がらくたフリートーク

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2004年1月

1月31日(土)年末年始のテレビを振り返る の巻
●年末年始のテレビ番組の話をしようか。
■いくらなんでも遅すぎだろ。
●おそ杉くん
■それ、「おそ松くん」だか「出来杉くん」だか解らないぞ。
 中途半端だなあ。
●おそすぎとピーコ。
■久々のトークなのに、結局そんな話かよ。
●しかし、年末年始はテレビ見たねえ。もうテレビになるんじゃないか
 ってくらい
■変だぞそのたとえ
●頭がテレビで、体は普通の人間なのな。
■それ、「秘密戦隊ゴレンジャー」に出てきた「テレビ仮面」だろうが。
●チャンネル替えられて顔に「おわり」って出てきて爆発するんだよな。
■その話は引っ張らなくていい。
●とにかく見たんですよ。特にお笑いの番組。それも純粋に
 ネタを見せる番組ね。「M-1グランプリ2003」とか、
 「爆笑オンエアバトル」のチャンピオン大会の再放送とか。
■ふうん。「M-1グランプリ」はどうだった。
●最後に賞金の目録を渡したオートバックスの代表取締役が、
 ちょっと怪しい感じで面白かった。桂三枝みたいだった。
■多分、みんなが知りたいのはそこじゃないぞ。
●それじゃあ。まず司会が西川きよし、今田耕司、小池栄子
 というのは、ちょっとよくわからんなあ。進行にやや難ありだった。
 カンペ持ったADがちょこちょこ映るのも興醒め。
 審査員についても、どうかなあと思う。審査をしている側が、
 今本当に面白いネタができるのか疑問に思ったりもした。
 登場した芸人は次の10組。★のついた3組が最終決勝に進みました。
・千鳥
→子供の頃の遊びとエロネタをからめたもの。オチが弱かった。
・麒麟
→ボケのいい声を機械などに使ったら、というネタ。
 オーソドックスではあったが、なかなか面白かった。
・スピードワゴン
→童謡「さっちゃん」を替え歌ネタ。新ネタじゃないけれど、
 ボケの小沢のめちゃくちゃぶりが最高潮。最終決勝に残れないことが
 決まったときのツッコミ井戸田の残念そうな表情が印象的。
★笑い飯
→ふたりが交互にボケるスタイル。はじめ少したどたどしかったが、
 徐々にテンポがよくなってきた。オチも初めのネタが
 うまく生きていたよなあ。
・2丁拳銃
→ハンバーガーを頼むときに、「ピクルスを抜いてください」を
 どこで言うかの繰り返しネタ。細かいギャグが出てきて、
 個人的には面白かった。最終決戦で別のネタを見たかったけれどなあ。
・アメリカザリガニ
→ニュースキャスターやCMのパロディネタ。ボケの平井のテレビに
 柳原がつっこむ。平井の声がやや聞こえにくかった。
 柳原がはっきりしゃべるだけに、差が出てしまった。
★フットボールアワー
→結婚記者会見。有名人の後藤にレポーター岩尾が
 質問を畳み掛けるというスタイル。写真を撮る音に
 バリエーションをつけるなど、細かいネタも面白かった。
・りあるキッズ
→18歳という世代ならではのネタ。後半に新婚生活ネタになったのは、
 個人的には違和感があったなあ。
★アンタッチャブル
→いつものアンタッチャブルらしい普通のネタをやっていた。
 これがよかった。関西弁の漫才が多い中、標準語のネタで
 見事最終決戦に通った。

 そして決勝は次のとおり。
・笑い飯
→「かわいそうな象」、避難訓練、119の3つを、やはりダブルボケでつなぐ。
 動きがなくてちょっと単調だッたが、後半のめちゃくちゃな展開がよかった。
・アンタッチャブル
→合格発表を見に行く親友同士。ボケ山崎もつっこみ柴田も勢いがあった。
・フットボールアワー
→「岩尾のやってみたいこと」というネタ。SMタクシーという設定。
 下ネタだけれど、テンションが高いのでじめじめしていない。

 優勝はフットボールアワーでした。

■長いよ。長い話をする時は言えよ!
●そうか、じゃあ「爆笑オンエアバトルチャンピオン大会」の
 再放送の感想を、第一回から第五回まで順番に。
■えー、それはやめましょう。せめて第一回大会だけにしましょう。
●それでは第一回だけ。しかし、平成11年の夏だから、もう4年前か。
 当時も見た記憶があるけれど、懐かしいなあ。
■登場したのは、次の10組。頭に★がついたのが、決勝進出したコンビです。
●まあこれ、同じ話を1月1日の日記にも書いたけれどね。
■それはべつにいいだろうが、言わんでも。

