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2002 meets 2012

木の葉燃朗およびがらくた放送局はの10周年を記念し、2002年と2012年の木の葉燃朗によるトーク。
まさにSF(そうとうふざけた)物語。
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★燃24:2002年4月の木の葉燃朗。6月に25歳になる。
◆燃34:2012年4月の木の葉燃朗。6月に35歳になる。


●まずはあいさつ

◆燃34:お、25の俺。
★燃24:あ、どうも。あー、そんな感じですっけ。
◆燃34:フランク過ぎる?
★燃24:まあ、なんとなく。
◆燃34:フランクフルト?
★燃24:そういうの言いたいのは、変わらないんですね。
◆燃34:まあ10年経てば、色々あるわな。
★燃24:でも、体型は意外と変わらない。
◆燃34:んー、今何キロくらいだっけ。
★燃24:90ちょい、ですね。
◆燃34:今もそんなくらい。
★燃24:そうなんだ。
◆燃34:ただし、10年の間に10キロ痩せて元に戻るのを3回経験しての今ね。
★燃24:そうなんだ! なんでそんなことに。
◆燃34:話すと長くなるけれど、まあ、良いことも嫌なこともあるんだよ。
★燃24:ふーん。
◆燃34:そういえば、中2の夏休みに10キロ痩せたこともあったじゃん。
★燃24:ああ、ありましたね。
◆燃34:今思うと中2病だよな。
★燃24:いやー、それ関係ないと思いますよ。でも、大学に入学したときは105キロありましたもんね。
◆燃34:あった! そう考えるとすごい変動だな。グラフにしたら面白いかもね。


●仕事の話

★燃24:ところで、せっかくの機会なので色々聞きたいんです。これからの自分や周りのことについて。
◆燃34:まあ、話せる範囲で話すよ。
★燃24:じゃあ、例えば仕事の話とか。
◆燃34:ああ、もう辞めたいと思い始めている頃だっけ。
★燃24:そう、ですね。
◆燃34:仕事はねえ、探すのはいいけれど、今の仕事を辞めるのはだめ。まあ、辞めないと思うけれど。
★燃24:えー、でも、
◆燃34:分かる。けど、とりあえず仕事はちゃんとしながら、次を探せばいい。そのうち、会社の中で自分の価値が上がっていって、色々なことができるようになるから。辞めてから探すのは大変だと思う。今は自分から辞めなくて正解だったと思う。
★燃24:で、今も同じ職場にいるんですか。
◆燃34:いや。転職した。
★燃24:マジで!?
◆燃34:結構大変な状況があってね。まあ、それからでも遅くなかったということなのかな。今の勤め先もそれほど良くはないけれど、多少はましだよ。
★燃24:ふうん。


●本と音楽について

◆燃34:ところで、今趣味としては、やっぱり古本だよね?
★燃24:そうすね。休みの日は結構古本屋街めぐりしてますよ。今はほとんど神保町ですけれど、今度中央線沿線沿いにも行ってみたいなと。
◆燃34:ああ、懐かしいねえ。トートバッグに一杯になるくらい古本買ってくるんだよな。
★燃24:え? 今は行っていないんですか。
◆燃34:んー、半年に一回くらい。後は、たまに仕事帰りに夜の神保町に行ったりはするけれど。
★燃24:少なっ。それじゃあ休みの日はなにやってるんですか。
◆燃34:あー、まあ、色々。
★燃24:色々って?
◆燃34:例えば、コンサートとかライブに行くのって信じられないでしょ?
★燃24:ええ、そうですね。休みが不定期だから行けるか分からないし、そこに前々から何千円ものお金をかけてチケットを買うっていうのは。ライブ盤のCDやDVDも出ているわけですし。
◆燃34:そうなんだよ。俺もそう思っていた。でも、2〜3年すると最低でも月に1回はライブやコンサートを聴きに行くようになる。
★燃24:それ、どういうきっかけだったんですか?
◆燃34:どうしてもライブで歌を聴きたいと思う人が現れるんだ。
★燃24:なんか、不思議な感じ。でもちょっとわくわくしますね。
◆燃34:そこから、音楽については色々と世界が広がるよ。今はテクノとか電子音楽を聴いていると思うけれど、もっとたくさんの音楽を知るようになる。


