がらくたフリートーク

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2003年1月
1月25(土) 中途半端な話題ですみません の巻
「俺の学生時代の友人にね、年が明けてから割引で販売されているカレンダーを買う男が いるんですよ」
「まあ、一月違いで半額ならそれもひとつの手ですね」
「で、毎年彼が『買ったカレンダー当てクイズ』の出題とともに、みんなにどんなカレンダーを 買ったか聞いてくるんですよ」
「うん、それで」
「この場を借りて、俺が買った今年のカレンダーを紹介します」
「安易な便乗企画だな」
「余計なお世話だ。えー、俺が買ったのは、『三村マサカズの、日めくりツッコミカレンダ ー』(アルカイナ出版)です!」
「……なにをそんな珍奇なものを買っているのだ、おまえは」
「いや、これがすごいのよ。1年365日、毎日さまぁ〜ず三村のツッコミが読める。しかも顔写 真入り。1月1日の『新年明けちゃったのかよ!』にはじまります」
「それはつっこみじゃないだろう」
「まあまあ。なにせ365日あるからね。例えば1月13日の『今日が成人の日かよ!』5月 4日の『「国民の休日」ってなんだよ!』5月5日の『「子どもの日」なのに大人も休み かよ!』などなど。休日・祝日・記念日の場合はほとんどツッコミの対象になっています」
「ずっとそんな調子なの」
「そうだよ。4月23日の『サン・ジョルディの日。サン・ジョルディって誰だよ!』などの渋 めのツッコミもあります。8月15日『ナポレオンの誕生日。いつの話だよ! 世界史か よ!』もなかなかいいですねえ」
「しかし、そんなカレンダーを毎日めくっているのかおまえは」
「めくってないよ」
「ということはカレンダーではなくて、読み物として楽しんでいるということか」
「楽しんでないよ」
「じゃあどうしているんだよ!」
「どうもしてないよ! そもそもそんなカレンダーないよ!」
「なに! じゃあ『三村マサカズの、日めくりツッコミカレンダー』っていうのは嘘か?」
「あたりまえだ。そんなカレンダーあってたまるか。そもそも、出版社を『アルカイナ出 版』としてあるだろうが。つまり、「そんなカレンダーあるかいな」という意味だ」
「そんな終わり方かよ! だじゃれかよ!」
「お、三村マサカズみたいなツッコミだ」

1月21日(火) 燃朗の脱力日記 の巻
 休みの日にしては早く、9:00起床。朝一番で風呂に入り、朝食の準備。パンが食べたいと 思ったのだが、ストックがない。冷凍庫にナンがあったので、ナンにうすくマヨネーズを塗っ てオーブンで焼く。その間にウインナー、ブロッコリー、卵を茹でる。これらをインスタントの コンソメスープ、牛乳とともに食べる。
 食事しながら、ビデオで録画していた「想像探偵M&S」(1/18深夜3:00〜4:52・テレビ朝日) を見る。みうらじゅんいとうせいこうが、聞きなれない言葉についてあれこれ想像してしゃ べるのだが、これは面白かった。食事をしながらうひゃうひゃと笑っていた。オヤジが飲み 屋で展開するくだらないトークのような趣だな。
 朝食後、パソコンの電源を入れて、メールやホームページを読む。自分のページに更新 する予定の古本日記を書く。途中で坪内祐三『三茶日記』(2001年,本の雑誌社)を読んだ り、やはり録画していた「トリビアの泉」(毎週月曜深夜・フジテレビ)を見たりしつつ、パソコ ンに向かう。そうこうするうち昼になり、購入したスキャナが届く。これで今後ホームページ に手書きのメモや絵を載せることができるぞ。部屋の配置を一部変え、スキャナを設置。設 定をして、試しに何度か読み込んでみる。うむ、スキャナの操作は面倒だと思っていたけれ ど、最近は簡単だねえ。
 午後になって郵便受けをチェックすると、注文していた古本が届いていた。sumus古書部 より。永江朗『菊地君の本屋 ヴィレッジヴァンガード物語』(1994年,アルメディア)尾辻克 彦『週刊本23 超プロ野球』(1985年,朝日出版社)。代金の支払いのため、郵便局へ。一 緒に、昨日クローバーブックスから届いた新刊本3冊の支払いも行う。ミニコミ『sumus(スム ース)第6号 特集:新書の昭和三十年代』(2001年)竹内正実『テルミン エーテル音楽と 20世紀ロシアを生きた男』(2000年,岳陽舎)散歩の達人ブックス[大人の自由時間]『東 京夜更かし案内』(2002年,交通新聞社。しかし、今月はずいぶん本を買っているなあ。
 外出したついでに郵便局と銀行で通帳に記帳。銀行は最寄り駅まで行かないとないの で、15分くらいてくてく歩いていく。せっかく駅前まで出たので、スーパーで夕食の買い物。
 家に帰ってくると、急に眠くなり、ここは逆らわずに1時間くらい仮眠。起きてすぐ夕食の準 備に取り掛かる。献立は、レトルトの素を使ったチャーハンと豚挽き肉の団子と玉ねぎのコ ンソメスープをつくり、後は買ってきた焼き鳥と野菜のみのサラダを添える。
 夕食後、録画した「WRESTLE-1」(1/21 19:00〜19:54・フジテレビ)を見る。早い話がプロ レス。ただ、演出ばかり派手で個人的にはイマイチ。俺にはプロレスより格闘技の方が面 白いなあ。これは好みの問題だけど、子どもの頃からプロレスよりボクシングなどをよく見 ていたからなあ。
 その後も古本日記を書くためにパソコンの前に座る。テレビでニュースを見たり、『「ぷっ」 すま』(毎週火曜23:00過ぎ・テレビ朝日)を見たりしながら、手はキーボードを叩く。
 古本日記は一応完成。細かいところを直して、近く掲載しよう。吉祥寺→明大前編です。
 さて、明日はまた仕事だ