★DonDokoDon
→コント。学校の朝礼ネタ。
★テツandトモ
→歌は「なんでだろう」。この頃から一貫していたんだなあ。
 また、顔ネタ(曲にあわせ面白い顔をする)もやっていた。
・底抜けAIR LINE
→テクノ体操。後によくやっているの「同じ動きなのに、音が変わると
 全然違って見える」というネタではなく、テクノにあわせてふたりが
 単純な動きの面白さで笑わせるネタ。動きのキレがよかったなあ。
・Over Drive
→電車の車掌と客のコント。
・ラーメンズ
→教材用片桐仁というネタ。片桐は立つだけで、小林が教師としてしゃべる。
 今と同じスタイル。逆に言えば、当時から完成度が高かったんだなあ
 と思わされる。
・アンタッチャブル
→このふたりも変わらない。当時から非常にテンポのいい漫才。
・北陽
→当時の表記は「北陽/S」。先生と生徒のコント。
・号泣
→でかいスケッチブックを使って、漢文を紹介するという、
 最近は逆にあまり見ないネタ。
★アンジャッシュ
→初対面のビジネスマン同士の会話。慣れない会話と、ふたりの心の声を流す
 というつくり込まれたネタ。
・バカリズム
→飛び降り自殺しようとする男とそれを止める男という、
 コントではありがちな場面に、セリフの語尾の面白さを加えている。

 決勝に進んだ3組のネタは下記の通り。
・DonDokoDon
→今度は漫才。山口のラジオDJネタ。
・アンジャッシュ
→交通事故を起こした相手通しが、商談で会うはずの相手だった
 という設定のコント。ふたりは顔を合わせて喧嘩しながら、
 同じ相手に丁寧にわびる電話を入れる。これも凝ったつくりだ。
・テツandトモ
→「いらいらするときの歌」と、やっぱり顔ネタ。顔ネタの曲が
 オンエアバトルの初期のテーマソングだったのが懐かしかった。

 そして優勝したのはDonDokoDon。久々に見たが、なかなか見ごたえがあった。

●しかし長いね。
■お前が言うな。
●それから、年明けに見た番組ではねえ。
■まだ話すのかよ! あまりに長いので、とりあえず今日はここまで。
●そう言えば、大晦日の格闘技中継の話もまだだったなあ。
■それもまた今度!


1月13日(火)キミはしりとりクイズを知っているか? 俺は知らない! の巻
●しりとりクイズをやろうぜ!
■いきなりなんなんだよ。
●しーりーとーりーくいず! ZOO(※1)のメンバーを3人挙げなさい!
■えーと、えーと……。だからなんなんだよ!
●いやあ、実はこの間、電車の中で3歳くらいの男の子がお父さんに
 「しりとりクイズやろう」って言い出してさあ。もう気になって気になって。
■で、それはなんなんだ。
●よくわからん。
■よくわからんことをやろうとするな。
●だって子どもが「しーりーとーりーくいず。ずーっとうごくものは
 なんでしょう?」って言ったんだぜ。
■な、なんなんだその問題は。
●で、お父さんの答えは「うーん、自動車」。
■また漠然とした答えだな。間違っちゃいないが、当たりでもなさそうだぞ。
●で、子どもは「ぶー、はずれ。じゃあヒント。ずーっとうごきます」。
■えー、それヒントじゃなくて、問題を繰り返しているだけですね。
●お父さんの答えは、「じゃあ、電車」。
■また親父さんもやっつけ仕事みたいな答えだな。それって、子どもの
 適当な思いつきに適当に付き合っていただけなんじゃないの?
●まあ、そこで俺は電車を降りたんで、結局「しりとりくいず」が
 なんなのかは謎だったんだよ。ということで、勝手にルールを考えました。
 要するに、しりとりとクイズを交互に繰り返せばいいんじゃないか。
■ようやく話がこのトークの冒頭に戻ったわけね。しかし、
 「しりとりとクイズを交互に繰り返せばいい」って、根本的に意味不明だからな。
●ということで、「ずっこけ三人組」の主人公の名前は?
■さっきと問題が違うぞ。でもそれはわかる。「モーちゃん・ハチベエ・ハカセ」だ。
●「セ」だな。「『聖闘士星矢』の作者、車田正美の他のマンガ作品をひとつ挙げよ」
■「リングにかけろ」。
●「ろ」。うーん、「ロンドンをホームタウンとする、イングランド
 プレミアリーグのサッカーチームをふたつ挙げなさい」。
■フルハム・アーセナル。(※2)
●「ル」。うーん、ルかあ。
■なあ。これ、面白いか?
●ええとっても。みんなも合コンなんかでやってみて、盛り上がってね。
 最高に知的なゲームだよ。それじゃ。
■そんないい加減な話で終わりかよ。
※1 ZOO:1990年代に人気があった音楽&ダンスのユニット。もう少し詳しい話はこちらで。
※2 ちなみにチャールトン・チェルシー・トットナムも正解。