●サッカーの話

◆燃34:後は、2002年ってなにがあったっけ?
★燃24:もうすぐワールドカップです。
◆燃34:おお、そうだ。トルシエジャパン。
★燃24:スタジアムには行かないけれど、テレビ中継は楽しみにしています。
◆燃34:スタジアムには見に行ったことないんだっけ。
★燃24:国立にJリーグを見に行ったことありますよ。
◆燃34:ああ。2000年だっけ。
★燃24:柏が優勝できるかもしれないという試合です。鹿島戦。引き分けで優勝を逃しちゃったけれど。
◆燃34:君の年でいう来年、2003年ね、再び国立競技場に行くよ。
★燃24:へえ、なんの試合を見に行くんですか?
◆燃34:詳しくは秘密だけれど、代表戦。
★燃24:楽しみ。トルシエ監督の次の代表ですね。
◆燃34:んー、ちょっと違うんだよね。
★燃24:え、じゃあトルシエがそのまま監督を続けるんですか? それはちょっと抵抗あるなあ。
◆燃34:いや、そういうことじゃないんだよ。
★燃24:どういうことですか?
◆燃34:まあ、秘密なんだけれどね。でもその試合で、君の、ということは俺の、サッカーへの興味が変わる。そしてそれが、去年、2011年に「そういえば燃朗さんは」と言われる出来事につながる(*)
★燃24:謎の多い話だなあ。まあ、サッカーには注目していきます。2002年も楽しみだけれど、その次の2006年も、シドニー五輪やアテネ五輪の若いの世代が加わってくるだろうし。
◆燃34:ああ、2006年、ね。ねー。
★燃24:急に歯切れが悪くなっちゃった。
◆燃34:いや、サッカーの、特に代表には様々な感情を抱くだろうが、どうか見捨てないでやってくれ。
★燃24:怖いこと言わないでくださいよ。サッカーはずっと好きだと思います。Jリーグ開幕から見ているし。
*ちなみに2003年に見に行った試合は、女子W杯出場をかけたサッカー女子日本代表(当時はまだなでしこジャパンの呼び名もなかった)のプレーオフです。そのレポートはこちら


●性格の変化について

★燃24:でも、なんだか楽しそうですね。10年後の自分。
◆燃34:そう? そりゃ良かった。まあ、10年前って、ちょっととんがっていて、自分一人で生きていけると思ってた記憶があるけれど、そんなことない?
★燃24:んー、ちょっとだけ。仕事の人間関係はあまりうまくないし、友だちって呼べる人もほとんどいないし。
◆燃34:無理に群れる必要はないよ。今の俺も群れるのは嫌だし。でも、徐々に信頼できる人とか、面白い人に会えるようになってくる。昔は相当人見知りだったけれど、30歳になるくらいからそれが徐々になくなってきた。
★燃24:なにかきっかけがあったんですか?
◆燃34:ぐずぐずしている時間もそんなにないし、チャンスを逃すのはもったいないな、とは思うようになった。話してみたい人が目の前にいれば、遠慮してないであいさつくらいはしたらいいと思うようになった。
★燃24:でも、あまり知らない人に熱っぽく語るのって、迷惑な気がしません?
◆燃34:そこは考えるよ。でも気にしすぎないで、迷惑にならないように声をかけるようにしている。
★燃24:そういうふうになるんですねえ。
◆燃34:今思い返しても、そういうふうになったんだなあという感慨はあるよ。


●25の僕が気になること

★燃24:あ、最後にもうひとつ聞きたいことが。
◆燃34:ん?
★燃24:●▲◆●★さんのことなんですけれど。
◆燃34:ああ。んー。ねえ。
★燃24:なんですかその反応。
◆燃34:えー、良いこともある、あんまり良くないこともある。でも全体としてみれば良いことの方が多い。
★燃24:漠然とした占いみたいですね。
◆燃34:一言では言えないよ。とりあえず、その時自分が一番望む方に進んでみ。それくらいだな。
★燃24:はあ。


