ未見。早く見たい!
 更に、当時の写真を編集したブックレットも同封されています。

 ちなみに、プラスチックスをあまり知らないけれど聞いてみたい方には、同時に発売された新ベストアルバム『Origato 25』(2005年,VICL-61710)もお薦めします。
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【CD】Amazon.co.jpより
コンピレーション『EBONY meets IVORY−10 Groovy Fingers on the Keyboard』(2005年,FADS-5001)
 ファースト・エイド・ネットワークというインディーズレーベルによる、キーボードミュージシャンのコンピレーション。カタカナが多い文章だ。
 俺が好きな倉橋ヨエコさんも一曲参加しています。
 キーボードといっても、エレクトロではなくジャズが多く収録されています。
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・エミリー・シモン『皇帝ペンギン(LA MARCHE DE L'EMPEREUR)』(2005年,UICO-1085)
 フランスのエレポップミュージシャンによる、映画『皇帝ペンギン』のサントラ。
 メロディアスというよりも、自身の声も含めて、色々な音のサンプリングが組み合わさった音楽。映画は予告編を観ただけですが、曲と映像はマッチしている気がする。
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【中古CD】ディスクユニオンお茶の水駅前店にて
・『YMO PERSONAL WORKS』(1996年,ALCA-5107/5108)
 細野・高橋・坂本の三氏のソロ作品を、二枚組みにまとめたCD。
 俺はやっぱり細野さんの曲が好きだなあ。
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【中古ビデオ】ディスクユニオンお茶の水駅前店にて
・YMO『ライヴ・アット・武道館』(1993年,ALVA-105)
 1980年12月27日、武道館でのライブを収録したもの。
 しかし、帰ってから確認したらこれ前に買ったDVDにすべて収録されている内容だった。がっくし。
 YMOのビデオやDVDも、持っているかどうかのリストをつくって、二重買いを防ごう。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・尾辻 克彦『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:肌ざわり

 赤瀬川原平氏が尾辻克彦名義で発表した小説を集めた短編集。

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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・植村 鞆音『直木三十五伝』(2005.6,文芸春秋)
オンライン書店ビーケーワン:直木三十五伝

「小心にして傲岸、寡黙にして雄弁、稀代の浪費家で借金王、女好きのプランメイカー。昭和初期の文壇に異彩を放った人気作家・直木三十五の全貌をあますところなく描く書下ろし評伝。「直木賞」創設70周年記念出版」(単行本時のbk1の紹介文)

 芥川賞は芥川龍之介の名を冠しています。じゃあ直木賞は?
 もちろん、直木三十五の名を冠しているわけです。ただ俺は、あまりこの作家のことを知らない。ペンネームを「直木三十一」から、毎年変えたエピソードなどは知っていますが。
 そんなわけで直木三十五の甥である著者のこの本、気になる
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2005年7月17日(日)
昨日は演劇とライブをハシゴしてきました

 もちろん、見る方ですけれど。

 7月16日、昼は銀座博品館劇場で演劇を見ました。スタジオクリエイトのダンスミュージカル「ALIVE!」。
 詳しくはスタジオのサイトにレポートを書くことになっているのですが、贔屓なしにいい舞台だったと思う。

 その後吉祥寺に移動し、夜は古本屋の古本すうさい堂プレゼンツのライブ「あんぷらぐど頂上対決」を見る。ギターの弾き語りによる皆迫力のある演奏のオンパレード。
 俺は音楽関連のボキャブラリーがないので、「激しいフォーク」と思っていたのですが、ジャンルとしては「アンプラグド・パンク」と呼ばれているそうです。
 ラストにはさそりこと舵芽衣子さんのシークレットライブもあり、がっつり楽しめました。

 長い一日だったが、充実していたなあ。今日6時起きで仕事はなかなか体にこたえたけれど。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・尾辻 克彦『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:肌ざわり

 赤瀬川原平氏が尾辻克彦名義で発表した小説を集めた短編集。

 「闇のヘルペス」と「シンメトリック」を読む。
 「闇のヘルペス」は、ヘルペスの出来た「私」が、天井裏に心配したり、病気について妄想を膨らませたりする話。「私」の妄想が、静かな不気味さを感じさせる。
 「シンメトリック」は、ごちそうさまは英語でなんと言うかを発端に、食事にまつわるシンメトリーを、「私」と娘の胡桃子が考える話。「夜中のお昼」だとか、父一人娘一人の家族は「!」みたいだとか、印象的なイメージがいくつも登場する。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
 昨日買った本を書いておきます。

・吉祥寺 古本すうさい堂にて
・MFペーパーバックス『こんなマンガがあったのか! 名作マンガの知られざる続編・外伝』(1999年,メディアファクトリー)
オンライン書店ビーケーワン:こんなマンガがあったのか!

「大メジャーマンガ作品の「後編が描かれなかった読み切り」や「雑誌連載と単行本のストーリーの違い」などほとんど知られていない意外なる穴場に注目し発掘したお宝の数々」bk1の紹介文)

・吉祥寺 藤井書店にて

・湯浅 健二サッカー監督という仕事 (2005年,新潮文庫)
オンライン書店ビーケーワン:サッカー監督という仕事

「人の心を動かす「指揮官の条件」とは何か。若い才能をどう生かすか、いかに心理戦を制するか…。緻密な試合分析も交え、チームをマネージするための「監督のやるべき仕事」を伝授する」(bk1単行本時の紹介文)
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●気になる本
林 新『よみがえる熱球−プロ野球70年』(2005年,集英社新書)
オンライン書店ビーケーワン:よみがえる熱球??プロ野球70年

「豪打、鉄腕、どこまでも青い空…。11話で綴る「伝説の男」たちがボール・パークで真剣に遊んだ日々の、日本プロ野球の素晴らしき物語。NHKで放送された同名番組の詳細な取材ノートが、本の中であざやかに甦る」(bk1の紹介文)

 すっごく気になるわけではありませんが、なんとなく気になる
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2005年7月18日(月)
また、『ちびくろさんぼ』の話