1月8日(木)新春から芸能人についてのしょうもない話
「(左手にメモ帳、右手にペンを持って、ペン先をなめながら)大変だー、ニュース、ニュー ス!」
「おまえは昔のマンガの新聞委員か」
モーニング娘。から辻ちゃんと加護ちゃんが脱退しちゃうー
「はあ、そうですか。俺、ちょっと近所に年始のあいさつ回りに行ってくるわ」
「なんでですか?」
「いや、モーニング娘。って興味ないんだよ。それに、なんだかあまりに人の出入りが多く て、なにがなにやら解らなくなってる。『さくら組』、『おとめ組』ってのもよく解らないし」
『うしろ指さされ組』というのもいますよ。♪うーしろゆび」
「(裏声で)♪うーしろゆび」
「♪さーされぐみ」
「(裏声で)♪さーされぐみ。おい! おい! それ、おニャン子クラブだからね。モーニング 娘。とは全然関係ないからね」
「いや、そうとも言えないんだよ。おニャン子クラブがやっていたけれど隠していたオーディ ションやメンバー間の競争をテレビで堂々と見せたのがモーニング娘。の手法なんだね」
「いいよそんなもっともらしい分析。それにその子ども向け学習番組の博士みたいな口 調はなんだ」
「ちなみに『モーニング娘。となり組』というのもあります。♪とん、とん、とんからりんの 〜」
「♪となりぐみ〜。だからなんで古い歌ばっかり出てくるんだよ」
「『ドリフ大爆笑』のテーマソングはこの歌の替え歌です。それから、『メガネドラッグ』のコマ ーシャルソングも『隣組』をヒントに作られたんですよ」
「その話、前にもしなかったか?」
「はあ? とんでもねえあたしゃ神様だ」
「あ、志村だ。志村けんのギャグだ。志村うしろうしろ」
「で、モーニング娘。ですね」
「いいよもう。せっかく話を違う方に持っていこうとしているのに」
「矢口真里大好きっ子のへっぽこさんとしてはどうですか、今のモーニング娘。は」
「ばらすなそういうことを! いや、俺は本当に知らないんだって、モーニング娘。は」
「しかし、『モー娘。』と略して、これを『もーむす』と読むのは変ですよね。『もーむすめ』か、 せめて『もーこ』でしょう」
「いきなりどんな話だよ」
「『もーこ』来襲」
「それ、蒙古来襲ね。それが言いたかっただけかよ!」
「まあ、辻さんも加護さんもふたりでユニット組むらしいし、まだ若いんだから頑張って欲しい ですね」
「ひょっとしてまとめに入ってる?」
「ええ。でも、加護ちゃんって10年後の『あの人は今!』みたいなテレビ番組で、ちょっとき っつい感じの主婦とかになってそうですよね」
「わー、これ以上は危険なので今日のトークは終了です!」

1月3日(土) 後ろを振り返ることでしか見えてこないものもあるんだ! の巻
「今、ファミコンはキている!」
「えー、なにを言っているのですか、あなたは?」
「いや、昨年夏からひそかなファミコンブームが来ていると思ってさ」
「まあたしかに、ファミコンは発売から20年を経て、2003年の月に生産が終了しました。いく つかの雑誌では夏にファミコンを取り上げた特集もありました」
「しかし、多くは『ファミコンは過去のもの』という取り上げ方で、それは個人的に不満だっ た。俺が面白かったのは、ディクスシステムの全ソフトを紹介した『ユーゲーNo.09』(キルタ イムコミュニケーション)くらいだったなあ。『テレビブロス9/13-9/26号』(東京ニュース通信 社)では、ピエール瀧がインタビューで『今でもファミコンで遊ぶかって? 遊んでたらヤバイ でしょう。今はもうPS2とかですよ』(p.5)なんて言っていました。これは悲しかった。ともかく、 ファミコンをいい思い出としか考えられない人は、クリエーターとして大事なものを失っ ているよ」
「そんな過激な」
「だから、俺は桜庭和志はすごくかっこいいと思う」
「えー、それは2003年11月9日の『PRIDEGP2003決勝』で、『リアルドンキーコング』の異名を とるケビン・ランデルマン選手と対戦した桜庭選手が、スーパーマリオの帽子をヒゲをつけ て入場パフォーマンスをしたシーンですね」
「テーマソングも、初めにスーパーマリオのテーマが流れて、泣いたね。桜庭選手はひげダ ンスみたいだったけれど。そう言えば去年の大晦日の格闘イベントはさあ……」
「ファミコンの話だよな」
「そうです。我が家ではファミコンはまだまだ現役ですよ。で、そんなファミコンを振り返り、フ ァミコンの未来を考えるため、こんな展示会はいかが。いかが!」
「それ、柴咲コウのエプソンのプリンタのCMの真似だね。半年前のCMだけどな」
「その展示会とは、2003年12月4日から2004年2月8日まで、恵比寿ガーデンプレイスにある 東京都写真美術館で開催されている『レベルX テレビゲームの展覧会』です」
「これは、すべてのファミコンソフトの展示にはじまり、ファミコンのチラシの展示・世界で最 後につくられたファミコンの様子や、ゲームクリエーターのインタビューなどの映像などを見 ることができます」
「一部のゲームは、実際に遊ぶこともできます。ということで、ファミコンはキている!」
「お前の方がよっぽどキているよ。とりあえず、見に行った後にレポートを掲載しますので お楽しみに」

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