●それにしても不思議です

★燃24:でも、不思議じゃないですか?
◆燃34:なにが?
★燃24:2012年っていったって、まだタイムマシーンは発明されていないんでしょ。それなのに、僕らが会っているなんて。
◆燃34:ああ、たしかに。
★燃24:それに、SF小説は随分読んでいるでしょう。過去や未来の自分と会うなんて、タイムトラベルもののタブーの最たるものじゃないですか?
◆燃34:でもほら、『ドラえもん』の「ドラえもんだらけ」って話は、最後にはドラえもんが五人になるし。
★燃24:いやいや。それ全然答えになっていないですよ。
◆燃34:ははあ、とするとあれか。
★燃24:なんですか?
◆燃34:タイムトラベルができる時代だよ。
★燃24:だから、2012年もできないんでしょ。
◆燃34:だから、できる時代から来た人がいるんだ。その人なら2002年の君を2012年の俺のところに連れてこられる。そして、そんなことをする人はひとりしかいない。
★燃24:それって、未来の……
●燃124:そこまでじゃー! みなまで言うな!
◆燃34★燃24:あ、あなたはひょっとして!?
●燃124:しかし、さすが若い頃のわしら。なかなかいいところつくではないか。
★燃24:あなたは、未来の僕なんですか?
●燃124:いかにも。2102年からやってきた木の葉燃朗じゃ。今はペンネームを木の葉燃翁に変えとるがな。
◆燃34:待てじいさん。いくらなんでもそりゃないだろう。2102年つったら俺124歳じゃねえか。
●燃124:医学が進歩したからな。100歳以上で現役なんて普通じゃよ。ひのはら先生なんか、200歳超えても元気にお医者さんやっとるぞ。
★燃24:でも、そんなに寿命が延びたら、人口増で地球に住むところがないんじゃ。
●燃124:おー懐かしい。あったのうそんな説。今は月と火星にも移住が進んどるし、コロニーも二つ目ができた。若いのはどんどん宇宙へ出とる。わしゃいまだに日本すら出たことないがの。
◆燃34:100歳過ぎても旅行嫌いは変わらねえのか。
★燃24:で、その100歳の僕が、なにをしているんですか。
●燃124:うむ。さすがに今も、今というのは2100年代だが、時間旅行はできん。ただ、人間の脳の研究はだいぶ進んでの。正確に昔の記憶をデータ化して、人工頭脳を作ることくらいは誰でもできるようになったんじゃ。つまりお前さんたちは、本物の木の葉燃朗ではなく、2002年と2012年の記憶を元に作られた人工頭脳というわけさ。それを会話させてみたということじゃよ。
◆燃34:なるほど。でもいったい、なんでそんなことを?
●燃124:それはな、2102年の、木の葉燃朗とwebサイト100周年を祝う企画じゃ!
★燃24:ま、
◆燃34:まだやってんのかよ!
★燃24:だいたい、インターネットがまだあるんですか。
●燃124:あるある。今はネットワークの中で、自分の分身を動かす方式がほとんどじゃが、文字だけや平面映像だけのクラシックなスタイルのサービスも残っとる。
◆燃34:最先端なのに、なんか古っ。
★燃24:たぶん、僕らの時代の未来の電脳空間そっくりだからですよ。
◆燃34:そうだ、いつしか忘れられた「セカ●ドラ●フ」みたいだからだ。
★燃24:なんですかそれ?
◆燃34:あ、2002年にはまだなかったっけ。
●燃124:いやしかし、懐かしい話が色々聞けておもしろかったぞ。これはサイトでもウケるかもしれんの。今2000年代はじめがブームじゃし。
★燃24:◆燃34:ブーム!
●燃124:そう。えーけーびーの昔の映像の人気なんてすごいぞ。リバイバルして。
★燃24:それ、なんですか?
◆燃34:そうか2002年にはまだないか。おにゃんこみたいなアイドル。2012年には人気になってる。
★燃24:うぞ! そんなの出てくるの? もーむすより人気?
◆燃34:途中で追い抜いたような感じ。
●燃124:ま、ともあれ、いいネタになった。さっそくブログを書こうかの。
◆燃34:まだブログなんだ。
★燃24:ブログってなんですか?
◆燃34:そうか2002年はブログもまだ知られていないんだ。
●燃124:今もブ…はが使★生需品みゃ。
★燃24:れ、な▲か声が聞きい。
◆燃34:けじくて、周…風景もとどころ剥げて%たぞ。
●燃124:そろそ※会話のプロ▼ラムを切る◎のふたり…も、元気での!
★燃24:あれれれれ????
◆燃34:ひえええええ!!!!!


●まさかの結末が

◆燃34:あ、あー、あ”ー! 足つった! 両足いっぺんにつった! いで、いでででで! あ、あれ? 夢? まさかの夢オチ!? いいの? 我ながらいいの?
かびら:いいんです!
◆燃34:だれだー!


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