 前にこのコラムでこんなことを書きました。

2005年3月12日(土) 「ちびくろ・さんぼ」復刊で俺に生まれた疑問
 どうやら、岩波書店版には、「とらとバターの話」以外にもう一編、「ちびくろ・さんぼ」の話が収録されていたらしい。
 俺は今の今まで、「ちびくろ・さんぼ」といえば、「洋服などをトラにとられて、でも最後にトラがぐるぐる回ってバターになる話」だけだと思っていました。
 そうじゃない話、ご存知の方はいますか? ネットで調べても、この情報にはたどり着けないです。


 そうじゃない方の話が出版されるらしいです。
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ということで、本日の、
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●気になる本
・ヘレン・バンナーマン:文・岡部冬彦:絵・光吉夏弥:訳『ちびくろ・さんぼ 2』(2005.9,瑞雲舎)
オンライン書店ビーケーワン:ちびくろ・さんぼ 2

「ちびくろ・さんぼに、可愛い双子の弟ができた続編。岡部冬彦さんがフランク・ドビアスのデザイン化された絵を引き継ぎ、柔らかなタッチで瑞々しくサンボ兄弟を描いています。先に発売された「ちびくろ・さんぼ」と合わせ、岩波版完全復刻です」(bk1の紹介文)

 そんな話だったのか、気になる
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●読んでいる本
・尾辻 克彦『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:肌ざわり

 赤瀬川原平氏が尾辻克彦名義で発表した小説を集めた短編集。

 「私」と娘の胡桃子が、「私」の教える絵学校の生徒とともに遠足に行く「内部抗争」を読む。

 一番初めは夫婦や家族間の内部抗争の話、人間個体の内部抗争である自殺の話から始まり、まさか遠足の話とは思わなかった。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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2005年7月19日(火)
テレビの健康番組どおりに生きたら、

 病気になるんじゃないか?

○テレビの「ウソ」に要注意、氾濫する健康情報を鵜呑みにするな!(nikkeibp)
http://nikkeibp.jp/wcs/j/medi/385524

 健康に関するテレビ番組というと、俺はすぐにふたつ思い浮かびますが、どちらもなるべく見ないようにしています。

 上記記事の後半を読んでいただけると、テレビの健康番組をそのまま信じるのは、なかなか体に悪そうなことが分かります。

 こういう時は、物事をエスカレートさせて考えていくと変だということに気付く場合がありますね。

 例えば「○○を食べれば癌が治る」なら、「じゃあなんで医者が○○だけ食べ続けろと言わないのか」、「なんで○○を元にした薬をつくる製薬会社が出てこないのか」などなど、色々考えるとなんとなく変だと気付くでしょう。

 ちなみに、そこで「陰謀説」を持ち出すのは、なしにしましょう。「一部の限られた人が得をするために、その情報が秘密になっている」という話ですね。これは、なんでもかんでも自分の都合のいいように解釈する考え方ですから。

 あと、これは俺の個人的意見ですが、どんな食べ物でも毎日それしか食べなかったら、体の具合(もしくは気分)が悪くなると思います。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・森村 泰昌『時を駆ける美術』(2005.7,光文社知恵の森文庫)
オンライン書店ビーケーワン:時を駆ける美術

 美術について「知ることにあまり重点をおかず、それでも美術にわくわくできる別のルートはないものかと探り、これを具体的に書き表してみよう」(p.4)ということで書かれた本。

 例えばドラクロワの「民衆を導く自由の女神」の中央にいる人物が「戦時下なのにオッパイ丸出し」(p.22)だったり、左下に倒れている人物が「靴下とシャツだけ身につけて、下半身がスッポンポンなので、見るからにとても恥ずかしい」(p.22)なんて話が出てくる。

 そういう話ももちろん面白い。そして、それぞれの絵画も作者・制作年代などの基本データとともに掲載されているので、いわゆる教科書的な知識も知ろうと思えば知ることができる。

 なかなかうまくできた本だなあ。
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●読み終えた本
・尾辻 克彦『肌ざわり』(2005.5,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:肌ざわり

 赤瀬川原平氏が尾辻克彦名義で発表した小説を集めた短編集。

 毎年決まった時期に送られてくる生牡蠣と、それにまつわる思い出を書いた「牡蠣の季節」、「冷蔵庫」を読み終えて読了。

 どちらも、実際にあったエピソードが挿入されていたり、実在の人物をモデルにした人物が登場したりする。南伸坊氏らしき人物は分かりました。

 一方で、冷凍させたマッチを擦ったら雪がつくのではないかとか、「私」の背中が冷蔵庫の扉になったとか、幻想的な表現も登場し、なんだか読んでいて不思議な気分になる。

 同じ赤瀬川氏の「父が消えた」に続き、久々に小説を読んだが、面白かったなあ。

・尾辻 克彦『父が消えた』(2005.6,河出書房新社)
オンライン書店ビーケーワン:父が消えた

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●買った本
・なし

 明日は雑誌『テレビブロス』を買って、フリーペーパー『メトロミニッツ』をもらってきます。
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●気になる本
・一橋総合研究所『「身の丈起業」のすすめ』(2005.7,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:「身の丈起業」のすすめ

「それでも独立したい人へ贈る、「自分に合った仕事」へのAtoZ。よりリスクを減らすための起業前の準備から会社の成長に至るまで、心構えから人・物・金の具体的なノウハウを明示」(bk1の紹介文)

 一時期下の本などを読んで気分が盛り上がっていた俺ですが、最近は起業を推奨する動きにはちょっと懐疑的。
 それでも上のような本は、とりあえず気になる

・藤井 孝一『週末起業チュートリアル』(2004.5,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:週末起業チュートリアル

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2005年7月20日(水)
うーん、なな! なな!

