がらくたフリートーク

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2003年8月
8月30日(土) 寝汗の出るような話 の巻
「怖い夢の話をしよう」
「また行き当たりばったりだな」
「昔からよく見るのは、すごく高いところから自分の部屋を眺める夢ね」
「それのどこが怖いの?」
「遠近法が狂っていてさあ、全部が同じ距離にあるように見えるんだよ」
「…はあ」
「おまえ、理解していないだろう」
「ええ、まあ」
「例えば、天井から部屋を見ると、遠くにあるものは小さく、手前にあるものは大きく見えま すね」
「それくらいわかるよ!」
「ところが! 俺の夢では、全部が1メートルくらいの距離から見たような大きさになる。だか ら、すべてのものが目に張り付いてくるようで、非常に気分が悪くなる。まさにサイケデリッ ク!
「おまえ、変な薬とか飲んでるんじゃないの?」
「滅相もない。まあ、他にもっと俗っぽい夢も見るけれども」
「へえ、どんな」
「俺は、なぜか漫才のコンテストに臨んでいる」
「いきなりだな」
「そう。自分でもなぜかはわからないけれど、とにかくここが大一番ということはわかる。審 査員には、漫才界の大御所が控えている」
M-1グランプリみたいなもんだ」
「いや、あんな程度じゃない。とにかく自分の人生がここで決まる、というような瞬間なわけ だ」
「M-1グランプリを『あんな程度』っていうのも、すごいけれどね」
「まあ、夢だから。それで、ふと漫才の相方を見ると、渡辺満理奈なんだよ」
「…なんで?」
「こっちが聞きたいです。まあ、夢だから。そこで一気にあせっちゃうんだよ。『ええ! な ぜ相方が渡辺満理奈なんだよ』と」
「これはやばいと」
「そう。もうそこで、どうしようどうしようと思っていたら目が覚めたね」
「はあ。なんなんだろうね、その夢」
「さあ。まあ、夢ですから」
「おまえ全部それでごまかそうとしてるよな、さっきから」
「まあ、このトークもすべて夢なのだよ。ふふふ」
「思わせぶりだけど全然違うからな。みんなも変な夢の話があったら教えてね」
「しまった先に言われた!」

8月22日(金) 「燃朗の、名盤・珍盤・バンバンバン」の巻
「どうも、燃朗です。さあ、新コーナーだよ!」
「ねえ、詳しい内容も決まっていないのにタイトルだけでっち挙げるのはやめようよ。あ、へ っぽこです」
「いや、内容は決まっている。俺が見つけた興味深いCDを不定期で紹介していきます」
「安易だね」
「『悲しみが止まらない』か?」
「それ、杏里だね」
「(無視して)さあ、今日紹介するのはこれだ! 『RELOADER A Tribute To The  Beatles』(DOP54)です」
「はあ、ビートルズのトリビュートアルバムですか。ところでこのジャケットって、ビートルズの 『REVOLVER』だよねえ」
「いや。よく見ると絵も写真もなにか違う。なんとなくインチキくさいのに惹かれて買ってしま ったよ。安かったし」
「ちなみにトリビュートアルバムというのは、あるミュージシャンの曲を他のミュージシャンが 演奏したものを集めたCDですね。これも色々な人の演奏が収録されているわけだな」
「そう。ただ、ひとりも知らない」
「そうなのかよ!」
「ああ。でも結構原曲に近くて、なかなか聞きやすい。トリビュートアルバムというと、独自の 解釈で全然違う曲のように演奏する人もいるけれど、このCDは正統派だな」
「じゃあ、どっちかというとカバーアルバムだな」
「いや、カバーというよりコピーバンドの演奏を集めた感じだよ」
「それは言ってはいけません」
「ちなみに、どこで買えるのかは不明です。俺はヴィレッジヴァンガードでたまたま手に入れ たのですが、後日行ったらもう置いてありませんでした」
「はあ、実用性ゼロの紹介ですね」
「今後もこんな感じで行きますのでどうぞよろしく」

