がらくたフリートーク

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2003年9月
9月28日(日) 四次元娘久々登場 の巻
「『トリビアの泉』関連のことばが今年の流行語大賞にノミネートされるのは、もはや確実か もしれませんね」
「えー、久々の登場なんだから、自己紹介をしてください。どうも、へっぽこです」
「どうも、鬼束ちひろです」
「木の葉萌美だろ!」
「木の葉萌美です。ちなみに鬼束は『おにづか』ではなく『おにつか』です。へえ、へえ、へ え」
「それ、トリビアじゃなくて常識だろう」
「いやあ、この間『タモリ倶楽部』で、茨城は『いばらぎ』じゃなくて『いばらき』であることを説 明するのに、『鬼束ちひろ』を例に出したタモリはさすがですね」
「長いよ、前フリが」
「(無視して)しかし、すごいですね、『トリビアの泉』は」
「まあ、流行語大賞のノミネートもなくはないだろうね。しかし、どれが取り上げられるんだろ う。やっぱり『トリビア』か『へぇ』かねえ」
「意外なところでは、『八嶋くーん』『今日紹介したトリビアも、明日使えるものばかりで したね』『80へぇを超えましたので、品評会会長のタモリさんから、粗品を選んでいた だきましょう』なども考えられます」
「まあ、そんなことを考えるのはあなただけですよ。だいたい、『八嶋くーん』って、なんだ よ」
「しかし、見ていない人にはなにがなんだかわからない話ですね」
「わからなくしているのは君だからね」
「そういえば、書店でもトリビアや雑学関係の本が、ここぞとばかり出ていますね」
「無理矢理だなあ。まあ、それは本当だね。もともと雑学関係の本は、色々な出版社から出 ていたけれども、最近じゃひとつのコーナーになっているからなあ」
「でも、大半はイマイチですね。そもそも、雑学や知識をただ紹介すればいいわけでもない んですよ。どんなネタを選ぶかとか、いかに面白く紹介するかとかも大切でしょう。場合によ ってはネタにつっこんで笑いをとるのもひとつの方法ですよね」
「なんかちょっと核心ついているなあ。でもそうだね。単に知識をかき集めただけの本もある し、中には雑学本を参考文献に非常にお手軽につくられた本もある」
「ちょっと承服しかねますね。笑福亭承服しかねる」
「それ、どこの噺家だよ」
「承服しかねるといえば缶コーヒー『ジョージア』の新しいCMですよ」
「いきなりだな。それって米倉涼子・矢田亜希子・佐藤江梨子がサラリーマン風のスーツ姿 で踊るCMだよね」
「そうです。あの男装はどうかと思う。佐藤江梨子ファンのへっぽこさんはどうですか」
「うーん…。その前に俺、別に佐藤江梨子ファンじゃないし」
「ええい、煮え切らない男だ!」
「それ、使い方間違ってるからね。ただ、男装としては、宝塚のようなかっこよさもなけれ ば、男装していることで逆に女性としてのかわいらしさ出ているわけでもないよね」
「そう、そこなんです。中途半端なんですよ、みんな。危うい魅力が感じられない。コントみた いだもの。それからあの歌もどうなんでしょう」
「『満員電車でもみくちゃっちゃ』って歌ですね」
「『勝俣州和は元ちゃっちゃ』という歌詞もありましたね」
「えー、ありませんね。勝俣さんは、かつてCHA-CHAというアイドルグループに在籍してい ました。CHA-CHAのメンバーには、西村知美さんの旦那で、現在レストラン『モンペトクワ』 店長である西尾拓美さんもいました」
「なつかしー、すきだったなー、ちゃちゃ」
「なんだその棒読みのようなセリフは」
「今回のトークのまとめとしては、ジョージアのCMでは男装した3人よりCHA-CHAを再 結成して出演してもらった方がよかった、ということですね」
「どっからそんな結論がでてくるんだよ」
「今日のフリートークも、明日使えるものばかりでしたね」
「どこがだ」

9月22日(月) 久々なのに非常に適当な話 の巻
「あしゃしょうりゅう! 木の葉燃朗です」
「えー、それはどんな悪魔を呼び出す呪文ですか? どうも、へっぽこです」
「いやあ、ニュースを見ていると、朝青龍を『あしゃしょうりゅう』って言っているアナウンサー が多いねえ。あしゃしょうりゅう!」
「あしゃしょうりゅう!」
「まんぎょんぼんごう!」
「まんぎょんぼんごう!」
「しょうねんぼんぼん!」
「もういいよ! なんだこのページ。いきなり『少年ボンボン』なんて単語をまぎれ込ませや がって」
本といえばさあ、この間…」
「『少年ボンボン』をきっかけに本の話に入るの?」
そうです。この間本屋で『山本音也』さんという作家の小説を見つけて、『おっ、カントクつ いに小説家デビューか』と思ったんだけれど」
「おまえのいう『カントク』は、山本晋也さんですね。山本音也さんは平成14年度(第9回)松 本清張賞を受賞した作家で、全然別人ですからね。ちなみに山本カントクにも、『ポルノ狂 殺人事件』(1983年,作品社)という小説があります」
「でも、ちょっと見たら間違えちゃうよなあ。『北村薫』と『高村薫』くらい間違えるよ」
「まあ、漢字だけ見たらね」
「そういえば昔、俺タモリと山本カントクが同一人物だと思っていた。小学生くらいの頃」
「なんか前にも似たような話があったなあ…。高田文夫と景山民夫を同一人物だと思ってい たんだっけ?」
「いや、タモリと山本カントクは同一人物だと思った人もいるだろう」
「いないだろう」
「…募集します」
「募集するな!」