 そんなATM。

・「777」で時間外手数料タダに 大垣共立銀ATM(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/update/0720/044.html

 営業時間外にATMで現金を引き出すと、画面にスロットが出るそうだ。

 「777」なら手数料(105円)が無料、ロゴがそろうと、店頭で現金1000円がもらえる。確率は、スリーセブンが10分の1、ロゴは500分の1程度の確率という。

 「なら時間外手数料無料にすればいいじゃん」と思う人もいるだろうが、俺はこのサービスはうまいと思う。
 時間外手数料無料は金融機関にとってのコストが大きすぎる。かといって地味なサービスでは話題にならない。

 その間をとって、話題になり、かつ利用者にもお得感のあるサービスだと思う。

 例えば、10人に1人手数料105円が無料って、全利用者の手数料を1人あたり約10円引きするのと同じこと。
 でも、そうではなく「10人に1人無料! しかもスロットで!」というのが面白いなあ。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・森村 泰昌『時を駆ける美術』(2005.7,光文社知恵の森文庫)
オンライン書店ビーケーワン:時を駆ける美術

 今日は読むのは休み。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・雑誌『テレビブロス』(東京ニュース通信社・リンク先は公式サイト)
テレビブロス

 特集は夏のドラマ第一回の採点、他。
 個人的な読みどころは、映画コーナーの『リンダ・リンダ・リンダ』紹介と、最後の方に載っていた明和電機インタビューくらいだったな。

・フリーペーパー『メトロミニッツ』(スターツ出版・リンク先は公式サイト)
メトロミニッツ

 二月ぶりにもらいました。
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●気になる本
・伊藤 正直・新田 太郎:監修『昭和の時代』(2005.8,小学館)
オンライン書店ビーケーワン:昭和の時代

「戦後の昭和時代、高度成長期から現在までの日本の歩みを、豊富なデータと写真で振り返る。社会全体の転換が迫られている今、その再構成の基礎となるデータと基礎的資料を提供する。自分史・家族史が書き込める別冊年表付き。 」(bk1の紹介文)

 ちょっと高い本ですが、気になるなあ。
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2005年7月21日(木)
新宿で映画を見てきました

 下の二本をハシゴ。

●『亀は意外と早く泳ぐ』(三木聡 監督)
出演:上野樹里・蒼井優・岩松了・ふせえり 他
http://www.kamehaya.com/
 上野樹里演じる平凡な主婦が、スパイ募集に応募し、スパイとして平凡に生活する、という話。ただ、単に平凡なだけではなく、と話が進む。

●『逆境ナイン』(羽住英一郎 監督)
原作:島本和彦
出演:玉山鉄二・堀北真希・田中直樹・藤岡弘、
http://www.gk9.jp/
 校長から廃部を言い渡された野球部が、甲子園出場を目指して様々な逆境を乗り越えていく、というストーリー。

 感想はまた後日。

 それから、紀伊国屋書店・ディスクユニオン・ルミネ2のブックファーストにも寄ってきました。
 買ったCDは二枚。いずれもディスクユニオン新宿中古センターにて。

・LONG VACATION『1979 ORIGINAL SOUNDTRACK』(PR-004)
 1994年のナイロン100℃の舞台「1979」のサウンドトラック。音楽はケラさん率いるLONG VACATIONが担当。これが全13曲中12曲がカバー。

 しかも「ハイスクール・ララバイ」、「テクノポリス」、「ライディーン」、「TOKIO」などをメロディなど一部変えたロンバケ風のカバーになっている。

 この舞台についても尽きせぬ思いはありまして。当時高校生だった俺は見に行くことはできなかったのですが、なにしろ1979年の東京が舞台で、客演に今井佐知子(Qlair)、松野有里巳(ribbon)、宮前真樹(CoCo)だったんだよ。当時金と「演劇を見に行く」という勇気さえあれば絶対に行っていたと思う。
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平沢進『BLUE LIMBO』(2003年,CHTE-0025)
BLUE LIMBO
 P-MODEL平沢進のソロアルバム。曲のタイトルが難解そうなところがかっこいいんだよなあ。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・森 清『仕事術』(1999.11,岩波書店)
オンライン書店ビーケーワン:仕事術

 滅私奉公でもなく、公私混同でもなく、「会社などの組織体と個的存在である私とのバランスをとって双方を生かしたいと考える」(p.6)、「公私融合」という生き方を提案する本。

 いや、最近会社での仕事が閉塞していまして。ヒントが欲しいんです。
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●読み終えた本
・森村 泰昌『時を駆ける美術』(2005.7,光文社知恵の森文庫)
オンライン書店ビーケーワン:時を駆ける美術

 面白いなあ。難しいと思っていた芸術も、自分の分かる範囲内で考えれば色々と面白いところが見つかることが分かった。

 例えば、美術の専門用語に「オイル・オン・カンバス」というものがある。これは「油絵」のこと。

 しかし森村氏は、これを「要するに『布に顔料がのせられたもの』である」(p.129)と言い、「カーテンでもハンカチでも服地でも、それにTシャツだって、みんな布に顔料でプリントすることで、出来上がっているではないか」と言う。

 そこから、抽象画をプリント柄だと思って見ればよいと、話は展開される。

 美術の授業では出てこないであろう話だが、面白いなあ。
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●買った本
ブックファースト 新宿ルミネ2店
・田淵 義朗・ネット情報セキュリティ研究会:著/川越法律事務所:監修『45分でわかる個人情報保護』(2005.4,日経BP社)
オンライン書店ビーケーワン:45分でわかる個人情報保護

「30の具体的な事例で、個人情報保護の押さえておきたいポイントを解説。社長・部長に一社員、商店主から営業マンまで、どれがNGでどれがOKなのか、現場ですぐに役立つノウハウがぎっしり! 」(bk1の紹介文)

 たまには勉強もしないといけないので。
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●気になる本
・樋口 聡『散歩写真のすすめ』(2005.7,文芸春秋)
オンライン書店ビーケーワン:散歩写真のすすめ

「朝起きて、夜寝るまで、エピソードは日常にある。カメラを持って散歩に出よう! 主人公はあなた。散歩写真を通して自分史をつくる方法までを、具体的に指南する」(bk1の紹介文)