8月17(日) おもしろお菓子を見つけたよ の巻
「今日はこんなものを買ってきたよ」
「…ねえ、なんかわざとらしいよ。いまどきコマーシャルだってもっとスマートだぜ」
「そのわざとらしさがいいんだよ。で、この『青春のメロディー』だけど、チョコレートのおまけ に1曲入りの8センチCDがおまけについてきます。入っているのはかつてのヒット曲で、ジャ ケットの写真のミニチュアも同封されており、レコードの盤面も再現されています」
「箱を開けるまでなにが入っているかわからないところと、シークレットバージョンも入 っているところがミソですね」
「ううむ、有名な曲が多いから、今でもベスト盤なんかで聴ける曲ばかりなんだが、YMOの 『ライディーン』や山下久美子『赤道小町ドキッ』は欲しいなあ。おっ、『傷だらけの天使』のテ ーマソングもある! 太田裕美『木綿のハンカチーフ』や、ガロ『学生街の喫茶店』、石川ひ とみの『まちぶせ』にキャンディーズの『ハートのエースが出てこない』も!」
「えー、燃朗はひとりでタイムスリップしておりますが、ほとんどおまえが物心つく前の歌な のになんでそんなに夢中になるんだよ」
「そうだ!」
「なんだよ」
「このシリーズで手に入る曲を1枚に収めたコンピレーションCDが出たら、俺は買うね」
「えー、無理ですね。レコード会社がばらばらだし、そもそもそんなCDが出ちゃったら、 のおまけのCDの存在意義が危うくなるだろうが」
「みなさんも1個くらい買ってみても面白いのでは。俺も全部集めるつもりはありませんが、 企画としては面白いかなと思います。是非第二弾はコミックソング特集でお願いしたい ね。イモ欽トリオ『ハイスクールララバイ』に川上さんと長島さん 『きたかチョーさん まって たドン』、ザ・ぼんちの『恋のぼんちシート』に、もちろん植木等やドリフターズの曲も入って、 ああ、郷ひろみ&樹木希林『林檎殺人事件』も!」
「喜ぶのおまえだけだろう、それ。しかも8月3日と同じく最後はお笑いソングの話かよ」

8月3日(日) お笑いソングを考えたい! の巻
「えーと、藤本美貴が、通称『あやや』?」
「ちがうわよー。そんなんじゃ試験に間に合わなーい」
「ねえこれってなんの試験の問題なの?」
「(無視して)お久しブリキのロボット。木の葉萌美です」
「はあ。この間の春風亭柳昇師匠の追悼トーク以来ですな。で、今日はどんな話」
「ボブ・ホープ追悼トークを…」
「君は追悼トークばっかりかい。それにその話題、先月の終わりに燃朗とちょっと取り上 げた」
「(無視して)しかし、新聞などでも結構大々的に報じられましたねえ」
「マイペースだなあ。ボブ・ホープ氏死去は、新聞では一般のニュース扱いで社会面に載っ ていたようだね。読売新聞では亡くなった日(7/29)の夕刊の『よみうり寸評』、翌日(7/30) 朝刊の『編集手帳』と、2日続けて1面のコラムで話題になっていました」
「しかし、最近の若い人と『珍道中』シリーズや『腰抜け二丁拳銃』(1948年アメリカ,ノーマ ン・マクロード監督)といった映画をリアルタイムで見た世代とでは捉え方に温度差があるで しょうねえ」
「まあ、我々も『最近の若い人』に入るんだろうけれどねえ」
「ところで、ボブ・ホープといえば歌うコメディアン」
「まあ、そういう面もなくはない」
「最近日本のお笑い芸人も、最近結構CDを出していますよね」
「昭和のいる・こいるの『そんなもんだよ しょうがない』(2001年,BMGファンハウス・FHCF- 5025)なんて、ありましたねえ」
「はいはいはいはい。よかったよかった」
「それはこいる師匠のギャグですね」
「最近ではテツandトモの『なんでだろう』や、はなわの『佐賀県』などが人気です」
ダンディ坂野も、ウルフルズをカバーした『ゲッツだぜ!!』でCDメジャーデビュー。まあ、 CD自体は今年の5月にインディーズから『OH! NICE GET's!!』を発売しているんですけれど ね」
「でもこれ、カバーじゃないですよね。どっちかというと替え歌じゃないのかなあ。Take2 の東貴博が歌った『冷麺で恋をして』みたいな」
「多分ね。しかし、この『芸人と歌』のトークはどこに行き着くんだ?」
「私もCDデビューしたい」
「寝言が言いたいのならパジャマを着てからにおしっ!」
「どうでしょう、だいたひかるみたいな芸風で」
「あなたはテンション高すぎです。だいたひかるさんにはなれません」
「それでは最後の曲、聴いてください。『納得いかねーぜ』」
「始まっちゃったよ。しかもはなわの芸風に近いからな、それ」
「♪納得いかね〜ぜ 納得いかね〜ぜ 納得いかねんだよ〜
 この間 テレビを 見ていた〜ら〜 有賀 さつきが〜 『セレブ』と呼ばれてた
 ヘイ 納得いかね〜ぜ 納得いかね〜ぜ 納得いかねんだよ〜」
「えー、歌はまだ続きそうですが、トークはここで終わりです」
「♪納豆食わね〜ぜ〜 ♪納豆食わね〜ぜ〜 俺は納豆食わねんだよ」
「歌の趣旨変わってるからな、それしかも完全にはなわの芸風だ」
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