1月18日(土) 我々も日本語を考える の巻
「燃朗です」
「へっぽこです」
「いやあ、最近の若い連中の話し方で、気になることがあってねえ」
「『若い連中』って、おまえはいくつだ?」
「まあまあ。最近さあ、『有り得ない』って言葉を間違えて、しかも頻繁に使う連中が多 いよなあ」
「ああ、たしかに。『おまえそれ絶対使い方違うよ』って使い方をしている人が多いよね」
「そう。たぶん、『ウソー』とか『マジー』とかの言葉と同じように使っているんだろうけど、なに に対しても自分の感想として『アリエネー』なんて言っている奴を見ると、顔に回し蹴り を入れたくなるね。もしくは後ろからラリアットをしたくなるね」
「いきなり物騒なことを言うなよ。しかし、自分にとって信じられないことを『有り得ない』と 表現するのには違和感があるな」
「もともと『有り得ない』とはどういう意味か。『新明解国語辞典 第四版』(三省堂)を見てみ よう。『有り得ない』は載っていないが、『有り得る』が次のようにあります」

ありうる【有り得る】〔文語形「有り得」と、その口語形「有りえる」との混合〕理屈や公算の上か らは、有るものと考えられる。〔否定形は「有り得ない」〕

「つまり、客観的な可能性について表現する言葉、というわけだ」
「そうだよ! それがさあ、自分の主観的な感想に使いやがって。『英語の時間に予習やっ てないのに当てられて、ありえなーい』とか言いやがって。そんなのお前が授業に出席して いれば十分ありうるわ! 『有り得ない』を使うには、お前が体育の時間にグラウンド走 っているのに、教室で別のクラスの授業やっている先生が『そこで走っているお前、こ の問題やってみろ!』なんて叫ばれた場合くらいのことが起きないとだめなんじゃ い!」
「長い例えだなあ。言いたいことはわかるけれど」
「これを読んでいる人も、これから『有り得ない』を使う時は理屈や公算の上の結果かどうか をよく考えて口に出そう。そうしないと、俺に後ろからドロップキックを見舞われるような 『有り得ない』ことが起こるかもよ」
「その前にそのうまくないオチをなんとかしろよ」

1月17日(金) 燃朗の「最近の購入本」 の巻
 燃朗です。今日は、俺が最近購入した本を紹介します。近く古本日記を掲載予定ですが、 ここでは「いつ・どこで・なにを買ったか」だけを書きます。
 …しかし、これにどれだけの人興味を持つのだろうか。
●1月11日(金)
【吉祥寺】古本センター川本三郎『雑踏の社会学』(1987年,ちくま文庫)ビデオ『ギャグ ウォーズPart4』(1998年,エキスプレス)
よみた屋吉祥寺店川上弘美『溺レる』(2002年,文春文庫)雑誌『ur No.8 特集:マル チメディア』(1993年,ペヨトル工房)雑誌『ユリイカ 特集:G・K・チェスタトン』(1989年,青 土社)
ブックステーション和イッセー尾形『イッセー尾形の都市生活カタログPART2』(1992年, 早川書房)雑誌『笑芸人 VOL.3 特集:東京コント王道伝承』(2000年,白夜書房)
【明大前】古本すうさい堂雑誌『中州通信2000年9月号 特集:60年代大特集/熱狂のス ポーツ狂騒曲』(リンドバーグ)唐沢俊一『トンデモ一行知識の逆襲』(2000年,大和書房) 赤瀬川原平『優柔不断術』(1999年,毎日新聞社)チチ松村『ゴミを宝に!』(1999年, 光文社)伊集院光・みうらじゅん・山田五郎『ザ・会議室』(2001年,光進社)
●1月15日(水)
【上野】明正堂書店アトレ上野店雑誌『テレビブロス 特集:仮面ライダー&タイガーマス ク』(2003年,東京ニュース通信社)金光修『あの頃、VANとキャロルとハイセイコーと… since1965』(2002年,アスキー・コミュニケーションズ)
【オンライン】杉並北尾堂夏目房之介『読書学』(1993年,潮出版社)ミニコミ『創的戯 事雑誌』(2001年,楽駝PB)
●1月17日(金)
【神保町古書店街】丸沼書店出久根達郎『朝茶と一冊』(2000年,文春文庫)著作権 法令研究会編著『著作権法ハンドブック第四版』(2001年,著作権情報センター)
有文堂書店森村稔『クリエイティブ志願』(1986年,ちくま文庫)
英山堂書店都筑道夫『危険冒険大犯罪』(1985年,角川文庫)
日本教育会館古書展"下町書友会"豊沢豊雄『頭脳からアイデアを引き出す法』(1959 年,竜南書房)三G会『三Gが行く 喜寿三人組のユーモア放談』(1998年,法研)小林 賢太郎『小林賢太郎戯曲集』(2002年,幻冬舎)
書肆アクセス雑誌『中州通信2000年6月号 特集:今こそ復活のとき』(リンドバーグ)
東京堂書店坪内祐三『三茶日記』(2001年,本の雑誌社)