 散歩とカメラ、どんな話を書いているのだろう。気になる
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2005年7月22日(金)
映画『亀は意外と早く泳ぐ』

 吉村編集長と話題がかぶっていますが。

●『亀は意外と早く泳ぐ』(三木聡 監督)
出演:上野樹里・蒼井優・岩松了・ふせえり 他
http://www.kamehaya.com/
 上野樹里演じる平凡な主婦が、スパイ募集に応募し、スパイとして平凡に生活する、という話。ただ、単に平凡なだけではなく、と話が進む。

 いい感じの役者さんがそろっている。岩松了・ふせえり以外にも、伊武雅刀・嶋田久作・岡本信人・緋田康人(元ビシバシステム西田康人)などなど。いかにもクセのありそうな人たちが、クセのある芝居をする。

 その中でテンションの高い役を演じる蒼井優、引き気味ながら主人公としての存在感を示す上野樹里の二人の若手女優が魅力的。特に上野樹里のいい意味での緊張感の無さが、映画全体の雰囲気をつくるのに一役買っていると思う。

 それから、「なんとなく演劇っぽい間だなあ」と思っていたら、監督さんは10年以上シティボーイズの舞台の演出をしていた人なのか。そういうこともあまり知らないまま映画を見に行く俺。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・森 清『仕事術』(1999.11,岩波書店)
オンライン書店ビーケーワン:仕事術

 滅私奉公でもなく、公私混同でもなく、「会社などの組織体と個的存在である私とのバランスをとって双方を生かしたいと考える」(p.6)、「公私融合」という生き方を提案する本。

第一章 生き抜く者の仕事術
第二章 公私融合の勤労
第三章 手の技術

 ノウハウの紹介というよりは、著者のいう「公私融合」を実践している例の紹介が主な内容。

 それでも、「公私融合の仕事三原則」(pp.36-40)などは、参考になる。
・第一の原則:ことの本質を見抜くこと
・第二の原則:全体像を見通す力を持つ
・第三の原則:対立項で問いを立て、その対立項を融合させて新しい価値を生むように努める
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
オンライン書店杉並北尾堂に注文していた本が届く。

・石川 浩司『すごろく旅行日和』(2000.1,メディアファクトリー)
オンライン書店ビーケーワン:すごろく旅行日和

「サイコロの出目がすべてを決めるスリル、そしてドキドキ感。個性派バンド「たま」のランニング怪人が、独自のルールによる「すごろく旅行」を提案。韓国・台湾にもいっちゃったそのオモシロ旅行を綴る」(bk1紹介文)

・荒俣 宏『荒俣宏の不思議歩記』(2004.11,毎日新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:荒俣宏の不思議歩記

「「有尾人」を追っかけた冒険貴族、昭和20年代の狸映画ブーム、「水晶宮炎上実況フィルム」…。珍奇・珍妙なる事や物にぶち当たってはのけぞり、さらに負けじと突っ込む。博覧強記がフル回転。『毎日新聞』連載等を単行本化」(bk1紹介文)
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●気になる本
・諸富 祥彦『上手な「悩みの整理」術』(2005.7,三笠書房)
オンライン書店ビーケーワン:上手な「悩みの整理」術

「「こころの名医」が贈る、頭のいい「悩みの解決マニュアル」。気持ちの整理の仕方から人間関係をシンプルにする方法までを伝授する。「悩みは解決するのではなく、上手に付き合うことで消える」という独特のカウンセリング」(bk1の紹介文)

 著者が某大にいた頃、俺はその学部の学生だった。講義を受けたことはないが、そんなこともあって著者の本は気になる
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2005年7月23日(土)
地震の影響でへろへろになって帰ってくる

 関東地方の地震の影響で、エレベータの復旧などが必要となり、22時まで仕事をする羽目に。

 電車も時刻表どおり動かず、家に着いたのは0時過ぎ。仕事でこの時間になったのは久々だ。

 会社・自宅ともけが人・設備の破損がなかったのが不幸中の幸い。部屋も、「地震がなくてもなだれを起こしそうな本の山」以外は、積んでいた本やCDは崩れることもなく。だが、部屋はいい加減掃除しよう。

 しかし、前日の22日に下のような会議があった翌日というのは、防災について考えさせられる。

中枢機能3日間自力で維持 首都直下地震で防災会議(Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000189-kyodo-soci

 緊急時の交通機関の麻痺や、設備管理の業者の対応の遅れ(エレベータ会社はどこもなかなか連絡が取れなかった)が、地震そのものの被害とは別の部分で障害になりそうな気がする。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・森 清『仕事術』(1999.11,岩波書店)
オンライン書店ビーケーワン:仕事術

 滅私奉公でもなく、公私混同でもなく、「会社などの組織体と個的存在である私とのバランスをとって双方を生かしたいと考える」(p.6)、「公私融合」という生き方を提案する本。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
●気になる本
・特になし
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2005年7月24日(日)
映画『逆境ナイン』

●『逆境ナイン』(羽住英一郎 監督)
原作:島本和彦
出演:玉山鉄二・堀北真希・田中直樹・藤岡弘、
http://www.gk9.jp/
逆境ナイン
 校長から廃部を言い渡された野球部が、甲子園出場を目指して様々な逆境を乗り越えていく、というストーリー。

 しかし、普通の青春映画だと思ってはいけない。かなり破天荒な内容で、CGや字幕なども使われ、いい意味でマンガ的な演出。

 それでも、映画の内容も、伝え方もストレートで、ラストはちゃんと感動できる。ツッコミを入れようとすれば色々とあるし、好き嫌いは分かれるかもしれない。俺は好き。

 ただ、どちらかと言うとあまり派手ではないが面白い場面の方が好きだったなあ。

 あと、マネージャ役の掘北真希ちゃんがかわいいなあ。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・森 清『仕事術』(1999.11,岩波書店)
オンライン書店ビーケーワン:仕事術

 滅私奉公でもなく、公私混同でもなく、「会社などの組織体と個的存在である私とのバランスをとって双方を生かしたいと考える」(p.6)、「公私融合」という生き方を提案する本。

