2004年2月 2月24日(火)歌う! 合成音声 の巻●♪ボゲ〜。 ■あ、ジャイアンの歌い方だ。 ●今や、機械が歌う時代なんですよ。 ■それ、おまえのジャイアンのものまねと全然関係ないだろうが。 ●昔はさあ、機械が歌うといえばジャイアン並だったわけだけだ。でも今は 色々技術が進歩して、なかなかのものができつつあるんですよ、という話。 ■なんか、漠然とした話だなあ。まあたしかに、合成音声もしゃべる方は 徐々に人間に近づいてきましたが、歌はまだまだという印象がありますね。 ●それを打ち破るような「歌う機械」が続々登場しているんだよ。まずはこちら。 プレイステーション2用ゲーム「くまうた」(2003年,SCEI)。 ■えー、このゲームは、くまに演歌を歌わせるゲーム、ということです。 なんだそりゃ? ●詳しくは解らんのだが、プレイヤーが作詞・作曲した歌を合成音声が歌う、 というゲームらしい。まあ、実際に聴いてみよう。公式ページから、 歌のデータとデータを見るためのソフトが無料でダウンロードできます。 ■このソフトはWindows用のものです。プレステ2を持っていなくても、 サンプルの歌を聴くことができる、というわけです。ちなみに、 音だけでなく画像も見ることもできます。それでは、聴いてみましょう。 = 視聴中 = ■えー、歌についての前に、学生服やスーツを着たくまのCGというのはどうなんだ。 ●演歌といえば学生服やスーツは定番ですよ。 ■いや、それはそうだと思うけれど、「くまが着ている」ことが問題だろう。 ●まあ、それは置いておいて、歌はどうですか。 ■うーん、まあまあ。でも、プレイヤーが勝手につくった歌詞で このレベルの歌が出れば、なかなかすごいと思うぞ。 ●でも、くまが学生服っていうのはねえ。 ■おまえさっき「それは置いておいて」って言ったじゃねえかよ! ●(無視して)さあ、次は「うたばら」だよ。このページでは、 「コトバを歌声にしてしまう不思議なテクノロジ『ワンダーホルン』をつかって、 あなたの歌心をくすぐるいろんな遊びを提案していきます」とのこと。 ■これは、人間の声を録音して、そのデータをもとに 歌用の合成音声をつくっているようです。「うたばら」のページでは、 既存の曲に自分で歌詞をつけて、替え歌を歌わせることもできます。 ●ここにもサンプルがあるので、聴いてみましょう。 = またまた、視聴中 = ■うーん。これも、まだまだという感じではあるよね。 ●ただ、適当に入力した歌詞にあわせてこのレベルで歌えるとすれば、 やっぱりかなりの技術だよな。 ■しかし、これからもっとうまく歌えるようになったら、 人間の歌手の出る幕はなくなっちゃうかもしれないねえ。 ●そうだねえ、特に……。 ■それ以上は言わないでクダサーイ。どうせ具体的な歌手の名前を挙げるつもりだろう が。 ●ばれたか。 2月20日(金) スキャットマンじゃん の巻 ★(黒いスーツにハット、口には大きなヒゲといういでたちで) ぼらぼらぼんぼんぱらっぱ、ぴーぱらっぱ。 ■あ、スキャットマン・ジョンだ。 ★ということで、今日はスキャットマン・ジョンの話です。しかし、この人がいまや 中古CD屋でも100円均一の常連なんでびどずぎるー、うえーん。 ■なんでいきなり泣くんだよ。 ★もっと評価されていいと思うんですよ。あたしもいちミュージシャンとして、 今のスキャットマン・ジョンの評価はふびんすぎると思います。 ■あ、戻った。しかし、「あたしもいちミュージシャン」って、さらっと嘘をつくな。 ★いや、これでもガールポップのはしくれですから。 ■はしくれですらないからね。 ★「ですら」って、デスラー総統ですね。 ♪でーんでーんでーん、でででーんでででーん。 ■それ、「スターウォーズ」のダースベーダーのテーマ(※1)で、 「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー総統とは全然関係ないから。 ★とにかく、いまやスキャットマン・ジョンといえば、完全にイロモノ扱いで、 みんな名前を聞くと「ぷぷっ」って思うのは事実じゃないでしょうか。 ■まあ、そういう一面も否定できないね。 ★でもね、「テクノポップ快楽主義者」のあたしにしてみれば、 すごくかっこいいと思うんですよ。これは今聴いても。 ■えー、その「テクノポップ快楽主義」ってなあに? ★そりゃあおめえ、シンセサイザーの音がキラキラ、リズムマシーンがポコポコ、 そして美女のボーカルが歌い、聴くものは笑顔で踊る、ってえのが テクノポップ快楽主義じゃあねえかあ。 ■なんだそのいんちきくさい江戸っ子みたいなしゃべり方。それに 「美女のボーカルが歌い」って、スキャットマン・ジョンはヒゲのおじちゃんだからね。 ★だからあくまで一例であって、スキャットマン・ジョンさんもあたしの中では 同じ枠でとらえているの! とにかく最高なんだから。「スキャットマンズ・ワールド」 「プリプリ・スキャット」「SU SU SU SUPER キ・レ・イ」なんて名曲ですよ。 ■まあ、たしかにユーモラスで、なおかつノリのいい曲も多かったですね。 ちなみにスキャットマン・ジョンさんは、吃音というハンデを乗り越えて あの独特の歌唱法を身につけたという秘話もあります。そんな彼も、 残念ながら1999年にがんのため亡くなってしまいました。 ★いや、そういう湿っぽい話は抜きにしましょうよ。残してくれた歌には、 楽しいものが多いんだし。さあ、へっぽこさんもヒゲと帽子をつけて、 一緒に踊りましょう! はい、♪でんで でんで でーんでーんで でーんでーんで でーんでーんで。 ■それ、ヒゲダンスのテーマじゃねえか。ということで、今日はおしまいです。 ちなみに、スキャットマン・ジョンの曲には、ジャズとしてのかっこよさもあることも 伝えておきましょう。 ※1 正式な曲名は「THE IMPERIAL MARCH」。 おまけ:スキャットマン・ジョンCDジャケット画像。その1。その2。 2月13日(金) お買い物報告その2 ●明治大学の脇の通りを、JR御茶ノ水駅に向かって歩いている途中、 ふと、「もしも自分が御茶ノ水周辺の大学に入学していたら」と思った。 入学試験が近く、大学にそんな雰囲気を感じたためかもしれない。 御茶ノ水・水道橋、この辺りは神保町まですぐそばだ。古本屋街に 日参していたことは想像に難くない。どこかの古本屋・書店でアルバイトを していたかもしれない。そう考えると、今頃は随分違った生活を していたのではないか。あるいは、今と同じように生きているのかな。 ■えー、その出来そこないの私小説みたいな始まり方はなんですか。 ●いや、なんとなく昨日神保町を歩いているときに思った。 ■(無視して)ということで、買い物記録の後編ですね。 ●しかし、人が本やらCDやら買っているのを聞いて楽しいのかねえ。 ■企画を根本から揺るがす発言はやめてクダサーイ。まあ、もしも 今このページを見ている人に評価されなくても、将来きっと興味深い 思い出になるから。 ●まあ、それがこのページのひとつの目的ですからね。 あまり記録されなさそうな、ささいなことこそ記録しておこうということが。 ■ということで、昨日は神保町へ行った、と。 ●そう。昼に行ったのは久しぶりだ。11月に古本祭りに行って風邪をひいて以来だよ。 ■ああ、そんなこともあったねえ。 ●昨日はJRの水道橋駅から白山通りを神保町交差点に向かって南下し、 その後靖国通り、すずらん通りをうろうろして、最後は明治通りを JR御茶ノ水駅まで歩いて終わり、というコースを取りました。 ■詳しい位置は、こちらに地図もありますのでどうぞ。 しかし、昨日もCDを買ったんだなあ。 ●じゃあ、その話からするか。昨日買ったのは次の4枚です。 神保町は、中古CD屋も結構点在しているんだよ。 ☆イ・パクサ&電気グルーヴ「ひらけ! ポンチャック」 (1996年,キューンソニー・KSC3-906) ☆はっぴいえんど「HAPPY END」(2000年,キングレコード・KICS-8801)復刻版 ☆ブリーフ&トランクス「ボクらのエキス」(1999年,DAIPRO-X・DXCL-37) ☆「スターウォーズ・コレクション」(1999年, ワーナーミュージックジャパン・CPC8-1060-1062) ■イ・パクサって、韓国で打ち込みにあわせて色々な歌を歌う 「ポンチャック」をやっている人だよね。 ●そうです。そのポンチャックを、電気グルーヴの石野卓球・ 砂原良徳(通称まりん・現在は脱退)の両名がリミックスしている。 いやあ、ふたりのリミックスの特徴がはっきり分かれていて面白かった。 原曲の雰囲気を残す砂原氏、独自の解釈をする石野氏というね。 ■なんか無駄にえらそうな語り口だな。しかし、イ・パクサの いい意味でのへなちょこさはいいね。それで、次がはっぴいえんどか。 ●これ、大声で言うのは恥ずかしいんだけど、俺はっぴいえんどのCDは 初めて買ったのよ。 ■それは意外だな。だってティン・パン・アレーなんかも持っているじゃん。 ●うん。でもはっぴいえんどはどんな音楽か解らないし、 思い切って買うのもちゅうちょしていたんだよ。ところがこの間、 あるCDショップではっぴいえんどの曲がかかっていたのを聞いたら かっこよくてさあ。今日とりあえず1枚買ってきた。 ■しかし、流れているのを聞いたCDショップで買わなかったのはなぜだ。 ●いやあ、どうせなら中古で少しでも安いのをと。 ■えー、せこいですね。 ●しょうがねえだろ! こっちは武豊と違ってそんなに豊かな生活じゃねえんだよ。 ■別に「ゆたか」をかけるために武豊の名前を出す必要はないだろうが。 ●じゃあ水谷豊。 ■「じゃあ」の使い方間違っているからな。まあ、はっぴいえんどは 日本のロックの元祖とも言われていますが、どうでした。 ●よかったよ。ただ、俺がCDショップで聞いたのとは違うアルバムだった。 ■そういうのって、とりあえず事前に調べないの? そのCDショップで 店員さんに聞いておくとかさあ。 ●だってもしそこで在庫していたら買わざるを得ないだろうが。 ■そういうところ本当にみみっちいよね。 ●まあ、俺は「行き当たりばったりずむ」ですから。 ■それ、説明なしに使う言葉じゃないだろう。 ●このCDも十分よかったし、不満はありません。別のCDも今度買うよ。 で、次はブリーフ&トランクス。 ■懐かしいねえ。なんだかんだ言って、もう5年前のCDか。 音は「ゆず」みたいなフォークっぽさがあるんだけれど、 歌詞がコミカルなんだよね。このCDには、「ひとりのうた」、「コンビニ」、「カテキン」、 「石焼イモ」などが収録されています。ただ、彼らは2000年に解散してしまいました。 ●ちなみに、ブリーフ&トランクスのミュージックビデオに、 芸人のだいたひかるさんが出演しています。♪どーでもいいですか? ■どちらかというとお前のモノマネの方がどうでもいいよ。 ●そして最後が、映画「スターウォーズ」の3枚組CDです。エピソード4〜6の 代表曲を集めた「スターウォーズ・トリロジー」、ジャズアレンジをした 「スターウォーズ・アンプラグド」、小説・テレビゲームとして発表された『帝国の影』 のサウンドトラックです。 ■これは、なんで買ったの? お前はたしか「スターウォーズ」見たことがないよねえ。 ●えー、新品特価ですごい安かったので思わず買いました。これからじっくり聴きます。 ■しかし、CDだけでも随分長い話だねえ。 ●じゃあ、続きはまた明日。 ■まだ続くのかよ。 2月12日(木) 来た見た買った の巻 ■タイトルは「来た見た勝った」のパロディですね。 シーザー(カエサル)が戦況を報告したときの台詞と言われています。 ●本当は「北、見たかった」ですけれどね。 ■なんだよ、「本当は」って。 ●さあ、昨日と今日は色々買い込んできたよ。特にCDを結構買ってきたので、 一気に紹介します。話を聞いていってくんなまし! ■なんで花魁みたいなしゃべり方なんだよ。 ●おいら花魁。ノーラン・ライアン。 ■えー、ノーラン・ライアンといえば、アメリカのメジャーリーグを代表する 名ピッチャーでしたね。 ●やっぱり、タイトルは「買ってくるぞと勇ましく」の方がよかったかなあ。 ■うるへえ! 早く本題に入れ。 ●えー、では2月11日に買った中古CDから。次の5枚です。 ・相川七瀬「Red」(1996年,motorod・CTCR-18001) ・KOiZUMiX PRODUCTION「bambiunater」(1992年,ビクター音楽産業・VICL-5160) ・スキャットマン・ジョン「スキャットマンII」(1996年,BMGビクター・BVCP-937) ・L⇔R「LAND OF RICHES」(1993年,ポリスター・PSCR-5075・5076) ・Littlestone「Jasmine」(1997年,K.O.G.A-Records・K.O.G.A-031) ■ばらばらだな。 ●全部100円のワゴンセールからみつけだのだ。えっへん。 ■なんか腹立たしいぞ、そのしゃべり方。 ●相川七瀬は、今でもコンスタントにCDを出しているわりに、初期のアルバムは 安いよなあ。俺、実は嫌いじゃないんだよ、この人。 ■相川七瀬好きというのは意外だねえ。ちなみに「Red」は1枚目のアルバムですね。 で次のCDは、名義は違うけれど、小泉今日子のものですね。 ●これは、実はジャケ買いしました。ジャケットのキョンキョンにやられた。 ■お前が「ジャケ買い」とか「キョンキョン」とか言うと、ものすごい違和感があるな。 ●今から10年くらい前の姿だけれど、今見てもかっこいいし、かわいい。 内容も、小西康陽・藤原ヒロシ・田島貴男・テイトウワ・小山田圭吾など、 結構そうそうたる面々が参加しています。1曲目の「東京ディスコナイト」 (スクーターズのカバーソング)なんか、いいよなあ。 ■はあ。その次はスキャットマン・ジョンなのね。 ●これもジャケ買いです。 ■それは嘘だろ。 ●ええ。俺は、スキャットマン・ジョンはただの一発屋・色物じゃなくて、 もっと正当に評価されていいと思っている。「ビーバッパ・パラッポ」 だけじゃないんだぞ。これについてはまた別のトークでやろう。 ス・ス・ス スーパーキレーイ! ■それ、シングルにもなった「SU SU SU SUPER キ・レ・イ」だね。そしてL⇔Rと。 L⇔Rには、お前は結構影響を受けているよなあ。 ●ええ。後期のアルバムは全部持っています。前期のものは ベスト盤を持っていたからあまり持っていないんだけれどね。大げさに言えば、 俺がビートルズを聴くようになったのはこのバンドのおかげかもしれない。 ■でも、L⇔Rもお前がこれまで言っていた音楽の嗜好からすると、 ちょっと意外に思う人もいるかもしれないなあ。ちなみにこのアルバムの頃は、 現コーネリアス(小山田圭吾)夫人の嶺川貴子も在籍していました。 ●そして最後がLittlestoneですよ。 ■……失礼ながら、誰ですか? ●俺も買うまで知りませんでした。帯にあった 「センス満点のギターカッティング!/心地よいガールズボイス!/ その予定調和線上に90年代ギターポップの明日を見た…か?」のキャッチコピーと、 ポップなジャケットに惹かれて買いました。 ■またジャケ買いかよ。 ●しかし、これがまあなかなかよかったよ。ちなみにレーベルのCD紹介によると、 このバンドのギターとドラムの人は現在アドヴァンテージ・ルーシーに 在籍しているらしいです。 ■えー、悪いけれど俺そっちの名前も「聞いたことある」程度の認識しかないわ。 ●で、今日2月12日も買って来たのですが、この話はまた明日! ■しかし、お前最近「CD買いたい病」だな。 ●そうさ! だから薬としてCDを買うのさ! ■うわ。すごい正当化だ。 * おまけ:燃朗がノックアウトされたキョンキョンのジャケットはこれ 2月11日(水) 「じゃあ、大晦日の格闘技中継の話をしようか」の巻 ●去年の12月30日に見た「ウッチャンナンチャンお笑いバトル2003!!」(TBS) でのことなんだけれどね。ダチョウ倶楽部の上島竜平が、大仁田厚に プロレス技をかけられたのよ。で、実況のアナウンサーが、 「これは効いていますねえ」って言ったら、上島が「聞いてないよ!」って 言ったのね。上島は「(技が)効いています」を「(事前に話を)聞いています」だと 思ったんだろうけれど、そう思うこと自体、「聞いてないよ!」というギャグが 体に染み付いているなによりの証拠だよねえ。 ■えー、いきなりなんなんだお前は。 ●じゃあ、大晦日の格闘技中継の話をしようか。 ■その「じゃあ」もよく解らんぞ。 ●いや、1月31日のトークで年末年始のお笑いのテレビについて話しただろう。 ■ああ、それは間違いない ●それで、ここでお笑いと格闘技をつなぐエピソードを披露して、ごく自然に 格闘技の話に入るわけだ。 ■解りにくいよ! 不自然だよ! それに、大晦日の話は もういいんじゃないの。あまりに機を逸していないか? ●まあ、いいじゃないか。他に適当なネタもないことだし。 ■だからそういうことをあまり堂々と言うな。 ●それにしても、カクトーギ! ウガー! ■なんでいきなり怒っているんだよ。 ●いやあ、あの中継はいずれもひどかったと思うぞ、俺は。ちなみに、 『イノキボンバイエ2003〜馬鹿になれ夢をもて』は見ていません。 『K-1 Premiumsutage Dynamite!』と、『PRIDE SPECIAL 男祭り 2003』は 録画して見ました。まあ結論を先に言えば、録画でよかった。 ■そうなんだ。 ●だってさあ、PRIDEなんて放送開始から1時間半くらい延々、 他の番組でも使い回したVTRを流したり、高田延彦のパフォーマンスを 流していたんだぜ。勘弁してくれっての。フクダ官房長官も 「あれはいかがなものでしょうか」って言っていたぞ。 ■適当な話をでっち上げるな。そんなこと言うわけないだろう。 そもそもそんな話題にすらならないよ。 ●まあ、そういう話をでっち上げたいくらいらいどうかと思ったのさ。 肝心の試合も、中継しなかったり、ダイジェストにされたものも多かった。 いい試合もたしかにあったけれど、 あの見せ方はどうかと思うぞ。 中継を生で見ていたら、きっと途中で飽きちゃって、ファミコンやっちゃったと思う、俺。 ■まあ、いい年こいて「ファミコンやっちゃったと思う」なんて言うのは どうかと思うが、純粋に格闘技の試合が見たい者としては、 パフォーマンスよりも試合をノーカットで見たいよなあ。どうせ録画するから、 夜中の4時くらいからの放送でもいいしね。 ●ああ、いいなあ、それ。小池栄子なんか映しているヒマがあるなら、 そういう編集をしてほしいよ。 ■…えー、それ以上話を続けるのはちょっと怖いので、 K-1の話に行きましょう。 ●K-1は、30分くらいで試合の中継をはじめたので、その点はまあいい。 でも、「ボブ・サップ」対「曙」戦の前がやっぱりCMやらVTRで引っ張ったのが 興醒め。試合があっけなかっただけに、余計に肩透かしの印象を受けた。 他の試合が、やっぱりカットされたしね。 あと驚いたのは、フジテレビのK-1中継でおなじみの藤原紀香・ 長谷川京子のふたりが普通に出演していたこと。節操がないとかなんとか 思う前に、そういうのありなんだとびっくりした。 ■それは、たしかに俺も思った。実況の谷川貞治はまだわかるとしてもなあ。 ●フクダ官房長官も「あれには私も驚きましたね」って、 ■だから言わねえよ、そんなこと。 ●まあ、今回の中継で改めて確認したのは、「やっぱり格闘技中継は 録画に限る」ということだよ、チミ。 ■誰だお前。しかし、随分間が空きすぎていて、 みんな忘れていたんじゃないか、この話。 ●実は年末年始のテレビの話はもうひとつありまして。 ■まだ続くのかよ…。 2月9日(月) みつけたぜっ! の巻 ●どうも、小林麻美と小林聡美が時々ごちゃごちゃになる木の葉燃朗でござる。 にんにん。 ■あ、忍者だ。えー、へっぽこです。ちなみに小林麻美(あさみ)は 「雨音はショパンの調べ」を歌った人で、小林聡美(さとみ)は 「やっぱり猫が好き」に出演していた人で三谷幸喜の奥様です。 ●gooで3月31日まで期間限定で使える、日本語自然文検索実験 というのがあるんだけれどさあ、これ、おもしれえよ。 ■いきなりだな。えー、ページによると、「日本語で質問文を入力すると 回答を探し出してくれる新しい検索方式」らしいです。人名・地名・日付などを 答える質問にはgooの検索結果をもとに回答を表示するが、原因や方法は 答えられない、とのこと。 ●例題として「日本の首相は誰ですか?」って質問がある。 これに対して、5つの回答候補が出てくる。ちなみに、この回答候補は、 正解である可能性が高い順に 「1 小泉純一郎(にちがいない)/ 2 小泉(じゃないよね?)/3 佐藤(じゃないよね?)/ 4 プロスポーツ(じゃないよね?)/5 ゴルビー(じゃないよね?)」が 表示されます。 ( )の中は、可能性の高さをあいまいに表した言葉です。 ■はあ。最後の方は受け狙いの回答ですか? ●チッガーウヨー! まだ実験段階だから、多少荒削りなのはいたしかたない。 ■なんで片言の日本語で否定しているんだよ。 ●(無視して)で、自分で質問文を入力して検索することも出来る。 とくれば、早速試してみるのが我々トレンドリーダーですね。 ■俺たちはいつからトレンドリーダーになったんだ。 そもそもトレンドリーダーってなによ。 ●さあ、やってみよ! 質問文は「世界で一番強い男は誰ですか?」。答えは? ■上位5件は、「1 ビデオジャーナリスト(じゃないよね?)/ 2 敏晶(じゃないよね?)/3 キーパーソン(じゃないよね?)/ 4 章(じゃないよね?)/5 憲史(じゃないよね?)」。 ……えー、なんじゃいこれは。 ●「敏晶」・「章」・「憲史」って、誰だろね。 ■俺に聞かないでね。つまり、これは「世界」「一番」「強い」「男」などの キーワードから、合致するwebサイトを探して、そこにある固有名詞を 持ってくる仕組みなんだろうな。だから、全部のキーワードが合致しなければ 「世界」「一番」「男」で合致するwebサイトを見に行くとか、 そういうふうに答えを探すのかなあ。 ●まあ、「一番」とか「最も」とかいう単語が入ると、 主観が入る場合もあって難しいかもね。じゃあ次。 「ファミコンの名人といえば誰?」。はい、答えをドン! ■「1 高橋(だよね?)/2 毛利(じゃないよね?)/ 3 ファミコンランナー高橋(じゃないよね?)/4 高橋利幸(じゃないよね?)/ 5 ファミコンソフト(じゃないよね?)」。お、これは結構正確な答えが出ている。 ●いや、バンダイの橋本名人が入っていないのはまだ甘いな。 ■それはお前の好みの問題ですね。 ●でも、橋本名人よりも「ファミコンソフト」の方がランクインしているというのは いかがなものだろうか。 ■それは一理あるね。 ●まあ、まだまだ精度に不安定なところはありますが、 面白いと思うのでみんなも試してみてね。 ■ちなみにフォローしておくと、答えがひとつしかない質問には なかなか正確に答えてくれます。「テレビ『トリビアの泉』の司会は、 高橋克実と誰?」には、「1 高橋克実(だよね?)/2 八嶋智人(かもしれない)/ 3 高橋克実/八嶋智人(じゃないよね?)/4 八嶋(じゃないよね?)/ 5 タモリ(じゃないよね?)」という回答が出ました。 ●まあ、色々遊んでみて面白い結果が出たら、みんなも教えてね。 |