9月16日(火) いい映画を見ましょう の巻
「どうも、木の葉燃朗こと小林祥晃です」
「小林祥晃って、Dr.コパの本名だよね。あ、へっぽこです」
「この間、ビデオで録画していた『金髪の草原』(1999年,犬童一心監督)を見たよ」
「前ふりとは全然関係ない話題かよ。まあいつものことだけれど。『金髪の草原』は、大島 弓子の漫画を原作にした実写映画ですね」
「そう。公開されたとき映画館でも見たのだが、改めて見たらなかなかよかった」
「ふうん。どんな話なの」
「ソープ嬢が愛犬を殺した犯人に復讐する話です」
「えー、それはこの間教えてもらった『幻の湖』というトンデモ映画のあらすじですね」
「はい。本当は、ある日突然自分を20歳の頃の自分だと思ってしまう老人と、その老人の 元へヘルパーとしてやってきた女性を主人公に、ちょっと不思議な恋愛が描かれる映画で す」
「ヘルパーは池脇千鶴さん、老人は伊勢谷友介さんが演じています。ただし、伊勢谷さんは 若い男性(当時23歳)です。本人は自分を若いと思っていて、観客からも若い男性に見え る。でも、劇中の人物は彼を老人だと思っているんですね。この設定が、映画に独特な雰 囲気を与えています」
「それから、やはり池脇千鶴の存在感は素晴らしい。かわいいのはもちろんだが、それだ けでなく、悩みや苦しみを抱えている姿がいいんだよ」
「池脇さん演じるなりすが、伊勢谷さん演じる日暮里に徐々に惹かれていく様子が、見てい て切なくなりますね。はじめは、なりすにとって日暮里はただの仕事先のお客さんなのです が、彼女にプライベートな問題が起こるとともに、徐々に日暮里が好きになっていきます」
「そうした恋とともに、登場人物も観客も意識しないところで、死も大きなテーマとして現れて きます。ラストなんかは、結構悲しい」
「それと、歌の使い方が効果的ですね。劇中で何曲か歌が歌われているのだが、これがま たいい。なりすと友人たちが、日暮里のピアノに合わせてシューベルトの『のばら』を歌うシ ーンなど、特に印象に残ります」
「今ならDVDも出ていますので、興味がある方は是非ご覧ください。原作漫画もあります。 『金髪の草原』(2000年,朝日ソノラマ)、または『大島弓子選集10 ダリアの帯』(1985年, 朝日ソノラマ)に収録されています。あ、しまった!」
「なに」
「今回、後半まともな話だ」
「いいんだよ、別に!」

9月4日(木) 燃朗子ども時代の思い出 の巻
へっぽこの本名は『一本木みちる』。84へぇ。どうも、燃朗です」
「それ、トリビアじゃなくてただの嘘だからな。どうも、へっぽこです」
「あ、『一本木みつる』だっけ?」
「そんなささいなところじゃなくて、根本から違いますね」
「正しい表記は『1本木326』か」
「なんの話がしたいんだ一体」
「この間さあ、子どもの頃の遊びの話になってさあ、ちょっと他の人にびっくりされたことがあ ってさあ」
「その語尾が全部『さあ』になる話し方に意味はあるの?」
「ないよ。それで、子どもの頃の遊びなんだが、俺、よく人形やロボットを動かして物語を つくっていたんだよ」
「それは、まあみんなやるんじゃないの。ロボットを動かしてセリフを言うんだろう。俺もやっ たよ。漫画を書きながらセリフを言ったこともあったなあ」
「いや、セリフは言わない」
「はあ。人形をパントマイムみたいに動かしてたのか?」
セリフは頭の中だけでしゃべっていた。そのセリフにあわせて、動かしていたねえ」
「それは怖いね。なんで声に出さなかったんだよ」
「恥ずかしいだろう。『ばばーん、ばばーん』『うっ、今のミサイルで右腕に亀裂が』なん てさあ」
「それは20代も後半に差し掛かったおまえが言うから恥ずかしいのであって、小学生くらい の子どもなら平気だろう」
「ううむ、俺は自分が特別とは思わないけれどなあ。そういえばマンガ家のとり・みき氏はダ ンボールの中に宇宙船の絵を描いて中に入って遊んでいたそうだよ」
「それ、おまえの前衛演劇のようなロボット遊びとは違うからね。しかし、このメリハリのない トークはどうやって終わるんだよ」
「『自分も無言で人形を動かして遊んだ』という人は是非一報を!」
「結局それかよ!」
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