 「第四章 縁の技術」を読む。
 「公私融合」というと、「時に私を強調したい若者たちに好都合な口実を与えるかもしれない」(p.129)が、「それは、わたしの本意ではない」(p.129)と著者は言う。

 人との縁をつくり、続けるためには、挨拶や返事や「Speed,Smile,Sincerity」が大事だとか、「できない、知らない、わからない」と言わないとか、そういう基本が大切になる。

 これ、新入社員の時に教えられるのだが、その後できる人間とできない人間に分かれてくる。

 やっぱり、こういうことができる人間は、その後の仕事もできるよなあ。そう考えると、「あの社長」は、どれだけもつのかなあ。
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●読み終えた本
・田淵 義朗・ネット情報セキュリティ研究会:著/川越法律事務所:監修『45分でわかる個人情報保護』(2005.4,日経BP社)
オンライン書店ビーケーワン:45分でわかる個人情報保護

「30の具体的な事例で、個人情報保護の押さえておきたいポイントを解説。社長・部長に一社員、商店主から営業マンまで、どれがNGでどれがOKなのか、現場ですぐに役立つノウハウがぎっしり! 」(bk1の紹介文)

 小さい本なので、それほど内容は多くないが、ポイントは分かる。

 この法律が適用される業者じゃなくても、気をつけないといけないことはあるから、読んでおいてよかった。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・神舘 和典『音楽ライターが、書けなかった話』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:音楽ライターが、書けなかった話

「ライターは見た! アーティストたちの愉快な素顔、奇妙な性癖−。取材現場にはライブのような緊張感、感動があふれている。ジャズ界、ロック界、J−POP界から大物多数出演のエピソード集」(bk1の紹介文)

 登場するのは、ハービー・ハンコックとかエリック・クラプトンとか、坂本龍一とかのようです。いわゆるJ-POPとはちょっと違う面々のよう。
 俺はこのラインナップの方が気になる。
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2005年7月25日(月)
山手線今昔

 今日、写真展 定点観測による「山手線29駅の32年」 山手線・1973年夏を見てきました。
山手線29駅の32年01

 と言っても、美術館の展示ではなく、JR上野駅の中央改札を出たところにある「ガレリア」というギャラリースペースでの展示です。もちろん、入場無料です。

 1973年と今の、山手線各駅のまったく同じ場所の写真が展示されている。また、モニタで画像がスライドのように表示されるビデオも流されている。

 多分、もっと若い頃(東京の街をあまり知らなかった頃)に見ても、それほど興味をそそられなかったかもしれない。しかし、今見ると面白いなあ。

 意外と大きくは変わっていなくて、昔の写真からでもどこだか分かる駅もちらほら。

山手線29駅の32年02

 8月25日(木)まで展示されています。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
 明日からは
・恩田 陸『図書室の海』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:図書室の海

 を読みます。短編小説集。
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●読み終えた本
・森 清『仕事術』(1999.11,岩波書店)
オンライン書店ビーケーワン:仕事術

 滅私奉公でもなく、公私混同でもなく、「会社などの組織体と個的存在である私とのバランスをとって双方を生かしたいと考える」(p.6)、「公私融合」という生き方を提案する本。

 「第五章 知の技術」は、仕事を上手く進める上での知的生活の方法について書かれている。

 「私の仕事拠点」を準備した方がよいとか(pp.152-156)、メモは一冊のノートに時系列に書いた方がよいとか(pp.168-171)。これは参考になる。

 「第六章 育む技術」では、職場・学校の両面から具体例が紹介される。俺は今は部下はいないけれど、それでも人に仕事の方法を伝える場面はあるわけで、これも勉強しなきゃなあ。
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●買った本
・なし
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●気になる本
・柴田 英寿『「お先に失礼!」する技術』(2005.7,WAVE出版)
オンライン書店ビーケーワン:「お先に失礼!」する技術

「いちばんに帰るのはどうして気がひけるんだろう…。あなたに必要なのは、勇気よりも技術! 資料作成のスピードを上げる議事録の使い方、ひとりで抱え込まないための仕事の頼み方、一気に盛り上げる秘伝の幹事術などを紹介」(bk1の紹介文)

 まあ、改めて本を読んで確認することじゃないといえばそうなんですが、それでも気になる
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2005年7月27日(水)
【ご用心】UFJ銀行を偽装したメールが送られています。

 あたかもUFJ銀行からのメールのような文面で、webサイトへ誘導し、個人情報を騙し取ろうとするメールが送信されています。

 メールの内容やリンクされたサイトをよく読むとおかしいことに気づきますが、パッと見は本物らしく見えるので、もしも受け取られた方がいらっしゃったらご注意ください。

【参考】
●UFJ銀行・お知らせ:UFJ銀行を偽装した電子メール詐欺が発生していますのでご注意ください
http://www.ufjbank.co.jp/ippan/oshirase/20050726_chuui.html

●UFJ銀行をかたる日本語フィッシングが再び出現(nikkeibp)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20050726/165280/

 ちなみに、送られてくるのはこんなメールです。「***** URLが表示 *****」には実際にURLが表示され、クリックするとwebサイトが開きます。しかしそのサイトはUFJ銀行とは無関係で、もしも暗証番号やパスワードを入力してしまうと、入力した情報が盗まれてしまいます。
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件名:
UFJ Bank Alert
本文:
UFJのフィッシングメール
UFJ銀行ご利用のお客様へ
UFJ銀行のご利用ありがとうございます。
このお知らせは、UFJ銀行をご利用のお客様に発送しております。
この度、UFJ銀行のセキュリティーの向上に伴いまして、
オンライン上でのご本人確認が必要となります。
この手続きを怠ると今後のオンライン上での操作に支障をきたす恐れがありますので、一刻も素早いお手続きをお願いします。
***** URLが表示 *****
また、今回のアップデートには多数のお客様からのアクセスが予想されサーバーに負荷がかかるため、下記のミラーサイトを用意しております。上記のリンクが一時期不可能になっている場合は、
下記をご利用ください。
***** URLが表示 *****
***** URLが表示 *****
お客様のご協力とご理解をお願いいたします。
UFJ銀行
金融商品勧誘方針 | 個人情報保護方針 | セキュリティについて | ご利用環境
(C) Copyright 2005, UFJ Bank Limited

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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・恩田 陸『図書室の海』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:図書室の海

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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・伊藤 真 / モーガン・スパーロック著『食べるな危険!!』(2005.7,角川書店)
オンライン書店ビーケーワン:食べるな危険!!