1月7日(火) こんな話ですみません の巻
「ごぶさたしていました。木の葉萌美です」
「お、ひさしぶり」
「どうも、ぴっころさん」
「へっぽこですね」
「今日は、こんなニュースですよー」
雪印牛乳+農協牛乳=メグミルク…新ブランド一斉発売
 雪印乳業、全国農業協同組合連合会(全農)、全国酪農業協同組合連合会(全酪連)の 牛乳関連事業を統合して1日に発足した新会社「日本ミルクコミュニティ」(本社・東京都新 宿区、杉谷信一社長)は7日、新ブランド牛乳、「メグミルク」を、全国のスーパーなどで一斉 に発売した。
 メグミルクは「恵み」と「ミルク」を組み合わせた造語で、「自然の恵み」を意味している。赤 をイメージカラーとし、太陽・生命・活力を表現すると同時に、食中毒事件で多くの消費者の 信頼を失った「雪印牛乳」の青色パックからのイメージチェンジを強調する。
 新会社は当面、「雪印牛乳」や「農協牛乳」などの既存ブランドの製造・販売も続けるが、 早期に「メグミルク」に一本化する方針だ。
(1月7日10:35)
「お店には、赤いパッケージのミルクが並んでいましたね」
「そこはどうでもいいです」
「よくないでしょうが」
「いや、いいのです。私が注目したいのは『メグミルク(MEGUMILK)』という名前です。へっぽ こさん、この名前を聞いて、なにか思うところはありませんか」
「ううむ、急に言われてもねえ……」
「この、いくじなし!」
「なんで俺が怒れらるのさ?」
「私は、グラビアアイドルのMEGUMIさんを思い浮かべましたね」
「えー、はなはだ中途半端ではありますが、本日のトークは終了です」
「どうしてですか」
「あなたの発言が危険だからです」

1月3日(金) 新春知恵比べ の巻
「へっぽこです」
「燃朗です」
「二人あわせて『がらくた探偵団』です」
「いやあ、久しぶりだなあ、正統派のあいさつ」
「まあ、新年だからね」
「お正月は、家の中でできる色々な遊びがありますが、たまにはこんなのもいかが? とい うことで今回紹介するのは、『ソースネクスト・ドットコム』の中にある『10分でIQ診断』です」
「なんだよ、その紹介の仕方は。ええと、まずソースネクスト・ドットコムは、パソコン用の ソフトを販売しているメーカー、ソースネクストのページですね。その中に、無料で出来るIQ 診断のコーナーがあると、そういうことですね」
「そうです。小学生の頃に知能テストを受けた方もいるかと思いますが、あれと同じようなテ ストがインターネット上で受けられます。最後に結果がメールで送信されてきます。大人用 だけでなく、小学生用のものもありますよ」
「テストといっても、『この試験は簡易テストですので、結果はあくまで参考資料となります、仮 に低い指数であっても、深刻に考え込む必要はありません』と書いてありますので、ゲーム 気分でやってみてはいかがでしょう。で、お前は受けたんだよね」
「ええ、こういうものを見ると黙っていられないですからね。送られてきた結果は、なんと 『IQ:120.93』ですよ! IQ120以上は『大変高い知能指数ということとなります。どんな環 境、事態にも的確な行動が期待されます』ということなんで、今年はいい年になりそうだ」
「そこまで大げさじゃないだろ。しかし、まあ、すごいな」
「みなさんも是非やってみてください。IQの数値で、俺と勝負だ!」
「だからいいってば」

1月2日(木) 新年のごあいさつ の巻
 どうも、木の葉燃朗です。昨年は、「がらくた放送局」もおかげさまで2000人を超える訪問 者を迎え、非常に充実した1年間でした。ほとんど思いつきで開設したこのページですが、 少しずつ内容も充実してきたかなと思っています。もちろん、今後も進歩させて行くつもりで す。
 今年はもっと小説を掲載したいと思っています。本の話、フリートークとともに、がらくた放 送局の3大要素のひとつですからね。まあ、あまり肩に力入れ過ぎずにやって行きます。そ れから、フリートークも、昨年までの笑いを狙っただけのものから、もう少しエッセイや日記 のようなものも書いて行きたいと思っております。賛否両論あるでしょうが(なにもないかもし れませんが)、とにかく試行錯誤です。時代錯誤ではありません。
 ということで、今年もよろしくお願いします。
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