「30日間ファストフードだけを食べ続けた僕は11kgも体重が増え、高血圧と肝炎に見舞われ、何と性欲を喪失した! 映画「スーパーサイズ・ミー」の監督が自ら被験者となり、ファストフードの危険性を暴くノンフィクション。」(bk1の紹介文)

 結局、映画「スーパーサイズ・ミー」はまだ見ていないんですが、この本でも映画と同じような内容になっているようです。気になる
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2005年7月27日(水)
真夏の夜は、ロマンチックに恵比寿の星の下で映画でも

 そんなイベントです。

・『 STAR LIGHT CINEMA 2005 』
http://www.gardenplace.co.jp/event/2005/
slc05.html

7月31日(日)まで、各日19:30開始。
恵比寿ガーデンプレイス・センター広場にて。
入場無料、ただし整理券制(詳しくは上記サイトご覧ください)。

 明日以降の上映ラインナップは下記のとおり。
7/28(木)『いま、会いにゆきます』(2004年日本・118分・監督:土井裕泰・出演:竹内結子、中村獅童、他)
7/29(金)『アメリ』(2001年フランス・121分・監督:ジャン・ピエール・ジュネ・出演:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ)
7/30(土)『猟奇的な彼女』(2001年韓国・122分・監督:クァク・ジェヨン・出演:チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン)
7/31(日)『ラブ・アクチュアリー』(2003年イギリス、アメリカ・135分・監督:リチャード・カーティス・出演:ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン)

 デートなどにはいいのではないでしょうか。俺はさすがにひとりで行くのは恥ずかしいので、パスしますが。
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ということで、本日の、
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●読んでいる本
・萩本 欽一『快話術』(2000.12,飛鳥新社)
オンライン書店ビーケーワン:快話術

 副題が「誰とでも心が通う日本語のしゃべり方」。欽ちゃんのしゃべった内容をまとめた本。

 まだ初めの方を少し読んだだけだが、「この人はビジネスの考え方とは無縁のところで成功した人なんだなあ」と思う。
 その分、笑いのセンスと運を引き寄せる力というのが群を抜いているんだろうなあ。

 というのは、例えば「英語を頭から訳すようなしゃべり方をした方がいい」(p.17)という話がある。つまり、

「『私、500円玉を落としちゃったのよ。どうしよう〜』
 って言うよりも、
『どうしよう、私、落としちゃったのよ〜、500円玉』
 のほうが話の終わりのほうまで、興味をひけるでしょ」(pp.17-18)

 ということ。これ、ビジネスではダメだと言われるんですよね。「報告は結果から」という原則からいうと。

 まあこれは考え過ぎかもしれませんが、ともかく、この本からなにかを学ぶと言うよりは、欽ちゃんの成功哲学を聞く、というような気分で読もうと思います。
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●読み終えた本
・恩田 陸『図書室の海』(2005.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:図書室の海

 短編小説集。収録は「春よ、こい」、「茶色の小壜」、「イサオ・オサリヴァンを捜して」、「睡蓮」、「ある映画の記憶」、「ピクニックの準備」、「国境の南」、「オデュッセイア」、「図書館の海」、「ノスタルジア」の十篇。

 ひとつのアイデアで書かれた短編と言うよりも、長い話の一場面のような短編が多い。

 実際、「睡蓮」は『麦の海に沈む果実』の、「図書館の海」は『六番目の小夜子』の、「ピクニックの準備」は『夜のピクニック』の、それぞれサイドストーリーである。

 その一方で「ある映画の記憶」は変則的な密室推理小説だし、「春よ、こい」は時間SF。いずれも短編としてきちっとまとまっている。

 色々な雰囲気を持った短編たちだが、共通するのは物語としての面白さ。恩田氏の小説は久々に読んだが、やっぱり面白かった。
 氏の小説の中でも、特に限られた時間・空間・ルールのもとで進行する話が、俺は特に好き。だから、例えば学校を舞台にしたものは最高に面白い。それから、この短編集での移動する土地とそこに住む人を描いた「オデュッセイア」も面白かった。

 これから、氏の小説の中で未読のものを少しずつ読んでいこうと思う。

【参考】
・恩田 陸『夜のピクニック』(2004.7,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:夜のピクニック

・恩田 陸『麦の海に沈む果実』(2004.1,講談社)
オンライン書店ビーケーワン:麦の海に沈む果実

・恩田 陸『六番目の小夜子』(2001.2,新潮社)
オンライン書店ビーケーワン:六番目の小夜子

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●買った本
・なし
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●気になる本
・萩本 欽一『人生にはチャンスが三度ある』(2005.7,ビジネス社)
オンライン書店ビーケーワン:人生にはチャンスが三度ある

「コント55号で一世を風靡、「欽ドン」「欽どこ」などのTV番組を手がけ、そしていま「ゴールデンゴールズ」で野球界に進出した「お笑いの大将」が初めて語ったビジネス論。」(bk1の紹介文)

 そうするとやっぱりこの本は気になる。欽ちゃんにとってみっつめのチャンスは、映画でも劇団でもなく、野球チームだったという。これ、結構すごい話だと思うなあ。
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2005年7月28日(木)
気になるDVD2本

 画像のリンク先はAmazon.co.jpになっています。

DVD「昭和のいる・こいる ヘーヘーホーホー40年!」(2005年,ポニーキャニオン)
昭和のいる・こいる ヘーヘーホーホー40年!
 のいる・こいる師匠のDVDです。漫才6本と高田文夫・松村邦洋両氏との対談とのこと。

 ほ、欲しい。

DVD「Shochiku Kadoza Live 松竹角座ライブ」(2005年,バップ)
Shochiku Kadoza Live 松竹角座ライブ
 関西ではテレビで放送されているそうで。うらやましい。
 登場するのはアメリカザリガニ、ますだおかだ、安田大サーカス、Over Drive、オジンオズボーン、せんたくばさみ、チョップリン、なすなかにし、とのこと。

 これもちょっと欲しい。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・萩本 欽一『快話術』(2000.12,飛鳥新社)
オンライン書店ビーケーワン:快話術


 中にいい話があってさあ(「初めて出会った、大人のカッコいい言葉」pp.40-45)。
 高校生の頃、家計を助けるために様々なアルバイトをしていた萩本少年。飲食店の出前をしていた頃、自転車で車の横に傷をつけてしまった。

 そこで車に乗っていたおじさんから働いている店の名前、家の住所を言えと言われる。
 しかし、萩本少年は言わなかった。店については「店のオヤジさん、いい人だから、僕のかわりに払ってくれると思うけれど、小さな店だし、そんな大金を払ったら、大変なことになっちゃうよ。オカミさん、泣いちゃうよ。だから、店の名前は言えないよ」(p.42)と答え、更に「おじさん、むちゃなこと言わないでよ。ウチの親から取ろうとしてるでしょ。親が困らないようにボクがアルバイトしてるのに」(p.42)と言った。

 そして、「ボクをおじさんの会社まで連れていって、その分だけ、働かせるのが一番いい方法だと思うんだよ。どれだけでも働くからさ」(p.43)と言ったそうだ。

 この若き日の欽ちゃんの言葉もいいのだが、それに答えたおじさんが「キミの言っていることが正しいな。ボクの言っていることは間違っていた」、「オレもキミみたいにアルバイトをして、頑張った頃があって、今、車を変えるようになったんだ。そのことを思い出した」(p.43)と言い、名刺を置いて去っていったというのも、またいい話だ。

 何十年かして、その人から手紙が来たときは、「すっごいでかい会社の社長さんだった」(p.44)そうだ。

 なんというか、俺には想像もつかないようなやりとりだよ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・メディア総合研究所『放送中止事件50年』(2005.7,花伝社)
オンライン書店ビーケーワン:放送中止事件50年

「いったいテレビは、何におびえ、どんな問題を伝えることを拒否してきたのか。テレビに携わってきた人々の証言をもとに、闇に葬られた番組の概要と放送中止に至った経緯とを、その時代に光を当てながら検証する」(bk1の紹介文)

 この間下の本を読みましたが、今度はこんな本が。
 ただ、下の本で紹介されているのは、一度はなんらかの形で見ることができた作品。上の本は「放送中止事件」となっている。もしかしたら硬い内容かもしれないが、それでも気になる

・天野ミチヒロ『放送禁止映像大全』(2005.7,三才ブックス)
オンライン書店ビーケーワン:放送禁止映像大全

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2005年7月29日(金)
宇宙に飛んだインスタントラーメン

・すぐおいしい宇宙ラーメン…一口サイズ、無重力もOK(gooニュース-読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050727/20050727ic05-yol.html?C=S

・宇宙食ラーメン「スペースラム」、日清食品が公開(gooニュース-asahi.com)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050727/K2005072701590.html

 上のasahi.comの記事によれば、この宇宙食ラーメン、「揚げためんを、とろみのついたスープで包んだ一口大の塊状」とのこと。また、宇宙では嗅覚が鈍り、お湯の温度にも制限があることから、味も濃く、ぬるめになっているそう。
 ただし、残念ながらスペースシャトルへの搭載のみで、市販される予定はないそうです。

 読売新聞の記事には、「スペースラム」を食べる日清食品創業者、安藤百福氏の写真もあります。インスタントラーメン(「チキンラーメン」)もカップラーメン(「日清カップヌードル」)も、この方が発明したという、まさにインスタントラーメンの父です。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・萩本 欽一『快話術』(2000.12,飛鳥新社)
オンライン書店ビーケーワン:快話術


 これはあくまで俺の感想だが、あまりこの本の真似をしようと思わない方がいい。

 はじめに、気持ちのいい会話は芸であって、それを覚えると「何もかもがうまくいく人生にはならないだろうけど、相当楽しく生きられるとは思うよ」(p.4)とある。

 だが、この本の中に出てくるいい会話には、たしかに誰でも使えるものもあれば、欽ちゃんだからこそ使えるものもある。

 だから、欽ちゃんの半世紀だと思って読んだ方が良さそうだ。そして、そうやって読むと非常に面白い。

 関西のテレビ番組の楽屋で、香川登志緒先生に「55号がやってるのは、昭和2年のネタや」(p.93)なんて言われて、他の芸人がみんな逃げても話をしていたら、「こういう話をしても、いなくならんヤツは誰やろなぁ、と思って、やってみただけなんや」、「楽屋に残ったのは、55号だけか。20年後、この世界に残ってるのも、55号だけや」(p.94)と言われたとか、面白いなあ。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・武井 武雄『戦中・戦後気侭画帳』(2005.7,筑摩書房)
オンライン書店ビーケーワン:戦中・戦後気侭画帳

 実は詳しいことはあまり知らないのですが、武井武雄氏は童画家で、この本は戦中・戦後の東京のスケッチ集らしい。

 なんとなく気になる
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2005年7月30日(土)
プラスチックス、古びてないなあ

 先日買ったプラスチックスのDVDを見ました。
【CD+DVD】
・PLASTICS『HARD COPY』
HARD_COPY

 CDの方は聴いているのですが、DVDを先日見ました。1981年のアメリカ、アトランタ「688 CLUB」でのライブの様子。間にはアメリカツアーの移動中の映像もあります。

 おそらく、発表することを前提としない録画なので、画質やカメラのアングルは最良ではありません。でも、これは貴重な映像だなあ。
 プラスチックスのライブ盤といえば1980年のライブの下のCDを持っていますが、画像を見るとまた違った感慨があります。

PLASTICS『ALL ACROSS THE U.S.A. 80 LIVE』(1997年,VICL-60157)
ALL ACROSS THE

 テクノポップとはいえ、打ち込みよりも手弾きの部分が多くて、ライブの後半に行くほどどんどん盛り上がってくる。いやあ、見ていて楽しかった。

 ただ、プラスチックのCDをはじめて聴く人は、まずは『HARD COPY』と同時に発売されたベスト盤のPLASTICS『ORIGATO25』(2005年,VICL61710-11)を聴かれることを個人的にはおすすめします。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・萩本 欽一『快話術』(2000.12,飛鳥新社)
オンライン書店ビーケーワン:快話術


 読む中で面白いと思ったり、ちょっとなあと思ったり、ふたつの思いを抱く。
 これは、例えば独自の方法で成功した会社の社長さんなんかの回顧録を読む時と同じ気持ちだ。

 たしかにその人は成功したのだけれど、その人が例外的に成功したような場合、そんな場合に近い。

 例えば「『知らない』と『わからない』はルール違反」(pp.254-256)で、こんな言葉がある。
「『知らないなら知らないと正直に言いなさい』だとか『知ったかぶりをするな』だとか、そういう学校教育からは、つまらない会話しか生まれない。
 学校教育とは正反対のルールから、気持ちのいい会話が生まれるの」(pp.256)

 でも、この「気持ちのいい」って、あくまで欽ちゃんにとってのってことなんだよな。

 だって、「第七代の徳川将軍は?」(p.255)と訊かれて「徳川家康……、じゃないですよね、たぶん」(p.256)と答えるのが気持ちいいかどうかなんて、これは人によるでしょう。

 「知ったかぶりをするな」ということなら、「今調べてきます」っていうのだって、答えとしてはありでしょう。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・なし
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●気になる本
・竹内謙礼『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(2005.8,日本経済新聞社)
オンライン書店ビーケーワン:売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方

「コピーづくりは「センス」ではなく「方法」だ。楽天市場で2年間連続「ベスト店長」に輝いた著者が贈る、あらゆる商売で使える最強のコピー・POP作成術。すぐに使えるキャッチコピー言い回し辞典(600語)収載。」(bk1の紹介文)

 問題は気になるのは、その本のタイトルはどうなんだということで。
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2005年7月31日(日)
夏休みの宿題なあ

 俺が小学生だった頃(15年くらい前)の夏休みの宿題って、今ならインターネットがあればたいてい簡単にできるよなあ。

 特に下のようなサイトができたら、学校でも新しい宿題を出さないといけない。

●ヤフー、夏休みの自由研究アイデアなどを提供する情報サービス(nikkeibp)
http://nikkeibp.jp/wcs/j/comp/387634

●Yahoo!きっず - 夏休み特集2005
http://kids.yahoo.co.jp/docs/event/summer2005/

 例えば夏休みの天気なんて、上のサイトを見れば全部分かるからね。よもや未だに天気を記録させる宿題なんてないだろうとは思うけれど。

 だからこそ、調べる過程とか、調べた結果を元に考えることを重視する宿題が重要だろうと思う。

 あ、夏休みの宿題といえば、中学生の頃に「正統派の読書感想文攻略法」を考えたことがあった。今度、この話をしましょうかね。
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ということで、本日の、
※本に貼ってあるリンクは、断りがなければオンライン書店bk1へのリンクです。
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●読んでいる本
・佐野正幸『1988年10・19の真実 [近鉄・ロッテ]川崎球場が燃えた日』(2004年,光文社知恵の森文庫)
佐野正幸『1988年10・19の真実 [近鉄・ロッテ]川崎球場が燃えた日』(2004年,光文社知恵の森文庫)

 1988年10月19日、川崎球場で行われた近鉄vsロッテのダブルヘッダー。
 この試合、近鉄は二連勝すればパ・リーグ優勝。一試合でも引き分け以下なら、先に全日程を終えた西武の優勝。

 そんなぎりぎりの状況の試合を、筋金入りの近鉄ファンで、当時は近鉄百貨店に勤務していた著者が綴った本。

 もうほとんど読んだのだが、これは面白い。試合の内容がエキサイティングなことはもちろん、応援団・観客の様子、普段客の入らない川崎球場が超満員になったことで生まれたエピソード、選手それぞれが持つ物語。

 俺もうっすらとは覚えている(というか、多分俺はこの試合をきっかけにしばらく近鉄が好きだった)が、まさにドラマのような話だったのだ。

 そして、今の日本野球からは、もうこのようなドラマは生まれないであろう。
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・萩本 欽一『快話術』(2000.12,飛鳥新社)
オンライン書店ビーケーワン:快話術

 あと数ページを残し、上の本を読み始めてしまいました。
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●読み終えた本
・なし
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●買った本
・雑誌『Number 633』(文言春秋)
 特集は「天才少女伝説」。表紙はフィギュアスケートの浅田真央。

 10代の女性アスリートを取り上げている。
 その他、シドニー五輪予選当時の女子バレー全日本のノンフィクション(吉井妙子「敗北を抱きしめて」)や、橋本真也追悼文(門馬忠雄「さらば愛しきプロレスラー」)、末続慎吾インタビューなど。
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●気になる本
・雑誌『TITLE 2005年9月号』(文芸春秋・リンク先は公式サイト)
TITLE


 たまには雑誌を。
 今回の特集は「こんなタワレコ見たことない!」。主な内容は下記のとおりらしいです。

・土屋アンナ・香椎由宇・中川翔子のタワレコをテーマにしたグラビア
・椎名林檎・スチャダラパー・石野卓球・細野晴臣・小島麻由美・小西康陽・高田文夫などの諸氏による試聴機のCDセレクト
・みうらじゅん・安斎 肇らの「ジャケ買いフロア」

 雑誌そのものは普段読んでいないが、この特集は気になるねえ。
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